JP2005153015A - レーザ溶接による容器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の部材の重合部を密着状態に維持しつつ適切にレーザ溶接を行い、金属製容器を製造する。
【解決手段】 金属製容器を構成する複数の部材10及び20を重合する。開口部11及び21周りの環状の重合部の外側から開口部の中心に向かって、重合部の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材30によって、重合部の略全周に亘り中心方向に押圧し、重合部を密着状態に維持しつつ、重合部をレーザ溶接して複数の部材を一体的に接合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ溶接による容器の製造方法に関し、特に、排気消音器の外筒等の製造に好適なレーザ溶接による容器の製造方法に係る。
レーザ溶接によって金属製部材を接合して容器を製造する方法として、種々の方法が知られており、製造対象の容器の種類も多岐に亘っている。例えば、車両に搭載される排気消音器の製造においても、従来の巻締め加工(カーリング形式のシーミング)に比べ、接合スピードの向上、排気消音器の気密性確保、カーリング部廃止による材料費の低減等の利点が考慮され、レーザ溶接が利用されている。例えば、下記の特許文献1には、外筒部材と端板又は外筒部材と隔壁板の接合面に多孔性板の接合面を重合せしめ、この重合部をレーザ溶接にて一体に結合する排気消音器が提案されている。
また、下記の特許文献2には、ガスタービン用燃焼器の燃焼筒と燃焼リングをレーザ溶接にて接合する場合、接合面をばらつきのないすきまを保持して密着させ、容易に且つ確実にレーザ溶接ができるようにすることを目的とした溶接装置が提案されている。即ち、同特許文献2には、燃焼筒内面に挿入された冷却リングを内側から支える複数個の断面円弧状の当板と、この当板をそれぞれ燃焼筒の半径方向に支える支柱と、この支柱を楔を介して支持し燃焼筒の軸心に置かれた心棒とよりなり、この楔を打ち込むことにより冷却リングと燃焼筒とを強固に密着させ、この密着部に外側よりレーザビームを照射して溶接する旨記載されている。
一方、製造対象として、上記の排気消音器等に比べるとかなり小型となるが、レーザ溶接による容器という点に着目すると、例えば下記の特許文献3に記載のような電池容器がある。同特許文献3では、電池容器と金属封口蓋との接合部を精度よく溶接可能にすることを目的として、容器の内径を金属蓋の外径より若干小にした電池が提案されている。そして、電池容器の開口部に金属蓋が圧入嵌合されるため、両者の接合部の密着性が高められること及び接合面が若干傾斜することにより接合部上方よりレーザ光を照射した場合、レーザ光が電池容器内に侵入するのが抑制されると記載されている。
同様に、筒型電池の製造法に関し、下記の特許文献4には、電池缶をプレスでもってダイス中に加圧状態で通過させ、径大部の外径を電池缶の他の部分の外径と等しくなるように成型加工することとし、これによってL字状の金属リングは電池缶の径大部ならびに成型用のパンチによって内側方向への締め付け力で強固に固定される旨記載されている。更に、L字状の金属リングは電池缶の開口部が当接する先端部はレーザ溶接法で溶接されると記載されている。
更に、下記の特許文献5には、密閉型コンプレッサの製造方法に関し、シェルを構成する一部要素と他の要素のうちの一方の開口部の広さを、他方の開口部の挿入の自動化を容易とさせる広さにしておいて、他方の開口部の挿入後に一方の開口部を外周側から絞ることにより重合部の隙間を狭くする旨記載されている。
特許第3145314号公報 特開昭59−130694号公報 実開昭59−192261号公報 特開平3−84850号公報 特開平11−257229号公報
ところで、レーザ溶接は、MIG溶接やTIG溶接等の他の溶接法に比べ、溶接速度を速くすることができ、また溶接スパッタが発生しにくい等のメリットがある反面、MIG溶接やTIG溶接では溶接対象間(複数の被溶接部材の間)の間隙が1.2mm程度であっても溶接可能であるのに対し、レーザ溶接では溶接対象間の間隙が0.3mmを超えると溶接不良が発生しやすいことから、溶接対象間を密着させることが要求される。
前掲の特許文献3には、電池容器の開口部に金属蓋が圧入嵌合されると記載されており、溶接対象間の密着性が考慮されていると思われる。しかし、単品状態における容器及び蓋の断面径寸法が不均一であったり、両者が異形状になると、圧入できない場合や、蓋と容器とが傾斜状態で圧入されて、断面全周に亘って密着されない場合が生じ得る。このため、単品状態における容器及び蓋の断面径寸法や断面形状の精度を高くする必要があり、容器及び蓋に対し扱き加工等の寸法精度を向上させるための別加工が必要となる。
これに対し、前掲の特許文献4においては、電池缶をダイス中に加圧状態で通過させ、径大部の外径を電池缶の他の部分の外径と等しくなるように成型加工することとしているので、密着性の向上が期待される。しかし、特許文献4に記載の方法では、ダイスの通過後はスプリングバック作用により電池缶(筒体)の径が若干拡がってしまい、電池缶と金属リングの間隙を0.3mm以下の密着状態に維持することは困難である。同様に、特許文献5に記載の方法においても、重合部の隙間を狭くした後に、スプリングバック作用により重合部が拡がるので、重合部の隙間を0.3mm以下の密着状態に維持することは困難である。
一方、前掲の特許文献2においては、燃焼筒内面に挿入された冷却リングを内側から支える当板と、この当板をそれぞれ燃焼筒の半径方向に支える支柱と、この支柱を楔を介して支持する心棒を配置しなければならない。従って、前述の排気消音器のように筒体内に予めパイプ、隔壁等が設けられている場合には、筒体の内側に当板、支柱、心棒等を配置することはできず、複数の筒体を全周に亘って均一に密着させることはできない。仮に、特許文献2の方法を応用し、当板及び支柱に相当する押圧部材を筒体の外部に配置し、複数の筒体の重合部を筒体の外側から押圧して密着させるとしても、筒体の被溶接部が当板で覆われてしまい、筒体の外側からは溶接できないことになる。これに対し、筒体の内側から溶接するには、筒体内に溶接機を配置しなければならなくなるので、前述のように、筒体内にパイプ、隔壁等が設けられた排気消音器等には適用することはできない。
そこで、本発明は、金属製容器を構成する複数の部材を重合し、この重合部をレーザ溶接して容器を製造する方法において、重合部を密着状態に維持しつつ適切にレーザ溶接を行い得るレーザ溶接による容器の製造方法を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、請求項1に記載のように、開口部を有する少なくとも一つの部材を含み金属製容器を構成する複数の部材を重合して、前記開口部周りに環状の重合部を形成し、該重合部をレーザ溶接して容器を形成するレーザ溶接による容器の製造方法において、前記重合部の外側から前記開口部の中心に向かって、前記重合部の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材によって、前記重合部の略全周に亘り中心方向に押圧し、前記重合部を密着状態に維持しつつ、前記重合部をレーザ溶接して前記複数の部材を一体的に接合することとしたものである。尚、前記重合部の目標断面形状は、円形、楕円形、長円形、三角形や四角形の多角形等、任意であり、前記押圧部材は、何れの断面形状の重合部に対しても略全周に亘り中心方向に押圧し、重合部を密着状態に維持し得る。
前記押圧部材は、請求項2に記載のように、複数のセグメントを備えたものとし、該複数のセグメントによって、前記重合部の目標断面形状と実質的に相似形の断面形状の内側空間を構成するとよい。更に、請求項3に記載のように、前記重合部の目標断面形状が、略平面部と曲面部を周方向に交互に有する場合には、前記複数のセグメントが前記略平面部のみを中心方向に直接押圧するように構成するとよい。
前記請求項1乃至3の何れかに記載の製造方法において、請求項4に記載のように、前記複数の部材のうちの前記重合部の最外側を構成する部材の、本体部から開口部に向かって、小断面部から大断面部に至る環状段差を形成し、前記押圧部材の内側空間の断面積を、前記小断面部の断面積より大で前記大断面部の断面積より小に設定し、前記押圧部材を前記小断面部から前記大断面部に向かって相対的に平行移動させて、少なくとも前記大断面部を中心方向に押圧することとするとよい。
前記請求項2又は3に記載の製造方法において、請求項5に記載のように、前記複数のセグメントの各々を、前記重合部の中心に向かって駆動して前記重合部を押圧することとしてもよい。
更に、上記の製造方法において、請求項6に記載のように、一対の前記押圧部材によって、前記重合部のレーザ溶接部を中心に軸方向の両側を押圧した状態で、前記重合部をレーザ溶接することとしてもよい。また、請求項7に記載のように、前記複数の部材が一対の有底筒体から成り、夫々の開口部を重合して重合部をレーザ溶接することとしてもよい。そして、請求項8に記載のように、前記複数の部材が、有底筒体と、該有底筒体の開口部を閉塞する端板から成り、当該有底筒体の開口部に前記端板を重合して重合部をレーザ溶接することとしてもよい。
また、本発明は、請求項9に記載のように、所定距離を隔てて並設した少なくとも一対の端板の外周に金属板を巻回し、該金属板の巻回後の側端面を衝合又は重合して筒体を形成し、該筒体の前記金属板衝合部又は重合部をレーザ溶接した後、前記筒体の外側から前記筒体の中心に向かって、前記筒体の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材によって、前記筒体の略全周に亘り中心方向に押圧し、前記筒体と前記端板を密着状態に維持しつつ、前記筒体と前記端板との重合部をレーザ溶接して前記筒体と前記端板を一体的に接合することとしてもよい。
前記請求項9に記載の製造方法において、請求項10に記載のように、前記押圧部材が複数のセグメントを備えたものとし、該複数のセグメントによって、前記重合部の目標断面形状と実質的に相似形の断面形状の内側空間を構成するとよい。請求項11に記載のように、前記重合部の目標断面形状が、略平面部と曲面部を周方向に交互に有する場合には、前記複数のセグメントが前記略平面部のみを中心方向に押圧するように構成するとよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載のレーザ溶接による容器の製造方法によれば、複数の部材の重合部の外側から開口部の中心に向かって、重合部の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材によって、重合部の略全周に亘り中心方向に押圧し、重合部を密着状態に維持しつつ、重合部をレーザ溶接して複数の部材を一体的に接合するように構成されているので、重合部を密着状態に維持しつつ適切にレーザ溶接を行うことができる。特に、複数の部材を重合する前に一つの部材内に内蔵物が収容されている場合にも、確実に密着状態に維持することができる。また、各部材の精度が均一でない場合でも、確実に密着状態に維持することができ、安定したレーザ溶接を行なうことができる。
特に、請求項4に記載のように構成すれば、複数の部材に対し押圧部材を相対的に平行移動させることによって、容易且つ確実に、重合部を密着状態に維持した状態で、安定したレーザ溶接を行なうことができる。
そして、請求項2又は5に記載のように、押圧部材を複数のセグメントを備えたものとすれば、良好な作業性を確保することができ、容易且つ確実に、重合部を密着状態に維持することができる。更に、請求項3に記載のように、略平面部と曲面部を周方向に交互に有する目標断面形状の重合部に対しては、複数のセグメントが略平面部のみを中心方向に押圧するように構成すれば、多角形断面の重合部も確実に密着状態に維持することができる。
更に、請求項6に記載のように構成すれば、一層安定した状態でレーザ溶接を行なうことができる。また、請求項7又は請求項8に記載のように構成すれば、複数の部材が一対の有底筒体から成るものや、有底筒体とその開口部を閉塞する端板から成るものに対しても、重合部を密着状態に維持しつつ適切にレーザ溶接を行うことができるので、排気消音器等に容易に適用することができる。
また、請求項9に記載のレーザ溶接による容器の製造方法によれば、所定距離を隔てて並設した少なくとも一対の端板の外周に金属板を巻回し、金属板の巻回後の側端面を衝合又は重合して筒体を形成し、金属板衝合部又は重合部をレーザ溶接すると共に、筒体の外側から筒体の中心に向かって、筒体の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材によって、筒体の略全周に亘り中心方向に押圧するように構成されているので、消音器の外筒が長尺あるいは大径である場合にも、重合部を密着状態に維持しつつ適切にレーザ溶接を行うことができる。特に、排気消音器が多角形断面や、楕円等の複数の曲率からなる円弧断面を有する場合に有効である。
そして、請求項10に記載のように、押圧部材を複数のセグメントを備えたものとすれば、良好な作業性を確保することができ、容易且つ確実に、重合部を密着状態に維持することができ、更に請求項11に記載のように構成すれば、多角形断面の重合部も確実に密着状態に維持することができる。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1乃至図3は本発明のレーザ溶接による容器の製造方法における一実施形態に関し、一対の有底筒体(以下、単に筒体という)10及び20から成る金属製容器の製造状況を示すもので、本実施形態の筒体10及び20は円形断面を有する。図1に示すように、筒体10及び20は、夫々の開口部11及び21が重合されるように構成され、筒体10が、重合部の最外側を構成する部材に相当し、本体部(10a)から開口部11に向かって、小断面部10aから大断面部10bに至る環状段差12が形成されている。これに対し、本実施形態の筒体20は、筒体10の小断面部10aと略同径の円筒状に形成されており、段差は形成されていない。而して、筒体20は、その開口部21が筒体10の開口部11に干渉することなく容易に収容される。尚、予め一対の同一形状の筒体を形成しておき、一方の筒体の開口部のみを拡径することによって段差12を形成することとしてもよく、これにより被加工対象部品の共通化が可能となる。
これらの筒体10及び20は、例えばSUS432T、SUS409等のステンレス材によって板厚1mmの一層に形成され、あるいは板厚0.5mmで2層に形成される。筒体10及び20の成形方法としては、例えば金属製の平板をパンチとダイスを用いた周知のプレス加工やスピニング加工等による深絞り成形を採用することができ、筒体10の段差12もプレス加工等によって容易に形成できる。尚、筒体10及び20の断面形状は、円形に限らず、楕円形、長円形、三角形(図19に一例を示す)や四角形(図22に一例を示す)の多角形等、任意である。また、径や深さも任意である。
一方、加工器具については、上記筒体10及び20の重合部の目標断面形状と相似形の断面形状(最終密着時における重合部の断面外周形状で、例えば円形断面)の内側空間を構成する押圧部材30が用意される。本実施形態の押圧部材30は、図1に断面を示すように環状に形成されたダイスで、その内側空間の断面積は、筒体10の小断面部10aの断面積より大で、大断面部10bの断面積より小に設定されている。
而して、筒体10及び20を図1に示すように開口部11及び21が重合するように配置し、押圧部材30を筒体10の小断面部10aから大断面部10bに向かって、筒体10の軸と略平行に平行移動させれば(あるいは、筒体10及び20を押圧部材30に向かって平行移動させれば)、大断面部10bが中心方向に押圧される。この結果、筒体10の大断面部10bが全周に亘って中心方向に押圧され、縮径を伴って変形(塑性変形もしくは弾性変形)し、筒体10及び20の重合部が密着状態となる。この場合において、大断面部10bのみならず筒体20も縮径を伴って変形されても構わない。尚、開口部11及び21が重合するように配置することは、接触、非接触を問わずラップさせることを意味し、従って、開口部11及び21の一方を他方に圧入することとしてもよい。また、この場合の密着状態とは、重合部の全周の何れの位置においても、筒体10と筒体20との間の間隙が0.3mm以下である状態をいう。
そして、筒体10及び20の重合部を上記の密着状態に維持しつつ、レーザ溶接機40が駆動され、押圧部材30による押圧部に対し可能な限り近傍位置、例えば押圧部材30から約1mm離隔した位置にレーザ光LBが照射され、重合部が全周に亘って溶接される。このように、押圧部材30の僅か1mm横での溶接が可能であるが、これは、溶接ビーム径及び溶接部径の何れも細く安定しているレーザ溶接であるからであり、通常のTIG/MIG溶接ではこれほど接近した状態で溶接することは不可能である。つまり、上記の押圧とレーザ溶接との組み合わせよって、略押圧部とも言い得る押圧部に近接した位置で溶接することが可能となり、従って、溶接精度及び溶接信頼性が著しく向上することとなる。尚、レーザ溶接機40としては、CO2レーザ、YAGレーザ等を用いたものが好ましいが、アーク溶接であるTIGとYAGレーザを組み合わせたTIG−YAGハイブリットレーザを用いることとしてもよい。
上記の筒体10及び20に対して押圧部材30を配置する工程(S)と、筒体10及び20の重合部を密着状態に維持しつつ、レーザ光LBを重合部に対して垂直方向から照射して溶接する工程(W)を図2に示す。また、図3の右側に、筒体10及び20の重合部に対して斜め方向からレーザ光LBを照射して溶接する工程(W)を示すように、隅肉溶接を行うこととしてもよい。尚、筒体10及び20、そして溶接後の容器が長尺である場合には、筒体10及び20の配置時や溶接後の容器の取り出し時の移動量が大きくなり作業性が損なわれる。この場合には、図示は省略するが、押圧部材30を筒体10及び20の軸心を含む平面で2分割したものとし、押圧部材30を分割して配置及び取り出しを行うこととすれば、良好な作業性を確保することができる。
図4乃至図7は本発明の他の実施形態を示すもので、筒体10及び20は前述の実施形態と同様である。本実施形態においては、図4及び図5に示すように、複数のセグメント(各セグメントを代表して50で示す)から成る押圧部材が用いられる。これらのセグメント50は、テーパ面の外周面を有すると共に円筒状の中空部を有する環状体を、その軸を含む平面で複数個(本実施形態では8個)に分割したものである。換言すれば、これらのセグメント50が、図5に示すように環状に配置され、後述する縮径後の内側空間の断面積が、筒体10の小断面部10aの断面積より大で、大断面部10bの断面積より小となるように設定されており、最終的に、筒体10及び20の重合部の目標断面形状と実質的に相似形の断面形状(最終密着時における重合部の断面外周形状と実質的に同じで、例えば円形断面)の内側空間が構成される。更に、各セグメント50間には、図5に示すようにバネ(代表して51で示す)が配設されており、各セグメント50が拡径方向に付勢されている。尚、バネ51を設けることなく、型側面同士が密着するように構成してもよい。また、セグメント50の個数は8個に限定されるものではなく3個以上であればよい。
一方、セグメント50の外側には、セグメント50のテーパ面と摺接するテーパ面を有する環状のガイド体60が配置される。而して、図6の配置工程(S)に示すように、シリンダ等のアクチュエータACによってガイド体60を筒体10の軸方向(図6の左矢印方向)に相対的に移動させると、テーパ面に沿ってセグメント50が筒体10及び20の中心方向に移動し、大断面部10bが中心方向に押圧され、この結果、筒体10の大断面部10bが全周に亘って中心方向に押圧され、縮径を伴って変形(塑性変形もしくは弾性変形)し、筒体10及び20の重合部が密着状態となる。即ち、複数のセグメント50の各々が、重合部の中心に向かって駆動されて重合部を押圧することとなる。この場合において、大断面部10bのみならず筒体20も縮径を伴って変形されても構わない。
そして、筒体10及び20の重合部を上記の密着状態に維持しつつ、例えばガイド体60から約1mm離隔した位置にレーザ光LBが照射され、重合部が全周に亘って溶接される。尚、上記の筒体10及び20に対してセグメント50及びガイド体60を配置する工程(S)と、筒体10及び20の重合部を密着状態に維持しつつ、重合部に対して垂直方向からレーザ光LBを照射して溶接する工程(W)を図6に示し、筒体10及び20の重合部に対して斜め方向からレーザ光LBを照射して隅肉溶接を行う工程(W)を図7に示す。而して、本実施形態によっても、前述の実施形態と同様、重合部が常に密着し、筒体10と筒体20との間の間隙が0.3mm以下の状態に維持されてレーザ溶接されるため、溶接不良のない安定したレーザ溶接を行うことができる。尚、筒体10及び20、そして溶接後の容器が長尺である場合には、図示は省略するが、ガイド体60を筒体10及び20の軸心を含む平面で2分割したものとし、それにあわせてセグメント50を2つのグループに分け、ガイド体60及びセグメント50を分割して配置及び取り出しを行うこととすれば、良好な作業性を確保することができる。
図8乃至図10は本発明の更に他の実施形態を示すもので、筒体10及び20は前述の実施形態と同様である。本実施形態においては、図8及び図9に示すように、複数のセグメント(本実施形態では4個で、各セグメントを代表して70で示す)から成る押圧部材が用いられる。これらのセグメント70は、図9に示すように環状に配置され、縮径後の内側空間の断面積が、筒体10の小断面部10aの断面積より大で、大断面部10bの断面積より小となるように設定されており、最終的に、筒体10及び20の重合部の目標断面形状と実質的に相似形の断面形状(最終密着時における重合部の断面外周形状と実質的に同じで、例えば円形断面)の内側空間が構成される。セグメント70の個数は4個に限定されるものではなく3個以上であればよい。
本実施形態では各セグメント70には、これらを筒体10の中心方向へ進退可能にするシリンダCYが接続されており、各シリンダCYを駆動させて各セグメント70を筒体10の中心方向に移動させると、筒体10及び20の中心方向に移動し、大断面部10bが中心方向に押圧され、この結果、筒体10の大断面部10bが全周に亘って中心方向に押圧され、縮径を伴って変形(塑性変形もしくは弾性変形)し、筒体10及び20の重合部が密着状態となる。即ち、複数のセグメント70の各々が、重合部の中心に向かって駆動されて重合部を押圧することとなる。この場合において、大断面部10bのみならず筒体20も縮径を伴って変形されても構わない。
そして、筒体10及び20の重合部を上記の密着状態に維持しつつ、例えば図10の溶接工程(W)に示すように、筒体10及び20の重合部に対して斜め方向からレーザ光LBが照射され、全周に亘って重合部の隅肉溶接が行われる。而して、本実施形態によっても、前述の実施形態と同様、重合部が常に密着し、筒体10と筒体20との間の間隙が0.3mm以下の状態に維持されてレーザ溶接されるため、溶接不良のない安定したレーザ溶接を行うことができる。
図11は、一対の押圧部材31及び32を用いて筒体10及び20の重合部を全周に亘って中心方向に押圧した状態で、重合部をレーザ溶接することしたものである。これによれば、図1乃至図3の実施形態に比べ、更に重合部の密着性が高まるので、一層安定したレーザ溶接を行なうことができる。尚、図示は省略するが、図4乃至図7の実施形態及び図8乃至図10の実施形態に対しても、第2のセグメント(図示せず)を用いて、上記と同様に筒体10及び20の重合部を全周に亘って中心方向に押圧することとしてもよい。
図12は、筒体10及び20の重合部の外周面が筒体10及び20の本体部と略面一となるように、開口部13及び23(重合部)をレーザ溶接して製造した容器を示すものである。このような容器は、前述の押圧部材やセグメントの押圧力や押圧量を適宜設定し、あるいは前述の押圧部材やセグメントの径を適宜設定して重合部を押圧することによって、段差が生じないように調整して製造することができる。
図13は、上記の実施形態に係る容器の製造方法を、内蔵物を有する排気消音器MFの外筒の製造に適用した例を示すもので、前述の筒体10及び20によって外筒が形成されている。尚、この排気消音器MFの製造方法を説明すると、先ず、隔壁SPにインレットパイプIP及びアウトレットパイプOPを挿通し周知のカシメ接合により一本化してサブアッセンブリとする。次に、このサブアッセンブリを筒体10の開口部11から挿入し、インレットパイプIPの先端部を筒体10の底部に貫入し、隔壁SPと筒体10とをスポット溶接で固着する。そして、筒体20の開口部21を筒体10の開口部11に対向配置して挿入し、アウトレットパイプOPの先端部を筒体20の底部に貫入する。この後、前述の実施形態のように押圧部材又はセグメントを用いて重合部を密着状態とし、押圧部近傍にレーザ光を照射して溶接し一体的に接合する。これにより、気密性及び生産性に優れる排気消音器が得られる。尚、開口部11及び21の重合部と隔壁SPとの位置を一致させて溶接することとしてもよい。つまり、3つの部材を同時に溶接することとしてもよい。
図14乃至図16は本発明の別の実施形態に係り、筒体100の一方の開口部に、排気浄化部EXの(触媒担体を収容保持する)筒体210を接続し、筒体100の他方の開口部に端板220を接続して閉塞する排気浄化装置に適用したものである。筒体100と排気浄化部EXの筒体210との接続部、及び筒体100と端板220の接続部における重合部の押圧(密着)及びレーザ溶接は、図14に示すように、セグメント500の長手方向内面に2箇所の押圧部510及び520を設け、その外面に長尺のガイド体600を配置することによって、前述の図4乃至図7の実施形態におけるセグメント50及びガイド体60による密着状態と同様の状態とすることができる。而して、このセグメント500によれば、2箇所の重合部を一工程で同時に密着させることができる。
特に、図14に示す筒体100と端板220の接合状況、及び図15に示す筒体100の開口部101と端板220のフランジ部221とのレーザ溶接状況は、有底筒体の開口部に対し、これを閉塞する端板を重合し、その重合部をレーザ溶接する容器の製造方法の一態様を示している。このようにして製造された排気浄化装置の一例を図16に示す。尚、本実施形態では、端板220を筒体100の開口部に挿入嵌合することとしているのに対し、図示は省略するが、逆に筒体100の開口部を端板220(のフランジ部)に挿入する構成してもよい。
図17乃至図19は、上記図14乃至図16において両端が閉塞される筒体100の本体部(一般部)の断面形状の例である。即ち、図17に示すように金属性の板材を略円断面に曲げ、突き合わせ部を溶接やカシメ加工等により接合したもの(110)、図18に示すように板材を複数巻回して接合したもの(120)、図19に示すように板材を略三角形断面に形成したもの(130)等を用いることができる。また、重合部の形状も任意であり、重合部の形状に応じて、押圧部材(ダイス)及びセグメントの形状を適宜設定すればよい。
図20及び図21は、被溶接物(筒体10及び20)をレーザ溶接機40に対して、3次元的に移動及び回転自在に支持する溶接位置決め装置(ポジショナ)90を用いて、前述の方法で容器を製造する実施形態を示すものである。先ず、開口部にフランジ部が形成された筒体10をクランプ部材91(セグメント兼用)及び受け部材92間に配置する。次に、筒体20の開口部を筒体10の開口部に挿入し、シリンダCYを駆動して、押さえ部材80とポジショナ90との間で両筒体を筒体の軸方向に挟持する。次に、アクチュエータ(シリンダ)ACを駆動しガイド体60を移動させると、クランプ部材91が筒体10の中心方向に移動し、重合部が全周に亘って筒体10の中心方向に押圧され、縮径を伴って変形し、重合部は全周に亘って密着状態となる。このとき、一方(図の左側)の筒体の軸方向一般外面が、クランプ部材91によって外方から締め付けられ径方向に強固に保持される。次に、クランプ部材91、受け部材92、アクチュエータAC及びガイド体60を一体的に筒体10の軸を回転軸として回転させ、筒体10及び20全体を回転させる。そして、レーザ溶接機40からレーザ光を重合部の押圧部位の近傍に照射して筒体10及び20を接合する。
図21の下方に示すように、更に、ポジショナ90の回転軸に対して直交する回転軸を中心に回転可能とすれば、ロボット装置によるレーザ溶接機40の駆動と相俟って、一層効率的に溶接作業を行うことができる。また、図示は省略するが、クランプ部材91とセグメントを分離して各々にガイド体60を設けて移動させてもよい。更に、筒体10及び20とポジショナ90を回転しないように固定し、レーザ溶接機40を筒体10及び20の周りに回転させて溶接することとしてもよく、要は、筒体10及び20とレーザ溶接機40とは相対的に回転させればよい。尚、図示は省略するが、テンション方式(重合部外周にバンドを巻き締めして密着させる方法)によって重合部の密着状態を確保することとしてもよい。
図22は、本発明の更に別の実施形態に係り、筒体10及び20の重合部の目標断面形状が、略平面部と曲面部を周方向に交互に有する略四角断面であるときの容器の製造方法を示す。このように筒体10及び20の重合部の断面形状が多角形で、略平面部10p及び20p(断面四角形の場合には四箇所の一般面)と曲面部10c及び20c(断面四角形の場合には四箇所のコーナ)を周方向に交互に有する場合には、曲面部10c及び20c(コーナ)に比べて略平面部10p及び20p(一般面)の方が目標断面形状に維持され難い。これは、例えば金属製の平板をパンチとダイスを用いた周知の絞り加工によって加工する場合には、スプリングバック等の影響により略平面部10p及び20pが外側へ開いてしまい、筒体10と筒体20との間に空隙が形成されることがあるからである。尚、略平面部10p及び20pと曲面部10c及び20cは、断面の曲率半径の大小で区別でき、曲率半径が大きい断面の前者の方が、曲率半径が小さい後者より面剛性が低く、目標断面形状に維持され難い。従って、このような場合には、以下の方法によって、筒体10及び20の開口部(重合部)を密着状態に保持するとよい。
先ず、図22に示すように、一方の押圧部材300には複数のセグメント(本実施形態では310、321及び322の3個)が固着されると共に、これに対向する他方の押圧部材400にも複数のセグメント(本実施形態では410、421及び422の3個)が固着されており、これらのセグメント310等によって筒体10及び20の重合部の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間(但し、コーナは開放)が構成されている。そして、例えばシリンダCY によって押圧部材300及び400が駆動されると、これらのセグメント310等によって筒体10及び20の略平面部10p及び20pのみが中心方向に直接押圧されるように構成されている。尚、押圧部材300及び400の押圧方法としては、前述の図2、図6及び図9に示した何れの方法を用いることとしてもよい。また、各押圧部材のセグメントの個数は3個に限定されるものではなく4個以上であってもよい。
この結果、図22の上下方向に配置されたセグメント310及び410によって図22の上下の略平面部10p及び20pが中心方向に押圧され、図22の左右方向に配置されたセグメント321及び322とセグメント421及び422によって図22の左右の略平面部10p及び20pが中心方向に押圧される。このように筒体10及び20の四つの略平面部が直接押圧されることにより、縮径を伴って変形(塑性変形もしくは弾性変形)し、筒体10及び20(の重合部)が全周に亘り密着状態となる。そして、筒体10及び20の重合部を密着状態に維持しつつ、前述と同様の方法でレーザ溶接が行われる。
図23乃至図25は、内蔵物を有する排気消音器の製造方法の別の実施形態を示すもので、先ず、一対の端板221及び222が所定距離を隔てて並設され、両者間に隔壁SPが配置される。そして、これらに対しインレットパイプIP及びアウトレットパイプOPが挿通され、周知のカシメ接合にて一体化されてサブアッセンブリとされる。次に、端板221及び222並びに隔壁SPに対し、例えばレーザスポット溶接により金属板MSが固定される(図23に溶接部をSWで示す)。この状態から、端板221及び222並びに隔壁SPの外周に金属板MSが巻回され、軸方向の全長に亘って、図24に示すように側端面が衝合され(衝合部CN)、あるいは図25に示すように側端部111が重合されて筒体110が形成される。そして、衝合部CNあるいは重合部111に対し、軸方向の全長に亘ってレーザ溶接され、あるいは軸方向に所定間隔毎にスポット溶接が行われる。この結果、図24又は図25に示すように筒体110が形成され、この状態で金属板MS(筒体110)と端板221及び222との重合部が前述の押圧部材により密着状態に維持されつつ、重合部に対して垂直あるいは斜め方向からレーザ光が照射され、レーザ溶接が行われる。尚、金属板MSと端板221及び222並びに隔壁SPを同時に溶接してもよい。
本実施形態によれば、消音器の外筒が長尺あるいは大径で、例えば図13に示す排気消音器MFのように製造することが困難である場合にも、容易に製造することができる。また、端板221及び222を芯金として金属板MSを巻回する段階で、金属板MS(筒体110、即ち排気消音器の外筒)と端板221及び222との重合部の隙間がある程度詰められるので、重合部の密着性が一層向上する。特に、排気消音器が図19や図22のような多角形断面や、楕円等の複数の曲率からなる円弧断面を有する場合に有効である。即ち、本実施形態によれば、前述の重合部の空隙の形成を抑えることができるだけではなく、一対の端板間の曲面部(コーナ)の位置決めが容易となる。尚、図18に示すように板材を複数巻回して接合したもの(120)、図19に示すように板材を略三角形断面に形成したもの(130)等を用いることもできる。また、金属板MSと端板221及び222並びに隔壁SPとの重合部の形状も任意であり、重合部の形状に応じて、押圧部材及びセグメントの形状を適宜設定すればよい。
而して、何れの実施形態においても、筒体の単品精度が不均一でも、重合部の間隙が0.3mm以下の状態に維持されてレーザ溶接が行われるので、溶接不良が生じにくく安定したレーザ溶接を行なうことができる。従って、気密性に優れた排気消音器を、良好な生産性を以って製造することができる。更に、本発明は、排気消音器の外筒以外に、触媒担体やディーゼルパティキュレートフィルタを内蔵する排気浄化装置の外筒や、自動車の排気系に搭載されるEGR(排気再循環)クーラの外筒や、熱交換器等の外筒やアキュムレータ等の製造に適用可能であるし、燃料電池(FC)の排気系はじめ各種補助装置の容器にも適用可能である。もちろん、自動車部品に限らず、広範な用途の容器の製造に適用可能である。
本発明の一実施形態における容器の製造方法によって、一対の有底筒体から成る金属製容器の製造状況を示す断面図である。 本発明の一実施形態における容器の製造方法によって、一対の有底筒体の重合部に対し垂直方向からレーザ光を照射して溶接する状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態における容器の製造方法によって、一対の有底筒体の重合部に対し斜め方向からレーザ光を照射して隅肉溶接を行う状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態において、一対の有底筒体の重合部に対する押圧状況を示す断面図である。 本発明の他の実施形態において、一対の有底筒体の重合部に対する密着状況を示す正断面図である。 本発明の他の実施形態における容器の製造方法によって、一対の有底筒体の重合部に対し垂直方向からレーザ光を照射して溶接する状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態における容器の製造方法によって、一対の有底筒体の重合部に対し斜め方向からレーザ光を照射して隅肉溶接を行う状態を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態において、一対の有底筒体の重合部に対する押圧状況を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態において、一対の有底筒体の重合部に対する密着状況を示す正断面図である。 本発明の更に他の実施形態における容器の製造方法によって、一対の有底筒体の重合部に対し斜め方向からレーザ光を照射して隅肉溶接を行う状態を示す断面図である。 本発明の容器の製造方法によって、一対の押圧部材を用いて一対の有底筒体の重合部を全周に亘って中心方向に押圧した状態で、重合部をレーザ溶接する実施形態を示す断面図である。 本発明の容器の製造方法によって、一対の有底筒体の重合部の外周面が本体部と略面一となるようにレーザ溶接して製造した容器を示す断面図である。 本発明の容器の製造方法を、内蔵物を有する排気消音器の外筒の製造に適用した例を示す排気消音器の断面図である。 本発明の別の実施形態に係り、筒体一方の開口部に筒体を接続し、他方の開口部に端板を接続して閉塞する排気浄化装置の製造状況を示す断面図である。 本発明の別の実施形態における筒体の開口部と端板のフランジ部とのレーザ溶接状況を示す断面図である。 本発明の別の実施形態の製造方法によって製造された排気浄化装置の一例を示す断面図である。 本発明の別の実施形態に供される両端が閉塞される筒体の本体部の断面形状の一例を示す正断面図である。 本発明の別の実施形態に供される両端が閉塞される筒体の本体部の断面形状の他の例を示す正断面図である。 本発明の別の実施形態に供される両端が閉塞される筒体の本体部の断面形状の更に他の例を示す正断面図である。 被溶接物をレーザ溶接機に対して3次元的に移動及び回転自在に支持する溶接位置決め装置を用いて、容器を製造する実施形態を示す一部断面図である。 被溶接物をレーザ溶接機に対して3次元的に移動及び回転自在に支持する溶接位置決め装置を用いて、容器を製造する実施形態に係る装置を示す斜視図である。 本発明の更に別の実施形態において、一対の有底筒体の重合部の目標断面形状が略四角断面であるときの密着状況を示す正断面図である。 本発明の容器の製造方法を、内蔵物を有する排気消音器の外筒の製造に適用した他の例の組み付け状態を示す斜視図である。 図23に示す方法により、端板並びに隔壁の外周に金属板が巻回され、軸方向の全長に亘って側端面が衝合されて筒体が形成された状態を示す側面図である。 図23に示す方法により、端板並びに隔壁の外周に金属板が巻回され、軸方向の全長に亘って側端部が重合されて筒体が形成された状態を示す側面図である。
符号の説明
10 筒体
20 筒体
11 開口部
21 開口部
30 押圧部材
40 レーザ溶接機
50 セグメント
60 ガイド体
70 セグメント
80 押さえ部材
90 溶接位置決め装置(ポジショナ)
100,110 筒体
210 筒体
220,221,222 端板
300,400 押圧部材
310,321,322 セグメント
410,421,422 セグメント
LB レーザ光
MS 金属板

Claims (11)

  1. 開口部を有する少なくとも一つの部材を含み金属製容器を構成する複数の部材を重合して、前記開口部周りに環状の重合部を形成し、該重合部をレーザ溶接して容器を形成するレーザ溶接による容器の製造方法において、前記重合部の外側から前記開口部の中心に向かって、前記重合部の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材によって、前記重合部の略全周に亘り中心方向に押圧し、前記重合部を密着状態に維持しつつ、前記重合部をレーザ溶接して前記複数の部材を一体的に接合することを特徴とするレーザ溶接による容器の製造方法。
  2. 前記押圧部材が複数のセグメントを備え、該複数のセグメントによって、前記重合部の目標断面形状と実質的に相似形の断面形状の内側空間を構成することを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  3. 前記重合部の目標断面形状が、略平面部と曲面部を周方向に交互に有し、前記複数のセグメントが前記略平面部のみを中心方向に直接押圧することを特徴とする請求項2記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  4. 前記複数の部材のうちの前記重合部の最外側を構成する部材の、本体部から開口部に向かって、小断面部から大断面部に至る環状段差を形成し、前記押圧部材の内側空間の断面積を、前記小断面部の断面積より大で前記大断面部の断面積より小に設定し、前記押圧部材を前記小断面部から前記大断面部に向かって相対的に平行移動させて、少なくとも前記大断面部を中心方向に押圧することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  5. 前記複数のセグメントの各々を、前記重合部の中心に向かって駆動して前記重合部を押圧することを特徴とする請求項2又は3に記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  6. 一対の前記押圧部材によって、前記重合部のレーザ溶接部を中心に軸方向の両側を押圧した状態で、前記重合部をレーザ溶接することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  7. 前記複数の部材が一対の有底筒体から成り、夫々の開口部を重合して重合部をレーザ溶接することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  8. 前記複数の部材が、有底筒体と、該有底筒体の開口部を閉塞する端板から成り、当該有底筒体の開口部に前記端板を重合して重合部をレーザ溶接することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  9. 所定距離を隔てて並設した少なくとも一対の端板の外周に金属板を巻回し、該金属板の巻回後の側端面を衝合又は重合して筒体を形成し、該筒体の前記金属板衝合部又は重合部をレーザ溶接した後、前記筒体の外側から前記筒体の中心に向かって、前記筒体の目標断面形状と相似形の断面形状の内側空間を構成する押圧部材によって、前記筒体の略全周に亘り中心方向に押圧し、前記筒体と前記端板を密着状態に維持しつつ、前記筒体と前記端板との重合部をレーザ溶接して前記筒体と前記端板を一体的に接合することを特徴とするレーザ溶接による容器の製造方法。
  10. 前記押圧部材が複数のセグメントを備え、該複数のセグメントによって、前記筒体の目標断面形状と実質的に相似形の断面形状の内側空間を構成することを特徴とする請求項9記載のレーザ溶接による容器の製造方法。
  11. 前記筒体の目標断面形状が、略平面部と曲面部を周方向に交互に有し、前記複数のセグメントが前記略平面部のみを中心方向に押圧することを特徴とする請求項10記載のレーザ溶接による容器の製造方法。

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