JP2006021236A - テーラードチューブの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い突合わせ精度を要することがなく、溶接欠陥が出やすい溶接の始終点を有しないテーラードチューブの製造方法を提供する。
【解決手段】 複数種類の平板1,2の端部を突合せ、始端4aから終端4bまで溶接することにより1次ブランク材Wを形成し、この1次ブランク材Wの溶接線3の始端4aと終端4bを有する部分以外の部分から2次ブランク材Wを切り出し、これを筒状に曲げて筒状体7としたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チューブの長手方向に複数の材料を繋ぎ溶接したテーラードチューブの製造方法に関する。
近年、自動車の車体あるいは部品は、より一層の軽量化を図るために、板厚、材質あるいは強度などが異なる板材の端面を相互に突合せて溶接したテーラード材が用いられている。
テーラード材には、テーラードブランクあるいはテーラードチューブがあるが、この内、テーラードチューブは、長手方向に異種類の管材を繋ぎ溶接したものである。テーラードチューブの従来の製造方法としては、例えば、下記特許文献1に開示されているものがある。この方法は、長手方向に板厚差を有する管材の端面を相互に突合せた後、突合せ部分を周方向に沿って溶接するものである。特に、この方法では、周方向溶接時に、溶接の熱履歴により溶接部が硬化すると、後にテーラードチューブを成形するときの成形性が低下する虞があることから、溶接の始点と終点(以下、これらを総称して単に「始終点」)の位置をずらし、つまり、溶接部分をオーバーラップさせ、溶接部を軟化処理している。
特開2004−9068号公報(図1、要約参照)
しかし、前記従来の製造方法では、異種類の管材、つまり、板厚の異なる2つの管材の端面相互を突合わせるときに、同軸的に配置して溶接しなければならず、管材の突合わせ部にすき間が生じたり、径方向のみでなく円周方向にも寸法のズレが発生しやすいため、溶接する際には、管材の真円度や突合せ端部の切断形状などの精度管理をしなければならない。
また、溶接の始終点の位置をずらし溶接部を軟化処理しても、周方向に沿って溶接する場合、溶接の始終点は、管材のどこかに存在することになる。溶接の始終点は、溶接が不完全になったり、穴明きが生じたり、材質がなまるなど種々の溶接の欠陥が生じやすい部分であり、周方向に沿って溶接した管材は、必然的に溶接欠陥を有するものとなり、良好なテーラードチューブを得ることができない虞がある。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたもので、高い突合わせ精度を要することがなく、溶接欠陥が出やすい溶接の始終点を有しないテーラードチューブの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るテーラードチューブの製造方法は、複数種類の平板の端部を突合せ、当該突合せ端部を溶接して1次ブランク材を形成する工程と、前記溶接による溶接線の始終端を前記1次ブランク材から除去して2次ブランク材を形成する工程と、該2次ブランク材を筒状に曲げて筒状体とする筒状体成形工程と、を有することを特徴とする。
上記のように構成した本発明に係るテーラードチューブの製造方法は、複数種類の平板の端部を突合せ、始端から終端まで溶接することにより1次ブランク材を形成し、この1次ブランク材から溶接線の始終端を有しない2次ブランク材を形成し、これを筒状に曲げて筒状体としているため、管材を同軸配置して溶接するという面倒な作業や、高い突合わせ精度を要することがなくテーラードチューブを成形でき、しかも、溶接欠陥が出やすい溶接の始終点を有しない良好なテーラードチューブを製造できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るテーラードチューブの製造方法を説明する。
図1は本実施形態の1次ブランク材を示す平面図、図2は1次ブランク材から成形された2次ブランク材を示す平面図、図3は本実施形態に係るテーラードチューブの一例を示す一部破断概略斜視図、図4は本実施形態に係るテーラードチューブの変形例を示す一部破断斜視図である。
1)1次ブランク材の成形
本実施形態では、まず、テーラードチューブを成形するための1次ブランク材を成形する。図1において、例えば、所定の板厚を有する矩形の鋼板からなる第1平板1と、第1平板1とは異なる板厚を有する略同一幅の矩形の鋼板からなる第2平板2とを準備する。そして、第1平板1と第2平板2の直状をした突合わせ端部1aと2aを相互に突合わせ、この突合せた部分をレーザ溶接などにより一側端から他側端まで連続して溶接すると、上下の終端部1bまたは2bと平行な溶接線3を介して連結された1枚の矩形状をした1次ブランク材Wが形成される。
このように矩形の鋼板を使用して1次ブランク材Wを形成すれば、後の2次ブランク材Wを形成するとき、廃材の排出を極力少なくすることができ、材料取りの効率がよく、しかも作業も容易となる。
しかし、必ずしも矩形の鋼板あるいは直状端部を有する平板の使用に限定されるものではなく、種々の形状あるいは端部形状を有するものであってもよい。また、溶接欠陥が生じやすい始終端4の発生を極力少なくするためと、作業性の向上を考慮して突合せた部分を一端から他端まで連続して溶接しているが、大きな1次ブランク材Wを形成する場合は、必ずしも連続溶接とすることもない。
2)2次ブランク材の形成
1次ブランク材Wは、両平板1,2の突合せた部分の一端から他端まで連続して溶接しているので、1次ブランク材Wには、溶接欠陥が生じやすい始終端4が存在している。したがって、溶接線3の端部から所定幅mの部分を、溶接線3に直交する切断線5aを入れることにより切断し、始終端4を有する部分を取り除いた2次ブランク材Wとする。
しかし、多数の2次ブランク材Wを形成しなければならない場合には、効率を考慮しなければならないことから、本実施形態では、始終端4が除去された1次ブランク材Wを、成形すべきテーラードチューブTの周長に対応する幅Bで溶接線3に直交する切断線5bにより多数の2次ブランク材Wが得られるように切断している。
この結果、図2に示すような、所定の幅Bを有しかつ長手方向で板厚が異なる第1平板1と第2平板2が溶接線3により接合された細長い矩形状をした2次ブランク材Wが多数形成されることになる。
本実施形態では、始終点4を除去した後、均等な幅寸法Bで多数の切断線5bを入れているが、これのみに限定されるものではなく、幅寸法Bは、相互に異なるものでもよい。なお、当然のことながら、前記切断線5aにより始終端4を除去せず、切断線5bにより始終端4を含む部分を除去してもよい。
3)筒状体の成形
始終点4が除去された2次ブランク材Wは、成形機にセットされ、図3に示すように、溶接線3に直交する軸線の筒状体7となるように成形され、筒状に曲げることにより近接する両側端面6a,6bを突合わせる。これによりテーラードチューブTとして、一応完成する。
しかし、両側端面6a,6bが一体的に接合され、完全に周囲が連続する形状のテーラードチューブTを成形する場合には、両側端面6a,6bを突合わせた状態でレーザ溶接(シーム溶接、アーク溶接などであってもよい)により溶接する。
図3に示す実施形態では、両側端面6a,6bを突合わせて溶接する場合、第1平板1の板厚tと第2平板2の板厚tの差により生じる段差部Dが内側となるように成形している。段差部Dを内側にすれば、外観上段差部Dが見えにくいテーラードチューブTとなり、後に成形して製品に仕上げたとき、表面が滑らかなものが得られ、好ましい。
しかし、図4に示すように、段差部Dが外側となるように曲げて円筒状に成形してもよい。段差部Dが外側となるテーラードチューブTとすれば、内側に板厚段差のないものが得られ、内部空間を何らかに利用する場合に好ましいものとなる。
4)ハイドロフォーム成形
このように成形されたテーラードチューブTは、例えば、ハイドロフォーム成形により所定形状に成形できる。
ハイドロフォーム成形は、一対の型内にテーラードチューブTをセットし、テーラードチューブTの両開口端部O,Oに液圧供給部材を密に嵌合した状態で、内部に液圧を供給して膨出させ、型の内面形状に沿った形状に仕上げるものである。
したがって、ハイドロフォームでは、殆どの場合、使用される管材の周長は重要であるが、真円度は重要ではない。この点、前記テーラードチューブTは、ハイドロフォームの管材として好ましいものといえる。つまり、予め2つの管材を同軸的に配置して突合わせ溶接すれば、その精度が周長にも影響することになるが、両平板1,2を突合わせ溶接するので、極めて容易に精度よく突合わせ溶接でき、しかも、この両平板1,2から所定幅Bの2次ブランク材Wを切り出すため、重要な周長を精度よく得ることができ、突合わせ溶接時の端部の真円度が問題になることもない。
特に、溶接が不完全になったりあるいは欠陥を有する溶接の始終点4の部分は、水密性が要求されるハイドロフォーム成形の管材としては、適さないが、両平板1,2を突合わせ溶接した後に、溶接の始終点4を除去しているため、溶接線3の始終点4に関する限り問題にならない。
しかし、両側端面6a,6bを突合わせ溶接した部分での溶接の始終点が問題となる。ところが、これらは、ハイドロフォーム成形時の液圧供給部材が嵌合する部分であり、後にいわゆる廃材として処分できる部分である。したがって、前記テーラードチューブTを、一旦型内でハイドロフォーム成形した後、両開口端部O,Oを切除すると、問題となる始終点4は除去される。勿論、ハイドロフォーム成形前に両開口端部O,Oを切除してもよい。
このように本実施形態によれば、板厚が異なる複数の材料を溶接線3を介して繋ぎ1次ブランク材Wとし、この1次ブランク材Wの溶接線3の始終端4を有しない2次ブランク材Wを切り出し、これを筒状に曲げて筒状体7としたので、管材を同軸配置して溶接するという面倒な作業や、高い突合わせ精度を要することなく、テーラードチューブを成形できる。しかも、溶接欠陥が出やすい溶接の始終点4を有しない良好なテーラードチューブTとなる。
本実施形態では、平坦で板厚違いの複数の材料鋼板を使用しているが、例えば、軟鋼と高張力鋼などのような材質違いの複数の平板を使用してもよい。この場合には、溶接欠陥が出やすい溶接の始終点4を有しない材質が異なったテーラードチューブTとなる。
<第2実施形態>
第1実施形態は、2次ブランク材Wの両側端面6a,6bを突合わせて溶接しているが、第2実施形態は、2次ブランク材Wを筒状に曲げることにより近接する両側端部8a,8bを重ね合わせた状態で溶接し、テーラードチューブTを形成するものである。
図5は本発明の第2実施形態に係るテーラードチューブの概略斜視図、図6は本実施形態に係る2次ブランク材の斜視図、図7は図5の7−7線に沿う断面図で、段差部の重ね合わせ状態を示しており、図8は折り曲げ部の一例を示す斜視図、図9は重ね合わせ部の一例を示す断面図、図10は重ね合わせ部の変形例を示す断面図である。なお、第1実施形態において使用した部材と共通する部材には同一符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態においても、1次ブランク材Wを成形した後、始終点4のない2次ブランク材Wを成形する点では、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、図5,6に示すように、問題のある始終点4が除去され所定の幅Bを有する2次ブランク材Wを成形機により溶接線3に直交する軸線の筒状体7となるように曲げ成形する場合、図5に示すように、2次ブランク材Wの両側端部8a,8bが重なり合うまで曲げ成形する。そして、重ね合わせ部10の側端部8aと2次ブランク材Wの外周面をレーザ溶接(シーム溶接、アーク溶接などであってもよい)により溶接し、テーラードチューブTとしている。
板厚tが薄い第1平板1と板厚tが厚い第2平板2とを重ね合せ溶接することは可能で、また、重ね合わせ溶接は、比較的容易な作業であるため、生産性が向上することになる。
しかし、板厚tが薄い第1平板1と板厚tが厚い第2平板2とからなる2次ブランク材Wを両側端部8a,8bが重なり合うまで曲げて筒状とすると、図7に示すように、板厚tが薄い第1平板1での重ね合わせ部10に隙間11が生じることになる。勿論、隙間11を有していてもテーラードチューブとして使用することはできるが、前述のハイドロフォーム成形により製品に仕上げる場合には、隙間11は存在しないことが好ましい。
このため、本実施形態では、図8に示すように、板厚tが薄い第1平板1に折り曲げ部12を形成し、曲げて筒状としたとき、図9に示すように、板厚差により生じる隙間11を塞ぐようにしている。
折り曲げ部12の形成は、1次ブランク材Wを成形する場合に、予め折り曲げ成形した第1平板1を使用してもよいが、図6に示す2次ブランク材Wを形成した後に、プレスなどにより折り曲げ成形してもよい。
このように第1平板1に折り曲げ部12を形成した2次ブランク材Wを曲げて筒状体7とすれば、折り曲げ部12が第1平板1の外周面に接した状態となり、重ね合せ溶接すると、隙間11のないものになる。
上述した例は、第1平板1の側端部8aに折り曲げ部12を形成したものであるが、場合によっては、図10に示すように、側端部8bに折り曲げ部12を形成してもよい。いずれにしても本実施形態による製造方法では、溶接欠陥が出やすい溶接の始終点4を有しないテーラードチューブTを提供でき、側端部8a,8bの精度管理も比較的低い精度管理でよく、生産性の高い重ね合せ溶接により、効率よくテーラードチューブTを生産可能となる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、傾斜した溶接線3を有する2次ブランク材WによりテーラードチューブTを形成したものである。
第3実施形態においても、1次ブランク材Wの形成、始終点4の除去、2次ブランク材Wを曲げ成形し筒状体7とする工程は、第1および第2の実施形態と略同様である。したがって、第3実施形態で使用される2次ブランク材Wも、問題のある始終点4は除去されている。
図11は本実施形態に係る2次ブランク材の平面図、図12は第3実施形態に係るテーラードチューブの概略斜視図である。なお、第1および第2の実施形態において使用した部材と共通する部材には同一符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態でも、材質あるいは板厚が異なる第1平板1と第2平板2を使用し1次ブランク材Wを成形するが、ここでは、第1平板1と第2平板2の突合わせ端部1a,2aが平板の終端部1b、2bに対し所定の傾斜角度θで傾斜した直線状で、突合せた両平板1,2の全体形状は、矩形状とされている。なお、レーザ溶接などにより一端から他端まで連続して溶接し、溶接線3を介して連結された1枚の1次ブランク材Wを形成する点や、1次ブランク材Wにも、溶接欠陥が生じやすい始終端4が存在しているので、溶接線3の端部から所定幅mの部分を、両平板1,2の矩形状端部と直交する切断線により切断し、始終端4を有する部分を取り除く点は、先の実施形態と同様である。
そして、始終端4が除去された1次ブランク材Wを幅寸法Bで前記矩形状端部に直交する切断線により切断し、図11に示すように、長手方向で板厚が異なる第1平板1と第2平板2が、平板の終端部1b、2bに対し所定の傾斜角度θで傾斜した溶接線3により接合された細長い矩形状をした2次ブランク材Wとする。
この2次ブランク材Wを、成形機にセットし、前記矩形状端部に直交する軸線を有する筒状に成形し、両側端面6a,6bを突合わせると、テーラードチューブTが一応完成するが、完全に周囲が連続する形状のテーラードチューブTを成形するには、両側端面6a,6bを突合わせた状態でレーザ溶接(シーム溶接、アーク溶接などであってもよい)により溶接する。
なお、図示実施形態では、板厚差を有する両平板1,2の両側端面6a,6bを突合わせて溶接する場合に、板厚差により生じる段差部を示していないが、先の実施形態と同様、段差部を内側となるように成形してもよく、外側となるように成形してもよい。
このテーラードチューブTは、溶接線3が、図12に示すように、らせん状となる。つまり、筒状に成形したチューブ状態で、第1平板1と第2平板2の繋ぎ溶接位置が同一断面上とならないため、材料強度の変化を集中させることなく、強度変化部を分散させることが可能なテーラードチューブとなる。
このテーラードチューブTも、両開口端部O,Oを切除し、両側端部6a,6bを溶接することにより生じた始終点4を処分することが好ましい。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変することができる。例えば、前記実施形態では、溶接線3は直状をしているが、これのみでなく、種々の形状にすることもできる。
また、前記実施形態では、1次ブランク材Wは、第1平板1と第2平板2という2枚の平板を繋ぎ合わせているが、場合によってはさらに多数の平板を繋ぎ合わせてもよい。
さらに、前記実施形態では、2次ブランク材Wを円弧状に曲げ成形しているが、これのみでなく、軸直角断面が4角形など多角形状に成形してもよい。
本発明にかかるテーラードチューブの製造方法は、センターピラーなどの自動車の車体構造材の成形に適している。
本発明の第1実施形態に係る1次ブランク材を示す平面図である。 1次ブランク材から成形された2次ブランク材を示す平面図である。 第1実施形態に係るテーラードチューブの一例を示す一部破断概略斜視図である。 第1実施形態に係るテーラードチューブの変形例を示す一部破断斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るテーラードチューブの概略斜視図である。 第2実施形態に係る2次ブランク材の斜視図である。 図5の7−7線に沿う断面図である。 折り曲げ部の一例を示す斜視図である。 重ね合わせ部の一例を示す断面図である。 重ね合わせ部の変形例を示す断面図である。 本実施形態に係る2次ブランク材の平面図である。 第3実施形態に係るテーラードチューブの概略斜視図である。
符号の説明
1…第1平板、
1a…第1平板の終端部、
1b…第1平板の突合わせ端部、
2…第2平板、
2a…第2平板の終端部、
2b…第2平板の突合わせ端部、
3…溶接線、
4…始終端、
4a…始端、
4b…終端、
6a,6b…側端面、
7…筒状体、
8a,8b…側端部、
10…重ね合わせ部、
11…隙間、
12…折り曲げ部、
D…段差部、
m…所定の幅、
,O…開口端部、
T…テーラードチューブ、
、t…板厚、
…1次ブランク材、
…2次ブランク材。

Claims (13)

  1. 複数種類の平板の端部を突合せ、当該突合せ端部を溶接して1次ブランク材を形成する工程と、
    前記溶接による溶接線の始終端を前記1次ブランク材から除去して2次ブランク材を形成する工程と、
    該2次ブランク材を筒状に曲げて筒状体とする筒状体成形工程と、
    を有するテーラードチューブの製造方法。
  2. 前記1次ブランク材は、前記突合せ端部の始端から終端まで連続して溶接することを特徴とする請求項1に記載のテーラードチューブの製造方法。
  3. 前記2次ブランク材は、前記1次ブランク材の溶接線の始終端以外の部分から、所定の幅を有しかつ前記溶接線を介して連結された複数種類の平板を有する部分を切り出すことにより形成することを特徴とする請求項1または2に記載のテーラードチューブの製造方法。
  4. 前記2次ブランク材は、前記溶接線を境に前記平板の材質が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
  5. 前記2次ブランク材は、前記溶接線を境に前記平板の板厚が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
  6. 前記筒状体成形工程は、前記2次ブランク材の板厚が異なることにより生じる段差部を内側として筒状に形成することを特徴とする請求項5に記載のテーラードチューブの製造方法。
  7. 前記筒状体成形工程は、前記2次ブランク材の板厚が異なることにより生じる段差部を外側として筒状に形成することを特徴とする請求項5に記載のテーラードチューブの製造方法。
  8. 前記筒状体は、前記2次ブランク材を筒状に曲げることにより近接する側端面を突合せ溶接することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
  9. 前記筒状体は、前記2次ブランク材を筒状に曲げることにより側端部を重ね合わせ、この重ね合わせ部を溶接することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
  10. 前記筒状体は、前記平板の板厚が異なるとき、薄板側の前記側端部に、板厚差により生じる隙間を塞ぐ折り曲げ部を形成したことを特徴とする請求項9に記載のテーラードチューブの製造方法。
  11. 前記テーラードチューブの両開口端部を切除することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
  12. 前記1次ブランク材は、それぞれ矩形状をした平板の突合せ端部を突合せ、前記溶接線を当該平板の終端部に対し平行に形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
  13. 前記1次ブランク材は、それぞれ突合わされた平板の全体形状が矩形状をし、当該平板の突合せ端部を溶接した前記溶接線が当該平板の終端部に対し所定の傾斜角度をすることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のテーラードチューブの製造方法。
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