JP2014121714A - 差厚材及びそれを用いた筒状部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接部が面一の面側では確実に陥設され、段差側の面では不要に突設されることがない差厚材及びそれを用いた筒状部材を提供する。
【解決手段】第1の板部材10及びそれよりも薄い第2の板部材12が、第1の方向に直交する第2の方向で各板厚を有すると共に、第2の方向の一方の側で各第1の面を有し、第1の板部材10及び第2の板部材12の各第1の面同士が、互いに面一であり、第1の板部材10及び第2の板部材12が、第2の方向における他方の側で各第2の面を有し、第1の板部材10の第2の面が、第2の板部材12の第2の面よりも突設され、第1の板部材10及び第2の板部材12を接続する第1の溶接部16が、第1の板部材10及び第2の板部材12の各第1の面を上方に向け、第1の板部材10及び第2の板部材12の各第2の面を下方に向けた状態で、第1の板部材10及び第2の板部材12間の当接部分をレーザ溶接して形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、差厚材及びそれを用いた筒状部材に関し、特に、自動車等の車両の車体の強度部材に適用することができる差厚材及びそれを用いた筒状部材に関するものである。
近年、自動車等の車両におけるボディ部品やシャーシー部品には、軽量化を果たしながら所要の強度を持たすことができるように、同種又は異種の金属製で板厚の異なる複数の板部材を溶接して一体部材とした差厚材が用いられるようになっている。
かかる差厚材は、金属製の複数の板部材を溶接して一体部材とするものであるため、その溶接の強度や信頼性を高く維持することが要求される。
かかる状況下で、特許文献1は、 板厚が異なる金属板を突き合せてレーザ溶接する際に、溶接ビードの下面に形成される凹みをなくし、かつ突き合わせ部分に隙間があっても溶接エネルギーロスを生じることなく、かつ、低消費電力、高生産性で成型のよいテーラードブランク材を溶接することができるレーザ突き合わせ溶接方法に関する。具体的には、互いに板厚の異なる2枚の板部材の片方の表面を相互にずらした状態で突き合わせ、この突き合わせ線に沿って、かかる片方の表面が相互にずれた段差側にレーザ光を照射しつつレーザ光と板部材を相対的に移動させて溶接するレーザ溶接方法において、全てのレーザ光を厚い側の板部材に照射と共に、溶接中に溶接速度を変更する構成が開示される。
特開2006−218497号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1においては、互いに板厚の異なる2枚の板部材の片方の表面を相互にずらして段差を呈するように突き合わせた突き合わせ線に沿って、かかる段差側にレーザ光を照射しつつレーザ光と板部材を相対的に移動させて溶接し、かつ、全てのレーザ光を厚い側の板部材に照射と共に、溶接中に溶接速度を変更する構成が採用されるものであるため、段差側の溶接表面では、鋭い段差が形成されることを抑制し、その反対側の溶接表面は、凹みが形成されない平坦な面に形成することを企図するものではあるが、このような溶接方法で、かかる反対側の溶接表面を常に確実に凹みが形成されない平坦な面に形成することは、現実的には困難である傾向が強く改善の余地がある。
更に、本発明者の検討によれば、溶接後の板部材を用いて筒状部材に成形することが要求される場合もあるが、特許文献1は、かかる筒状部材に成形することを何等教示してはいない。
本発明は、以上の検討を経てなされたもので、板厚の異なる板部材の一方の面が面一であり他方の面が段差形状である差厚材の溶接部が、面一の面側では確実に陥設され、かつ、段差側の面では不要に突設されることがない差厚材及びそれを用いた筒状部材を提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明の第1の局面における差厚材は、第1の板厚を有する第1の板部材と、前記第1の板厚よりも薄い第2の板厚を有し、前記第1の板部材に対し第1の方向における一方の側で隣接する第2の板部材と、前記第1の板部材及び前記第2の板部材を接続する第1の溶接部と、を備え、前記第1の板部材及び前記第2の板部材は、前記第1の方向に直交する第2の方向において各々の板厚を有すると共に、前記第2の方向における一方の側で各々第1の面を有し、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の各々の前記第1の面同士は、互いに面一であり、前記第1の板部材及び前記第2の板部材は、前記第2の方向における他方の側で各々第2の面を有し、前記第1の板部材の前記第2の面は、前記第2の板部材の前記第2の面よりも突設され、前記第1の溶接部は、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の各々の前記第1の面を上方に向け、かつ、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の各々の前記第2の面を下方に向けた状態で、前記第1の板部材と前記第2の板部材との間の当接部分をレーザ溶接することにより形成され、前記第2の方向における前記一方の側での前記第1の溶接部の第3の面は、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の前記第1の面よりも陥設され、前記第2の方向における他方の側での前記第1の溶接部の第4の面は、前記第3の面が陥設されている方向に向いて突設された傾斜面である差厚材である。
また、本発明は、かかる第1の局面に加え、前記第1の溶接部の前記第2の板部材側は、前記第2の板部材に対して凹状の境界線を呈することを第2の局面とする。
また、本発明の第3の局面における筒状部材は、かかる第1又は第2の局面に規定した差厚材を、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の前記第1の面が外側になるように、前記第1の方向に平行な方向の軸の周りに巻回して得られる筒形状の部材の対向する端部同士を第2の溶接部で接続した筒状部材である。
また、本発明の第4の局面における筒状部材の作製方法は、かかる第3の局面に規定した前記筒形状の部材を作製する際に、前記第1の板部材の前記第2の面に第1の径を有する第1のローラ部を当て、かつ、前記第2の板部材の前記第2の面に前記第1の径よりも大きな第2の径を有する第2のローラ部を当て、前記第1のローラ部及び前記第2のローラ部は一体ローラである、第3の局面に規定した前記筒状部材の作製方法である。
本発明の第1の局面における構成によれば、差厚材が、第1の板厚を有する第1の板部材と、第1の板厚よりも薄い第2の板厚を有し、第1の板部材に対し第1の方向における一方の側で隣接する第2の板部材と、第1の板部材及び第2の板部材を接続する第1の溶接部と、を備え、第1の板部材及び第2の板部材が、第1の方向に直交する第2の方向において各々の板厚を有すると共に、第2の方向における一方の側で各々第1の面を有し、第1の板部材及び第2の板部材の各々の第1の面同士が、互いに面一であり、第1の板部材及び第2の板部材が、第2の方向における他方の側で各々第2の面を有し、第1の板部材の第2の面が、第2の板部材の第2の面よりも突設され、第1の溶接部が、第1の板部材及び第2の板部材の各々の第1の面を上方に向け、かつ、第1の板部材及び第2の板部材の各々の第2の面を下方に向けた状態で、第1の板部材と第2の板部材との間の当接部分をレーザ溶接することにより形成され、第2の方向における一方の側での第1の溶接部の第3の面が、第1の板部材及び第2の板部材の第1の面よりも陥設され、第2の方向における他方の側での第1の溶接部の第4の面が、第3の面が陥設されている方向に向いて突設された傾斜面であることにより、板厚の異なる板部材の一方の面が面一であり他方の面が段差形状である差厚材の溶接部が、面一の面側では確実に陥設され、かつ、段差側の面では不要に突設されることがない差厚材を実現することができると共に、かかる差厚材は、簡便な後工程を用いて筒状部材に加工することができる。
また、本発明の第2の局面における構成によれば、第1の溶接部の第2の板部材側が、第2の板部材に対して凹状の境界線を呈することにより、板厚の異なる板部材の間の溶接部の溶接面積を確実に増大して、その溶接強度を増大することができる。
また、本発明の第3局面における構成によれば、筒状部材が、かかる第1又は第2の局面に規定した差厚材を、第1の板部材及び第2の板部材の第1の面が外側になるように、第1の方向に平行な方向の軸の周りに巻回して得られる筒形状の部材の対向する端部同士を第2の溶接部で接続した構成であることにより、かかる筒状部材の外周面を、不要に外方に突出した部分を有さないものとして確実に得ることができる。
また、本発明の第4の局面における構成によれば、第3の局面に規定した筒状部材の作製方法が、かかる第3の局面に規定した筒形状の部材を作製する際に、第1の板部材の第2の面に第1の径を有する第1のローラ部を当て、かつ、第2の板部材の第2の面に第1の径よりも大きな第2の径を有する第2のローラ部を当て、第1のローラ部及び第2のローラ部は一体ローラであることにより、不要に外方に突出した部分を有さない筒状部材を確実に得ることができる。
本発明の実施形態における差厚材の構成を示し、図1(a)は、本実施形態における差厚材の上面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。 図1(b)の部分拡大図である。 本実施形態における差厚材の母部材を溶接する溶接装置の概略側面図である。 本実施形態における差厚材を曲げ加工装置で曲げ加工する途中工程を示す上面図である。 図4の断面図を示し、図5(a)は、図4のB−B断面図であり、図5(b)は、図4のC−C断面図である。 本実施形態における差厚材を曲げ加工する曲げ加工装置の上ローラの斜視図である。 本実施形態における差厚材から得られる筒状部材の構成を示し、図7(a)は、筒状部材の上面図であり、図7(b)は、図7(a)のX矢視図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態における差厚材及びそれを用いた筒状部材につき詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成す。また、説明の便宜上、x軸の正方向を右方向、x軸の負方向を左方向、z軸の正方向を上方向、及びz軸の負方向を下方向に各々対応させることがある。
まず、本実施形態における差厚材の構成につき、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態における差厚材の構成を示し、図1(a)は、本実施形態における差厚材の上面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。また、図2は、図1(b)の部分拡大図である。
図1に示すように、差厚材1は、いずれも典型的には鉄材等の金属製であって上面視で矩形状の第1の板部材10、第1の板部材10に対してx軸の負方向側に隣接した第2の板部材12、及び第1の板部材10に対してx軸の正方向側に隣接した第3の板部材を備える。また、第1の板部材10と第2の板部材12とは、第1の溶接部16で接続され、第1の板部材10と第3の板部材14とは、第2の溶接部18で接続される。
具体的には、第1の板部材10、第2の板部材12及び第3の板部材14の各々の板厚(z軸方向の厚さ)に関しては、第1の板部材10の板厚が最も厚く、第2の板部材12の板厚、及び第3の板部材14の板厚は、第1の板部材10の板厚よりも薄い。第1の板部材10、第2の板部材12及び第3の板部材14の各々のz軸の正方向側の平面は、互いに面一に設定され、対応して、第1の板部材10のz軸の負方向側の平面は、第2の板部材12及び第3の板部材14の各々のz軸の負方向側の平面よりも、z軸の負方向側に突設される。
特に図2に示すように、第1の溶接部16の断面形状は、第1の板部材10及び第2の板部材12の各々のz軸の正方向側の平面に対応する直線L1よりもz軸の負方向側に陥設されたz軸の正方向側の表面16Tを有すると共に、第1の板部材10のx軸の負方向側であってz軸の負方向側の端部と第2の板部材12のx軸の正方向側であってz軸の負方向側の端部とを結ぶ傾斜した直線L2よりもz軸の負方向側に突設されたz軸の負方向側の表面16Bを有する。かかる第1の溶接部16の断面形状におけるz軸の負方向側の表面16Bは、第1の板部材10のz軸の負方向側の平面よりもz軸の負方向側に突設されることはない。また、第2の板部材12と第1の溶接部16との境界線L3は、第2の板部材12から第1の板部材10に向いてx軸の正方向側に突設される曲線状である。第1の板部材10と第1の溶接部16との境界線L4の形状は、特に限定されないが、典型的にはz軸の負方向側になるにつれてx軸の負方向側に若干傾斜する。かかる第1の溶接部16の断面形状は、A−A断面をy軸方向のいずれの位置にとっても同様な縦断面形状である。
一方で、第2の溶接部18の断面形状は、詳細な図示を省略するが、第1の溶接部16の断面形状をz軸に対して線対称とした、つまりx軸において左右が反転された形状である。
第1の溶接部16及び第2の溶接部18についてまとめれば、第1の溶接部16の上側の表面16Tは、第1の板部材10、第2の板部材12及び第3の板部材14の各々のz軸の上側の平面よりも下方に陥設され、第1の溶接部16の下側の表面16Bは、第1の板部材10の下方左側端部と第2の板部材12の下方右側の端部とを結ぶ平面よりも下方に突設するが第1の板部材10の下面と同じかそれよりも上方に位置する。第2の板部材12と第1の溶接部16との境界は、第2の板部材12から第1の溶接部16に向いて突設される。また、第2の溶接部18の形状は、第1の溶接部16の形状を左右反転した形状である。つまり、第2の溶接部18の上側の表面は、第1の板部材10、第2の板部材12及び第3の板部材14の各々のz軸の上側の平面よりも下方に陥設され、第2の溶接部18の下側の表面は、第1の板部材10の下方右側端部と第3の板部材14の下方左側の端部とを結ぶ平面よりも下方に突設するが第1の板部材10の下面と同じかそれよりも上方に位置する。第3の板部材12と第2の溶接部18との境界は、第3の板部材14から第1の板部材10に向いて突設される。
以上の構成の差厚材1は、所定の構成の溶接装置を用いた一連の製造工程を経て製造されるため、以下、かかる差厚材1も製造方法につき、更に図3をも参照して詳細に説明する。かかる一連の製造工程は、図示を省略する制御装置を用いて順次自動的に行ってもよいし、操作者により逐次手動的に行ってもよく、また、これらの自動的な工程と手動的な工程とは、適宜組み合わされてもよい。
図3は、本実施形態における差厚材の母部材を溶接する溶接装置の概略側面図である。
図3に示すように、差厚材1を製造する際に用いられる溶接装置120は、床FL上に固設された支持脚122と、支持脚122に支持された載置台124と、載置台124上
でx軸の負方向側及びx軸の正方向側に各々固設された2枚の平板状の載置治具126と、載置台124の上方でそれらに各々対向してx軸の負方向側及びx軸の正方向側に各々配置された2個の溶接ガン130と、を備える。支持脚122、載置台124及び載置治具126は、充分な強度や熱伝導性を有する観点から、典型的には鉄材等の金属製であることが好ましい。溶接ガン130は、溶接対象である鉄材等の金属を溶融する能力を充分に呈する観点から、典型的にはレーザ溶接ガンであることが好ましく、大気中で溶接が行われることを考慮して、シールドガスを併用することが好ましい。
以上の構成の溶接装置120に対して、まず、載置台124上に母部材100の第1の板部材110を載置すると共に、かかる第1の板部材110のx軸の負方向側に隣接して、載置治具126上に母部材100の第2の板部材112を載置し、かつ、かかる第1の板部材110のx軸の正方向側に隣接して、載置治具126上に母部材100の第3の板部材114を載置する。このような母部材100における第1の板部材110、第2の板部材112及び第3の板部材114は、各々、差厚材1における第1の板部材10、第2の板部材12及び第3の板部材14を得るために必要なサイズに切り出し加工等して準備しておく。
この際、第1の板部材110、第2の板部材112及び第3の板部材114の各々のz軸の正方向側の平面は、互いに面一に設定され、対応して、第1の板部材110のz軸の負方向側の平面は、第2の板部材112及び第3の板部材114の各々のz軸の負方向側の平面よりも、z軸の負方向側に突設される。併せて、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の上側の一部と、第2の板部材112のx軸の正方向側の端部と、は当接されると共に、第1の板部材110のx軸の正方向側の端部の上側の一部と、第3の板部材114のx軸の負方向側の端部と、は当接される。
ここで、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の下側の一部と、x軸の負方向側に配置された載置治具126のx軸の正方向側の端部と、の間には、間隙部128が画成される。また、第1の板部材110のx軸の正方向側の端部の下側の一部と、x軸の正方向側に配置された載置治具126のx軸の負方向側の端部と、の間には、間隙部128が画成される。
また、このように、溶接装置120に対して母部材100を載置した状態では、x軸の負方向側に配置された溶接ガン130は、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の上側の一部と、第2の板部材112のx軸の正方向側の端部と、が当接している当接部の上方に対向すると共に、x軸の正方向側に配置された溶接ガン130は、第1の板部材110のx軸の正方向側の端部の上側の一部と、第3の板部材114のx軸の負方向側の端部と、が当接している当接部の上方に対向する。
このように、溶接装置120に対して母部材100を載置したならば、次に、2個の溶接ガン130を各々駆動して、それらから各々レーザ光速Bを、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の上側の一部と、第2の板部材112のx軸の正方向側の端部と、が当接している当接部を含む領域と、第1の板部材110のx軸の正方向側の端部の上側の一部と、第3の板部材114のx軸の負方向側の端部と、が当接している当接部を含む領域に所定の入熱量を与えるように照射する。
つまり、x軸の負方向側に配置された溶接ガン130から出射されるレーザ光速Bは、それが光軸に対して円形の光束形状を有する場合には、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の上側の一部と、第2の板部材112のx軸の正方向側の端部と、が当接している当接部に対して、第1の板部材110の照射面積と第2の板部材112の照射面積とが等しくなるように、第1の板部材110及び第2の板部材112の上面を照射する。ま
た、x軸の正方向側に配置された溶接ガン130から出射されるレーザ光速Bは、それが光軸に対して円形の光束形状を有する場合には、第1の板部材110のx軸の正方向側の端部の上側の一部と、第3の板部材114のx軸の負方向側の端部と、が当接している当接部に対して、第1の板部材110の照射面積と第3の板部材114の照射面積とが等しくなるように、第1の板部材110及び第3の板部材114の上面を照射する。ここで、各々の溶接ガン130は、y軸方向における母部材100の一方の端部から他方の端部に所定の走査速度で走査され、対応して各々のレーザ光速Bも、y軸方向における母部材100の一方の端部から他方の端部に走査されながら、かかる母部材100における対応する当接部を含む領域を照射していく。
そして、このように、各々の溶接ガン130が、y軸方向における母部材100の一方の端部から他方の端部に走査され終わると、つまり、各々の溶接ガン130が、かかる母部材100の他方の端部に到達すると、各々の溶接ガン130の走査を停止すると共に、各々のレーザ光速Bの照射も停止する。
以上の製造工程が完了すると、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の上側の一部と、第2の板部材112のx軸の正方向側の端部と、の間を接続する第1の溶接部16が形成されると共に、第1の板部材110のx軸の正方向側の端部の上側の一部と、第3の板部材114のx軸の負方向側の端部と、の間を接続する第2の溶接部18が形成される。つまり、第1の板部材10と第2の板部材12とが、第1の溶接部16で接続され、かつ、第1の板部材10と第3の板部材14とが、第2の溶接部18で接続された構成である図1に示す差厚材1が製造される。
ここで、 第1の溶接部16の断面形状は、図2に示すように、第1の板部材10及び第2の板部材12の各々のz軸の正方向側の平面に対応する直線L1よりもz軸の負方向側に陥設されたz軸の正方向側の表面16Tを有すると共に、第1の板部材10のx軸の負方向側であってz軸の負方向側の端部と第2の板部材12のx軸の正方向側であってz軸の負方向側の端部とを結ぶ傾斜した直線L2よりもz軸の負方向側に突設されたz軸の負方向側の表面16Bを有する。というのは、x軸の負方向側に配置された溶接ガン130から出射されるレーザ光速Bは、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の上側の一部と、第2の板部材112のx軸の正方向側の端部と、が当接している当接部を含む領域に所定の入熱量を与えて、かかる領域の第1の板部材10及び第2の板部材12を溶融させるものであるため、このように溶融された材料は、その重力で下方に流動し、その結果、第1の溶接部16における下方に陥設された上側の表面16Tを成すと共に、その陥設された容積に応じて、第1の溶接部16における下方に突設された下側の表面16Bを成すからである。更に、この際、レーザ光速Bの照射エネルギが、所定の入熱量を印加するように調整されているため、第1の溶接部16における下方に突設された下側の表面16Bは、第1の板部材10のz軸の負方向側の平面よりも下方に突設されることはない。
更に、この際、第1の板部材110のx軸の負方向側の端部の下側の一部と、x軸の負方向側に配置された載置治具126のx軸の正方向側の端部と、の間には、間隙部128が画成されており、かかる間隙部128には、周囲の第1の板部材110、第2の板部材12、及び載置治具126の各々の熱伝導率よりも小さな熱伝導率を有する大気が存在するものであるため、レーザ光速Bによって印加された熱量は間隙部128に溜められて、間隙部128の温度が周囲のこれらの部材の温度よりも高温となる。その結果、第2の板部材12のx軸の正方向側であってz軸の負方向側の端部の温度が上昇し、かつ、第2の板部材12のx軸の正方向側であってz軸の正方向側の端部の温度は、レーザ光速Bの照射側であるため元々高いものであるから、第1の溶接部16の断面形状における第2の板部材12と第1の溶接部16との境界線L3は、第2の板部材12から第1の板部材10に向いてx軸の正方向側に突設される曲線状となる。一方で、第1の板部材110のx軸
の負方向側の端部の下側の一部は縦壁部であるため、間隙部128の温度上昇の影響を受けにくく、第1の溶接部16の断面形状における第1の板部材10と第1の溶接部16との境界線L4の形状は、特に限定されないが、典型的にはz軸の負方向側になるにつれてx軸の負方向側に若干傾斜する。
また、第2の溶接部18は、第1の溶接部16と同様に形成されるため、第2の溶接部18の断面形状は、第1の溶接部16の断面形状をz軸に対して線対称とした、つまりx軸において左右が反転された形状となる。
なお、レーザ光速Bによる必要な入熱量は、母部材100の温度が上昇すれば少なくてよいので、レーザ光速Bの走査がy軸方向における母部材100の一方の端部から他方の端部に進むにつれて、レーザ光速Bの照射エネルギを漸減するように設定してもよい。
さて、所定の構成の曲げ加工装置を用いて、以上のように製造された差厚材1から筒状部材を製造することが可能であるため、以下、かかる筒状部材及びその製造方法につき、更に図4から図7をも参照して詳細に説明する。かかる曲げ加工は、図示を省略する制御装置を用いて順次自動的に行ってもよいし、操作者により逐次手動的に行ってもよく、また、これらの自動的な工程と手動的な工程とは、適宜組み合わされてもよい。
図4は、本実施形態における差厚材を曲げ加工装置で曲げ加工する途中工程を示す上面図である。図5は、図4の断面図を示し、図5(a)は、図4のB−B断面図であり、図5(b)は、図4のC−C断面図である。図6は、本実施形態における差厚材を曲げ加工する曲げ加工装置の上ローラの斜視図である。また、図7は、本実施形態における差厚材から得られる筒状部材の構成を示し、図7(a)は、筒状部材の上面図であり、図7(b)は、図7(a)のX矢視図である。
図4及び図5に示すように、筒状部材2を曲げ加工する際に用いられる曲げ加工装置140は、上ローラ150と、上ローラ150の下方でこれに対向する下ローラ160と、を備える。かかる上ローラ150及び下ローラ160は、x軸方向を回転軸として各々回転自在な典型的には金属製の押圧部材であり、これらの間には、差厚材1が挿入自在である。また、特に図4及び図6に詳細に示されるように、上ローラ150は、小径部150Sと、その両端部に一体に設けられた大径部150Lと、を有する。また、下ローラ160は、その径が一定の円柱形状を有する。
以上の構成の曲げ加工装置140に対して、まず、差厚材1のy軸の負方向側の端部を上ローラ150及び下ローラ160の間に挿入する。この際、差厚材1における第1の板部材10、第2の板部材12及び第3の板部材14が面一になった方の表面が、下ローラ160の周面に面するように、差厚材1の第1の板部材10の部分を、上ローラ150の小径部150Sと下ローラ160の間に対応して挿入し、差厚材1の第2の板部材12及び第3の板部材14の各部分を、上ローラ150の各大径部150Lと下ローラ160の間に対応して挿入する。
ここで、図5(a)及び図5(b)に示すように、上ローラ150は図中で時計回りに回転されると共に、下ローラ160は図中で反時計回りに回転され、かつ、これらの間には所定の回転速度差が与えられているため、差厚材1の第1の板部材10の部分が上ローラ150の小径部150Sと下ローラ160の間に対応して挿入され、かつ、差厚材1の第2の板部材12及び第3の板部材14の各部分が上ローラ150の各大径部150Lと下ローラ160の間に対応して挿入された差厚材1は、その両面がこれらの周面に当接して押圧されながら、y軸の負方向側に向けて送られると共に、上ローラ150及び下ローラ160の間から送出される際には、均等な曲率が付与されながら上方に曲げられていく
。この際、上ローラ150において、小径部150Sの周速と各大径部150Lの周速とは、同一であり、それらは、下ローラ160の周速よりも所定の割合で大きく設定されている。
そして、上ローラ150及び下ローラ160の間に差厚材1を挿入し終わって、差厚材1が、上ローラ150及び下ローラ160の間から送出され終わると、差厚材1は、x軸に平行な軸を中心軸とするように湾曲され、かつ、その外周面に不要に外方に突出した部分を有さないような筒形状を呈した部材となる。但し、この際には、かかる筒形状を呈した部材の対向する両端部は、その周方向に一定の間隙を有した状態で離間していてもかまわない。
更に、最後に、かかる筒形状を呈した部材の対向する両端部を、それらの間隔を適宜調整しながら、図示を省略する溶接装置を用いて、x軸方向の全長にわたって溶接することにより、図7(a)及び図7(b)に示す筒状部材2が得られる。ここで、かかる筒状部材2は、第1の板部材10の両端に、第2の板部材12及び第3の板部材14が第1の溶接部16及び第2の溶接部18で対応して溶接された差厚材1の構成に対応して、第1の筒状部材210の両端に、第2の筒状部材212及び第3の筒状部材214が第1の溶接部216及び第2の溶接部218で対応して溶接されると共に、それらがx軸方向の全長にわたって溶接部Wで溶接され、かつ、x軸の方向を中心軸Cとする円筒状の筒状部材であり、その外周面は、不要に外方に突出した段差を有さない。また、かかる溶接部Wを形成する際には、その形成前の筒形状を呈した部材の外周面が不要に外方に突出した部分を有さないものであるため、その形成が簡便かつ確実に行われる。
なお、以上の構成において、互いに板厚の異なる板部材の数は、3枚に限定されるものではなく、必要に応じて2枚又は4枚以上に設定してもかまわない。
また、上ローラ150に関して、互いに等しい小径部150Sの周速及び各大径部150Lの周速を、下ローラ160の周速よりも所定の割合で小さく設定すると、その内周面が不要に外方に突出した段差を有さない筒形状を呈した部材が得られることは、もちろんである。また、かかる形状を呈した部材は、その外周面の径が一定ではないため、その両端部を溶接する際の溶接工程が煩雑になる傾向があるもののそれを溶接して、筒状部材を得ることができるものである。
以上、本実施形態の構成によれば、差厚材1が、第1の板厚を有する第1の板部材10と、第1の板厚よりも薄い第2の板厚を有し、第1の板部材10に対し第1の方向における一方の側で隣接する第2の板部材12と、第1の板部材10及び第2の板部材12を接続する第1の溶接部16と、を備え、第1の板部材10及び第2の板部材12が、第1の方向に直交する第2の方向において各々の板厚を有すると共に、第2の方向における一方の側で各々第1の面を有し、第1の板部材10及び第2の板部材12の各々の第1の面同士が、互いに面一であり、第1の板部材10及び第2の板部材12が、第2の方向における他方の側で各々第2の面を有し、第1の板部材10の第2の面が、第2の板部材12の第2の面よりも突設され、第1の溶接部16が、第1の板部材10及び第2の板部材12の各々の第1の面を上方に向け、かつ、第1の板部材10及び第2の板部材12の各々の第2の面を下方に向けた状態で、第1の板部材10と第2の板部材12との間の当接部分をレーザ溶接することにより形成され、第2の方向における一方の側での第1の溶接部16の第3の面16Tが、第1の板部材10及び第2の板部材12の第1の面よりも陥設され、第2の方向における他方の側での第1の溶接部16の第4の面16Bが、第3の面16Tが陥設されている方向に向いて突設された傾斜面であることにより、板厚の異なる板部材10、12、14の一方の面が面一であり他方の面が段差形状である差厚材1の溶接部16、18が、面一の面16T側では確実に陥設され、かつ、段差側の面16Bでは不
要に突設されることがない差厚材1を実現することができると共に、かかる差厚材1は、簡便な後工程を用いて筒状部材2に加工することができる。
また、第1の溶接部16の第2の板部材12側が、第2の板部材12に対して凹状の境界線L3を呈することにより、板厚の異なる板部材10、12、14の間の溶接部16、18の溶接面積を確実に増大して、その溶接強度を増大することができる。
また、筒状部材が、かかる差厚材1を、第1の板部材10及び第2の板部材12の第1の面が外側になるように、第1の方向に平行な方向の軸の周りに巻回して得られる筒形状の部材の対向する端部同士を第2の溶接部Wで接続した構成であることにより、かかる筒状部材2の外周面を、不要に外方に突出した部分を有さないものとして確実に得ることができる。
また、筒状部材の作製方法が、かかる筒形状の部材を作製する際に、第1の板部材10の第2の面に第1の径を有する第1のローラ部150Sを当て、かつ、第2の板部材12の第2の面に第1の径よりも大きな第2の径を有する第2のローラ部150Lを当て、第1のローラ部150S及び第2のローラ部150Lは一体ローラ150であることにより、不要に外方に突出した部分を有さない筒状部材2を確実に得ることができる。
なお、本発明は、部材の形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、板厚の異なる板部材の一方の面が面一であり他方の面が段差形状である差厚材の溶接部が、面一の面側では確実に陥設され、かつ、段差側の面では不要に突設されることがない差厚材及びそれを用いた筒状部材を提供することができるものであるため、その汎用普遍的な性格から広範に車両等の移動体の車体の前部構成強度部材の分野に適用され得るものと期待される。
1…差厚材
2…筒状部材
10…第1の板部材
12…第2の板部材
14…第3の板部材
16…第1の溶接部
16T…上面
16B…下面
18…第2の溶接部
100…母部材
110…第1の板部材
112…第2の板部材
114…第3の板部材
120…溶接装置
122…支持脚
124…載置台
126…載置治具
128…間隙部
130…溶接ガン
140…曲げ加工装置
150…上ローラ
150S…小径部
150L…大径部
160…下ローラ
210…第1の筒状部材
212…第2の筒状部材
214…第3の筒状部材
216…第1の溶接部
218…第2の溶接部
W…溶接部
FL…床
C…中心軸
L1…直線
L2…傾斜した直線
L3、L4…境界線

Claims (4)

  1. 第1の板厚を有する第1の板部材と、
    前記第1の板厚よりも薄い第2の板厚を有し、前記第1の板部材に対し第1の方向における一方の側で隣接する第2の板部材と、
    前記第1の板部材及び前記第2の板部材を接続する第1の溶接部と、
    を備え、
    前記第1の板部材及び前記第2の板部材は、前記第1の方向に直交する第2の方向において各々の板厚を有すると共に、前記第2の方向における一方の側で各々第1の面を有し、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の各々の前記第1の面同士は、互いに面一であり、
    前記第1の板部材及び前記第2の板部材は、前記第2の方向における他方の側で各々第2の面を有し、前記第1の板部材の前記第2の面は、前記第2の板部材の前記第2の面よりも突設され、
    前記第1の溶接部は、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の各々の前記第1の面を上方に向け、かつ、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の各々の前記第2の面を下方に向けた状態で、前記第1の板部材と前記第2の板部材との間の当接部分をレーザ溶接することにより形成され、
    前記第2の方向における前記一方の側での前記第1の溶接部の第3の面は、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の前記第1の面よりも陥設され、
    前記第2の方向における他方の側での前記第1の溶接部の第4の面は、前記第3の面が陥設されている方向に向いて突設された傾斜面である差厚材。
  2. 前記第1の溶接部の前記第2の板部材側は、前記第2の板部材に対して凹状の境界線を呈する請求項1に記載の差厚材。
  3. 請求項1又は2に記載した差厚材を、前記第1の板部材及び前記第2の板部材の前記第1の面が外側になるように、前記第1の方向に平行な方向の軸の周りに巻回して得られる筒形状の部材の対向する端部同士を第2の溶接部で接続した筒状部材。
  4. 請求項3に記載した前記筒形状の部材を作製する際に、前記第1の板部材の前記第2の面に第1の径を有する第1のローラ部を当て、かつ、前記第2の板部材の前記第2の面に前記第1の径よりも大きな第2の径を有する第2のローラ部を当て、前記第1のローラ部及び前記第2のローラ部は一体ローラである請求項3に記載した前記筒状部材の作製方法。
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