JPH0678221B2 - 口臭除去用組成物 - Google Patents

口臭除去用組成物

Info

Publication number
JPH0678221B2
JPH0678221B2 JP5019319A JP1931993A JPH0678221B2 JP H0678221 B2 JPH0678221 B2 JP H0678221B2 JP 5019319 A JP5019319 A JP 5019319A JP 1931993 A JP1931993 A JP 1931993A JP H0678221 B2 JPH0678221 B2 JP H0678221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polar solvent
extract
sage
solvent
bad breath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5019319A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05339137A (ja
Inventor
耕司 渋谷
文彦 常田
正夫 石川
正樹 輿水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP57016694A priority Critical patent/JPS58134013A/ja
Priority claimed from JP57016694A external-priority patent/JPS58134013A/ja
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP5019319A priority patent/JPH0678221B2/ja
Publication of JPH05339137A publication Critical patent/JPH05339137A/ja
Publication of JPH0678221B2 publication Critical patent/JPH0678221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセージの非極性溶媒又は
非極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物とl−
メントールとを併用することにより、口臭を効果的に除
去した口臭除去用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】歯磨や
マウスウオッシュ等の口腔用組成物は、口腔内を清掃、
洗浄し、口腔内を衛生的に保つために使用するものであ
るが、この場合口腔用組成物は人に不快な感じを与える
口臭を除去する機能を有するものであることが望まれ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
優れた口臭除去効果を有する口臭除去用組成物につき鋭
意研究を行った結果、セージの非極性溶媒又は非極性溶
媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物とl−メントー
ルとを併用することにより、口臭を確実に除去し得るこ
とを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0004】以下、本発明につき詳しく説明すると、本
発明は練歯磨、潤製歯磨、粉歯磨等の歯磨類、洗口剤、
口腔用パスタ、トローチ、チューインガム、うがい用錠
剤等の口臭除去用組成物中にセージの非極性溶媒又は非
極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物とl−メ
ントールとを配合したものである。
【0005】この場合、セージの抽出物を得るために用
いられる原料としては、セージの粉末;これを水蒸気蒸
留処理により採油したものの残渣その他の精油採取残
渣;或いはセージをエチルエーテル、エチレンクロライ
ド、ジオキサン、アセトン、エタノールやメタノール等
の低級アルコール、酢酸エチル、プロピレングリコー
ル、グリセリン、水等の極性溶媒で抽出することにより
得られたオレオレジン及びその抽出残渣;セージをn−
ヘキサン、石油エーテル、リグロイン、シクロヘキサ
ン、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタン、1,
2−ジクロルエタン、トルエン、ベンゼン等の非極性溶
媒で抽出することによって得られたオレオレジン及びそ
の抽出残渣から選ばれるものが使用される。これらの原
料からセージの非極性溶媒又は非極性溶媒と極性溶媒と
の混合溶媒による抽出物を得る場合は、これらの原料の
1種又は2種以上を非極性溶媒又は非極性溶媒と極性溶
媒との混合溶媒(なお、これらの溶媒としては上で例示
したものが使用し得る)で抽出処理し、その抽出物(抽
出液又はこれから溶媒を留去したもの)を採取する。本
発明においては、この抽出物をそのまま使用することも
できるが、この抽出物を水蒸気蒸留処理することによっ
て得られる水蒸気蒸留残渣、この抽出物もしくは前記水
蒸気蒸留残渣を活性炭、珪藻土、酸性白土等の吸着剤で
処理したもの、更に前記抽出物を吸着剤で処理した後、
水蒸気蒸留処理して得られる残渣などもセージの非極性
溶媒又は非極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出
物として好適に使用することができる。なお、抽出方法
としては公知の方法が採用でき、例えば溶媒中にセージ
の乾燥粉末を温漬する等の方法が採用し得る。
【0006】なお、本発明においてはセージの非極性溶
媒又は非極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物
として、上述した方法で得られる1種を使用しても2種
以上を併用するようにしてもよい。
【0007】また、上記セージの非極性溶媒又は非極性
溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物の口臭除去用
組成物への配合量は、全体の0.0005%(重量%、
以下同じ)〜5%、特に0.05%〜2%とすることが
好ましい。
【0008】本発明は上述したセージの非極性溶媒又は
非極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物にl−
メントールを併用するもので、これによりこれらが相乗
的に作用し、口臭の最大原因であるCH3SHの悪臭を
確実になくし、口臭の発生を良好に抑制することができ
るものである。これに対し、セージの非極性溶媒又は非
極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒による抽出物を単独で
使用してもCH3SHの悪臭を完全に除去することがで
きず、また上記セージ抽出物を他の精油、香料成分、例
えばバニラ油、アントラニル酸メチル等と併用しても十
分な口臭除去効果が得られず、本発明の目的を達成し得
ない。
【0009】本発明に使用されるl−メントールは精油
から単離したものでも合成したものでもよく、またl−
メントールを含む精油、例えば和種はっか油(Japa
nese Mint Oil)、ペパーミント油(Pe
ppermint Oil)、ミッチャムはっか油(M
itcham Peppermint Oil, En
glish Black Mint Oil及びEng
lish WhiteMint Oil)等をそのまま
用いてもよい。特に、これらのうちではM.piper
ita L.種から採油されたものが好ましい。また、
l−メントールの配合量は組成物全体の0.01〜2
%、特に0.05〜1%とすることが好ましい。
【0010】本発明の他の成分としては、口臭除去用組
成物の種類に応じた適宜な成分が用いられる。例えば練
歯磨の場合であれば、第2リン酸カルシウム・2水和物
及び無水物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、
硫酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、非晶質
シリカ、結晶質シリカ、アルミノシリケート、水酸化ア
ルミニウム、酸化アルミニウム、レジン等の研磨剤(配
合量通常20〜60%)、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラ
ゲナン、アラビアガム ポリビニルアルコール等の粘結
剤(0.3〜5%)、ポリエチレングリコール、ソルビ
トール、グリセリン、プロピレングリコール等の粘稠剤
(10〜70%)、ソジウムラウリルサルフェート、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナ
ッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリ
ルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸
ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ラウリルジエ
タノールアマイド、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤
(0〜5%)、それにサッカリンナトリウム、ステビオ
サイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチル
リチン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアル
デヒド、ソーマチンなどの甘味剤、防腐剤などの成分を
水と混和し、常法に従って製造する。また、マウスウオ
ッシュ等の口腔洗浄剤その他においても、製品の性状に
応じた成分が適宜配合される。
【0011】また、本発明の口臭除去用組成物には塩化
リゾチーム、デキストラナーゼ、溶菌酵素、ムタナー
ゼ、クロルヘキシジン又はその塩、ソルビン酸、アレキ
シジン、ヒノキチオール、セチルピリジニウムクロライ
ド、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリシ
ン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネキ
サム酸、アズレン、ビタミンE、モノフルオロリン酸ナ
トリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、水溶性第
1もしくは第2リン酸塩、第四級アンモニウム化合物、
塩化ナトリウムなどの有効成分を配合することもでき
る。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る口臭除去用組成物は、セー
ジの非極性溶媒又は非極性溶媒と極性溶媒との混合溶媒
による抽出物とl−メントールとを併用したことによ
り、これらが相乗的に作用し合ってCH3SHの悪臭等
に起因する口臭を効果的に抑制するものである。
【0013】
【実施例】次に実験例を示し、本発明の効果を具体的に
説明する。 〔実験例〕セージの乾燥粉末100.0gにn−ヘキサ
ン300mlを加え、70〜80℃の水浴上で冷却管を
付けて1時間還流した。次いでn−ヘキサン画分を濾別
し、残渣に新しいn−ヘキサンを加え、同様の還流を2
回繰り返し、計3回の抽出操作を行った。n−ヘキサン
抽出液はまとめて減圧濃縮し、濃緑色のペースト10.
8gを得た。
【0014】他の溶媒についても上記と同様に操作し、
セージの抽出物を得た。表1にその抽出結果を示す。
【0015】
【表1】
【0016】次に、人の唾液を遠沈し(5000rp
m,15分間,4℃)、固型物(白血球、菌体)を除去
した後、その2.5mlを直径25mm、高さ220m
mの試験管に取り、これに種々の濃度のセージの抽出物
にエタノールを加えて1.0mlとしたものを加え、次
に香料成分(精油)を種々濃度で加えた。これにCH3
SHを含む水溶液0.5ml(100ngのCH3SH
を含有)を添加し、直ちにキャップをし、37℃で5分
間インキュベートを行った。
【0017】反応後、キャップをあけ、パネル4名でC
3SHの臭いを指標として下記の評価基準に基づき官
能評価した。 評価基準 3点:強いCH3SHの臭いがする 2点:CH3SHの臭いがする 1点:CH3SHの臭いかどうか疑わしい 0点:CH3SHの臭いがしない 結果を表2に示す。なお結果はパネル4名の総合評点で
示した。
【0018】
【表2】
【0019】第2表の結果より、セージの非極性溶媒抽
出物とl−メントールとを併用することによってこれら
が相乗的に作用し、CH3SHの臭いをなくすことが知
見された。
【0020】以下、実施例を示す。 〔実施例1〕練歯磨 炭酸カルシウム 50% グリセリン 20 カラゲナン 0.5 カルボキシメチルセルロース 1.0 ラウリルジエタノールアマイド 1.0 ショ糖モノラウレート 2.0 ペパーミント油 0.8 セージ石油エーテル抽出物 0.1 サッカリン 0.1 塩酸クロルヘキシジン 0.005 デキストラナーゼ 0.01 アズレン 0.1水 残 100.0%
【0021】〔実施例2〕洗口剤 エタノール 20.0% サッカリン 0.05 l−メントール 1.5 リナロール 0.1 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.1 グルコン酸クロルヘキシジン 0.01 ラウリルジエタノールアマイド 0.3 セージのn−ヘキサン−メタノール(1:1)抽出物 0.1 グリチルリチン酸塩 0.1 アラントイン 0.1水 残 100.0%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セージの非極性溶媒又は非極性溶媒と極
    性溶媒との混合溶媒による抽出物とl−メントールとを
    併用してなることを特徴とする口臭除去用組成物。
JP5019319A 1982-02-04 1993-01-11 口臭除去用組成物 Expired - Lifetime JPH0678221B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57016694A JPS58134013A (ja) 1982-02-04 1982-02-04 口臭除去用組成物
JP5019319A JPH0678221B2 (ja) 1982-02-04 1993-01-11 口臭除去用組成物

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57016694A JPS58134013A (ja) 1982-02-04 1982-02-04 口臭除去用組成物
JP5019319A JPH0678221B2 (ja) 1982-02-04 1993-01-11 口臭除去用組成物

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57016694A Division JPS58134013A (ja) 1982-02-04 1982-02-04 口臭除去用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05339137A JPH05339137A (ja) 1993-12-21
JPH0678221B2 true JPH0678221B2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=26353084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5019319A Expired - Lifetime JPH0678221B2 (ja) 1982-02-04 1993-01-11 口臭除去用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678221B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4761017B2 (ja) * 2004-04-01 2011-08-31 ライオン株式会社 口臭抑制用口腔内貼付剤
JP5382052B2 (ja) * 2011-04-15 2014-01-08 ライオン株式会社 口臭抑制剤及び口臭抑制用口腔内組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05339137A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20080048467A (ko) 구취 중화용 조성물 및 구취 중화 방법
JPS5929620A (ja) 虫歯防止剤
US4853213A (en) Use of periwinkle in oral hygiene
JP3884808B2 (ja) 口腔用組成物
JPH11180839A (ja) 口臭抑制用口腔用組成物
JP3706614B2 (ja) 口臭抑制用口腔組成物
JPH0366283B2 (ja)
JPH0566143B2 (ja)
JPH1171253A (ja) 唾液分泌促進剤及び口腔用組成物
JPH0369883B2 (ja)
JPS641145B2 (ja)
JP2001151690A (ja) 口腔用組成物
JPH01265964A (ja) 消臭剤
JPS641146B2 (ja)
JPH0678221B2 (ja) 口臭除去用組成物
JP2603465B2 (ja) 口腔用組成物
JPH0366899B2 (ja)
JPS5855409A (ja) 歯周疾患予防及び治療用組成物
JPS6234007B2 (ja)
JPS6013708A (ja) 口腔用組成物
JPH0678220B2 (ja) 口臭除去用組成物
JP2551012B2 (ja) 口腔用組成物
JPH09268117A (ja) 口腔用組成物
JP2001122751A (ja) 口腔用組成物
JPH06219930A (ja) 口腔用組成物