JPH067797B2 - 抗生物質sb22484 - Google Patents

抗生物質sb22484

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JPH067797B2
JPH067797B2 JP59178572A JP17857284A JPH067797B2 JP H067797 B2 JPH067797 B2 JP H067797B2 JP 59178572 A JP59178572 A JP 59178572A JP 17857284 A JP17857284 A JP 17857284A JP H067797 B2 JPH067797 B2 JP H067797B2
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    • C12P1/00Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
    • C12P1/06Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using actinomycetales
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/465Streptomyces

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、任意に抗生物質SB 22484と表示する
新規な抗生物質、ストレプトマイセス・エスピー(Ster
ptomyces sp.)NRRL 15496またはその生産性
変異型または突然変異体を培養することによりそれを生
産する方法、およびこの抗生物質に対して感受性の微生
物を含む感染性病気の処置における前記新規な抗生物質
の使用に関する。
抗生物質SB 22484は、塩を形成することができ
る酸官能性を有する。アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩を包含
する抗生物質SB 22484の製薬学的に許容されう
る塩は、本発明の一部分である。
説明を容易とするため、本発明の化合物の生物学的活性
を取り扱うとき、用語「抗生物質SB 22484」
は、抗生物質SB 22484およびその製薬学的に許
容されうる塩から選択された抗生物質を意味する。
用語「低級アルキルアルカノイルエステル」は、(C
−C)アルキル(C−C)アルカノイルエステ
ル、例えば、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、ブチルアミ
レートなどを意味する。
用語「水不混和性低級アルキルケトン」は、水とほとん
ど混和しない(C−C10)ケトン、例えば、2−ペ
ンタノン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、2−ヘプ
タノン、3−メチル−2−ブタノン、および3−メチル
−2−ペンタノンを意味する。
用語「ハロゲン化低級炭化水素」は、ポリハロゲン化
(C−C)炭化水素、例えば、塩化メチレン、クロ
ロホルム、ジクロロエタンなどを意味する。
用語「高級アルカノール」は、水とほとんど混和しな
い、直鎖または分枝鎖の、線状または環状の(C−C
)アルカノール、例えば、ブタノール、2−メチルプ
ロパノール、2−メチル−2−プロパノール、ペンタノ
ール、2−メチルブタノール、2−メチル−2−ブタノ
ール、シクロヘキサノールなどを意味する。
本発明の抗生物質は、ナイセリア(Neisseria
e)菌株に対して活性であり、連鎖球菌(Strept
ococci)、ウレアプラズマ(Ureaplasm
a)、マイコプラズマ(Mycoplasma)および
ヘモフィラス(Hemophilus)に対してかなり
活性であるが、黄色ブドウ球菌(Staphyloco
cci)および普通のグラム陰性バクテリア、例えば、
プロテウス(Proteus)、エシュリヒア(Esc
herichia)およびシュードモナス(Pseud
omonas)に対してほとんど不活性であるという事
実におけるように、むしろ特別の抗微生物スペクトルに
より特徴づけられる。
抗生物質SB 22484は、イタリー国において収集
された土壌の試料から単離され、そしてブダペスト条約
(Budapest Treaty)の規定に従い、国
際的に求められているコレクションであるアグリカルチ
ュラル・リサーチ・コレクション(Agricultu
ral Research Collection)
(NRRL)(アメリカ合衆国イリノイ州ペオリアに位
置する)に1983年7月6日に受託された菌株を発酵
させることにより生産される。この菌株は、受入れ番号
NRRL 15496 が与えられている。
ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyc
es sp.)NRRL 15496は、次の特性を有
する。
巨視的および顕微鏡的検査 コロニーは、検査した培地のほとんど上で生産されある
黄ないし深いクロム黄の生長する菌糸体および薄い青緑
の気生菌糸体により特徴づけられる。芽胞柄は、らせん
状、コイル状および鉤形に配置されている。胞子は丸い
端をもつ円筒形であり、そして直径1.2×2.3μm
を有する。
芽胞柄の形および気生菌糸体の色に基づき、ストレプト
マイセス種(Streptomyces sp.)NR
RL 15496は、プリドハム、ヘッセルチンおよび
ベネディクトの分類(T.G.Pridham,C.
W.Hesseltine,and R.G.Bene
dict,“A guide for the cla
ssification of Streptomyc
es according to selected
groups,Appl.Microb.Vol.6,
(1958))に従い「グループ・スピラーグリーン・
セクション(Group Spira−Green S
ection)」に帰属された。
培養物の特性 培養物の特性を検査するため、ストレプトマイセス・エ
スピー(Streptomyces sp.)NRRL
15496を、シアリング(Shiring)および
ゴットリーブ(Gottlieb)(1)により示唆さ
れる種々の標準培地で、ワックスマン(Wacksma
n)(2)により推奨されるいくつかの培地を加えて培
養した。
色の決定は、必要に応じて、メルズ(Maerz)およ
びポール(Paul)に方法(3)により行った。
下表Iに報告した読のすべては、28℃にいて2週間イ
ンキュベーションした後取った。
分類に使用した培地のpH5は、ほぼ中性(pH6.6−
7)であった。
炭素源の利用 ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyc
es sp.)NRRL 15496の異る炭素源を利
用する能力〔これはシアリング(Shiring)およ
びゴットリーブ(Gottlieb)が記載する方法〕
を、下表IIに記載する: 生理学的特性 表IIIはストレプトマイセス・エスピー(Strept
omyces sp.)NRRL 15496の生理学
的特性を報告する。
抗生物質SB 22484を生産するため、それを生産
することができるストレプトマイセス種、例えば、スト
レプトマイセス・エスピー(Streptomyces
sp.)NRRL 15496またはその抗生物質S
B 22484生産性変異型または突然変異体を、好気
的条件下で炭素の同化可能源、窒素の同化可能源および
無機塩類を含有する水性栄養培地中で培養する。前記培
地は、通常発酵分野において使用される培地のいかなる
ものであることもできるが、ある種の培地が好ましい。
こうして、例えば、好ましい炭素源は、グルコース、マ
ンノース、ガラクトース、デンプン、トウモロコシ粉末
などである。好ましい窒素源は、アンモニア、硝酸塩、
大豆粉末、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、トリプト
ン、アミノ酸などである。培地へ混入することができる
無機塩類の例は、ナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛、コ
バルト、マグネシウム、カルシウム、アンモニウム、塩
素イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、硝
酸イオンなどを生ずることができる慣用の可溶性塩類で
ある。
通常、抗生物質生成性菌株を振盪フラスコ中で予備培養
し、次いでこの培養物を使用して、実質的な量の抗生物
質を生産するためのびんの発酵器を接種する。予備培養
に使用する培地は大きい規模の発酵に使用するものと同
一であることができるが、他の培地を使用することもで
きる。SB 22484生成性菌株は、約20℃〜約4
0℃、好ましくは約24〜30℃の温度において生長さ
せることができる。
発酵の間、抗生物質の生産は肉汁または菌糸体の沈殿物
の試料を、抗生物質の活性について、例えば、バイオア
ッセイまたはTLCまたはHPLCの手順により試験し
て監視することができる。抗生物質SB 22484に
対して感受性であることが知られている有機体は、この
目的に有用である。ことに有用なアッセイ有機体は、ネ
イセリア・カビアエ(Neisseria cavia
e)ATCC 14659およびストレプトコッカス・
ディスガラクチアエ(Streptococcus d
ysgalactiae)ATCC 9926である。
バイオアッセイは便利には寒天板上の寒天拡散法により
実施される。抗生物質の最大の生産は、一般に、発酵の
第2日ないし第5日の間に起こる。
菌株ストレプトマイセス・エスピー(Streptom
yces sp.)NRRL 15496の発酵の間の
生産される抗生物質SB 22484は、主として肉汁
中に見出される。したがって、前記抗生物質の回収は、
好ましくは濾過した肉汁の抽出により実施される。濾過
した肉汁の抽出は酢酸エチルで最もよく達成されるが、
水と不混和性の他の低級アルキルアルカノイルエステ
ル、例えば、酢酸メチル、プロピオン酸エチルおよびプ
ロピオン酸ブチル、低級炭化水素、例えば、ポリハロゲ
ン化炭化水素、例えば、塩化メチレン、ジクロロエタン
およびクロロホルム、低級アルキルケトン、例えば、メ
チルイソプロピルケトン、高級アルカノール、例えば、
ペンタノールおよびシクロヘキサノールなど適当に使用
することができる。
次いで、抗生物質SB 22484を、日常の手順によ
り抽出溶媒から回収する。前記手順は、便利には、抽出
溶媒を小さい体積に濃縮し、そしてこの粗製抗生物質か
ら非溶媒の添加により沈殿することを含む。
次いで粗製抗生物質の精製は、種々の技術、例えば、カ
ラムクロマトグラフィー、塩形成または適当な溶媒によ
る抽出により達成することができる。カラムクロマトグ
ラフィーを精製に使用するとき、いわゆる無菌の排除ク
ロマトグラフィー技術を適用することが好ましく、最適
な分離に結果が達成される。とくに、セファデックス
(Sephadex)LH−20(Pharmaci
a Fine Chemicais,Ab)(ヒドロキ
シル基の大部分がアルキル化されている、制御された孔
の架橋デキストラン)は、きわめてすぐれた精製のため
の非常に有用な静止相である。あるいは、濾過した肉汁
をpH5〜9に調節し、非官能化ポリスチレン樹脂、例え
ば、アンバーライト(Amberlite)X−AD−
2(XAD−4、XAD−7、XAD−8)またはダイ
アイオン(Diaion)HP 20の脱イオン水中で
調製したクロマトグラフィーカラムに通過させ、水中の
アセトン、メタノール、エタノール、n−プロパノール
またはテトラヒドロフランの10〜90%二成分混合物
を溶離剤として使用する。分画を抗生物質の含量に従っ
てプールし、pH4〜8にし、そして濾過した肉汁につい
て前述のように抽出する。
他の好ましい手順に従い、濾過した肉汁をpH約7.5に
調節し、そして水不混和性低級アルキルアルカノイル、
好ましくは酢酸ブチルで抽出する。有機層を濃縮し、pH
約9.0にする。このpHの調節は好ましくはジエチルマ
ロン酸ナトリウムの添加により行う。沈殿を水で取り、
pH約4に調節し、そして選択した水不混和性低級アルキ
ルアルカノイルエステルで再び抽出する。塩基、好まし
くは、ジエチルマロン酸ナトリウムを用いる沈殿を反復
して本発明の抗生物質の精製された調製物を得る。他の
カラムクロマトグラフィー技術、例えば、吸着クロマト
グラフィーまたは分配クロマトグラフィーを、同様によ
く精製の目的に使用することができる。
塩形成による精製は、抗生物質を適当な溶媒中に溶解
し、そして等モル量の塩基を添加することにより簡単に
実施される。形成する沈殿を非溶媒の添加により沈殿さ
せ、次いで濾過により回収する。遊離酸の形態の抗生物
質は、粗製抗生物質を酢酸エチル中に溶解し、次いでこ
の有機溶液を酸性緩衝液、好ましくはリン酸塩緩衝液で
pH約4.0において抽出することにより調製することが
できる。
次いで生成物の回収は本質的に普通の手順を使用するこ
とにより、例えば、それを有機層から沈殿させることに
より、あるいは混合物を小さい体積に濃縮することによ
り実施する。生成物の力価が十分に高くない場合、それ
は最初の精製について前述したのと同一の手順を実質的
に適用することによりさらに精製することができる。
カラムクロマトグラフィーを精製に使用するとき、全体
の精製手順はHPLCにより監視することもできる。
同様なHPLCのプロフィルをもつ分画を合わせ、そし
て濃縮乾固して本質的に純粋な抗生物質SB 2248
4を得る。
このようにして得られた抗生物質SB 22484を対
応する無毒の製薬学的に許容されうる塩に転化すること
ができる。適当な塩は、アルカリ金属塩およびアルカリ
土類金属塩、典型的には、ナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩およびマグネシウム塩、およびアンモニウ
ム塩および置換アンモニウム塩を包含する。代表的な置
換アンモニウム塩は、第一、第二または第三(C−C
)アルキルアンモニウムおよびヒドロキシ(C−C
)アルキルアンモニウム塩および、本発明のある実施
態様に従い、ベンザチン塩、プロカイン塩、ヒドラバミ
ン塩および同様な水不溶性、無毒の製薬学的に許容され
うる塩を包含する。本発明の化合物の塩の他の好ましい
クラスは、塩基性アミノ酸、例えば、アルギニンまたは
リジン、またはアミノ糖、例えば、グルコサミンなどと
の塩基性酸付加塩により代表される。
アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩は、金属塩の
調製に普通に用いられる通常の手順に従い調整される。
一例として、抗生物質SB 22484を最小量の適当
な溶媒、典型的には、低級アルカノール中に溶解し、化
学量論的量の適当な選択した塩基を得られた溶液に徐々
に添加し、そして得られた塩を非溶媒の添加により沈殿
させる。形成するアルカリ金属塩またはアルキリ土類金
属塩を、次いで濾過または溶媒の蒸発により回収する。
あるいは、これらの塩は凍結乾燥により実質的に無水の
形態で調製することができる;この場合において、ph
7.0〜8.5を得るような量で適当に選択したアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩または水酸化物
で抗生物質SB 22484を塩化することにより得ら
れた、所望の塩を含有する水溶液を不溶性物質から濾過
し、凍結乾燥する。
有機アンモニウム塩は、実質的に上の手順に従い、適切
に選択したアミンを適当な溶媒中の抗生物質SB 22
484の溶液へ添加し、次いで溶媒および過剰のアミン
試薬を蒸発させるか、あるいは濃厚な溶液を凍結乾燥す
ることにより調製することができる。
抗生物質SB 22484の物理化学的特性 抗生物質SB 22484は、次の特性を有する: A)添付図面の第1図に示す、次の吸収極大を示す紫外
線吸収スペクトル: λmax(nm) E▲E1% 1cm▼ a) 0.1N HC1中 230 663 283 192 332 343 b) リン酸塩緩衝液pH7.38中 230 719 323 391 c) 0.1Nの水酸化ナトリウム中 323 387 d) メタノール中 229 715 320 365 B)添付図面の第2図に示す、次の吸収極大を示す赤外
線吸収スペクトル(cm-1): 3700−3080,2980−2840(nujo
l);1645;1560;1455(nujol);
1375(nujol);1305;1240;121
5;1145;1090;1060;1035;99
0;945;910;890;850;810;720
(nujol)、 C)内部標準としてTMSを使用するヘキサジュウテロ
アセトン中で270MHzN−NMRにおける信号(pp
m)の次の群として記録した、添付図面の第3図に示す
NMRスペクトル(0.00ppm)(δ=ppm): 0.77δ(3H);0.83δ(3H);1.21−
1.24δ(3H);1.2−2.7δ(5H);1.
67δ(s,3H);1.73δ(3H);2.01δ
(s,3H);3.20δ(s,3H);3.3−5.
6δ(11H);5.4−6.7δ(13H);6.0
4δ(1H);7.40δ(1H);7.68δ(1
H);10.53δ(1H) (s=一重線) D)直接流体入口LC−MSによりHP 5985 B
装置を使用し、負イオンのモードで作動させ、そして次
の条件下で前記LCを実施することにより得られた質量
スペクトル: カラム:ブラウンリー・ラボラトリー(Brownlee La
b.)RP 810μm、25cm(オクチルシラン官能化
シリカゲル) 流速:1m1/分 溶離剤:アセトニトリル:0.1Mギ酸アンモニウム=
60:40 これはそれぞれ保持時間4.48、5.03、5.65
および7.25分を有する4つの主ピークを示す。それ
らは任意に命名した抗生物質SB 22484のそれぞ
れ因子1、2、3および4である; E)上記の抗生物質の因子、すなわち、抗生物質SB
22484の因子1、2、3および4についての次の主
断片ピーク: 因子1:752、734、716、684、538、5
98、566、500 因子2:766、748、730、698、652、6
12、580 因子3:752、734、716、684、638、5
98、566、500 因子4:766、748、730、698、652、6
12、580、500 F)種々のクロマトグラフ系においてシラン化(sil
anized)シリカゲル60F254Merk板を使用す
る次のRf値: 可視化:紫外線、254nm 抗生物質SB 22484は、一般に治癒が困難な伝染
病、例えば、淋疾および髄膜炎の原因であるバクテリア
の菌株に対して特別に活性な抗バクテリア剤である。既
に述べたように、本発明の抗生物質は、ナイセリア(N
eisseriae)菌株に対して活性であり、連鎖球
菌(Streptococci)、ウレアプラズマ(U
reaplasma)、マイコプラズマ(Mycopl
asma)およびヘモフィラス(Hemophilu
s)に対してかなり活性であるが、黄色ブドウ球菌(S
taphylococci)および普通のグラム陰性バ
クテリア、例えば、プロテウス(Proteus)、エ
シェリヒア(Escherichia)およびシュード
モナス(Pseudomonas)に対してほとんど不
活性である。
本発明の化合物の抗バクテリア活性は、標準の希釈試験
により生体外で証明することができる。
イソーセンシテスト(Iso−Sensitest)肉
汁(Oxoid)およびトッド−ヘイウィット(Tod
d−Hewitt)肉汁(Difco)を、それぞれ黄
色ブドウ球菌(Staphylococci)および連
鎖球菌(Streptococci)に使用し、ナイセ
リア(Neisseriae)菌株はGC寒天ベース
(Difco)+1%イソ−ビタレックス(Ios−V
italex)(BBL)上で培養し、そしてヘモフィ
ラス(Hemophilus)はGC寒天ベース(Di
fco)+1%イソ−ビタレックス(Ios−Vita
lex)(BBL)+1%ヘモグロビン(Difco)
上で培養する。肉汁培養物を、最終の接種物が約10
〜10コロニー形成単位/ml(CFU/ml)であるよ
うに希釈する。(MIC)の最小阻止濃度は、37℃に
おいて18〜24時間のインキュベーション後、可視の
生長を示さない最小濃度の抗生物質として考える。ナイ
セリア(Neisseriae)菌株は、COに富ん
だ雰囲気中でインキュベーションする。
抗生物質SB 22484の生体外活性スペクトルを、
下表に要約する: ウレアプラズマ・ウレラリチクム(Ureaplasm
a urealyticum)に対する活性を、次の組
成物の培地への微生物の生長後にアッセイした: クリスタルバイオレットを含ま 80ml ないPPLO肉汁(Difco) 1NのHC1 0.9ml ウマ血清(Sclavo) 10ml 5%の尿素(C.Erba RP) 1ml 0.2%のフェノールレッド 1ml pH約6に調節した。
最小阻止濃度(MIC)を、試験管内で2倍の順次の希
釈法(濃度範囲、0.008〜128μg/ml)により
決定した。
20〜24時間の肉汁−培養物からの10〜10
変化単位(colour changing uni
t)(ccu)で接種した、1ml/試験管の容量を使用
した。試験管を37℃においてインキュベーションし
た。MICの終点は、対照培養物がpH7.8に相当する
色変化を示す時間(培地の色を種々のpH値に調節した同
一培地の色と比較することにより決定した)において評
価した、色変化を防止する抗生物質の最低濃度として取
った。この変化は、ほぼ10〜10ccu/mlの接種物
を使用したとき、約24時間のインキュベーション後に
起こった。接種物の大きさは、次のように推定した:接
種物の肉汁培養物の順次の10倍の希釈物を肉汁に添加
した;ccu/mlを色変化を示す最低希釈に基づいて計算し
た。
臨床的に単離した菌株についていてのこの試験の結果を
下に報告する: MIC (μg/ml) U.urealyticum 8 バクテリアの「生体外」実験において、抗生物質SB
22484は、MIC(10μg/ml)の5倍に相当す
る濃度で37℃において24時間インキュベーションし
た後、GC寒天ベース(Difco)+1%イソ−ビタ
レックス(Iso−Vitalex)(BBL)上で対
数期において、N.gonorrhea L 997の
細胞の99.9%を殺した。
生体内試験の初期の結果によると、抗生物質SB 22
484は、V.Ariolietal..J.Anti
biotics 29,511,(1976)に従い
S.pyogenesで実験的に感染させたマウスに
s.c.200mg/kgを投与したとき、5匹の動物のう
ち3匹を保護したことが示された。その上、本発明の化
合物は、腹腔内投与したマウスにおけるそれらのLD
50が1000mg/kg(試験した最高の投与量)より高
いので、毒性が非常に低い。
抗微生物活性から見て、本発明の化合物は、人間および
人間以外の動物において、感受性の病原性バクテリアに
より引き起こされる伝染病の予防または治療の薬物とし
て使用される抗微生物調製物の活性成分といて有効に用
いることができる。
抗生物質SB 22484ならびに対応する塩の抗微生
物活性を見て、それらは製薬学的または獣医学的配向物
において使用することができる。さらに詳しくは、抗生
物質SB 22484および対応する無毒の製薬学的に
許容されうる塩は任意の比率の混合物で使用することが
できる。
上に示したように、抗生物質 SBは少なくとも4種類
の所要成分(SB 22484の因子1、2、3および
4)の複合体である。当業者にとて明らかなように、複
合体中のこれらの因子の百分率は、種々のパラメータ、
例えば、培地および発酵条件および単離および精製の過
程における日常の変数に依存してバッチ毎に変化するこ
とさえある。したがって、本発明の開示は、抗生物質S
B 22484の因子1、2、3および4の任意の比率
の混合物のすべてを包含する。これらの混合物は、一般
に「抗生物質SB 22484」という表現に包含され
ることを意図する。
抗微生物活性を見て、抗生物質SB 22484は主と
して淋疾の治療における抗バクテリア剤として使用する
ことができる。淋疾は現在ある数の異る抗生物質で、主
としてペニシリンおよびスペクチノマイシンで、あるい
はテトラサイクリンまたはアンピシリンで処置されてい
る。しかしながら、淋疾の頻度は最近15〜20年にお
いて絶えず上昇しているので、淋疾の処置のためにこれ
らの抗生物質が広く使用されると、薬物抵抗性の頻度が
増加する。この理由で、現在の治療における薬物に対し
て抵抗性であるものを包含する、淋疾の原因である微生
物に対して高度の活性を示す新規な抗生化合物はこの病
気の処置における進歩を表わす。
一般に、抗バクテリアの処置のために、抗生物質SB
22484ならびにその製薬学的に許容されうる塩は種
々の経路で、例えば、局所的にあるいは非経口的に投与
することができる。しかしながら、非経口的投与は投与
の好ましい経路である。
注射用組成物は、油または水性賦形剤中の懸濁液、溶
液、または乳濁液のような形態を取ることができ、そし
て補助剤、例えば、懸濁剤、安定剤および/または分散
剤を含有することができる。あるいは、活性成分は、再
構成用の粉末の形態をであることができ、投与時に適当
な賦形剤、例えば、無菌の注射用水をそれに添加する。
ある場合において、本発明の化合物は経口的投与のため
の腸被覆投与形態(entric−coated do
sage form)に配合することができであろう。
これはこの分野のおいて既知の方法で調製することがで
きる(例えば、“Remington’s Phama
ceutical Sciences”,fiftee
thedition,Mack Publishing
Company,Easton,Pennsylva
nia,USA,p.1614参照)。
これは、ことに抗微生物が胃内を未変化で通過すると同
時に、腸管内においてとくに活性であるかあるいは腸管
内において吸着されることを望む場合であることができ
る。
活性成分の投与量は、種々の因子、例えば、処置すべき
患者の大きさおよび状態、投与の経路および頻度、およ
び含まれる原因となる薬剤に依存する。
本発明の抗生物質、すなわち、抗生物質SB 2248
4およびその製薬学的に許容されうる塩は、約5〜10
0mg/kg患者の体重の活性成分から構成された1日の投
与量において一般に有効であり、必要に応じて、2〜4
回/日に分割される。得に望ましい組成物は、約100
〜約500mg/単位を含有する投与単位で調整される。
しかしながら、淋疾の処置に使用するとき、実際的問題
のため、単一の投与の治療が高度に好ましく、一般に1
0〜100mg/kgの範囲の抗生物質SB 22484の
より高い最小投与量を用いて、延長された期間にわたっ
て有効血液レベルを維持すべきである。
さらに、淋疾の処置において、持続作用(sustai
ned−action)の非経口的投与形態を用いるこ
とが好ましい。持続作用の配合物は、種々の機構および
方法に基づいて、この分野において知られているよう
に、調製することができる。抗生物質SB 22484
を含有する持続作用の配合物を調製する好ましい方法
は、この抗生物質の水不溶性塩、ベンザチン塩、プロカ
イン塩、ヒドラバミン塩などを水性媒質または油状媒質
中で使用することを包含する。
これらの塩は、事実、筋肉内に注射すると、水溶性が低
く、こうして抗生物質が血液レベルが持続されるため、
非常に遅く開放される。
製薬学的組成物の調製 筋肉注射用の単位投与形態は、2%のステアリン酸アル
ミニウムでゲル化した3mlの精製ピーナッツ油中に20
00mgの抗生物質SB 22484のプロカイン塩を懸
濁させて調製する。
筋肉注射用の単位投与形態は、次の組成を有する5mlの
溶媒中に250mgの抗生物質SB 22484を溶解さ
せて調製する:プロピレングリコール40%、エタノー
ル、10%、0.5%のトリヒドロキシメチルアミン
(w/v)50%。
筋肉注射用の単位投与形態は、8%のプロピレングリコ
ールおよび3500mgの抗生物質SB 22484を含
有する5mlの無菌懸濁液USPを用いて調製する。
筋肉注射用の単位投与形態は、5mlの無菌の注射用水中
に2000mgの抗生物質SB 22484のナトリウム
塩を懸濁させて調製する。
次の実施例による本発明をさらに説明するが、それらは
本発明の範囲を限定すると解釈すべきではない。
実施例1 抗生物質の生産 ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyc
es sp.)NRRL 15496の培養物を含有す
る凍結乾燥管を開き、そしてオートミール寒天の斜面培
地へ無菌的に移す。約28℃において10日間インキュ
ベーションした後、斜面培養物を蒸留水中に懸濁させ、
そして次の組成を有する100mlの培地を含有するそら
せ板付つき(baffled)500ml容のエルレマイ
ヤーフラスコ中に接種する: 牛肉エキス 5 g ペプトン 5 g 酵素カゼイン加水分解物 3 g 酵母エキス 5 g NaCl 1.5g デキストロース 20 g 蒸留水 1,000 ml このフラスコを28℃、220rpmにおいて約48時間
インキュベーションする。
この培養物全体を使用して、次の組成を有する6の発
酵培地を含有する10容の発酵器を接種する: 牛肉エキス 4 g ペプトン 4 g NaCl 2.5g 酵母エキス 1 g 大豆粉末 10 g デキストロース 25 g CaCO 5 g 水道水 1,000 ml この発酵器を28℃、900rpmにおいて1v/v/m
の通気流速でインキュベーションする。
約40時間の発酵後に、最大抗生物質活性が得られる。
抗生物質レベルは、ペーパー・ディスク寒天アッセイ法
により、ネイセリア・カビアエ(Neisseria
caviae)ATCC 14659およびストレプト
コッカス・ジスガラクチアエ(Streptococc
us dysgalactiae)ATCC 9926
を試験微生物として使用した決定する。
実施例2 抗生物質の大量生産 ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyc
es sp.)NRRL 15496の培養物を含有す
る凍結乾燥管を開き、そしてオートミール寒天の斜面培
地へ無菌的に移す。約28℃において10日間インキュ
ベーションした後、斜面培養物を蒸留水中に懸濁させ、
そして次の組成を有する500mlの培地を含有する2個
のそらせ板付つき(baffled)2000ml容のエ
ルレマイヤーフラスコ中に接種する: 牛肉エキス 5 g ペプトン 5 g 酵素カゼイン加水分解物 3 g 酵母エキス 5 g NaCl 1.5g デキストロース 20 g 蒸留水 1,000 ml これらの2個のフラスコを28℃、220rpmにおいて
約40時間インキュベーションする。
2個の培養物を使用して、次の組成を有する30の種
子培地(seed medium)を含有する50容
の発酵器を接種する: 牛肉エキス 4 g ペプトン 4 g NaCl 2.5g 酵母エキス 1 g 大豆粉末 10 g デキストロース 25 g CaCO 5 g 水道水 1,000 ml この発酵器を28℃、500rpmにおいて1v/v/m
の通気流速でインキュベーションする。
約24時間の発酵後に、30の種子培地を、前のもの
と同一の百分率組成を有する200の培地を含有する
300容の発酵器中に接種する。この発酵器を28
℃、240rpmにおいて1v/v/mの通気流速でイン
キュベーションする。
約40時間の発酵後に、最大抗生物質活性が得られる。
抗生物質レベルは、「ペーパー・ディスク寒天アッセイ
法」により、37℃において脳心臓寒天培地中で一夜生
長させたネイセリア・カビアエ(Neisseria
caviae)ATCC 14659を試験微生物とし
て使用した決定する。この肉汁は、10mmのペーパー・
ディスク上に直径23mmの阻害ゾーンを与える。
実施例3 抗生物質SB 22484の単離および精製 発酵肉汁(60)をフィルター助剤のクラルセル(C
larcel)−フロー−マ(flow−ma)の存
在下に濾過し、濾液をpH約7.0に調節し、そして酢酸
エチル(約60ml)で抽出する。有機相を遠心分離し、
小さい体積に濃縮する。次いで石油エーテルを油状残留
物に添加し、そして粗製抗生物質沈殿物を濾過により集
める。この物質の一部分(4.5g)をメタノール(5
0ml)中に溶解し、1.5mlのセファデックス(Sep
hdex)L 20をメタノール中に含有するクロマト
グラフィーのカラム(1m)へ適用し、そしてこの系を
同一の溶媒で溶離する。約20mlの分画を集め、そして
N.caviae ATCC 14659に対してペー
パー・ディスク拡散アッセイにより、およびTLCおよ
びHPLC分析によりアッセイする。
抗生物質含有分画をプールし、および濃縮乾固する。油
状残留物を最小量のテトラヒドロフラン中に溶解し、エ
チルエーテルをそれに加え、そしてこの混合物を沈殿が
形成するまで振盪し、沈殿を集め、乾燥すると、上に記
載した物理化学的特性を有する抗生物質SB 2248
4の純粋な調製物の960mgが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、抗生物質SB 22484の紫外線吸収スペ
クトルである。 第2図は、抗生物質SB 22484の赤外線吸収スペ
クトルである。 第3図は、抗生物質SB 22484のNMRスペクト
ルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (72)発明者 ビツトリオ・アリオリ イタリア国コモ・22073フイノモルナス コ・ビアビツトリオベネト 5 (72)発明者 ジヨバンニ・カツサニ イタリア国27100パビア・ビアローマ 14 (72)発明者 フランチエスコ・パレンテイ イタリア国20125ミラノ・ビアエミリオデ マルキ 8

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形態で、次の特性: A)次の吸収極大を示す紫外線吸収スペクトル: λmax(nm) ▲E1% 1cm▼ a)0.1N HC1中 230 663 283 192 332 343 b)リン酸塩緩衝液pH7.38中 230 719 323 391 c)0.1N水酸化ナトリウム中 323 387 d)メタノール中 229 715 320 365 B)次の吸収極大を示す赤外線吸収スペクトル(c
    m-1): 3700−3080,2980−2840(nujo
    l);1645;1560;1455(nujol);
    1375(nujol);1305;1240;121
    5;1145;1090;1060;1035;99
    0;945;910;890;850;810;720
    (nujol)、 C)内部標準としてTMS(0.00ppm)を使用する
    ヘキサジュウテロアセトン中で270MHz H−NM
    Rにおける信号(ppm)の次の群として記録したNMR
    スペクトル(δ=ppm): 0.77δ(3H);0.83δ(3H);1.21−
    1.24δ(3H);1.2−2.7δ(5H);1.
    67δ(s,3H);1.73δ(3H);2.01δ
    (s,3H);3.20δ(s,3H);3.3−5.
    6δ(11H);5.4−6.7δ(13H);6.0
    4δ(1H);7.40δ(1H);7.68δ(1
    H);10.53δ(1H) (s=一重線) D)直接液体入口LC−MSによりHP 5985 B
    装置を使用し、負イオンモードで作動させ、そして次の
    条件下でLCを実施することにより得られた質量スペク
    トル: カラム:ブラウンリー・ラボラトリー(Brownlee La
    b.)RP 8 10μm、25cm(オクチルシラン官能
    化シリカゲル) 流速:1ml/分 溶離剤:アセトニトリル:0.1Mギ酸アンモニウム=
    60:40 これはそれぞれ保持時間4.48、5.03、5.65
    および7.25分を有する4つの主ピークを示す。それ
    らは任意に命名した抗生物質SB 22484のそれぞ
    れ因子1、2、3および4である; E)上記の抗生物質の因子、すなわち、抗生物質SB
    22484の因子1、2、3および4についての次の主
    断片ピーク: 因子1:752、734、716、684、538、5
    98、566、500 因子2:766、748、730、698、652、6
    12、580 因子3:752、734、716、684、638、5
    98、566、500 因子4:766、748、730、698、652、6
    12、580、500 F)種々のクロマトグラフ系においてシラン化シリカゲ
    ル60F254Merk板を使用する次のRf値: 溶離系(v/v/v) Rf値 1)NaHPO/メタノール/ 4/6 0.44 0.50 0.55 2)NaHPO/メタノール/ アセトニトリル 4/5/1 0.52 0.57 0.63 3)0.05Mリン酸テトラブチル アンモニウム(pH7.0): メタノール 4/6 0.46 0.50 0.55 可視化:紫外線、254nm を有することを特徴とする抗生物質SB 22484ま
    たはその製薬学的に許容されうる塩。
  2. 【請求項2】その4種類の主成分SB 22484の因
    子1、2、3および4を任意の比率で本質的に含有する
    混合物としての特許請求の範囲第1項記載の抗生物質S
    B 22484。
  3. 【請求項3】ストレプトマイセス・エスピー(Streptom
    yces sp.)NRRL 15496またはその抗生物質S
    B 22484生産性変異型または突然変異体を、液中
    好気性条件下で炭素、窒素および無機塩類の同化可能な
    源の存在下に培養し、前記抗生物質を発酵肉汁から回収
    しかつ単離し、そして、必要に応じて、それを所望の塩
    に転化することを特徴とする抗生物質SB 22484
    またはその製薬学的に許容されうる塩の生産方法。
  4. 【請求項4】生産性菌株の培養を20℃〜40℃の温度
    において実施する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  5. 【請求項5】抗生物質の回収を、濾過した発酵肉汁を水
    不混和性低級アルキルアルカノイル酸エステル、低級ポ
    リハロゲン化炭化水素および高級アルカノールから選択
    される溶媒で抽出することにより実施する特許請求の範
    囲第3項記載の方法。
  6. 【請求項6】抗生物質の単離を、誘導化された孔制御架
    橋デキストランまたは非官能化ポリスチレンを使用する
    無菌の排除カラムクロマトグラフィーにより実施する特
    許請求の範囲第3項記載の方法。
  7. 【請求項7】クロマトグラフィーのカラムを、水中のア
    セトン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、
    イソプロパノールまたはテトラヒドロフランの二成分混
    合物10%〜90%で溶離する特許請求の範囲第6項記
    載の方法。
  8. 【請求項8】抗生物質の回収を、発酵肉汁のpHを約7.
    5に調節し、それを水不混和性低級アルキルアルカノイ
    ルエステルで抽出し、pHを約9.0にし、生成する沈殿
    を濾過し、それを水中に取り、この懸濁液を約pH4に調
    節し、水不混和性低級アルカノイルエステルで抽出し、
    そして再びpHを約9にすることによって実施する特許請
    求の範囲第3項記載の方法。
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