JPH0677429U - フロアパネル開口部の塞ぎ板 - Google Patents

フロアパネル開口部の塞ぎ板

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JPH0677429U
JPH0677429U JP1667693U JP1667693U JPH0677429U JP H0677429 U JPH0677429 U JP H0677429U JP 1667693 U JP1667693 U JP 1667693U JP 1667693 U JP1667693 U JP 1667693U JP H0677429 U JPH0677429 U JP H0677429U
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floor panel
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reinforcing rib
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JP1667693U
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辰夫 庄司
俊治 玉田
博之 増野
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Naka Corp
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Naka Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案はフロアパネル開口部の塞ぎ板に関し、
合成樹脂で形成しても所要の強度を得ることができよう
にすることを目的とする。 【構成】塞ぎ板は、合成樹脂材により形成され、フロア
パネル1の辺縁に開設された切欠部2を閉塞する本体部
4を有し、該本体部4の裏面に係止部7を備える。ま
た、合成樹脂材により形成される塞ぎ板の強度を向上さ
せるために、本体部4の裏面には、補強リブ5が一体に
設けられる。補強リブ5は、中央部において突出高さが
高くなる台形形状に形成されるとともに、斜辺部5aと
本体部4との境界部には、曲率面8が形成されて、応力
集中による破断が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフロアパネル開口部の塞ぎ板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に二重床装置は、床基部上適宜高さにフロアパネルを敷設することにより 床面を構築し、該床面下の空間を配線スペースとして利用するものであって、フ ロアパネルには、床下配線を床上に引き出すための配線引き出し開口が形成され る。
【0003】 一方、上記配線引き出し開口は、フロアパネルの側縁を切り欠く等して形成さ れるものであるが、配線引き出し用に引き出し部を形成したフロアパネルを別途 製造することは、部品の共通化にとって望ましくない。
【0004】 そこで、通常、フロアパネルに予め配線引き出し用の切欠部を設けておき、配 線の引き出しが不要な場合には、該切欠部を塞ぎ板により閉塞し、配線の引き出 しが必要な場合には、塞ぎ板を取り除いたり、あるいは、塞ぎ板に配線引き出し 用の孔を形成することが行われていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
一方、上記塞ぎ板は、フロアパネルとのメタルコンタクトによる異音の発生、 あるいはがたつきを防止するために合成樹脂材により形成されるのが望ましいが 、該塞ぎ板には、機器の台足等による集中荷重が負荷されることがあり、合成樹 脂材では必要な強度が得られないという欠点を有するものであった。
【0006】 本考案は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、所望の強度を得る ことができるフロアパネル開口部の塞ぎ板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば上記目的は、実施例に対応する図1に示すように、 フロアパネル1の辺縁に開設された切欠部2の周縁に設けられる支持座3に載 置される板状の本体部4と、 本体部4の裏面であって、切欠部2の開放縁に対応する辺縁に突設される補強 リブ5と、 支持座3に弾発係止する係止部7とが合成樹脂材により一体形成される塞ぎ板 であって、 前記補強リブ5は、中央部において突出高さが高くなる台形形状に形成され、 かつ、該補強リブ5の斜辺部5aと本体部4との境界部には、曲率面8が形成さ れるフロアパネル開口部の塞ぎ板を提供することにより達成される。
【0008】
【作用】
塞ぎ板は、合成樹脂材により形成され、フロアパネル1の辺縁に開設された切 欠部2を閉塞する本体部4を有し、該本体部4の裏面に係止部7を備える。
【0009】 また、合成樹脂材により形成される塞ぎ板の強度を向上させるために、本体部 4の裏面には、補強リブ5が一体に設けられる。補強リブ5は、中央部において 突出高さが高くなる台形形状に形成されるとともに、斜辺部5aと本体部4との 境界部には、曲率面8が形成されて、応力集中による破断が防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 本考案に係る塞ぎ板Aが装着されたフロアパネルを図7に示す。フロアパネル 1は、床基部9上にマトリクス状に配置された支持脚10、10・・に支承され て床基部9上適宜高さに敷設され、これらフロアパネル1により構築された床面 と床基部9との間の空間は、床下配線11の敷設空間として利用される。
【0011】 上記床下配線11を床上に引き出したり、あるいは床上から床下空間に配線を 引き込んだりするために、フロアパネル1の側縁には、塞ぎ板Aにより閉塞され るコ字状の切欠部2が設けられる。
【0012】 後に詳述するように、塞ぎ板Aは、通線孔形成部12を有しており、該通線孔 形成部12を破断して配線引き込み開口が形成される。 なお、図7において13はフロアパネル1の浮き等を防止するために、フロア パネル1の衝接隅部に装着されるパネル押さえを示す。
【0013】 上記フロアパネル1は、図1に示すように、表面板14aに裏面板14bを接 合して袋状に形成し、その中空部に無機質充填材14cを充填したもので、辺縁 に開設される切欠部2の周縁には、支持座3が設けられる。この支持座3は、表 面板14aに絞り加工を施して形成され、図2に示すように、その裏面を裏面板 14b側のフランジ15に接合させることにより補強が図られる。
【0014】 また、上記表面板14aに絞り加工を施した際のクラックの発生を防止するた めに、支持座3のコーナ部には、絞り角度の浅い傾斜面16が形成される。 一方、塞ぎ板Aは、ABS樹脂等の合成樹脂材による射出成型品であり、支持 座3上に保持されてフロアパネル1の切欠部2を閉塞する板状の本体部4と、本 体部4の裏面から突設され、上記切欠部2の周縁に形成される支持座3に弾発係 止する係止部7と、支持座3の隅部に当接して装着位置が位置決めされる位置決 め突部6とを備える。
【0015】 また、上記本体部4の裏面には、フロアパネル1の支持座3側に穿孔される位 置決め孔17に嵌合する位置決めボス18が形成されるとともに、コーナ部には 、面取部19が形成されて上記支持座3側の傾斜面16との干渉が防止される。
【0016】 さらに、本体部4の一側縁には、周縁を薄肉部12aにより包囲された通線孔 形成部12が形成されている。 合成樹脂材により板状に形成される本体部4の強度を向上させるために、本体 部4の裏面には、補強リブ5が設けられる。補強リブ5は、本体部4の三辺部が 支持座3に支承されるのに対し、切欠部2の開放縁に対応する辺縁が自由端とな って、該開放縁対応部位の強度が他に比して低いことを考慮して、切欠部2の開 放縁対応部位に形成される。
【0017】 また、上記補強リブ5は、中央部において突出高さが高く、両端に行くにした がって徐々に突出高さが低くなる台形形状に形成されるとともに、斜辺部5aと 本体部4の境界部には、比較的大きな曲率を有する曲率面8が形成されており、 図3に示すように、本体部4に集中荷重が負荷された場合に、より大きな応力が 発生する中央部を効率的に補強するとともに、両端を傾斜状にして、本体部4の 肉厚の急激な変化による応力集中、あるいは表面へのヒケ等の発生を防止してい る。
【0018】 以上のように構成される補強リブ5の面積は、本体部4に負荷される荷重の大 きさによって適宜変更が可能であり、さらに、この実施例において示されるよう に、補強リブ5を複数枚形成することにより強度を大幅に増加させることも可能 である。
【0019】 また、このように補強リブ5を複数枚形成する場合には、図4(b)に示すよ うに、補強リブ5により挟まれた部位の本体部4の肉厚tを一般断面に比して薄 肉とすることは、該部位の表面におけるヒケ等の発生を防止するための有効な変 形である。
【0020】 さらに、補強リブ5同士を連結リブ21により連結することは、本体部4に捻 り方向の荷重が発生した場合の強度を向上させるのに有効である。 また、図4(a)に示すように、係止部7用の開口22の隅部等、応力集中箇 所には可及的に大きなコーナアールを取ることが望ましい。
【0021】 したがってこの実施例において、係止部7を支持座3の辺縁に係止させること により、フロアパネル1の切欠部2を閉塞し、配線引き出しが必要な部位におい ては、図5、図6に示すように、通線孔形成部12を破断して配線引き出し開口 23を開設し、該配線引き出し開口23から床下配線11が引き出される。
【0022】 なお、以上の実施例において配線引き出し開口23は、塞ぎ板Aの通線孔形成 部12を打ち抜いて形成するように構成されるが、この他に、塞ぎ板Aを切欠部 2から取り外すことにより形成するようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によるフロアパネル開口部の塞ぎ板に よれば、本体部の裏面に補強リブを設けたので、塞ぎ板を合成樹脂材により形成 しても、所要の強度を得ることができる。
【0024】 また、補強リブは、中央部において突出高さが高くなる台形形状であって、か つ、斜辺部と本体部との境界部に曲率面を形成したので、補強リブ周りの応力集 中が回避され、全体の強度をより向上させることができる。
【0025】 さらに、補強リブは、台形形状に形成されて両端が斜辺となっているために、 フロアパネルに装着する際に、支持座に衝接することがないばかりか、補強リブ の斜辺部と切欠部の内周壁を正しい装着位置へのガイドとして利用することがで きるので、着脱作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】塞ぎ板の装着状態を示す説明図で、(a)は平
面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図3】図2(a)の側面図である。
【図4】塞ぎ板を示す説明図で、(a)は裏面図、
(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図5】配線引き出し開口の形成方法を示す斜視図であ
る。
【図6】床下配線の引き出し状態を示す斜視図である。
【図7】フロアパネルの敷設状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 切欠部 3 支持座 4 本体部 5 補強リブ 5a 斜辺部 6 位置決め突部 7 係止部 8 曲率面 A 塞ぎ板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの辺縁に開設された切欠部の
    周縁に設けられる支持座に載置される板状の本体部と、 本体部の裏面であって、切欠部の開放縁に対応する辺縁
    に突設される補強リブと、 支持座に弾発係止する係止部とが合成樹脂材により一体
    形成される塞ぎ板であって、 前記補強リブは、中央部において突出高さが高くなる台
    形形状に形成され、かつ、該補強リブの斜辺部と本体部
    との境界部には、曲率面が形成されるフロアパネル開口
    部の塞ぎ板。
  2. 【請求項2】前記補強リブは、平行に複数枚設けられる
    請求項1記載のフロアパネルの塞ぎ板。
  3. 【請求項3】前記補強リブ間の主体部の肉厚は、一般部
    に比して薄肉に形成される請求項2記載のフロアパネル
    開口部の塞ぎ板。
JP1993016676U 1993-04-05 1993-04-05 フロアパネル開口部の塞ぎ板、およびフロアパネル Expired - Lifetime JP2598280Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0929861A (ja) * 1995-07-18 1997-02-04 Sekisui Chem Co Ltd リブ補強製品の最適設計システム
JPH0988310A (ja) * 1995-09-26 1997-03-31 Naka Tech Lab フロアパネル開口部用塞ぎ板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0929861A (ja) * 1995-07-18 1997-02-04 Sekisui Chem Co Ltd リブ補強製品の最適設計システム
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