JP2598280Y2 - フロアパネル開口部の塞ぎ板、およびフロアパネル - Google Patents

フロアパネル開口部の塞ぎ板、およびフロアパネル

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JP2598280Y2
JP2598280Y2 JP1993016676U JP1667693U JP2598280Y2 JP 2598280 Y2 JP2598280 Y2 JP 2598280Y2 JP 1993016676 U JP1993016676 U JP 1993016676U JP 1667693 U JP1667693 U JP 1667693U JP 2598280 Y2 JP2598280 Y2 JP 2598280Y2
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floor panel
main body
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plate
support seat
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JP1993016676U
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辰夫 庄司
俊治 玉田
博之 増野
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Naka Corp
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Naka Corp
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案はフロアパネル開口部
の塞ぎ板、およびフロアパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に二重床装置は、床基部上適宜高さ
にフロアパネルを敷設することにより床面を構築し、該
床面下の空間を配線スペースとして利用するものであっ
て、フロアパネルには、床下配線を床上に引き出すため
の配線引き出し開口が形成される。
【0003】一方、上記配線引き出し開口は、フロアパ
ネルの側縁を切り欠く等して形成されるものであるが、
配線引き出し用に引き出し部を形成したフロアパネルを
別途製造することは、部品の共通化にとって望ましくな
い。
【0004】そこで、通常、フロアパネルに予め配線引
き出し用の切欠部を設けておき、配線の引き出しが不要
な場合には、該切欠部を塞ぎ板により閉塞し、配線の引
き出しが必要な場合には、塞ぎ板を取り除いたり、ある
いは、塞ぎ板に配線引き出し用の孔を形成することが行
われていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】一方、上記塞ぎ板は、
フロアパネルとのメタルコンタクトによる異音の発生、
あるいはがたつきを防止するために合成樹脂材により形
成されるのが望ましいが、該塞ぎ板には、機器の台足等
による集中荷重が負荷されることがあり、合成樹脂材で
は必要な強度が得られないという欠点を有するものであ
った。
【0006】本考案は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、所望の強度を得ることができるフロア
パネル開口部の塞ぎ板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によれば上記目的
は、実施例に対応する図1に示すように、フロアパネル
の辺縁に開設された切欠部の周縁に設けられる支持座に
載置される板状の本体部と、本体部の裏面であって、切
欠部の開放縁に対応する辺縁に突設される補強リブと、
支持座に弾発係止する係止部とが合成樹脂材により一体
形成される塞ぎ板であって、前記補強リブは、中央部に
おいて突出高さが高くなる台形形状を有して平行に複数
枚設けられるとともに、該補強リブの斜辺部と本体部と
の境界部には、曲率面が形成され、 かつ、前記補強リブ
間の主体部の肉厚が一般部に比して薄肉に形成される
ロアパネル開口部の塞ぎ板を提供することにより達成さ
れる。
【0008】
【作用】塞ぎ板は、合成樹脂材により形成され、フロア
パネル1の辺縁に開設された切欠部2を閉塞する本体部
4を有し、該本体部4の裏面に係止部7を備える。
【0009】また、合成樹脂材により形成される塞ぎ板
の強度を向上させるために、本体部4の裏面には、補強
リブ5が一体に設けられる。補強リブ5は、中央部にお
いて突出高さが高くなる台形形状に形成されるととも
に、斜辺部5aと本体部4との境界部には、曲率面8が
形成されて、応力集中による破断が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。本考案に係る塞ぎ板Aが装着
されたフロアパネルを図7に示す。フロアパネル1は、
床基部9上にマトリクス状に配置された支持脚10、1
0・・に支承されて床基部9上適宜高さに敷設され、こ
れらフロアパネル1により構築された床面と床基部9と
の間の空間は、床下配線11の敷設空間として利用され
る。
【0011】上記床下配線11を床上に引き出したり、
あるいは床上から床下空間に配線を引き込んだりするた
めに、フロアパネル1の側縁には、塞ぎ板Aにより閉塞
されるコ字状の切欠部2が設けられる。
【0012】後に詳述するように、塞ぎ板Aは、通線孔
形成部12を有しており、該通線孔形成部12を破断し
て配線引き込み開口が形成される。なお、図7において
13はフロアパネル1の浮き等を防止するために、フロ
アパネル1の衝接隅部に装着されるパネル押さえを示
す。
【0013】上記フロアパネル1は、図1に示すよう
に、表面板14aに裏面板14bを接合して袋状に形成
し、その中空部に無機質充填材14cを充填したもの
で、辺縁に開設される切欠部2の周縁には、支持座3が
設けられる。この支持座3は、表面板14aに絞り加工
を施して形成され、図2に示すように、その裏面を裏面
板14b側のフランジ15に接合させることにより補強
が図られる。
【0014】また、上記表面板14aに絞り加工を施し
た際のクラックの発生を防止するために、支持座3のコ
ーナ部には、絞り角度の浅い傾斜面16が形成される。
一方、塞ぎ板Aは、ABS樹脂等の合成樹脂材による射
出成型品であり、支持座3上に保持されてフロアパネル
1の切欠部2を閉塞する板状の本体部4と、本体部4の
裏面から突設され、上記切欠部2の周縁に形成される支
持座3に弾発係止する係止部7と、支持座3の隅部に当
接して装着位置が位置決めされる位置決め突部6とを備
える。
【0015】また、上記本体部4の裏面には、フロアパ
ネル1の支持座3側に穿孔される位置決め孔17に嵌合
する位置決めボス18が形成されるとともに、コーナ部
には、面取部19が形成されて上記支持座3側の傾斜面
16との干渉が防止される。
【0016】さらに、本体部4の一側縁には、周縁を薄
肉部12aにより包囲された通線孔形成部12が形成さ
れている。合成樹脂材により板状に形成される本体部4
の強度を向上させるために、本体部4の裏面には、補強
リブ5が設けられる。補強リブ5は、本体部4の三辺部
が支持座3に支承されるのに対し、切欠部2の開放縁に
対応する辺縁が自由端となって、該開放縁対応部位の強
度が他に比して低いことを考慮して、切欠部2の開放縁
対応部位に形成される。
【0017】また、上記補強リブ5は、中央部において
突出高さが高く、両端に行くにしたがって徐々に突出高
さが低くなる台形形状に形成されるとともに、斜辺部5
aと本体部4の境界部には、比較的大きな曲率を有する
曲率面8が形成されており、図3に示すように、本体部
4に集中荷重が負荷された場合に、より大きな応力が発
生する中央部を効率的に補強するとともに、両端を傾斜
状にして、本体部4の肉厚の急激な変化による応力集
中、あるいは表面へのヒケ等の発生を防止している。
【0018】以上のように構成される補強リブ5の面積
は、本体部4に負荷される荷重の大きさによって適宜変
更が可能であり、さらに、この実施例において示される
ように、補強リブ5を複数枚形成することにより強度を
大幅に増加させることも可能である。
【0019】また、このように補強リブ5を複数枚形成
する場合には、図4(b)に示すように、補強リブ5に
より挟まれた部位の本体部4の肉厚tを一般断面に比し
て薄肉とすることは、該部位の表面におけるヒケ等の発
生を防止するための有効な変形である。
【0020】さらに、補強リブ5同士を連結リブ21に
より連結することは、本体部4に捻り方向の荷重が発生
した場合の強度を向上させるのに有効である。また、図
4(a)に示すように、係止部7用の開口22の隅部
等、応力集中箇所には可及的に大きなコーナアールを取
ることが望ましい。
【0021】したがってこの実施例において、係止部7
を支持座3の辺縁に係止させることにより、フロアパネ
ル1の切欠部2を閉塞し、配線引き出しが必要な部位に
おいては、図5、図6に示すように、通線孔形成部12
を破断して配線引き出し開口23を開設し、該配線引き
出し開口23から床下配線11が引き出される。
【0022】なお、以上の実施例において配線引き出し
開口23は、塞ぎ板Aの通線孔形成部12を打ち抜いて
形成するように構成されるが、この他に、塞ぎ板Aを切
欠部2から取り外すことにより形成するようにしてもよ
い。
【0023】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によるフロアパネル開口部の塞ぎ板によれば、本体部の
裏面に補強リブを設けたので、塞ぎ板を合成樹脂材によ
り形成しても、所要の強度を得ることができる。
【0024】また、補強リブは、中央部において突出高
さが高くなる台形形状であって、かつ、斜辺部と本体部
との境界部に曲率面を形成したので、補強リブ周りの応
力集中が回避され、全体の強度をより向上させることが
できる。
【0025】さらに、補強リブは、台形形状に形成され
て両端が斜辺となっているために、フロアパネルに装着
する際に、支持座に衝接することがないばかりか、補強
リブの斜辺部と切欠部の内周壁を正しい装着位置へのガ
イドとして利用することができるので、着脱作業性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】塞ぎ板の装着状態を示す説明図で、(a)は平
面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図3】図2(a)の側面図である。
【図4】塞ぎ板を示す説明図で、(a)は裏面図、
(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図5】配線引き出し開口の形成方法を示す斜視図であ
る。
【図6】床下配線の引き出し状態を示す斜視図である。
【図7】フロアパネルの敷設状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 切欠部 3 支持座 4 本体部 5 補強リブ 5a 斜辺部 6 位置決め突部 7 係止部 8 曲率面 A 塞ぎ板
フロントページの続き (72)考案者 増野 博之 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株式会社ナカ技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−280167(JP,A) 実開 平4−118724(JP,U) 実開 昭63−85753(JP,U) 実開 平2−51642(JP,U) 実開 平4−118725(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/22 - 3/28

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの辺縁に開設された切欠部の
    周縁に設けられる支持座に載置される板状の本体部と、 本体部の裏面であって、切欠部の開放縁に対応する辺縁
    に突設される補強リブと、 支持座に弾発係止する係止部とが合成樹脂材により一体
    形成される塞ぎ板であって、 前記補強リブは、中央部において突出高さが高くなる
    形形状を有して平行に複数枚設けられるとともに、該補
    強リブの斜辺部と本体部との境界部には、曲率面が形成
    され、 かつ、前記補強リブ間の主体部の肉厚が一般部に比して
    薄肉に形成される フロアパネル開口部の塞ぎ板。
  2. 【請求項2】表面板と裏面板とを袋状に接合して形成さ
    れるパネル本体と、 パネル本体の辺縁に形成される凹部に嵌合保持され、該
    凹部内に切り欠かれた切欠部を閉塞する塞ぎ板とを有
    し、 前記凹部のコーナ部には、絞り角度の浅い傾斜面を形成
    するとともに、 前記塞ぎ板の裏面であって、傾斜面対応部位には面取部
    を形成したフロアパネル。
JP1993016676U 1993-04-05 1993-04-05 フロアパネル開口部の塞ぎ板、およびフロアパネル Expired - Lifetime JP2598280Y2 (ja)

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JP3659602B2 (ja) * 1995-09-26 2005-06-15 ナカ工業株式会社 フロアパネル開口部用塞ぎ板

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JPH0677429U (ja) 1994-10-28

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