JPH0677161A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH0677161A JPH0677161A JP22591592A JP22591592A JPH0677161A JP H0677161 A JPH0677161 A JP H0677161A JP 22591592 A JP22591592 A JP 22591592A JP 22591592 A JP22591592 A JP 22591592A JP H0677161 A JPH0677161 A JP H0677161A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、半導体素子において、コンタクト
ホールに配線金属(例えばAl)を埋め込み、基板(S
i)とのコンタクトをとる際、バリアメタルとして薄膜
(例えばTiN)を形成するに当って、従来より厚く形
成し、コンタクトにおける耐熱性の向上を図ることを目
的とする。 【構成】 本発明は前記目的のため、半導体基板201
上に、上記薄膜(バリア層)(TiN)202aを形成
するに当り、まず、元となる膜(Ti膜)202に最終
的な膜202aにするための元素(N2 )を微量添加し
て形成した後、熱処理をするようにしたものである。
ホールに配線金属(例えばAl)を埋め込み、基板(S
i)とのコンタクトをとる際、バリアメタルとして薄膜
(例えばTiN)を形成するに当って、従来より厚く形
成し、コンタクトにおける耐熱性の向上を図ることを目
的とする。 【構成】 本発明は前記目的のため、半導体基板201
上に、上記薄膜(バリア層)(TiN)202aを形成
するに当り、まず、元となる膜(Ti膜)202に最終
的な膜202aにするための元素(N2 )を微量添加し
て形成した後、熱処理をするようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子におけるバ
リアメタルなどの薄膜の形成方法に関するものである。
リアメタルなどの薄膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子において、薄膜を形成する箇
所は種々あるが、よく使われる所としては、配線用の金
属(通常Al)をコンタクトホールに埋め込み、半導体
基板とのコンタクトをとる場合、その境界(つまりコン
タクトホール底部)に、金属(Al)と基板(Si)と
のバッファ(バリアメタル)としてTiN膜を薄く形成
して、配線が基板へ突き抜けることを防ぐような例が多
い。
所は種々あるが、よく使われる所としては、配線用の金
属(通常Al)をコンタクトホールに埋め込み、半導体
基板とのコンタクトをとる場合、その境界(つまりコン
タクトホール底部)に、金属(Al)と基板(Si)と
のバッファ(バリアメタル)としてTiN膜を薄く形成
して、配線が基板へ突き抜けることを防ぐような例が多
い。
【0003】この種の製造方法には、図2に示すものが
ある。この図は薄膜形成部のみを表わしたものである。
ある。この図は薄膜形成部のみを表わしたものである。
【0004】まず、シリコン基板101上に、Ti膜1
02を1000Å程度の厚さに形成し(図2(a))、
この後、N2 あるいはNH3 雰囲気で700〜800℃
程度の温度で30秒〜1時間程度の熱処理を施す(図2
(b))。その結果、化合物としてTiN膜102aと
TiSix 膜102bを同時に形成することができる
(図2(c))。
02を1000Å程度の厚さに形成し(図2(a))、
この後、N2 あるいはNH3 雰囲気で700〜800℃
程度の温度で30秒〜1時間程度の熱処理を施す(図2
(b))。その結果、化合物としてTiN膜102aと
TiSix 膜102bを同時に形成することができる
(図2(c))。
【0005】TiN膜102aは、他の金属(とりわけ
重要なのはアルミ)に対する拡散バリア層として、ま
た、TiSix 膜はSi基板との低抵抗、オーミックな
コンタクトをとるために役立つ。
重要なのはアルミ)に対する拡散バリア層として、ま
た、TiSix 膜はSi基板との低抵抗、オーミックな
コンタクトをとるために役立つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、熱処理による反応が表面からしか、進行しな
い為、形成されるTiN膜が薄い。このため、デバイス
に用いた場合、耐熱性に劣り、コンタクト特性が劣化す
るという問題点があった。
方法では、熱処理による反応が表面からしか、進行しな
い為、形成されるTiN膜が薄い。このため、デバイス
に用いた場合、耐熱性に劣り、コンタクト特性が劣化す
るという問題点があった。
【0007】この発明は以上述べた、コンタクト特性の
耐熱性を向上させるために、拡散バリア層となる膜を厚
く形成する方法を提供することを目的とする。
耐熱性を向上させるために、拡散バリア層となる膜を厚
く形成する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的達成
のため、バリア層の形成方法において、あらかじめ、バ
リア層(薄膜)を形成するための元素を、膜中に添加さ
せる(実施例ではTiN膜にするためのTiにN2 元素
を微量添加)ことにより、熱処理後のバリア層の厚さを
厚く形成する様にしたものである。
のため、バリア層の形成方法において、あらかじめ、バ
リア層(薄膜)を形成するための元素を、膜中に添加さ
せる(実施例ではTiN膜にするためのTiにN2 元素
を微量添加)ことにより、熱処理後のバリア層の厚さを
厚く形成する様にしたものである。
【0009】
【作用】本発明は前述のように、バリア層(TiN)と
する膜(Ti)中にそれを形成するための元素(N2 )
を添加した後熱処理するようにしたので、従来より厚い
膜が形成でき、耐熱性が向上する。
する膜(Ti)中にそれを形成するための元素(N2 )
を添加した後熱処理するようにしたので、従来より厚い
膜が形成でき、耐熱性が向上する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の実施例を示す工程説明図
である。
である。
【0011】まず、シリコン基板201上にTi膜20
2を形成する際(通常はスパッタリング法)、Ti膜2
02中に微量のN2 (窒素)を含ませる為に、スパッタ
リングガスArにN2 ガスを混入させ、全圧12mto
rr,パワー2kwで30秒処理すると約500Åの膜
が形成される(流量比N2 /(Ar+N2 )は5〜10
%程度)。この条件下で形成したTi膜202は10%
程度のN原子を含むが、TiN膜にはなっていない(T
iN結晶は形成されておらず、Ti中にNが固溶した状
態になっている)(図1(a))。
2を形成する際(通常はスパッタリング法)、Ti膜2
02中に微量のN2 (窒素)を含ませる為に、スパッタ
リングガスArにN2 ガスを混入させ、全圧12mto
rr,パワー2kwで30秒処理すると約500Åの膜
が形成される(流量比N2 /(Ar+N2 )は5〜10
%程度)。この条件下で形成したTi膜202は10%
程度のN原子を含むが、TiN膜にはなっていない(T
iN結晶は形成されておらず、Ti中にNが固溶した状
態になっている)(図1(a))。
【0012】このTi膜202を、N2 ガス雰囲気のR
TA(Rapid ThermalAnnealin
g)法で、725℃,30秒の条件で熱処理する(図1
(b))。
TA(Rapid ThermalAnnealin
g)法で、725℃,30秒の条件で熱処理する(図1
(b))。
【0013】こうすることにより、Ti膜202中に固
溶していたNと、Tiが反応し、より厚いTiN膜20
2aが形成されると同時に、Siとも反応してTiSi
x 膜202bを形成することができる。
溶していたNと、Tiが反応し、より厚いTiN膜20
2aが形成されると同時に、Siとも反応してTiSi
x 膜202bを形成することができる。
【0014】ちなみに、本実施例の効果としては、Al
−1%Si−0.5%Cu/TiN/TiSix /Si
sub 構造の、コンタクト部のジャンクション耐熱
性でみた場合、475℃,30分の熱処理に対し、従来
法では0%、本実施例では72%の良品率となる。
−1%Si−0.5%Cu/TiN/TiSix /Si
sub 構造の、コンタクト部のジャンクション耐熱
性でみた場合、475℃,30分の熱処理に対し、従来
法では0%、本実施例では72%の良品率となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
Ti膜中にあらかじめ、Nを添加し、その後の熱処理に
より、厚いTiN膜を形成する様にしたので、コンタク
トの耐熱性が向上し、信頼性に優れた素子を得ることが
できる。
Ti膜中にあらかじめ、Nを添加し、その後の熱処理に
より、厚いTiN膜を形成する様にしたので、コンタク
トの耐熱性が向上し、信頼性に優れた素子を得ることが
できる。
【図1】本発明の実施例の工程説明図(断面図)
【図2】従来例の工程説明図(断面図)
201 シリコン基板 202 Ti膜(Nを微量添加) 202a TiN膜 202b TiSix 膜
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板上に化合物の薄膜を形成する
際、まず、該化合物となる一つの元素で膜を形成すると
き、該膜中に化合物となるもう一つの元素を添加して形
成し、その後、熱処理を行なって前記化合物の薄膜とす
るようにしたことを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記薄膜がTiN、一つの元素がTi、
添加する元素がNであることを特徴とする請求項1記載
の半導体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22591592A JPH0677161A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22591592A JPH0677161A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677161A true JPH0677161A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16836883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22591592A Pending JPH0677161A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677161A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07326612A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-12 | Lg Semicon Co Ltd | 半導体素子の配線形成方法 |
US6686112B2 (en) | 2000-03-10 | 2004-02-03 | Seiko Epson Corporation | Electrophotographing dry-type toner and production method therefor |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP22591592A patent/JPH0677161A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07326612A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-12 | Lg Semicon Co Ltd | 半導体素子の配線形成方法 |
US6686112B2 (en) | 2000-03-10 | 2004-02-03 | Seiko Epson Corporation | Electrophotographing dry-type toner and production method therefor |
US6806011B2 (en) | 2000-03-10 | 2004-10-19 | Seio Epson Corporation | Dry toner for electrophotography, and its production process |
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