JPH0676882A - 通電接触子の振動防止構造 - Google Patents
通電接触子の振動防止構造Info
- Publication number
- JPH0676882A JPH0676882A JP22975192A JP22975192A JPH0676882A JP H0676882 A JPH0676882 A JP H0676882A JP 22975192 A JP22975192 A JP 22975192A JP 22975192 A JP22975192 A JP 22975192A JP H0676882 A JPH0676882 A JP H0676882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- pin contact
- current
- protective case
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐振動特性の向上を可能とする。
【構成】保護ケース4a内のゴムモールド絶縁体1aに
挿入されたケーブル側端子2、この端子2に結合された
ピンコンタクト3、このコンタクト3とその端部が対向
している機器側導体7cを有する受電ブッシング7a、
このブッシング7aの機器側導体7cとピンコンタクト
3とがチューリップコンタクト9を介して接触している
通電接触子において、ピンコンタクト3の軸方向上部の
ゴムモールド絶縁体1a内に金属板12を埋込み、この
金属板12を保護ケース4aに挿入した締付ボルト13
でピンコンタクト側に押え付け、チューリップコンタク
ト9とピンコンタクト3とを密着固定させるようにした
ことを特徴とする。 【効果】チューリップコンタクトとピンコンタクトとの
密着固定が確実となる。
挿入されたケーブル側端子2、この端子2に結合された
ピンコンタクト3、このコンタクト3とその端部が対向
している機器側導体7cを有する受電ブッシング7a、
このブッシング7aの機器側導体7cとピンコンタクト
3とがチューリップコンタクト9を介して接触している
通電接触子において、ピンコンタクト3の軸方向上部の
ゴムモールド絶縁体1a内に金属板12を埋込み、この
金属板12を保護ケース4aに挿入した締付ボルト13
でピンコンタクト側に押え付け、チューリップコンタク
ト9とピンコンタクト3とを密着固定させるようにした
ことを特徴とする。 【効果】チューリップコンタクトとピンコンタクトとの
密着固定が確実となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電接触子の振動防止
構造に関するするものである。
構造に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】図2には振動を発生する機器に直結する
コネクタの接続部の構造の従来例が示されている。同図
に示されているようにゴムモールド絶縁体1、ケーブル
側端子2、ピンコンタクト(プラグ)3、保護ケース4
からなるコネクタ本体は、機器基台5に固定用ナット6
で固定金具7bと一体成形され機器基台5に固定された
受電ブッシング7aに締付けナット8で保護ケース4を
介し固定され、ピンコンタクト3とチューリップコンタ
クト(ジャック)9の接続で電力を機器に供給する。
コネクタの接続部の構造の従来例が示されている。同図
に示されているようにゴムモールド絶縁体1、ケーブル
側端子2、ピンコンタクト(プラグ)3、保護ケース4
からなるコネクタ本体は、機器基台5に固定用ナット6
で固定金具7bと一体成形され機器基台5に固定された
受電ブッシング7aに締付けナット8で保護ケース4を
介し固定され、ピンコンタクト3とチューリップコンタ
クト(ジャック)9の接続で電力を機器に供給する。
【0003】このコネクタ部に通電中機器の振動が加わ
った場合、受電ブッシング7aとコネクタ部のピンコン
タクト3がその質量差等で異なる振動を起こすと、ピン
コンタクト3とチューリップコンタクト9との間に微小
放電等による異常摩耗が発生する。
った場合、受電ブッシング7aとコネクタ部のピンコン
タクト3がその質量差等で異なる振動を起こすと、ピン
コンタクト3とチューリップコンタクト9との間に微小
放電等による異常摩耗が発生する。
【0004】この振動を防止するため従来は、成形また
はテープ状の介在10をゴムモールド絶縁体1上に取り
付けたり、保護ケース4をゴムモールと絶縁体1に接触
させ、機器の振動と同じになるようにしていた。なお同
図において7cは機器側導体、11はスタットボルトで
ある。
はテープ状の介在10をゴムモールド絶縁体1上に取り
付けたり、保護ケース4をゴムモールと絶縁体1に接触
させ、機器の振動と同じになるようにしていた。なお同
図において7cは機器側導体、11はスタットボルトで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では保護
ケースおよびゴムモールド絶縁体を別々に製作し組み立
てるため、製造のバラツキ等によりうまく保護ケースと
ゴムモールド絶縁体が接触しなかったり、介在を入れた
場合、充満が必要なため組立て時の介在閉じ込めが難し
い。
ケースおよびゴムモールド絶縁体を別々に製作し組み立
てるため、製造のバラツキ等によりうまく保護ケースと
ゴムモールド絶縁体が接触しなかったり、介在を入れた
場合、充満が必要なため組立て時の介在閉じ込めが難し
い。
【0006】また振動方向が複数になると介在取付位置
等が増加し組立てが難しい。
等が増加し組立てが難しい。
【0007】振動防止についても保護ケース内の圧縮力
のみであるため、製造公差、温度等の変化で圧縮力にバ
ラツキが出る可能性が大きい。
のみであるため、製造公差、温度等の変化で圧縮力にバ
ラツキが出る可能性が大きい。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、耐振動特性の向上を可能とした通電接触子の振動防
止構造を提供することを目的とするものである。
り、耐振動特性の向上を可能とした通電接触子の振動防
止構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ピンコンタ
クトの軸方向上部のゴムモールド絶縁体内に金属板を埋
込み、この金属板を保護ケースに挿入した締付けボルト
でピンコンタクト側に押え付け、チューリップコンタク
トとピンコンタクトとを密着固定させるようにすること
により、達成される。
クトの軸方向上部のゴムモールド絶縁体内に金属板を埋
込み、この金属板を保護ケースに挿入した締付けボルト
でピンコンタクト側に押え付け、チューリップコンタク
トとピンコンタクトとを密着固定させるようにすること
により、達成される。
【0010】
【作用】上記手段を設けたので、チューリップコンタク
トとピンコンタクトとの密着固定が確実となる。
トとピンコンタクトとの密着固定が確実となる。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0012】〔実施例1〕図1には本発明の一実施例が
示されている。なお従来と同じ部品には同じ符号を付し
たので説明を省略する。本実施例ではピンコンタクト3
の軸方向上部のゴムモールド絶縁体1a内に金属板12
を埋込み、この金属板12を保護ケース4aに挿入した
締付けボルト13でピンコンタクト3側に押え付け、チ
ューリップコンタクト9とピンコンタクト3とを密着固
定させるようにした。このようにすることにより、チュ
ーリップコンタクト9とピンコンタクト3との密着固定
が確実となって、振動差の発生が抑制さるようになり、
耐振動特性の向上を可能とした通電接触子の振動防止構
造を得ることができる。
示されている。なお従来と同じ部品には同じ符号を付し
たので説明を省略する。本実施例ではピンコンタクト3
の軸方向上部のゴムモールド絶縁体1a内に金属板12
を埋込み、この金属板12を保護ケース4aに挿入した
締付けボルト13でピンコンタクト3側に押え付け、チ
ューリップコンタクト9とピンコンタクト3とを密着固
定させるようにした。このようにすることにより、チュ
ーリップコンタクト9とピンコンタクト3との密着固定
が確実となって、振動差の発生が抑制さるようになり、
耐振動特性の向上を可能とした通電接触子の振動防止構
造を得ることができる。
【0013】すなわちゴムモールド絶縁体1aのピンコ
ンタクト軸方向上部に金属板12を埋込み、保護ケース
4aに取り付けられたねじ部を介し、締付けボルト13
を金属板12に加工された締付けボルト13の外径より
若干径の大きいあな穴12aの中へ挿入し、穴12aの
底へ圧締して押えつけた。このようにすることにより金
属板12を介して通電部を密着固定し、振動差の発生を
防止する。
ンタクト軸方向上部に金属板12を埋込み、保護ケース
4aに取り付けられたねじ部を介し、締付けボルト13
を金属板12に加工された締付けボルト13の外径より
若干径の大きいあな穴12aの中へ挿入し、穴12aの
底へ圧締して押えつけた。このようにすることにより金
属板12を介して通電部を密着固定し、振動差の発生を
防止する。
【0014】このように本実施例によればコネクタ部の
通電部と受電ブッシングを確実に密着固定でき、振動差
を解消し接点部の異常摩耗を防止することができる。
通電部と受電ブッシングを確実に密着固定でき、振動差
を解消し接点部の異常摩耗を防止することができる。
【0015】また締付ボルトの締付力を調整することで
密着力の調整が容易にできる。
密着力の調整が容易にできる。
【0016】また保護ケース内側の介在の必要もなくな
るため、組立てが容易になる。
るため、組立てが容易になる。
【0017】なお振動方向が締付ボルトの挿入されてく
る軸方向のみであれば、金属板に締付ボルト挿入用の穴
を設ける必要はない。
る軸方向のみであれば、金属板に締付ボルト挿入用の穴
を設ける必要はない。
【0018】また、埋め込むものは金属板以外でもゴム
モールド絶縁体の中に埋め込み成形でき、締付ボルトに
よる圧縮に耐えるものであればよい。
モールド絶縁体の中に埋め込み成形でき、締付ボルトに
よる圧縮に耐えるものであればよい。
【0019】
【発明の効果】上述のように本発明は、ピンコンタクト
の軸方向上部のゴムモールド絶縁体内に金属板を埋込
み、この金属板を保護ケースに挿入した締付けボルトで
ピンコンタクト側に押え付け、チューリップコンタクト
とピンコンタクトとを密着固定させるようにしたので、
チューリップコンタクトとピンコンタクトとの密着固定
が確実となって、振動差の発生が抑制さるようになり、
耐振動特性の向上を可能とした通電接触子の振動防止構
造を得ることができる。
の軸方向上部のゴムモールド絶縁体内に金属板を埋込
み、この金属板を保護ケースに挿入した締付けボルトで
ピンコンタクト側に押え付け、チューリップコンタクト
とピンコンタクトとを密着固定させるようにしたので、
チューリップコンタクトとピンコンタクトとの密着固定
が確実となって、振動差の発生が抑制さるようになり、
耐振動特性の向上を可能とした通電接触子の振動防止構
造を得ることができる。
【図1】本発明の通電接触子の振動防止構造の一実施例
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
【図2】従来の通電接触子の振動防止構造の縦断側面図
である。
である。
1a ゴムモールド絶縁体 2 ケーブル側端子 3 ピンコンタクト 4a 保護ケース 7a 受電ブッシング 7c 機器側導体 9 チューリップコンタクト 12 金属板 13 締付ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】保護ケースで囲まれたゴムモールド絶縁体
と、この絶縁体に挿入されたケーブル側端子と、こケー
ブル側端子に結合されたピンコンタクトと、このピンコ
ンタクトの軸方向下部を囲んで配置され、かつその内部
にピンコンタクトとその端部が対向している機器側導体
を有する受電ブッシングと、この受電ブッシングの機器
側導体と前記ピンコンタクトとがこれらを囲む受電ブッ
シング内に配置されたチューリップコンタクトを介して
接触している通電接触子の振動を防止する通電接触子の
振動防止構造において、前記ピンコンタクトの軸方向上
部の前記ゴムモールド絶縁体内に金属板を埋込み、この
金属板を保護ケースに挿入した締付ボルトで前記ピンコ
ンタクト側に押え付け、前記チューリップコンタクトと
ピンコンタクトとを密着固定させるようにしたことを特
徴とする通電接触子の振動防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22975192A JPH0676882A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 通電接触子の振動防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22975192A JPH0676882A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 通電接触子の振動防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676882A true JPH0676882A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16897117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22975192A Pending JPH0676882A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 通電接触子の振動防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676882A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110383A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線機 |
DE112005000372B4 (de) * | 2004-02-17 | 2010-04-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Verbindungsvorrichtungsbefestigungsaufbau |
CN107732575A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-02-23 | 西安昆仑工业(集团)有限责任公司 | 大冲击振动下的圆形卡口电连接器紧固装置 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP22975192A patent/JPH0676882A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112005000372B4 (de) * | 2004-02-17 | 2010-04-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Verbindungsvorrichtungsbefestigungsaufbau |
JP2007110383A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線機 |
CN107732575A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-02-23 | 西安昆仑工业(集团)有限责任公司 | 大冲击振动下的圆形卡口电连接器紧固装置 |
CN107732575B (zh) * | 2017-10-24 | 2023-12-26 | 西安昆仑工业(集团)有限责任公司 | 大冲击振动下的圆形卡口电连接器紧固装置 |
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