JPH06765Y2 - 振動電極式分析計 - Google Patents

振動電極式分析計

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JPH06765Y2
JPH06765Y2 JP83787U JP83787U JPH06765Y2 JP H06765 Y2 JPH06765 Y2 JP H06765Y2 JP 83787 U JP83787 U JP 83787U JP 83787 U JP83787 U JP 83787U JP H06765 Y2 JPH06765 Y2 JP H06765Y2
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JP
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electrode
vibrating
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analyzer
counter electrode
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JP83787U
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JPS63109644U (ja
Inventor
真一 赤沢
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電気化学計器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ポーラログラフィーの原理を応用した振動電
極式分析計に関し、更に詳述すると、計器を小型化する
ことができ、このためポータブルタイプの無試薬遊離塩
素計等として好適に用いられる分析計に関する。
従来の技術 従来、ポーラログラフィーの原理を応用した振動電極式
の無試薬遊離塩素計として、内部に検知電極及び対極を
それぞれ配設し、かつ洗浄用ビーズを充填した測定セル
内に被測定液を満たすと共に、上記検知電極及び対極間
に電圧を印加して、両電極間に被測定液中の塩素濃度に
対応して流れる電流を検出するようにした塩素計が提案
されている(実開昭57−64749号公報)。この公
報記載の塩素計は、検知電極を管状支持体の一端側に取
り付け、かつこの支持体をその他端側所定箇所を支点と
して振子状に揺動し得るように配設すると共に、支持体
の上記支点箇所から一端を検知電極に連結したリード線
の他端を直接引き出し、更に上記支持体に別に設けたバ
イブレータを取り付けて、塩素濃度の測定に際し検知電
極を被測定液に浸漬した状態で振動さえるようにしたも
のである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した実開昭57−64749号公報
記載の振動電極式無試薬塩素計は、測定セルを設け、こ
の測定セル内に検知電極及び対極を互に離間させて配設
し、上記測定セル内に被検液を導入することにより被検
液の測定を行なうようにすると共に、検知電極を振動さ
せるのに別に設けたバイブレータを使用したので、装置
が大型になり、このため例えばプール等の水の中に塩素
計を直接浸漬して塩素濃度の測定を行なうといった簡便
な用途に使用することが難しいと共に、測定のために多
量の試料を要し、不経済であった。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、装置を小型
化し得、このためポータブルタイプの浸漬式無試薬塩素
計等として好適に使用することができると共に、測定時
の試料消費量を低減することが可能な振動電極式分析計
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 即ち、本考案は上記目的を達成するため、検知電極及び
対極を備え、これら検知電極及び対極を被検液に浸漬
し、かつ検知電極を被検液中で振動させると共に、これ
ら検知電極と対極との間に電圧を印加し、この時両極間
に流れる電流を検出することにより被検液中の目的成分
濃度を求めるポーラログラフ法による振動式分析計にお
いて、電極本体内に棒状の振動体を振動可能に配設し、
この振動体の上端部にマグネット、下端部に検知電極を
それぞれ固定し、上記マグネットを上記電極本体内に設
けた電磁石の作動で振動させて上記振動体及びこれと一
体に検知電極を振動させると共に、電極本体内に存して
検知電極の側方に対極を設けた振動電極式分析計を提供
する。
作用 本考案分析計においては、上端部にマグネットを取り付
けた棒状の振動体と電磁石とを電極本体内に配設し、か
つ上記振動体の下端部に検知極を固定し、上記電磁石の
作動により検知極を振動させるようにすると共に、電極
本体内に対極を設けたので、上述した実開昭57−64
749号公報記載の塩素計のように検知電極振動手段と
して別に設けたバイブレータを使用し、かつ測定セル内
に検知電極及び対極を配設するのと比べ、装置を著しく
小型化することが可能である。また、電極本体の下端部
を被検液に浸漬するだけで検知電極及び対極が被検液に
浸漬されるので、測定セル中に被検液を導入して測定を
行なうのと異なり、分析計を被検液に浸漬することによ
り簡単に測定を行なうことができると共に、被検液の消
費量が少なくてすむ。
次に実施例を示し、本考案を具体的に説明するが、本考
案は下記実施例に限定されるものではない。
実施例 第1図に本考案の一実施例に係る遊離塩素計の振動式電
極を示す。
第1図において1は電極本体であり、この電極本体1は
円筒状の電極外管2と、この外管2の上端部に液密に固
定されたアダプタ3と、外管2の先端開口部を覆って外
管2に液密に取り付けられた有底円筒状のキャップ4と
からなる。
ここで、上記外管2の内周面軸方向ほぼ中央部にはパッ
キン取付用段部5が形成されていると共に、この段部5
には中央部に振動管挿入孔6が穿設されたゴム製パッキ
ン7が載置、固定されている。また、パッキン7の挿入
孔6には円筒状振動管8の上部が挿入され、このパッキ
ン7によって振動管8が左右或いは前後方向に自由に振
動し得るように支持されている。更に、上記振動管8の
上端部にはマグネット9が取り付けられ、かつ下端部に
は円筒状検知電極用アダプタ10が取り付けられている
と共に、このアダプタ10にはその先端開口部を閉塞し
て金からなる検知電極11が固定されている。また、外
管2の下端内周縁には円形リング状突起12が突設さ
れ、この突起12の外周には銀線からなる対極13が巻
き付けられている。なお、14は外極2の外周部に埋設
されたサーミスタ、15は振動管8のパッキン7より上
方に取り付けられた振動管落下防止体、16は外極2の
先端開口部を覆って配設された薄膜であり、上記検知電
極用アダプタ10はこの薄膜16を振動可能に貫通して
いる。
また、上記アダプタ3内には有頭円筒状の電磁石取付板
17が上記外管2の上端に載置された状態で固定されて
いると共に、この取付板17の上壁に穿設された取付孔
18に電磁石19の上部が挿入され、これによりアダプ
タ3内に電磁石19がその先端を上記マグネット9とや
や離間させた状態で取り付けられている。そして、この
電磁石19を作動することにより、電磁石19の動作に
対応してマグネット9が左右或いは前後方向に揺動し、
これと共に振動管8がパッキン7への取付箇所を支点と
して左右或いは前後方向に振子状に振動するようになっ
ている。
更に、上記キャップ4の周壁にはレーストラック形の被
検液流入孔20が穿設されていると共に、この流入孔2
0には開口部を覆ってメッシュ21が取り付けられてい
る。また、キャップ4内には電極外管2のリング状突起
12下端より下方に存して洗浄用ビーズ22が充填され
ている。
なお、第1図中23はアダプタ3の上端部に取り付けら
れたコネクタ、24はこのコネクタ23を覆ってナット
25によりアダプタ3に液密に取り付けられたゴムキャ
ップ、26はこのゴムキャップ23の上端部に取り付け
られたリード線である。
また、本実施例の塩素計において、図示していないが、
検知電極に連結されたリード線の他端は振動管8内を通
ってコネクタ23に連結していると共に、対極13に連
結されたリード線の他端は外管2及びアダプタ3内を通
ってコネクタ23に連結され、リード線26を経て外部
にリードアウトされている。
上記塩素計を用いて被検液中の遊離塩素濃度を測定する
場合、電磁石19を作動させることにより振動管8を振
子状に振動させ、かつ検知電極11と対極13との間に
一定電位を印加すると共に、塩素計の先端部を被検液中
に浸漬し、この時に両極11,13間に流れる電流を検
出し、この電流値から被検液中の遊離塩素濃度を求める
ものである。
従って、本考案の塩素計は、筒状電極本体1内にゴム製
パッキン7を配設し、このパッキン7に振動管8を取り
付け、この振動管8の上端部及び下端部にマグネット9
及び検知極11をそれぞれ設け、電極本体1内に配設し
た電磁石19の作動により上記振動管8を作動させると
共に、対極13を検知極11周囲に設けたリング状突起
12に巻回したので、装置を小型化し得ると共に、被検
液中に塩素計を浸漬するだけで簡単に被検液中の遊離塩
素濃度を測定することができるものである。
なお、上記実施例においては、分析計を塩素計として構
成したが、例えば検知極に白金、対極に白金を用いるこ
となどによりその他の成分の分析計として構成してもよ
い。また、対極13を電極外管2に設けたリング状突起
12に巻き付けたが、検知電極用アダプタ10の周囲に
巻き付けてもよい。更に、振動管8を振動可能に支持す
る手段としてパッキン7を用いたが、他の支持手段を採
用してもよく、その他の構成についても本考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して差支えない。
考案の効果 以上説明したように、本考案の振動電極式分析計は、装
置を小型化し得ると共に、ポータブルタイプの浸漬式分
析計として使用し得るものである。従って、本考案分析
計を塩素計として構成した場合、従来の回転微少電極を
用いたポーラログラフ方式の無試薬塩素計や実開昭57
−64749号公報記載の塩素計と異なり駆動部を著し
く小型化し得、pH電極や溶存酸素電極等と同様な投込み
式のセンサ感覚で遊離塩素の測定が可能となる。従っ
て、例えば上水道給水栓における遊離塩素測定では本考
案分析計を用いることにより微少な流量で、或いはサン
プリングせずに測定が可能となり、試料消費量の低減が
できる、或いは浸漬式のポータブルタイプの遊離塩素計
とすることができるため、塩素処理を行なっているプー
ルの水質チェックなどをサンプリングなしに行なうこと
ができる、といった利点が生じるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る遊離塩素計の振動電極
を示す断面図、第2図は同電極を示す正面外観図であ
る。 1…電極本体、8…振動管、9…マグネット、11…検
知電極、13…対極、19…電磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検知電極及び対極を備え、これら検知電極
    及び対極を被検液に浸漬し、かつ検知電極を被検液中で
    振動させると共に、これら検知電極と対極との間に電圧
    を印加し、この時両極間に流れる電流を検出することに
    より被検液中の目的成分濃度を求めるポーラログラフ法
    による振動式分析計において、電極本体内に棒状の振動
    体を振動可能に配設し、この振動体の上端部にマグネッ
    ト、下端部に検知電極をそれぞれ固定し、上記マグネッ
    トを上記電極本体内に設けた電磁石の作動で振動させて
    上記振動体及びこれと一体に検知電極を振動させると共
    に、電極本体内に存して検知電極の側方に対極を設けた
    ことを特徴とする振動電極式分析計。
JP83787U 1987-01-07 1987-01-07 振動電極式分析計 Expired - Lifetime JPH06765Y2 (ja)

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JP83787U JPH06765Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07 振動電極式分析計

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JP83787U JPH06765Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07 振動電極式分析計

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Publication Number Publication Date
JPS63109644U JPS63109644U (ja) 1988-07-14
JPH06765Y2 true JPH06765Y2 (ja) 1994-01-05

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