JPH0675924U - 女性又は幼児の肌あれ防止用使い捨てシ−トベルトカバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】シ−トベルトを着用したときに、素肌に接触す
る部分の肌あれをなくし、且つ擦れたことによって痛み
を生じるのを確実に防止する。 【構成】女性又は幼児の肌荒れ防止用使い捨てシ−トベ
ルトカバ−において、肌触りが良く、且つ吸湿性のよい
不織布を可とする素材生地を用い、これを環状に丸めて
両端辺を両面粘着テ−プで接着して長筒体を成形し、そ
の表面に任意のキャラクタ、広告文、スロ−ガン等の事
項を印刷又は手書きで表示する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、女性又は幼児の肌あれ防止用使い捨てシ−トベルトカバ−に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

通常、乗用車に乗るときは、シ−トベルトを必ず着用することが義務付けられ ている。そしてそのシ−トベルトは、運転席と助手席においては、肩から脇腹に ベルトを掛ける、三点式ベルトが使用されている。 また、幼児用のいす形補助シ−トは、背もたれ上部から両肩に掛けるシ−トベ ルトが備え付けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、前記従来のシ−トベルトは、ベルト自体が強度上の関係から相当に 硬い布地が使用されていて、そのため着用時に身体に接触する部分に違和感が生 じる。例えば、夏期に女性が襟の開いた服を着て運転したり、助手席に座ってシ −トベルトをすると、そのベルトが肌に直接触れ、擦れて痛みさえ感じる。 また、小柄の女性は、シ−トを前の方へ引き、ベルトが肩に密着する。汗をか いた身体にシ−トベルトが直接触れ、自分の専用車ならともかく、他人の車を運 転するときは、特に違和感を感じることが多い。 さらに、シ−トベルトを脱着するときは、かなり手に力が入り、シ−トベルト を握る個所もほとんど同じであることにより、汚れの度合いが大きい。しかしな がら、シ−トベルトが汚れてもこれを一々取り替えることは現実にはできない。 そして、幼児用補助シ−トにあっては、背もたれから両肩に掛ける幼児の肌の 一部が触れるとやはり、肌荒れや痛みを生じる原因となる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、考案の目的を達成し、且つ従来技術の課題を解決するため に提供するものである。 本考案の第１は女性・幼児の肌あれ防止用使い捨てシ−トベルトカバ−におい て、肌触りが良く、且つ吸湿性のよい不織布を可とする素材生地を用い、これを 環状に丸めて両端辺を両面粘着テ−プで接着して筒体を成形し、その表面に任意 のキャラクタ、広告文、スロ−ガン等の事項を印刷又は手書きで表示したもので ある。

【０００５】

【作用】

本考案に係る女性・幼児の肌あれ防止用使い捨てシ−トベルトカバ−は、肩か ら脇腹に接触するベルト部位に巻き付け、且つカバ−体の両端を両面粘着テ−プ で押圧接着することによってシ−トベルトに装着する。 また、幼児用の補助シ−トの両肩ベルト部位にカバ−体の両端を両面粘着テ− プで押圧接着することによって装着する。 なお、シ−トベルトカバ−や幼児用補助シ−トの肩ベルトにおける装着部位の 調節はベルトに装着したカバ−体を適宜スライドさせて行う。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案に係る女性・幼児の肌あれ防止用使い捨てシ−トベルトカバ−の 実施例を図面を以て説明する。 図１は運転席のシ−トベルトに適用した斜視図、図２は幼児用いす形の補助シ −トに設けた両肩ベルトに適用した斜視図、図３はシ−トベルトカバ−の斜視図 、図４は図１の４─４線に沿う拡大断面図、図５は図１のシ−トベルトカバ−の 展開平面図、図６は図５の６−６線に沿う断面図である。 １はカバ−体であって、肌触りが良く、且つ吸湿性のよい不織布を可とする素 材生地を用いる。２はカバ−体の表表面又は裏表面に任意のキャラクタマンガ、 宣伝文、スロ−ガン、名前・血液型等の表示を印刷又は手書きで表わした表示部 、３はカバ−体の両端辺を接着部であり、図示例は幅１ｃｍ程度の両面テ−プ４ で押圧接着して長筒体５を成形する。 図１にあって、６は運転席、７はシ−トベルトである。また図２にあって、８ は幼児用いす形補助シ−ト、９・９はその補助シ−トの背もたれ上部に一端を取 付け、両肩から胸部に掛けて設けたシ−トベルト、１０は補助シ−トの座席面に 設けたシ−トベルトの他端との接続部材である。

【０００７】

【具体的な使用例】

上記の実施例に基づく具体的な使用例を説明する。 （使用例１） まず図１の乗用車の運転席において、シ−トベルト７を座っている者の肩か ら脇腹に掛け、その接触する部位に巻き付けると共にカバ−体１の両端辺を両面 粘着テ−プ４で押圧接着することによってシ−トベルトに装着する。また、下腹 部から両腰に掛けたシ−トベルトの下腹部に接触する部分にも装着することもあ る。 （使用例２） また図２の幼児用補助シ−トにおいてベルト７の両肩から胸にかかる部位にカ バ−体１の両端辺を両面粘着テ−プ４で押圧接着することによって装着する。 なお、シ−トベルトや幼児用補助シ−トのシ−トベルト装着部位の調節は、そ のシ−トベルト９・９に装着したカバ−体を手指を使い適宜スライドさせて行う 。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記のように、肌触りが良く、且つ吸湿性のよい不織布を可とする素 材生地から成るカバ−体を用い、これを環状に丸めて両端辺を両面粘着テ−プで 接着して長筒体を成形し、その表面に任意のキャラクタ、広告文、スロ−ガン等 の事項を印刷又は手書きで表示したものであるから、次の効果がある。 (1) 女性の肌や幼児の柔らかな素肌を保護することができる。 (2) シ−トベルトの汚れを確実に防ぐことができる。 (3) シ−トベルトに対するカバ−体の装着及び取外しの操作がきわめて簡単 ある。 (4) カバ−体で長筒体を成形するのに、縫製やホック・ボタンを使うことが なく、さらにスライドファスナ−や面ファスナ−も使用しないから、コストが低 廉のため、使い捨てに適し、常に衛生的であると共に新品で清潔感のあるカバ− が使用できる。 (5) カバ−体の表面に好みの表示が施せることにより、インテリアとして役 立つ。すなわち、黒色や茶色系統の一色で無味乾燥なシ−トベルトカバ−装飾的 変化を与えることができる。 (6) 女性や幼児の肌に触れるカバ−は、汗の吸収効果が良好である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る女性・幼児の肌あれ防止用使い捨
てシ−トベルトカバ−を運転席のシ−トベルトに適用し
た斜視図である。

【図２】図１のシ−トベルトカバ−を幼児用いす形の補
助シ−トに設けた両肩ベルトに適用した斜視図である。

【図３】図１のシ−トベルトカバ−の斜視図である。

【図４】図１の４─４線に沿う拡大断面図である。

【図５】図１のシ−トベルトカバ−の展開平面図であ
る。

【図６】図５の６−６線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１ カバ−体 ２ 表示事項 ３ 接着部 ４ 両面粘着テ−プ ５ 長筒体 ６ 運転席 ７ シ−トベルト ８ 補助シ−ト ９ シ−トベルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 肌触りが良く、且つ吸湿性のよい不織布
   を可とする素材生地を用いたカバ−体であり、これを環
   状に丸めて両端辺を両面粘着テ−プで接着して筒体を成
   形し、その表面に任意のキャラクタ、広告文、スロ−ガ
   ン等の事項を印刷又は手書きで表示したことを特徴とす
   る女性又は幼児の肌あれ防止用使い捨てシ−トベルトカ
   バ−。