JP3090615U - ナプキン胸掛具 - Google Patents

ナプキン胸掛具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用が終わると安全かつ容易に首から取り外せ
て極めて使い勝手が良く、不測の事故を防ぐナプキン胸
掛具を提供する。 【解決手段】少なくとも首回りに掛け渡すことができる
長さを有する紐状部材と、この紐状部材の両端部近傍に
取り付けられてナプキン部材を離脱可能に把持しうるク
リップ部材とを備え、上記紐状部材をゴムのような伸縮
自在部材から形成したことにより、ナプキン胸掛具を取
り外すときは、首にかかったナプキン部材もしくは紐状
部材を手指で把持して引き伸ばし、ナプキン部材を両ク
リップ部材に把持させたままの状態で容易に首から抜く
ことができ、極めて使い勝手が良い。また、要介護者や
乳幼児がナプキン部材や紐状部材を無理やり引っ張った
としても、紐状部材が伸びてくれることから、従来のよ
うにチェーンが首に絡まるような不測の事故を防げて安
全性が高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、レストラン等に用意されたナプキンや手持のハンカチ,タオル等を 容易に胸の前に掛けて衣服が汚れるのを防止できるナプキン胸掛具に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のナプキン吊り具として、例えば実開平5−77211号等 に開示されたものがある。このものは、図7および図8に示すように、2つのク リップ片3を所定長さのチェーン2で連結し、上記2つのクリップ片3にナプキ ンA等の端縁部を挟み、上記ナプキンA等を胸の前に掛けて食事中に衣服が汚れ るのを防止できるようにしたナプキン吊り具1である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記ナプキン吊り具1は、チェーン2の長さが長すぎるとナプキンAが胸部を 十分に覆わずに衣服を汚してしまうおそれがあるため、チェーン2の長さはあま り長くできない。ところが、衣服の汚れを十分防止しうるようにチェーン2の長 さを短くすると、ナプキン吊り具1をナプキンAをつけたままの状態で首から抜 くことができなくなり、ナプキン吊り具1を外すためには、胸元のクリップ片3 をつまんでナプキンAを外さなければならなかった。
【0004】 しかしながら、ナプキン吊り具1を外すのに、比較的手が届きにくい胸元のク リップ片3をいちいちつまんでナプキンAを外すのは煩雑で面倒である。また、 上記のようなナプキン吊り具1を、例えば、高齢者や障害者の介護において要介 護者に食事をさせたり、乳幼児に食事をさせる際に使用することを考えた場合、 要介護者や乳幼児等は、わざわざ胸元のクリップを外すことをせずに無理やり引 っ張って外そうとすることが多い。このような状況で上記従来のナプキン吊り具 1を使用していると、介護者や母親が目を離した隙に要介護者や乳幼児の首にチ ェーン2が絡まる事故が起こるおそれがあり、極めて危険である。
【0005】 また、同様のナプキン吊り具で、図9に示すように、2つのクリップ8を連結 するベルト4の長さを調節できるバックル部11が設けられたものも考案されて いるが(実開平6−38754号等)、長さ調節のために極めて煩雑な操作が必 要で、取り外しのたびに長さを調節するために適当なものではなかった。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、使用が終わると安全かつ容 易に首から取り外せて極めて使い勝手が良く、不測の事故を防ぐナプキン胸掛具 の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の請求項1記載のナプキン胸掛具は、少な くとも首回りに掛け渡すことができる長さを有する紐状部材と、この紐状部材の 両端部近傍に取り付けられてナプキン部材を離脱可能に把持しうるクリップ部材 とを備え、上記紐状部材がゴムのような伸縮自在部材から形成されていることを 要旨とする。
【0008】 すなわち、本考案の請求項1記載のナプキン胸掛具は、紐状部材がゴムのよう な伸縮自在部材から形成されているため、ナプキン胸掛具を取り外すときは、首 にかかったナプキン部材もしくは紐状部材を手指で把持して引き伸ばすことによ り、ナプキン部材を両クリップ部材に把持させたままの状態で、容易に首から抜 くことができる。そして、首から抜いて取り外した状態でクリップ部材からナプ キン部材を取り外せばよい。また、要介護者や乳幼児がナプキン部材や紐状部材 を無理やり引っ張ったとしても、紐状部材が伸びてくれることから、従来のよう にチェーンが首に絡まるような事故にならず、極めて安全性が高くなる。そして 、紐状部材の長さ寸法を、衣服の汚れが十分防止される比較的短めの長さに設定 することが可能となる。このように、本考案のナプキン胸掛具によれば、衣服の 汚れを略完全に防止でき、使用が終わると安全かつ容易に首から取り外せて極め て使い勝手が良く、不測の事故を防げて安全性が高くなる。
【0009】 本考案の請求項2記載のナプキン胸掛具は、請求項1記載のナプキン胸掛具で あって、上記伸縮自在の紐状部材に、紐状部材伸縮の際に紐状部材と皮膚との摩 擦を防止するための多数のビーズ部材がスライド自在に取り付けられている。し たがって、ナプキン胸掛具を首に掛けてナプキン部材を胸にあてた状態で、紐状 部材が直接皮膚に接触せず、紐状部材にスライド自在に取付られたビーズ部材が 皮膚に接触することになる。このため、ナプキン胸掛具を取り外すとき等、紐状 部材が伸縮する際に、皮膚に接触したビーズ部材は皮膚と擦れずにほとんど位置 を変えない状態を保ちながら紐状部材がスムーズに伸縮し、紐状部材を急激に伸 縮させたとしても、紐状部材と皮膚との摩擦が防止され、皮膚を傷めることがほ とんどなくなり、より安全性が高くなる。
【0010】 本考案の請求項3記載のナプキン胸掛具は、請求項1記載のナプキン胸掛具で あって、上記伸縮自在の紐状部材が平紐状に形成されている。このため、紐状部 材と皮膚との接触面積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外すとき等に紐状 部材を引っ張ったときに、紐状部材が伸縮するだけでなく、接触面積が大きい分 皮膚への接触圧力が低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合でも痛みを防 止し、より安全性が高くなる。
【0011】 本考案の請求項4記載のナプキン胸掛具は、請求項3記載のナプキン胸掛具で あって、上記平紐状の紐状部材に、紐状部材伸縮の際に紐状部材と皮膚との摩擦 を防止するための多数のビーズ部材がスライド自在に取り付けられ、上記ビーズ 部材が平紐に合った扁平状に形成されている。したがって、ナプキン胸掛具を首 に掛けてナプキン部材を胸にあてた状態で、紐状部材が直接皮膚に接触せず、紐 状部材にスライド自在に取付られたビーズ部材が皮膚に接触することになる。こ のため、ナプキン胸掛具を取り外すとき等、紐状部材が伸縮する際に、皮膚に接 触したビーズ部材は皮膚と擦れずにほとんど位置を変えない状態を保ちながら紐 状部材がスムーズに伸縮し、紐状部材を急激に伸縮させたとしても、紐状部材と 皮膚との摩擦が防止され、皮膚を傷めることがほとんどなくなり、より安全性が 高くなる。また、上記ビーズ部材が平紐に合った扁平状に形成されていることか ら、ビーズ部材と皮膚との接触面積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外す とき等に紐状部材を引っ張ったときに、紐状部材が伸縮するだけでなく、接触面 積が大きい分皮膚への接触圧力が低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合 でも痛みを防止し、より安全性が高くなる。
【0012】 本考案の請求項5記載のナプキン胸掛具は、請求項2または4記載のナプキン 胸掛具であって、上記ビーズ部材のうち少なくとも一部が、磁性を有する材料と 遠赤外線を放射する材料のうち少なくともいずれかを含むものである。このため 、磁性を有する材料からなるビーズ部材を含むと、その磁性が血行を良くし、肩 や背中のこりを和らげる作用をする。また、遠赤外線を放射する材料からなるビ ーズ部材を含むと、その遠赤外線が血行を良くし、肩や背中のこりを和らげる作 用をする。したがって、特に、不自然な姿勢で生活することが多い障害者や高齢 者にとって優れたものとなる。
【0013】 本考案の請求項6記載のナプキン胸掛具は、請求項1〜5のいずれか一項に記 載のナプキン胸掛具であって、紐状部材の両端部近傍にクリップ部材が交換可能 に取り付けられている。このため、紐状部材のデザインとクリップ部のデザイン とを利用者の好みに合わせて組み合わせたり変更したりできるようになり、デザ イン選択のバリエーションが広がって、多様な顧客ニーズに応えることができる ようになる。
【0014】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施の形態を詳しく説明する。
【0015】 図1は、本考案のナプキン胸掛具の一実施の形態を示す図である。このナプキ ン胸掛具は、少なくとも首回りに掛け渡すことができる長さを有する紐状部材6 と、この紐状部材6の両端部に取り付けられてナプキン部材Aを離脱可能に把持 しうる2つのクリップ部材5とを備えている。
【0016】 上記両クリップ部材5は、合成樹脂で形成されたワニ口クリップであり、たく さんのビーズからつくられたビーズ装飾7が取り付けられている。上記両クリッ プ部材5は、紐状部材6の両端部に設けられたナスカン9に交換可能に取り付け られている。このように、クリップ部材5を交換可能に取り付けたことにより、 紐状部材6のデザインとクリップ部材5のデザインとを利用者の好みに合わせて 組み合わせたり変更したりできるようになり、デザイン選択のバリエーションが 広がって、多様な顧客ニーズに応えることができるようになる。
【0017】 上記紐状部材6は、図2に示すように、ゴムのような伸縮自在部材、この例で はウレタン紐13から形成され、上記伸縮自在のウレタン紐13に、多数のビー ズ部材10,12がスライド自在に取り付けられている。上記ビーズ部材10, 12は、比較的小さめのビーズ部材12と大きめのビーズ部材10とが用いられ 、小さめのビーズ部材12が数十個連続するごとに大きめのビーズ部材10が1 個配置されるよう並べられている。
【0018】 上記ナプキン胸掛具は、図3に示すように、紐状部材6を首回りに掛け渡した 状態で両クリップ部材5にナプキン部材Aを挟んで取り付け、ナプキン部材Aを 胸の前に掛けて食事中に衣服が汚れるのを防止できる。上記ナプキン部材Aとし ては、レストラン等に用意された布製のナプキンだけでなく、紙ナプキン,手持 のハンカチ,タオル等、ナプキンの代わりに用いることができる布や紙,不織布 等であれば、適宜各種のものを用いることができる。
【0019】 そして、上記ナプキン胸掛具は、紐状部材6がゴムのように伸縮するため、ナ プキン胸掛具を取り外すときは、首にかかったナプキン部材Aもしくは紐状部材 6を手指で把持して引き伸ばすことにより、ナプキン部材Aを両クリップ部材5 に把持させたままの状態で、容易に首から抜くことができる。そして、首から抜 いて取り外した状態でクリップ部材5からナプキン部材Aを取り外せばよい。ま た、要介護者や乳幼児がナプキン部材Aや紐状部材6を無理やり引っ張ったとし ても、紐状部材6が伸びてくれることから、従来のようにチェーンが首に絡まる ような事故にならず、極めて安全性が高い。そして、紐状部材6の長さ寸法を、 衣服の汚れが十分防止できる比較的短めの長さに設定することが可能となる。
【0020】 また、紐状部材6に多数のビーズ部材10,12がスライド自在に取り付けら れていることにより、図4に示すように、ナプキン胸掛具を首に掛けてナプキン 部材Aを胸にあてた状態で、紐状部材6が直接皮膚14に接触せず、ビーズ部材 10,12が皮膚14に接触することになる。なお、図4(A)は紐状部材6が 伸びる前の状態であり、図4(B)は紐状部材6が伸びた状態を示している。こ のため、ナプキン胸掛具を取り外すとき等、紐状部材6が伸縮する際に、皮膚1 4に接触したビーズ部材10,12は皮膚14と擦れずに、ほとんど位置を変え ない状態を保ちながら紐状部材6だけがスムーズに伸縮する。そして、紐状部材 6を急激に伸縮させたとしても、紐状部材6と皮膚14との摩擦が防止され、皮 膚14を傷めることがほとんどなくなり、より安全性が高くなる。
【0021】 上記ナプキン胸掛具において、上記ビーズ部材10,12のうち少なくとも一 部を、磁性を有する材料や遠赤外線を放射する材料で形成したものを用いるよう にすることもできる。例えば、大きめのビーズ部材10を磁性を有する材料で形 成したものとし、小さめのビーズ部材12を遠赤外線を放射する材料で形成した ものとすることができる。
【0022】 このようにすることにより、磁性を有する材料からなるビーズ部材10により 、その磁性が血行を良くし、肩や背中のこりを和らげる作用をする。また、遠赤 外線を放射する材料からなるビーズ部材12により、その遠赤外線が血行を良く し、肩や背中のこりを和らげる作用をする。したがって、特に、不自然な姿勢で 生活することが多い障害者や高齢者にとって優れたものとなる。
【0023】 図5は、本考案の第2の実施の形態のナプキン胸掛具である。このものは、伸 縮自在の紐状部材6が平紐状に形成されており、この紐状部材6にはビーズ部材 が取り付けられていない。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の 部分には同じ符号を付している。
【0024】 この例によれば、紐状部材6が平紐状に形成されているため、紐状部材6と皮 膚14との接触面積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外す際等に紐状部材 6を引っ張ったときに、紐状部材6が伸縮するだけでなく、接触面積が大きい分 皮膚14への接触圧力が低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合でも痛み を防止し、より安全性が高くなる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用 効果を奏する。
【0025】 図6は、本考案の第2の実施の形態のナプキン胸掛具である。このものは、伸 縮自在の紐状部材6が平紐状に形成され、この平紐状の紐状部材6に、紐状部材 伸縮の際に紐状部材6と皮膚との摩擦を防止するための多数のビーズ部材10が スライド自在に取り付けられている。また、上記ビーズ部材が平紐に合った扁平 状に形成されている。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分 には同じ符号を付している。
【0026】 このものでは、紐状部材6が平紐状に形成されているため、紐状部材6と皮膚 14との接触面積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外すとき等に紐状部材 6を引っ張ったときに、紐状部材6が伸縮するだけでなく、接触面積が大きい分 皮膚14への接触圧力が低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合でも痛み を防止し、より安全性が高くなる。また、ビーズ部材10,12と皮膚との接触 面積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外すとき等に紐状部材6を引っ張っ たときに、紐状部材6が伸縮するだけでなく、接触面積が大きい分皮膚への接触 圧力が低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合でも痛みを防止し、より安 全性が高くなる。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する 。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0027】 なお、上記各実施の形態では、2つのクリップ部材5を紐状部材6の両端部に 取り付けたが、クリップ部材5の取付位置は、両端に限定するものではなく、例 えば、一方や両方のクリップ部材5が紐状部材6の途中部に取り付けられて端部 が遊端状になっていてもよい趣旨である。そして、上記遊端部には、他のクリッ プや安全ピン等を取り付けるようにしてもよい。
【0028】 また、上記各実施の形態では、紐状部材6としてウレタン紐13を用いた例を 示したが、ゴムのように伸縮自在な材料であれば、特に限定するものではなく、 天然ゴム,ポリイソプレンゴム,ポリブタジエンゴム,アルフィンゴム,スチレ ンブタジエンゴム,ハイスチレンゴム,エチレン−プロピレンゴム,クロロスル ホン化ポリエチレン,ブチルゴム,クロロプレンゴム,アクリロニトリルブタジ エンゴム,多硫化系ゴム,アクリルゴム,シリコーンゴム,フッ素ゴム,エビク ロロヒドリンゴム等、各種の材質のものを用いることができる。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、本考案の請求項1記載のナプキン胸掛具によれば、ナプキン胸 掛具を取り外すときは、首にかかったナプキン部材もしくは紐状部材を手指で把 持して引き伸ばすことにより、ナプキン部材を両クリップ部材に把持させたまま の状態で、容易に首から抜くことができる。そして、首から抜いて取り外した状 態でクリップ部材からナプキン部材を取り外せばよい。また、要介護者や乳幼児 がナプキン部材や紐状部材を無理やり引っ張ったとしても、紐状部材が伸びてく れることから、従来のようにチェーンが首に絡まるような事故にならず、極めて 安全性が高くなる。そして、紐状部材の長さ寸法を、衣服の汚れが十分防止され る比較的短めの長さに設定することが可能となる。このように、本考案のナプキ ン胸掛具によれば、衣服の汚れを略完全に防止でき、使用が終わると安全かつ容 易に首から取り外せて極めて使い勝手が良く、不測の事故を防げて安全性が高く なる。
【0030】 本考案の請求項2記載のナプキン胸掛具によれば、ナプキン胸掛具を首に掛け てナプキン部材を胸にあてた状態で、紐状部材が直接皮膚に接触せず、紐状部材 にスライド自在に取付られたビーズ部材が皮膚に接触することになる。このため 、ナプキン胸掛具を取り外すとき等、紐状部材が伸縮する際に、皮膚に接触した ビーズ部材は皮膚と擦れずにほとんど位置を変えない状態を保ちながら紐状部材 がスムーズに伸縮し、紐状部材を急激に伸縮させたとしても、紐状部材と皮膚と の摩擦が防止され、皮膚を傷めることがほとんどなくなり、より安全性が高くな る。
【0031】 本考案の請求項3記載のナプキン胸掛具によれば、紐状部材と皮膚との接触面 積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外すとき等に紐状部材を引っ張ったと きに、紐状部材が伸縮するだけでなく、接触面積が大きい分皮膚への接触圧力が 低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合でも痛みを防止し、より安全性が 高くなる。
【0032】 本考案の請求項4記載のナプキン胸掛具によれば、ナプキン胸掛具を首に掛け てナプキン部材を胸にあてた状態で、紐状部材が直接皮膚に接触せず、紐状部材 にスライド自在に取付られたビーズ部材が皮膚に接触することになる。このため 、ナプキン胸掛具を取り外すとき等、紐状部材が伸縮する際に、皮膚に接触した ビーズ部材は皮膚と擦れずにほとんど位置を変えない状態を保ちながら紐状部材 がスムーズに伸縮し、紐状部材を急激に伸縮させたとしても、紐状部材と皮膚と の摩擦が防止され、皮膚を傷めることがほとんどなくなり、より安全性が高くな る。また、上記ビーズ部材が平紐に合った扁平状に形成されていることから、ビ ーズ部材と皮膚との接触面積が大きくなって、ナプキン胸掛具を取り外すとき等 に紐状部材を引っ張ったときに、紐状部材が伸縮するだけでなく、接触面積が大 きい分皮膚への接触圧力が低く抑えられ、無理やり引っ張ったような場合でも痛 みを防止し、より安全性が高くなる。
【0033】 本考案の請求項5記載のナプキン胸掛具によれば、磁性を有する材料からなる ビーズ部材を含むと、その磁性が血行を良くし、肩や背中のこりを和らげる作用 をする。また、遠赤外線を放射する材料からなるビーズ部材を含むと、その遠赤 外線が血行を良くし、肩や背中のこりを和らげる作用をする。したがって、特に 、不自然な姿勢で生活することが多い障害者や高齢者にとって優れたものとなる 。
【0034】 本考案の請求項6記載のナプキン胸掛具によれば、紐状部材のデザインとクリ ップ部のデザインとを利用者の好みに合わせて組み合わせたり変更したりできる ようになり、デザイン選択のバリエーションが広がって、多様な顧客ニーズに応 えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のナプキン胸掛具の一実施の形態を示す
図である。
【図2】紐状部材の要部拡大断面図である。
【図3】上記ナプキン胸掛具の使用状態を示す図であ
る。
【図4】上記ナプキン胸掛具の作用を示す図である。
【図5】本考案の第2の実施の形態を示す図である。
【図6】本考案の第3の実施の形態を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】上記従来例の使用状態を示す図である。
【図9】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
A ナプキン部材 1 ナプキン吊り具 2 チェーン 3 クリップ片 4 ベルト 5 クリップ部材 6 紐状部材 7 ビーズ装飾 8 クリップ 9 ナスカン 10 ビーズ部材 11 バックル部 12 ビーズ部材 13 ウレタン紐 14 皮膚

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも首回りに掛け渡すことができ
    る長さを有する紐状部材と、この紐状部材の両端部近傍
    に取り付けられてナプキン部材を離脱可能に把持しうる
    クリップ部材とを備え、上記紐状部材がゴムのような伸
    縮自在部材から形成されていることを特徴とするナプキ
    ン胸掛具。
  2. 【請求項2】 上記伸縮自在の紐状部材に、紐状部材伸
    縮の際に紐状部材と皮膚との摩擦を防止するための多数
    のビーズ部材がスライド自在に取り付けられている請求
    項1記載のナプキン胸掛具。
  3. 【請求項3】 上記伸縮自在の紐状部材が平紐状に形成
    されている請求項1記載のナプキン胸掛具。
  4. 【請求項4】 上記平紐状の紐状部材に、紐状部材伸縮
    の際に紐状部材と皮膚との摩擦を防止するための多数の
    ビーズ部材がスライド自在に取り付けられ、上記ビーズ
    部材が平紐に合った扁平状に形成されている請求項3記
    載のナプキン胸掛具。
  5. 【請求項5】 上記ビーズ部材のうち少なくとも一部
    が、磁性を有する材料と遠赤外線を放射する材料のうち
    少なくともいずれかを含むものである請求項2または4
    記載のナプキン胸掛具。
  6. 【請求項6】 紐状部材の両端部近傍にクリップ部材が
    交換可能に取り付けられている請求項1〜5のいずれか
    一項に記載のナプキン胸掛具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073807A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Kokuyo Co Ltd ストラップ

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