JP3085170U - T字杖の保持具 - Google Patents

T字杖の保持具

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JP3085170U
JP3085170U JP2001006104U JP2001006104U JP3085170U JP 3085170 U JP3085170 U JP 3085170U JP 2001006104 U JP2001006104 U JP 2001006104U JP 2001006104 U JP2001006104 U JP 2001006104U JP 3085170 U JP3085170 U JP 3085170U
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loop
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弘夫 吉池
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弘夫 吉池
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】杖使用者は、杖をもつ手を他の目的に使用しな
ければならない場合、近くに杖を立てかける物がないと
き、一般的には杖のループ紐をを手首に掛けるが、実際
には掛けずらいのでこの方法はあまり使用されていな
い。しかも杖を保持する方法によっては、他人に迷惑を
かける。そのため簡単で安全な新しい杖の保持具を提供
する。 【解決手段】シャツ、セーター、上着等上半身に着用す
る衣類の胸部に、面ファスナーのフック側1を装着した
布片3を取付け、該面ファスナーに対応する所定大の面
ファスナーのループ側2端部を、T字杖の握り部4のサ
イド側に接着させ、主要部を衣類の胸部の面ファスナー
のフック側1に軽く押し付けることにより、面ファスナ
ーの接着力で容易に杖を保持できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、下肢機能障害者や高齢者等の使用するT字杖に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来杖使用者は、杖をもつ手を他の目的に使用しなければならないとき、近く に杖を立てかける物がない場合、一般的には杖に取付けられたループ紐を手首に かけて保持することが多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のループ紐を手首に掛けて杖を保持するのは、簡単でよいが実際には余り 使われていない。それは杖を持つ手で他の動作をするとき、手首に紐でぶら下が っている杖とその重さが煩わしいためでもある。椅子に腰掛けたときなど紐を手 首に掛けた手で杖の主柱を握って他人に迷惑にならないよう、杖を約垂直に立て て保持しなくてはならない。これが長時間になるとかなりの忍耐が必要になる。 だからと云って杖を膝の上に横にして載せたり、椅子の座部に斜めに立て掛け たりすると、かえって周りの人に迷惑をかける。 立ったままで杖を保持するため、小脇に抱える人もいるが、うまく杖を斜めに 抱えない限り、体の厚みより突出した先端部が、やはり人に迷惑をかける。 例えば、上着を着用するためのボタンに該ループ紐を掛けただけで、杖を保持 できれば簡単で良いが、該ループ紐を掛ける作業が意外と煩わしいためか、実行 されることが少ない。 特に脳卒中者のように半身機能麻痺者には、片手だけだと大変掛けづらい。そ の上、ループ紐を掛け易いようなボタンのついている上着も少ない。 衣類胸部に大きめのボタンか、鉤ホックを縫い付ければ、ループ紐は掛け易く なるが、それでもワンタッチでは掛けずらい。 又、該ループ紐で釣り下げられた杖は、自在に動き過ぎるのでかえって不安定 であり、その状態で車椅子に乗っている場合など、杖先端が地面(床)すれすれ まで下がるので不安定である。 極希に、杖主柱にクリップを用いて机や棚等に掛け下げている人もいるが、机 や棚等がないと役に立たない。 本考案は、上記煩わしさや、杖を保持するために忍耐を必要とせず、そして他 人に迷惑をかけぬよう配慮した、面ファスナーを使用したワンタッチでできる安 価でシンプルで安全なT字杖の保持具を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シャツ、セーター、上着、コート等杖を使用するときに、なるべく 外側に着用する衣類の胸部に、図1の如く面ファスナーのフック側(1)を装着 した布片(3)を縫い付け、該面ファスナーに対応する所定大の面ファスナーの ループ側(2)の端部をT字杖の握り部(4)のサイド側に付着し、その主要部 分を着用している衣類の胸部の布片(3)の面ファスナーのフック側(1)に軽 く押し当てることにより、面ファスナーの接着力で容易に杖を保持できる。 衣類の胸部に保持したT字杖を取り離すときは、図4の如く上記面ファスナー のループ側(2)の先端部をつまんで捲り剥がすようにすると、簡単に取り離す ことができる。
【0005】
【考案実施の形態】
衣類の胸部に取付ける面ファスナーのフック側(1)の大きさは、面ファスナ ーの種類や接着力によって異なるが、杖が簡単に落ちないよう、安全のため使用 する杖の約2〜3倍の重さに耐えられる程度で良い。 面ファスナーのフック側は、セーターや毛糸のマフラーなどの繊維は絡み付き 易いので、使用しないときはカバーが必要である。 そこでフック側面ファスナーの大きさを決めその約倍の大きさの布片(3)を 用い、半分側に面ファスナーを縫い付け、もう半分側を、折り曲げてカバーにす る。 該布片(3)は、指先で簡単に折り曲げることができる程度の柔らかい厚布か 、革でも良いが、面ファスナーのフック側に直接接着し易い布地でもよい。 又は、普通の布地の場合は、折り曲げてカバーにしたとき、その状態を維持す るためには、カバー側に面ファスナーのフック側の小片を取付けておくと良い。 上記のように、カバーを使用していたとき、必要に応じてカバーを外すとき、 カバーが面ファスナーと分離し易いように、図1に示すようにつまみ用布片(5 )を付けておく必要がある。 布片(3)に面ファスナーのフック側(1)を装着するのは、縫い付けてもよ いし接着剤を使用してもよい。 上着等の胸部に面ファスナーのフック側(1)を装着した布片(3)を縫い付 ける代りに、安全ピン1〜2個で固定するのも簡単で良いが、取付けた上着等の 生地がいたみ易い。しかし洗濯のときや他の衣類に付け代えるときなどには便利 である、そのため薄い生地の上着の場合、安全ピンを使用する位置に裏当てをす るなど補強を考えなければならない。 該面ファスナーを装着した布片(3)の取付ける位置は、図1の如く上着胸部 の左右どちらかの鎖骨下部か乳房部がよい。 面ファスナーのループ側を、T字杖の握り部(4)のサイド側に取付けるのは 、ループ側の方がフック側に比べて柔らかいので、握り部を握ったとき手に違和 感を感じない。 所定大の面ファスナーのループ側端部を握り部(4)に取付ける方法は、杖握 り部に直接接着剤により貼り付けても良いが、握り部に布地を巻着し該布地に縫 い付けても、他の方法で付着させても良い。 又、面ファスナーのループ側とフック側を、事情により請求項1と逆に取付け ても目的は達成できる。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例は、脳卒中による半身機能麻痺者の麻痺側の上着胸部に、約 横3.5cm縦5cmの指先で簡単に折り曲げ可能な程度の布片(3)の縦側約 半分側に、フック側の面ファスナー(1)を縫い付け、もう半分側を折り返して 該フック側が他の布体と接触を避けるためのカバーにし、折り返した状態を保持 するために、該布片(3)のカバーに約0.5cm角ぐらいの面ファスナーのル ープ側を縫い付ける。 上着の胸部に取付けは、上着の生地が薄いため該生地より約倍ほど厚い生地で 約横7cm縦2.5cmのポケットの蓋を造り、杖を保持したい側の胸部に縫い 付け、該蓋に布片(3)の面ファスナー側を安全ピンで取付けた。 布片(3)のカバーの端部には面ファスナーを分離し易いように、1cm×0 .5cmのつまみ用布片(5)を設けた。 杖握り部は、約幅7cmで長さは握り部を一巻き分の布地の端部より約1/4 のところに、約幅2.5cmで長さ6cmの面ファスナーのループ側(2)端部 を縫い付けたものを、握り部(4)に合わさり目を下に巻き付け接着剤で固定し た。
【0007】
【考案の効果】
本考案の保持具を使用すると、杖を握る手を使用しなければならないとき、杖 を立てかける物を探す必要もなく、図2の如く立ったままでも、椅子等に掛けた ときも、杖をワンタッチで安全に保持できるので安心できる。 保持している杖を取り出すときも、図4の如く面ファスナーのループ側(2) の先端部をつまんで接着面になるべく平行方向に引張るだけで容易に剥離できる 。これは面ファスナーの接着面に垂直方向の力で引き離すよりずっと小さい力で すむ、したがって上着等の生地も傷まない。 車椅子に乗ったり降りたりするときも、その都度背もたれ後側にある杖の保持 用の筒や袋を利用するより簡単で便利である。 杖を持つ手で手摺に掴まるとき、手首にループ紐を掛けたときよりも杖が邪魔 にならなので、図3のように階段の上り下りなど容易になる。 上着の生地が薄くて布片(3)を安全ピンで取付けると生地が傷みそうな場合 、上記実施例の如くポケットの蓋を利用すると良く、この場合上着と同じかそれ に近い色や柄を使用すると、杖を使用していないとき違和感もないし、布片(3 )も取付け易い。 上着等に取付ける面ファスナーを装着した布片(3)は色彩や形を変えること により、ワッペンのように楽しく見える効果がある。 本考案はT字杖(T字型杖、L字型杖、オフセット型杖)だけでなく棒杖や視 覚障害者の白杖にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フック側の面ファスナーを上着に装着した布片
とT字杖の握り部
【図2】人の上着胸部に取付けられたT字杖
【図3】T字杖を胸部に付けて階段を上り下りするとこ
【図4】人の上着胸部に取付けられたT字杖の取り離し
【符号の説明】
1. 面ファスナーのフック側 2. 面ファスナーのループ側 3. 布片 4. T字杖の握り部 5. つまみ用布片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上体に着用する衣類の胸部に、面ファス
    ナーのフック側(1)を装着した布片(3)を縫い付け
    等により付着し、該面ファスナーに対応する所定の面フ
    ァスナーのループ側(2)を、T字型杖の握り部(4)
    のサイド側に端部を付着させた、T字杖の保持具。
JP2001006104U 2001-08-14 2001-08-14 T字杖の保持具 Expired - Fee Related JP3085170U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299238A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Tomoko Nakayama 移動式ポケット

Cited By (1)

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