JP5946051B1 - 把持部付上衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、抱き降ろしの動作をスムーズに行うことができ、抱っこを補助して着用者の負担を軽減することができ、且つ衛生的な把持部付上衣を提供すること、を課題とする。【解決手段】両袖を有した上衣本体1と、この上衣本体1に設けられる把持部2と、を備え、前記把持部2は、左右の袖11にそれぞれ設けられる複数の袖把持部21を有していることを特徴とする構成となっている。このように、上衣本体1の袖11に複数の袖把持部21を有することにより、抱っこした子供Yや持ち上げた荷物を支持するのに好ましい位置の袖把持部21を把持し、腕に直接掛かる負荷を分散させて、着用者Xの負担を軽減することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、上衣に把持部を設けた把持部付上衣に関する。
通常、用具等を使用せずに子供を抱っこする場合には、片腕に子供の両足又は尻を載せ、もう一方の腕で子供の背中等を支えるようにして抱きかかえている。しかしながら、このような抱き方では、子供が成長し活発になってくる約1歳頃(10kg以上)に達すると、一日中定期的な抱っこ、長時間の抱っこ(抱っこしないと寝ない、泣き喚くなど)を求められることが多くなり、腕や手、肩への負担が大きく、体力的に子供の要望を満たすことが難しいのが実状である。
このような負担を軽減するために、従来から抱っこ紐や子供キャリア等の用具が数多く市販されている。しかしながら、抱っこ紐や子供キャリア等の用具においては、子供を抱っこする必要が無いときには、用具自体が大きな荷物となってしまうという問題があった。
このような問題を解決するために、子供を保持する保持手段を設けた抱っこ用上着が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、「前身頃と後身頃からなる上着において、前身頃の下方位置で後身頃の下端縁よりも延出させた延長部を形成し、前身頃下端縁の上方に乳幼児の足を入れる一対の穴を形成し、前身頃の下端縁より延出させた延長部の最下端縁を折り返して袋状に保持する保持手段を備えた」抱っこ用上着の技術が記載されている。
この特許文献1に記載の抱っこ用上着は、通常の上着としても子供の抱っこを補助する上着としても利用することができる。そのため、抱っこ紐や子供キャリア等の用具のように、着用者の身体から外して鞄に入れたり手に持ったりする必要がなく、荷物になってしまうという不便さを解消できるとされている。
特許第4809391号公報
ところで、子供が成長して自分の足で歩けるようになってくると、活発に動き回りたいという欲求と、抱っこしてもらいたいという欲求が出てくる。そのため、子供は抱っこ中に動き回りたいと感じたり、動きまわっている最中に親の肌を恋しく感じたりする。その結果、親は頻繁に抱っこをせがまれるようになる。
抱っこは言葉や表現が十分でない幼少期の子供にとって、親の愛情を感じられる極めて重要なスキンシップであり、コミュニケーションである。抱っこを求める子供には何かしらの理由や意図、欲求があり、抱っこを通じてそれを満たしている。なにより、抱っこを通じて子供の心を満たし、子供が愛されているという安心感を得ることが重要である。
上述したような、頻繁に抱っこをせがまれる状態において、子供の要求に応える場合には、子供を抱っこする動作と子供を抱っこから降ろす動作(以下、抱き降ろしの動作という)を、繰り返し行うこととなり、親への負担は極めて大きいものとなってしまう。そのため、親への負担を軽減するためには、抱っこの動作をスムーズに安全に行える必要がある。また、免疫の少ない子供においては、長時間触れるものを衛生的に保つ必要がある。
特許文献1に記載の抱っこ用上着を用いた場合、確かに、抱っこ紐や子供キャリア等の用具のように、荷物になってしまうという不便さを解消できるものの、次のような問題があった。
第1に、活発な子供の動きに合わせてスムーズに抱き降ろしの動作を行えるものではないという問題である。すなわち、子供を抱っこする際や、子供を抱っこから降ろす際には、子供を袋状の保持手段より高く抱き上げる必要があり、親への負担が大きくなってしまうという問題があった。
第2に、安全に抱き降ろしの動作を行うことが難しいという問題である。すなわち、抱き降ろしの動作の際に、子供を袋状の保持手段より高く抱き上げる必要があるため、子供の落下事故のリスクが上昇してしまうことや、抱っこして寝ていた子供が起きてしまう、という問題があった。
第3に、衛生的に保つことが難しいという問題である。すなわち、抱っこ紐や子供キャリアの中で、日々子供は大量の汗(寝汗)をかく、糞尿が漏れるなどがあるが、様々な金属やプラスチック製のバックルやフックが複数装着されているため、簡単に洗濯機に入れて洗濯できないため、必然的に不衛生になってしまうという問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑み、抱き降ろしの動作をスムーズに行うことができ、抱っこの体勢を補助して着用者の負担を軽減することができる把持部付上衣を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る把持部付上衣は、両袖を有した上衣本体と、この上衣本体に設けられる把持部と、を備え、前記把持部は、左右の袖にそれぞれ設けられる複数の袖把持部を有していることを特徴とする。
このように、上衣本体の袖に複数の袖把持部を有することにより、抱っこした子供や持ち上げた荷物を支持するのに好ましい位置の袖把持部を把持し、腕に直接掛かる負荷を分散させて、着用者の負担を軽減することができる。
また、用具等を使用する必要が無く、子供や荷物を抱え込むだけで持ち上げることができるため、抱き降ろしの動作をスムーズに行うことができ、着用者の負担を軽減すると共に子供の落下事故のリスクを低減することができる。
本発明の好ましい形態では、前記上衣本体は、長袖に形成されており、前記袖把持部は、上腕位置周辺に設けられる上腕把持部と、前腕位置周辺に設けられる前腕把持部と、を有していることを特徴とする。
このように、上腕把持部と前腕把持部を有することにより、様々な体勢で子供や荷物を支持することができる。
本発明の好ましい形態では、前記把持部の間に架け渡される補助帯体をさらに備え、前記補助帯体は、左側の前腕把持部から右側の前腕把持部まで架け渡される腕側面補助帯体を有していることを特徴とする。
このように、左側の前腕把持部から右側の前腕把持部まで架け渡される腕側面補助帯体を有していることにより、上衣本体の強度を高めることができる。
本発明の好ましい形態では、前記上衣本体は、半袖に形成されており、前記袖把持部は、上腕位置周辺に設けられる上腕把持部と、袖口周辺に設けられる袖口把持部と、を有していることを特徴とする。
このように、袖口把持部を有していることにより、半袖の上衣本体においても、抱き降ろしの動作をスムーズに行うことができ、着用者の負担を軽減することができる。
本発明の好ましい形態では、前記袖口把持部は、前記袖口に接続される基端と、自由端と、を有し、前記半袖には、前記自由端を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする。
このように、袖口把持部の自由端を上衣本体の半袖に固定する固定手段を有することにより、袖口把持部を使用しないときには、自由端が動かないよう固定することができる。
本発明の好ましい形態では、前記把持部の間に架け渡される補助帯体をさらに備え、前記補助帯体は、左側の袖口把持部から右側の袖口把持部まで架け渡される腕側面補助帯体を有していることを特徴とする。
このように、左側の袖口把持部から右側の袖口把持部まで架け渡される腕側面補助帯体を有していることにより、上衣本体の強度を高めることができる。
本発明の好ましい形態では、前記把持部は、肩口位置周辺に設けられる肩口把持部と、脇下位置周辺に設けられる脇下把持部と、腰横位置周辺に設けられる腰横把持部と、をさらに有していることを特徴とする。
このように、肩口把持部、脇下把持部および腰横把持部を有することにより、様々な体勢で子供や荷物を支持することができる。
本発明の好ましい形態では、前記補助帯体は、左側の肩口把持部から右側の腰横把持部まで架け渡される第1の背面補助帯体と、右側の肩口把持部から左側の腰横把持部まで架け渡される第2の背面補助帯体と、前記腕側面補助帯体の左側の肩口位置周辺から左側の腰横把持部まで架け渡される左腹側面補助帯体と、前記腕側面補助帯体の右側の肩口位置周辺から右側の腰横把持部まで架け渡される右腹側面補助帯体と、をさらに有していることを特徴とする。
このように、複数の補助帯体を有することにより、上衣本体の強度を高めることができる。
本発明の好ましい形態では、前記上衣本体及び前記把持部は、洗濯可能な布地で形成されていることを特徴とする。
このように、上衣本体と把持部が、洗濯可能な布地で形成されていることにより、容易に洗濯することができ、把持部付上衣を衛生的に保つことができる。
本発明は、抱き降ろしの動作をスムーズに行うことができ、抱っこの体勢を補助して着用者の負担を軽減することができる把持部付上衣を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る把持部付上衣の使用状態を示す正面図である。 本発明の実施形態1に係る把持部付上衣の斜視図である。 本発明の実施形態2に係る把持部付上衣の斜視図である。 本発明の実施形態2に係る把持部付上衣の袖口の拡大図である。 本発明の実施形態3に係る把持部付上衣の斜視図である。 本発明の実施形態3に係る把持部付上衣の補助帯を示す背面図である。
以下、本発明を図面に示した好ましい実施形態1〜3について詳細に説明する。本発明の技術的範囲は、添付図面に示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更が可能である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係る把持部付上衣Aは、長袖の上衣本体1と、この上衣本体1に設けられる複数の把持部2と、を備えている。この把持部付上衣Aは、図1に示すように、子供Yを抱っこする際や荷物を運搬する際に、把持部付上衣Aの着用者Xが任意の把持部2を掴むようにして使用し、着用者Xの腕への負担を軽減するものである。図1(a)は肩や脇下に位置する把持部2を掴むことで、図1(b)は腕の把持部2を掴むことで、腕への負担を軽減している様子を示している。
上衣本体1は、図2に示すように、袖11が設けられており、この袖11は長袖に形成されている。図1においては、上衣本体1として、ティーシャツを示したが、長袖の上衣であるアウターウェアであればよく、例えば、シャツやカットソー、ジャケット、コート、セーター、カーディガン、チュニック、スウェット等を例示することができる。
また、この上衣本体1の材料としては、洗濯可能な布地等で形成されていることが望ましいが、通常アウターウェアに使用される材料であれば当然に利用することができる。
把持部2は、左右の袖11に設けられる袖把持部21と、左右の肩口周辺に設けられる肩口把持部22と、左右の脇下周辺に設けられる脇下把持部23と、左右の腰横周辺に設けられる腰横把持部24と、を有している。
この把持部2の形状としては、手で把持することが可能な形状であれば良く、帯状や環状、紐状のものを例示することができる。図1及び図2に示すように、帯状の把持部2を用いる場合には、把持部2の両端を上衣本体1に固定して取り付けることが望ましい。また、把持部2は、縫い付けて固定されることが望ましいが、接着材等の接着手段を用いても良い。また、この把持部2を、上衣本体1とは異なる色に着色して、洋服のデザインのアクセントとして利用しても良い。
また、この把持部2の材料は、上衣本体1と同様に、洗濯可能な布地等で形成されていることが望ましいが、通常アウターウェアに使用される材料であれば当然に利用することができる。
袖把持部21は、図2に示すように、左右の上腕周辺に設けられる上腕把持部21aと、左右の前腕周辺に設けられる前腕把持部21bと、を有している。
上腕把持部21aは、上腕外側面側に設けられており、上腕把持部21aの一端が肩口側に、他端が肘側に、それぞれ固定されている。
前腕把持部21bは、前腕背側面側に設けられており、前腕把持部21bの一端が肘側に、他端が手首側に、それぞれ固定されている。
肩口把持部22は、肩口の上面側に設けられており、肩口把持部22の一端が首側に、他端が上腕側に、それぞれ固定されている。
脇下把持部23は、脇の下から腰にかかる部分に設けられており、脇下把持部23の一端が脇の下側に、他端が腰側にそれぞれ固定されている。
腰横把持部24は、腰の側面位置に設けられており、腰横把持部24の一端が脇の下側に、他端が大腿側にそれぞれ固定されている。
また、これらの肩口把持部22、脇下把持部23及び腰横把持部24は、着用者が把持しやすいように、上衣本体1の後ろ身頃側に設けられていることが望ましい。
本発明によれば、持ち運びが必要な用具等を使用することなく、子供Yの抱っこ時における着用者Xへの負担を軽減することができる。すなわち、上衣本体1に把持部2が設けられていることにより、子供Yの抱っこ時に把持部2を掴むことで、腕に直接掛かる負荷を、背中を含めた上半身全体に分散させることができる。このため、用具等を使用することなく、長時間の間疲れずに子供を抱っこすることができる。
また、この把持部2は、子供Yが掴む所として利用することができる。すなわち、子供Y自身が把持部2を掴むことで、着用者Xに容易に掴まることができ、さらに着用者の負担を軽減することができる。
また、本発明によれば、子供Yの抱き降ろしの動作をスムーズに行うことができる。すなわち、抱っこ紐や子供キャリア等の用具を使用する場合には、子供に紐を取付けたり、子供キャリアに固定する必要があったが、本発明の把持部付上衣を使用する場合には、子供と抱き合うだけで抱っこの体勢を作ることができる。そのため、子供Yに用具を取付けたり、高い位置に抱き上げることなく、スムーズに抱っこの体勢を作ることができ、着用者Xの負担を軽減することができる。
特に、頻繁に抱っこをせがまれる時期には、抱っこ動作時の親の負担を軽減することにより、子供Yの要求に存分に応えることができ、子供Yは親の愛情を存分に感じることができる。
また、本発明によれば、子供Yの抱き降ろしの動作を安全に行うことできる。すなわち、抱き降ろしの動作の際に、子供を袋状の保持手段より高く抱き上げる必要が無いため、子供の落下事故のリスク低減させることができる。
また、本発明によれば、把持部2を帯状に形成し、その両端を上衣本体1に固定することにより、手の平や指にかかる負担を軽減することができる。すなわち、長時間の間、把持部2を握る場合には、腕は疲れなくとも握力を維持するために、手の平や指に大きな負荷がかかってしまう。そのため、把持部2を帯状に形成し両端を固定することで、把持部2の帯状箇所に手の平や指を通して引っ掛けることができるため、手の平や指にかかる負担を軽減することができる。
また、本発明に係る把持部付上衣は、帯状の把持部2を取付けるだけで、容易に製造することができる。
また、本発明によれば、上衣本体1および把持部2の材料が、洗濯可能な布地で形成されていることにより、把持部付上衣を衛生的に保つことができる。すなわち、大量の汗(寝汗)や糞尿等で、把持部付上衣が汚れてしまった場合であっても、簡単に洗濯機に入れて洗濯することができ、把持部付上衣を衛生的に保つことができる。
また、本発明によれば、従来の抱っこ紐や子供キャリアとは異なり、常時通常の衣服のデザインと変わりがないため、把持部付上衣の着用の違和感を低減することができる。すなわち、「抱っこ紐がかっこ悪いから抱っこしない」というような親に対し、より多く子供の抱っこ(子供とのコミュニケーション)を促すきっかけを構築できる。
また、本発明に係る把持部付上衣は、荷物の持ち運びを行う際にも適用することができる。すなわち、本発明は子供Yを抱っこする時のみに限られず、重量のある荷物を運搬する際にも把持部2を掴むことで、腕に直接掛かる負荷を分散させることができる。
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2に係る把持部付上衣Bについて、図3、4を参照して詳細に説明する。この実施形態2に係る把持部付上衣Bは、先の実施形態1に係る把持部付上衣Aとは異なり、半袖の上衣本体1を備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
本発明の実施形態2に係る把持部付上衣Bは、図3に示すように、半袖の袖11を有する上衣本体1と、この上衣本体1に設けられる複数の把持部2と、を備えている。
左右の袖11に設けられる袖把持部21は、左右の上腕周辺に設けられる上腕把持部21aと、左右の袖口11a周辺に設けられる袖口把持部21cと、を有している。
袖口把持部21cは、袖口11aに固定される基端と、自由端と、を有し、袖口11aから腕の肘方向に延びるように形成されている。この袖口把持部21cは、袖口11aから垂れるように設けられているため、袖口11aから離れた箇所で把持することができる。
この袖口把持部21cと袖11には、袖口把持部21cを袖11に固定するための固定手段3が設けられている。
この固定手段3としては、図4に示すように、面ファスナー31やスナップボタン32を例示することができる。図4(a)は、面ファスナー31によって袖口把持部21cを、袖11の内側に固定する様子を示しており、図4(b)は、袖口把持部21cに設けられたフック面31bが、袖11に設けられたループ面31aに固定された様子を示している。
また、図4(c)は、スナップボタン32によって袖口把持部21cを、袖11の内側に固定する様子を示しており、図4(d)は、袖口把持部21cに設けられた凸部32bが、袖11に設けられた凹部32aに固定された様子を示している。
なお、図4においては、固定手段3を袖11の内側に設けた例を示したが、これに限られず、袖11の外側に設けても良い。固定手段3として、面ファスナー31とスナップボタン32を例示したが、これに限られず、ボタン等の慣用手段を用いても良い。
本実施形態によれば、袖口把持部21cは、袖口11aに固定される基端と、自由端と、を有し、袖口11aから腕の肘方向に延びるように形成されてことにより、上衣本体1が半袖の場合であっても、着用者の負担を軽減することができる。すなわち、袖11から離れたところに把持部2を形成することができるため、袖11の短い上衣本体1に対しても、本発明を適用することができる。
本実施形態によれば、固定手段3によって袖11に袖口把持部21cの自由端を固定することにより、袖口把持部21cを使用しない時に自由端が動いてしまうことを防ぐことができる。すなわち、袖口把持部21cを使用しない時に、袖口把持部21cの自由端が固定されていない場合には、着用者の腕に向かって垂れ下がっているため、着用者が動くたびに自由端が腕に接触して煩わしく感じてしまう場合がある。そのため、固定手段3を設けることにより、自由端が腕に接触を防いで、煩わしさを解消することができる。
<実施形態3>
以下、本発明の実施形態3に係る把持部付上衣Cについて、図5、6を参照して詳細に説明する。この実施形態3に係る把持部付上衣Cは、複数の把持部2間に架け渡される補助帯体4をさらに備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
本発明の実施形態3に係る把持部付上衣Cは、図5に示すように、袖11を有する上衣本体1と、この上衣本体1に設けられる複数の把持部2と、この把持部2の間に架け渡される補助帯体4と、を備えている。
補助帯体4は、図6に示すように、左側の前腕把持部21b(21bL)から右側の前腕把持部21b(21bR)まで架け渡される腕側面補助帯体41と、左側の肩口把持部22(22L)から右側の腰横把持部24(24R)まで架け渡される第1の背面補助帯体42と、右側の肩口把持部22(22R)から左側の腰横把持部(24L)まで架け渡される第2の背面補助帯体43と、腕側面補助帯体41の左側の肩口位置周辺から左側の腰横把持部24(24L)まで架け渡される左腹側面補助帯体44と、腕側面補助帯体41の右側の肩口位置周辺から右側の腰横把持部24(24R)まで架け渡される右腹側面補助帯体45と、を有している。
この補助帯体4は、上衣本体1の表面に設けられても良いし、裏面に設けられていても良い。また、この補助帯体4の材質としては、上衣本体1の生地以上の強度を有していることが望ましい。
本実施形態によれば、補助帯体4を設けることにより、上衣本体1の生地が傷んでしまうことを抑制することができる。すなわち、補助帯体4を設けない場合には、子供Yを抱っこする度に、上衣本体1の生地に負荷がかかり、上衣本体1は使用を繰り返す内に生地が伸びてしまったり、劣化してしまうという問題がある。しかしながら、補助帯体4を設けることにより、負荷のかかる部分を補強して、上衣本体1の生地が傷んでしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態では、上衣本体1が長袖の場合を例示したが、半袖の上衣本体1にも当然に適用することができる。
A、B、C 把持部付上衣
1 上衣本体
11 袖
11a 袖口
2 把持部
21 袖把持部
21a 上腕把持部
21b 前腕把持部
21c 袖口把持部
22 肩口把持部
23 脇下把持部
24 腰横把持部
3 固定手段
31 面ファスナー
32 スナップボタン
4 補助帯体
41 腕側面補助帯体
42 第1の背面補助帯体
43 第2の背面補助帯体
44 左腹側面補助帯体
45 右腹側面補助帯体
X 着用者
Y 子供

Claims (8)

  1. 両袖を有した上衣本体と、
    この上衣本体に設けられる把持部と、を備え、
    前記把持部は、左右の袖にそれぞれ設けられる複数の袖把持部を有し
    前記上衣本体は、長袖に形成されており、
    前記袖把持部は、上腕位置周辺に設けられる上腕把持部と、
    前腕位置周辺に設けられる前腕把持部と、を有していることを特徴とする、把持部付上衣。
  2. 前記把持部の間に架け渡される補助帯体をさらに備え、
    前記補助帯体は、左側の前腕把持部から右側の前腕把持部まで架け渡される腕側面補助帯体を有していることを特徴とする、請求項に記載の把持部付上衣。
  3. 両袖を有した上衣本体と、
    この上衣本体に設けられる把持部と、を備え、
    前記把持部は、左右の袖にそれぞれ設けられる複数の袖把持部を有し、
    前記上衣本体は、半袖に形成されており、
    前記袖把持部は、上腕位置周辺に設けられる上腕把持部と、
    袖口周辺に設けられる袖口把持部と、を有していることを特徴とする、把持部付上衣。
  4. 前記袖口把持部は、前記袖口に接続される基端と、自由端と、を有し、
    前記半袖には、前記自由端を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする、請求項に記載の把持部付上衣。
  5. 前記把持部の間に架け渡される補助帯体をさらに備え、
    前記補助帯体は、左側の袖口把持部から右側の袖口把持部まで架け渡される腕側面補助帯体を有していることを特徴とする、請求項又は請求項に記載の把持部付上衣。
  6. 前記把持部は、肩口位置周辺に設けられる肩口把持部と、
    脇下位置周辺に設けられる脇下把持部と、
    腰横位置周辺に設けられる腰横把持部と、をさらに有していることを特徴とする、請求項又は請求項に記載の把持部付上衣。
  7. 前記補助帯体は、
    左側の肩口把持部から右側の腰横把持部まで架け渡される第1の背面補助帯体と、
    右側の肩口把持部から左側の腰横把持部まで架け渡される第2の背面補助帯体と、
    左側の肩口位置周辺から左側の腰横把持部まで架け渡される左腹側面補助帯体と、
    右側の肩口位置周辺から右側の腰横把持部まで架け渡される右腹側面補助帯体と、をさらに有していることを特徴とする、請求項に記載の把持部付上衣。
  8. 前記上衣本体及び前記把持部は、洗濯可能な布地で構成されていることを特徴とする、請求項1〜の何れかに記載の把持部付上衣。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1181010A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Naashingu Sci Akad:Kk 介護者及び要介護者用着衣
JP3121213U (ja) * 2006-02-15 2006-04-27 ピープル株式会社 砂遊び用衣服
JP4809391B2 (ja) * 2008-05-14 2011-11-09 恵子 鵜川 抱っこ用上着
JP3176576U (ja) * 2012-03-06 2012-06-28 千矢子 山元 避難用具の機能を兼ね備えた保育作業着

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