JP2007297742A - 介護用衣類 - Google Patents

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JP2007297742A
JP2007297742A JP2006127468A JP2006127468A JP2007297742A JP 2007297742 A JP2007297742 A JP 2007297742A JP 2006127468 A JP2006127468 A JP 2006127468A JP 2006127468 A JP2006127468 A JP 2006127468A JP 2007297742 A JP2007297742 A JP 2007297742A
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JP2006127468A
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Fumio Nakato
二三生 中塘
Hiroko Yamamoto
裕子 山本
Yoko Higa
陽子 比嘉
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Osaka University NUC
Osaka Prefecture University PUC
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Osaka University NUC
Osaka Prefecture University PUC
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Abstract

【課題】本発明では、下半身の自動運動が困難あるいは不能な者が、べッドから車椅子、車椅子からべッドへの移乗時において、自身又は介護者によってスムーズに大腿、膝関節下部、下腿中央部、外踵部の患足を動作できるズボンまたはパジャマを利用して必要な力を軽減させるとともに過度な負荷を強いることないようにすることを目的とする。
【解決手段】要介護者のズボン又はパジャマズボンの大腿部又は下腿部を収容する一部に、ズボンと同じか又は別の布地により該大腿部又は下腿部を外側から包むように複数の囲繞帯を形成し、該囲繞帯の一部に把持できる部分を構成し、通常時や移乗時において、スムーズに前面の膝関節上部、膝関節下部、下腿中央部、外踵部などを前記把持部を掴むことによって、持ち上げたりできるようにしたズボンを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、看護師、医療従事者および介護が必要な家族(以下、介護者とする)だけでなく、患者や要介護者自身(以下、要介護者とする)にても移動時又は身体を動かすときに、障害のある下肢を手で移動させることを手助けできる介護用衣類に関するものである。
筋力低下者、半身マヒなどの下半身の自動運動が困難および不能な者に適応する。
下半身の自動運動が困難あるいは不能な者は、べッドから車椅子、車椅子からべッドへの移乗時において、座位や臥位の姿勢を整える時など患足が体幹の動きから残ってしまうため、ズボンの前面の生地を持ち患足を手繰り寄せるという行為をする必要がある。このような場合、ズボンの前面の生地を保持する動作は不安定となり、さらにかなりの腕力を必要とする。
例えば、特開平9−241908号公報にあるような下肢のところにも囲繞された紐帯を設けた介護用衣服を装着するものや、特開平8−80319号のような着衣本体に布片懸吊紐を取り付けたものがある。
特開平9−241908号公報 特開平8−80319号公報
本発明では、下半身の自動運動が困難あるいは不能な者は、べッドから車椅子、車椅子からべッドへの移乗時において、自身又は介護者によってスムーズに前面の大腿、下腿、外踵部などの患足を手繰り寄せるという行為をする必要がある。このような場合、ズボンの前面の生地を保持する動作は不安定となり、これを手で行使するにはさらにかなりの腕力を必要とする。したがって、介護者によっても、要介護者自身によっても、下肢をズボンまたはパジャマを利用して容易に移動しうるようにし、且つ必要な力が軽減させることを目的とする。
本発明の第1の解決手段は、要介護者用のズボン又はパジャマズボンの大腿部又は下腿部を収容する一部に、ズボンと同じか又は別の布地により該大腿部又は下腿部を外側から包むように複数の囲繞帯を形成し、該囲繞帯の一部に把持できる部分を構成し、通常時や移乗時において、スムーズに前面の膝関節上部、膝関節下部、下腿中央部、外踵部などを前記把持部を掴むことによって、移動させることができ、介護者の労力を軽減させる効果がある。
前記囲繞帯の端部は縫合又は接着されてズボンに固着されており、把持部分は開放されて指が入ることにより把持できるように構成されることにより、把持部を布地にしっかりと接合することで、要介護者の身体の確保ができやすくしている。
囲繞帯は、少なくともズボンの左右一対に形成されて、片腕でも両腕でも作業しやすくなっている。
更に、囲繞帯は、前記ズボン又はパジャマズボンの少なくとも膝関節上部、膝関節下部、下腿中央部、外踵部の4箇所が左右一対で形成されて、持ち上げ易い部分を設定し、しかも腕の力が十分に働きやすいところを設定している。
また、囲繞帯は下肢の前面部で布地が狭小となるように構成し、前記把持部の掴み易さ、把持部の強度、ズボン布地の強度補強と、デザインとしても見栄えのするように工夫している。
要介護者用のズボン又はパジャマの膝関節上部、膝関節下部、下腿中央部、外踵部の4箇所に囲繞帯は、確実且つ短時間に要介護者を保持できることから、介護者の持ちやすさと腰痛の防止に役立つ確保部分を形成する。
本発明では、要介護者の移動について介護者の作業のうち、要介護者の身体移動に伴い下肢を揃える又下半身部移動させる場合、介護者の腰部への負荷による腰痛を生じることなく且つ、できるだけ負荷を軽減させるようにしたパジャマズボンなどの衣類を形成し、また要介護者にとっても腕を動かせる場合は、自身で実施できるため日常生活に違和感がなく、しかも短時間で楽に移動ができるようになったことにより自尊感情を低下させることが少ない利点がある。
図1は、本発明1実施例における、要介護者の衣類であるズボンの前身頃正面図であり、ズボン1は要介護者に合わせて作成された形状とし、大腿部から下腿部にかけて、布製の囲繞帯2を設けて、ズボンに縫合又は接着し、ズボンの丈に沿って縫合又は接着による接合部3、3‘によって、開放部帯部4を設定し、この部分に手の指が入るようにして把持部4を形成する。
囲繞帯2は、布製のテープ状態でもよく、大腿周囲や下肢周囲をすべて囲繞しなくて、大腿および下腿前部の一部囲繞する形でもよい。しかし全周囲を囲繞するほうが持ち上げる力がズボンの周囲箇所全体に掛かり、作業はしやすい。また、ズボンの丈に沿った接合部3は数箇所の位置に設けてもよい。
持ち上げる箇所は、効率よく力の入る箇所がよく、そのためには大腿部から下腿部、踵部にかけて、足患部によって異にするが、大腿部、膝関節下部、下腿中央部、外踵部に分けて把持部を形成することができる。図1では、上半身が自由に動く要介護者の場合で、主に膝関節上部、膝関節下部2、下腿中央部12、外踵部22として示すが、身体の伸身、曲身の具合によっても把持部の数及び取り付け位置は多少異なるようにできる。
図2は、本発明他実施例のズボン1の前身頃正面図であり、布製囲繞帯101は、把持部104が幅狭小に設定されており、縫合又は接着は図1の場合と同じであり、後身頃に幅が広い部分を形成したほうが持ち上げる力が下肢全体にわたり、患部に疼痛のある要介護者には、非常に有効的である。また、囲繞帯の幅広部は保温などにも有効に使用できる。更に、デザインとしても有効ではある。しかし、後身頃部分の囲繞帯については、前身頃と同様に一部に狭小幅をもたせてもよい。
202は、膝関節下部での把持部204を形成し、この場合は下腿中央部をも覆うことができるので、足患部の疼痛に対しても局部的に負担がかかることなく、有効である。上半身の不自由な要介護者に適用できる。
また、ズボンの色と囲繞帯の色を変えることによって囲繞帯が認識しやすぐなり行動がスムーズにできる利点もある。
本発明によれば、普段の生活時に着衣している状態のままで、移動時にも従来のような移動器具を用いることなく移動可能であり、要介護者にとって違和感がなく、普通の生活の中で着用でき自尊感情を低下させることが少ない。
本発明1実施例における、要介護者のズボンの前身頃を示す正面図である。 本発明他実施例のズボンの前身頃を示す正面図である。
符号の説明
1 ズボン
2 囲繞帯
3 縫合又は接着部
4 把持部
12 下腿中央部
22 外踵部
104、204 把持部

Claims (5)

  1. 要介護者用のズボン又はパジャマズボンの大腿部又は下腿部を収容する一部に、ズボン又はパジャマズボンと同じか又は別の布地により該大腿部又は下腿部を外側から包むように複数の囲繞帯を形成し、該囲繞帯の一部に把持できる部分を構成したことを特徴とする介護用衣類。
  2. 前記囲繞帯の端部は縫合又は接着されてズボン又はパジャマズボンに固着されており、把持部分は開放されて指が入ることにより把持できるように構成されている、請求項1に記載の介護用衣類。
  3. 囲繞帯は、少なくともズボン又はパジャマズボンに左右一対で形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の介護用衣類。
  4. 囲繞帯は、前記ズボン又はパジャマズボンの少なくとも膝関節上部、膝関節下部、下腿中央部、外踵部の4箇所で左右一対ずつ形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の介護用衣類。
  5. 囲繞帯は大腿又は下腿部の前面部で布地が狭小となるように構成されてなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の介護用衣類。















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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8563798B2 (en) 2010-03-04 2013-10-22 Kalliope Dontas Enclosing bandage for providing comfortable wound care and limiting fluid leakage
KR102343489B1 (ko) * 2021-01-05 2021-12-27 임양숙 와상 환자용 환자복

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US8563798B2 (en) 2010-03-04 2013-10-22 Kalliope Dontas Enclosing bandage for providing comfortable wound care and limiting fluid leakage
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