JP4638050B2 - リフトベスト - Google Patents
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- A41D13/00—Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
- A41D13/0007—Garments with built-in harnesses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62B—DEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
- A62B35/00—Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
- A62B35/0006—Harnesses; Accessories therefor
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者が一つの位置から別の位置まで移動するのを介護従事者が安全に補助するように設計された衣服型装置を提供する。「患者」という用語は、年令、性別、健康状態、身体的な欠陥又は障害に拘わらず、たまにであっても移動に補助を必要とする人に関する。一例として、本発明の装置は、車椅子から、隣接した座席、風呂場椅子、自動車、歯医者や美容室の椅子等の別の種類の着座装置までの患者の移動を容易にする衣服である。更に、本装置は、患者がベッドから出たりベッドから起き上がったりするのを補助する上で、又は寝たきりの患者を一つの位置から別の位置に送るのを補助する上で、又は立ったり歩ったりするときに安定しない患者を補助する場合に特に有用である。
【0002】
【従来の技術】
多くの老人又は身障者、及び特に車椅子を手放せない人々は、自分で立つことができず、車椅子又は他の着座装置から起立位置に移動するのに一人又はそれ以上の人の補助を必要とする。患者が一つの位置から別の位置まで移動するのを補助するために掴むのは困難である。健康専門職者又は家族介護従事者は、患者を車椅子又は他の着座位置から持ち上げるのを補助するため、患者の腕やベルトを掴む。ズボンの尻の部分やシャツのカラー等の衣料物を掴む人もいるけれども、これらの衣料は掴むのが容易であるように設計されておらず、場合によっては裂けてしまい、介護従事者が強く掴むことを必要とする。これは患者にとって快適でないばかりでなく、挫傷又はそれ以上ひどい怪我を追わせてしまう場合がある。
【0003】
更に、一つの位置から別の位置まで移動させる必要がある患者を保持するのが困難であるため、介護従事者は、脊椎損傷等の怪我をしばしば被る。介護従事者が被る怪我は、転倒する患者を補助しようとして迅速に移動するのが必要な場合に起こり易い。
【0004】
他者により保持できるようにするために着用されるべき装置に関する予備情報について、下表の従来の米国特許を参照されたい。
【0005】
【表1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、衣服又はハーネスのピースであるのがよい装置であり、衣服のピースを着用している患者を介護従事者が一つの位置から別の位置まで移動するのを補助できるようにする複数のハンドホールドを提供する。衣服の形態では、装置は、ベストやポンチョ等の形態を備えている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
一実施例では、本発明は、胸郭の下部分の下で患者の上肢の中央区分(ウェスト)の周囲に亘って延びる水平ベルトがその外面に設けられたベスト型衣服を含む。水平ベルトの上方に間隔が隔てられた水平チェストベルトが、患者の上肢の周囲で腕の下で患者の上胸郭に亘って延びている。衣服の左右の肩部上を左右のショルダーストラップが延びている。これらのストラップは、水平なウェストベルト及びチェストベルトに固定されている。背側上ストラップが左右のショルダーストラップに更に取り付けられている。背側上ストラップは水平であり、水平チェストベルトの上方に、即ちチェストベルトと衣服の襟ぐり線との間に設けられる。腕の下でショルダーストラップの前後部分間に二重ベルト制御装置が設けられている。この制御装置は、ベルトループ機構によってチェストベルトとウェストベルトとを連結する。二重ベルト制御装置の目的は、様々なベルトとストラップとの間で応力を均等に分配することである。
【0008】
水平ウェストベルト及び水平チェストベルト、左右ショルダーストラップ、水平背側上ストラップ、及び二重ベルト制御装置が上部構造を形成し、この構造は、衣服の外部にゆるく固定されている。ベルト及びストラップは、患者が一つの位置から別の位置に移動するのを補助する上で介護従事者が掴むことができる多くの位置を提供する。衣服に対するベルト及びストラップの相互関係により、力をベルト及びストラップから患者まで更に均等に伝達するのを補助する。ベルト及びストラップが設けられた衣服は、患者に手早く位置決めでき又は患者から手早く取り外すことができる。
【0009】
一実施例では、下側の衣服を使用しないで済むようにでき、これにより、水平なウェストベルト及びチェストベルト、垂直な左右のショルダーストラップ、水平な背側上ストラップ、及び二重ベルト制御装置で形成されたハーネスが提供される。ハーネスの全ての構成要素は、互いに固定されており、バックル又は他の取り付け手段を各々備えている。これらの取り付け手段により、ハーネスを患者に位置決めでき、患者の体格や体型について調節が行われる。
【0010】
好ましい実施例の以下の説明及び特許請求の範囲を添付図面を参照して読むことにより、本発明が更に良好に且つ更に完全に理解されるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2、及び図7は本発明の適用を示す。これらの図面では、患者に全体に参照番号10が附してある。「患者」という用語は、一つの位置から別の位置まで移動する上で補助を必要とする人々を意味する。本明細書中に説明する発明を使用できる患者には、身障者や老人が含まれる。図1、図2、及び図7では、例示の位置の変化は着座位置から起立位置までであるが、これは単なる例に過ぎない。本発明の持ち上げベスト即ちリフトベストは、人を車椅子から風呂場の椅子まで、車椅子からベッドまで又はベッドから車椅子まで、浴槽内に又は浴槽の外に、自動車又は他の種類の輸送手段内に又はこのような輸送手段の外に移送するのにも同様に使用でき、及びベッド上で一つの位置から別の位置に移動するため、及び歩行中の患者を安定化するためにも使用できる。図1及び図7では、患者10は椅子12に座っており、介護従事者14は、患者を着座位置から図2に示す起立位置まで持ち上げるのを補助する前に患者の傍に立っている状態で示してある。患者10は、本発明の要旨である全体に参照番号16を附したリフトベストとともに示してある。リフトベスト16の機能は、ハンドホールド(hand holds)即ち介護従事者14が患者10を補助するために掴むための場所を提供することである。患者を補助する上で通常遭遇する重大な問題点は、人間の身体を掴む又は保持するのが非常に困難であるということである。効果的に保持できないと、多くの場合、患者に怪我をさせてしまう。
【0012】
図1、図2、及び図7に患者に装着した状態で示すリフトベスト16を図3、図4、図5、及び図6に詳細に示し、以下にこれを参照する。リフトベストは、「ベスト」型、「ポンチョ」型、「ジャケット」型、及び「ハーネス」型を含む幾つかの基本的な種類に分けることができる。先ず最初に図3及び図4を参照してベスト型を説明する。図3及び図4に示すように、リフトベストは、基本的な布製衣服18として形成されており、患者の上肢にフィットするように形成されている。衣服18は、右袖ぐり穴20及び左袖ぐり穴22を有する。図3及び図4のベスト型衣服は前開き24を有し、これは、代表的なシャツやベストが前を閉じるのと同様の方法である。衣服18は、襟開口部26を提供するように形成されている。これは、図3では、例として、28のところがV字形状をなしている。更に、衣服18には、随意であるが、ポケット30が設けられている。かくして、基本的なベスト型衣服18は、全ての点に関し、袖無し前開きシャツ又はベストと非常に似ている。
【0013】
衣服18は、ベストを取り囲み且つベストの一部を形成する強化骨格構造を設けることによってリフトベストにされる。強化骨格構造は、介護従事者がベストの着用者を補助できるようにする手で掴むための多くの場所を提供する。ベストの第1の重要な構造は、ウェストベルト32である。このベルトは、好ましくは、患者の胴部を取り囲むウェブでできている。ウェブベルト32は、前開き24を閉じるように機能し、バックル34を備えている。このバックル34は、例えば両側で調節自在(二重調節式バックル)であり、そのため、ウェストベルト32の長さを、患者の胴部の周囲にぴったりとしているが快適であるように容易に調節できる。
【0014】
ウェブで形成できるチェスト(胸部)ベルト36を同様の二重調節式バックル38によって前側で閉じる。その結果、チェストベルト36の長さを、患者の上肢の周囲にぴったりとしているが快適であるようにフィットするように調節できる。ウェストベルト32及びチェストベルト36は、患者が図1、図2、及び図7に示すように着座位置にあるとき又は起立位置にあるとき、水平であり且つ互いに平行である。
【0015】
図3でわかるように、衣服の右肩部上に亘って右ショルダーストラップ40が延びている。図3の例示の構成では、右ショルダーストラップ40は、その長さの部分として、リング42を含む。このリングは金属製であってもプラスチック製であってもよく、チェストベルト36を摺動自在に受け入れるのに役立つ。右ショルダーストラップ40の下端は、ウェストベルト32を受け入れるループ43Aを形成する。ショルダーストラップ40のループ43Aとリング42との間には、本質的に四角形形態で中央部に亘ってクロスバーが設けられた金属製又はプラスチック製のスライダー44が位置決めされている。右ショルダーストラップ40の下部分の一端はクロスバーに取り付けられており、ウェブの他端は、リング42に通した後にスライダー44を通ってベルトループ43A内に戻る。スライダー44の目的は、右ショルダーストラップ40の下位置を衣服の個々の着用者にフィットするように調節できるようにすることである。
【0016】
右ショルダーストラップ40の上部分、即ちリング42よりも上にある部分はストラップロック46を含む。このロックは、「ラダーロック」又は「一タブロック」として周知でもある。ストラップロック46は、調節及び解放を容易にできる一種のバックルである。代表的には三つの構成要素でできており、即ち、右ショルダーストラップを形成するウェブの一端が取り付けられており且つ右ショルダーストラップの他端がストラップロックを通ってストラップロックの横部材上を延びるプラスチックストラップロックである。右ショルダーストラップの前端部分48が、右ショルダーストラップの長さを調節自在にすることによって患者にフィットするようにストラップロックを通って延びている。
【0017】
図4は、衣服の後面図で見た、右ショルダーストラップ40を示す。図4は、チェストベルト36が二つのリング50及び64を含み、右ショルダーストラップ40がリング50に取り付けられており、左ショルダーストラップ54がリング64に取り付けられていることを示す。図4の背面図でわかるように、右ショルダーストラップの下端は、ウェストベルト32の周囲にベルトループ43Bを有する。ウェストベルト32とチェストベルト36との間には、右ショルダーストラップの後側の長さを調節できるようにするスライダー52が位置決めされている。このスライダー52は、右ショルダーストラップの前部分で使用されたスライダー44について上文中に説明したのと同様の方法で機能する。
【0018】
左ショルダーストラップ54は、全ての点に関して右ショルダーストラップ40と同じであり、図3でわかるように、リング56、右ショルダーストラップのスライダー44と対応するスライダー58、右ショルダーストラップのストラップロック46について上文中に説明したのと同様に機能するストラップロック60、右ショルダーストラップ部分48について説明したように機能するショルダーストラップ部分62、及び図4でわかるように、上文中に説明したリング50と同様に機能するリング64及び右ショルダーストラップで使用されたスライダー52と同様に機能するスライダー66を含む。左ショルダーストラップ54は、ウェストベルト32を受け入れるベルトループ45Aを下前端に有し、ウェストベルト32を通すベルトループ45Bを下後端に有する。
【0019】
基本的なエレメント、即ちウェストベルト32、チェストベルト36、右ショルダーストラップ40、及び左ショルダーストラップ54は、患者を持ち上げるための上部構造を提供する。持ち上げ用上部構造の追加の重要なエレメントは、図4でわかるように、背側上ストラップ68である。好ましくはウェブで形成されたこのストラップは、両側の左右のショルダーストラップ54及び40に対して水平に取り付けられており、患者の肩甲骨の直ぐ上に載るように位置決めされており、かくして車椅子又は同様の着座装置から持ち上げるときに保持する場所を提供する。
【0020】
リフトベストの各側部には、本質的には二重ベルトループである二重ベルト制御装置70(図3及び図4参照)が固定されている。これはウェブのストラップでできており、二重にして両端を縫合し、チェストベルト36を受け入れる上ループ72及びウェストベルト32を受け入れる下ループ74を形成する。二重ベルト制御装置70は衣服のアームホール20及び22の各々の下に配置され、ウェストベルト32及びチェストベルト36がループに通される。二重ベルト制御装置70の機能は、二つのベルト32と36との間で持ち上げ力を等しくすることである。
【0021】
図3及び図4に示すように、ベストの各肩部領域にはエポレットが設けられている。右肩部に設けられたエポレットには参照番号84が附してあり、左肩部に設けられたエポレットには参照番号86が附してある。これらのエポレットは衣服18の両端に固定されているが、右ショルダーストラップ40及び左ショルダーストラップ54の夫々を受け入れるループを形成する。
【0022】
図3に示すベストの前側で使用された装飾トリム88及び90は、水平なウェストベルト及びチェストベルト用のガイドとして作用する一連のループを形成する。ウェストベルト及びチェストベルトがトリムの下を通過する。ベストの後側には、図4に示すように、装飾トリム92及び94が設けられている。これらのトリムは、ウェストベルト32、チェストベルト36、及び背側上ストラップ68上を延びており、これらの各々を受け入れるためのループを提供する。かくして、トリムは、装飾目的に加え、基本的構造エレメント32、36、及び68を衣服18に更にしっかりと固定する機能的目的を果たす。装飾トリムは、単に美観上の目的、又は美観上の目的及び機能上の目的の組み合わせのいずれかのために衣服の他の場所で使用できる。
【0023】
次に図5を参照すると、この図には、衣服が「ポンチョ」型である本発明の実施例が示してある。即ち、ポンチョ型ベストの正面図が示してある。
この実施例では、ベストは、ベストを肩部のところで連結された一体の前部分及び後部分とともに患者の頭部上に置くことによって患者に配置される。図5のリフトベストは、襟ぐり96が丸首になっており、両側98及び100が開放している。
【0024】
ベストは、図3及び図4の実施例と同様に右袖ぐり穴20及び左袖ぐり穴22を提供するように設計されている。
図5のポンチョ型リフトベストは、図3の特徴と同じ重要な特徴を含み、ウェストベルト32(32A)及びチェストベルト36(36A)、右ショルダーストラップ40A、及び左ショルダーストラップ54Aを含む。ポンチョ型では、ウェストベルト32(32A)には、間隔が隔てられた二つの調節自在のバックル102及び104が設けられている。これらのバックル102及び104の各々はウェストベルト32(32A)の前部分に永久的に取り付けられており、ベルト32(32A)の後部分に解放自在に取り付けられている。バックル102及び104は、ウェストベルト32(32A)の長さを調節するために設けられている。
【0025】
同様に、ポンチョ型の前チェストベルト36Aは、単一の調節自在のバックルであるバックル106及び108を有し、その結果、チェストベルト36の長さを患者に合わせて調節できる。
【0026】
ポンチョ型ベストでは、チェストベルト36Aの前部分及びウェストベルト32Aの前部分の長さが一定であり、及び従って調節できないけれども、ウェストベルト及びチェストベルトの全体の長さは、バックル102、104、106、及び108によって調節できる。
【0027】
図5のポンチョ型リフトベストを設置するためには、バックル102、104、106、及び108を外し、ベストの二つの部分を一杯に拡げ、ベストを患者の頭部が襟ぐり96を通って延びるように患者の頭部上に下ろすことができるようにする。その後、ウェストベルト及びチェストベルトの向き合った端部をバックル止めし、必要であれば、衣服が患者の周囲に快適であるがぴったりとフィットするように長さを調節する。
【0028】
右ショルダーストラップ40A及び左ショルダーストラップ54Aの下端にはベルトループ110及び112が夫々設けられている。これらのベルトループは、堅固なループ機構111及び113に取り付けられている。これらの機構は、プラスチック製であってもよいし金属製であってもよく、ベルトループをウェストベルト32Aの前部分に固定する。スライダー114が右ショルダーストラップ40Aに配置されており、同様にスライダー116が左ショルダーストラップ54Aに配置されている。これらのスライダーにより、ウェブハーネスを全長が患者に適合するように調節できる。
【0029】
ショルダーストラップの各々は、更に、ストラップロック118及び120を夫々有する。これらのストラップロックは、図3に示すベスト型リフトベストの左右のショルダーストラップに設けられたストラップロック46及び60と同じ目的で設けられている。ストラップロック118及び120により、ショルダーストラップ40A及び54Aの長さを調節できる。
【0030】
図5のポンチョ型リフトベストは、装飾ストリップ120を有する。このストラップは中央に設けられた二つのピースであるように示してあるが、ポンチョ型リフトベストでは前側が開かないため、一つのピースでできていてもよい。装飾ストリップ120は、ウェストベルト32A及びチェストベルト36Aを受け入れる領域を除き、衣服の前部分に縫い付けられている。即ち、装飾ストリップは、水平なベルトを受け入れるループ122及び124を形成する。これは図5及び図6でわかる。これらの図では、装飾ストリップ120が取り付けられた衣服の前部分126が、チェストベルト36Aを受け入れるループ122及びウェストベルト32Aを受け入れるループ124を形成する。同様のループが図3の装飾トリム88及び90、図4の92及び94、及び図5の99及び101によって提供される。図6の断面図は、衣服の前部分126に取り付けられた装飾トリム120のループの下を通過するチェストベルト36Aを示す。
【0031】
ポンチョ型リフトベストの後面図は、実質的に図4に示す外観を有する。チェストベルト及びショルダーストラップを相互連結するリング50及び64の特定の使用は随意であり、この特徴は、本発明の基本的概念から逸脱することなく変化できるということは理解されよう。
【0032】
水平ウェストベルト、水平チェストベルト、背側上ストラップ、両側に設けられた垂直な左右のショルダーストラップを支持する衣服をリフトベストが含む、本発明を説明した。左右のショルダーストラップの各々により、介護従事者は、患者を補助するために掴むことができる。二重ベルト制御装置がウェストベルトとチェストベルトとを相互にリンクさせる。衣服は、力をベルト及びストラップから患者に伝達するのを補助する。しかしながら、本発明の基本的な概念は、衣服が使用されない実施例で実行できる。このような実施例では、リフトベストハーネスが、水平ウェストベルト、水平チェストベルト、両側の左右のショルダーストラップ、背側上ストラップ、及び二重ベルト制御装置でできている。これらのエレメントは、全て、互いに相互連結されており、患者上で組み立てることができ、患者に合わせて調節できる。ハーネスは、図3のベスト型実施例又は図5のポンチョ型実施例で使用された種類のハーネスであるのがよく、これらは、いずれも、最終的に得られる結果が同じであり、介護従事者が患者を補助するために利用できる。
【0033】
図1及び図2では、リフトベスト16は、ベスト型又はポンチョ型のいずれであってもよい。これは、後方からの外観が実質的に同じであるためである。図7は、図3に示す前開き型即ちベスト型のリフトベスト16を着用した患者10を示す。
【0034】
図示し且つ本明細書中に説明したリフトベストは、一つの位置から別の位置に移動する患者を介護従事者が補助しなければならない場合の便利さ及び安全性を大幅に改善し、介護従事者及び患者に加わる力を大幅に減少すると同時に介護従事者が患者を掴み損なう可能性を減少する。
【0035】
図8は、衣服を含む図3乃至図5に示す発明と異なり、リフトベストがハーネスの形態の本発明の一実施例を示す。図8のハーネスは、関連した衣服とは完全に別個である。図8のハーネスは、本質的には、図3、図4、及び図5を参照して上文中に説明したものと同じ全ての構成要素を含むが、下側の衣服を全く含まないという点で異なっている。他の重要な相違点は、左右のショルダーストラップ40及び54の後部に図4に示すリング50及び64等のリングが設けられておらず、その代わりにチェストベルト36用の通路を形成する短いストラップ128A及び128Bが設けられていることである。これは、単なるオプションであって、図8のハーネス実施例は、図4を参照して説明したリング50及び64を使用できるということは理解されるべきである。
【0036】
図8のハーネスは、身体の上側に着用するシャツ、ブラウス、セーター、等の様々な衣服上に、場合によっては何も着ていない患者に装着されるようになっている。図8に示す本発明の実施例は、衣服を含むリフトベストを装着することができない場合に、患者を移動したり患者が動くのを補助することが必要な緊急時に非常に手早く患者に装着できる。
【0037】
図9は、追加のハンドホールドを追加する、本発明の実施例を示す。図9は、リフトベスト18を着用している患者の左肩部130を示す。左ショルダーストラップ54、ストラップロック60、及び左エポレット86は、全て、上文中に説明してある。これらのエレメントに加え、ショルダーリフトストラップ132が追加されている。ショルダーリフトストラップ132の反対側の端部には、左ショルダーストラップ54を受け入れる堅固なループ134A及び134Bが取り付けられている。これらの堅固なループ134A及び134Bを使用することは随意であり、リフトショルダーストラップ132の両端を左ショルダーストラップ54に直接固定してもよい。
【0038】
リフトショルダーストラップ132には、図示のように緩みが付けてあり、そのため、介護従事者は、患者の持ち上げ、移動、又は案内を補助するため、手136をショルダーリフトストラップの下に挿入できる。
【0039】
明らかに、対応する右ショルダーリフトがリフトベスト又はリフトハーネスの右ショルダーストラップに加えられる。
図3及び図4は袖無しリフトベストを示す。所望であれば、衣服18が袖を備えていてもよいと言うことは理解されよう。リフトベストは、寒冷時又は雨天時に戸外で着用するジャケットの部分であってもよい。
【0040】
本発明を添付図面と関連して説明したけれども、ハーネスを衣服に直接取り付けたり縫い付けたりすること及び袖を衣服に追加してジャケットを形成するといった、本明細書中に示し又は教示したものとは異なる他の更なる変更を本発明の精神及び範囲内で行うことができるということは理解されるべきである。
【0041】
更に、ベルクロ(ベルクロ(Velcro)は登録商標である)(フック及びループ)及び他の同様の閉鎖体をバックルに代えて使用できる。
特許請求の範囲及び明細書は本発明を説明する。特許請求の範囲で使用される用語の意味は、明細書での同様の用語の使用から引き出される。従来技術で使用された同じ用語は、本明細書中で特定的に使用されたよりも意味が広い。従来技術で使用されたこのような用語の広い定義と本明細書での用語の更に特定的な使用との間に問題がある場合には、更に特定的な意味を意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 患者を着座した姿勢から起立した姿勢にするためのリフトベストの使用方法を示す、本発明の要旨の種類のリフトベストを着用した椅子に座った患者及びこの患者の傍に立ってリフトベストを掴んでいる介護従事者の斜視図である。
【図2】 補助を受けて起立している患者及び患者を確実に安定させるのに必要であるようにリフトベストを保持し続けている介護従事者を示す、図1と同様の斜視図である。
【図3】 リフトベストが「ベスト」型であり、即ち前開きの本発明のリフトベストの正面図である。図3のリフトベストは、患者により着用され、シャツ又はジャケットを着用するのと同じ方法で前を開けた状態で着用され、リフトベストを患者が着用した後、前を閉じる。
【図4】 図3のリフトベストの背面図である。
【図5】 ベストが「ポンチョ」型の本発明の変形例の正面図である。図5の実施例では、リフトベストは図3におけるように前が開かないが各側部が開放し、そのため、リフトベストに使用者の頭を通した後、両側を閉鎖することによってリフトベストを使用者に置くことができる。図5の実施例は、図3の実施例で必要とされるように、患者が腕を袖ぐりに通すことができることを必要しない。図5のポンチョ型リフトベストの後側の外観は図4に示すのと実質的に同じである。
【図6】 図5のベストに設けられた装飾トリム120が水平ストラップを受け入れるためのループをどのように形成するのかを示す、図5の6−6線に沿った概略断面図である。
【図7】 座っている患者を補助して起立位置にする準備をしている介護従事者を示し、リフトベストの別の使用方法を図1に示す方法と比較して示す、斜視図である。
【図8】 衣服と直接関連しない、本発明を具体化したハーネスの斜視図である。
【図9】 左ショルダーストラップ上でループをなした左ショルダーリフトを示す、患者の左肩部の斜視図である。介護従事者に対してハンドホールドを提供するため、同様の右ショルダーリフトが使用される。
【符号の説明】
10 患者
12 椅子
14 介護従事者
16 リフトベスト
18 布製衣服
20 右袖ぐり穴
22 左袖ぐり穴
24 前開き
26 襟ぐり
Claims (7)
- 患者が一つの位置から別の位置まで移動する、又は起立する、又は歩行するのを介護従事者が補助するハンドホールドを提供する、患者が上肢に着用するように形成されたリフトベストにおいて、
外面を持ち、使用者の上肢の少なくとも大部分を覆うように形成されたベース衣服と、
前記衣服に対して支持され且つ前記衣服の前記外面を取り囲む第1水平ベルトと、
前記衣服の前記外面上に支持されており且つ使用者の上肢を取り囲むように形成されており、前記第1水平ベルトよりも上方の高さに位置決めされた第2水平ベルトと、
前記衣服の前記外面上に支持されており、患者の左肩部分上を延びるように形成されており、両端部分が前記水平ベルトに固定された、左ショルダーストラップと、
前記衣服の前記外面上に支持されており、患者の右肩部分上を延びるように形成されており、両端部分が前記水平ベルトに固定された、右ショルダーストラップと、
両端部分が前記左ショルダーストラップに固定された左ショルダーリフトストラップと、
両端部分が前記右ショルダーストラップ部分に固定された右ショルダーリフトストラップと、
前記第1水平ベルト及び前記第2水平ベルトを受け入れる領域を除き、前記衣服に縫い付けられたストリップとを備える、リフトベスト。 - 請求項1に記載のリフトベストにおいて、
前記第1水平ベルト及び前記第2水平ベルトは長さが調節自在である、リフトベスト。 - 請求項1に記載のリフトベストにおいて、
前記第1水平ベルト及び前記第2水平ベルトは互いに取り付けることができ且つ互いから取り外すことができる両端部分を有する、リフトベスト。 - 請求項1に記載のリフトベストにおいて、
前記左ショルダーストラップ及び右ショルダーストラップは調節自在である、リフトベスト。 - 請求項1に記載のリフトベストにおいて、
前記左ショルダーストラップ及び右ショルダーストラップは、前記第1水平ベルト及び前記第2水平ベルトの両方に固定されている、リフトベスト。 - 請求項1に記載のリフトベストにおいて、
前記衣服は、使用者の上肢の前部分及び後部分と重なる前部分及び後部分を持ち、
前記衣服は、前記第2水平ベルトの上方に位置決めされており且つ前記衣服後部分と重なる背側水平ストラップであって、両端部分が前記左ショルダーストラップ及び前記右ショルダーストラップに取り付けられた背側水平ストラップを含む、リフトベスト。 - 請求項1に記載のリフトベストにおいて、
前記第1水平ベルトと前記第2水平ベルトとを相互リンクする、間隔が隔てられた複数の二重ベルト制御ストラップを含む、リフトベスト。
Applications Claiming Priority (3)
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