JP3081158U - 円筒形不潔行為防止介護用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、通気性及び吸湿性のある綿素材又
は、捕縛器具を配置してからなる円筒形の不潔行為防止
用の介護用品において、要介護者における予想不能な不
潔行為防止及び装着時の快適度、脱着時の簡便性を向上
させる効果を示す円筒形不潔行為防止介護用品を提供す
るものである。 【解決手段】通気性及び吸湿性のある綿素材を円筒状に
縫製し、背面に臀部上部の部分までの開口部を設け、正
面には肩部分からのずり落ち防止加工を施すとともに、
内側大腿部に捕縛器具を配置してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、要介護者用の不潔行為防止介護用品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

介護を必要とする老人及び要介護者は、介護者の介護度によって様々であるが 、多くは支援者や介護者の手により、おむつや食事、着替え等を日常において随 時行われており、その仕事の軽減と要介護者の利便性を目的に、全身や半身用等 の様々な種類の介護用品が開発され使用されているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、要介護をうける側の体型や介護度合いにより、排泄物の取り替 えの際、介護用品の簡便性や脱着性が容易でないものは、多くの時間を要するば かりではなく、老人特有の予想不能行動等により、排泄物の体付着や不用意な接 触により介護者が不衛生環境の要因となり、介護衛生上問題があるとともに、従 来からの市販品は、その予想不能行動から要介護者が自分で外せないような構造 で形成されおり、介護用品を着衣する側にとって不快感のあるものが多いのも現 状である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、そうしたことに鑑みて綿素材のような通気性及び吸湿性に優れた材 料を用いて円筒状に縫製し、背後となる中央部にスリットをつけ、紙おむつ等を 装着していても、容易に脱着することができ、さらに要介護者が動きやすくした 構造で、体と前記円筒形を捕縛する器具から構成し、円筒形で背後となる円筒の 中央部にスリットをつけることにより、たとえ老人特有の不潔行為があったとし ても、それを未然に防止できるだけではなく、着衣する側にとっても不快感を与 えない構造で構成しているため、介護される側及び介護する側双方にとって安易 かつ効率的に介護用品の取り替えが可能となり、前記課題を解決するものである 。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示すように、市販の綿素材のような通気性及び吸湿性に優れた材料を円 筒形に縫製３又は、両端に円筒形が容易にできる、ファスナーやボタンを配し円 筒形を形成固定する。

【０００６】 正面上部に体と固定密着させるための可変自在な紐状の捕縛器具１を装着し、 正面下部にも大腿部と固定密着させるための可変自在な紐状の捕縛器具５を装着 し、背面上部にも正面上部と同様に体と固定密着させるための前記捕縛器具１を 配すとともに、背面中央部分に臀部上部より臀部下部までスリット６を設け、紙 おむつ等が容易に脱着し易い構造とし、正面及び背面にはすり落ち防止２のため のエンボス加工やゴムを縫い込み、裾となる部分にタック４を配した構造。

【０００７】

【考案の効果】

そうした構造の介護用品により、前記問題点である不衛生行為の防止や、着衣 する側にとっても不快感を与えなく、従来介護者の不具合であった着替えや排泄 物の取り替えが従来提案されているものと比較した場合、時間的にも衛生的にも 実用性に優れたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る円筒形不潔行為防止介護用品の正
面図と背面図である。

【符号の説明】

１．…上部捕縛器具 ２．…ずり落ち防止加工 ３．…縫製 ４．…タック ５．…下部捕縛器具 ６…スリット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】通気性及び吸湿性のある綿素材又は、捕縛
   器具を配置してからなる円筒形の不潔行為防止用の介護
   用品において、前記綿素材を円筒状に縫製し、背面に臀
   部上部の部分までの開口部を設け、正面には肩部分から
   のずり落ち防止加工を施すとともに、内側大腿部に捕縛
   器具を配置してなる要介護者用の円筒形不潔行為防止介
   護用品。