JP3177208U - おむつ外し防止着 - Google Patents
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Abstract
【課題】寝たきりの介護を必要とするおむつ着用患者が、意識的又は無意識に手指をおむつ内に差し込み、排泄物で周囲を汚染させる事を防止し、患者本人の清潔保持と介護者の労力の減少を計るおむつ外し防止着を提供する。
【解決手段】下着又はパジャマの上に使用するスカート状の腰部を覆うカバーであって、スカート本体1とスカート本体の前面に開閉できるファスナーとで構成し、前記ファスナーは調整可能とする並列な3本で成り、さらに患者自身が容易に開閉できないようにファスナーのリング部をロックする特殊スナップ4等をスカート本体の下部に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】下着又はパジャマの上に使用するスカート状の腰部を覆うカバーであって、スカート本体1とスカート本体の前面に開閉できるファスナーとで構成し、前記ファスナーは調整可能とする並列な3本で成り、さらに患者自身が容易に開閉できないようにファスナーのリング部をロックする特殊スナップ4等をスカート本体の下部に設ける。
【選択図】図1
Description
この考案は寝たきりの、おむつ着用患者のおむつ外しを防止するカバーに関する。
従来は寝たきり患者のおむつ外しに対して、全身を覆う(つな着式)のものやパンツ式のもので対処している。寝たきり患者の場合はおむつ交換がある為、着脱が大変な労力となる。患者本人の不自由な体にも負担がかかり、苦痛が多い。
従来はパンツ式の紐を施したもの(例えば、特許文献1参照)や円筒形の肩紐の付いたもの(例えば、特許文献2参照)がある。文献1のパンツ式のものは寝たきり患者の場合おむつ交換が大変であることと、さらに結んだ紐が腰の背部にあって、体に異物感を感じさせ、場合によっては床ずれの原因にも成りうる。また、患者はかなりの動きをする者もいる為、文献2の肩紐は容易に外すことも出来、結果患者本人の手指をおむつに差し込ませることが出来てしまう。
おむつを使用している寝たきり患者が、内部のおむつを容易に取り出せなくし、またおむつの中に手を入れることが出来ないようにして、寝たきり患者の体の清潔を保つとともに、介護者の負担を軽減させるためのカバーを開発することにある。
上記目的を達成するために此の考案は、下着又はパジャマの上に使用するカバーであつて、スカート状の腰部を覆う布で成るスカート本体1と、該スカート本体の前面に開閉できるファスナー(金具付3及び金具無2)とで構成し、前記ファスナー2は1〜3列で成り、ファスナー金具7に設けたファスナーのリング部6をロックする特殊スナップ(頭側4及び下側5)を前記スカート本体の下部に設けたことを特徴とするおむつ外し防止着とする。
この考案は、以上のように構成されていることにより、以下のような効果を得ることができる。スカート本体1は、1枚のスカート状にすることにより、寝たきり患者を横にするだけで簡単に装着させることが出来、開閉をスカート前面にファスナー3及び2を設ける事により、背部や側面に異物感を生じなくし、床ずれの防止となる。
また、きつさを調整出来るようファスナー2は3列(2a,2b,2c)とし、おむつ交換時も下から開閉出来る為、全部外さなくても簡単におむつ交換をすることが出来、介護者の労力の軽減を計ることが出来る。尚、スカート臀部8に余裕を持つことにより、患者の屈曲動作が制限されず安楽に過ごすことができる。さらにスカートの開閉においてファスナーリング部6は特殊スナップ頭側4と特殊スナップ下側(5a,5b,5c)との間にロックされる為、容易に外すことは出来ず、患者本人がおむつ内に手を差し入れることは不可能であり、排泄物を散乱させる不潔行為を防げ、極めて有益な効果をもたらすものである。
また、きつさを調整出来るようファスナー2は3列(2a,2b,2c)とし、おむつ交換時も下から開閉出来る為、全部外さなくても簡単におむつ交換をすることが出来、介護者の労力の軽減を計ることが出来る。尚、スカート臀部8に余裕を持つことにより、患者の屈曲動作が制限されず安楽に過ごすことができる。さらにスカートの開閉においてファスナーリング部6は特殊スナップ頭側4と特殊スナップ下側(5a,5b,5c)との間にロックされる為、容易に外すことは出来ず、患者本人がおむつ内に手を差し入れることは不可能であり、排泄物を散乱させる不潔行為を防げ、極めて有益な効果をもたらすものである。
以下、図面と共にこの考案による、おむつ外し防止着の適切な実施の形態について詳細に説明する。図1はスカート全体の正面図、図2はスカート本体の側面図、図3はファスナー部の一部拡大図である。
図1〜図3において、スカート本体1は、下着あるいはパジャマの上に使用するカバーであって、後方下部の臀部を覆う部分にゆとりを持たせたスカート臀部8を設ける。該スカート本体1の前面を開閉部として、金具付のファスナー3と、金具無のファスナー2を設け、ファスナー金具7によって噛み合わせる。金具無ファスナー2は腰回りの大きさを調節可能にするため平行な3列(2a、2b,2c)に構成する。さらにファスナー金具に取り付けたファスナーリング部6は、スカート下部に付けられた特殊スナップ頭側4と特殊スナップ下側5の間に挟み込んでロックし、患者が容易に取り外せないようにする。特殊スナップ下側5は前記金具無ファスナー2a、2b、2cに合わせて3列の5a,5b,5cを設ける。
図1〜図3において、スカート本体1は、下着あるいはパジャマの上に使用するカバーであって、後方下部の臀部を覆う部分にゆとりを持たせたスカート臀部8を設ける。該スカート本体1の前面を開閉部として、金具付のファスナー3と、金具無のファスナー2を設け、ファスナー金具7によって噛み合わせる。金具無ファスナー2は腰回りの大きさを調節可能にするため平行な3列(2a、2b,2c)に構成する。さらにファスナー金具に取り付けたファスナーリング部6は、スカート下部に付けられた特殊スナップ頭側4と特殊スナップ下側5の間に挟み込んでロックし、患者が容易に取り外せないようにする。特殊スナップ下側5は前記金具無ファスナー2a、2b、2cに合わせて3列の5a,5b,5cを設ける。
スカート本体1は、寝たきり患者向けに一枚のシート状に広げられ、横向きに差し入れて装着出来、背部や側面には違和感となる部品は一切付けず、なおかつ体を締め付けるゴム紐なども使用せず、寝たきり患者が安楽に過ごせるものである。スカート本体の前面に設けられたファスナー(2a,2b,2c)は、3.5cm幅程度の間隔を置くぐらいがよく、生地は綿素材が好ましい。
1 スカート本体
2 ファスナー(金具無)(2a,b,c)
3 ファスナー(金具付)
4 特殊スナップ(頭側)
5 特殊スナップ(下側)(a,b,c)
6 ファスナーリング部
7 ファスナー金具
8 スカート臀部
2 ファスナー(金具無)(2a,b,c)
3 ファスナー(金具付)
4 特殊スナップ(頭側)
5 特殊スナップ(下側)(a,b,c)
6 ファスナーリング部
7 ファスナー金具
8 スカート臀部
Claims (1)
- 下着又はパジャマの上に使用するカバーであつて、スカート状の腰部を覆う布で成るスカート本体1と、該スカート本体の前面に開閉できるファスナー(金具付3及び金具無2)とで構成し、前記ファスナー2は1〜3列で成り、ファスナー金具7に設けたファスナーのリング部6をロックする特殊スナップ(頭側4及び下側5)を前記スカート本体の下部に設けたことを特徴とするおむつ外し防止着。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002779U JP3177208U (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | おむつ外し防止着 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002779U JP3177208U (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | おむつ外し防止着 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3177208U true JP3177208U (ja) | 2012-07-26 |
Family
ID=48004068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012002779U Expired - Fee Related JP3177208U (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | おむつ外し防止着 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177208U (ja) |
-
2012
- 2012-05-11 JP JP2012002779U patent/JP3177208U/ja not_active Expired - Fee Related
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