JP3183065U - 介護用ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】 被介護者が簡単に装着でき、リラックスした状態で安心して介助を受けられ、介護者にも余分な負担と面倒が掛からず、使いやすい介護用ベルトで、簡単な構造、構成による安価な介護用ベルトを提供する。
【解決手段】 ベルト本体2の表側に把手6を設け、被介護者の腰等に装着して介護を容易にする介護用ベルト1において、本考案はベルト本体2の裏側に被介護者の胴回をカバ−するクッション体を着脱可能に装着し、前記クッション体の保持を可能にしたクッションホルダ−3を設ける。本考案は更に被介護者の装着の安定を高めるため胴当4を設け、ベルト本体2に装着する。前記クッションホルダ−3に、本考案はタオルを折り畳み、又はまるめた状態のタオルクッション5を装着する事により被介護者の裸の肌にタオルクッション5が直接接してクッション効果と滑り止めの効果を可能にしたことを特徴とした構造、構成の介護用ベルト1である。
【選択図】図3

Description

本考案は介護用ベルトに関し、更に詳しくは主として身体障害者、疾病者及び高齢化による足、腰等の筋肉の弱体者の被介護者が腰等に装着して介助を容易にする介護用ベルトの改良に関するものである。
介護用品は日本人の高齢化による介護社会を反映して、需要も多く多種多様な商品が市販されている。しかし高価で、複雑な構成で簡単に被介護者に装着できず使いにくい。又被介護者の体格、体形などに必ずしも合わず、装着時または使用中に苦痛を伴う危惧があるので介護者は使用を躊躇している。特に裸の入浴時には介助作業の容易性においても問題があった。被介護者も介護者も安心して手軽に使えるような介護用ベルトとはいえない。
介護用ベルトは被介護者の様々の状態で使用される。ある程度自立でき、行動が可能な人、疾病後の筋肉の回復のためのリハビリ等様々な状況、状態で使用されるが特に被介護者の入浴の際の転倒が最も危険である。
現状において、特に被介護者の入浴に特化した、安価で使いやすく、被介護者もリラックスして介助を受けら、介護者も手軽に使えるような介護用ベルトとしての補助具は提供されていない。
実用新案登録第3039332号公報 実用新案登録第2510632号公報
上記の特許文献1の介護用ベルトの考案は本考案とは目的と構造が相違する。
特許文献2関する考案も本考案とは構造が相違する。
従来の介護用ベルトは上記に述べたように、被介護者が装着してリラックスした状態で安心して介助を受けられず、高価で手軽に使う事に問題があった。本考案は問題点を克服し、複雑な構造にする事なく簡単な構造、構成より使用時、特に裸の入浴に特化し、被介護者に簡単に装着を可能にして、被介護者がリラックスして介助を受けられ、介護者にも余分な負担と面倒が掛からず、使いやすい介護用ベルトを提供するものである。
本考案は前記課題を解決するために、以下の構造、構成としたことを特徴とする。即ち、両端部に着脱可能な連結部を具備し、更にサイズ調整機能を有したベルト本体に、該ベルト本体の表側に転倒防止介助用把手を設け、被介護者の腰等に装着して介護を容易にする介護用ベルトにおいて、本考案はベルト本体の裏側、即ち人体の肌側に被介護者の胴回をカバ−するクッション体を着脱可能に装着し、前記クッション体の保持を可能にしたクッションホルダ−を設ける。本考案は更に被介護者の装着の安定を高めるため胴当を設けベルト本体に装着する。前記クッションホルダ−に、本考案においてはタオルを折り畳み、又はまるめた状態のクッション体(以下「タオルクッション」という。)を装着する事により被介護者の裸の肌にタオルクッションが直接接してクッション効果と滑り止めの効果を可能にしたことを特徴とした介護用ベルトである。
被介護者の入浴時の肌に直接接している本案のタオルクッションは古来より人間が使用してきたタオルを利用した事を特徴としており、タオル地本来の性質であるクッション効果と滑り止めの効果もあり、肌に優しく、違和感が無い。例えば化繊、ポリエチレン等のクション体に比べ、肌荒れの心配又はスレ、カブレ等のリスクが少ない。タオルクッションは被介護者の体格、体形などに関係なく人体にフィットする。タオル地は適度のクッション性とソフト感がありタオルを折り畳み、又はまるめた状態で装着する事によりタオルクッションは空気を取り込み更にクッション効果を増す。被介護者のウエストに、ある程度タイトに装着してもタオル地の特徴により使用者は違和感がなく、被介護者はリラックスして介助を受けられる。介護用ベルトの着脱が簡単なので介護者も余分な負担と面倒がかからない。本考案の介護用ベルトのタオルクッションはベルト本体又は胴当てのクッションホルダ−と固着されていないので、着脱自在にタオルクッションをクッションホルダ−より取り外し、洗濯を可能にしたので衛生的である。また市販のタオルも本介護用ベルトに使用が可能である。簡単な構造、構成により製造コストも軽減でき経済的な利点もあり、介護者も被介護者も極めて安易に使うことができる利便性を提供する。
本考案は被介護者が入浴の際の介助の補助具を主な目的としているが、入浴時に限らず被介護者の立上がりの補助具等及びリハビリ中の転倒防止補助具としても用いられる。本介護用ベルトのタオルクッションはクッションホルダ−に固着されておらずホルダ−より簡単に着脱が可能である。入浴時以外にタオルクッションなしで使用しても問題はないがタオルクッションがあった方が介護用ベルトとしてより効果的である。
本考案の実施例の形態に関する介護用ベルトの斜視図である。 同じく他の実施例の形態に関する介護用ベルトの斜視図である。 同じく他の実施例の形態に関する介護用ベルトの斜視図である。
図1〜3は本考案の介護用ベルト1の実施例の斜視図である。
2はベルト本体、2Bは連結部、3はクッションホルダ−、4は胴当、5はタオルクッション、6は把手、7はロング把手である。
図1の実施例は、介護用ベルト1の構成パ−ツ即ち、ベルト本体2、連結部2B、把手6、ロング把手7と本考案の特徴であるクッションホルダ−3をベルト本体2に直接設けた構成の実施例を示す。
図示の実施例の介護用ベルト1は、ベルト本体2に両端部が着脱可能な連結部2Bとサイズ調整機能を具備し、左右4箇所の把手6とロング把手7を有し、更に本考案の特徴であるクッションホルダ−3をベルト本体2に直接5箇所設けてある。ベルト本体2の幅は被介護者に窮屈感を与える事なくタオルクッション5を十分保持可能な幅であれば良く、約50mm.〜80mm.が好ましく、薄手の平織りテ−プ状で人体の肌に優しいソフトな素材が好ましい。人体の肌に悪影響を与えない物であれば素材は特に限定しない。
図示の連結部2Bは一般的に使われている常套手段の連結部である。一般のバックル、面ファスナ−なども使用することができる。
図示の把手6は被介護者の転倒防止介助用又は被介護者の立上がり等に介護者が補助として使用するものである。本介護ベルト1においても左右に各2箇所に常套手段として設けてある。
図示の把手7は、被介護者の転倒防止介助用又は介護用ベルト1のずれ上がり防止のロング把手7である。本介護ベルト1においても常套手段として設けてある。
図示の実施例は、本考案の特徴であるクッションホルダ−3がベルト本体2の裏側、即ち人体の肌側にタオルクッション5を装着可能なリング状を形成し、ベルト本体2に直接縫い付け設けてある。面ファスナ−、スナップ等の手段を用いて同じくベルト本体2の裏側にタオルクッション5が装着可能なクッションホルダ−3を設ける事もできる。又両端を結ぶ手段を用いてタオルクッション5を装着可能な、クッションホルダ−3を同じくベルト本体2の裏側に設ける事もできる。
クッションホルダ−3の素材は人体の肌に直接接するので肌に優しい綿素材が好ましい。ソフトな素材で肌に悪影響を与えない物であれば特に限定しない。伸縮する素材で平織りテ−プ状のもを使用することによりタオルクッション5の装着を容易にし、更にタオルクッション5の保持の安定を増すことが出来好ましい。幅は特定しないが約10mm〜15mmが好ましい。クッションホルダ−3のリング状のサイズはスポ−ツタオル等を折り畳み又はまるめた状態で、タオルクッション5を装着するリング径を必要とする。
図示においては、クッションホルダ−3を5箇所設けているが、制限はないが少なくとも2箇所以上が必要で、6〜8箇所がタオルクッション5の装着と保持が最も安定する。
図2の実施例は、本考案の特徴である胴当4をベルト本体2に装着し設けた他の実施例である。この場合はクッションホルダ−3は胴当4に直接設けてある。この場合もクッションホルダ−3は胴当4の人体の肌側に設けてあることを特徴としている。胴当4の素材は布製又は軟質プラスチックなどで作る事ができる。幅は約60mm.〜100mm.が好ましい。該胴当4により被介護者の腰部に介護ベルト1が安定した装着が可能となる。又細めのベルト本体2(約30mm〜40mm)を使用出来る。
図3の実施例は図2の実施例に、本考案の特徴であるクッションホルダ−3にタオルクッション5を装着した他の実施例である。この実施例おいてもクッションホルダ−3を胴当4の内側に設け、タオルクッション5が着脱自在に装着されている。タオルクッション5を容易に取り外して洗濯が可能であり衛生的である。被介護者の裸の肌にタオルクッション5が直接接してクッション効果と滑り止めの効果を可能にしたことを特徴とした介護用ベルト1である。
1 介護用ベルト 6 把手
2 ベルト本体 7 ロング把手
2B 連結部
3 クッションホルダ−
4 胴当
5 タオルクッション

Claims (5)

  1. 両端部に着脱可能な連結部を有し更にサイズ調整機能を有したベルト本体の表側に転倒防止介助用把手を具備した介護用ベルトにおいて、クッションホルダ−をベルト本体の裏側に設け、クッション体の装着を着脱可能にし、該クッション体の保持を可能にしたことを特徴とした介護用ベルト。
  2. 胴当をベルト本体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の介護用ベルト。
  3. 両端部に着脱可能な連結部を有し更にサイズ調整機能を有したベルト本体の表側に転倒防止介助用把手を具備した介護用ベルトにおいて、クッションホルダ−を有した胴当をベルト本体に設け、クッション体の装着を着脱可能にし、該クッション体の保持を可能にしたことを特徴とした介護用ベルト。
  4. クッションホルダ−を2箇所以上の複数箇所を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の介護用ベルト。
  5. 両端部に着脱可能な連結部を有し更にサイズ調整機能を有したベルト本体の表側に転倒防止介助用把手を具備した介護用ベルトにおいて、クッションホルダ−にタオルクッションを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の介護用ベルト。
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