JPH0336337Y2 - - Google Patents

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JPH0336337Y2
JPH0336337Y2 JP1988147791U JP14779188U JPH0336337Y2 JP H0336337 Y2 JPH0336337 Y2 JP H0336337Y2 JP 1988147791 U JP1988147791 U JP 1988147791U JP 14779188 U JP14779188 U JP 14779188U JP H0336337 Y2 JPH0336337 Y2 JP H0336337Y2
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JP
Japan
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belt
wheelchair
seat
band
crotch
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JP1988147791U
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JPH0268825U (ja
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車いす用ベルトに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
車いすは、常に自分の足として社会活動してい
る身体障害者から、病院、社会福祉施設、在宅で
の治療や療養等の移動手段として利用され、これ
ら利用者は急増傾向にあり、特にこれら利用者の
中で、常時監視を要する者にとつて車いすは治
療、療養のための移動に不可欠のものであると共
に利用者の身体保護、介護者の労力軽減等をも配
慮した取組み態度が必要とされる。
その一環として補助具としてのベルトが使用さ
れている。従来の車いすメーカーによつて提供さ
れているものには「Yベルト」、「胴ベルト」など
の名称で、簡単な巻式構成のベルトがあるが、共
に胴又は股部を車体に固定するベルト締め式のも
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕
車いすにおけるベルトの機能性を考えるとき、
従来の単なる巻式ベルト機構では利用者を車いす
に定着させるだけであるが、利用者の性質上から
すれば、そのベルトは正常座位確保抑制ベルトと
しての機構を備えていなければならない。この抑
制機構とは、車いすに利用者が正しい座位を維持
確保できること、落下しないこと、身体を圧迫し
ないこと、自ら装着、解除でき難いこと等の条件
を満たすものであることをいう。
即ち、治療、リハビリテーシヨン、離床活動と
の関連において早期社会復帰させる為には、ベツ
トに寝たきりの体力にすることなく、歩行訓練、
立位、座位確保等の復帰可能な筋力を充分生か
し、移動に必要な車いすを利用して、社会に順応
する感覚を養うとともに自己の生活力を増強する
ための精神力の養生活動手段として車いすとこれ
が適正補助具の提供は緊急課題の一であるとされ
なければならない。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本案は上記の課題を解決すべく抑制ベ
ルトの適正機能を備えた車いす用ベルトを提供せ
んとするものである。
本案は胸部及び腹部を掩う正面布1の両側方部
に側帯2,2を突設して先端部をそれぞれ連結部
材3a,3bで結合しうべくなし、正面布1の上
方部は肩帯4を介して背帯5を形成し、正面布1
の下方部を股帯6として背帯5及び股帯6のそれ
ぞれ先端部を連結部材3c,3bで結合すべく構
成したもので上記の連結部材は相互に車いす背シ
ートの背面で脱着するようにされる。
〔作 用〕
本案は上記の構成において、その使用方法は、
先づ股帯6の先端部を車いすの背シート7と座シ
ート8の隙間に差し入れて正面布1部分を座シー
ト8上に拡げ、利用者(患者)を車いすに移乗さ
せる。利用者を正常位置にして股間部から正面布
1を当人の腹部、胸部前面に展装し肩帯4を肩上
に掛け渡し背シート7の背面から背帯5の先端部
と股帯6の先端部とを互いに連結部材3c,3d
の結合によつて固定する。又、側帯2,2はそれ
ぞれ背シート7の背面にまわして各先端部の連結
部材3a,3bを結合し当人の胴回り方向を安定
させるものとする。連結部材はそれぞれ対向する
一方、例えば3a,3cを固定し、他の一方3
b,3dを、変位可能ならしめることによつて長
さは適宜調節できるものであり、当人に対する圧
迫が強度にならないようにする。
かくして、利用者当人は座シート8上の正常位
置にあつて左右方向から側帯2,2で、上下方向
から肩帯4背帯5及び股帯6により正面布1が平
面的に適当の押圧力を加えて背シート7との密着
を保つことによつて、不安定な体位を生ずること
なき状態を維持せしむるものであり、背シート7
の背面上で連結部材相互の脱着が看護者又は介護
者の手によつて行われ、利用者当人自らの手によ
ることは困難とされている。
〔実施例〕
本案ベルトは両肩保持型、片肩保持型の両態様
に実施可能とされる。
両肩保持型は第1図Aに示すように、正面布1
の上部において両肩にそれぞれ架装される肩帯
4,4を形成し背部でこれを合体して背帯5とな
すものとし、正面布1の下部は細巾としつつ股帯
6とする。正面布1の両側には側帯2,2を突設
する。側帯2,2の各先端部及び背帯5と股帯6
の各先端部にはそれぞれ連結部材3a,3b及び
3c,3dが設けられて対向部材相互の結合、離
脱が車いす背シート7の背面において簡単に行わ
れるようにされる。正面布1には適当位置に氏名
表示部9とポケツト10を取り付けると便利であ
る片肩保持型ベルトは第1図Bに示すように正面
布1の上部に形成される肩帯4が一方の肩のみで
肩帯4の先端部は背帯を兼ねることになり、その
他の構成は両肩保持型と同様である。而して片肩
用はこれを反転させることによつて左、右いづれ
にでも使用できる。〔考案の効果〕 本案は上記のごとく、正面布の上下方向を肩帯
を介して背帯と股帯とで、又左右方向を側帯で、
それぞれ車いすシートの背面上にて連結部材によ
り結合させ利用者を座シート上に安定させ、正し
い姿勢の確保と血行循環の促進ができ当人自身で
のベルト装脱は出来難いから落下などの危険もな
く安全環境の中で精神的な不安もなしに車上での
リハビリ活動ができるし、看護者、介護者の負担
も軽減され安心して車いすの補助活動が出来るな
ど車いすの利用者にとつての直接間接両面からき
わめて有効な補助具としての価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ベルトの正面図で、A図は両肩保
持型、B図は片肩保持型を示す。第2図は両肩保
持型を装用した状態を示す正面図、第3図は同上
背面図である。 1……正面布、2……側帯、3……連結部材、
4……肩帯、5……背帯、6……股帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胸部及び腹部を掩う正面布の両側方部に側帯を
    突設し、上方部には肩帯を介して背帯を形成し、
    下方部を股帯として、上記両側帯の先端部及び背
    帯と股帯の先端部をそれぞれ車いす背シートの背
    面で連結部材にて脱着するようにした車いす用ベ
    ルト。
JP1988147791U 1988-11-12 1988-11-12 Expired JPH0336337Y2 (ja)

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JPH0268825U JPH0268825U (ja) 1990-05-24
JPH0336337Y2 true JPH0336337Y2 (ja) 1991-08-01

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61154670A (ja) * 1984-12-28 1986-07-14 有限会社 渡辺溶接工業 障害者用座椅子
JPH026036B2 (ja) * 1981-04-03 1990-02-07 Siemens Ag

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JPH0268825U (ja) 1990-05-24

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