JP4577797B2 - オムツ型介助ベルト - Google Patents

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本発明は、ベッドや車椅子から自力で移動できないなどの身体に障害を持っている被介助者を、介助者が容易かつ安全に移動させることができ、また、起立訓練などのリハビリ訓練としても役立つオムツ型の介助補助具に関する。
近年の我が国では、福祉に対する意識が高まり、福祉制度や福祉施設の充実、あるいは福祉医療機器が発達するなど、高齢者や身体に障害を持つ人たちも生活し易くなってきている。最近では公共施設のみならず、デパートやホテルあるいはテーマパークなどでも駐車場の優先制度やバリアフリー化が進み、小型乗用車等にも車椅子の自動昇降機を備える技術も発達したことから、これまでは介助者の手を借りなければ外に出られなかった車椅子生活の被介助者も、家族と一緒に旅行へ行くなど外出を楽しめるようになってきた。
しかし、介助者にとって最も大変なのは、日々の生活の中で繰り返される着替えなどの僅かな移動の他に、入浴、食事、リハビリなどでベッドから車椅子へ移乗させることなどである。ほんの少し被介助者の身体の向きを変えてあげるだけでも介助者にとっては大変であり、これを一日に何度も繰り返すことは介助者に大きな肉体的負担を与えることになる。また、同時に被介助者にとっても、介助者に迷惑をかけてしまうことへの精神的な負担も大きい。
自力で移動できない身体障害者や寝たきり状態の方を、ベッドから車椅子へ移乗させる場合を例にすると、大柄な力のある男性介助者であれば、被介助者の上半身を起こし、被介助者の腕を介助者の肩に回して介助者の体につかまらせ、被介助者の体を抱きかかえて車椅子へ移乗させたりすることができる。しかし、小柄で力の弱い女性介助者ではそうはいかない。また、車椅子に乗せることができても、位置的に低すぎるために身体を引き上げたり、車椅子に乗った後に身体の向きを変えてあげることは意外と難しく、被介助者の衣服を掴んで腰を持ち上げたりしているのが現状である。また、起立訓練などのリハビリでは、被介助者を起立させるために、介助者は移乗時と同様の負担を強いられている。
このような従来方法では、介助者の腕や腰に負担がかかり、腰痛症などの職業病を併発することもある。日本災害医学会会誌によれば、介護職者の47.4%以上が腰痛を有していると報告されている(非特許文献1)。また、被介助者は介助者の腕で抱きかかえられた時に胸を強く圧迫されて肋骨骨折などの危険性もある。更に被介助者の体重を支えきれず衣服が伸びてしまったり、破れる事も珍しくない。
そこで、これらの問題に鑑み、種々の技術が提案されている。例えば、ズボン後側の上部にハンドルをつけた介助ハンドル付きズボンがある(特許文献1参照)。しかし、係る発明は、布製のハンドルをズボン等に直接縫製するものであるためズボン等の生地が薄い場合には強度不足による破断等の危険性があり、また、係るハンドルを掴んで上体を起こそうとすると、ズボンが伸びてしまったり、破れるおそれもある。また、股部に応力が集中してしまうため、被介助者に痛みを伴わせてしまうおそれもある。
さらに、複数のベルトを被介助者に装着し、これらを連結して移動させる移動補助具もある(特許文献2及び3参照)。係る技術は上記問題の多くを解決しているが、構成部材が多いためコスト高となり、着脱も煩雑である。そしてなにより、膝の上下ベルトや腰にかけて連結されるベルトが外部から見えてしまうため、人目を気にする被介助者には嫌がられるおそれがある。
さらにまた、一般の介護用品の中には、ポリエチレン等の滑りやすい素材を用いたスライディングボードがあり、移動・移乗のための用具として販売されているが、車椅子移乗後にずらすように動かしたい場合などには用いることができず、また、持ち運びには不便である。
そこで、本発明者はこれらの問題点を解決すべく、オムツ型の介助ベルトを発明し、既に特許を取得している(特許文献4)。これは、介助ベルトであって、被介助者の腰部、臀部、股部及び腹部を覆うオムツ型の布と、連続した一本の伸縮しない板状の紐体であり、該紐体の両端に装着された嵌着部とからなる結合部材とで構成され、該布が厚手の伸縮性のない生地であって、表面と、裏面の、二層の布で構成されており、該布の股部分で二本の該結合部材がX字に前後に交差し、後ろへ交差した二本の該結合部材は左右臀部を通り、左右側腰部で突出し持ち手部を形成、一方、前へ交差した左右二本の該結合部材は股部前側から下腹部を通り、前腹部で嵌着部を介して、後ろへ交差した二本の該結合部材と結合し、これにより二本の該結合部材は全体で八の字構造を構成させたものである(以下、旧型という)。
係る特許発明によって、上述した機能的な面におけるほとんどの問題点を解決することができた。本発明者は係る特許発明を製品化して実際の介助環境下において使用を開始し、より良いものとすべく、その後もオムツ型介助ベルトの研究開発を進めている。
本発明者が医師等の協力の下で被介助者及び介助者にアンケート調査をしたところ、介助者の多くは安全性や機能性に対する意見や感想が中心であったが、被介助者からは意外な意見が多かった。それは、「物々しい介助補助具を身につけた状態で外出するのは嫌なので、もっとお洒落にできないのか」など、外観を良くしてほしいという意見であった。これは、被介助者は他人の視線を気にする方が多いことから、機能性などとは別の被介助者特有の心理的問題といえる。確かに、従来の介助補助具やその他の介護器具・機器等のほとんどは機能性を追求したものばかりであり、お洒落とはほど遠いものばかりである。
特開2001−214315号 特開2001−299814号 特許第3668808号 特許第4105748号
日本職業・災害医学会会誌Vol.52.NO3;2004
そこで、紐体や布体に作用する応力分布などを調べ、機能や安全面を損なうことなく、結合部材の配置構成を変更することで嵌着部の数を減らすことを課題とした。それが可能となれば、製作コストも抑えることができ、外観上もすっきりし、着脱の容易性も向上するからである。
また、本発明にかかるオムツ型介助ベルトの機能や利便性を損なうことなくスカートなどを被装するにはどのような構造とすればよいのかも課題とした。
以上より、本発明は、機能や安全面を最優先としつつ、介助者の移動・移乗を容易とし、着脱も容易で、低コストに製作でき、介助補助具の外観を気にして引きこもりがちになりやすい被介助者であっても、これを着用して積極的に外出したくなるようなお洒落な介助補助具を提供する事を目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、布体20と、結合部材30と、から成る介助ベルト10であって、
前記布体20は、被介助者の腰部a、臀部b、股部c、下腹部d及び上腹部eを覆うオムツ型形状の表布と裏布の二層で形成され、
前記結合部材30は、連続した一本の伸縮しない布製帯状体である第一紐体31の両端其々に嵌着部32が装着される構成から成り、
布体20と結合部材30との配置構成については、
二本の結合部材3を、布体20の股部cでX字に交差するように布体20の表布と裏布の二層間に配置し、
係る交差した二本の結合部材3の後方側の配置については、
該結合部材30の後方側端部を、交差した股部cから夫々臀部bのやや内側左右から腰部a上方左右まで直線的に通し、左右夫々の結合部材30後方側端部を布体20の表布に設けた腰部aの外側開口部から一旦突出させた後、直ちに再度布体20の表布に設けた腰部aの内側開口部より布体20内に戻すことでループ状の持ち手部33を形成し、
該布体20内に戻った結合部材30の後方側端部を左右夫々腰部a上辺に沿って外側へと向かわせ、最終的に腰部a左右縁部夫々において結合部材30の後方側端部を布体20の表布に設けた開口部から外側横方向に突出するように通して配置させ、
他方、交差した二本の結合部材30の前方側の配置については、
該結合部材30の前方側端部を、交差した股部cから夫々下腹部dのやや内側左右から上腹部e上方左右まで直線的に通し、左右夫々の結合部材30前方側端部を布体20の表布に設けた上腹部e外側開口部から一旦突出させさせた後、直ちに再度布体20の表布に設けた上腹部e内側開口部より布体20内に戻すことでループ状の持ち手部33を形成し、
該布体20内に戻った結合部材30の前方側端部は夫々上腹部e上辺に沿って外側へと向かわせ、最終的に上腹部e左右縁部夫々において結合部材30の前方側端部を布体20の表布に設けた開口部から外側横方向に突出するように通して配置させ、
前記布体20と前記結合部材30とは、縫製により一体に縫着され、
右腰部aと右上腹部eから其々外側横方向に突出した二本の第一紐体31の後端其々に装着された嵌着部32同士及び左腰部aと左上腹部eから其々外側横方向に突出した第一紐体31の前端其々に装着された嵌着部32同士を夫々結合することで、
二本の結合部材30が全体で略八の字構造を構成することを特徴とするオムツ型介助ベルト10とした。
また、請求項2の発明は、前記オムツ型介助ベルトに、伸縮しない連続した一本の布製帯状体である第二紐体34を一以上有する構成から成り、該第二紐体34は、臀部b、腰部a、上腹部e又は下腹部dのいずれか又は組み合わせて布体20の表布と裏布の二層間を左右横方向に通されるとともに、臀部b、腰部a、上腹部e又は下腹部dのいずれか又は組み合わされる該第二紐体34が、一旦布体20の表布に設けた開口部から表面側へ突出した後、直ちに再度布体内に戻ることでループ状の持ち手部33を形成することを特徴とする請求項1に記載のオムツ型介助ベルト10とした。
また、請求項3の発明は、前記持ち手部を外側に突出させるための開口部を有する巻きスカートが被装されていることを特徴とするオムツ型介助ベルトとした。
また、請求項4の発明は、前記巻きスカートが被装されているオムツ型介助ベルトであって、該巻きスカートの開口部から前記持ち手部を外側に突出させ、該巻きスカートの腰部と前記布体と前記紐体とを、其々縫着により形成したことを特徴とするオムツ型介助ベルトとした。
また、請求項5の発明は、前記持ち手部を外側に突出させるための開口部を有する前面と後面とを二分割したパンツが被装されていることを特徴とするオムツ型介助ベルトとした。
また、請求項6の発明は、前記前面と後面とを二分割したパンツを縫着したオムツ型介助ベルトであって、該前面と後面とを二分割したパンツの開口部から前記持ち手部を外側に突出させ、該前面と後面とを二分割したパンツの腰部及び腹部と前記布体と前記紐体とを、其々縫着により形成したことを特徴とするオムツ型介助ベルトとした。
また、請求項7の発明は、前記オムツ型介助ベルトにおいて、布体又は巻きスカート又は前面と後面とを二分割したパンツに、摩擦抵抗の少ないスライディングシートシート生地が具設され、該スライディングシートが、布体又は巻きスカート又は前面と後面とを二分割したパンツに設けられるポケット部に収納できることを特徴とするオムツ型介助ベルトとした。
請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、旧型と比して、約2倍の引張荷重に耐えられるという、顕著に優れた効果を発揮する。具体的には、旧型では左右臀部の引張荷重の最大値が、約1.5KNであったところ、本発明にかかるオムツ型介助ベルトでは、約3KNと飛躍的に向上している(図10から図24参照)。これは、紐体にかかる応力が分散したことによるものである。
また、請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、持ち手部がついているので、自力で移動できない身体障害者や寝たきり状態の被介助者をベッドから椅子等へ移乗させる場合でも、介助者は容易に被介助者を移動させてあげることが可能であり、双方の肉体的負担を軽減できるといった優れた効果を発揮する。また、車椅子への移乗後に僅かに身体の位置をずらしたり、少しだけ向きを変えたい時、あるいは寝返りを返させてあげたい時などでも、身体全体を抱きかかえなくても済むといった効果も発揮する。
また、請求項2から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、複数の持ち手部がついているので、介助者の体型に応じて持ち易い位置の持ち手部を両手で掴むことができ、不必要な力が要らず安定した姿勢で、被介助者を持ち上げ移動する事が可能となり、介助者の腰痛などの職業病を防止できるという優れた効果を発揮する。
なお、前記の効果について栃木県内の病院でアンケート調査を実施したところ、良好な結果を得ることができた。患者数43人・平均年齢83歳・平均体重45Kg・介助者122人という調査範囲内において、非常に楽・かなり楽・楽という評価が全体の82.0%を占めたのである(図25参照)。
また、請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、持ち手部は連続した一本の布製帯状体である第一紐体を用いているので、十分な強度を有することが可能であり、破断等の危険性のない安全な介助補助具とすることができる。同時に、結合部材は伸縮しない連続した一本の布製帯状体である第一紐体を用いているので、布体自体の素材は、強度を向上させるために伸縮しない厚手の生地以外にも、伸縮性を有する着心地の良い柔らかい生地を採用することができ、また、通気性やファッション性などを考慮した生地素材の選択範囲を広げることができるという効果も発揮する。
また、請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、被介助者の体重が帯状の紐体全体にかかるため局所的圧迫による危険性も少なく、また、着脱も容易で着用のまま車椅子に乗車可能である。この様に不快感や不安感が軽減され双方にとって安全・安楽になる。
また、請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、従来の移動方法では介助者の負担を軽減するためには2〜3人の介助者が必要であったところを、一人の介助者でも移動可能になる。これにより被介助者のベッドからの離床の機会が増えて日常生活動作(ADL:Activities of Daily
Living)の改善が図れ、寝たきり防止などに役立つ。
また、請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、両足での起立保持が困難な被介助者の起立訓練に理学療法士が用いることが可能であり、リハビリ分野にも応用できる。
請求項1から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、例えば、下半身不随で自力では車椅子への移乗が困難な方の場合、何度もお願いするのが申し訳なくて言いにくかった介助者も、ベッドから車椅子へ移乗する負担が減ることで移乗のお願いをしやすくなり、例えば障害者スポーツへの参加、買い物、旅行などへの意欲などが高まるなど福祉環境の向上にも貢献する。
請求項3から請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、普段着のスカートやパンツのように見せることができ、人の目を気にしがちな被介助者の精神的負担を軽減でき、従来外に出たがらなかった被介助者も積極的に外出できるようになり、認知症の予防や、精神面のケアにも資するといった効果も発揮する。
請求項7に記載のオムツ型介助ベルトによれば、ベッド上や車椅子移乗後に僅かにずらすように動かしたいときなどでも容易となり、不用な際には収納することもできる。
さらに、前記オムツ型介助ベルト10において、布体20又は巻きスカート40又は前面と後面とを二分割したパンツ41に、突出した前記持ち手部33を収納可能なポケット部44を有している構成を採用すれば、介助時以外の外観は何ら普通のスカートやパンツと変わらないように見せることも可能となる。
本発明にかかる第一実施例の構造を示す平面図。 本発明にかかる第二実施例の構造を示す平面図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトの構造を示す斜視図。 従来のオムツ型介助ベルトの構造を示す平面図。 本発明にかかる第三実施例の構造を示す平面図。 本発明にかかる第四実施例の構造を示す平面図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトの装着状態図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトの使用状態説明図。 本発明にかかる第五実施例の構造を示す斜視図。 オムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 本発明にかかる嵌着部の引張試験結果説明図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 旧型オムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 旧型オムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 旧型オムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 スカート型及びパンツ型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 パンツ型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 パンツ型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 パンツ型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 スカート型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 スカート型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 スカート型のオムツ型介助ベルトの引張試験結果説明図。 本発明にかかるオムツ型介助ベルトのアンケート調査結果図。
本発明に係るオムツ型介助ベルトは、本発明者が既に特許を取得しているオムツ型介助ベルト(特許文献4)に採用した、二本の結合部材3が全体で略八の字構造とした点を基調としつつ、結合部材30の配置構成を変更することで、旧型と比して最大引張荷重を大幅に向上させ、機能や安全面を損なうことなく嵌着部32の数を減らすことを可能とした点を最大の特徴とする。以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照して説明する。なお、結合部材30の配置構成の変更は、単に嵌着部32の数を減らすために形状的に採用した設計変更ではなく、医療現場で介助ベルトの各パターンのアンケート調査と使用実験を繰り返し、さらに結合部材30等にかかる張力分布を推定するため、とちぎ産業技術センターにて引っ張り試験を実施した。国際医療福祉大学理学療法学科においては、この介助ベルトを装着し移乗させた時の腰部にかかるモーメント、圧縮力などを測定し腰部負荷を検討した。その結果等を踏まえた上で決定した配置構成を採用したものである。
図1は本発明にかかるオムツ型介助ベルト10の第一実施例の構造を示す平面図であり、図3は、本発明にかかるオムツ型介助ベルト10の第一実施例の構造を示す斜視図である。布体20は、腰部a、臀部b、股部c、下腹部d及び上腹部eから構成されるオムツ型の形状であり、表布と裏布の二層で形成されている。素材については、強度を向上させるために伸縮しない厚手の生地としてもよく、また、伸縮性を有する着心地の良い柔らかい生地や、通気性・ファッション性を考慮した生地素材から選択してもよい。
結合部材30は、連続した一本の伸縮しない帯状の紐体31であって、該両端には嵌着部32が装着される。紐体31の素材には引っ張り強度の強い布ベルト等を使用し、幅及び厚さについては十分な安全率を乗じて算出する。嵌着部32は、大きな力がかかっても容易に外れたり損壊せず、身体に触れても危険性のない材質である一方、着脱が容易な構造であることが望ましい。例えば、図に示すような雄雌式32f・32gのアウトドア用品等で用いられているワンタッチ式のバックル32や自動車のシートベルトに用いられているバックル32などが考えられる。また、一般的なベルトバックル32でもよい。なお、図示はしていないが、体型に応じて紐体の長さを調整できる機構が設けられる。
布体20と結合部材30とは、縫製により一体に形成される構成となっている。まず、二本の結合部材30を、布体20の股部cでX字状に交差するように布体20の表布と裏布の二層間に配置し、係る交差した二本の結合部材3の後方側の配置については、該結合部材30の後方側端部を、交差した股部cから夫々臀部bのやや内側左右から腰部a上方左右まで直線的に通し、左右夫々の結合部材30後方側端部を布体20の表布に設けた腰部aの外側開口部から一旦突出させた後、直ちに再度布体20の表布に設けた腰部aの内側開口部より布体20内に戻すことでループ状の持ち手部33を形成し、該布体20内に戻った結合部材30の後方側端部を左右夫々腰部a上辺に沿って外側へと向かわせ、最終的に腰部a左右縁部夫々において結合部材30の後方側端部を布体20の表布に設けた開口部から外側横方向に突出するように通して配置させ、他方、交差した二本の結合部材30の前方側の配置については、該結合部材30の前方側端部を、交差した股部cから夫々下腹部dのやや内側左右から上腹部e上方左右まで直線的に通し、左右夫々の結合部材30前方側端部を布体20の表布に設けた上腹部e外側開口部から一旦突出させさせた後、直ちに再度布体20の表布に設けた上腹部e内側開口部より布体20内に戻すことでループ状の持ち手部33を形成し、該布体20内に戻った結合部材30の前方側端部は夫々上腹部e上辺に沿って外側へと向かわせ、最終的に上腹部e左右縁部夫々において結合部材30の前方側端部を布体20の表布に設けた開口部から外側横方向に突出するように通して配置させ、前記布体20と前記結合部材30とは、縫製により一体に縫着される。
オムツ型ベルト10のサイズは、被介助者70の体格や年齢、性別に応じて各種サイズを用意することが望ましい。但し、股部cでの布体20の幅は股関節の動きを制限しない程度の大きさである事が望ましい。
第二実施例では、前記第一実施例の構成の他に第二紐体34を一以上有する構成を採用する。図2は係る第二実施例の構造を示す平面図である。具体的には、該第二紐体34を臀部b、腰部a、上腹部e又は下腹部dのいずれか又は組み合わせて、布体20の表布と裏布の二層間を左右横方向に通し、臀部b、腰部a、上腹部e又は下腹部dのいずれか又は組み合わされる該第二紐体34が、一旦布体20の表布に設けた開口部から表面側へ突出した後、直ちに再度布体内に戻ることでループ状の持ち手部33を形成するように縫製する。なお、図2では、臀部b及び下腹部dに設けた状態を示している。
図4は、本発明者が既に特許を取得している従来のオムツ型介助ベルト(参考文献4)の構造を示す平面図であり、構造対比の参考として示したものである。従来型では持ち手部33が被介助者70の腰部a、臀部b、及び側腹部に形成されるが、本発明では、上腹部eにも持ち手部33を形成できる点で相違し、更に嵌着部32の数を減らすことを可能としている点で大きく異なっている。
図5は、本発明にかかる布体20に、巻きスカート40を被装した第三の実施例の構造を示す平面図であり、図6は、本発明にかかる布体20に、前面と後面とを二分割したパンツ41を被装した第四の実施例の構造を示す平面図であり、図7は、本発明にかかる布体20に巻きスカート40(図7(a))又はパンツ41(図7(b))を被装した場合の装着状態図である。
第三の実施例では、布体20に、巻きスカート40を被装する構成を採用する。該巻きスカート40には開口部42が設けられており、請求項3の発明では、該開口部42から持ち手部33を巻きスカート40の内側から外側に突出させて、巻きスカート40と布体20とを結合する。請求項4の発明では結合後に巻きスカート40の腰部と布体20の腰部a上辺を縫製して一体形成とする。巻きスカート40の素材は、強度を向上させるために伸縮しない厚手の生地に限定されることはなく、一般的なスカートに用いられる通常の素材でよい。また、巻きスカート40の上辺に、面ファスナー43等の接合部を設けて着脱を容易とすることが望ましい。
第四の実施例では、布体20に、パンツ41を被装した構成を採用する。該パンツ41には開口部42が設けられており、請求項5の発明では、該開口部42から持ち手部33をパンツ41の内側から外側に突出させて、パンツ41と布体20と結合する。請求項6の発明では結合後にパンツ41の腰部上辺と布体20の腰部a上辺及びパンツ41の上腹部上辺と布体20の上腹部e上辺を縫製して一体形成とする。パンツ41の素材は、強度を向上させるために伸縮しない厚手の生地に限定されることはなく、一般的なパンツに用いられる通常の素材でよい。また、形状については、前面と後面とを二分割した形状とし、パンツ41の上辺、外側接合部及び内側結合部に面ファスナー43等の接合部を設けて着脱を容易とする。
また、図5・6・7には図示はしないが、布体20又は巻きスカート40又は前面と後面とを二分割したパンツ41の外側面に、突出した持ち手部33を収納可能なポケット部44を形設し、介助時以外は持ち手部33が露出しないようにすることも有効である。係る構成を採用することにより外観がすっきりし、介助補助具を装着しているようには見えなくなる。
第五実施例では、布体20又は巻きスカート40又は前面と後面とを二分割したパンツ41に、摩擦抵抗の少ないスライディングシート46を具設した構成を採用する。図9は、本発明にかかる第五実施例の構造を示す説明斜視図であり、図9(a)は、布体20の腰部aに摩擦抵抗の少ないスライディングシート46を具設した構成を示し、図9(b)、は該スライディングシート46の使用状態を示している。該シート生地には、折り畳んで収納可能なポリエステル等の薄く柔らかい素材を用い、大きさや形状については図に示したものに限定されるものではなく、収納可能な必要程度の寸法・形状とすればよい。また、布体20又は巻きスカート40又は前面と後面とを二分割したパンツ41にポケット部45を設け、不用になった際には収納できる構造となっている。
図8は、介助補助具を用いない場合と本発明にかかるオムツ型介助ベルト10を使用した場合の状態とを比較するための説明図である。以下、本発明の使用方法について説明する。
まず、装着方法について説明する。臥床している被介助者70を側臥位にして、布体20の腰部a及び臀部bを被介助者の腰部及び臀部を覆うように当て、被介助者70の片足を持ち上げて下腹部d及び上腹部eが被介助者70の前にくるように配置し、その後、仰臥位にして下腹部d及び上腹部eが被介助者70の下腹部及び上腹部を覆うようにあてる。そして、全体がフィットするように位置関係を微調整し、正しい位置に介助ベルトがセットされていることを確認後、二つの嵌着部32を結合する。締め具合については、前記長さ調整機構により調整する。取外しいついては前記手順を逆に行えばよい。ただし、前記着脱方法は一つの例示であって、被介助者70の状態など種々の事情により適切に対応すればよい。
また、第五実施例のオムツ型介助ベルト10を使用する場合では、被介助者70に本発明に係るオムツ型介助ベルト10を装着する前に、スライディングシート46を取り出し、その後、臥床している被介助者70を側臥位にして、前記同様にオムツ型介助ベルト10の腰部a及び臀部bを被介助者の腰部及び臀部を覆うように当て、被介助者70の片足を持ち上げて下腹部d及び上腹部eが被介助者70の前にくるように配置し、更に該スライディングシート46を被介助者70の腰下に配置されるように敷く。その後、仰臥位にして下腹部d及び上腹部eが被介助者70の下腹部及び上腹部を覆うようにあてる。そして、全体がフィットするように位置関係を微調整し、正しい位置に介助ベルトがセットされていることを確認後、二つの嵌着部32を結合する。締め具合については、前記長さ調整機構により調整する。この状態において、被介助者70の腰下には該スライディングシート46が敷かれているので滑りやすく移動させ易い状態となっている。介助者60は、装着されたオムツ型介助ベルト10の持ち手部33を掴み、所定の位置に移動させる。このままの状態にしたままにしておくと、滑りやすくなったままなので、被介助者70の上体を起こし、スライディングシート46を腰下から引き抜き折り畳んでポケット45に収納する。
オムツ型介助ベルト10を被介助者70に装着後、例えば介助者60が被介助者70をベッドから車椅子へ移乗させる場合、従来であれば図8(a)の上側に示すように介助者60は被介助者70の衣服を掴んでいたため、衣服が伸びたり破れるという問題があったが、本発明に係るオムツ型介助ベルト10では、図8の下側に示すように持ち手部33を掴むことができるので安全である。また、第二紐体34を設ける構成態様を採用した場合は、持ち手部33が複数あるので、図8(a)下部に示すような小柄な介助者60が、大柄な被介助者70を介助する場合においても上部の持ち手部33を掴めばよく、逆に大柄な介助者60であれば、図8(b)下部に示すように下部の持ち手33も選択できるので、不安定な姿勢を避けたり、無駄な力を必要としないで済む。
従来であれば、図8(b)の上側に示すように、介助者60が被介助者70を抱き抱える際、腕や胸を強く圧迫されることによる危険性があったが、前記説明の通り、本発明に係るオムツ型介助ベルト10を用いれば、図8の下側に示すように持ち手部33を確実に掴むことができるので安全で安定した移乗が出来る。
同様に、リハビリでの起立訓練時などでは、理学療法士などがその時の介助によって、持ちやすい位置の持ち手部をつかんで体を安定的に支える事が出来るので、効果的なリハビリが可能となる。
つぎに、本発明にかかるオムツ型介助ベルト10が、旧型と比して最大引張荷重が大幅に向上していることについて説明する。図10から図24は、嵌着部32、旧型又は本発明にかかるオムツ型介助ベルト10の引張試験結果を示す実験結果説明図である。係る実験は、栃木県産業技術センターにおいて、万能材料試験機(東京衡機製造所RU500H−TK21)を用いて行った。
図10及び図18に示すように、旧型では最大引張荷重が臀部左右前方で約1.5KNであるのに対し、本発明にかかるオムツ型介助ベルト10、パンツ型及びスカート型では臀部左右前方で約3KNと、およそ2倍の強度を有していることがわかる。これは、紐体にかかる応力が分散したことによるものと考えられる。なお、一部に低い数値を示している部分もあるが、これは備考欄に示してあるように、嵌着部32が耐えきれず、抜け、変形又は破損によるものである。図11から図17及び図19から図24は、荷重(KN)に対する第一紐体31の変位量(mm)を示したグラフであり、参考のために記載した。
a 腰部
b 臀部
c 股部
d 下腹部
e 上腹部
10 オムツ型介助ベルト
20 布体
30 結合部材
31 第一紐体
32 嵌着部
32f 嵌着部
32g 嵌着部
33 持ち手部
34 第二紐体
40 巻きスカート
41 前面と後面とを二分割したパンツ
42 開口部
43 接合部
44 ポケット
45 ポケット
46 スライディングシート
60 介助者
70 被介助者


Claims (7)

  1. 布体20と、結合部材30と、から成る介助ベルト10であって、
    前記布体20は、被介助者の腰部a、臀部b、股部c、下腹部d及び上腹部eを覆うオムツ型形状の表布と裏布の二層で形成され、
    前記結合部材30は、連続した一本の伸縮しない布製帯状体である第一紐体31の両端其々に嵌着部32が装着される構成から成り、
    布体20と結合部材30との配置構成については、
    二本の結合部材3を、布体20の股部cでX字に交差するように布体20の表布と裏布の二層間に配置し、
    係る交差した二本の結合部材3の後方側の配置については、
    該結合部材30の後方側端部を、交差した股部cから夫々臀部bのやや内側左右から腰部a上方左右まで直線的に通し、左右夫々の結合部材30後方側端部を布体20の表布に設けた腰部aの外側開口部から一旦突出させた後、直ちに再度布体20の表布に設けた腰部aの内側開口部より布体20内に戻すことでループ状の持ち手部33を形成し、
    該布体20内に戻った結合部材30の後方側端部を左右夫々腰部a上辺に沿って外側へと向かわせ、最終的に腰部a左右縁部夫々において結合部材30の後方側端部を布体20の表布に設けた開口部から外側横方向に突出するように通して配置させ、
    他方、交差した二本の結合部材30の前方側の配置については、
    該結合部材30の前方側端部を、交差した股部cから夫々下腹部dのやや内側左右から上腹部e上方左右まで直線的に通し、左右夫々の結合部材30前方側端部を布体20の表布に設けた上腹部e外側開口部から一旦突出させさせた後、直ちに再度布体20の表布に設けた上腹部e内側開口部より布体20内に戻すことでループ状の持ち手部33を形成し、
    該布体20内に戻った結合部材30の前方側端部は夫々上腹部e上辺に沿って外側へと向かわせ、最終的に上腹部e左右縁部夫々において結合部材30の前方側端部を布体20の表布に設けた開口部から外側横方向に突出するように通して配置させ、
    前記布体20と前記結合部材30とは、縫製により一体に縫着され、
    右腰部aと右上腹部eから其々外側横方向に突出した二本の第一紐体31の後端其々に装着された嵌着部32同士及び左腰部aと左上腹部eから其々外側横方向に突出した第一紐体31の前端其々に装着された嵌着部32同士を夫々結合することで、
    二本の結合部材30が全体で略八の字構造を構成することを特徴とするオムツ型介助ベルト10。
  2. 前記オムツ型介助ベルト10に、
    伸縮しない連続した一本の布製帯状体である第二紐体34を一以上有する構成から成り、
    該第二紐体34は、臀部b、腰部a、上腹部e又は下腹部dのいずれか又は組み合わせて布体20の表布と裏布の二層間を左右横方向に通されるとともに、臀部b、腰部a、上腹部e又は下腹部dのいずれか又は組み合わされる該第二紐体34が、一旦布体20の表布に設けた開口部から表面側へ突出した後、直ちに再度布体内に戻ることでループ状の持ち手部33を形成することを特徴とする請求項1に記載のオムツ型介助ベルト10。
  3. 前記持ち手部33を外側に突出させるための開口部42を有する巻きスカート40が被装されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオムツ型介助ベルト10。
  4. 前記巻きスカート40が被装されているオムツ型介助ベルト10であって、
    該巻きスカート40の開口部41から前記持ち手部33を外側に突出させ、
    該巻きスカート40の腰部と前記布体20と前記結合部材31とを、其々縫着により形成したことを特徴とする請求項3に記載のオムツ型介助ベルト。
  5. 前記持ち手部33を外側に突出させるための開口部41を有する前面と後面とを二分割したパンツ41が被装されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオムツ型介助ベルト10。
  6. 前記前面と後面とを二分割したパンツ41を縫着したオムツ型介助ベルト10であって、
    該前面と後面とを二分割したパンツ41の開口部51から前記持ち手部33を外側に突出させ、
    該前面と後面とを二分割したパンツ41の腰部及び腹部と前記布体20と前記結合部材31とを、其々縫着により形成したことを特徴とする請求項5に記載のオムツ型介助ベルト10。
  7. 前記オムツ型介助ベルト10において、布体20又は巻きスカート40又は前面と後面とを二分割したパンツ41に、摩擦抵抗の少ないスライディングシート46が具設され、該スライディングシート46が、布体20又は巻きスカート40又は前面と後面とを二分割したパンツ41に設けられるポケット部45に収納できることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のオムツ型介助ベルト10。
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