JP6662985B1 - 移乗介助支援ベルト - Google Patents

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【課題】 下肢の筋力が衰えてきて、車椅子等からの移乗に介助者のサポートが必要になり始めた高齢者の移乗介助において、着衣の掴み上げや着衣の引っ張りを行わず、被介助者の好むデザインや素材の服装のままで、安全に、適切に、不快なく移乗動作を介助することである。(1)座位からの立ち上がり動作介助。(2)立位保持の介助。(3)車椅子からソファーや便座及び車の座席等へ、被介助者の歩みをともなう移乗介助【解決手段】 被介助者の下衣の上から、腰の位置に装着する着脱可能な留め具付き横ベルトに股下を通る2本の縦ベルトを結合して、その縦ベルトの臀部の位置に短い横ベルトを結合させた構造の移乗介助支援ベルトを着用することにより課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、支えがあれば立位を保持できる程度の下肢機能が残存する被介助者に、不快感を与えず、歩みを誘導しながら、安全に移乗介助するための移乗介助支援ベルトの構造に関する分野に係る。
日常生活において車椅子を使用している高齢者のなかには、立ち上がり器具やつかまり棒等を利用することにより、ひとりで車椅子から移乗できる人もいる。しかしながら、徐々に下肢の筋力が衰えてきて、移乗に介助者のサポートが必要になってきた移乗介助導入初期段階の高齢者を対象として使用するための、適切な移乗介助支援用具・用品がみあたらない。そのため特に一般家庭における介助者は、麻痺や関節に病気やケガ等による異常はないが、自力での移乗がスムーズに行えなくなってきた被介助者の着衣を掴みあげることにより、上下前後左右への移乗動作をサポートしているのが現状である。
しかし、この移乗介助方法では、回数を重ねることにより、着衣の緩み、破れや縫い目のほつれ、ゴムの延び等が生じてしまう。着衣によってはしっかり掴みづらい等安全に対する不安のほか、着衣を掴まれることに対する被介助者の不快感もある。また、被介助者の着衣は引っ張りに耐えられるものに限定されてしまい、自由に好きなデザイン・素材のズボン等をはくことができない。
着衣を掴まない移乗介助補助具として、腰ベルトとベストからなる特許文献1の発明は、自力で歩くこと、立ち上がること、ベッドに座らせたり寝かせたりすることが困難な被介護者を対象としていて、介助者が全身で被介助者を移乗介護する場合には有益な方法である。しかし、自力での移乗は不安であるが、脚力は残存している高齢者等を対象とした移乗介助に使用するには大がかりな補助具である。もっと着脱が簡単でシンプル、一般家庭において誰もが直感的に使用できるコンパクトなものが求められる。
特許文献2に示した発明は、臀部を包む座面部を有するパンツまたはズボン様の腰部に牽引バンドを縫い付けることにより起立支援を行うというものである。確かに都度の移乗介助具の装着作業はなくなるが、被介助者の体重を支えうる強度をもった布地で臀部を包むパンツまたはズボンに牽引バンド縫い付けなければならないため、複数の下衣に適切に縫い付ける手間に加え、被介助者は好きなデザイン・素材のズボン等を自由にはくということにおいて制約を受ける。
特許文献3に示した発明は、長年の闘病等で下肢や体幹が衰えている被介助者の移動時において、瞬時に被介助者の体を支えられるという点では有益な発明である。しかし、移乗介助導入初期段階の高齢者の中にはパンツ型介助ベルトやふんどし型介助ベルト等の着用には抵抗感を持つ人も少なくない。下衣が隠れる面積が広く複数の把持部が目立つことにより、着用させられる被介助者の自尊心を傷つけてしまう可能性もある。本発明が対象としている高齢者には、過剰介助にならないようできるだけスリムでシンプルなものが求められる。
特開2011−224297 特開2017−158931 特開2018−126392
下肢の筋力が衰えてきて、車椅子等からの移乗に介助者のサポートが必要になり始めた高齢者の移乗介助において、着衣の掴み上げや着衣の引っ張りを行わず、被介助者の好むデザインや素材の服装のままで、安全、適切に、不快なく移乗動作を介助することである。(1)座位からの立ち上がり動作介助。(2)立位保持の介助。(3)車椅子からソファーや便座及び車の座席等へ、被介助者の歩みをともなう移乗介助。
被介助者の下衣の上から、腰の位置に装着する着脱可能な留め具付き横ベルトに股下を通る2本の縦ベルトを結合して、さらに、その縦ベルトの臀部の位置に短い横ベルトを結合させた構造の移乗介助支援ベルトを着用することにより課題を解決する。
被介助者が移乗介助支援ベルトを着用することにより(1)着衣を引っ張られることがないので、夏の薄い下衣から防寒用の厚い下衣まで、着衣を選ばずに移乗介助を受けられる。(2)ベルトを持ち上げても、荷重のかかる縦ベルトが左右に位置する構造により、陰部への圧迫や過度な食い込みが生じない。(3)適切な高さでベルトを把持し被介助者を支えることにより、筋力が衰えた脚への負担を軽減し、つまずきや膝折れによる転倒を防止して、安全に歩みを誘導し、移乗介助ができる。(4)着脱が簡単で構造もシンプル、身体の締め付けや着用による蒸れが起こりにくいため、就寝時を含めて24時間の着用が可能である。(5)たとえば、5cmと3cmの平ベルト及びバックルで製作できるので、作りやすく低コストである。(6)パンツ型やふんどし型の介助ベルト着用にくらべ、被介助者の抵抗感が少ない。
移乗介助支援ベルトを前面から見た姿図 移乗介助支援ベルトを背面から見た姿図 座位における移乗介助支援ベルトの装着図 立位における移乗介助支援ベルトの装着図
介助者はベッドに寝たままの被介助者の下衣の着替えを済ませたら、ズボンをはかせる要領で、輪状になっている左右の縦ベルトにそれぞれ足を通し、腰の位置に横ベルトを装着する。ベルトのサイズは装着したときに両手の指が入る程度のゆとりが必要である。
介助者は、ベッドやイス等からの被介助者の立ち上がり時において、声かけを行い、被介助者の動作を確認しながら、股下を通る2本の縦ベルトに結合させた臀部に位置する短い横ベルト、または、腰部の横ベルトを掴み持ち上げることにより、被介助者は陰部を圧迫されることなく楽に腰を上げ立つことができる。
介助者は、被介助者の脚力に応じて、正面から、または横から、腰部、臀部に位置する横ベルトを両手、または片手で把持して被介助者を支えることにより、被介助者は安全に立位を保持し足を踏み出すことができる。ベルトが隠れる丈の上衣を着ている場合は、介助者は上衣の裾から中に手を入れてベルトを把持する。
在宅介護をしている家庭では、通院や外出に福祉車両ではない自家用車を使用する人が少なくない。車椅子から自動車へ乗り移るときの介助については、両脇を支えながら被介助者のお尻を座席に向け、自動車のフレームに頭をぶつけないように注意し、被介助者が座席に腰を下ろしたら横向きになっていた体を前向きにするという方法がある。
しかし、この方法は知識、技術、腕力等が必要であり、一般家庭において誰もが簡単にできるというものではない。一方、お尻から乗り入れるのではなく、多くの人が習慣としている足からの乗り入れを行う場合は、片足を上げ乗り込む時にもう一方の足がしっかりと自身の体重を支えることが必要で、これができなければバランスを崩し転倒してしまう。
被介助者の足からの乗り入れを可能にするため、被介助者が車内の手摺等を掴んで片足を上げ乗り入れるときに、介助者は着用している移乗介助支援ベルトの臀部にある横ベルトの結合部を把持したまま、被介助者の動きに合わせて持ち上げることによって、被介助者は脚への負担が軽減されて安全にスムーズな乗り入れができる。
車椅子からトイレの便座へ移乗する場合は、車椅子に座っているときに移乗介助支援ベルトのバックルを外し、さらにズボンの留め具を外してファスナーを下げておく。介助者は移乗介助支援ベルトの横ベルトを把持し、持ち上げて被介助者の立ち上がりを介助。歩みを誘導し、向きを変え、便座の前で被介助者がトイレの手摺に掴まり立っているときに、介助者はズボン及びリハビリパンツ等を下げ、被介助者の腕を支えながらゆっくりと便座に移乗させる。
このとき移乗介助支援ベルトはズボンと一緒に下がっている。車椅子に座っているときにバックルを外すのは立位の時間を短くするためであり、ズボンのウエスト部が総ゴム等簡単に下げられる場合はズボンを下げる時にバックルを外す。
この移乗介助支援ベルトの構造は、バックルが外れていても、両脚の付け根にしっかりと縦ベルトがセットされている状態であれば、横ベルトを掴んで持ち上げ被介助者を支えることができるが、これは例外的な使用方法であり、ベルトのずり落ちを防止するため普段はバックルを嵌めた状態で使用する。
ベルトの色柄をデザインし、正面から見える縦ベルトにレースやフリルを縫い付ける等の装飾をすることにより、とかく暗いイメージになりがちな介護用具を高齢女性にもファッション感覚で着用してもらうことが可能。一般家庭だけでなく介護施設などでの利用も見込まれる。
1、バックル
2、腰に装着する掴み用横ベルト
3、股下右側の縦ベルト
4、股下左側の縦ベルト
5、臀部の位置にある掴み用横ベルト
6、縫い付けられたクッション材を使用したキルティング様の食い込み防止材

Claims (2)

  1. 支えがあれば立位を保持できる程度の下肢機能が残存する被介助者の移乗介助支援のために使用するベルトであって、
    腰の位置に装着するための着脱可能な留め具付きの腰部把持用横ベルトと、
    この腰部把持用横ベルトに股下を通るように結合された2本の縦ベルトと、
    これら2本の縦ベルトの背面側臀部における股下位置と前記腰部把持用横ベルトとの中央位置よりも上側の位置に結合された短い臀部把持用横ベルトと、
    有する移乗介助支援ベルト。
  2. 2本の縦ベルトの内側に、荷重時の股への食い込みを低減させるクッション機能のある保護材を縫い付けた特徴を有する請求項1記載の移乗介助支援ベルト。
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