JPH0675618A - 加工中断機能を有する数値制御装置 - Google Patents

加工中断機能を有する数値制御装置

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JPH0675618A
JPH0675618A JP25215292A JP25215292A JPH0675618A JP H0675618 A JPH0675618 A JP H0675618A JP 25215292 A JP25215292 A JP 25215292A JP 25215292 A JP25215292 A JP 25215292A JP H0675618 A JPH0675618 A JP H0675618A
Authority
JP
Japan
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tool
machining
block
movement
tool movement
Prior art date
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Pending
Application number
JP25215292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Miyake
和徳 三宅
Hideo Suzuki
英雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
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Publication of JPH0675618A publication Critical patent/JPH0675618A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工中断機能を有する数値制御装置におい
て、工具やワークに対して悪影響を及ぼさずに加工中断
後の再開を自動的に行う。 【構成】 退避ブロック生成部8は、工具移動の停止指
令が外部から入力された場合に、予め記憶している退避
移動距離と既に実行した工具移動経路データに基づき、
前記停止指令が入力された時の工具位置から前記退避移
動距離分だけ前記工具移動経路データを遡る工具移動を
実行後に停止するデータブロックを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御工作機械にお
けるワークの加工中に加工を一時的に中断する機能を有
する数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御工作機械においては、所望の数
値制御プログラム(以下、NCプログラムと呼ぶ)に従
い数値制御装置が数値制御工作機械の工具,テーブル等
の移動を制御してテーブルに取り付けられたワークの加
工を制御している。ここで、作業者が加工の状況を確認
したい場合、操作パネルの一時停止ボタンを押したり切
削送りオーバーライドスイッチのオーバーライドを「0
%」にしたりして加工を一時的に中断させていた。そし
て、加工の状況を確認した後、再び起動ボタンを押した
り切削送りオーバーライドスイッチのオーバーライドを
変更して加工を再開させていた。
【0003】図4は、このような従来の加工中断機能を
有する数値制御装置の一例を示すブロック図である。N
Cプログラム解析部2はNCプログラム1を1ブロック
毎に読込んで解析し、移動位置・送り速度等SCを決定
して補間処理部3に送出する。補間処理部3は決定され
た移動位置・送り速度等SCより数値制御工作機械5の
もつ各移動軸に対するある単位時間毎の移動量MVを算
出し軸制御部4に送出する。そして、軸制御部4は算出
された各移動軸に対するある単位時間毎の移動量MVに
基づき数値制御工作機械5の工具・テーブル等を制御す
る。ここで、作業者が操作パネル6の一時停止ボタンを
押した場合は、入出力制御部7は一時停止ボタンが押さ
れたことを認識し「一時停止」の要求SRを補間処理部
3に送出する。補間処理部3は「一時停止」の要求SR
を検出すると各移動軸に対するある単位時間毎の移動量
を「0」とする。軸制御部4は数値制御工作機械5の工
具・テーブル等を停止して加工を中断させる。そして、
作業者が操作パネル6の起動ボタンを押すと、入出力制
御部7は起動ボタンが押されたことを認識し「起動」の
要求MRを補間処理部3に送出する。補間処理部3は
「起動」の要求MRを検出すると再び数値制御工作機械
5のもつ各移動軸に対するある単位時間毎の移動量MV
を算出し加工を再開させる。切削送りオーバーライドス
イッチを「0%」にすることにより一時停止した場合も
同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の加工中
断機能を有する数値制御装置においては、作業者が加工
の状況を確認するために操作パネルの一時停止ボタンを
押したり切削送りオーバーライドスイッチのオーバーラ
イドを「0%」にした時には、数値制御工作機械の工具
はワークと接触しており、工具およびワークに対して悪
影響(例えば、工具については工具摩耗、ワークについ
ては材質によって加工面の変質による表面硬化)を及ぼ
す。したがって、作業者は操作パネルの一時停止ボタン
を押したり切削送りオーバーライドスイッチのオーバー
ライドを「0%」にしたりして加工を一時的に中断させ
た時は、パルスハンドル等の手動操作により工具をワー
クから逃がし、加工の状況を確認した後、加工を再開さ
せるためにパルスハンドル等の手動操作により一時停止
した位置まで工具を戻し、再び起動ボタンを押したり切
削送りオーバーライドスイッチのオーバーライドを変更
して加工を再開させる必要があり、操作が煩わしいとい
う問題があった。本発明は上述した事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、工具やワークに対して悪影
響を及ぼさずに加工中断後の再開を自動的に行うことが
できる加工中断機能を有する数値制御装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工を一時的
に中断する機能を有する数値制御装置に関するものであ
り、本発明の目的は、工具移動の停止指令が外部から入
力された場合に、予め記憶している退避移動距離と既に
実行した工具移動経路データに基づき、前記停止指令が
入力された時の工具位置から前記退避移動距離分だけ前
記工具移動経路データを遡る工具移動を実行後に停止す
るデータブロックを生成する退避ブロック生成部を具備
することによって達成される。
【0006】
【作用】本発明にあっては、外部から工具移動の停止指
令が入力された場合に、工具を既に実行された工具移動
経路を遡って逃がした後工具移動を停止させるようにし
ているので、一時停止時に工具とワークの接触を防止す
ることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の加工中断機能を有する数値
制御装置の一例を図4に対応させて示すブロック図であ
り、同一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。退
避ブロック生成部8は外部から工具移動の停止指令が入
力された場合に、予め記憶している退避移動距離と既に
実行した工具移動経路データに基づき、停止指令が入力
された時の工具位置から退避移動距離分だけ工具移動経
路データを遡る工具移動を実行後に停止するデータブロ
ックを生成する。NCプログラム解析部2はNCプログ
ラム1を1ブロック毎に読込んで解析し、移動位置・送
り速度等SCを決定して補間処理部3に送出するととも
に、工具移動経路データとして各ブロックの形状データ
(直線の場合は終点のデータ、円弧の場合は終点、中
心、半径のデータ)DBを算出し退避ブロック生成部8
に送出する。補間処理部3は決定された移動位置・送り
速度等SCより数値制御工作機械5のもつ各移動軸に対
するある単位時間毎の移動量MVを算出し軸制御部4に
送出する。そして、軸制御部4は算出された各移動軸に
対するある単位時間毎の移動量MVに基づき数値制御工
作機械5の工具,テーブル等を制御する。
【0008】一方、退避ブロック生成部8は算出された
工具移動経路データ(各ブロックの形状データ)DBを
記憶する。ここで、工具移動経路データとして、NCプ
ログラム1の実行開始からの全ての工具移動経路データ
を記憶する必要はなく、例えば、現在実行中の工具移動
経路データから遡って10個のデータというように退避
ブロック生成に必要な分だけ記憶しておけば良い。さら
に、退避ブロック生成部8は図2のフローチャートに示
されるように、入出力制御部7を介して操作パネル6か
らの入力をチェックし(ステップS1)、一時停止ボタ
ンが押されたか、切削送りオーバーライドスイッチのオ
ーバーライドが「0%」かどうかをチェックする。(ス
テップS2,S3)。そして、一時停止ボタンが押され
たり切削送りオーバーライドスイッチのオーバーライド
が「0%」の場合は、記憶された工具移動経路データD
Bに基づき停止指令が入力された時の工具位置から退避
移動距離分だけ工具移動経路データを遡る工具移動を実
行後に停止する退避ブロックEBを生成し(ステップS
4)、入出力制御部7からの指令(一時停止あるいは切
削送りオーバーライドスイッチ「0%」という指令)S
Sおよび生成した退避ブロックEBを補間処理部3へ送
出する。
【0009】一方、判断ステップS2およびS3におい
て、一時停止ボタンが押されず、切削送りオーバーライ
ドスイッチのオーバーライドが「0%」でない場合は、
入出力制御部7からの指令SBのみをそのまま補間処理
部3へ送出する。補間処理部3は退避ブロック生成部8
からの指令として、一時停止あるいは切削送りオーバー
ライドスイッチ「0%」という指令SSを受取ると、ま
ず、一緒に送られてくる退避ブロックEBを実行し、そ
の後、停止処理を行い、全ての処理を終了する。ここ
で、退避ブロック生成部8で生成される退避ブロックに
ついて説明する。 ・ ・ ・ N0 G1 X=X0 Y=Y0 Z=Z0 F100. N1 X=X1 Y=X1 Z=Z1 N2 X=X2 Y=Y2 Z=Z2 ・ ・ ・
【0010】上記のようなNCプログラムは図3に示す
ような工具移動経路をとる。例えば、N2のブロック実
行時のPSTP(XS,YS,ZS)の点で一時停止あ
るいは切削送りオーバーライドスイッチ「0%」という
指令が操作パネル6から入力されたとすると、現在実行
中の工具移動経路データからN2のブロックは直線移動
であることが判り、一つ前の工具移動経路データにより
一つ前のブロックの終点(P1(X1,Y1,Z1))
が判る。したがって、退避移動距離(停止指令が入力さ
れた時の工具位置から工具移動経路データを遡って移動
する距離)をdとすると、PESC(XE,YE,Z
E)が決定され、データブロックとして、 G1 X=XE Y=YE Z=ZE というブロックが生成されることになる。退避移動距離
dは、予め退避ブロック生成部8内に設定されている。
もし、1ブロックの移動距離が退避移動距離dよりも小
さい場合は、順に工具移動経路データを遡ることにより
複数のデータブロックが生成される。そして、再び起動
された場合は、退避ブロック生成部8において生成され
た退避ブロックを逆に遡る復帰ブロックが退避ブロック
と同様に生成され、復帰ブロックを実行後、停止指令が
入力された時に実行していたNCプログラムを停止指令
が入力された位置から再び実行する。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の加工中断機能を有
する数値制御装置によれば、外部から工具移動の停止指
令が入力された場合に、工具を既に実行された工具移動
経路を遡って逃がした後工具移動を停止させるようにし
ているので、一時停止時に工具とワークは接触せず、工
具およびワークに悪影響を及ぼさず、かつ、安全に工具
移動を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工中断機能を有する数値制御装置の
一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の主要部の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の動作を説明するための説明図である。
【図4】従来の加工中断機能を有する数値制御装置の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
8 退避ブロック生成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工を一時的に中断する機能を有する数
    値制御装置において、工具移動の停止指令が外部から入
    力された場合に、予め記憶している退避移動距離と既に
    実行した工具移動経路データに基づき、前記停止指令が
    入力された時の工具位置から前記退避移動距離分だけ前
    記工具移動経路データを遡る工具移動を実行後に停止す
    るデータブロックを生成する退避ブロック生成部を備え
    たことを特徴とする加工中断機能を有する数値制御装
    置。
JP25215292A 1992-08-27 1992-08-27 加工中断機能を有する数値制御装置 Pending JPH0675618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25215292A JPH0675618A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 加工中断機能を有する数値制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP25215292A JPH0675618A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 加工中断機能を有する数値制御装置

Publications (1)

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JPH0675618A true JPH0675618A (ja) 1994-03-18

Family

ID=17233208

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JP25215292A Pending JPH0675618A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 加工中断機能を有する数値制御装置

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JP (1) JPH0675618A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938531B2 (en) 2000-03-31 2005-09-06 Hitachi Koki Co., Ltd. Reciprocal-movement power tool
JP2019220093A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 ファナック株式会社 数値制御装置
WO2022030437A1 (ja) * 2020-08-05 2022-02-10 ファナック株式会社 数値制御装置、製造機械、および製造機械の制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10996655B2 (en) 2018-06-22 2021-05-04 Fanuc Corporation Numerical controller
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