JPH07302103A - モーションコントローラ - Google Patents

モーションコントローラ

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JPH07302103A
JPH07302103A JP11456294A JP11456294A JPH07302103A JP H07302103 A JPH07302103 A JP H07302103A JP 11456294 A JP11456294 A JP 11456294A JP 11456294 A JP11456294 A JP 11456294A JP H07302103 A JPH07302103 A JP H07302103A
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movement
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公美雄 斎藤
Tetsuji Motonami
鉄二 本並
Nobuyuki Matsuoka
信行 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被加工部材の送り出しに同期して被加工部材を
所定寸法に切断する定寸切りシステムにおいて、電子カ
ム機能による運転パターンを自動生成する。 【構成】定寸切りシステムにおいて、マスタ位置信号を
入力することによりスレーブ位置信号を出力する電子カ
ム機能によって被加工部材の送り出しに同期させるため
の加減速動作と切断のためのカット加工動作とを含む加
工具の動作サイクルを制御する電子カム処理部を備え、
加工具の移動範囲に対する加減速動作範囲の比率および
加工具の移動範囲に対するカット加工動作範囲の比率を
入力することにより、電子カム機能における運転パター
ンを自動計算する手段を設けたことを特徴とするモーシ
ョンコントローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺の被加工部材を
所定寸法に切断する加工機械等を制御するモーションコ
ントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、長尺の被加工部材を所定寸法に
切断する従来の定寸切りシステムを示す概要図であり、
101は所定寸法に切断される被加工部材であるワー
ク、102は加工具としてのカッタ、103はコンベ
ア、104はコンベア103の駆動部に取り付けた同期
エンコーダ、105は高速カウンタ、106はコントロ
ーラ、107aはカッタ102の上下方向の位置制御を
行うサーボアンプ1軸目、107bはカッタ102の水
平方向の位置制御を行うサーボアンプ2軸目、108a
はカッタ102を上下方向に駆動するサーボモータ1軸
目、108bはカッタ102を水平方向に駆動するサー
ボモータ2軸目である。
【0003】図10は、従来のコントローラ内部の処理
ステップを示すブロック図であり、111はシーケンス
制御部、112はモーション制御部、113はシーケン
ス制御部111とモーション制御部112との信号やデ
ータの入出力を行うメモリである。
【0004】図11は、従来の定寸切りのプログラム例
であり、図11aはシーケンス制御部111で処理され
るプログラム例、図11bはモーション制御部112で
処理されるプログラム例である。
【0005】図12は、従来の定寸切りシステムにおけ
る速度パターンを示す線図であり、このシステムの起動
は高速カウンタ105からコントローラ106に出力さ
れる起動信号109により行われる。T11は起動信号
109が入力後コンベア103と同一速度までに加速す
る時間であり、T12はコンベア103と同一速度で移
動する時間であり、この時間T12の間においてカット
動作を行う。T13は減速する時間であり、T14・T
15・T16は反対方向に移動する加速・等速・減速の
時間であり、T17は次の起動信号が入力されるまで待
機している時間である。
【0006】図13は、従来のコントローラにおいてM
コード処理をする場合のプログラム例を示すものであ
り、図13aはシーケンス制御部111で処理されるプ
ログラム、図13bはモーション制御部112で処理さ
れるプログラムである。
【0007】次に動作について説明する。図9におい
て、コンベア103によりワーク101がその長手方向
に左方から右方へ向かって送られる。ワーク101の送
りに伴い、コンベア103の駆動部に取り付けた同期エ
ンコーダ104からパルス出力が発生する。このパルス
を高速カウンタ105によってカウント動作を行い、指
定されたパルス毎にコントローラ106に対した起動信
号109を出力する。
【0008】図9および10において、コントローラ1
06のシーケンス制御部111は、図11aにプログラ
ム例を示すそのプログラム機能によって起動信号109
を検知して、メモリ113を介してモーション制御部1
12に図11bに例示するプログラムの起動を指令す
る。モーション制御部112では、そのプログラム機能
により直線補間プログラムG1を実行してサーボアンプ
1軸目107aに指令位置信号を出力する。サーボアン
プ1軸目107aは、指令位置信号にしたがってサーボ
モータ108aの位置制御を行う。なお、モーション制
御部112では、直線補間プログラムG1による指令速
度がコンベア103の速度と同一になる状態でプログラ
ムM10を実行するようにプログラムを作成する必要が
ある。プログラムM10により定寸切り用のカッタ10
2を下降させ、ワーク101をカットして、さらにカッ
タ102を上昇させる。カット後にカッタ102をスタ
ート点に復帰させ、次に高速カウンタ105が起動信号
109を出力するまで停止している。従来の定寸切りシ
ステムは、以上の動作を繰り返し実行する。
【0009】次に、従来のコントローラでのMコード処
理の動作について説明する。図13bのモーションプロ
グラムを実行するとX100の座標位置に移動後、Mコ
ード(M10)を実行する。これにより、モーション制
御部112はメモリ113のファイルレジスタR20に
Mコードデータを出力してMコード出力中はX1B0が
ONにする。図13aのシーケンスプログラムではMコ
ード出力中X1B0がONになっているときファイルレ
ジスタR20に格納されているデータの値をチェックし
て外部信号Y0へ出力する。外部の機器によって所定の
処理完了を確認後(X10がON)、シーケンス制御部
111からモーション制御部112へM機能完了信号
(Y1A6)を出力する。これにより、モーション制御
部112はM10を完了して、次のプログラムを実行す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の定寸切りシステ
ムでは以上のように構成されているので高速カウンタを
外部に設ける必要があり、高速カウンタからシーケンス
制御部を介してモーション制御部のプログラムを起動す
るまでの応答遅れがあり、さらに、速度パターンを計算
する必要がある。また、非常停止ならびに電源断等によ
り各同期軸の間に位相ずれが発生した場合スタート点に
復帰してから再スタートする必要がある。NC言語で作
成したプログラムの停止、起動をMコードで行うとNC
言語だけではなくシーケンスプログラムも変更する必要
があり、取扱上不便である。
【0011】第1の発明は、加工具の移動パターンを決
定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅速な動
作処理で的確に行うことを目的とする。
【0012】第2の発明は、加工具の移動パターンを決
定するためのプログラムの作成変更をモーション制御部
への入力により容易かつ迅速な動作処理で的確に行うこ
とを目的とする。
【0013】第3の発明は、電子カム機能の運転パター
ンを決定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅
速な動作処理で的確に行うことを目的とする。
【0014】第4の発明は、加工具の移動範囲に対する
加減速動作範囲の比率および移動範囲に対する加工動作
範囲の比率を入力することにより加工具の移動パターン
を決定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅速
な動作処理で的確に行うことを目的とする。
【0015】第5の発明は、加工具の移動範囲に対する
加減速動作範囲の比率および移動範囲に対する戻り動作
範囲の比率を入力することにより加工具の移動パターン
を決定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅速
な動作処理で的確に行うことを目的とする。
【0016】第6の発明は、加工具の移動範囲に対する
加減速動作範囲の比率および戻り動作送り倍率を入力す
ることにより加工具の移動パターンを決定するためのプ
ログラムの作成変更を容易かつ迅速な動作処理で的確に
行うことを目的とする。
【0017】第7の発明は、加工具の移動範囲に対する
加工動作範囲の比率および戻り動作送り倍率を入力する
ことにより加工具の移動パターンを決定するためのプロ
グラムの作成変更を容易かつ迅速な動作処理で的確に行
うことを目的とする。
【0018】第8の発明は、電子カム機能による同期運
転中にマスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置信
号との間に位相ずれが発生した場合、電子カム機能によ
る再運転を容易かつ迅速な動作処理で的確に行うことを
目的とする。
【0019】第9の発明は、電子カム機能による同期運
転中にマスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置信
号との間に位相ずれが発生した場合、スレーブ位置信号
の現在値に対応した仮想マスタ位置を実マスタ位置まで
移動することによりスレーブ位置を実マスタ位置と同期
する位置まで移動し、電子カム機能による再運転を容易
かつ迅速な動作処理で的確に行うことを目的とする。
【0020】第10の発明は、電子カム機能による同期
運転中にマスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置
信号との間に位相ずれが発生した場合、スレーブ位置の
現在値に対応した仮想マスタ位置に実マスタ位置を移動
させ仮想マスタ位置と一致したらスレーブ位置の制御動
作を再開するようにして、電子カム機能による再運転を
容易かつ迅速な動作処理で的確に行うことを目的とす
る。
【0021】第11の発明は、マスタ位置信号と同期す
るスレーブ位置信号によって制御動作を行う電子カム機
能による同期運転中にスレーブ位置が所定のストローク
をオーバーした場合、最寄りのストロークの端まで移動
し、電子カム機能による再運転を容易かつ迅速な動作処
理で的確に行うことを目的とする。
【0022】第12の発明は、NC言語で作成したプロ
グラム情報に応じ加工具を被加工部材の移動に追従移動
させ加工動作を行なうものにおいて、前記プログラム情
報において指定した信号の状態が条件を満たすまで停止
し、的確な動作を行わせることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるモー
ションコントローラは、加工具の移動範囲に対する加減
速動作範囲の比率を入力することにより前記加工具の移
動パターンを決定する手段を備えたものである。
【0024】第2の発明に係わるモーションコントロー
ラは、シーケンス制御部の出力に応じて作動するモーシ
ョン制御部に加工具の移動範囲に対する加減速動作範囲
の比率を入力することにより前記加工具の移動パターン
を決定する手段を備えたものである。
【0025】第3の発明に係わるモーションコントロー
ラは、加工具の移動範囲に対する加減速動作範囲の比率
を入力することにより電子カム機能における運転パター
ンを自動計算する手段を備えたものである。
【0026】第4の発明に係わるモーションコントロー
ラは、加工具の移動範囲に対する加減速動作範囲の比率
および移動範囲に対する加工動作範囲の比率を入力する
ことにより前記加工具の移動パターンを決定する手段を
備えたものである。
【0027】第5の発明に係わるモーションコントロー
ラは、移動範囲に対する加減速動作範囲の比率および移
動範囲に対する戻り動作範囲の比率を入力することによ
り前記加工具の移動パターンを決定する手段を備えたも
のである。
【0028】第6の発明に係わるモーションコントロー
ラは、加工具の移動範囲に対する加減速動作範囲の比率
および戻り動作送り倍率を入力することにより前記加工
具の移動パターンを決定する手段を備えたものである。
【0029】第7の発明に係わるモーションコントロー
ラは、加工具の移動範囲に対する加工動作範囲の比率お
よび戻り動作送り倍率を入力することにより前記加工具
の移動パターンを決定する手段を備えたものである。
【0030】第8の発明に係わるモーションコントロー
ラは、電子カム機能による同期運転中にマスタ位置信号
とこれに同期するスレーブ位置信号との間に位相ずれが
発生した場合、実マスタ位置信号に対応したスレーブ位
置信号の同期位置と現在位置との誤差信号を計算する手
段、スレーブ位置を前記同期位置まで移動する手段を備
えたものである。
【0031】第9の発明に係わるモーションコントロー
ラは、電子カム機能による同期運転中にマスタ位置信号
とこれに同期するスレーブ位置信号との間に位相ずれが
発生した場合、スレーブ位置信号の現在値に対応した仮
想マスタ位置信号を計算する手段、仮想マスタ位置を実
マスタ位置まで移動することによりスレーブ位置を実マ
スタ位置と同期する位置まで移動する手段を備えたもの
である。
【0032】第10の発明に係わるモーションコントロ
ーラは、マスタ位置信号と同期するスレーブ位置信号に
よって制御動作を行う電子カム機能による同期運転中に
マスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置信号との
間に位相ずれが発生した場合、スレーブ位置の現在値に
対応した仮想マスタ位置信号を計算する手段、実マスタ
位置を移動させ仮想マスタ位置と一致したらスレーブ位
置の制御動作を再開する手段を備えたものである。
【0033】第11の発明に係わるモーションコントロ
ーラは、マスタ位置信号と同期するスレーブ位置信号に
よって制御動作を行う電子カム機能による同期運転中に
スレーブ位置が所定のストロークをオーバーした場合、
最寄りのストロークの端まで移動する手段と、ストロー
ク端に対応した仮想マスタ位置を求める手段とを備えた
ものである。
【0034】第12の発明に係わるモーションコントロ
ーラは、NC言語で作成したプログラム情報に応じ加工
具を被加工部材の移動に追従移動させ加工動作を行なう
ものにおいて、前記プログラム情報において指定した信
号の状態が条件を満たすまで動作を停止させる手段を備
えたものである。
【0035】
【作用】第1から第7の発明におけるモーションコント
ローラでは、無次元化された各種パラメータを入力する
ことにより無次元化された電子カム機能における運転パ
ターンを自動生成することができる。
【0036】この運転パターンに定寸切りする長さを乗
じることにより機械の位置データを作成することができ
る。
【0037】また、スレーブ軸の必要なストロークも自
動計算される。
【0038】第8から第11の発明におけるモーション
コントローラでは、非常停止や電源断により発生する各
同期軸の位相ずれを補正するために各スレーブ軸の仮想
マスタ位置をカムテーブルから計算して、仮想マスタ軸
と実マスタ軸の位相を合わせるようにしている。
【0039】第12の発明におけるNC言語では、プロ
グラムで指定したデバイスがONまたはOFFするまで
待つ命令を追加している。
【0040】
【実施例】図1は長尺の被加工部材を所定寸法に切断す
る定寸切りシステムを示す概要図であり、101は所定
寸法に切断される被加工部材であるワーク、102は加
工具としてのカッタ、103はコンベア、104はコン
ベア103の駆動部に取り付けた同期エンコーダ、10
5は高速カウンタ、106はコントローラ、107aは
カッタ102の上下方向の位置制御を行うサーボアンプ
1軸目、107bはカッタ102の水平方向の位置制御
を行うサーボアンプ2軸目、108aはカッタ102を
上下方向に駆動するサーボモータ1軸目、108bはカ
ッタ102を水平方向に駆動するサーボモータ2軸目で
ある。1はコンベア103の駆動回転軸に取り付けた同
期エンコーダ104から発生するパルス出力である。
【0041】図2はコントローラ内部の処理ステップを
示すブロック図であり、111はシーケンス制御部、1
12はモーション制御部、113はシーケンス制御部1
11とモーション制御部112との信号やデータの入出
力を行うメモリである。2は同期エンコーダ104から
発生するパルス1をカウントアップするエンコーダカウ
ンタである。
【0042】図1および図2において、コントローラ1
06のシーケンス制御部111は、そのプログラム機能
によってモーション制御部112にプログラム処理を指
令する。モーション制御部112はプログラム情報に応
じ加工具としてのカッタ102を被加工部材であるワー
ク101に同期して追従移動させ加工動作を行わせるた
めの指令信号を発生する。これらのプログラムは図11
に示す従来システムのプログラム例と同様である。シー
ケンス制御部111のプログラム例は図11aに示すプ
ログラム例と同様であり、モーション制御部112のプ
ログラム例は図11bに示すプログラム例と同様であ
る。但し、従来システムでは、同期エンコーダ104か
らのパルス出力がシーケンス制御部111に入力される
のに対し、この発明では、エンコーダカウンタ2を介し
てモーション制御部112に入力される。
【0043】図3はモーション制御部112で処理する
電子カムシステムのブロック図であり、31は実マスタ
位置出力部、32は実マスタ位置出力部31の移動量出
力、33a・33bは各スレーブ軸に対応した仮想マス
タ位置、34a・34bは仮想マスタ位置33a・33
bに正転・逆転の移動量を出力して実マスタ位置31と
の位相を調整する仮想マスタ指令部、35a・35bは
仮想マスタ位置33a・33bに同期したスレーブ軸の
位置を生成する電子カム処理部、36a・36bはサー
ボアンプ107a・107bへ出力するスレーブ位置信
号部、37a・37bはスレーブ位置信号部36a・3
6bに対して正転・逆転の移動量を出力してマスタ軸の
位置に対応した同期位置へ移動するためのスレーブ指令
部である。
【0044】図4aにおいて、横軸は無次元化されたマ
スタ位置、すなわち加工具102を被加工部材101に
追従移動させ加工動作を行う動作サイクルを繰り返す場
合のマスタ位置を寸法単位を持たない無名数の値で示す
ものであり、1サイクルの最大値は1.0である。縦軸
は無次元化されたスレーブ移動量を示すものであって、
F1はコンベアと同一方向に移動してワークをカットす
るときのカット加工動作送り倍率でありマスタ軸の移動
に対する倍率は、1.0の定数である。F2はスタート
点へ復帰するときの戻り動作送り倍率でありマスタ軸に
対する倍率は、他の設定値により決定される。T1はカ
ット加工動作比率、すなわち前記動作サイクルにおける
マスタ位置の全移動範囲に対する加工動作範囲の比率を
示すものであり、T2は加減速動作比率、すなわち前記
動作サイクルにおけるマスタ位置の全移動範囲に対する
加減速動作範囲の比率を示すものであり、T3は戻り動
作比率、すなわち前記動作サイクルにおけるマスタ位置
の全移動範囲に対する加減速動作範囲の比率を示すもの
である。ここでは、加工動作比率・加減速動作比率・戻
り動作比率をマスタ位置の移動範囲によって示した。こ
れはスレーブ位置、すなわち加工具102の位置の移動
範囲と所定の関係で対応するものである。
【0045】図4bにおいて、横軸は、図4aと同様に
無次元化されたマスタ位置を示すものであり、縦軸は、
無次元化されたスレーブ位置を示すものである。
【0046】図5a・図5bは、図3の応用例を表した
図であり、任意のパラメータを設定したときの例であ
る。図5cは、図5a・図5bに対応したカムテーブル
のデータ例である。
【0047】図6aは、運転中に非常停止や電源断等に
より各同期軸の位相ずれが発生した例であり、P1は非
常停止または電源断が発生した実マスタ軸の位置、P2
は実マスタ軸が停止した位置、P3はスレーブ軸に対応
した仮想マスタ位置、Ps0はスレーブ軸が停止した位
置、Ps1は実マスタ軸に対応したスレーブ軸の位置を
示すものである。
【0048】図6bは、運転中に非常停止や電源断によ
りスレーブ軸が通常のストロークをオーバした場合の例
であり、P1は非常停止または電源断が発生した実マス
タ軸の位置、P2は実マスタ軸が停止した位置、P3は
ストローク端に対応した仮想マスタ位置、Ps0はスレ
ーブ軸がオーバランして停止した位置、Ps1実マスタ
軸の位置P2に対応したスレーブ軸の位置、Ps2は最
寄りのスレーブ軸のストローク端を示すものである。
【0049】図7aはWAIT命令のプログラム例、図
7bはWAITON命令の処理概要、図7cはWAIT
OOF命令の処理概要を表している。
【0050】次に動作について説明する。図1におい
て、従来例と同様に、コンベア103により長尺の被加
工材であるワーク101が送られる。ワーク101の送
りにともない、コンベア103の駆動回転軸に取り付け
られた同期エンコーダ104からパルス出力が発生す
る。このパルスをコントローラ106内のエンコーダカ
ウンタ2によりカウントし、このカウンタ2の値から実
マスタ軸の位置信号を生成して、このマスタ軸の位置に
同期してカム制御を行う。
【0051】定寸切り用の電子カムでは、図4の横軸に
示すようにマスタ軸の1サイクルを無次元化して1.0
としており、これは定寸切りするワーク101の長さに
等しい。図4において斜線で示した面積についても定寸
切りするワークの長さに相当する。正方向(または負方
向)の面積は、スレーブ軸のストロークに相当してお
り、定寸切りシステムでは、正方向の面積と負方向の面
積が等しいことが条件になる。したがって、図4から次
の関係式を導くことができる。
【0052】コンベア103と同一方向の移動距離L1
は、次のようになる。 L1=F1×[T1+T2×F1/(F1+F2)]……………(式1) コンベアと逆方向の移動距離L2は、次のようになる。 L2=F2×[T3+T2×F2/(F1+F2)]……………(式2) 定寸切りシステムでは、L1=L2から次の関係式にな
る。 F1×[T1+T2×F1/(F1+F2)]=F2×[T3+T2×F2/ (F1+F2)] T3=1−T1−2×T2……………………………………………(式3)
【0053】戻り動作送り倍率F2は、(式3)から加
減速動作比率T2とカット動作比率T1とをパラメータ
で与えれば、次の計算式から求められる。 F2=F1×[(T1+T2)/(1−T1−T2)]…………(式4) ここで、カット動作比率T1、加減速動作比率T2に任
意の値を設定すると戻り動作送り倍率F2、スレーブ軸
ストロークL1は次のようになる。 T1=0.3、T2=0.2、F1=1.0とすると F2=1.0、L1=0.4(図5参照) T1=0.5、T2=0.2、F1=1.0とすると F2=1.5、L1=0.58 T1=0.1、T2=0.1、F1=1.0とすると F2=2.5、L1=0.18
【0054】カット動作比率T1は、(式3)から加減
速動作比率T2と戻り動作送り倍率F2とをパラメータ
で与えれば、次の計算式から求められる。 T1=[F2/(F1+F2)]−T2……………………………(式5) ここで、加減速動作比率T2、戻り動作送り倍率F2に
任意の値を設定するとカット動作比率T1、スレーブ軸
ストロークL1は次のようになる。 T2=0.2、F1=1.0、F2=1.0とすると T1=0.3、L1=0.4(図5参照) T2=0.2、F1=1.0、F2=1.5とすると T1=0.5、L1=0.58 T2=0.1、F1=1.0、F2=0.25とすると T1=0.1、L1=0.18
【0055】第7の発明においては、(式3)からカッ
ト動作比率T1と戻り動作送り倍率F2とをパラメータ
で与えれば、加減速動作比率T2は、次の計算式から求
められる。
【0056】 T2=[F2/(F1+F2)]−T1……………………………(式6) ここで、カット動作比率T1、戻り動作送り倍率F2に
任意の値を設定すると加減速動作比率T2、スレーブ軸
ストロークL1は次のようになる。 T1=0.3、F1=1.0、F2=1.0とすると T2=0.2、L1=0.4(図5参照) T1=0.5、F1=1.0、F2=1.5とすると T2=0.2、L1=0.58 T1=0.1、F1=1.0、F2=0.25とすると T2=0.1、L1=0.18
【0057】以上のような計算により図5および図6に
示すような定寸切りの運転パターンつまり電子カムのデ
ータテーブルが作成される。同期エンコーダ104から
入力されたマスタ軸の位置に対応したスレーブ軸の無次
元化した位置を前記データテーブルから計算する。さら
に、定寸切りの長さを掛けるとスレーブ軸の位置を計算
することができる。このようにして電子カム機能におけ
る運転パターンを自動計算することができ、定寸切りシ
ステムの運転パターンに関するプログラムが自動生成さ
れる。
【0058】次に電子カムによって同期運転中に非常停
止や電源断になり、各同期軸の位相ずれが発生した場合
に位相合わせを行い、再度同期運転を行う方式について
説明する。
【0059】図7aの位相ずれが発生した例では、実マ
スタ軸がP1の位置で非常停止や電源断が発生すると実
マスタ軸は惰走してP2の位置で停止、スレーブ軸は惰
走してPs0の位置で停止している。
【0060】第8の発明の実施例は、実マスタ軸の位置
P2に対応したスレーブ軸の位置Ps0を図6cのよう
な電子カムテーブルから計算して、スレーブ軸の誤差=
Ps0−Ps0を計算する。さらに、この誤差の量だけ
スレーブ指令部37から移動量を出力してスレーブ位置
36を更新させ実マスタ位置P2に対応した位置にスレ
ーブ軸を位置決めする。これにより、再度同期運転を行
うことができる。
【0061】第9の発明の実施例は、スレーブ軸の停止
位置Ps0に対応した仮想マスタ軸の位置を図6のよう
な電子カムテーブルから計算して、実マスタ軸の停止位
置P2と仮想マスタ軸の停止位置P3の誤差=P2−P
3を計算する。さらに、この誤差の量だけ図3の仮想マ
スタ指令部34により正転または逆転の移動量を出力し
て仮想マスタ位置33を更新させ実マスタ位置31の位
置に合わせる。仮想マスタ位置33の更新により電子カ
ム指令部35を通してスレーブ位置36を更新してスレ
ーブ軸が実マスタ位置P2に対応した位置に移動する。
スレーブ軸と実マスタ軸との位相合わせが完了後、再度
同期運転を行う。
【0062】第10の発明の実施例は、スレーブ軸の停
止位置Ps0に対応した仮想マスタ軸の位置を図6のよ
うな電子カムテーブルから計算して、実マスタ軸の停止
位置P2と仮想マスタ軸の停止位置P3の誤差=P2−
P3を計算する。さらに、この誤差の量だけ図3の実マ
スタ位置31を移動させ仮想マスタ位置33と一致した
軸から再度同期運転を行う。
【0063】図7bのストロークをオーバした例に示す
ように実マスタ軸がP1の位置で非常停止や電源断が発
生すると実マスタ軸は惰走してP2の位置で停止、スレ
ーブ軸は惰走してPs0の位置で停止している。
【0064】第11の発明の実施例は、最寄りのストロ
ーク端Ps2と仮想マスタ軸の位置P3を図5cのよう
な電子カムテーブルから計算して、ストローク端までの
誤差=Ps2−Ps0を計算する。この誤差の量だけス
レーブ指令部37によりスレーブ位置36を更新してス
レーブ軸を移動させる。その後、仮想マスタ軸の位置P
3と実マスタ軸の位置P2の誤差を計算する。実マスタ
軸と仮想マスタ軸の位相合わせは、前記第9の発明およ
び第10の発明の実施例と同じである。
【0065】第12の発明の実施例は、モーション制御
部112のプログラム(NC言語)のみで外部の信号の
ON/OFFを確認して次ブロックを実行する命令と処
理概要である。NC言語の中にWAITON[信号名
称]をプログラミングすると図7bのWAITON処理
に示すように[信号名称]で指定したデバイスがONに
なったらWAITON命令を完了して次ブロックを実行
する。同様に、NC言語の中にWAITOFF[信号名
称]をプログラミングすると図8のWAITOFF処理
に示すように[信号名称]で指定したデバイスがOFF
になったらWAITOFF命令を完了して次ブロックを
実行する。
【0066】上記の通りこの発明の実施例について説明
した。この発明は、工作機械を制御する数値制御装置に
も適用可能である。
【0067】
【発明の効果】第1の発明によれば、加工具の移動範囲
に対する加減速動作範囲の比率を入力することにより加
工具の移動パターンを決定でき、加工具の移動パターン
を決定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅速
な動作処理で的確に行うことができる。
【0068】第2の発明によれば、モーション制御部に
加工具の移動範囲に対する加減速動作範囲の比率を入力
することにより加工具の移動パターンを決定でき、加工
具の移動パターンを決定するためのプログラムの作成変
更を容易かつ迅速な動作処理で的確に行うことができ
る。
【0069】第3の発明によれば加工具の移動範囲に対
する加減速動作範囲の比率を入力することにより電子カ
ム機能における運転パターンを決定でき、電子カム機能
における運転パターンを決定するためのプログラムの作
成変更を容易かつ迅速な動作処理で的確に行うことがで
きる。
【0070】第4の発明によれば、加工具の移動範囲に
対する加減速動作範囲の比率および加工具の移動範囲に
対する加工動作範囲の比率を入力することにより加工具
の移動パターンを決定でき、加工具の移動パターンを決
定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅速な動
作処理で的確に行うことができる。
【0071】第5の発明によれば、加工具の移動範囲に
対する加減速動作範囲の比率および加工具の移動範囲に
対する戻り動作範囲の比率を入力することにより加工具
の移動パターンを決定でき、加工具の移動パターンを決
定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅速な動
作処理で的確に行うことができる。
【0072】第6の発明によれば、加工具の移動範囲に
対する加減速動作範囲の比率および加工具の移動範囲に
対する戻り動作送り倍率範囲の比率を入力することによ
り加工具の移動パターンを決定でき、加工具の移動パタ
ーンを決定するためのプログラムの作成変更を容易かつ
迅速な動作処理で的確に行うことができる。
【0073】第7の発明によれば、加工具の移動範囲に
対する加工動作範囲の比率および加工具の移動範囲に対
する戻り動作送り倍率範囲の比率を入力することにより
加工具の移動パターンを決定でき、加工具の移動パター
ンを決定するためのプログラムの作成変更を容易かつ迅
速な動作処理で的確に行うことができる。
【0074】第8の発明によれば、電子カム機能による
同期運転中に非常停止などによりマスタ位置信号とこれ
に同期するスレーブ位置信号との間に位相ずれが発生し
た場合、実マスタ位置に対応した同期位置までスレーブ
位置を短時間で移動させ、電子カム機能による再運転を
容易かつ迅速な動作処理で的確に行うことができる。
【0075】第9の発明によれば、電子カム機能による
同期運転中に非常停止などによりマスタ位置信号とこれ
に同期するスレーブ位置信号との間に位相ずれが発生し
た場合、スレーブ位置の現在値に対応した仮想マスタ位
置を実マスタ位置まで移動することによりスレーブ位置
を実マスタ位置と同期する位置まで移動し、スレーブ位
置を同期中の位置関係を維持しながら同期位置まで移動
して、電子カム機能による再運転を容易かつ迅速な動作
処理で的確に行うことができる。
【0076】第10の発明によれば、電子カム機能によ
る同期運転中に非常停止などによりマスタ位置信号とこ
れに同期するスレーブ位置信号との間に位相ずれが発生
した場合、スレーブ位置の現在値に対応した仮想マスタ
位置に実マスタ位置を移動させ仮想マスタ位置に一致し
たらスレーブ位置の制御を再開するようにし、仮想マス
タ位置と一致したスレーブ位置の制御について順次同期
を再開できるようにし、電子カム機能による再運転を容
易かつ迅速な動作処理で的確に行うことができる。
【0077】第11の発明によれば、電子カム機能によ
る同期運転中に非常停止などによりスレーブ位置が所定
のストロークをオーバした場合でも、最寄りのストロー
ク端に移動させて同期を再開し、電子カム機能による再
運転を容易かつ迅速な動作処理で的確に行うことができ
る。
【0078】第12の発明によれば、シーケンス制御部
のプログラムの変更なしにNC言語のみの変更により各
種信号状態を確認しながらプログラムの実行をコントロ
ールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による定寸切りシステムを
表す概要図である。
【図2】この発明の一実施例によるコントローラの内部
処理ブロック図である。
【図3】この発明の一実施例によるモーション制御部内
の電子カムシステムブロック図である。
【図4】この発明の一実施例による定寸切りシステム用
の電子カム運転パターンを示す線図である。
【図5】この発明による定寸切りシステム用の電子カム
運転パターンに任意の値を設定した例を示す線図であ
る。
【図6】この発明による定寸切りシステム用の電子カム
運転パターンに任意の値を設定した場合の電子カムテー
ブル応用例を示す図である。
【図7】この発明の一実施例による電子カムシステムに
おいて非常停止や電源断により位相ずれが発生したとき
のマスタ位置とスレーブ位置の関係を表す線図である。
【図8】この発明の一実施例によるNC言語のみで信号
状態を確認しながらプログラムムを実行することができ
るプログラム例とその概要フローを示す図である。
【図9】従来の定寸切りシステムを示す概念図である。
【図10】従来の定寸切りシステムに対応したコントロ
ーラの内部処理ブロック図である。
【図11】従来の定寸切りシステムにおいて実行してい
たプログラム例を示す図である。
【図12】従来の定寸切りシステムの運転パターンを示
す線図である。
【図13】従来のNC言語により各種信号状態を確認す
るためのプログラム例を示す図である。
【符号の説明】
31 実マスタ位置出力部 32 マスタ移動量 33a・33b 仮想マスタ位置信号部 34a・34b 仮想マスタ指令部 35a・35b 電子カム処理部 36a・36b スレーブ位置信号部 37a・37b スレーブ指令部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/06 H 19/19 M G05D 3/00 Q 5/00 A 5/03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム情報に応じ加工具を被加工部
    材の移動に追従移動させ加工動作を行なうものにおい
    て、前記加工具を被加工部材に追従させるための加減速
    動作と加工具による加工のための加工動作とを含む一連
    の動作を繰り返し行うにあたり、前記加工具の前記一連
    動作での移動範囲に対する加減速動作範囲の比率を入力
    することにより前記加工具の移動パターンを決定する手
    段を備えたことを特徴とするモーションコントローラ。
  2. 【請求項2】 プログラム情報に応じ加工具を所定の位
    置範囲で移動して被加工部材に対し加工動作を行なうも
    のにおいて、寸法単位を持つ位置情報を含む前記加工動
    作情報に関するシーケンスを制御するシーケンス制御部
    と、このシーケンス制御部の出力に応じて作動し前記加
    工動作を行う信号を出力するモ−ション制御部とを備
    え、前記モーション制御部に前記加工具の移動範囲に対
    する加減速動作範囲の比率を入力することにより前記加
    工具の移動パターンを決定する手段を備えたことを特徴
    とするモーションコントローラ。
  3. 【請求項3】 被加工部材の送り出しに同期して被加工
    部材を所定寸法に切断する定寸切りシステムにおいて、
    マスタ位置信号を入力することによりスレーブ位置信号
    を出力する電子カム機能によって被加工部材の送り出し
    に同期させるための加減速動作と切断のためのカット加
    工動作とを含む加工具の動作サイクルを制御する電子カ
    ム処理部を備え、前記加工具の移動範囲に対する加減速
    動作範囲の比率を入力することにより前記電子カム機能
    における運転パターンを自動計算する手段を設けたこと
    を特徴とするモーションコントローラ。
  4. 【請求項4】 加工具の移動位置範囲に対する加減速動
    作範囲の比率および移動位置範囲に対する加工動作範囲
    の比率を入力することにより前記加工具の移動パターン
    を決定する手段を備えたことを特徴とする請求項1、請
    求項2または請求項3のモーションコントローラ。
  5. 【請求項5】 移動範囲に対する加減速動作範囲の比率
    および移動範囲に対する戻り動作範囲の比率を入力する
    ことにより前記加工具の位置移動パターンを決定する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2または
    請求項3のモーションコントローラ。
  6. 【請求項6】 加工具の移動範囲に対する加減速動作範
    囲の比率および戻り動作送り倍率を入力することにより
    前記加工具の移動パターンを決定する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3のモー
    ションコントローラ。
  7. 【請求項7】 加工具の移動範囲に対する加工動作範囲
    の比率および戻り動作送り倍率を入力することにより前
    記加工具の移動パターンを決定する手段を備えたことを
    特徴とする請求項1、請求項2または請求項3のモーシ
    ョンコントローラ。
  8. 【請求項8】 マスタ位置信号と同期するスレーブ位置
    信号によって制御動作を行う電子カム機能による同期運
    転中にマスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置信
    号との間に位相ずれが発生した場合、実マスタ位置信号
    に対応したスレーブ位置信号の同期位置と現在位置との
    誤差信号を計算する手段、スレーブ位置を前記同期位置
    まで移動する手段を備え電子カム機能による再運転を可
    能にした請求項3のモーションコントローラ。
  9. 【請求項9】 マスタ位置信号と同期するスレーブ位置
    信号によって制御動作を行う電子カム機能による同期運
    転中にマスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置信
    号との間に位相ずれが発生した場合、スレーブ位置信号
    の現在値に対応した仮想マスタ位置信号を計算する手
    段、仮想マスタ位置を実マスタ位置まで移動することに
    よりスレーブ位置を実マスタ位置と同期する位置まで移
    動する手段を備え電子カム機能による再運転を可能にし
    た請求項3のモーションコントローラ。
  10. 【請求項10】 マスタ位置信号と同期するスレーブ位
    置信号によって制御動作を行う電子カム機能による同期
    運転中にマスタ位置信号とこれに同期するスレーブ位置
    信号との間に位相ずれが発生した場合、スレーブ位置の
    現在値に対応した仮想マスタ位置信号を計算する手段、
    実マスタ位置を移動させ仮想マスタ位置と一致したらス
    レーブ位置の制御動作を再開する手段を備え電子カム機
    能による再運転を可能にした請求項3のモーションコン
    トローラ。
  11. 【請求項11】 マスタ位置信号と同期するスレーブ位
    置信号によって制御動作を行う電子カム機能による同期
    運転中にスレーブ位置が所定のストロークをオーバーし
    た場合、最寄りのストロークの端まで移動する手段と、
    ストローク端に対応した仮想マスタ位置を求める手段と
    を備え、電子カム機能による再運転を可能にした請求項
    3のモーションコントローラ。
  12. 【請求項12】 NC言語で作成したプログラム情報に
    応じ加工具を被加工部材の移動に追従移動させ加工動作
    を行なうものにおいて、前記プログラム情報において指
    定した信号の状態が条件を満たすまで動作を停止させる
    手段を備えた請求項1、請求項2または請求項3のモー
    ションコントローラ。
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