JP2764012B2 - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JP2764012B2
JP2764012B2 JP6237646A JP23764694A JP2764012B2 JP 2764012 B2 JP2764012 B2 JP 2764012B2 JP 6237646 A JP6237646 A JP 6237646A JP 23764694 A JP23764694 A JP 23764694A JP 2764012 B2 JP2764012 B2 JP 2764012B2
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真 野々山
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Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの加工に必要な
データの入力を容易にした研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の加工箇所を有するワークを
加工するには、形状データの入力をはじめとする各種の
作業を行った後に、実際の加工を開始する。図12は、
この形状データの入力作業から実際に研削加工されるま
での概要を示したものである。作業者は、まずワークの
設計図面に基づいて、ワークの形状を特定する形状デー
タを操作盤に設けられたキーボードより入力する。この
形状データの入力は、これから加工する複数の加工箇所
の全てについて入力される。ここで入力される形状デー
タは、例えば、1つの加工箇所について研削方式、仕上
げ直径、取り代および加工箇所の幅等のデータがある
(ステップ500)。この形状データ入力が完了する
と、研削装置のNC制御装置は、形状データから加工に
必要な加工データを自動決定する。次に作業者は、この
自動決定された加工データが正しいものであるかの確認
作業を行う(ステップ502)。この確認作業は、主に
加工データ上でワークと砥石が加工中に干渉するか否か
の判定を行うものであり、画面表示された加工データの
数値から判断する場合と、加工データに基づいたシミュ
レーション画像から判断する場合がある。
【0003】この加工データの確認作業が終了すると、
作業者は次に座標の設定を行う(ステップ504)。こ
の作業は、実際に砥石をワークの加工箇所に接触させて
砥石の位置を記憶させるとともに、その加工箇所の直径
を入力することによって、砥石とワークの座標関係を記
憶させるものである。以上の作業を終了すると、テスト
サイクルを行う(ステップ506)。このテストサイク
ルは、ワークを載置するテーブルと砥石台を加工データ
に基づいて実際に動かすことによって、その加工経路が
正確であるか否かをチェックするものである。この時、
砥石はワークに対して実際の加工経路より所定量オフセ
ットした位置を移動する。このテストサイクルの実行
後、特に問題がなければ試研削が行われる(ステップ5
08)。この試研削では、実際の加工と同様にワークを
加工データに基づいて加工するものである。そして、こ
の試研削によって、加工されたワークの寸法を作業者は
確認する。この結果、加工された寸法が所望の寸法であ
れば、加工データは正しいものであったと判断される。
また、加工されたワークの寸法が適切なものでない場合
には、ステップ504で設定した座標値を測定値と仕上
径との誤差に基づいて補正する。または、ステップ50
2の加工データを補正する。
【0004】この試研削の結果が、適切なものとなって
初めて、実際のワークの加工が開始される(ステップ5
10)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、加工
データの入力作業から実際に研削加工されるまで手順
は、各プロセスがシリアル的に進行する。この時、各プ
ロセスにおいて、異常がないことが確認されるまでは次
のプロセスには進めない。従って、各プロセス毎に加工
データが正しいことを確認する必要があり、必要に応じ
て補正する必要がある。従って、このような方法では、
実際の加工が実行されるまでに、時間がかかるため、作
業者に大きな負担となっていた。特にこのような方法
は、多くの種類のワークを少量加工する場合には、実際
の加工時間に対する加工データの決定時間の割合が大き
くなり、生産性を低下させる原因となっていた。また、
複数の加工箇所を有するワークの場合は、ステップ50
0で全ての加工箇所の形状データを入力して、加工デー
タを完成させなければならない。このような方式では、
さしあたって加工する必要のない箇所のデータ入力まで
行ってしまう場合もあり、このような問題は、複数の加
工箇所を有するワークの場合において特に顕著になって
いた。
【0006】また、砥石とワークの位置関係が不適切で
あると、ワークの加工不良を発生するだけでなく、大き
な事故につながる危険性をもつ。従って、上記した方法
ではステップ502の画面上での加工データの確認と、
ステップ506のテストサイクルの2つのステップでワ
ークの位置関係を判断している。しかし、このような方
法は、時間がかかるという問題があり、上記した問題点
と同様に多品種少量生産には不向きであるという問題が
あった。
【0007】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、加工データの作成を容易にす
るとともに、砥石とワークの位置関係の確認も容易に行
うことができる多品種少量生産に好適な研削装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、請求項1に記載された手段は、砥
石をワークに対して相対的に移動させる砥石移動手段を
有し、前記砥石移動手段によって前記砥石を前記ワーク
に対して相対的に前進させることにより前記ワークの外
周を加工する研削装置において、前記ワークにおける1
つの加工箇所に対して研削加工する研削方式を入力する
研削方式入力手段と、前記加工箇所の仕上げ径を入力す
る仕上げ径入力手段と、前記研削方式と前記仕上げ径と
から加工データを自動決定する自動決定手段と、手動操
作により砥石とワークを相対移動して砥石を前記加工箇
所の両端位置に位置決めする手動操作位置決め手段と、
前記手動操作位置決め手段により位置決めした両端位置
を手動操作指令に応答して取り込む両端位置取り込み手
段と、前記研削方式,仕上げ径,加工データ,両端位置
を記憶する記憶手段と、加工動作の実行を手動により指
令する加工動作指令手段と、前記加工動作指令手段から
の指令に応答して前記加工データおよび前記両端位置に
基づき砥石を前記加工箇所に対して相対移動して研削加
工を行う加工制御手段と、前記加工制御手段により制御
されて前記加工箇所の加工が終了した後、全ての加工箇
所についての加工が行われるようにするため、前記ワー
ク上の次の加工箇所の研削方式,仕上げ径および両端位
置の入力の要否を手動により指令する次加工データ入力
要否指令手段とを備えたものである。
【0009】また、請求項2に記載された手段は、砥石
をワークに対して相対的に移動させる砥石移動手段を有
し、前記砥石移動手段によって前記砥石を前記ワークに
対して相対的に前進させることにより前記ワークの外周
を少なくとも2つの研削工程に基づいて加工する研削装
置において、前記ワークにおける1つの加工箇所に対し
て研削加工する研削方式を入力する研削方式入力手段
と、前記加工箇所の仕上げ径を入力する仕上げ径入力手
段と、前記研削方式と前記仕上げ径とから加工データを
自動決定する自動決定手段と、手動操作により砥石とワ
ークを相対移動して砥石を前記加工箇所の両端位置に位
置決めする手動操作位置決め手段と、前記手動操作位置
決め手段により位置決めした両端位置を手動操作指令に
応答して取り込む両端位置取り込み手段と、前記研削方
式,仕上げ径,加工データ,両端位置を記憶する記憶手
段と、加工動作の実行を手動により指令する加工動作指
令手段と、前記加工動作指令手段からの指令に応答して
前記加工データおよび前記両端位置に基づき砥石を前記
加工箇所に対して相対移動して研削加工を行う加工制御
手段と、前記加工制御手段により制御されて前記加工箇
所の加工が終了した後、全ての加工箇所についての加工
が行われるようにするため、前記ワーク上の次の加工箇
所の研削方式,仕上げ径および両端位置の入力の要否を
手動により指令する次加工データ入力要否指令手段と、
前記加工制御手段の制御下により第1加工される前記ワ
ークの全ての加工箇所の加工順序を記憶する加工順序記
憶手段と、前記ワークの全ての加工箇所の第1加工が終
了した後、全ての加工箇所の第2加工を全自動で実行す
る指令を手動で与える自動加工指令手段と、この自動加
工指令手段からの指令に応じて前記加工制御手段を制御
し、全ての加工箇所の第2加工を前記第1加工の加工順
序と同じ順序で行う自動加工制御手段とを備えたもので
ある。
【0010】
【作用】請求項1に記載された手段は、ワークのある加
工箇所についてのみ研削方式と仕上げ径を入力して加工
データを決定する。そして、手動操作により実際に砥石
とワークを相対移動させて砥石を加工箇所の両端位置に
位置決めし、この位置決めされた両端位置の座標を取り
込む。この両端位置と前記加工データに基づいて前記ワ
ークの加工箇所の研削加工が行われる。
【0011】請求項2に記載された手段は、最初にワー
クのある加工箇所についてのみ研削方式と仕上げ径を入
力して加工データを決定する。そして、手動操作により
実際に砥石とワークを相対移動させて砥石を加工箇所の
両端位置に位置決めし、この位置決めされた両端位置の
座標を取り込む。この両端位置と前記加工データに基づ
いて前記ワークの加工箇所の研削加工が行われる。そし
て、このワークの全ての加工箇所の第1加工が終了した
後、手動による指令を与えることにより、この全ての加
工箇所の第2加工を全自動で研削加工を行う。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1において、10はベッドであり、このベッド
10にテーブル11が水平方向(Z方向)に移動可能に
案内支持されている。テーブル11上には主軸台13と
心押台14が対向して設置され、主軸台13にはワーク
Wの一端を把持するチャック13aが設けられていると
ともに心押台14にはワークWの他端をセンタ支持する
センタ14aが設けられている。これによって主軸台1
3と心押台14によってワークWの回転軸線がテーブル
11の水平移動方向と平行になるようにワークWが両端
支持され、主軸台13によってワークWが回転駆動され
るようになっている。また、主軸台13上には砥石16
(工具)を修正するドレス13bが取り付けられてい
る。なお、本実施例のワークWは、図2(a)にも示す
ように複数の円筒状の段である加工箇所(以下単に段と
呼ぶ)W1,W2,W3を有する多段ワークである。
【0013】ベッド10上には、砥石台15がテーブル
10の移動方向と直交する水平方向(X方向)に案内支
持され、この砥石台15に砥石16がテーブル11の移
動方向と平行な軸線回りに回転可能に軸承されている。
この砥石16は砥石駆動モータ17によって図略のプー
リ、ベルトを介して回転駆動されるようになっている。
上述したテーブル11の移動は、ベッド10に設けられ
たサーボモータ21によってなされ、砥石台15の移動
はベッド10に設けられたサーボモータ22によってな
されるようになっている。また、各サーボモータ21,
22には、それぞれエンコーダ61,62が取り付けら
れている。
【0014】次に数値制御装置40について説明する。
数値制御装置40は、中央処理装置(CPU)45、メ
モリ44、およびインタフェース46,47より構成さ
れている。インタフェース46にはNC制御に必要な制
御パラメータや、NCプログラムを入力する操作盤50
が接続されている。操作盤50は、ディスプレイ51、
後述する各個運転起動ボタン55、自動運転起動ボタン
56、位置記憶ボタン57、追い込み研削ボタン58、
テーブル割出しボタン59、次段入力ボタン60、各種
の入力ボタンを備えたキーボード52、砥石台15を手
動送りするためのハンドル53、ハンドル53のX,Z
方向の切換えを行う方向切換ボタン54が取り付けられ
ている。このハンドル53は、操作盤50内のパルス発
生器に接続され、ハンドル53の回転数に応じたパルス
を発生させるようになっている。従って、方向切換ボタ
ン54がX方向となっている時には、ハンドル53によ
って砥石台15が手動送りされ、方向切換ボタン54が
Z方向となっている時には、ハンドル53によってテー
ブル11が手動送りされるようになっている。
【0015】また、インタフェース47にはサーボモー
タ駆動回路(DU)41,42が接続されている。この
サーボモータ駆動回路41,42は中央処理装置45か
らの指令を入力してサーボモータ21,22を駆動する
回路である。また、このサーボモータ駆動回路41,4
2には、エンコーダ61,62によって検出されたテー
ブル11および砥石台15の現在位置がフィードバック
されている。メモリ44には操作盤50から入力される
形状データや、自動決定された加工データ等が記憶され
るデータエリアと、後述するプログラムや中間ドレスプ
ログラム等の各種のプログラムを記憶するプログラムエ
リアが設けられている。
【0016】以上の構成に基づいて本実施例の作用を説
明する。図8,9,10は、本実施例のフローチャート
である。本実施例の研削加工は、作業者の要求によって
各ステップは幾つかのパターンに分けられる。即ち、運
転方式として、ステップ112で判別される各個運転と
自動運転に分けられる。また、研削の種類としては、ス
テップ142で判別される通常の研削と、追い込み研削
に分けられる。本実施例の研削装置は、このような運転
方式と研削の種類を種々に組み合わせることによって多
様な加工が行えるようになっている。
【0017】運転方式について説明すると、各個運転と
は、荒研削(1番目の研削工程)と精研削(2番目の研
削工程)からなる2つの研削工程について、1つの研削
工程毎に中断して研削加工を行うものである。即ち、こ
の各個運転は、各個運転起動ボタン55によって開始さ
れ、荒研削のみが終了した所で加工を中断する。次に精
研削を行いたい場合には、テーブル割出しボタン59と
各個運転起動ボタン55の両方を押して加工を開始す
る。即ち、1つのワークの各段の荒研削または同一種類
のワークの同じ段の荒研削を行う場合には、各個運転起
動ボタン55のみが押されることになる。また、1つの
ワークの各段の精研削または同一種類のワークの同じ段
の精研削を行う場合には、各個運転起動ボタン55とテ
ーブル割出しボタン59の両方が押されることになる。
【0018】研削の種類について説明すると、通常の研
削とは、本実施例の場合、作業者によって入力された仕
上げ径まで、荒研削と精研削の2つの研削工程によって
後述するオーバサイズ量を用いないで精研削開始径およ
び仕上げ径まで研削していく方式である。なお、研削工
程はこのように荒研削と精研削の2つに限定されるもの
ではなく、荒研削、精研削および微研削のように3つの
工程分けても良いし、必要に応じては1つのみの研削工
程や4つ以上の研削工程に分けても良い。また、追い込
み研削とは、高度な寸法精度が要求される場合であり、
図5に示すようにワークWの仕上げ径Dにオーバサイズ
量dを加えた外径寸法まで一旦研削した後、仕上げ径D
と現在の直径との差を測定して、その残り分を追い込み
量Tとして研削するものである。
【0019】次に図8,9,10の各ステップについて
説明する。本実施例の加工のためのデータ入力作業は、
これから加工するワークWの段W1の形状データのみを
入力すれば段W1の加工がすぐに実行できるようになっ
ている。そして、段W1の加工を実行した後に、段W
2,W3の加工が必要ならば、順次データを加えて、段
W2,W3の加工が行えるようになっている。まずステ
ップ100にて作業者によるワークの形状データの入力
作業が開始される。ステップ102では、剛性の入力が
行われる。この剛性の入力は操作盤50のディスプレイ
51に表示された画面を見ながら入力される。即ち、図
2(b)に示すように作業者は自分が加工しようとして
いるワークの形状から最も適当と思われるワークの剛性
を大、中、小の中から選択し、キーボード52より入力
する。なお、この剛性の入力は、数値を直接入力する形
式を用いても良い。次に、作業者はステップ104にお
いてディスプレイ51に表示された画面より研削方式を
キーボード52より入力する。これは、1.プランジ研
削、2.トラバース研削、3.プランジトラバース研
削、および4.ショルダ研削(端面研削)の中から選択
される。この場合は例えば2のトラバース研削が選択さ
れる(図3(c))。
【0020】次にステップ106において、これから加
工するワークの段W1の仕上げ径(直径)を入力する
(図3(d))。この場合、直径28(mm)が入力さ
れる。以上の過程によって形状データの入力が完了す
る。ステップ108では、ステップ106までに入力さ
れた形状データに基づいて、加工データの自動決定を行
う。即ち、ワークの剛性、研削方式および仕上げ径から
精研削を開始する時のワークの直径である精研削開始
径、荒研削および精研削の時の研削速度、トラバース回
数等の加工データが決定される。
【0021】ステップ110では、これから加工する段
W1の幅を入力する。この段W1の幅は、作業者が実際
にハンドル53によって、砥石16を段W1の両端位置
に位置決めさせることによって簡単かつ確実に入力させ
る。即ち、図3(e)に示すように作業者は、段W1の
一端側に砥石16を位置決めした時(砥石16aの位
置)、位置記憶ボタン57を押す。この時のエンコーダ
61の値から基準位置からの段W1の一端の位置を演算
し、メモリ44に記憶する。そして、同様に段W1のも
う一端側に砥石16を位置決めして、その位置で再び位
置記憶ボタン57を押す(砥石16bの位置)。これに
よってもう一端の位置が記憶される。そして、加工が実
施された時には、砥石16は、位置記憶ボタン57が押
された両端位置の間を移動してトラバース研削を行う。
この場合では、基準位置より75(mm)の位置と22
0(mm)の位置が自動的に入力される。このように実
際にワークWに砥石16を位置決めする理由は、ワーク
寸法の入力を容易にするだけでなく、ワークWと砥石1
6との干渉を確認する意味も有している。
【0022】以上のステップが終了すると、実際にワー
クWを研削する。この時作業者は、上述したように、各
個運転によって加工を実施するか、自動運転によって加
工を実施するかを選択する。ステップ112において、
各個運転起動ボタン55が押され、各個運転が選択され
ると(YES)、各個運転を実行すべくステップ114
に移行する。また、自動運転起動ボタン56が押され自
動研削である場合には(NO)、ステップ122に移行
する(図9)。
【0023】まず各個運転について説明する。各個運転
は、上記したように各個運転起動ボタン55を押される
度に次の加工工程に移行する運転方式であり、形状デー
タを入力しながら最初のワークWを研削する場合には、
この運転方式が適している。ステップ114では、各個
運転起動ボタン55が押される前に、テーブル割出しボ
タン59が押されているかを判別する。テーブル割出し
ボタン59は、テーブル11を次の加工位置に移動させ
るボタンであり、荒研削から精研削に移行する時にはこ
のボタンが押されることになる。即ち、後述するよう
に、第2の加工箇所である段W2の荒研削が終了し、第
1の加工箇所である段W1の精研削を行う場合には、こ
のテーブル割出しボタン59を押して、砥石16の位置
を段W2上から段W1上に移動させた後(ステップ11
8)、各個運転起動ボタン55を押すことによって段W
1の精研削が開始される。また、段W1の荒研削が終了
した後に、続けて各個運転によって精研削を行いたい場
合には、荒研削が終了した後にテーブル割出しボタン5
9を押し、続けて各個運転起動ボタン55を押すことに
よって段W1の精研削が実行される。ただし、この場合
には、ステップ118において実際にテーブル11が移
動することはない。
【0024】従って、ステップ114において、テーブ
ル割出しボタン59が押されていると判別されると(Y
ES)、ステップ118に移行してテーブル11を次の
加工段に移動させた後、ステップ120で次の研削工程
の精研削を行う。また、テーブル割出しボタン59が押
されていないと判別されると(NO)、ステップ116
に移行して、現在加工データを作成した段の荒研削を行
う。この荒研削のステップ116と精研削のステップ1
20は、上記したように通常の研削の場合と、追い込み
研削の場合がある。以下は、まず通常の研削の時のみを
説明し、追い込み研削の場合は、後に図10を用いて説
明する。
【0025】ステップ114において、形状データの入
力を行った最初のワークWの段W1を加工する時には、
当然、段W1の荒研削を最初に行うため、テーブル割出
しボタン59が押されることはなく、ステップ116に
よって段W1の荒研削が実行された後、ステップ132
に移行する(図2(f))。ステップ132では、次の
加工箇所の形状データに入力を行うか否かを判別する。
即ち、次の加工箇所である段W2の形状データを入力す
る場合には、作業者は次段入力ボタン60を押す。この
次段入力ボタン60が押されているならば(YES)、
ステップ104に移行して次の加工箇所である段W2の
形状データの入力を行う。ただし、この場合は、同じワ
ークに対しては剛性入力は一度で良いため、ステップ1
02は省略される。また、次段入力ボタン60が押され
ず、各個運転起動ボタン55または自動運転起動ボタン
56が押されたならば(NO)、ステップ112に戻
る。このようにして、複数の加工箇所の形状データの入
力が各個運転によって行われる。つまり、段W1のみを
各個運転によって加工する場合には、以下の手順とな
る。図3(a)に示すように、初回のステップ112に
おいて、各個運転起動ボタン55が押される。この時、
段W1の荒研削を行うため、ステップ114はNOとな
り、段W1の荒研削が実行される。そして、続いて段W
1の精研削を行うために、作業者はテーブル割出しボタ
ン59を押した後、再び各個運転起動ボタン55を押
す。即ち、ステップ132はNOとなり、2回目のステ
ップ112,114はYESとなる。これによって段W
1の加工が各個運転によって完了する。なお、普通各個
運転において荒研削から精研削に移行する場合には、マ
ニュアル起動によって作業は荒研削の後に砥石16の中
間ドレス作業を行ってから精研削を行う。
【0026】次に、段W1と段W2の形状データ入力と
各個運転を行う場合について、図11の作業過程を示し
た図に基づいて説明する。この場合では、図3(b)に
示すようにまず段W1と段W2の荒研削のみを先に実行
することによって、中間ドレスの回数を減少させ効率良
く加工を行うことができる。即ち、段W1の加工データ
を作成し(図11(A))、段W1の荒研削が終了した
後に(図11(B))、次段入力ボタン60を押してス
テップ132(図8)をYESとし、段W2の形状デー
タ入力を行って加工データを作成する(図11
(C))。そして、ステップ112をYES、ステップ
114をNOとすることによって、段W2の荒研削を行
う(図11(D))。ここで、マニュアル起動によって
中間ドレスのプログラムを実行した後(図11
(E))、テーブル割出しボタン59を押して、砥石1
6位置を段W2の位置から段W1の位置へ移動させる。
なお、この場合、段W1の位置は最初のステップ110
でメモリ44に記憶されているため、自動的にテーブル
割出しが行われる。そして、作業者は各個運転起動ボタ
ン55を押す。これによって、ステップ132はNOと
なり、ステップ112、114はYESとなり、段W1
の精研削が実行される(図11(F))。この後同様に
テーブル割出しボタン59を押した後、各個運転起動ボ
タン55を押すことによって、段W2の精研削が実行さ
れる(図11(G))。
【0027】以上によって、最初にワークWの形状デー
タ入力および加工が実行されるが、2本目からは、ステ
ップ112にて次に示す自動運転を選択することによっ
て、作成した加工データに基づいて順次加工が実行され
る。ステップ112で自動運転起動ボタン56が押され
たならば、ステップ122に移行する。ステップ122
では現在までに作成された加工データによって、次に加
工する箇所とその研削工程を判断する。そして、次に行
う研削工程が精研削であり、かつ荒研削から精研削に移
行する最初の精研削であるか否かが判別される。ステッ
プ124によって最初の精研削であることが判断される
と(YES)、ステップ126に移行して中間ドレスを
行った後、ステップ128に移行する。ステップ124
によって最初の精研削でないことが判断されると(N
O)、直接ステップ128に移行する。ステップ128
では、ステップ122によって判別された次の研削工程
の加工を実行する。この研削工程の加工が完了すると、
ステップ130によって、現在加工した研削工程が最終
の研削工程であるかが判断される。即ち、最終の研削工
程であるならば(YES)、ステップ132に移行す
る。また、最終の研削工程でないならば(NO)、ステ
ップ122に移行して、次の研削工程を実行する。
【0028】以上のステップによって自動運転は実行さ
れるが、各研削工程の実行順序は基本的に各個運転の場
合と同じに設定される。即ち、加工データが作成された
時の順序がメモリ44に記憶されており、これに基づい
て実行される。ただし、この加工順序は、加工順番を変
更しても加工データを変更する必要がないように加工デ
ータとは別の領域に記憶されており、加工が実行される
時には、順次加工順番が読み出されるとともに、その段
の加工データが読出されて加工が実行される。即ち、段
W1のみの加工データが作成されている時には、図3
(a)に示すように段W1の荒研削を行った後に、中間
ドレスを行い、この後段W2の精研削を行う。また、段
W1と段W2のように複数の段の加工データが作成され
ている場合には、図3(b)に示すように先ず全ての荒
研削を行った後に、中間ドレスを行い、この後全ての精
研削を行う。つまり、作業者は上記したように段W1の
加工データを作成して荒研削を行った後に、段W2の加
工データを作成して荒研削を行う。この加工データに作
成順によって、加工順序は自動的に段W1の荒研削、段
W2の荒研削、段W1の精研削、段W2の精研削の順に
設定される。図6は、3つの加工箇所W1,W2,W3
の形状データの入力を行った後に自動運転を起動した時
のプロセスを示したものである。このように本実施例に
よれば、順次、形状データの入力を行った後、自動運転
によって入力した全ての加工箇所を連続的に加工するこ
とができる。なお、この例では、段W2,W3の研削方
式をプランジ研削としている。このように各段に研削方
式が入力されると、図4のbの領域に示すようにメモリ
44の内容に基づいて各研削方式を表示することができ
る。
【0029】また、この自動運転においても一旦全ての
加工が完了した後にステップ132に移行することによ
って、新たな加工箇所の形状データ入力を行うことがで
きる。例えば、作業者が段W1の自動運転による加工を
終了して、まだ加工データを作成していない段W2の加
工を行いたい場合は、自動運転終了後に次段入力ボタン
60を押すことによって、段W2の形状データを入力し
て、段W2の加工を行うことができる。
【0030】さらにこの実施例によれば、各個運転と自
動運転を組み合わせて加工することも可能である。即
ち、上記した各個運転による段W1と段W2の加工の場
合、図11(F),(G)に示す精研削を行う場合に
は、テーブル割出しボタン59と各個運転起動ボタン5
5の両方を押すことによって、精研削を各個運転によっ
て行っている。しかし、荒研削を実行した後には、加工
データの作成は完了しており、荒研削の各個運転によっ
て加工データが正しく作成されたことは、ある程度確認
できている。このため、荒研削が完了した後は、ステッ
プ112で自動運転を選択することによって、図11
(F),(G)に相当する残りの段W1と段W2の精研
削を自動運転にて実行することができる。これによっ
て、最初のワークWにおける加工データの作成から加工
までをより迅速に行うことができる。
【0031】次に追い込み研削の場合について図4,5
を参照しながら説明する。追い込み研削とは、上記した
ようにワークWの仕上げ径D(荒研削の場合は精研削開
始径)にオーバサイズ量dを加えた外径寸法まで一旦研
削した後、仕上げ径Dと現在の直径との差を測定して、
その残り分を追い込み量Tとして研削するものである。
この追い込み研削を行うか否かは、ステップ106まで
の形状データを入力する過程において、作業者によって
任意に設定できる。即ち、ディスプレイ51上には図4
に示すデータ入力画面が表示できるようになっている。
この画面のcの領域に示す追い込み研削の有無を設定す
る領域の所望の段の位置にカーソルを移動させて追い込
み研削ボタン58を用いてフラグ1を立てることによっ
て追い込み研削を設定できる。即ち、追い込み研削は荒
研削、精研削のそれぞれにについて設定できるようにな
っており、図4に示す段W1(No.1)においては、
荒研削はフラグが0であるため、追い込み研削は行わ
ず、精研削はフラグが1であるため、追い込み研削は行
うことが設定されている。
【0032】このように設定された追い込み研削は、上
記したステップ116,120の荒研削および精研削に
おいて、判別されて実行される。この過程は基本的に同
じであるため、図10のフローチャートを用いて、この
両方について説明する。ステップ116またはステップ
120が開始されると、ステップ140以降がスタート
する。ステップ142では、通常の研削であるか、追い
込み研削であるかを判別する。上記したように、これか
ら行う研削が追い込み研削であることが設定されている
ならば、(YES)、追い込み研削を実行すべくステッ
プ144に移行する。また、通常の研削である場合には
(NO)、ステップ152に移行して、上記した通常の
研削加工を行う。
【0033】ステップ144において追い込み量Tが入
力されているか否かを判別する。即ち、追い込み量Tが
入力されているならば(YES)、ステップ148に移
行し、追い込み量Tが入力されていないならば(N
O)、ステップ146に移行する。この追い込み量T
は、作業者がキーボード52より入力するものである。
普通、最初の加工においては、目標位置として、あらか
じめ設定されているオーバサイズ量dまで荒研削を行う
ため追い込み量Tは設定されていない。従って、ステッ
プ146において、オーバサイズ量dまで研削を行う
(図5(a))。
【0034】オーバサイズ量dまでの研削が完了する
と、ステップ154に移行し、図8のステップ132に
復帰する。即ち、次の加工箇所である段W2の形状デー
タを入力する場合には、作業者は次段入力ボタン60を
押す。この次段入力ボタン60が押されているならば
(YES)、ステップ104に移行して次の加工箇所で
ある段W2の形状データの入力を行う。また、次段入力
ボタン60が押されず、再び各個運転起動ボタン55が
押されたならば(NO)、ステップ140に戻る。な
お、この時自動運転起動ボタン56が押される場合も考
えられるが、追い込み研削中に以下の加工を自動運転す
ることは一般的でないため、ここにおいては、各個運転
起動ボタン55が押された場合について説明する。
【0035】現時点が、上記したステップ146でオー
バサイズ量dまでの荒研削が完了したところであると、
作業者は現在加工した段W1の径を測定する。この測定
によって仕上げ径Dと現在の径との差(半径相当)を知
ることができる。この測定値を追い込み量Tとしてキー
ボード52より入力する(研削装置が理想的状態であれ
ば追い込み量T=オーバサイズ量dとなる。)。そし
て、再び各個運転起動ボタン56を押す。即ち、ステッ
プ132はNOとなり、2度目のステップ142,14
4はYESとなる。従ってステップ148に移行し、追
い込み量T分の研削が行われる。ステップ148が終了
すると、ステップ150において追い込み量Tがクリア
され、ステップ154に移行する。
【0036】この状態で作業者は再び段W1の径を測定
する。これによって適切な径が得られた場合、次の段W
2の入力を行う時は、次段入力ボタン60を押してステ
ップ104に移行する。また、同じ種類のワークWの段
W1を加工する時には、別操作によってワークWを交換
して追い込み量Tを入力せずにステップ112以降を繰
り返せば良い。
【0037】一方、追い込み研削を行っても適切な径が
得られなかった場合には、再び追い込み量T’を入力し
て自動運転起動ボタン56を押すことによって、追い込
み研削を複数回行うこともできる(図5(b))。以上
述べた追い込み研削では、最初の加工をオーバサイズ量
dまで自動的に行っている。しかし、場合によっては、
オーバサイズ量dを用いず手動によって最初の加工を行
うことも可能である。この場合は、ステップ110で両
端位置の入力を行った後、ハンドル53によって、手動
研削を行う。この手動研削はオーバサイズ量dに相当す
る程度の量を仕上げ径Dより残しておく必要がある。こ
の状態で作業者は、ワークWの径を測定し、追い込み量
Tを求め、入力する。この状態で各個運転起動ボタン5
5を押せば、ステップ144,148,150が同様に
起動される。このように手動研削を組み合わせることに
よって、熟練作業者の技術をいかした精密な研削加工を
行うことができる。
【0038】また、この追い込み研削は、砥石16とワ
ークWとの座標設定の確認を行うのに有効である。即
ち、オーバサイズ量dと追い込み量Tとの差は、砥石1
6とワークWとの座標誤差に基づいたものと考えられ
る。このため、次の段またはワークWを加工する時に
は、この誤差分をキーボード52より入力して加工デー
タを補正すれば良い。従って、従来のような座標設定は
不要となる。しかも、最初のワークにこのような座標誤
差を生じていても追い込み量Tを設定することによっ
て、座標誤差分を補正して加工できる。従って、最初の
ワークも無駄になることはない。なお、このような座標
の補正は、次の様な場合でも行うことができる。即ち、
加工が一旦終了する精研削開始径または仕上げ径は、目
標値としてディスプレイ51に表示される。この目標値
と、加工が終了した時に実際に測定した径との誤差が座
標誤差となるため、この誤差を用いて座標の補正を行う
ことができる。
【0039】本実施例の研削装置は、上記した形状デー
タの入力から加工までを簡単な操作で迅速に行うだけで
なく、各段の研削順序等を簡単に変更できる構成を有し
ている。上述したように段W1,W2,W3の順に加工
データを設定していくと、図7(a)に示すような加工
順序が決定される。この加工順序は加工データとは別に
メモリ44内に記憶されており、このデータが図4の領
域dに示すにように表示される。
【0040】本実施例では、この領域dの位置にカーソ
ルを移動させることによって、研削順序を変更すること
ができる。即ち、段W1の研削工程を荒研削だけの1工
程としたい場合には、領域dにおける4を0とする。そ
して、研削順序を段W1,W3,W2としたい時、即
ち、図7(b)のようにしたい時には、3を2とし、2
を3とし、6を5とし、5を4とすることによって研削
順序を変更する。研削装置は、次回に自動研削を行う時
には、この新たに設定された研削順序に従って、研削を
行う。このように本実施例の研削装置は、研削順序を簡
単に変更できる特徴を有している。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載された手段は、ワークの
ある加工箇所についてのみ研削方式と仕上げ径を入力し
て加工データを決定し、その加工箇所のみ研削加工が行
えるようにした。従って、全ての加工箇所で形状データ
を入力することなく必要な箇所の研削加工が実行でき
る。このため、必要な箇所だけ加工データを作成して加
工が実行できるため、簡単かつ迅速な加工ができる。ま
た、実際に砥石を加工箇所に位置決めすることによって
砥石が移動する両端位置を入力するため、砥石がワーク
に干渉することは、この時点で確認できるため、従来の
ように加工データの確認やテストサイクルを行う必要が
ない。さらに、全ての加工箇所でなく、ある加工箇所の
み先に加工を行えるため、この加工後の寸法と目標とし
た仕上げ径との差より座標誤差を求めて補正することが
できる。従って、次の加工の座標補正ができるため、従
来のような砥石とワークとを接触させる座標設定は必要
ない。従って、研削時間を短縮できる。このように本発
明は、形状データの入力から加工までを迅速に行い、か
つテストサイクルや座標設定等の作業を省略できるた
め、多品種少量生産に好適な研削装置を提供できる。
【0042】請求項2に記載された手段は、最初に全て
の加工箇所の1番目の加工工程を加工した後に、2番目
の加工工程を実行できるようにしたために、仕上げの研
削のために砥石を修正する中間ドレスの回数を減少させ
ることができる。このため、研削時間を短縮できるとと
もに、砥石の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成図である。
【図2】本実施例の作用を説明するための図である。
【図3】本実施例の作用を説明するための図である。
【図4】本実施例の画面表示を説明するための図であ
る。
【図5】本実施例の作用を説明するための図である。
【図6】本実施例の作用を説明するための図である。
【図7】本実施例の作用を説明するための図である。
【図8】本実施例の作用を示すフローチャートである。
【図9】図8の続き示すフローチャートである。
【図10】本実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図11】本実施例の作業過程を示す図である。
【図12】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
11 テーブル 13 主軸台 14 心押台 15 砥石台 16 砥石 50 操作盤 53 ハンドル W ワーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−300303(JP,A) 特開 平2−65946(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 15/00 301 B24B 51/00 G05B 19/4155

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石をワークに対して相対的に移動させ
    る砥石移動手段を有し、前記砥石移動手段によって前記
    砥石を前記ワークに対して相対的に前進させることによ
    り前記ワークの外周を加工する研削装置において、前記
    ワークにおける1つの加工箇所に対して研削加工する研
    削方式を入力する研削方式入力手段と、前記加工箇所の
    仕上げ径を入力する仕上げ径入力手段と、前記研削方式
    と前記仕上げ径とから加工データを自動決定する自動決
    定手段と、手動操作により砥石とワークを相対移動して
    砥石を前記加工箇所の両端位置に位置決めする手動操作
    位置決め手段と、前記手動操作位置決め手段により位置
    決めした両端位置を手動操作指令に応答して取り込む両
    端位置取り込み手段と、前記研削方式,仕上げ径,加工
    データ,両端位置を記憶する記憶手段と、加工動作の実
    行を手動により指令する加工動作指令手段と、前記加工
    動作指令手段からの指令に応答して前記加工データおよ
    び前記両端位置に基づき砥石を前記加工箇所に対して相
    対移動して研削加工を行う加工制御手段と、前記加工制
    御手段により制御されて前記加工箇所の加工が終了した
    後、全ての加工箇所についての加工が行われるようにす
    るため、前記ワーク上の次の加工箇所の研削方式,仕上
    げ径および両端位置の入力の要否を手動により指令する
    次加工データ入力要否指令手段とを備えたことを特徴と
    する研削装置。
  2. 【請求項2】 砥石をワークに対して相対的に移動させ
    る砥石移動手段を有し、前記砥石移動手段によって前記
    砥石を前記ワークに対して相対的に前進させることによ
    り前記ワークの外周を少なくとも2つの研削工程に基づ
    いて加工する研削装置において、前記ワークにおける1
    つの加工箇所に対して研削加工する研削方式を入力する
    研削方式入力手段と、前記加工箇所の仕上げ径を入力す
    る仕上げ径入力手段と、前記研削方式と前記仕上げ径と
    から加工データを自動決定する自動決定手段と、手動操
    作により砥石とワークを相対移動して砥石を前記加工箇
    所の両端位置に位置決めする手動操作位置決め手段と、
    前記手動操作位置決め手段により位置決めした両端位置
    を手動操作指令に応答して取り込む両端位置取り込み手
    段と、前記研削方式,仕上げ径,加工データ,両端位置
    を記憶する記憶手段と、加工動作の実行を手動により指
    令する加工動作指令手段と、前記加工動作 指令手段から
    の指令に応答して前記加工データおよび前記両端位置に
    基づき砥石を前記加工箇所に対して相対移動して研削加
    工を行う加工制御手段と、前記加工制御手段により制御
    されて前記加工箇所の加工が終了した後、全ての加工箇
    所についての加工が行われるようにするため、前記ワー
    ク上の次の加工箇所の研削方式,仕上げ径および両端位
    置の入力の要否を手動により指令する次加工データ入力
    要否指令手段と、前記加工制御手段の制御下により第1
    加工される前記ワークの全ての加工箇所の加工順序を記
    憶する加工順序記憶手段と、前記ワークの全ての加工箇
    所の第1加工が終了した後、全ての加工箇所の第2加工
    を全自動で実行する指令を手動で与える自動加工指令手
    段と、この自動加工指令手段からの指令に応じて前記加
    工制御手段を制御し、全ての加工箇所の第2加工を前記
    第1加工の加工順序と同じ順序で行う自動加工制御手段
    を備えたことを特徴とする研削装置。
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