JPH0675336U - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JPH0675336U
JPH0675336U JP1712593U JP1712593U JPH0675336U JP H0675336 U JPH0675336 U JP H0675336U JP 1712593 U JP1712593 U JP 1712593U JP 1712593 U JP1712593 U JP 1712593U JP H0675336 U JPH0675336 U JP H0675336U
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container
liquid
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静尚 服部
浩志 熊谷
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジに直接入れて少量の液体であって
も簡単に加熱することができ、取り出した後には保温能
力を有するようにする。 【構成】 液体容器は、内瓶4と外瓶5の間を真空にし
てなる真空二重容器1と、該真空二重容器1を収容する
外装体2と、真空二重容器1の口部10を蓋する栓体3
とからなっている。真空二重容器1の内瓶4及び外瓶5
を透明体とし、外装体2の一部又は全部を透明にして外
部から真空二重容器1内の内容物を直視可能にするとと
もに、栓体3に蒸気口22を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子レンジ内に直接入れて内部の液体を加熱することができ、湯沸か し、酒燗等に使用される液体容器に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、熱湯を得るには、やかん等を用いてガスで直接湯沸かししたり、電気ポ ットで湯沸かしすることが行われている。前者では、湯沸かし後に魔法瓶等の別 の保温容器に移して保温しなければならないし、少量の熱湯を早く欲しい場合で も水を入れて沸かさなければならないので、大変煩わしいうえ、不便である。ま た、後者では、湯沸かし後にそのまま保温できるが、持ち運びができないし、酒 やミルク等、水以外の液体を加熱するには不適当である。
【0003】 そこで、少量の場合には、水や酒等の液体を入れたカップ状の陶器やガラス容 器を電子レンジに入れて加熱することがしばしば行われているが、その容器には 保温能力がないので電子レンジから取り出した後にはすぐに冷めてしまうという 問題がある。 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、電子レンジに直接入れて少 量の液体であっても簡単に加熱することができ、取り出した後には保温能力を有 する液体容器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る液体容器は、内瓶と外瓶の間を真空に してなる真空二重容器と、該真空二重容器を収容する外装体と、前記真空二重容 器の口部を蓋する栓体とからなる液体容器において、前記真空二重容器の内瓶及 び外瓶を透明体とし、前記外装体の一部又は全部を透明にして外部から前記真空 二重容器内の内容物を直視可能にするとともに、前記栓体に蒸気口を備えたもの である。
【0005】 前記液体容器は、前記真空二重容器内の内容物の温度を検出する温度検出手段 と、該温度検出手段によって検出された温度を表示する温度表示手段とを備え、 該温度表示手段及び前記温度検出手段が電子レンジ等におけるマイクロ波に対す るシールド機能を有するようにしてもよい。 あるいは、前記液体容器は、前記真空二重容器内の内容物の温度を検出する温 度検出手段と、予め設定され、あるいは入力手段によって設定された一又は複数 の温度を前記温度検出手段が検出したことを報知する温度報知手段とを備え、該 温度報知手段及び前記温度検出手段が電子レンジ等におけるマイクロ波に対する シールド機能を有するようにしてもよい。
【0006】
【作用】
真空二重容器は、一般に施される金属メッキがなくて透明であるので、電子レ ンジのマイクロ波が内部に侵入して、内容物が加熱される。一部又は全部が透明 な外装体を通して内容物を直視可能であるので、電子レンジで加熱中に沸騰状態 を確認することができる。また、栓体に設けた蒸気口より、加熱中の蒸気が逃が されるので、内圧が上昇することはない。 温度検出手段と温度表示手段を設けたものでは、内容物の温度が温度表示手段 で表示されて、加熱中に温度を確認することができるので、所望の温度になった 時点で電子レンジから取り出すことにより、所望の温度に加熱された液体が得ら れる。 温度検出手段と温度報知手段を設けたものでは、加熱中に所定温度に達すれば 報知されるので、その時点で電子レンジから取り出せば所望の温度の液体が得ら れる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1は、本考案に係る液体容器を示し、この容器は真空二重容器1と、外装体 2と、栓体3とからなっている。 真空二重容器1は、内瓶4と外瓶5とからなる透明なガラス製の二重壁構造を 有し、その内瓶4と外瓶5との間を真空にしたものである。この真空二重容器1 は、従来のいわゆる魔法瓶と同一構造であるが、内瓶4の外表面および外瓶5の 内面には銀等の金属メッキは施されていない。
【0008】 外装体2は、肩部6と、胴部7と、底部8と、ハンドル部9とから構成されて いる。 肩部6は、合成樹脂からなり、前記真空二重容器1の口部10の周囲を覆うも ので、該口部10にシールパッキン11を介して圧接している。この肩部6の前 面には嘴部12が突設され、該嘴部12には肩部6の開口部15から先端の注口 13まで貫通する流出路14が形成されている。また、この肩部6の開口部15 の内面より真空二重容器1の底面に向かって垂下するステンレス鋼製の導管16 が設けられ、該導管16の下端には温度検出手段としてのサーミスタ17が取り 付けられている。該サーミスタ17のリード線は導管16内を挿通されて、肩部 6に設けられた制御用IC18に接続されている。肩部6の外周面には温度表示 手段としての液晶表示パネル19が取り付けられている。
【0009】 胴部7は、透明な合成樹脂あるいはガラスからなる円筒状のもので、前記肩部 6の下端に嵌着されている。この胴部7は外周全面が透明であってもよいし、外 周の一部を窓のように透明にしてもよい。 底部8は、合成樹脂からなり、前記真空二重容器1の底を覆おうもので、前記 胴部7の下端に嵌着されている。 ハンドル部9は、前記肩部6の嘴部12とは反対側の位置に一端が固着され、 前記底部8に他端が固着されている。
【0010】 栓体3は、前記肩部6の開口部15にねじ込み又は圧入されて前記真空二重容 器1の口部10を蓋するものである。この栓体3には、前記肩部6の開口部15 の内周面に形成された段部20に圧接するシールパッキン21が装着されている 。また、栓体3の中央には、蒸気口22が内外を連通するように貫通して設けら れ、該蒸気口22には笛構造23が形成されている。この笛構造23は前記真空 二重容器1内に収容される液体が蒸発する際の圧力により音が発生するように形 成されている。
【0011】 図2は、制御用IC18の周辺機器の回路図を示す。サーミスタ17の一方の 端子は制御用IC18の入力端子に接続され、他方の端子は基準抵抗24を介し て入力端子に接続され、当該基準抵抗24とサーミスタ17の中点は制御用IC 18の入力端子に接続されている。25は制御用IC18の基準電圧を発生する 電池である。制御用IC18の出力端子には前記液晶表示パネル19と報知ブザ ー26が接続されている。報知ブザー26は、サーミスタ17によって検出され る温度が所定の設定温度、この実施例では100℃になった時点でオンするよう になっている。
【0012】 前記サーミスタ17を除く、制御用IC18や液晶表示パネル19等の部品は 、図3に示すように、電子レンジのマイクロ波の影響を受けないようにステンレ ス鋼製のシールドケース27の中に収納されている。シールドケース27には、 液晶表示パネル19の表示が外部から確認できる一方、マイクロ波に対するシー ルド機能を損なわない程度の多孔28が設けられている。また、同様に報知ブザ ー26の音を外部に伝達できるように、多孔29が設けられている。
【0013】 前記構成からなる液体容器において、真空二重容器1の内部に収容した水、酒 等の所望の液体を加熱して湯沸かしや燗を行う場合には、栓体3を取り付けてそ のまま直接電子レンジに入れて加熱することができる。電子レンジのマイクロ波 により内部の液体が加熱されて沸騰すると、蒸気が蒸気口22より流出するとと もに、その蒸気圧力により笛構造23において音が発生する。このため、電子レ ンジの外部からその音を聞くことができるので、オペレータはその音に基づいて 電子レンジのスイッチをオフして容器を取り出すことができる。
【0014】 また、加熱中、内部の液体の温度上昇によってサーミスタ17の抵抗が変化し 、これに応じて入力端子に入力される電圧値が変化する。そして、この電圧値に 基づいて制御用IC18は内容物の温度を演算し、その温度に基づいて液晶表示 パネル19に現在の温度を表示させる。このため、この液晶表示パネル19に表 示された温度を電子レンジの窓を通して外部から確認することができ、100℃ 前後を表示していれば、沸騰していることが判断できる。 さらに、前記液体容器は真空二重容器1及び外装体2の胴部7が透明であるた め、栓体3を取らなくても内容物の状態や量を外部から直視できる。したがって 、電子レンジによる加熱中であっても、その電子レンジの窓から容器内部の状態 を確認することができ、その泡立ちによって内容物が沸騰状態にあることも当然 に確認することができる。
【0015】 電子レンジによる加熱中においては、制御用IC18や液晶表示パネル19等 の部品はシールドケース27によってシールドされているので、誤動作を起こす ことがない。 なお、前記実施例において、報知ブザー26の設定温度は、容器の用途に応じ て予め設定しておくことができる。例えば、湯沸かし専用であれば100℃、酒 燗用であれば40℃に設定すればよい。 また、このように予め設定しておく代わりに、100℃、80℃、60℃、4 0℃のように複数の設定温度に対応する設定ボタンを設けておいて、このボタン により選定された温度で報知ブザー26が鳴るようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る考案によれば、電子レンジに 入れて直接加熱することができるので、少量であっても簡単に加熱することがで きる。また電子レンジから取り出しても真空二重容器によって保温されるので、 冷めにくい。 これに加え、請求項2又は請求項3に係る考案によれば、内容物の温度が表示 又は報知されるので、所望の温度に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る液体容器の一部破断正面図であ
る。
【図2】 制御用ICの電気回路図である。
【図3】 電気部品のシールドケースの斜視図である。
【符号の説明】
1…真空二重容器、 2…外装体、
3…栓体、 4…内瓶、5
…外瓶、 7…胴部、10
…口部、 17…サーミスタ
(温度検出手段)、19…温度表示パネル(温度表示手
段)、22…蒸気口、26…報知ブザー(温度報知手
段)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内瓶と外瓶の間を真空にしてなる真空二
    重容器と、該真空二重容器を収容する外装体と、前記真
    空二重容器の口部を蓋する栓体とからなる液体容器にお
    いて、前記真空二重容器の内瓶及び外瓶を透明体とし、
    前記外装体の一部又は全部を透明にして外部から前記真
    空二重容器内の内容物を直視可能にするとともに、前記
    栓体に蒸気口を備えたことを特徴とする液体容器。
  2. 【請求項2】 前記真空二重容器内の内容物の温度を検
    出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出さ
    れた温度を表示する温度表示手段とを備え、該温度表示
    手段及び前記温度検出手段が電子レンジ等におけるマイ
    クロ波に対するシールド機能を有することを特徴とする
    請求項1に記載の液体容器。
  3. 【請求項3】 前記真空二重容器内の内容物の温度を検
    出する温度検出手段と、予め設定され、あるいは入力手
    段によって設定された一又は複数の温度を前記温度検出
    手段が検出したことを報知する温度報知手段とを備え、
    該温度報知手段及び前記温度検出手段が電子レンジ等に
    おけるマイクロ波に対するシールド機能を有することを
    特徴とする請求項1に記載の液体容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010021061A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 パイオニア株式会社 飲料容器

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