JP2589638Y2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JP2589638Y2
JP2589638Y2 JP1993017125U JP1712593U JP2589638Y2 JP 2589638 Y2 JP2589638 Y2 JP 2589638Y2 JP 1993017125 U JP1993017125 U JP 1993017125U JP 1712593 U JP1712593 U JP 1712593U JP 2589638 Y2 JP2589638 Y2 JP 2589638Y2
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静尚 服部
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子レンジ内に直接入れ
て内部の液体を加熱することができ、湯沸かし、酒燗等
に使用される液体容器に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】従来、熱湯を得るに
は、やかん等を用いてガスで直接湯沸かししたり、電気
ポットで湯沸かしすることが行われている。前者では、
湯沸かし後に魔法瓶等の別の保温容器に移して保温しな
ければならないし、少量の熱湯を早く欲しい場合でも水
を入れて沸かさなければならないので、大変煩わしいう
え、不便である。また、後者では、湯沸かし後にそのま
ま保温できるが、持ち運びができないし、酒やミルク
等、水以外の液体を加熱するには不適当である。
【0003】そこで、少量の場合には、水や酒等の液体
を入れたカップ状の陶器やガラス容器を電子レンジに入
れて加熱することがしばしば行われているが、その容器
には保温能力がないので電子レンジから取り出した後に
はすぐに冷めてしまうという問題がある。本考案は、か
かる問題点に鑑みてなされたもので、電子レンジに直接
入れて少量の液体であっても簡単に加熱することがで
き、取り出した後には保温能力を有する液体容器を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る液体容器は、内瓶と外瓶の間を真空に
してなる真空二重容器と、該真空二重容器を収容する外
装体と、前記真空二重容器の口部を蓋する栓体とからな
る液体容器において、前記真空二重容器の内瓶及び外瓶
を透明体とし、前記外装体の一部又は全部を透明にして
外部から前記真空二重容器内の内容物を直視可能にする
とともに、前記栓体に蒸気口を備え、さらに、前記真空
二重容器内の内容物の温度検出信号を出力する感温素子
と、該感温素子の温度検出信号に基づいて内容物の温度
を演算する制御部とからなる温度検出手段を備え、前記
感温素子を除く温度検出手段を外装体の外側に設けると
ともにもに、電子レンジ等におけるマイクロ波に対する
シールド機能を有するシールドケース内に収容したもの
である。
【0005】前記液体容器は、前記温度検出手段によっ
て検出された温度を表示する温度表示手段を備え、該温
度表示手段を前記シールドケースに収容するようにして
もよい。あるいは、予め設定され、あるいは入力手段に
よって設定された一又は複数の温度を前記温度検出手段
が検出したことを報知する温度報知手段とを備え、該温
度報知手段を前記シールドケースに収容するようにして
もよい。
【0006】
【作用】真空二重容器は、一般に施される金属メッキが
なくて透明であるので、電子レンジのマイクロ波が内部
に侵入して、内容物が加熱される。一部又は全部が透明
な外装体を通して内容物を直視可能であるので、電子レ
ンジで加熱中に沸騰状態を確認することができる。ま
た、栓体に設けた蒸気口より、加熱中の蒸気が逃がされ
るので、内圧が上昇することはない。さらに、温度検出
手段の制御部はマイクロ波に対してシールドされる。温
度表示手段を設けたものでは、内容物の温度が温度表示
手段で表示されて、加熱中に温度を確認することができ
るので、所望の温度になった時点で電子レンジから取り
出すことにより、所望の温度に加熱された液体が得られ
る。温度報知手段を設けたものでは、加熱中に所定温度
に達すれば報知されるので、その時点で電子レンジから
取り出せば所望の温度の液体が得られる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本考案に係る液体容器を示し、この容
器は真空二重容器1と、外装体2と、栓体3とからなっ
ている。真空二重容器1は、内瓶4と外瓶5とからなる
透明なガラス製の二重壁構造を有し、その内瓶4と外瓶
5との間を真空にしたものである。この真空二重容器1
は、従来のいわゆる魔法瓶と同一構造であるが、内瓶4
の外表面および外瓶5の内面には銀等の金属メッキは施
されていない。
【0008】外装体2は、肩部6と、胴部7と、底部8
と、ハンドル部9とから構成されている。肩部6は、合
成樹脂からなり、前記真空二重容器1の口部10の周囲
を覆うもので、該口部10にシールパッキン11を介し
て圧接している。この肩部6の前面には嘴部12が突設
され、該嘴部12には肩部6の開口部15から先端の注
口13まで貫通する流出路14が形成されている。ま
た、この肩部6の開口部15の内面より真空二重容器1
の底面に向かって垂下するステンレス鋼製の導管16が
設けられ、該導管16の下端には感温素子としてのサー
ミスタ17が取り付けられている。該サーミスタ17の
リード線は導管16内を挿通されて、肩部6に設けられ
た制御用IC18に接続されている。肩部6の外周面に
は温度表示手段としての液晶表示パネル19が取り付け
られている。
【0009】胴部7は、透明な合成樹脂あるいはガラス
からなる円筒状のもので、前記肩部6の下端に嵌着され
ている。この胴部7は外周全面が透明であってもよい
し、外周の一部を窓のように透明にしてもよい。底部8
は、合成樹脂からなり、前記真空二重容器1の底を覆お
うもので、前記胴部7の下端に嵌着されている。ハンド
ル部9は、前記肩部6の嘴部12とは反対側の位置に一
端が固着され、前記底部8に他端が固着されている。
【0010】栓体3は、前記肩部6の開口部15にねじ
込み又は圧入されて前記真空二重容器1の口部10を蓋
するものである。この栓体3には、前記肩部6の開口部
15の内周面に形成された段部20に圧接するシールパ
ッキン21が装着されている。また、栓体3の中央に
は、蒸気口22が内外を連通するように貫通して設けら
れ、該蒸気口22には笛構造23が形成されている。こ
の笛構造23は前記真空二重容器1内に収容される液体
が蒸発する際の圧力により音が発生するように形成され
ている。
【0011】図2は、制御用IC18の周辺機器の回路
図を示す。サーミスタ17の一方の端子は制御用IC1
8の入力端子に接続され、他方の端子は基準抵抗24を
介して入力端子に接続され、当該基準抵抗24とサーミ
スタ17の中点は制御用IC18の入力端子に接続され
ている。25は制御用IC18の基準電圧を発生する電
池である。制御用IC18の出力端子には前記液晶表示
パネル19と報知ブザー26が接続されている。報知ブ
ザー26は、サーミスタ17によって検出される温度が
所定の設定温度、この実施例では100℃になった時点
でオンするようになっている。
【0012】前記サーミスタ17を除く、制御用IC1
8や液晶表示パネル19等の部品は、図3に示すよう
に、電子レンジのマイクロ波の影響を受けないようにス
テンレス鋼製のシールドケース27の中に収納されてい
る。シールドケース27には、液晶表示パネル19の表
示が外部から確認できる一方、マイクロ波に対するシー
ルド機能を損なわない程度の多孔28が設けられてい
る。また、同様に報知ブザー26の音を外部に伝達でき
るように、多孔29が設けられている。
【0013】前記構成からなる液体容器において、真空
二重容器1の内部に収容した水、酒等の所望の液体を加
熱して湯沸かしや燗を行う場合には、栓体3を取り付け
てそのまま直接電子レンジに入れて加熱することができ
る。電子レンジのマイクロ波により内部の液体が加熱さ
れて沸騰すると、蒸気が蒸気口22より流出するととも
に、その蒸気圧力により笛構造23において音が発生す
る。このため、電子レンジの外部からその音を聞くこと
ができるので、オペレータはその音に基づいて電子レン
ジのスイッチをオフして容器を取り出すことができる。
【0014】また、加熱中、内部の液体の温度上昇によ
ってサーミスタ17の抵抗が変化し、これに応じて入力
端子に入力される電圧値が変化する。そして、この電圧
値に基づいて制御用IC18は内容物の温度を演算し、
その温度に基づいて液晶表示パネル19に現在の温度を
表示させる。このため、この液晶表示パネル19に表示
された温度を電子レンジの窓を通して外部から確認する
ことができ、100℃前後を表示していれば、沸騰して
いることが判断できる。さらに、前記液体容器は真空二
重容器1及び外装体2の胴部7が透明であるため、栓体
3を取らなくても内容物の状態や量を外部から直視でき
る。したがって、電子レンジによる加熱中であっても、
その電子レンジの窓から容器内部の状態を確認すること
ができ、その泡立ちによって内容物が沸騰状態にあるこ
とも当然に確認することができる。
【0015】電子レンジによる加熱中においては、制御
用IC18や液晶表示パネル19等の部品はシールドケ
ース27によってシールドされているので、誤動作を起
こすことがない。なお、前記実施例において、報知ブザ
ー26の設定温度は、容器の用途に応じて予め設定して
おくことができる。例えば、湯沸かし専用であれば10
0℃、酒燗用であれば40℃に設定すればよい。また、
このように予め設定しておく代わりに、100℃、80
℃、60℃、40℃のように複数の設定温度に対応する
設定ボタンを設けておいて、このボタンにより選定され
た温度で報知ブザー26が鳴るようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る考案によれば、電子レンジに入れて直接加熱す
ることができるので、少量であっても簡単に加熱するこ
とができる。また電子レンジから取り出しても真空二重
容器によって保温されるので、冷めにくい。さらに温度
検出手段の制御部がマイクロ波に対してシールドされて
いるので誤動作がない。これに加え、請求項2又は請求
項3に係る考案によれば、内容物の温度が表示又は報知
されるので、所望の温度に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る液体容器の一部破断正面図であ
る。
【図2】 制御用ICの電気回路図である。
【図3】 電気部品のシールドケースの斜視図である。
【符号の説明】
1…真空二重容器、 2…外装体、 3…栓体、 4…内瓶、 5…外瓶、 7…胴部、 10…口部、 17…サーミ
スタ(感温素子)、 18…制御用IC(制御部)、 19…温度表示パネル(温度表示手段)、22…蒸気
口、 26…報知ブザー(温度報知手段)、 29…シール
ドケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 41/02

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内瓶と外瓶の間を真空にしてなる真空二
    重容器と、該真空二重容器を収容する外装体と、前記真
    空二重容器の口部を蓋する栓体とからなる液体容器にお
    いて、 前記真空二重容器の内瓶及び外瓶を透明体とし、前記外
    装体の一部又は全部を透明にして外部から前記真空二重
    容器内の内容物を直視可能にするとともに、前記栓体に
    蒸気口を備え、さらに、 前記真空二重容器内の内容物の温度検出信号を出力する
    感温素子と、該感温素子の温度検出信号に基づいて内容
    物の温度を演算する制御部とからなる温度検出手段を備
    え、 前記感温素子を除く温度検出手段を外装体の外側に設け
    るとともにもに、電子レンジ等におけるマイクロ波に対
    するシールド機能を有するシールドケース内に収容した
    ことを特徴とする液体容器。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段によって演算された温
    度を表示する温度表示手段を備え、該温度表示手段を前
    記シールドケースに収容したことを特徴とする請求項1
    に記載の液体容器。
  3. 【請求項3】 予め設定され、あるいは入力手段によっ
    て設定された一又は複数の温度を前記温度検出手段が検
    出したことを報知する温度報知手段とを備え、該温度報
    知手段を前記シールドケースに収容したことを特徴とす
    る請求項1に記載の液体容器。
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JPS62120921U (ja) * 1986-01-23 1987-07-31
JPH047028U (ja) * 1990-05-08 1992-01-22
JPH0424006A (ja) * 1990-05-21 1992-01-28 Sachiko Kosaka 水位の見える電気ポット

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