JPH0675208B2 - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
- Publication number
- JPH0675208B2 JPH0675208B2 JP4943387A JP4943387A JPH0675208B2 JP H0675208 B2 JPH0675208 B2 JP H0675208B2 JP 4943387 A JP4943387 A JP 4943387A JP 4943387 A JP4943387 A JP 4943387A JP H0675208 B2 JPH0675208 B2 JP H0675208B2
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- JP
- Japan
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- photoconductor
- sealing
- layer
- acid
- electrophotographic
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/10—Bases for charge-receiving or other layers
- G03G5/104—Bases for charge-receiving or other layers comprising inorganic material other than metals, e.g. salts, oxides, carbon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体に関するものである。詳しくは
反転現像方式のプロセスで使用される電子写真感光体に
関するものである。
反転現像方式のプロセスで使用される電子写真感光体に
関するものである。
電子写真方式を利用した画像形成システムは、従来から
広く複写分野に応用され、そのシステムに使用される感
光体として、無機系及び有機系の種々のすぐれた感光体
が開発されている。
広く複写分野に応用され、そのシステムに使用される感
光体として、無機系及び有機系の種々のすぐれた感光体
が開発されている。
一方、最近はデイジタル信号データ処理システムが進
歩、普及し、これらデータを印字出力する、いわゆるプ
リンターの機能も向上が望まれており、この分野への電
子写真方式の印字システムの利用が検討され実用化され
て来ている。
歩、普及し、これらデータを印字出力する、いわゆるプ
リンターの機能も向上が望まれており、この分野への電
子写真方式の印字システムの利用が検討され実用化され
て来ている。
即ち、このシステムは、電気信号のデータをレーザース
キャナー、LEDアレイあるいは液晶シャッターなどの手
段によって、光信号に変換し、次いで感光体へ照射す
る。感光体上には静電潜像が形成され、これをトナー現
像によって可視化し、画像を得る。このプロセスは、光
プリンターとも呼ばれている。
キャナー、LEDアレイあるいは液晶シャッターなどの手
段によって、光信号に変換し、次いで感光体へ照射す
る。感光体上には静電潜像が形成され、これをトナー現
像によって可視化し、画像を得る。このプロセスは、光
プリンターとも呼ばれている。
この方式は従来のインパクト方式に比べ、極めて印字ス
ピードが早く、かつ騒音もなく、高品位な印字が可能で
あることから、急速に普及しつつある。
ピードが早く、かつ騒音もなく、高品位な印字が可能で
あることから、急速に普及しつつある。
この様な光プリンターに使用する感光体として、Se,Cds
などの無機系の光導電体、PVK(ポリビニルカルバゾー
ル)とトリニトロフルオレノンのCT錯体などの有機系の
光導電体などが使用されてきた。
などの無機系の光導電体、PVK(ポリビニルカルバゾー
ル)とトリニトロフルオレノンのCT錯体などの有機系の
光導電体などが使用されてきた。
しかしながら、感光波長域の選択容易性、特に半導体レ
ーザーの出力波長域である近赤外域で感度をもたせるこ
とが比較的容易な有機光導電体が、光プリンター用の感
光体として極めて適しており、種々の材料が開発されて
いる。特に電荷発生層、及び電荷移動層よりなる積層型
の有機光導電体は、有機化合物の種類の豊富さを十分生
かせるので、高感度、高耐刷力の感光体が得られてい
る。また、この有機光導電体は、安全性の面でも無公害
な材料を選択できるので、極めて有用である。
ーザーの出力波長域である近赤外域で感度をもたせるこ
とが比較的容易な有機光導電体が、光プリンター用の感
光体として極めて適しており、種々の材料が開発されて
いる。特に電荷発生層、及び電荷移動層よりなる積層型
の有機光導電体は、有機化合物の種類の豊富さを十分生
かせるので、高感度、高耐刷力の感光体が得られてい
る。また、この有機光導電体は、安全性の面でも無公害
な材料を選択できるので、極めて有用である。
一方、光プリンターでの画像形成方法としては、光の有
効利用、あるいは解像力を上げる目的から、光を照射し
た部分にトナーを付着させ画像を形成する、いわゆる反
転現像方式を採用することが多い。
効利用、あるいは解像力を上げる目的から、光を照射し
た部分にトナーを付着させ画像を形成する、いわゆる反
転現像方式を採用することが多い。
反転現像プロセスにおいては、暗電位部が白地となり、
明電位部が黒地部(画線部)になる。このシステムにお
いては、感光体上に欠陥等による局所的帯電不良が存在
すると、白地への黒点、あるいはこれが多数存在すると
地かぶりのような現像となり、著るしい画像不良となっ
て現われる。この様な局所的帯電不良は、正規現像にお
いて使用した場合には、何ら問題を引き起すことのない
レベルであっても、反転現像においては画像不良となり
易く、しかも従来より得られている積層型感光体では、
程度の差こそあれ、黒点、かぶり等の問題を持っている
ことが判った。
明電位部が黒地部(画線部)になる。このシステムにお
いては、感光体上に欠陥等による局所的帯電不良が存在
すると、白地への黒点、あるいはこれが多数存在すると
地かぶりのような現像となり、著るしい画像不良となっ
て現われる。この様な局所的帯電不良は、正規現像にお
いて使用した場合には、何ら問題を引き起すことのない
レベルであっても、反転現像においては画像不良となり
易く、しかも従来より得られている積層型感光体では、
程度の差こそあれ、黒点、かぶり等の問題を持っている
ことが判った。
この問題の原因、即ち局所的帯電不良には種々の原因が
考えられるが、電極である導電性支持体と感光層の間
で、電荷の注入が局所的に起り、帯電電位が上がらない
ためと考えられる。このため、導電性支持体と感光層の
間にブロッキング層を設けることが考えられる。
考えられるが、電極である導電性支持体と感光層の間
で、電荷の注入が局所的に起り、帯電電位が上がらない
ためと考えられる。このため、導電性支持体と感光層の
間にブロッキング層を設けることが考えられる。
この様なブロッキング層を設けることは、従来から公知
の技術であり、その材料として酸化アルミニウム、水酸
化アルミニウムなどの無機層、ポリビニルアルコール、
カゼイン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、セ
ルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリ
イミド、ポリアミドなどの樹脂層が使用されている。
の技術であり、その材料として酸化アルミニウム、水酸
化アルミニウムなどの無機層、ポリビニルアルコール、
カゼイン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、セ
ルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリ
イミド、ポリアミドなどの樹脂層が使用されている。
しかしながら、これら従来のブロッキング層を有する感
光体を、反転現像方式のプロセスで使用しても、黒点を
完全になくすことは難かしい。特に高湿度の環境条件の
もとでは、地かぶりが著しく、実用に耐えないことが多
く、より一層の改善が望まれていた。
光体を、反転現像方式のプロセスで使用しても、黒点を
完全になくすことは難かしい。特に高湿度の環境条件の
もとでは、地かぶりが著しく、実用に耐えないことが多
く、より一層の改善が望まれていた。
そこで本発明者らは以上の様な、特に反転現像方式のプ
ロセスで使用される電子写真感光体の、地かぶり、微小
黒点等の問題を解決すべく、鋭意検討した結果、特定の
封孔処理を施した陽極酸化被膜を有するアルミニウム基
体を用いることによって、高湿下を含めた広い環境条件
下で、地かぶりがなく、良好な特性を有する感光体が得
られることを見い出した。
ロセスで使用される電子写真感光体の、地かぶり、微小
黒点等の問題を解決すべく、鋭意検討した結果、特定の
封孔処理を施した陽極酸化被膜を有するアルミニウム基
体を用いることによって、高湿下を含めた広い環境条件
下で、地かぶりがなく、良好な特性を有する感光体が得
られることを見い出した。
即ち、本発明の要旨は、陽極酸化被膜を有するアルミニ
ウム基体上に、光導電層を設けた電子写真感光体におい
て、該陽極酸化被膜がフッ化ニッケルを主成分とする封
孔剤により封孔されていることを特徴とする電子写真感
光体に存する。
ウム基体上に、光導電層を設けた電子写真感光体におい
て、該陽極酸化被膜がフッ化ニッケルを主成分とする封
孔剤により封孔されていることを特徴とする電子写真感
光体に存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の感光体は、特定の封孔処理が施された陽極酸化
被膜を有するアルミニウム基体上に設けられる。
被膜を有するアルミニウム基体上に設けられる。
アルミニウム基体は、陽極酸化処理を施す前に酸、アル
カリ、溶剤、界面活性剤、エマルジョン又は電解などの
各種脱脂洗浄方法により脱脂処理されることが好まし
い。
カリ、溶剤、界面活性剤、エマルジョン又は電解などの
各種脱脂洗浄方法により脱脂処理されることが好まし
い。
陽極酸化被膜は通常、例えばクロム酸、硫酸、シユウ
酸、リン酸、スルファミン酸などの酸性浴中で、陽極酸
化処理することにより形成される。この場合の電圧は2
〜160V、電流密度は0.1〜5A/dm2の範囲内に設定される
のが良い。
酸、リン酸、スルファミン酸などの酸性浴中で、陽極酸
化処理することにより形成される。この場合の電圧は2
〜160V、電流密度は0.1〜5A/dm2の範囲内に設定される
のが良い。
このようにして形成された陽極酸化被膜をフッ化ニッケ
ルを主成分として含有する水溶液中に浸漬させることに
より封孔処理が施され、本発明の陽極酸化被膜を得るこ
とができる。
ルを主成分として含有する水溶液中に浸漬させることに
より封孔処理が施され、本発明の陽極酸化被膜を得るこ
とができる。
ここで使用されるフッ化ニッケルの濃度は適宜選択する
ことができるが、3〜6g/lの範囲内で使用する場合が最
も効果的である。
ことができるが、3〜6g/lの範囲内で使用する場合が最
も効果的である。
また封孔処理をスムーズに進めるために、処理温度を25
〜40℃、好ましくは30〜35℃、又、フッ化ニッケル水溶
液のpHを4.5−6.5、好ましくは5.5−6.0の範囲内とする
ことが好ましい。pH調節剤としてはシュウ酸、ホウ酸、
蟻酸及び酢酸等を用いることができる。
〜40℃、好ましくは30〜35℃、又、フッ化ニッケル水溶
液のpHを4.5−6.5、好ましくは5.5−6.0の範囲内とする
ことが好ましい。pH調節剤としてはシュウ酸、ホウ酸、
蟻酸及び酢酸等を用いることができる。
尚、被膜物性を更に改良するため、フッ化コバルト、酢
酸ニッケル、硫酸ニッケル等をフッ化ニッケル水溶液に
添加してもよい。次いで水洗し乾燥して封孔処理を終え
る。
酸ニッケル、硫酸ニッケル等をフッ化ニッケル水溶液に
添加してもよい。次いで水洗し乾燥して封孔処理を終え
る。
このような封孔処理を施した陽極酸化被膜の厚さは通常
0.5〜20μm、特に2〜10μmであることが好ましい。
0.5〜20μm、特に2〜10μmであることが好ましい。
このような陽極酸化被膜上に設けられる光導電層には、
無機系、有機系の各種光導電体からなる層が使用できる
が、電荷発生層及び電荷移動層より成る積層型光導電体
を用いる場合が極めて有利である。
無機系、有機系の各種光導電体からなる層が使用できる
が、電荷発生層及び電荷移動層より成る積層型光導電体
を用いる場合が極めて有利である。
この場合の電荷発生層としては、Se及びその合金、ヒ素
−セレン、硫化カドミニウム、その他の無機光導電体、
フタロシアニン、アゾ色素、キナクリドン、多環キノン
などの各種有機顔料が使用できる。中でも無金属フタロ
シアニン、銅、塩化インジウム、塩化ガリウム、スズ、
オキシチタニウム、亜鉛、バナジウムなどの金属又はそ
の酸化物、塩化物の配位したフタロシアニン類、モノア
ゾ、ビスアゾ、トリスアゾ、ポリアゾ類などのアゾ顔料
が好ましい。
−セレン、硫化カドミニウム、その他の無機光導電体、
フタロシアニン、アゾ色素、キナクリドン、多環キノン
などの各種有機顔料が使用できる。中でも無金属フタロ
シアニン、銅、塩化インジウム、塩化ガリウム、スズ、
オキシチタニウム、亜鉛、バナジウムなどの金属又はそ
の酸化物、塩化物の配位したフタロシアニン類、モノア
ゾ、ビスアゾ、トリスアゾ、ポリアゾ類などのアゾ顔料
が好ましい。
電荷発生層は、これらの物質の均一層として、あるいは
バインダー樹脂中にこれらの微粒子を分散した状態で形
成される。ここで使用されるバインダー樹脂としては、
フェノキシ、エポキシ、ポリエステル、アクリル、ポリ
ビニルブチラール、ポリカーボネート樹脂などが挙げら
れる。電荷発生層の膜厚は通常0.1〜1μm、好ましく
は0.15〜0.6μmが好適である。
バインダー樹脂中にこれらの微粒子を分散した状態で形
成される。ここで使用されるバインダー樹脂としては、
フェノキシ、エポキシ、ポリエステル、アクリル、ポリ
ビニルブチラール、ポリカーボネート樹脂などが挙げら
れる。電荷発生層の膜厚は通常0.1〜1μm、好ましく
は0.15〜0.6μmが好適である。
電荷移動層中の電荷移動材料としては、ポリビニルカル
バゾール、ポリビニルビレン、ポリアセナフチレンなど
の高分子化合物、又は各種ピラゾリン誘導体、オキサゾ
ール誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体など
の低分子化合物が使用できる。これらの電荷移動材料と
ともに必要に応じてバインダー樹脂が配合される。好ま
しいバインダー樹脂としては、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのビニル重合体
及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、
フエノキシ、エポキシ、シリコーン樹脂などが挙げら
れ、またこれらの部分的架橋硬化物も使用される。
バゾール、ポリビニルビレン、ポリアセナフチレンなど
の高分子化合物、又は各種ピラゾリン誘導体、オキサゾ
ール誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体など
の低分子化合物が使用できる。これらの電荷移動材料と
ともに必要に応じてバインダー樹脂が配合される。好ま
しいバインダー樹脂としては、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのビニル重合体
及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、
フエノキシ、エポキシ、シリコーン樹脂などが挙げら
れ、またこれらの部分的架橋硬化物も使用される。
また電荷移動層は、必要に応じて酸化防止剤、増感剤な
どの各種添加剤を含んでいても良い。電荷移動層の膜厚
は通常10〜30μm、好ましくは13〜25μmであることが
好ましい。
どの各種添加剤を含んでいても良い。電荷移動層の膜厚
は通常10〜30μm、好ましくは13〜25μmであることが
好ましい。
本発明で使用される、フッ化ニッケルを主成分とする封
孔剤による封孔処理は、通常の水和封孔、酢酸ニッケル
封孔等に比べ、低温で処理できるため、処理後のアルマ
イト表面の乾燥ムラ等の欠陥発生が極めて少ない。
孔剤による封孔処理は、通常の水和封孔、酢酸ニッケル
封孔等に比べ、低温で処理できるため、処理後のアルマ
イト表面の乾燥ムラ等の欠陥発生が極めて少ない。
更に本発明によって得られた電子写真感光体を、反転現
像方式のプロセスを含む電子写真システムにおいて使用
すると、高湿度下を含めた広い環境条件下でかぶりのな
い良好な画像が得られる。
像方式のプロセスを含む電子写真システムにおいて使用
すると、高湿度下を含めた広い環境条件下でかぶりのな
い良好な画像が得られる。
〔実施例〕 以下実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨をこえない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。
発明はその要旨をこえない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1 表面を鏡面仕上げした肉厚1mmのアルミシリンダーを脱
脂剤P3T−580S(ヘンケル白水社製)の50g/l水溶液中
で、60℃、5分かけて脱脂洗浄を行なった。
脂剤P3T−580S(ヘンケル白水社製)の50g/l水溶液中
で、60℃、5分かけて脱脂洗浄を行なった。
続いて水洗を行なった後、170g/lの硫酸電解液中(溶存
Al濃度6g/l)で、1.2A/dm2の電流密度で陽極酸化を行な
い、6μmの陽極酸化被膜を形成した。
Al濃度6g/l)で、1.2A/dm2の電流密度で陽極酸化を行な
い、6μmの陽極酸化被膜を形成した。
次いで水洗後、酢酸によりpH6.0に調製したフッ化ニッ
ケル5g/l水溶液に35℃で5分間浸漬し、封孔処理を行な
った。続いて純水により十分な洗浄を行ない、乾燥し
た。
ケル5g/l水溶液に35℃で5分間浸漬し、封孔処理を行な
った。続いて純水により十分な洗浄を行ない、乾燥し
た。
次にオキシチタニウムフタロシアニン10重量部、ポリビ
ニルブチラール(積水化学工業社製“エスレツクBH−
3")5重量部に、1,2−ジメトキシエタン500重量部を加
え、サンドグラインドミルで粉砕、分散処理を行なっ
た。
ニルブチラール(積水化学工業社製“エスレツクBH−
3")5重量部に、1,2−ジメトキシエタン500重量部を加
え、サンドグラインドミルで粉砕、分散処理を行なっ
た。
この分散液に、先に陽極酸化被膜を設けたアルミシリン
ダーを浸漬塗布し、乾燥後の膜厚が0.4μmとなるよう
に電荷発生層を設けた。
ダーを浸漬塗布し、乾燥後の膜厚が0.4μmとなるよう
に電荷発生層を設けた。
次にこのアルミシリンダーを、次に示すヒドラゾン化合
物80重量部と 次に示すヒドラゾン化合物20重量部 及びポリカーボネート樹脂(三菱化成工業(株)製“ノ
バレックス7030A")100重量部を1,4−ジオキサン1,000
重量部に溶解させた液に浸漬塗布し、乾燥後の膜厚が20
μmとなるように電荷移動層を設けた。
物80重量部と 次に示すヒドラゾン化合物20重量部 及びポリカーボネート樹脂(三菱化成工業(株)製“ノ
バレックス7030A")100重量部を1,4−ジオキサン1,000
重量部に溶解させた液に浸漬塗布し、乾燥後の膜厚が20
μmとなるように電荷移動層を設けた。
この様にして得られたドラムを感光体Aとする。
実施例2 実施例1において、市販のフッ化ニッケルを主成分とす
る封孔剤“Anodal CS−2"(SANDOZ K.K製)の5g/l水溶
液中に30℃で5分間浸漬し、封孔処理を行なった以外
は、実施例1と同様にして感光体Bを作成した。
る封孔剤“Anodal CS−2"(SANDOZ K.K製)の5g/l水溶
液中に30℃で5分間浸漬し、封孔処理を行なった以外
は、実施例1と同様にして感光体Bを作成した。
実施例3 実施例1において、市販のフッ化ニッケルを主成分とす
る封孔剤“ハードウオールNo.5"(日華化学工業(株)
製)の5g/l水溶液中に33℃で5分間浸漬し、封孔処理を
行なった以外は実施例1と同様にして感光体Cを作成し
た。
る封孔剤“ハードウオールNo.5"(日華化学工業(株)
製)の5g/l水溶液中に33℃で5分間浸漬し、封孔処理を
行なった以外は実施例1と同様にして感光体Cを作成し
た。
比較例1 実施例1において、市販の酢酸ニッケルを主成分とする
封孔剤“DX−500"(奥野製薬(株)製)の7g/l水溶液中
に、90℃で10分間浸漬し封孔処理を行なった以外は実施
例1と同様にして感光体Dを作成した。
封孔剤“DX−500"(奥野製薬(株)製)の7g/l水溶液中
に、90℃で10分間浸漬し封孔処理を行なった以外は実施
例1と同様にして感光体Dを作成した。
比較例2 実施例1において、純水中で95℃、20分間浸漬し封孔処
理を行なった以外は、実施例1と同様にして感光体Eを
作成した。
理を行なった以外は、実施例1と同様にして感光体Eを
作成した。
比較例3 実施例1において、封孔処理を施さない以外は、すべて
実施例1と同様にして感光体Fを作成した。
実施例1と同様にして感光体Fを作成した。
比較例4 表面を鏡面仕上げしたアルミシリンダー上に、直接実施
例1と同様に電荷発生層、電荷移動層を設け、感光体−
Gを作成した。
例1と同様に電荷発生層、電荷移動層を設け、感光体−
Gを作成した。
次にこれらの感光体を、反転現像に改造した市販の複写
機に装着し、各環境条件下における画像特性を評価し
た。その結果を表−1に示すが、本発明の感光体A、
B、Cではいずれの条件下でも、全くかぶり、微小黒点
のない良好な画像が得られたが、比較例の感光体では、
いずれも特に高温、高湿下でかぶりが発生し、実用に耐
えないものであることがわかった。
機に装着し、各環境条件下における画像特性を評価し
た。その結果を表−1に示すが、本発明の感光体A、
B、Cではいずれの条件下でも、全くかぶり、微小黒点
のない良好な画像が得られたが、比較例の感光体では、
いずれも特に高温、高湿下でかぶりが発生し、実用に耐
えないものであることがわかった。
以上の結果から明らかなように、本発明のフッ化ニッケ
ルを主成分とする封孔剤により封孔された、陽極酸化被
膜を有する電子写真感光体は、優れた性能を有している
ことがわかる。
ルを主成分とする封孔剤により封孔された、陽極酸化被
膜を有する電子写真感光体は、優れた性能を有している
ことがわかる。
Claims (1)
- 【請求項1】陽極酸化被膜を有するアルミニウム基体上
に、光導電層を設けた電子写真感光体において、該陽極
酸化被膜がフッ化ニッケルを主成分とする封孔剤により
封孔されていることを特徴とする電子写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4943387A JPH0675208B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4943387A JPH0675208B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 電子写真感光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63214759A JPS63214759A (ja) | 1988-09-07 |
JPH0675208B2 true JPH0675208B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=12830971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4943387A Expired - Fee Related JPH0675208B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675208B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2509225B2 (ja) * | 1987-06-12 | 1996-06-19 | 昭和アルミニウム株式会社 | 電子写真用感光体の製造方法 |
JP2757393B2 (ja) * | 1988-10-21 | 1998-05-25 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体の製造方法 |
JPH02219062A (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | Showa Alum Corp | 電子写真用感光体の下地洗浄方法 |
JPH02226162A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-07 | Fuji Electric Co Ltd | 電子写真用感光体 |
JP3707229B2 (ja) * | 1997-06-27 | 2005-10-19 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 電子写真感光体およびこれを用いた電子写真画像形成装置 |
JP3408405B2 (ja) * | 1997-07-16 | 2003-05-19 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体基板および電子写真用感光体 |
-
1987
- 1987-03-04 JP JP4943387A patent/JPH0675208B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63214759A (ja) | 1988-09-07 |
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