JPH0675151B2 - 撮影光学系の光学的作用が可変なカメラ - Google Patents

撮影光学系の光学的作用が可変なカメラ

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JPH0675151B2
JPH0675151B2 JP58193996A JP19399683A JPH0675151B2 JP H0675151 B2 JPH0675151 B2 JP H0675151B2 JP 58193996 A JP58193996 A JP 58193996A JP 19399683 A JP19399683 A JP 19399683A JP H0675151 B2 JPH0675151 B2 JP H0675151B2
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optical system
photographing optical
switch
photographing
dustproof cover
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Nippon Kogaku KK
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/04Roll-film cameras
    • G03B19/07Roll-film cameras having more than one objective

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、撮影光学系の光学的作用が可変なカメラに関
する。
(発明の背景) 従来、撮影者の広汎な撮影意図に合わせて、撮影光学系
の光学的作用を変えることが出来るカメラが種々あっ
た。例えばズーミングやフォーカシングが可能なもの、
更にマクロ撮影が可能なものがあった。
また従来、不使用時には撮影が不可能な状態にするカメ
ラが知られている。例えば撮影光学系を保護するために
防塵カバーで覆ったり、不用意な撮影を防止するために
シャッタレリーズが出来ないようにするものがあった。
これら両方の機能を備えたカメラの撮影開始時の操作
は、次のようになされる。シャッターレリーズに先立
ち、まずカメラを撮影不可能状態から撮影可能状態に切
り換え、それから撮影光学系の光学的作用を変化させる
操作を順次行う。しかしながら従来は、それぞれの操作
手段が別個に設けられていたために、2つの操作の間に
カメラを持ち替える必要があって、撮影開始までに時間
がかかり、撮影好機を逃してしまうという欠点があっ
た。
(発明の目的) 本発明の目的は、両機能を備えたカメラの操作性を向上
させることにある。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
本実施例は、撮影光学系の光学的作用として焦点距離が
可変であって、撮影不可能化手段として防塵カバーとシ
ャッターレリーズ禁止手段をそなえ、操作手段として防
塵カバーを兼用したものである。
第1図乃至第3図は、それぞれ本発明の一実施例の上面
図を示している。各図において、カメラ本体1の前面に
は、防塵カバー2が図中左右方向に変位して、撮影光学
系3を露出させる第1、第2の開位置と、撮影光学系3
を遮蔽する閉位置の3つの位置でクリックが掛かるよう
に設けられており、撮影光学系3が図中上下方向に変位
して、繰出位置と繰込位置の2つの位置を取り得るよう
に設けられている。
第1図において、防塵カバー2は第1の開位置にあり、
撮影光学系3は防塵カバー2の前面より突出した繰出位
置にある。この時撮影光学系3は、撮影光束中に挿入さ
れる後述の副撮影光学系26(第5図に図示)と合成光学
系を構成して望遠領域の焦点距離になっている。従っ
て、望遠光学系での撮影が可能となる。この時指標2a
は、カメラ本体上の文字「T」を指してこのことを視認
可能とする。
第2図において、防塵カバー2は第1の開位置より左方
に変位された第2の開位置にあり、撮影光学系3は、繰
出位置よりカメラ本体1内に向けて繰り込まれた繰込位
置にある。この時副撮影光学系26は撮影光束より退避し
ており、撮影光学系3は、広角領域(または標準領域)
の焦点距離になっている。従って広角光学系での撮影が
可能となる。この時指標2aは、カメラ本体1上の文字
「W」と対向して、このことを視認可能とする。
第3図において、防塵カバー2は第2の開位置より左方
に変位した閉位置にあって、繰込位置にある撮影光学系
3を覆っている。防塵カバーがこの閉位置にある時は、
撮影が不可能であることをカメラ上部から視認可能とす
るために、防塵カバー2の上面に付された指標2aは、カ
メラ本体1の上面に付された文字「OFF」と対向してい
る。
第1図のカメラ本体を一部破断した部分にはスイッチSw
1、Sw2が示されている。両スイッチSw1、Sw2は、防塵カ
バー2の位置に応じて逆相で切り換わり、撮影光学系3
を変位させる後述のモータ12(第4図乃至第6図に図
示)の回転方向を制御する。この防塵カバーと両スイッ
チの連動は、カメラ本体に図中上下方向変位可能に設け
られたロッド4によってなされる。ロッド4の一端は、
ばね5の付勢力により防塵カバー2の内面の摺動経路に
突出可能となっており、防塵カバー2が第1図に示す第
1の開位置にある時だけ突出するようになっている。こ
の時スイッチSw1、Sw2は、それぞれロッド4の中程に設
けられたばね受け用鍔部4aの作用を受けてOFF、ONとな
っている。防塵カバー2が第1の開位置から左方に変位
すると、ロッド4の先端が防塵カバー2の内面に押され
るので、ロッド4は図中上方に変位してスイッチSw1、S
w2をそれぞれON、OFFに切り換える。
第3図のカメラ本体を一部破断した部分にはスイッチSw
3が示されている。スイッチSw3は、防塵カバー2が第2
の開位置より左方に変位さるとOFFになり、後述のシャ
ッター制御回路30(第6図に図示)への給電を断ってシ
ャッタレリーズを禁止する。この防塵カバーとスイッチ
Sw3との連動は、カメラ本体に図中上下方向変位可能に
設けられたロッド6によってなされる。ロッド6の一端
は、スイッチSw3の可動片の付勢力により防塵カバー2
の摺動経路中に突出可能となっており、防塵カバー2が
第1、第2の開位置にある時だけ突出するようになって
いる。この時スイッチSw3は、ロッド4の他端の干渉が
解かれてONとなっている。防塵カバー2が第2の開位置
より閉位置に向けて変位されるとロッド6の先端が防塵
カバー2の内面に押されるので、ロッド6は図中上方に
変位してスイッチSw3をOFFに切り換える。
第4図は、本実施例の撮影光学系駆動手段の機械的構成
部分であるところの変位機構を斜視図を示している。
同図において、台板10の中央部には撮影光束が通過する
開口10aが設けられており、その前方には一点鎖線を示
した絞り兼シャッター装置11、撮影光学系3が固設され
ている。台板10の上方裏面にはモータ12が固設され、台
板10と平行なその回転軸(第5図に図示)の先端にはベ
ベルギヤ12a(第5図に図示)が固設されている。この
ベベルギヤ12aには台板10に軸支されたベベルギヤ13が
かみ合い、このギヤ13の平歯の部分には同じく台板に軸
支されたギヤ14がかみ合っている。ギヤ14の中央には貫
通孔が開けられており、この貫通孔にはギヤ14の回転中
心を軸心とするめねじが切られている。このめねじに
は、案内軸15に切られたおねじが螺合している。案内軸
15は、光軸方向に延びており、末端はカメラ本体の基板
1aに固設され、先端は台板10の貫通孔に遊嵌状態で貫通
している。基板1aには共に光軸方向に延びる2本の案内
軸16、17も植設されている。案内軸16は、台板の裏面に
突設された張出部10bの貫通孔10cと台板10の貫通孔10d
とに遊嵌状態で貫通している。案内軸16の中程には、ば
ね受け用鍔部16aが固設されており、鍔部16aと張出部10
bとの間には、ばね18が配設されている。このばね18
は、張出部10bを介して台板10を基板1aの方向に押圧
し、ギヤ14と案内軸15との螺合箇所に生じるバックラッ
シュを取り去る。案内軸17は、台板10の長孔10eに遊嵌
状態で貫通している。このような構成なので、モータ12
が回転すると台板10およびそれに固設された撮影光学系
3、絞り兼シャッター装置11は、3つの案内軸15〜17に
案内されて繰出位置と繰込位置との間を光軸方向に変位
する。
台板10の右側面にはプリント基板19が固設されている。
このプリント基板19の表面には、導体ランド19a〜19cが
設けられており、これらにはカメラ本体に固設された3
つの摺動接点20〜22がそれぞれ摺接可能となっている。
摺動接点20と導体ランド19aとでスイッチSw4を、摺動接
点21と導体ランド19bとでスイッチSw5を、摺動接点22と
導体ランド19cとでスイッチSw6をそれぞれ構成してい
る。スイッチSw3は撮影光学系3が繰込位置にある時、
スイッチSw5は繰出位置にある時、スイッチSw6は繰込位
置と繰出位置の中間にある時それぞれOFFとなる。スイ
ッチSw4、Sw5はリミットスイッチとして働き、撮影光学
系3が繰込位置または繰出位置まで変位してくるとモー
タ12の給電を断つ。スイッチSw6は、撮影光学系3が上
記両位置の中間の位置にあって、フィルム面に被写体像
を形成不可能な時に、シャッターレリーズが出来ないよ
うにするためにシャッター制御回路への給電を断つため
のスイッチである。尚フィルム23は、台板10と基板1aと
の間に配設される。
第5図は、台板10の裏面に配設された副撮影光学系装脱
機構の正面図である。
同図において、台板10の裏面には減速ギア列24とホルダ
ー25が軸支されており、ホルダー25には副撮影光学系26
が保持されている。減速ギア列24の入力ギヤ24aは、上
記ベベルギヤ13の平歯部分とかみ合っており、減速ギア
列24の最終ギヤ24bとホルダー25とは同軸であって、両
者はねじりばね27を介して結合されている。
減速ギヤ列24の減速比は、次のように設定されている。
すなわち撮影光学系3が繰出位置にある時は、副撮影光
学系26を撮影光束中に挿入した挿入位置(実線で図示)
に置き、撮影光学系3が繰出位置に変位すると、副撮影
光学系26を撮影光束から退避させた退避位置(2点鎖線
で図示)に揺動させるようになっている。
副撮影光学系26は、繰出位置にある撮影光学系3と合成
光学系を構成して焦点距離を望遠の領域に変化させる。
第6図は、本実施例の撮影光学系駆動手段の電気的構成
部分であるところのモータ制御回路を示している。
同図において、モータ12は3つの給電経路で駆動され
る。
第1の経路は、電源Eの正極−スイッチSw4−スイッチS
w1a−モータ12−スイッチSw1b−電源Eの負極の経路で
ある。この経路で給電がなされることにより、モータ12
は回転し、撮影光学系3を繰込位置へ変位させると共に
副撮影光学系26を退避位置に変位させる。
第2の経路は、電源Eの正極−スイッチSw5−スイッチS
w2a−モータ12−スイッチSw2b−電源Eの負極の経路で
ある。この経路で給電がなされることにより、モータ12
は第1の経路の時とは逆方向に回転して、撮影光学系3
を繰出位置へ変位させると共に副撮影光学系26を挿入位
置に変位させる。
ここでスイッチSw1a、Sw1bは上記スイッチSw1によって
制御される半導体スイッチであって、スイッチSw1と同
相で切り換わり、スイッチSw2a、Sw2bは上記スイッチSw
2によって制御される半導体スイッチであって、スイッ
チSw2と同相で切り換わる。
第3の経路は、自動焦点調節・シャッター制御回路30と
モータ12とを結ぶ経路であって、この制御回路の出力に
よりモータ12は正逆転して、撮影光学系を光軸方向に前
後させ、焦点を合致させる。
この制御回路30の給電路には、直列接続されたスイッチ
Sw3、Sw6が挿入されている。スイッチSw3は防塵カバー
2が第2の開位置と閉位置の中間の位置および閉位置に
ある時OFFとなる。スイッチSw6は撮影光学系3が繰出位
置と繰込位置との中間の位置にある時(副撮影光学系26
は退避位置と挿入位置との中間の位置にある時)OFFと
なる。これらにより撮影光学系3、26や防塵カバー2が
撮影に不適当な位置にある時にシャッターレリーズがな
されることが防がれる。
次に本実施例の動作を第1表に従って説明する。第1表
は、防塵カバー2の位置、撮影光学系3、26の焦点距
離、各スイッチの状態の関係を示しており、防塵カバー
2を第1図に示す第1の開位置と第3図に示す閉位置と
の間で往復動させた場合の順序で記されている。
(フェーズ1) 防塵カバー2が第1の開位置にある時、第1図に示すよ
うにスイッチSw1、Sw2はそれぞれOFF、ONの状態にある
ので、これらと同相のスイッチSw1a・Sw1b、Sw2a・Sw2b
も同様にOFF、ONの状態にあり、またスイッチSw3はONの
状態にある。この時撮影光学系3は繰出位置にあるの
で、第4図に示すようにスイッチSw4〜Sw6は、それぞれ
ON、OFF、ONの状態にある。スイッチSw1a、Sw1bがOFFで
あるから上記第1の経路は形成されず、スイッチSw5がO
FFであるから上記第2の経路も形成されない。従って撮
影光学系3は繰出位置で、副撮影光学系26は挿入位置で
それぞれ静止するので、合成光学系が構成され、その焦
点距離は望遠の領域になる。またスイッチSw3、Sw6は共
にONであるから、自動焦点調節・シャッター制御回路30
は作動可能状態にあり、望遠光学系での撮影が可能であ
る。
(フェーズ2) 防塵カバー2が第1の開位置と第2の開位置の中間の位
置にある時、第1図のロッド4は防塵カバー2により図
中上方に押され、スイッチSw1、Sw2はそれぞれON、OFF
の状態に切り換わるので、スイッチSw1a・Sw1b、Sw2a・
Sw2bも同様にON、OFFの状態になる。スイッチSw4はONの
ままである。スイッチSw1a・Sw1b、Sw4がONであるから
上記第1の経路が形成され、モータ12が起動する。従っ
て撮影光学系3は繰出位置から繰込位置に向けて変位し
はじめ、副撮影光学系26は退避位置に向けて変位しはじ
める。この時撮影光学系3、副撮影光学系26は、ともに
変位途中にあるので、焦点距離は不定である。撮影光学
系3が繰出位置と繰込位置の中間にあるので、第4図に
示すスイッチSw6がOFFに切り換わり、自動焦点調節・シ
ャッター制御回路30は作動不能状態になり、撮影が不可
能となる。
(フェーズ3) 防塵カバー2が第2の開位置に到達してもスイッチSw
1、Sw2はフェーズ2の状態と変わることはないので、ス
イッチSw1a・Sw1b、Sw2a・Sw2bの状態も変わることはな
い。しかし撮影光学系3が繰込位置に到達すると、第4
図に示すスイッチSw4〜Sw6は、それぞれOFF、ON、ONの
状態になる。スイッチSw4がOFFであるから上記第1の経
路は断たれ、モータ12への給電は停止される。従って撮
影光学系3は繰込位置で、副撮影光学系26は退避位置で
それぞれ静止するので、撮影光学系は撮影光学系3のみ
で構成され、その焦点距離は広角の領域になる。またス
イッチSw3、Sw6は共にONであるから、自動焦点調節・シ
ャッター制御回路30は作動可能状態にあり、広角光学系
での撮影が可能である。
(フェーズ4) 防塵カバー2が、第2の開位置と閉位置の中間の位置に
達した時もスイッチSw1、Sw2はフェーズ2、3の状態と
変わることはないので、スイッチSw1a・Sw1b、Sw2a・Sw
2bの状態も変わることはない。従って撮影光学系3は繰
込位置に、副撮影光学系26は退避位置にそれぞれ静止し
たままである。この時スイッチSw3がOFFに切り換わるの
で、自動焦点調節・シャッター制御回路30は作動不能状
態になり、撮影が不可能となる。
(フェーズ5) 防塵カバー2が閉位置に達することの他は、フェーズ4
と変わりない。
(フェーズ6) フェーズ4と同じ。
(フェーズ7) フェーズ3と同じ。
(フェーズ8) 防塵カバー2が第1の開位置に達すると、第1図に示す
ようにロッド4は防塵カバー2の干渉を解かれるのでば
ね5の付勢力により図中下方に押され、スイッチSw1、S
w2はそれぞれOFF、ONの状態に切り換わる。これにより
スイッチSw1a・Sw1b、Sw2a・Sw2bも同様にOFF、ONの状
態になる。スイッチSw5はONのままである。スイッチSw2
a、Sw2b、Sw5がONであるから上記第2の経路が形成さ
れ、モータ12がフェーズ2の時と逆方向に回転しはじめ
る。従って撮影光学系3は繰込位置から繰出位置に向け
て、副撮影光学系26は退避位置から挿入位置に向けてそ
れぞれ変位しはじめる。この時撮影光学系3、副撮影光
学系26は、ともに変位途中にあるので、焦点距離は不定
である。撮影光学系3が繰込位置と繰出位置の中間に位
置すると、第4図に示すスイッチSw6がOFFに切り換わる
ので自動焦点調節・シャッター制御回路30は作動不能状
態となり、撮影が不可能となる。
(フェーズ9) フェーズ1と同じ。
上記実施例では防塵カバーが第2の開位置と閉位置にあ
る時、撮影光学系は共に繰込位置にあるように設定した
が、防塵カバーを閉じた時のカメラの大きさをより小さ
くするために、撮影光学系を繰込位置よりも更に繰り込
んだ位置に変位できるようにして、防塵カバーを閉位置
に変位させる動作に連動して撮影光学系をこの更に繰り
込んだ位置に変位させるようにしても良い。
以上説明したように本実施例のカメラは、防塵カバーを
閉じる動作に連動させて撮影光学系を繰り込ませるよう
にしたので、カメラの不使用時は小型で携帯性の優れた
ものとなり、防塵カバーが開いた状態で留まれる位置を
複数用意し、その位置に応じて撮影光学系の繰り出し量
を変化させて複数の焦点距離になるようにしたので、操
作性、速写性に優れたものとなる。
次に本発明の別の実施例を説明する。本実施例は、撮影
光学系の光学的作用として焦点距離が可変であって、撮
影不可能化手段として防塵カバーとシャッタレリーズ禁
止をそなえ、3つの位置を取りうる専用の操作手段を備
えものである。先の実施例と同一の機能を果たす部分
は、同一の符号を付して説明を省略する。
第7図乃至第9図は、別実施例の上面図を示しており、
各図において操作手段40は、第1、第2、第3の3つの
位置でクリックが掛かる摺動つまみ40aを備えている。
この第1、第2、第3の位置は、先の実施例の防塵カバ
ー2の第1、第2の開位置、閉位置にそれぞれ対応して
いる。防塵カバー2′は、この操作手段40に連動してお
り、撮影光学系3を覆う閉位置と露出させる開位置の2
つの位置の間を変位する。
第7図において、操作手段40の操作つまみ40aは第1の
位置にあり、防塵カバー2′は開位置にあり、撮影光学
系3はカメラ本体1の前面より突出した操出位置にあ
る。この時撮影光学系3の後方には副撮影光学系26が挿
入され、両者で合成光学系を構成して望遠領域の焦点距
離になっている。従って、望遠光学系での撮影が可能と
なる。この時操作つまみ40aは、カメラ本体上の文字
「T」を指してこのことを視認可能とする。
第8図において、操作つまみ40aは、第2の位置にあ
り、防塵カバー2′は開位置にあり、撮影光学系3はカ
メラ本体内に収納された繰込位置にある。この時副撮影
光学系26は撮影光束より退避しており、撮影光学系3
は、広角領域(または標準領域)の焦点距離になってい
る。従って広角光学系での撮影が可能となる。この時操
作つまみ40aは、カメラ本体1上の文字「W」と対向し
て、このことを視認可能とする。
第9図において、操作つまみ40aは、第3の位置にあ
り、防塵カバー2′は開位置より左方に変位した閉位置
にあって、繰込位置にある撮影光学系3を覆っている。
防塵カバーがこの閉位置にある時は、撮影が不可能であ
ることをカメラ上部から視認可能とするために、防塵カ
バー2の上面に付された指標2aは、カメラ本体1の上面
に付された文字「OFF」と対向している。
第10図には操作手段40に連動して切り換わるスイッチが
示されている。
スイッチSw1は操作つまみ40aが第1の位置にある時にOF
Fとなり、スイッチSw2はスイッチSw1と逆相で切り換わ
る。両スイッチSw1・Sw2は前述のように撮影光学系3を
変位させる上記モータ12の回転方向を制御する。
スイッチSw3は、操作つまみ40aが第2の位置から第3の
位置に向けて変位するとOFFになり、前述のシャッター
制御回路30(第6図に図示)への給電を断ってシャッタ
レリーズを禁止する。
スイッチSw10は、操作つまみ40aが第1、第2の位置に
ある時にON、第3の位置にある時にOFFとなるスイッチ
であり、スイッチSw11は、これと逆相のスイッチであ
る。両スイッチは、防塵カバー2′の開閉を制御するた
めのスイッチである。
撮影光学系3、26を駆動する撮影光学系駆動手段は、第
4図と第5図とに示した構成と同じものが採用されてい
るので説明は省略する。
第11図は、カメラ本体1の前面裏に配設された防塵カバ
ー2′の開閉機構の正面図である。
同図において、防塵カバー2′が、カメラ本体1の前面
裏に軸支されて、光軸と直交する方向に揺動可能となっ
ている。防塵カバー2′の回転軸の周囲には、部分的に
面歯車2′aが設けられている。モータ41は、カメラ本
体1の前面裏に固設されており、その回転は、回転軸に
固設されたウォームホイール41a、これとかみ合うウォ
ームギヤ42、これと一体同軸のギヤ42aに伝えられ、こ
れとかみ合う上記面歯車2′aを介して防塵カバー2′
を揺動させる。防塵カバー2′は、開位置(実線で図
示)と閉位置(2点鎖線で図示)との間をモータ41によ
り揺動される。リミットスイッチSw43、Sw44は、防塵カ
バー2′が開位置、閉位置にある時にそれぞれOFFとな
ってモータ41の回転を停止させる。
第12図は、防塵カバー2′を開閉させるためのモータ制
御回路を示している。
同図において、モータ41は2つの給電経路で駆動され
る。
第1の経路は、電源Eの正極−スイッチSw43−スイッチ
Sw10a−モータ41−スイッチSw10b−電源Eの負極の経路
である。この経路で給電がなされることにより、モータ
41は回転し、防塵カバー2′を開位置から閉位置に変位
させる。
第2の経路は、電源Eの正極−スイッチSw44−スイッチ
Sw11a−モータ41−スイッチSw11b−電源Eの負極の経路
である。この経路で給電がなされることにより、モータ
41は第1の経路の時とは逆方向に回転して、防塵カバー
2′を閉位置から開位置に変位させる。
ここでスイッチSw10a、Sw10bは上記スイッチSw10によっ
て制御される半導体スイッチであって、スイッチSw10と
同相で切り換わり、スイッチSw11a、Sw11bは上記スイッ
チSw11によって制御される半導体スイッチSwであって、
スイッチSw11と同相で切り換わる。
本実施例の動作は、前掲の第1表の防塵カバー2を操作
つまみ40aに読み替え、防塵カバー2の第1の開位置、
第2の開位置、閉位置を操作つまみ40aの第1の位置、
第2の位置、第3の位置にそれぞれ読み替えれば良いの
で省略し、先の実施例にない防塵カバー2′の開閉動作
について説明する。
防塵カバー2′が第11図に示すように開位置にあるとす
ると、スイッチSw43はONであり、スイッチSw44はOFFで
ある。この時に操作つまみ40aが第1の位置(「T」と
対向する位置)または第2の位置(「W」と対向する位
置)から第3の位置(「OFF」と対向する位置)に変位
されると、スイッチSw10がONとなり、スイッチSw11がOF
Fとなる。これによりこれらと同相のスイッチSw10a・Sw
10bがONとなり、スイッチSw11a・Sw11bがOFFとなる。従
って上記第1の経路が形成され、防塵カバー2′が開位
置から閉位置へ向けて変位する。防塵カバー2′が閉位
置に到達すると、スイッチSw43がOFFとなるので、第1
の経路が断たれてモータ41は停止し、防塵カバー2′は
閉位置で停止する。
この状態から操作つまみ40aを第1または第2の位置へ
復帰させると、スイッチSw10がOFFとなり、スイッチSw1
1がONとなる。これによりこれらと同相のスイッチSw10a
・Sw10bがOFFとなり、スイッチSw11a・11bがONとなる。
この時スイッチSw44はONであるので、上記第2の経路が
形成され、防塵カバー2′が閉位置から開位置へ向けて
変位する。防塵カバー2′が開位置に到達すると、スイ
ッチSw44がOFFとなるので、第2の経路が断たれてモー
タ41は停止し、防塵カバー2′は開位置で停止する。
この実施例では操作つまみ40aが第1と第2の位置にあ
る時、撮影光学系は共に繰込位置にあるように設定した
が、防塵カバーを閉じた時のカメラの大きさをより小さ
くするために、撮影光学系を繰込位置よりも更に繰り込
んだ位置に変位できるようにして、防塵カバーを閉位置
に変位させる動作に連動して撮影光学系をこの更に繰り
込んだ位置に変位させるようにしても良い。
尚、本明細書で撮影光学系の光学的作用とは、それが変
化することにより撮影画面に視覚的変化を与えるものを
言う。上記両実施例では光学的作用として焦点距離を挙
げ、それを望遠と広角の2段階に変化させたが、本発明
はこれに限ることはなく、例えばフィルム面で合焦する
被写体距離、光学系透過光の波長分布が挙げられる。ま
た光学的作用の変化の態様は、段階的であっても連続的
であっても良く、それは段階的または連続的な光学系の
繰り出し・繰り込み、光学系を構成するレンズの間隔の
段階的または連続的な変化、レンズその他の光学部材
(例えばフィルタ)の装脱によってなされる。
本明細書で撮影不可能化手段とは、それが作動すると被
写体を適正に撮影出来なくなるものを言う。上記両実施
例では撮影不可能化手段として撮影光学系を覆う防塵カ
バーと、シャッター制御回路への給電を断つスイッチを
挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば防
塵カバーとスイッチの一方のみであっても良く、またフ
ァインダーを覆って被写体を観察不可能にする遮光手段
でも、シャッターレリーズを機械的に禁止する手段でも
良い。
本明細書で操作手段とは、手を離すことなく操作して、
少なくとも3つの操作状態に順次切り換え可能なものを
言う。第1と第2の操作状態は撮影光学系の光学的作用
を第1と第2の撮影状態にするためのものであり、第3
の操作状態は撮影不可能化手段を作動させるためのもの
である。上記両実施例では操作手段として防塵カバー、
摺動操作つまみを挙げたが、本発明はこれに限定される
ことはない。また、その操作状態は3つ以上であれば良
く、撮影光学系の光学的作用が2つ以上の状態に変化す
る場合はその数に応じて操作状態も増えることになる。
例えば光学的作用が連続的に変化する場合は、操作手段
は操作状態を無限にもつことになり、撮影不可能化手段
のための第3の操作状態を除く残り全部の操作状態が撮
影光学系の光学的作用を変化させるためのものとなる。
本明細書で連動手段とは、操作手段と撮影光学系とを連
動させる機能と、操作手段と撮影不可能化手段とを連動
させる機能とを有している。操作手段が、第1の操作状
態にある時は撮影光学系をある光学的作用を奏する第1
の撮影状態になし、第2の操作状態にある時は撮影光学
系を別の光学的作用を奏する第2の撮影状態になし、第
3の操作状態にある時は撮影不可能化手段を作動させ
る。撮影光学系の光学的作用が2つ以上の状態に変化す
る場合、例えば、連続的に変化する場合は、操作手段の
操作状態が、連続的に変化されるのに応じて、連動手段
は撮影光学系の光学的作用を連続的に変化させることに
なる。
上記両実施例で連動手段は、操作手段(防塵カバー、操
作つまみ)が第1の操作状態(第1の開位置、第1の位
置)と第2の操作状態(第2の開位置、第2の位置)に
ある時には、撮影光学系の光学的作用(焦点距離)を第
1の撮影状態(広角)と第2の撮影状態(望遠)にな
し、第3の操作状態(閉位置、第3の位置)にある時に
は、撮影不可能化手段(防塵カバーとシャッター制御回
路の給電路に挿入されたスイッチ)を作動(撮影光学系
と遮蔽とシャッターレリーズの禁止)させた。
(発明の効果) 上述のように本発明によれば、レンズ保護部材を操作
し、開位置の閉位置との間で移動することで撮影光学系
を繰り出し位置と繰り込み位置との間で駆動することが
可能となるので速写性、操作性にすぐれたカメラが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例の上面図、第4図
は同実施例の撮影光学系の変位機構の斜視図、第5図は
同実施例の副撮影光学系の装脱機構を示す正面図、第6
図は同実施例の撮影光学系変位用モータ制御回路図、第
7図乃至第9図は本発明の別の実施例を上面図、第10図
は同実施例の操作つまみに連動する各スイッチを示す部
分拡大図、第11図は同実施例の防塵カバー開閉機構を示
す正面図、第12図は同実施例の防塵カバー開閉用モータ
制御回路図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1……カメラ本体 2、2′……防塵カバー 3、26……撮影光学系 10〜22、スイッチSw1、Sw2、Sw4、Sw5、Sw6……撮影光
学系駆動手段 Sw3……シャッターレリーズ禁止手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの前面に位置し、少なくとも繰り出
    し位置と繰り込み位置との間で撮影光軸方向に移動可能
    な撮影光学系と、 光軸とほぼ垂直な面内で手動操作により移動可能なよう
    にカメラの前面に配置され、移動により前記撮影光学系
    前面を保護する閉位置と前記撮影光学系前面から退避す
    る開位置とをとり得るレンズ保護部材と、 前記レンズ保護部材が前記開位置から前記閉位置の方向
    に操作されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に従い前記撮影光学系を前記繰
    り出し位置から前記繰り込み位置に駆動する駆動制御手
    段とを有することを特徴とする撮影光学系の光学的作用
    が可変なカメラ。
  2. 【請求項2】前記検出手段は、前記レンズ保護部材が前
    記開位置から前記閉位置の方向に所定量だけ操作された
    ことを検出することを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の撮影光学系の光学的作用が可変なカメ
    ラ。
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