JPH067484Y2 - デイスクプレ−ヤ - Google Patents

デイスクプレ−ヤ

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JPH067484Y2
JPH067484Y2 JP1986145642U JP14564286U JPH067484Y2 JP H067484 Y2 JPH067484 Y2 JP H067484Y2 JP 1986145642 U JP1986145642 U JP 1986145642U JP 14564286 U JP14564286 U JP 14564286U JP H067484 Y2 JPH067484 Y2 JP H067484Y2
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JP
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disc
optical block
disc tray
cabinet
disk
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忠雄 黒須
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 以下の順序で本考案を説明する。
A産業上の利用分野 B考案の概要 C従来の技術 D考案が解決しようとする問題点 E問題点を解決するための手段 F作用 G実施例 G1 ディスクプレーヤの概要の説明(第4図) G2 ディスクトレー及び光学ブロックの説明 (第2図、第3図、第7図〜第10B図) G3 キャビネット及びチャッキング部材の説 明(第1図、第5図〜第10B図) G4 ローディング動作及びエジェクト動作の 説明(第5図〜第10B図) H考案の効果 A産業上の利用分野 本考案は、例えばコンパクトディスクプレーヤに適用す
るのに最適なものであって、ターンテーブルに装着され
たディスクをチャッキング部材によってそのターンテー
ブルに固定するようにしたディスクプレーヤに関する。
B考案の概要 本考案は、ディスクの交換が可能な引出位置とディスク
の読み取りが可能な引込位置との間で水平方向に移動可
能に設けられているディスクトレーを有し、このディス
クトレーによって引込位置に移送されたディスクをター
ンテーブルとチャッキング部材とで挟持して、光学ヘッ
ドによってディスクの記録または再生を行うようにした
ディスクプレーヤにおいて、ターンテーブルと光学ヘッ
ドとが少なくとも設けられている光学ブロックを昇降自
在に支持している支持部と、ターンテーブルと協働して
ディスクを挟持するディスク押え部とこのディスク押え
部と対をなす円板部とを有するチャッキング部材が取り
付けられている開口を有する凹部が形成されている取付
部と、ディスクトレーを水平方向にガイドするガイド部
とが合成樹脂製のキャビネットに一体成形によって設け
られて、チャッキング部材の円板部が凹部内に配置さ
れ、ディスク押え部と円板部とで開口を挟んでいる。こ
の構成により、キャビネットに光学ブロックとチャッキ
ング部材とディスクトレーとを取り付けるための部品点
数及び組立工数を大幅に削減できると共に、チャッキン
グ部材が取付部においてキャビネットの外側に突出する
ことがなく、このキャビネットの周辺の空間を有効に利
用できる。
C従来の技術 従来から、例えばコンパクトディスクプレーヤにおい
て、ディスクが水平に載置されたディスクトレーをプレ
ーヤ本体外からプレーヤ本体内へ水平に引き込み、この
引込状態でディスクトレーを下降させるか、あるいはデ
ィスクトレーに設けたディスク支持部材を下降させるこ
とによってディスクを下降させ、そのディスクをプレー
ヤ本体内に設けたターンテーブル上に水平に装着させる
ものがある。そして先端にチャッキング部材が取付けら
れた回動自在のチャッキングアームを設け、このチャッ
キングアームをばねにより下方に回動させて、ターンテ
ーブル上に装着されたディスクをチャッキング部材によ
って上方からターンテーブル上に押圧して固定し、ター
ンテーブルによってディスクを回動駆動させながら、光
学ヘッドによってディスクの再生を行うようにしてい
る。
D考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来のディスクプレーヤでは、
まずディスクが装着されるターンテーブルや光学ヘッド
等をサブシャーシに取付け、次にそのサブシャーシにチ
ャッキングアームを支持部材によって回動自在に取付け
て、これらを一つの組立構造部品に構成し、これを最終
的にプレーヤ本体のメインシャーシに取付ける構造であ
った。
従って、従来の構造は、プレーヤ本体にターンテーブ
ル、光学ヘッド、チャッキングアーム等を取付けるため
に、サブシャーシ、支持部材、メインシャーシ等の部品
点数が非常に多い上に、組立工数も著しく多く、ディス
クプレーヤが極めてコスト高になる問題があった。また
この種のディスクプレーヤは高精度でかつ省スペースな
ものが要求されるが、従来は部品点数が多く構造が複雑
で組立工数が多く、高精度でかつ省スペースなものが得
難く、故障が発生し易い問題もあった。
そこで本考案は、少なくともターンテーブルと光学ヘッ
ドとが設けられた光学ブロックと、チャッキング部材と
を、ディスクプレーヤのキャビネットに極めて少ない部
品点数及び組立工数によって取付けることができるよう
にするものである。
E問題点を解決するための手段 本考案は、ディスクが装着されるターンテーブルとその
ディスクの読み取りを行う光学ヘッドとが少なくとも設
けられている光学ブロックと、前記光学ブロックによる
前記ディスクの読み取りが可能な引込位置と前記ディス
クの交換が可能な引出位置との間で水平方向に移動可能
に設けられているディスクトレーと、前記ディスクトレ
ーを前記引出位置と前記引込位置との間で移動させると
共に、このディスクトレーによる前記ディスクの搬送動
作に連動して前記光学ブロックを昇降させる駆動機構
と、前記駆動機構によって上昇位置に駆動された前記タ
ーンテーブルと協働して前記ディスクを挟持するディス
ク押え部とこのディスク押え部と対をなす円板部とを有
するチャッキング部材と、収納空間部を有する合成樹脂
製のキャビネットとを備え、前記光学ブロックを昇降自
在に支持している支持部及び前記駆動機構が前記収納空
間部内の下側部分に配設され、前記チャッキング部材が
取り付けられている開口を有する凹部が形成されている
取付部が前記収納空間部内の上側部分に配設され、前記
ディスクトレーを前記引込位置と前記引出位置との間で
水平方向にガイドするガイド部と前記支持部と前記取付
部とが合成樹脂により前記キャビネットに一体成形さ
れ、前記チャッキング部材の前記円板部が前記凹部内に
配置され、前記ディスク押え部と前記円板部とで前記開
口を挟んでいることを特徴とするディスクプレーヤー。
F作用 本考案によれば、光学ブロックを昇降自在に支持してい
る支持部と、ターンテーブルと協働してディスクを挟持
するディスク押え部とこのディスク押え部と対をなす円
板部とを有するチャッキング部材が取り付けられている
開口を有する凹部が形成されている取付部と、ディスク
トレーを水平方向にガイドするガイド部とが、合成樹脂
製のキャビネットに一体成形によって設けられて、チャ
ッキング部材の円板部が凹部内に配置され、ディスク押
え部と円板部とで開口を挟んでいる。従って、サブシャ
ーシ、支持部材、メインシャーシ等の部品が必要なく、
部品点数及び組立工数を大幅に削減できると共に、チャ
ッキング部材が取付部においてキャビネットの外側に突
出することがなく、このキャビネットの周辺の空間を有
効に利用できる。
G実施例 以下、本考案をコンパクトディスクプレーヤに適用した
一実施例を図面に基づいて説明する。
1 まず、第4図によって、ディスクプレーヤの概要
を説明する。
プレーヤ本体1のキャビネット2は直方体状をなし、そ
のキャビネット2の前面に取付けられた前面パネル3に
は前面開口4が設けられている。そしてディスク(コン
パクトディスク)5を水平に載置してプレーヤ本体1内
に水平にローデンィングするためのディスクトレー6
が、実線のように前面開口4からプレーヤ本体1外へ引
き出された引出位置と、一点鎖線のようにプレーヤ本体
1内へ引き込まれた引込位置との間で、矢印a、bで示
す水平方向に出入り自在に設けられている。なお前面パ
ネル3には、ディスクトレー6を移動させるためのロー
ディング・エジェクト釦7、演奏曲順をマイコンにラン
ダムに選択させるためのシャッフル釦8、1曲または1
枚を繰り返して演奏させるためのリピート釦9、プログ
ラム演奏のためのプログラム釦10、ストップ釦11等
が設けられ、これら各釦の上方には演奏曲順や演奏時間
等を表示するための表示部12が設けられている。さら
に前面パネル3には、プレイ・ポーズ釦13、演奏曲順
の選択釦14、演奏曲間に所定の無音時間をとるための
オートスペース釦15等が設けられている。
そして、このディスクプレーヤでは、ディスク5を引出
位置のディスクトレー6上に水平にセットした後、ロー
ディング・エジェクト釦7を押すと、ディスクトレー6
が引出位置から引込位置へ矢印b方向にローディングさ
れる。そしてディスク5がプレーヤ本体1内に設けられ
たターンテーブル16上にチャッキング部材17によっ
て固定され、ディスク5が回動駆動されながら光学ヘッ
ド18によって再生される。そして再生後にローディン
グ・エジェクト釦7を押すと、ディスクトレー6が引込
位置から引出位置へ矢印a方向にエジェクト(アンロー
ディング)されるように構成されている。
2 次に、第2図、第3図、第7図〜第10B図によ
って、ディスクトレー及び光学ブロックを説明する。
まず、第2図、第7図〜第9図に示すように、前記ディ
スクトレー6は合成樹脂によって断面ほぼコ字状に一体
成形されている。このディスクトレー6の水平板20の
上面には、前記ディスク5を水平に載置して位置決めす
るための円形凹部21が形成されている。なおこの円形
凹部21の中央部から後方にかけて、前記ターンテーブ
ル16及び光学ヘッド18が挿入される開口22が形成
されている。そして水平板20から垂下された左右両側
面板23a、23bの外側面には、それぞれ前後方向に
沿ってガイド突条24が水平状に一体成形されている。
なおこれら両ガイド突条24は断面ほぼL字状に形成さ
れ、両側面板23a、23bとの間に下方へ開放された
溝部25を有している。また両側面板23a、23bの
うち一方の側面板23bの内側面下部には、前後方向に
沿ってラック26が垂直状に形成されている。
さらに、水平板20の上面の後端近傍には上方に突出す
る左右一対の突片27が一体成形され、水平板20の上
面で円形凹部21の後方には左右一対の段部28が形成
されている。また円形凹部21の下面にはピン係合ボス
部29が垂直状に形成されている。なおディスクトレー
6の前面には蓋30が取付けられている。
次に、第3図、第8図、第10A図及び第10B図に示
すように、前記ターンテーブル16及び光学ヘッド18
は光学ブロック35に設けられている。即ち、ほぼ長方
形状をなす取付板36の前方部下面にモータ37が固着
され、このモータ37のモータ軸の上部に金属円板から
なるターンテーブル16が固着されている。またターン
テーブル16の後方で取付板36には開口38が形成さ
れ、この開口38内に光学ヘッド18がガイド軸39に
案内されて矢印c、d方向に水平に移動自在に配置され
ている。なお光学ヘッド18は取付板36の下面に固着
されたモータ40によって、複数のギアからなる減速機
構41を介して移動される。
そして、取付板36は合成樹脂によってほぼ長方形薄箱
状に一体成形された回動部材42の下部に取付けられて
いる。なお取付板36はそのほぼ四隅が、回動部材42
の下面に一体成形された四つのボス部43にゴムブッシ
ュと圧縮コイルばねとからなるインシュレータ44を介
して取付けられている。ところで回動部材42の左右両
側面の後部近傍には水平状に突出する左右一対の支点軸
45a、45bが一体成形されている。また回動部材4
2の前側面の一側部にはローラ46が水平状に回動自在
に取付けられている。さらに回動部材42の上面の一側
部には上方に突出する係合ピン47が一体成形されてい
る。
3 次に、第1図、第5図〜第10B図によって、キ
ャビネット及びチャッキング部材を説明する。
まず、第1図、第5図〜第9図に示すように、前記キャ
ビネット2は合成樹脂によって一体成形されたものであ
り、そのキャビネット2内の一側部に前記ディスクトレ
ー6及び光学ブロック35が収納配置される収納空間部
50が形成されている。この収納空間部50の左右両側
にはキャビネット2の側面壁51と中間壁52との内側
で、それぞれ左右対称状に前方部側壁53と中間部側壁
54と後方部側壁55とが一体成形されている。
また収納部50の後側にはキャビネット2の後面壁56
の内側で後側壁57が一体成形されている。なお各側壁
53、54、55及び57はそれぞれ上方が広がるよう
に傾斜している。また収納空間部50の前方側は開放さ
れている。そして第7図〜第9図に示すように、両前方
部側壁53は下部において一体成形された前方部水平板
58によって互いに接続され、両中間部側壁54は上部
において一体成形された中間部水平板59によって互い
に接続され、両後方部側壁55及び後側壁57は下部に
おいて一体成形された後方部水平板60によって互いに
接続されている。なお各水平板58、59、60の位置
は一体成形の上下型抜きのために平面状態では互いに重
ならないようにずらされている。
そして、各側壁53、54、55にそれぞれ左右対称状
にガイド部61、62、63が一体成形されている。こ
れらガイド部61、62、63はほぼ同様のものであ
り、各側壁53、54、55にそれぞれ水平状に形成さ
れたガイド段部64と、これら各ガイド段部64の上方
位置にそれぞれ水平状に形成された突部65と、各ガイ
ド段部64の内側位置にそれぞれ垂直状に形成された突
起66とによって構成されている。なお両前方部側壁5
3及び両後方部側壁55における各ガイド部61、63
の各突部65の下方は、一体成形の上下型抜きのために
切欠孔67となっている。また両中間部側壁54におけ
る両ガイド部62の両ガイド段部64は、両中間部側壁
54の下端部にて形成されている。
そして、各ガイド部61、62、63は正面視では一直
線状に形成されており、これら各ガイド部61、62、
63によって前記ディスクトレー6が収納空間部50内
で水平に案内されるように構成されている。即ち、ディ
スクトレー6の両ガイド突条24が各ガイド部61、6
2、63の各ガイド段部64上に位置し、両ガイド突条
24の両溝部25内に各突起66が係合し、両ガイド突
条24の上方に各突部65が位置する。これによって、
ディスクトレー6は上下方向及び左右方向の移動が規制
されながら、矢印a、b方向である水平方向に極めて円
滑に移動される。
以上のように、ディスクトレー6の水平移動を案内する
各ガイド部61、62、63がキャビネット2に一体成
形によって設けられているので、特別なガイド部をキャ
ビネット2に取付ける必要は全くない。なおディスクト
レー6は、キャビネット2に取付けられた前面パネル3
の前面開口4からキャビネット2の収納空間部50内に
前方から極めて簡単に組込むことができる。
次に、第1図、第5図〜第7図に示すように、キャビネ
ット2の前方部水平板58にディスクトレー6と光学ブ
ロック35とを駆動する駆動機構70が設けられてい
る。即ち、水平板58の上面に円筒部71が垂直状に一
体成形され、この円筒部71内にモータ72が取付けら
れている。モータ72のモータ軸は水平板58の下方に
突出し、そのモータ軸にプーリ73が固着されている。
また水平板58には軸受部74が一体成形され、この軸
受部74に駆動回転体75が軸76によって回転自在に
枢支されている。この駆動回転体75の外周下部には所
定範囲で歯部77と欠歯部78とが形成されている。そ
してその歯部77がディスクトレー6のラック26に係
合される。また駆動回転体75の外周で歯部77及び欠
歯部78の上方にはガイド溝79が形成され、このガイ
ド溝79は下水平部80と傾斜部81と上水平部82と
を有している。そしてこのガイド溝79内に光学ブロッ
ク35のローラ46が係合される。なお駆動回転体75
の内周下部には歯部83が形成され、この歯部83に小
歯車(ピニオン)84が係合されている。この小歯車8
4は水平板58に一体成形された軸受部85によって回
転自在に枢支され、水平板58の下方に突出した軸86
にはプーリ87が固着されている。そしてこのプーリ8
7と前記モータ72のプーリ73とにベルト88が巻回
されている。
以上のように、駆動機構70のモータ72を取付けるた
めの円筒部71、軸76及び86を支持するための軸受
部74及び85等がキャビネット2に一体成形によって
設けられているので、ここでも特別な取付部や軸受部等
をキャビネット2に取付ける必要は全くない。
次に、第1図、第9図〜第10B図に示すように、キャ
ビネット2の後方部水平板60には、前記光学ブロック
35を上下に回動自在に支持するための左右一対の支持
部90、91が垂直状に一体成形されている。一方の支
持部90の上部には上方及び両側方に開放されたU字状
の係合溝92が形成されている。そして係合溝92の上
方及び一側方(外側)を覆うように、上端にL字状の係
止部93を有する弾性片94が支持部90の外側に垂直
状に一体成形されている。また、他方の支持部91の上
部には上方及び一側方(内側)に開放されたU字状の係
合溝95が形成されている。なお係合溝95の外側には
上方も覆うように係止部96が一体成形されている。
そして、両支持部90、91の両係合溝92、95内に
前記光学ブロック35の両支点軸45a、45bが係合
されている。これによって光学ブロック35は両支点軸
45a、45bを中心として、第10B図に示す上昇位
置と第10A図に示す下降位置との間で上下(矢印e、
f方向)に回動(揺動)自在に枢支されている。なお上
昇位置では光学ブロック35は水平状態となっている。
また光学ブロック35の後端部と水平板60との間には
引張コイルばね97が張架され、このばね力によって光
学ブロック35は矢印e方向の上昇位置に回動付勢され
ている。
以上のように、光学ブロック35を昇降自在に支持する
ための両支持部90、91がキャビネット2に一体成形
によって設けられているので、特別な支持部材をキャビ
ネット2に取付ける必要は全くない。なお光学ブロック
35の両支点軸45a、45bを両支持部90、91の
両係合溝92、95内に係合させる際には、第9図に示
すように、一方の支点軸45bを一方の係合溝95内に
矢印i方向から挿入させ、他方の支点軸45aを他方の
係合溝95内に矢印j方向から弾性片94の弾性に抗し
て挿入させることによって、極めて簡単に行うことがで
きる。そして挿入後は両支点軸45a、45bは、両係
止部93、96によって左右方向及び上方向への移動が
規制されて確実に支持される。
次に、第1図及び第8図に示すように、キャビネット2
の中間部水平板59の前方で光学ブロック35のターン
テーブル16の上方位置に、前記チャッキング部材17
を取付けるための取付部100が一体成形されている。
この取付部100は円形凹部101とこの円形凹部10
1内に形成された円形孔102とからなっている。また
チャッキング部材17は金属製の円板103と、この円
板103の下面に吸着されたリング状のマグネット10
4と、このマグネット104を挟むように円板103に
係合された樹脂製のディスク押え円板105とによって
構成されている。そしてチャッキング部材17はそのマ
グネット104が取付部100の円形孔102内に挿入
され、円形凹部101を円板103とディスク押え円板
105とによって挟む状態で上下に移動自在でかつ水平
に回転自在に取付けられている。なお、第8図に示すよ
うに、チャッキング部材17を構成する円板103は円
形凹部101の内部に配置されて取付部100の外側に
は突出していない。また水平板59の下面前方及び下面
後方にはそれぞれ下方に突出する左右一対のストッパー
ピン106及び107が一体成形されている。なお水平
板59の両側は、両中間部側壁54の一体成形の上下型
抜きのために切欠孔108となっている。
このように、チャッキング部材17を取付けるための取
付部100がキャビネット2に一体成形によって設けら
れているので、特別なチャッキングアームをキャビネッ
ト2に取付ける必要は全くない。しかも、チャッキング
部材17は、取付部100の円形凹部101に取付けら
れているので、水平板59の外側には突出しておらず、
水平板59の外側の空間を有効に利用することができ
る。
ところで、このディスクプレーヤのキャビネット2に
は、第7図〜第9図に示すように、プレーヤ本体1の上
面パネル110を取付けるための取付係合部111、プ
リント基板112を取付けるための取付ボス部113、
プレーヤ本体1の脚となる脚部114等も一体成形によ
って設けられている。
4 次に、第5図〜第10B図によって、ローディン
グ動作及びエジェクト動作をを説明する。
まず、ローディング開始時には、第5図に示すようにデ
ィスクトレー6の両ガイド突条24がキャビネット2の
前方部及び中間部の各ガイド部61、62によって案内
され、前面開口4から矢印a方向に引き出された引出位
置に移動されている。そしてこの引出位置ではディスク
トレー6の円形凹部21が完全にプレーヤ本体1外に露
呈されていて、この円形凹部21上にディスク5を真上
から水平に装着させることができる。なお引出位置にお
いてはディスクトレー6の両突片27が中間部水平板5
9の両ストッパーピン106に後方から当接することに
よって、そのディスクトレー6が引出位置にて停止され
ている。またこの状態で駆動回転体75は、その歯部7
7がディスクトレー6のラック26に係合された状態で
矢印g方向に回転された位置にある。そしてこの状態で
光学ブロック35のローラ46は駆動回転体75のガイ
ド溝79内において下水平部80の端部に位置し、これ
によって第10A図に示すように光学ブロック35は矢
印f方向の下降位置に回動されている。但し第10A図
は駆動回転体75が回転されているが、光学ブロック3
5の位置は同じである。
次に、ディスクトレー6の円形凹部21内にディスク5
を水平に載置した後、ローディング・エジェクト釦7を
押すと、モータ72が回転されて、プーリ73、ベルト
88及びプーリ87を介して小歯車84が回転駆動され
る。この小歯車52によって駆動回転体75の歯部83
が駆動されて、その駆動回転体75が第5図で矢印h方
向に回転駆動される。そして駆動回転体75の歯部77
によってディスクトレー6のラック26が駆動され、そ
のディスクトレー6がキャビネット2の各ガイド部6
1、62、63によって案内されながら矢印b方向に引
き込まれて行く。なおこの移動の間、光学ブロック35
のローラ46は駆動回転体75のガイド溝79内で下水
平部80に沿って案内され、光学ブロック35は矢印f
方向に回動された下降位置に保持されている。
そして、第6図に示すように矢印b方向に移動されたデ
ィスクトレー6は、そのディスクトレー6の両段部28
が中間部水平板59の両ストッパーピン107に前方か
ら当接し、プレーヤ本体1内の引出位置にて停止され
る。なおディスクトレー6の蓋30によって前面パネル
3の前面開口4が閉塞される。この停止と同時に、駆動
回転体75の歯部77はディスクトレー6のラック26
から離脱される。この後モータ72は引き続いて回転さ
れ、駆動回転体75は歯部78においてディスクトレー
6のラック26に係合されることなく矢印h方向に回転
駆動させる。この回転駆動により光学ブロック35のロ
ーラ46は、第10A図から第10B図に示すように駆
動回転体75のガイド溝79の傾斜部81によって上方
に案内されて上水平部82まで移動される。これによっ
て第10B図に示すように光学ブロック35が矢印e方
向の上昇位置に回動される。この回動によって光学ブロ
ック35のターンテーブル16と光学ヘッド18とがデ
ィスクトレー6の開口22内に下方から挿入される。こ
の結果第8図にも示すように、ディスクトレー6の円形
凹部21上に載置されていたディスク5がターンテーブ
ル16によって突き上げられ、そのターンテーブル16
上に水平に載置されて円形凹部21から浮上する。そし
てターンテーブル16はディスク5を挟んでチャッキン
グ部材17のマグネット104に吸着され、ターンテー
ブル16上へのディスク5の固定(チャッキング)が行
われる。
なお、光学ブロック35は引張コイルばね97によって
矢印e方向に回動付勢されているので、ガイド溝79に
よるローラ46の案内によって光学ブロック35は極め
て円滑に上昇位置へ回動され、ディスク5のチャッキン
グは確実に行われる。また光学ブロック35の上昇位置
においては、回動部材42の係合ピン47がディスクト
レー6のピン係合ボス部29に下方から係合されるの
で、ディスクトレー6の不測な移動が未然に防止されて
いる。
次に、上述のようにしてディスク5のチャッキングが行
われた後、プレイ・ポーズ釦13を押すと、モータ37
によってターンテーブル16が回転駆動されてディスク
5が回動駆動される。そして光学ヘッド18がディスク
5の径方向である矢印c、d方向に移動されながら、そ
の光学ヘッド18のレーザ光によってディスク5の読み
取り再生が行われる。なおターンテーブル16や光学ヘ
ッド18等が設けられた取付板36はインシュレータ4
4を介して回動部材42に取付けられているので、キャ
ビネット2に振動等が加わっても、これはインシュレー
タ44によって吸収され、ターンテーブル16や光学ヘ
ッド18等への悪影響にはならない。
次に、ディスク5の所望の読み取り再生後にローディン
グ・エジェクト釦7を押すと、今度はモータ72が逆回
転され、駆動回転体75が矢印g方向に回転駆動され
る。駆動回転体75は欠歯部78においてディスクトレ
ー6のラック26に係合されることなく回転駆動され、
これによって光学ブロック35のローラ46は、第10
B図から第10A図に示すように駆動回転体75のガイ
ド溝79の傾斜部81によって下方に案内され、光学ブ
ロック35が矢印f方向の下降位置に回動される。この
回動によってターンテーブル16がチャッキング部材1
7のマグネット104から離脱され、ターンテーブル1
6上のディスク5はディスクトレー6の円形凹部21内
に再び載置される。
そして、駆動回転体75の引き続く矢印g方向への回転
駆動によって歯部77がディスクトレー6のラック26
に係合され、そのラック26が駆動されてディスクトレ
ー6が第6図の引込位置から第5図の引出位置まで引き
出されて、エジェクト動作が完了する。
以上のように、このディスクプレーヤでは、光学ブロッ
ク35を下降位置から上昇位置へ回動させることによっ
て、ディスクトレー6により引き込まれたディスク5を
そのディスクトレー6から浮上させてターンテーブル1
6上に載置させると共に、そのディスク5をチャッキン
グ部材17によってターンテーブル16上に固定させて
いる。従って、ディスクトレー6を引込位置で下降機構
により下降させたり、ディスクトレー6に特別なディス
ク支持部材を設けたり、さらにはチャッキングアームを
設けたりすることなく、極めて簡単な構造でディスク5
のチャッキングを極めて確実に行うことができる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は実施
例に限定されることなく、本考案の技術的思想に基づき
各種の有効な変更が可能である。
なお本考案は、コンパクトディスクプレーヤに限られる
ことなく、各種のオーディオディスクやビデオディスク
等の記録または再生を行う各種のディスクプレーヤに広
範囲に適用可能である。
H考案の効果 上述のように構成された本考案のディスクプレーヤによ
れば、キャビネットに光学ブロックとチャッキング部材
とディスクトレーとを取り付けるためのサブシャーシ、
支持部材、メインシャーシ等の部品が不要になり、部品
点数及び組立工数を大幅に削減できると共に、チャッキ
ング部材が取付部においてキャビネットの外側に突出す
ることがなく、ディスクプレーヤの著しい低コスト化と
このキャビネット周辺の空間の有効利用とが図れる。ま
た構造が簡単で組立工数も少ないため、この種のディス
クプレーヤに要求される精度を著しく向上させ、信頼性
の高いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をコンパクトディスクプレーヤに適用した
一実施例を示すものであって、第1図はキャビネットの
要部の斜視図、第2図はディスクトレーの斜視図、第3
図は光学ブロックの斜視図、第4図はプレーヤ本体の斜
視図、第5図はディスクトレーが引出位置の状態での要
部の平面図、第6図はディスクトレーが引込位置の状態
での要部の平面図、第7図は第5図VII−VII線矢視拡大
断面図、第8図は第6図VIII−VIII線矢視においてチャ
ッキング状態の拡大断面図、第9図は第6図IX−IX線矢
視拡大断面図、第10A図は第6図X−X線矢視拡大断
面図、第10B図は第6図X−X線矢視においてチャッ
キング状態の拡大断面図である。 なお図面に用いた符号において、 1……プレーヤ本体 2……キャビネット 5……ディスク 6……ディスクトレー 16……ターンテーブル 17……チャッキング部材 18……光学ヘッド 24……ガイド突条 26……ラック 35……光学ブロック 37,72……モータ 42……回動部材 45a,45b……支点軸 46……ローラ 53……前方部側壁 54……中間部側壁 55……後方部側壁 58……前方部水平板 59……中間部水平板 60……後方部水平板 61,62,63……ガイド部 70……駆動機構 75……駆動回転体 77……歯部 78……欠歯部 79……ガイド溝 90,91……支持部 100……取付部 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクが装着されるターンテーブルとそ
    のディスクの読み取りを行う光学ヘッドとが少なくとも
    設けられている光学ブロックと、 前記光学ブロックによる前記ディスクの読み取りが可能
    な引込位置と前記ディスクの交換が可能な引出位置との
    間で水平方向に移動可能に設けられているディスクトレ
    ーと、 前記ディスクトレーを前記引出位置と前記引込位置との
    間で移動させると共に、このディスクトレーによる前記
    ディスクの搬送動作に連動して前記光学ブロックを昇降
    させる駆動機構と、 前記駆動機構によって上昇位置に駆動された前記ターン
    テーブルと協働して前記ディスクを挟持するディスク押
    え部とこのディスク押え部と対をなす円板部とを有する
    チャッキング部材と、 収納空間部を有する合成樹脂製のキャビネットとを備
    え、 前記光学ブロックを昇降自在に支持している支持部及び
    前記駆動機構が前記収納空間部内の下側部分に配設さ
    れ、前記チャッキング部材が取り付けられている開口を
    有する凹部が形成されている取付部が前記収納空間部内
    の上側部分に配設され、前記ディスクトレーを前記引込
    位置と前記引出位置との間で水平方向にガイドするガイ
    ド部と前記支持部と前記取付部とが合成樹脂により前記
    キャビネットに一体成形され、 前記チャッキング部材の前記円板部が前記凹部内に配置
    され、前記ディスク押え部と前記円板部とで前記開口を
    挟んでいることを特徴とするディスクプレーヤー。
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JPS6198292U (ja) * 1984-12-01 1986-06-24
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