JPH0673907U - マイクロ波受信用アンテナ装置 - Google Patents

マイクロ波受信用アンテナ装置

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JPH0673907U
JPH0673907U JP1434793U JP1434793U JPH0673907U JP H0673907 U JPH0673907 U JP H0673907U JP 1434793 U JP1434793 U JP 1434793U JP 1434793 U JP1434793 U JP 1434793U JP H0673907 U JPH0673907 U JP H0673907U
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JP
Japan
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pole
antenna
microwave receiving
mounting
microwave
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Pending
Application number
JP1434793U
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English (en)
Inventor
光司 石見
千加枝 川崎
Original Assignee
デイエツクスアンテナ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の衛星からの電波を受信するため、それ
ぞれの衛星に対向するマイクロ波受信アンテナ取付具を
一体化し、設置スペースが少なく、工事も簡単で工事費
用も少なくてすむアンテナ装置を提供することを目的と
する。 【構成】 ポール取付具3と押圧部材21とでポール4に
固定し、前記ポール取付具3にパラボラアンテナ37を取
付けるパラボラアンテナ取付部材31を起伏自在に設け、
ポール取付具3に延設した連結部材14に支持部材51を回
動自在に設け、支持部材51に平面アンテナ71を取付ける
平面アンテナ取付部材58を起伏自在に設けてなるマイク
ロ波受信用アンテナ装置とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アンテナ装置に関し、特に複数の衛星からの電波を受信するため、 各々のマイクロ波受信アンテナの取付具が連結され、一本のポールに取付けられ るマイクロ波受信用アンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2つの静止軌道上に位置する衛星からの電波を受信しようとした場合、図4に 示すように、デュアルビームアンテナ101 を利用するか、または図5に示すよう な各衛星に対向するパラボラアンテナ装置201 ・202 を別々に2基設置するか、 あるいは図6に示すように、1本のポール301 の上下にパラボラアンテナ302 ・ 303 を2基取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図4のようにデュアルビームアンテナ101 の場合、2つの静止衛星102 ・103 の位置が隣接していないと技術的に難しい。 また、図5のようにパラボラアンテナ装置201 ・202 を別々に設置する場合、 工事費が高くなり、設置スペースがパラボラアンテナ装置201 ・202 の2基分必 要となる。
【0004】 さらに、図6に示すように、1本のポール301 にパラボラアンテナ装置302 ・ 303 を2基取りつけると、ポール301 は1本でよいが長いものが必要となり、ま た設置工事において調整が難しく工事がやりにくいという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、複数の衛星からの電波を受信するため それぞれのアンテナ取付具を一体化し、設置スペースが少なく、工事も簡単で工 事費用も少なくてすむアンテナ装置を提供すべく、ポールに取付けるポール取付 具と、前記ポール取付具に各衛星に対向する複数のマイクロ波受信アンテナを取 付けて仰角および方位角を調整する複数個の仰角方位角調整具とを備えてなるマ イクロ波受信用アンテナ装置とした。
【0006】 また、本考案は、上記の目的を達成するため、ポール取付具と押圧部材とでポ ールに固定し、前記ポール取付具に第1のマイクロ波受信アンテナを取付ける第 1アンテナ取付部材を起伏自在に設け、前記ポール取付具に延設した連結部材に 支持部材を回動自在に設け、前記支持部材に第2のマイクロ波受信アンテナを取 付ける第2アンテナ取付部材を起伏自在に設けてなるマイクロ波受信用アンテナ 装置とした。
【0007】
【作用】
ポールに取付けるポール取付具と、前記ポール取付具に各衛星に対向する複数 のマイクロ波受信アンテナを取付けて仰角および方位角を調整する複数個の仰角 方位角調整具とを備えてなるマイクロ波受信用アンテナ装置であるので、設置ス ペースが少なくてすみ、工事も簡単でアンテナポールの1箇所で設置でき、工事 費用も少なくてすむ。
【0008】 また、本考案は、ポール取付具と押圧部材とでポールに固定し、前記ポール取 付具に第1のマイクロ波受信アンテナを取付ける第1アンテナ取付部材を起伏自 在に設け、前記ポール取付具に延設した連結部材に支持部材を回動自在に設け、 前記支持部材に第2のマイクロ波受信アンテナを取付ける第2マイクロ波受信ア ンテナ取付部材を起伏自在に設けてなるマイクロ波受信用アンテナ装置であるの で、設置スペースが少なくてすみ、工事も簡単でアンテナポールの1箇所で設置 でき、工事費用も少なくてすむ。
【0009】
【実施例】
現在、日本の衛星としては、放送衛星(BS)と通信衛星(CS)があり、放 送衛星(BS)は赤道上空の東経 110°、通信衛星(CS)は赤道上空東経 150 〜 162°に衛星が打ち上げられている。将来的に 120°、 124°にも衛星を打ち 上げる計画もある。衛星からの電波を受信するマイクロ波受信アンテナは、指向 性がシャープであり、受信する衛星の方向に上記アンテナを調整して向けなけれ ばならない。例えば、衛星放送受信用アンテナを既に設置済で、衛星通信受信用 アンテナも設置したい場合、設置スペースが別々にいるという問題や工事費が別 にいるという問題がある。また、放送衛星(BS)と通信衛星(CS)の2つの 衛星を受信したいので、2つのマイクロ波受信アンテナを同時に設置したとして も上記と同じ問題があり、また、2つのマイクロ波受信アンテナの取付金具が一 体化している商品は無いので別々に購入しなければならない。本考案のマイクロ 波受信用アンテナ装置であると2つのマイクロ波受信アンテナが同時に設置でき るので、設置スペースも少なくて済み、また、工事費用も少なくなり、また、2 つのマイクロ波受信アンテナを別々で購入するよりも安くなる。
【0010】 添付する図面に示す具体的実施例に基づいて、以下詳細に説明する。特に本実 施例によるマイクロ波受信用アンテナ装置は、映像放送信号を受信する第一のマ イクロ波受信アンテナに音楽放送等の音声信号のみを受信する第二マイクロ波受 信アンテナを付設するようにしたものである。 図1に第1実施例の概要を示し、図2にその分解斜視図を示す。
【0011】 断面コ型形状のポール取付片1の両側から同一方向に側片2・2を延ばした板 金製のポール取付具3は、ポール取付片1の縦方向中央部をポール4の外周面に 当接する凹部5に形成し、ポール取付片1内面には方位角固定ボルト6を螺着す るナット7が固着してあり、側片2・2内面には枢軸8・8が螺着するナット9 ・9および仰角固定ボルト10が螺着するナット11がそれぞれ固着してある。また 、ポール取付片1の上下端にはポール取付具3の強度を増すために、水平状の上 補強片12と下補強片13とが連ねてある。上補強片12の中央部には連結部材14を固 定する連結部材固定ボルト15の挿通孔16が穿設してある。
【0012】 ポール取付具3のポール取付片1とでポール4が挟持できるように押圧部材21 を設ける。この押圧部材21はポール取付具3のポール取付片1とほぼ同じ大きさ で、板金で皿状に形成し、基面22には前記ポール取付具3のナット7に対向する 位置に方位角固定ボルト6の通る挿通孔23を穿設し、基面22に連設した上下側壁 24にはポール4の外周面に十分当接できるように歯状の半円切欠き25を刻設して ある。
【0013】 ポール取付片1の側片2・2には第1アンテナ取付部材31を水平状の枢軸8の まわりに回動自在に設ける。 第1アンテナ取付部材31は、板金製で、基片32の両側からそれぞれ同一方向へ 側片33・33を起立させ、断面コ字体である。各側片33の上部基片32寄りに前記枢 軸8の挿通孔34を穿設し、その下方に挿通孔34を中心とする円弧長孔35を刻設す る。また、各側片33の中央部から切り起こした取付片36および基片32下部外方に 突出した突片91に各々に挿通孔39・39を穿設し、前記各挿通孔39にボルト38を通 し第1のマイクロ波受信アンテナ37を取付ける。
【0014】 ポール取付具3のポール取付片1上部と一方の側片2の基端との間に連結部材 14を位置決めする直角状の切欠き41を刻設する。 連結部材14は、板金製の溝状体で、基壁42から上壁43と下壁44とをそれぞれ突 設している。下壁44にはポール取付部3の上補強片12に穿設した挿通孔16に位置 し、前記連結部材固定ボルト15を通す挿通孔45を穿設し、上壁43および下壁44の それぞれの先端には方位角固定ボルト46を通す挿通孔47・47を穿設する。また、 基片42は複数個の重量軽減孔48が穿設してある。
【0015】 支持部材51は前記連結部材14の先端の縦方向に回転軸となる方位角固定ボルト 46のまわりに水平方向に回転する。 支持部材51は、板金製で、縦壁52の上下に上片53と下片54とをそれぞれ突設し 、上片53および下片54の先端部に前記方位角固定ボルト46を通す挿通孔55・56を それぞれ穿設する。また、縦壁52の両側からそれぞれ支持壁57を起立させ、支持 壁57の上下には第2アンテナ取付部材58の枢軸59および仰角固定ボルト60を通す 挿通孔61・62をそれぞれ穿設する。
【0016】 また、支持部材51には挿通孔61に前記水平状の枢軸59を中心として第2アンテ ナ取付部材58を垂直方向に回動自在に設ける。 この第2アンテナ取付部材58は、板金製で、第2のマイクロ波受信アンテナ71 をその基面72に取付けるもので、基面72の両側からは側面73・73を突設させ、基 面72には第2のマイクロ波受信アンテナ71を取付けるボルトが通る挿通孔74が穿 設されており、各側面73には前記枢軸59の通る挿通孔75が上部基面72寄りに穿設 され、また、挿通孔75を中心に仰角固定ボルト60が通る円弧長孔76が刻設してあ る。
【0017】 図1および図2に示すアンテナ装置は、次のようにして組み立てられる。 ここでは第1アンテナ取付部材31に取付ける第1のマイクロ波受信アンテナ37 は、パラボラアンテナであり、第2アンテナ取付部材58に取付けられる第2のマ イクロ波受信アンテナ71は平面アンテナを例として述べるが、この逆の場合や両 方共にパラボラアンテナであってもあるいは平面アンテナであってもよい。
【0018】 まず、ポール4の外周面にポール取付具3のポール取付片1の凹部5を当接さ せ、ポール取付片1に対向する側に押圧部材21を配置し、方位角固定ボルト6を 押圧部材21の基面22の挿通孔23に通し、さらにポール取付片1のナット7に螺着 してポール4の適宜高さで所要の方位に向けてポール取付具3を固定する。 第1アンテナ取付部材31には第1のマイクロ波受信アンテナ37がその挿通孔39 にボルト38を挿入して固定させておく。このようにマイクロ波受信アンテナを装 着した第1アンテナ取付部材31を、ポール取付具3の側片2・2にその側片33・ 33を外嵌め状に嵌め、枢軸8を挿通孔34・34を通してナット9に螺着し、枢軸8 のまわりに第1のマイクロ波受信アンテナ37が起伏自在に設けられ、所要の仰角 となったところで、仰角固定ボルト10を円弧長孔35に挿入し、ナット11に螺着し て固定する。一方、連結部材14は下壁44の挿通孔45に連結部材固定ボルト15を通 し、ポール取付具3の直角状の切欠き部41で位置決めして上補強片12の挿通孔16 に通して固定する。
【0019】 次に、支持部材51の上片53および下片54を、連結部材14の先端側の上壁43と下 壁44とに外嵌め状に嵌め、方位角固定ボルト46を挿通孔47にそれぞれ通して固定 し、支持部材51を方位角固定ボルト46のまわりに回動自在に設ける。第2のマイ クロ波受信アンテナ71を第2アンテナ取付部材58の基面72の挿通孔74にボルトを 通して固定し、このようにマイクロ波受信アンテナを装着した第2アンテナ取付 部材58をその側面73・73を支持部材51の支持壁57・57に外嵌めして枢軸59を側面 73の挿通孔75および支持壁57の挿通孔61に挿通して固定し、水平軸のまわりに回 動可能に設け、所要の仰角になった際、仰角固定ボルト60を側面73の円弧長孔76 および支持壁57の挿通孔62に通して固定する。
【0020】 なお、符号81は第1アンテナ取付部材31から延出する支持アームであって、そ の先端にはパラボラアンテナの一次放射器付コンバータ82を支持し、第1アンテ ナ37であるパラボラアンテナの焦点に上記一次放射器付コンバータ82を位置させ ている。 図3は第2実施例で、第1実施例では連結部材14をポール取付具3の上部の直 角状の切欠き41で位置決めしてポール取付具3に取付けていたが、ポール取付具 3Aの上下部に連結部材14Aを幅面に嵌め込んで固定するようにしたもので、他 は第1実施例と全く同一である。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、ポールに取付けるポール取付具と、前記ポール取付 具に各衛星に対向する複数のマイクロ波受信アンテナを取付けて仰角および方位 角を調節する複数個の仰角方位角調整具とを備えてなるマイクロ波受信用アンテ ナ装置であるので、設置スペースが少なくてすみ、工事も簡単で工事費用も少な くてすむ。
【0022】 また、本考案は、上述のように、ポール取付具と押圧部材とでポールに固定し 、前記ポール取付具に第1マイクロ波受信アンテナを取付ける第1アンテナ取付 部材を起伏自在に設け、前記ポール取付具に延設した連結部材に支持部材を回動 自在に設け、前記支持部材に第2のマイクロ波受信アンテナを取付ける第2マイ クロ波受信アンテナ取付部材を起伏自在に設けてなるマイクロ波受信用アンテナ 装置であるので、設置スペースが少なくてすみ、工事も簡単で、工事費用も少な くてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の概要を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の分解斜視図である。
【図3】第2実施例の概要を示す斜視図である。
【図4】従来のデュアルビームアンテナを示す斜視図で
ある。
【図5】従来のマイクロ波受信用アンテナ装置を示す斜
視図である。
【図6】従来のマイクロ波受信用アンテナ装置を示す斜
視図である。
【符号の説明】
4…ポール 3…ポール取付具 14…連結部材 21…押圧部材 31…第1アンテナ取付部材 51…支持部材 58…第2アンナナ取付部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポールに取付けるポール取付具と、前記
    ポール取付具に各衛星に対向する複数のマイクロ波受信
    アンテナを取付けて仰角および方位角を調整する複数個
    の仰角方位角調整具とを備えてなるマイクロ波受信用ア
    ンテナ装置。
  2. 【請求項2】 ポール取付具と押圧部材とでポールに固
    定し、前記ポール取付具に第1のマイクロ波受信アンテ
    ナを取付ける第1アンテナ取付部材を起伏自在に設け、
    前記ポール取付具に延設した連結部材に支持部材を回動
    自在に設け、前記支持部材に第2のマイクロ波受信アン
    テナを取付ける第2アンテナ取付部材を起伏自在に設け
    てなるマイクロ波受信用アンテナ装置。
JP1434793U 1993-03-26 1993-03-26 マイクロ波受信用アンテナ装置 Pending JPH0673907U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981222