JPH0673211U - 天 井 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工が容易な天井を提供する。 【構成】 天井下地材１の下面に面ファスナ２の一片２
ａを固着する。天井材３の上面に面ファスナ２の他片２
ｂを固着する。面ファスナ２の一片２ａに他片２ｂを圧
着することにより、天井板３を天井下地材１に取付ける
ようにする。 【効果】 釘打作業が必要なく施工が容易であり、しか
も部屋の模様替等を行うときの取外しが簡単である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、建築物等の天井に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、天井板を天井下地材に取付けるには、天井板を天井下地材の下面に接着 剤を用いて接着し、さらに天井板を釘打ちすることにより行っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、接着剤が硬化するのにある程度の時間を要するので、天井板が 落下しないように釘打ち作業が済むまで天井板を別の作業員により支持しておか なければならず、施工に手間を要した。また、部屋の模様替等を行うに当たって 天井板を取外すことが困難であった。

【０００４】 この考案の目的は、施工が容易な天井を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案の天井は、天井下地材の下面に面ファスナの一片を固着する。天井材 の上面に前記面ファスナの他片を固着する。ファスナの一片に他片を圧着するこ とにより、天井板を天井下地材に取付ける。

【０００６】

【作用】

この考案の天井は、天井下地材の下面に固着した面ファスナの一片を、天井材 の上面に固着した前記面ファスナの他片に圧着することにより、天井板を天井下 地材に着脱自在に取付けることができる。

【０００７】

【実施例】

この考案の天井は、図１および図２に示すように、天井下地材１の下面に面フ ァスナ２の一片２ａを固着し、天井材３の上面に面ファスナ２の他片２ｂを固着 し、面ファスナ２の一片２ａに他片２ｂを圧着することにより天井板３を天井下 地材１に取付けるようにしたものである。

【０００８】 面ファスナ２は、先端がフック状の繊維材を表面の略全域に植設したテープで ある一片２ａと、ループ状の繊維材を表面の略全域に植設したテープである他片 ２ｂとからなる。天井下地材１は、長手方向に沿って面ファスナ２の一片１ａを 貼設した縦桟１ａおよび横桟１ｂを格子状に枠組したパネル材である。天井板３ は、下面に化粧仕上げを施し上面に面ファスナ２の他片２ｂを３列に貼設した石 膏ボードである。

【０００９】 施工する際には、脚立４に作業員５が登り、縦桟１ａの下面に固着した一片２ ａと天井板３の上面に固着した他片２ｂとを対面させて、天井板３を天井下地材 １に下方から押し付けることにより、天井板３を天井下地材１に着脱自在に取付 けることができる。したがって釘打作業が必要なく施工が容易であり、しかも部 屋の模様替等を行うときの取外しが簡単である。

【００１０】

【考案の効果】

この考案の天井は、天井下地材の下面に固着した面ファスナの一片を、天井材 の上面に固着した前記面ファスナの他片に圧着することにより、天井板を天井下 地材に着脱自在に取付けることができる。したがって釘打作業が必要なく施工が 容易であり、しかも部屋の模様替等を行うときの取外しが簡単である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の天井の断面図。

【図２】この考案の一実施例の天井の施工手順を示す斜
視図。

【符号の説明】

１ 天井下地材 ２ 面ファスナ ２ａ 一片 ２ｂ 他片 ３ 天井板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 天井下地材の下面に面ファスナの一片を
   固着し、天井材の上面に前記面ファスナの他片を固着
   し、前記面ファスナの一片に他片を圧着することにより
   前記天井板を前記天井下地材に取付けるようにした天
   井。