JPH0672711B2 - 空調換気扇 - Google Patents

空調換気扇

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JPH0672711B2
JPH0672711B2 JP16837586A JP16837586A JPH0672711B2 JP H0672711 B2 JPH0672711 B2 JP H0672711B2 JP 16837586 A JP16837586 A JP 16837586A JP 16837586 A JP16837586 A JP 16837586A JP H0672711 B2 JPH0672711 B2 JP H0672711B2
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修二 田頭
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松下精工株式会社
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、換気時に室内から室外へ排出される排気流と
室外から室内に給気される給気流とを熱交換器によって
熱交換を行ない、換気時のエネルギー損失を少なくする
空調換気扇に関するものである。
従来の技術 従来より、壁面などに取付け、パイプを通して同時給排
する空調換気扇のシャッタは、構造が簡単でありながら
シャッタ効果が高いことにより換気扇運転スイッチとは
連動しない平板よりなる手動のスライド式のシャッタが
使用されることが多かった。
このスライド式のシャッタを使用した空調換気扇を第4
図に示すが、図において100は空調換気扇本体であり、
その背面に給気口101および排気口102を開閉するスライ
ド式のシャッタ103が設けられ、このシャッタ103を矢印
105側に手動によってスライドすることによりシャッタ1
03に設けられた開口部104が給気口101に合致するととも
に、シャッタ103が排気口102から外れて給気口101およ
び排気口102がともに開状態となり、逆に矢印106側にス
ライドすると、給気口101および排気口102はシャッタ10
3に塞がれて閉状態となる。なお、第4図はシャッタ103
の閉状態を示し、107は給気流と排気流の混合を防ぐ仕
切板である。
発明が解決しようとする課題 前記従来の手動スライド式のシャッタ103は空調換気扇
本体100の運転スイッチとは連動しないため、空調換気
扇本体100を運転させるとともに手動によりシャッタ103
を開かないことには室内の空気を室外にあるいは室外の
空気を室内に排気,給気することができない。ところ
が、シャッタ103を開くことを忘れて空調換気扇本体100
を運転しても使用者が気付くことがない場合があり、ま
た、センサー等で空調換気扇本体100を自動運転して
も、自動的にシャッタ103は開閉することはなく、その
都度に使用者がシャッタ103を開閉しなければならな
く、自動運転としての本来の機能が発揮できないという
課題があった。
本発明は上記従来の課題に留意し、電気的にシャッタを
開閉し、手動によらず自動的にシャッタが開閉できる開
閉器を備えた空調換気扇を提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、電源の一方の極に
その一方の駆動端子が接続されたギアモータと、このギ
アモータの出力軸に対して対称な位置に配設した常開接
点を有するシャッタ開用マイクロスイッチおよびシャッ
タ閉用マイクロスイッチと、電源のもう一方の極に接続
された可動接点およびこの可動接点に切換え接続される
2個の固定接点を有する運転スイッチの前記一方の固定
接点と前記シャッタ開用マイクロスイッチを介して前記
ギアモータのもう一方の駆動端子とを接続した第1の通
電回路と、前記運転スイッチのもう一方の固定接点と前
記シャッタ閉用マイクロスイッチを介して前記ギアモー
タの前記もう一方の駆動端子とを接続した第2の通電回
路と、前記出力軸に固着され前記シャッタ開用および閉
用マイクロスイッチの操作レバーをその円周部で押圧し
て導通させ円周側の一箇所に設けた切欠きによって非導
通とするカムと、前記出力軸に固着したクランクとから
なる開閉器を空調換気扇本体に設けるとともに、この空
調換気扇本体に形成した排気口および給気口を、平面上
を往復移動してともに開閉する平板のシャッタを設け、
このシャッタにその移動方向と交差する方向に形成した
溝を前記クランクの先端に設けた係合突部を移動自在に
係合させ、前記電源の一方の極と前記固定接点に送風機
を接続して設けた構成としたものである。
作用 本発明は上記した構成により、運転スイッチを一方の固
定接点側に接続して送風機の運転を開始すると、同時に
第1,第2の通電回路の一方に電源が接続されてギアモー
タが回転を開始し、ギアモータの出力軸に固着されたク
ランクが回動してクランクの先端の係合突部がシャッタ
の溝内を係合しながら移動する。この係合突部の動作に
よってシャッタは、排気口と給気口を開く方向に移動
し、開き切った時点でカムの切欠きが、シャッタ開用お
よびシャッタ閉用マイクロスイッチの一方の位置に回転
してきて非導通状態とし、ギアモータが停止し、シャッ
タの移動は停止する。そして、送風機を停止してシャッ
タにより排気口と給気口を閉じるときは、運転スイッチ
をもう一方の固定接点側に接続する。すると、送風機が
停止するとともに、もう一方の通電回路に切り換わって
電源が接続され、このときもう一方のマイクロスイッチ
の操作レバーはカムの切欠きと反対側の円周部で押圧さ
れて導通状態となっているので、ギアモータは通電され
回転を開始し、クランクが回動してその先端の係合突部
によりシャッタは排気口と給気口を閉じる方向に移動し
ていき、カムが半回転して切欠きがこのもう一方のマイ
クロスイッチの位置にきたとき、マイクロスイッチは非
導通状態となり、ギアモータが停止してシャッタは閉鎖
完了し移動停止する。
実施例 以下、本発明の一実施例について、第1図〜第3図参照
しながら説明する。
図において、1は空調換気扇本体8の背面に設けた開閉
器であり、ギアモータ2と、このギアモータ2の出力軸
2aに固着された円形状で円周部の一箇所に切欠き3aを有
するカム3と、同じく出力軸2aに固定されたクランク4
と、前記カム3の切欠き3aと、その操作レバー5aあるい
は6aが係合したとき、内蔵した常開接点Noが開離する前
記出力軸2aに対して対称な位置に配設したシャッタ開用
マイクロスイッチ5およびシャッタ閉用マイクロスイッ
チ6とを具備している。なおクランク4の先端は、カム
3の切欠き3aと反対方向に向けて固着されている。ま
た、空調換気扇本体8の背面には、内部方向に一段低く
形成した凹部9が設けられ、この凹部9に、平板よりな
り空調換気扇本体8に設けられた給気口11および排気口
12を開閉するシャッタ7を、左右方向に移動自在に嵌合
している。シャッタ7には、ほぼ中央に開口14と、この
開口14の近傍に上下方向に形成した溝13とを設けてい
る。溝13には、前記クランク4の先端に設けた係合突部
4aを移動自在に係合している。
本実施例の空調換気扇の電気回路は、第3図に示すよう
に、運転スイッチ15の固定接点Kに、電源16の一方の極
とギアモータ2の一方の駆動端子2bとが接続されてい
る。また、運転スイッチ15の可動接点Aは、電源16のも
う一方の極と接続され、この可動接点Aと切換え接続さ
れる固定接点O,Sのうち固定接点Oには、シャッタ開用
マイクロスイッチ5を介して、ギアモータ2のもう一方
の駆動端子2cが接続されて第1の通電回路を形成してお
り、一方、固定接点Sには、シャッタ閉用マイクロスイ
ッチ6を介して、ギアモータ2の前記もう一方の駆動端
子2cが接続されて第2の通電回路を形成している。ま
た、電源16の一方の極と運転スイッチ15の固定接点Oに
は送風機10が接続され、開閉器1とは並列に配設されて
いる。なお、第3図においてCは、シャッタ開用マイク
ロスイッチ5およびシャッタ閉用マイクロスイッチ6の
共通接点である。
上記構成における空調換気扇の運転動作について、以下
に説明する。
第1図は、シャッタ7が給気口11および排気口12を塞い
だ状態を示すが、この状態において、運転スイッチ15の
可動接点Aを固定接点O側に切換えて接続すると、送風
機10が通電されて運転を開始し、同時に第1の通電回路
が電源16に接続される。このとき、シャッタ開用マイク
ロスイッチ5は、カム3の円周部に操作レバー5aが押圧
されて導通状態となっており、ギアモータ2は通電され
て回転し始める。そして、ギアモータ2の出力軸2aが矢
印R方向に回転しクランク4も回転する。クランク4が
回転すると、先端に設けた係合突部4aがシャッタ7の溝
13内を中央部から下方へ、そして下方から中央部へ移動
しながらシャッタ7を第1図における左方向に移動させ
る。この移動によりそれまでシャッタ7に閉じられてい
た排気口12が開口されるとともに、シャッタ7に設けら
れた開口14と給気口11が合致して、給気口11が開口され
る。排気口12と給気口11がともに開口される位置までシ
ャッタ7が移動すると、クランク4とともに回転してい
たカム3は半回転して、操作レバー6aの位置にカム3の
切欠き3aがきてシャッタ開用マイクロスイッチ5の作動
が解かれ、共通接点Cと常開接点No間が開離して非導通
となり、ギアモータ2が停止し、シャッタ7の移動が停
止する。このときシャッタ閉用マイクロスイッチ6は、
操作レバー6aの位置にカム3の切欠き3aと反対側の円周
部がきていて操作レバー6aが押圧され、共通接点Cと常
開接点No間が導通した状態となっている。一方、第2図
における給気口11および排気口12の開状態、すなわち空
調換気扇の運転状態において、運転スイッチ15の可動接
点Aを固定接点S側に切換えると、送風機10が断電され
るとともに、第2の通電回路が電源に接続された状態と
なり、ギアモータ2が回転し始める。そしてギアモータ
2の出力軸2aが矢印方向に回転してクランク4が回転
し、係合突部4aが溝13内を中央部から上方へ、そして上
方から中央部へ移動しながらシャッタ7を第2図におけ
る右方向に移動させる。そしてシャッタ7が給気口11お
よび排気口12を完全に塞いで閉状態にする位置まで移動
すると、カム3の切欠き3aが操作レバー6aの位置にき
て、操作レバー6aの押圧されていたのが解かれ、共通接
点Cと常開接点No間が開離して非導通となり、ギアモー
タ2が停止し、シャッタ7の移動が停止する。このと
き、シャッタ開用マイクロスイッチ5は、カム3が回転
したことによって再び導通し、次のシャッタ7の開動作
に備えた状態となっている。
以上のように本実施例によれば、シャッタ7は、開閉器
1によって、空調換気扇本体8の運転,停止とともに、
給気口11と排気口12をともに電気的に開閉することがで
きるので、シャッタを開けたまま停止したり、開け忘れ
て運転したりすとることがなくなり、常に正常な換気を
することができ、また、空調換気扇にセンサー等を設
け、自動運転をした場合でも、その都度シャッタを手で
開閉しなくてもよく、自動換気運転して完全に機能を発
揮することとなる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、従来
手でスライドして開閉していた平板のシャッタを、開閉
器によって電気的に開閉することができ、空調換気扇に
センサー等を設け、自動運転をした場合でも、その都度
手動でシャッタを開閉しなくてもよく、自動的に開閉で
きるので、シャッタを閉め忘れたり、開け忘れたりする
ことがなくなり、常に正常な換気をすることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の空調換気扇のシャッタが閉
の状態を示す背面図、第2図は同シャッタが開の状態を
示す背面図、第3図は同空調換気扇の電気回路図、第4
図は従来の空調換気扇のシャッタが閉の状態を示す背面
図である。 1……開閉器、2……ギアモータ、2a……出力軸、2b、
2c……駆動端子、3……カム、3a……切欠き、4……ク
ランク、4a……係合突部、5……シャッタ開用マイクロ
スイッチ、5a……操作レバー、6……シャッタ閉用マイ
クロスイッチ、6a……操作レバー、7……シャッタ、8
……空調換気扇本体、9……凹部、10……送風機、11…
…給気口、12……排気口、13……溝、15……運転スイッ
チ、A……可動接点、No……常開接点、O,S……固定接
点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源16の一方の極にその一方の駆動端子2b
    が接続されたギアモータ2と、このギアモータ2の出力
    軸2aに対して対称な位置に配設した常開接点Noを有する
    シャッタ開用マイクロスイッチ5およびシャッタ閉用マ
    イクロスイッチ6と、電源16のもう一方の極に接続され
    た可動接点Aおよびこの可動接点Aに切換え接続される
    2個の固定接点O,Sを有する運転スイッチ15の前記一方
    の固定接点Oと前記シャッタ開用マイクロスイッチ5を
    介して前記ギアモータ2のもう一方の駆動端子2cとを接
    続した第1の通電回路と、前記運転スイッチ15のもう一
    方の固定接点Sと前記シャッタ閉用マイクロスイッチ6
    を介して前記ギアモータ2の前記もう一方の駆動端子2c
    とを接続した第2の通電回路と、前記出力軸2aに固着さ
    れ前記シャッタ開用および閉用マイクロスイッチ5,6の
    操作レバー5a,6aをその円周部で押圧して導通させ円周
    側の一箇所に設けた切欠き3aによって非導通とするカム
    3と、前記出力軸2aに固着したクランク4とからなる開
    閉器1を空調換気扇本体8に設けるとともに、この空調
    換気扇本体8に形成した排気口12および給気口11を、平
    面上を往復移動してともに開閉する平板のシャッタ7を
    設け、このシャッタ7にその移動方向と交差する方向に
    形成した溝13に前記クランク4の先端に設けた係合突部
    4aを移動自在に係合させ、前記電源16の一方の極と前記
    固定接点Oに送風機10を接続して設けた空調換気扇。
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