JP4400005B2 - 空調換気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物外部と建物内部とで空気の換気を行なう空調換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6(a)は一般的な空調換気装置の略断面図であり、(b)はその内の一部を拡大した拡大図である。図6(a)中、空調換気装置101は、モータ102によって回転する排気用羽根103により室内吸込口104から空気を吸込み熱交換器105を経由して室外吐出口106から吐出し、同時に、モータ102によって回転する給気用羽根107により室外吸込口108から空気を吸込み熱交換器105を経由して室内吐出口109から吐出する。この時、熱交換器105でそれぞれの空気の熱交換を行なう。
【0003】
なお、この空調換気装置101は、室外吐出口106と室外吸込口108とが配置されたケーシング面110が壁111に据え付けられ、この壁111には室外吐出口106と室外吸込口108に対向する位置に予め建物外部と建物内部とを連通する孔が設けられている。
【0004】
このような空調換気装置101には、モータ102を止め、運転を停止した場合に、建物外部から空気が流入するのを防ぐ目的で室外吐出口106と室外吸込口108とを塞ぐための閉鎖手段を設けられているのが一般的である。このような例として実開昭60−182632号公報では空調換気装置101内の室外吐出口106と室外吸込口108とが設けられているケーシング面110に平行して仕切板112を設け、その間にシャッタ113を設置している。
【0005】
図7は、このシャッタ113の構成であり、1枚の板に室外吐出口106と室外吸込口108とに相対する位置に孔114と孔115を設け、運転時には、これらの孔を経由して換気を行ない、運転停止時にはこの板をスライドさせ室外吐出口106と室外吸込口108とを塞ぐものである。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような構成の空調換気装置101はシャッタ113を破損させることなく滑らかに動作させるため、仕切板112とシャッタ113との間に隙間が設けられているため、この隙間によって室外吐出口106と室外吸込口108とが連通されてしまう。このため、図6(b)のA部拡大図に示したように、この仕切板112とシャッタ113との間に、熱交換器105から室外吐出口106へ向かう空気の一部が入り込み、一方、室外吸込口108からは冷たい外気を吸込むため熱伝導により、シャッタ113、仕切板112が冷やされ、これによって結露116が生じてしてしまい、かびが発生し換気が汚染されたり壁にかびが増殖するという問題と、換気効率が低下するという問題があった。
【0006】
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、結露を低減し、換気効率の低下を防ぐことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
熱交換器と室外吐出口との間の排気通風路に設けられ室外吐出口を開閉自在な第一のシャッタと、室外吸込口と熱交換器との間の給気通風路に設けられ室外吸込口を開閉自在な第二のシャッタと、一端を熱交換器に接続し他端を室外吸込口と室外吐出口との間のケーシング面に接続して排気通風路の空気と給気通風路の空気が交わらないように排気通風路と給気通風路との間を仕切る仕切板とを備える。
【0008】
また、排気通風路に設けられ第一のシャッタに対して室外吐出口と反対側にケーシング面に略平行な面を有するシャッタ支持部と、給気通風路に設けられ第二のシャッタに対して室外吸込口と反対側にケーシング面に略平行な面を有するシャッタ支持部とを備える。
【0009】
また、第一のシャッタが室外吐出口を開放しているか否かを検知する第一の検知手段と、第二のシャッタが室外吸込口を開放しているか否かを検知する第二の検知手段とを有し、第一の検知手段及び第二の検知手段がともに開放していることを検知できなければ羽根用モータを駆動させない。
【0010】
さらに、仕切板は、室外吸込口と室外吐出口とを有する壁面と略平行な中間部と、中間部に対して略直角な第一の端部と、中間部に対して第一の端部と反対方向に略直角な第二の端部とを有し、第一の端部から第二の端部までの距離は第一のシャッタ及び第二のシャッタのいずれか長い方の長さ以上である。
【0011】
またさらに、第一のシャッタは、室外吐出口を開放する状態では排気通風路内の仕切板の中間部上に設置され、第二のシャッタは、室外吸込口を開放する状態では給気通風路内の仕切板の中間部上に設置される。
【0012】
さらにまた、回転自在な回転軸を有し、前記回転軸は第一のシャッタと連動して回転し、前記回転軸の回転に連動して第二のシャッタが移動する。
【0013】
また、回転軸の一端はモータに接続され、モータによる回転軸の回転に連動して第一のシャッタ及び第二のシャッタが移動する。
【0014】
さらに、ラックを有する第一のシャッタと、ラックと噛み合う第一の歯車と、第一の歯車と同軸上に設置され第一の歯車と連動する第二の歯車と、第二の歯車と噛み合うラックを有する第二のシャッタとを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。図中、空調換気装置1は、羽根用モータ2によって回転する排気用羽根3により室内吸込口4から空気を吸込み第一の排気通風路5、熱交換器6及び第二の排気通風路7を経由して室外吐出口8から吐出し、同時に、羽根用モータ2によって回転する給気用羽根9により室外吸込口10から空気を吸込み第一の給気通風路11、熱交換器6及び第二の給気通風路12を経由して室内吐出口13から吐出する。この時、熱交換器6でそれぞれの空気の熱交換を行なう。
【0016】
なお、この空調換気装置1は、室外吐出口8と室外吸込口10とが設けられたケーシング面14が建物の壁15に向かい合うように設置され、この壁15には室外吐出口8と室外吸込口10とに対向する位置に予め建物外部と建物内部とを連通する孔が設けられている。
【0017】
このような、これまでの空調換気装置と同等の機能に加え、この実施の形態1における空調換気装置1は、その内部にスライド自在な第一のシャッタ16及び第二のシャッタ17が室外吐出口8と室外吸込口10との間に設けられ、これら第一のシャッタ16と第二のシャッタ17との間は仕切板18によって、室外吐出口8と室外吸込口10との間から熱交換器6まで仕切られている。
【0018】
この仕切板18の一端は室外吐出口8と室外吸込口10の中間よりも室外吸込口10側でケーシング面14と接続され、その位置からおおよそ第一のシャッタ16の厚みに相当する程度、図に向かって下方向の部分で室外吐出口8に向かって略直角に曲げられ、仕切板18の一部はケーシング面14と略平行となる面を形成する。仕切板18はさらに熱交換器6に向かって略直角に曲げられ、その他端が熱交換器6に接続され熱交換器6を固定する役割を果たしている。
【0019】
なお、仕切板18のケーシング面14と略平行である面は、第一のシャッタ16と第二のシャッタ17と同程度かやや長く設定しているため、室外吐出口8と室外吸込口10とが完全に開放できるようになっている。
【0020】
また、図に向かって仕切板18の両側には略L字型の第一のシャッタ支持部19a、19bが設けられている。第一のシャッタ支持部19aは図に向かって室外吐出口8よりも外側のケーシング面14上に、一端が内側を向きケーシング面14と略平行な面が得られるように設けられ、室外吐出口8に対向する位置に孔が形成されている。この第一のシャッタ支持部19a、ケーシング面14と仕切板18とから形成される空間20内を第一のシャッタ16は移動自在であり、室外吐出口8を開放する場合は、第一のシャッタ16はケーシング面14と仕切板18の平行面との間に収められ、閉鎖する場合は、第一のシャッタ16の一端が第一のシャッタ支持部19aの平行面上の孔の縁にかかるようになっている。
【0021】
これに対し、第二のシャッタ支持部19bは図に向かって室外吸込口10よりも外側のケーシング面14上に、一端が内側を向きケーシング面14と略平行な面が得られるように設けられ、室外吸込口10に対向する位置に孔が形成されている。この第二のシャッタ支持部19b、ケーシング面14と仕切板18とから形成される空間21内を第二のシャッタ17は移動自在であり、室外吸込口10を開放する場合は、第二のシャッタ17は第二のシャッタ支持部19bの平行面と仕切板18の平行面との間に収められ、閉鎖する場合は、第二のシャッタ17の一端が第二のシャッタ支持部19bの平行面上の孔にかかるようになっている。
【0022】
これら第一のシャッタ支持部19a、19bの役割は、室外吐出口8と室外吸込口10とを各シャッタで閉じた時に、建物外部からの空気の流入により、各シャッタが圧力を受け変形することを防いでいる。このような時は羽根用モータ2を停止しているので、主として室外から室内への空気の圧力を考慮すればよく、各シャッタを室内側から支える機構を設けることが必要となる。
【0023】
また、この実施の形態1では、室外吐出口8側に設けた第一のシャッタ16がケーシング面14に近い位置に設けられ、室外吸込口10側に設けた第二のシャッタ17がケーシング面14から遠い位置に設けられているが、これが逆であると室外吸込口10に対応して設けられたシャッタ支持部19b上の孔から給気用羽根9までの距離が大きくなり、吸込んだ空気が拡散する空間が増えるため給気効率が低下するおそれがある。
【0024】
次に、この図1のI−I部分の略断面図である図2(a)及び、II−II部分の略断面図である図2(b)を用いて、第一のシャッタ16及び第二のシャッタ17の動作について説明する。
【0025】
図2(a)に示すように、第二のシャッタ17は仕切板18上を図の左右方向に移動自在に設けられている。この第二のシャッタ17にはレバー22が設けられ、空調換気装置1の一側面にはこのレバー22を外部に突出させるための口が設けられている。これにより、空調換気装置1の外部から第二のシャッタ17を操作して、室外吸込口10を開閉することが可能となる。
【0026】
また、図2(b)に示すように、第一のシャッタ16はケーシング面14上を図の左右方向に移動自在に設けられている。この第一のシャッタ16にはレバー23が設けられ、空調換気装置1の一側面にはこのレバー23を外部に突出させるための口が設けられている。これにより、空調換気装置1の外部から第一のシャッタ16を操作して、室外吐出口8を開閉することが可能となる。
【0027】
このような構成とすることで、室外吐出口8から排気すべき空気と室外吸込口10から吸気する空気とが交わることがなくなるため、結露が生じることがなくなる。また、連通しない構造のため換気効率が低下しない。
【0028】
また、図1に示したようにシャッタ支持部19a、19bにより閉鎖した状態で第一のシャッタ16が建物外部からの空気によって変形し、隙間が発生し、外気が侵入するのを防いでいる。
【0029】
この実施の形態1では仕切板18とシャッタ支持部19a、19bとは異なる部材であり、これらを組み合わせているが、金型を作成し仕切板とシャッタ支持部を一体成形してもよい。
【0030】
また、この実施の形態1では図1に示すように、仕切板18の2箇所を相対する向きに曲げ、ケーシング面14と略平行な面にシャッタを支持する働きを設けるとともに、室外吐出口8と室外吸込口10とを開放した状態でのシャッタ格納スペースの増大を防ぎ空調換気装置が横方向に大きくなることを防いでいる。しかし、このようにシャッタを2枚設けることで空調換気装置の大きさが変化するか否かは、室外吐出口8と室外吸込口10の口径、室外吐出口8と室外吸込口10間の距離、シャッタの大きさ、及び熱交換器の位置によって決定されるものである。
すなわち、室外吐出口8と室外吸込口10の口径が小さく、室外吐出口8と室外吸込口10間の距離が長く、シャッタが十分小さく、熱交換器が室外吐出口8よりも室外吐出口8と室外吸込口10の中央に近いものであれば、熱交換器からケーシング面までほぼ真っ直ぐな仕切板を設け、その両側にケーシング面と水平なシャッタ支持部を設けることで、図1の仕切板の形状としなくても空調換気装置の容量は増大しない。
【0031】
さらに、この実施の形態1ではシャッタがスライドすることで室外吐出口と室外吸込口の開閉をすることとしているが、シャッタの機構としてはこのようにスライドする以外にも、例えば図1において、図の上下方向に回転軸を有していて、奥行き方向に回転することで開閉動作する機構や、図の奥行き方向に回転軸を有していて、上下方向に回転することで開閉動作する機構であってもよい。
【0032】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について図3〜図5をもとに説明する。なお、これらの図において実施の形態1と構成上同一の部分には同一の番号を付し、説明は省略する。
【0033】
図3は、実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。図中、空間20に設けられた第三のシャッタ24の仕切板18側の面にはラックを有する第一のラック板25(図中、波線部分)が取り付けられており、空間21に設けられた第四のシャッタ26の仕切板18側の面にはラックを有する第二のラック板27(図中、波線部分)が取り付けられている。
【0034】
この空間20内の仕切板18上には第一のラック板25のラックと歯が噛み合う位置に第一の歯車28が設けられており、空間21の仕切板18上には第二のラック板27のラックと歯が噛み合う位置に第二の歯車29が設けられている。これら第一の歯車28と第二の歯車29とは仕切板18の一面に両側に対向して設置され、シャッタ支持部19b上に設けられたモータ30の軸31に固定されている。
【0035】
また、空間20のケーシング面14上には室外吐出口8が完全に開放される位置に第三のシャッタ24が達したことを検知するための第一の検知手段としてリミットスイッチ32が設けられており、空間21のシャッタ支持部19b上には室外吸込口10が完全に開放される位置に第四のシャッタ26が達したことを検知するための第二の検知手段としてリミットスイッチ33が設けられている。
【0036】
これらの構成を有する空調換気装置の機能について、図3のIII−III部分の略断面図である図4(a)及び、IV−IV部分の略断面図である図4(b)を用いて説明する。
【0037】
図4(a)に示すように、第四のシャッタ26には第二のラック板27が取り付けられ、この第二のラック板27のラックと第二の歯車29とが噛み合っているため、第二の歯車29が回転することで仕切板18上を図の左右方向に移動自在に設けられている。この図では室外吸込口10が開放された状態であり、第四のシャッタ26がリミットスイッチ33に接している状態である。
【0038】
また、図4(b)に示すように、第三のシャッタ24には第一のラック板25が取り付けられ、この第一のラック板25のラックと、第二の歯車29と連結された第一の歯車28とが噛み合っているため、第一の歯車28が回転することでケーシング面14上を図の左右方向に移動自在に設けられている。ただし、第三のシャッタ24と第四のシャッタ26は正反対の方向に向かって移動するようになっている。この図では室外吐出口8が開放された状態であり、第三のシャッタ24がリミットスイッチ32に接している状態である。なお、第一のラック板25にはレバー34が設けられ、空調換気装置1の一側面にはこのレバー34を外部に突出させるための口が設けられている。これにより、空調換気装置1の外部から操作して、室外吐出口8と室外吸込口10とを同時に開閉することも可能である。
【0039】
このように、第三のシャッタ24と第四のシャッタ26とに、それぞれ第一のラック板25と第二のラック板27を取り付けて、これらを同軸に固定した第一の歯車28と第二の歯車29と噛み合わせることで、二つのシャッタを一つのレバー34で操作することができるため操作の煩雑さが低減する。
【0040】
また、一つのレバー34によって室外吐出口8と室外吸込口10との開閉を同時に行なえるため、片方のシャッタを開け忘れたり、閉め忘れたりすることを防止できる。
【0041】
図5は、実施の形態2における空調換気装置の回路図である。なお、この図では要部のみの回路構成を単純化して示している。この図を基に、歯車をモータで駆動してシャッタの開閉を行なう方法について説明する。
【0042】
空調換気装置1を長期間停止する場合に外気が室内に侵入することを防止するために室外吐出口8及び室外吸込口10を閉じるには、スイッチSW1をa側に投入する。これにより電源35と接続されたモータ30が正回転して、このモータ30の軸31に固定されている第一の歯車28及び第二の歯車29が回転し、第一の歯車28と噛み合う第一のラック板25が取り付けられた第三のシャッタ24が左方向に移動して室外吐出口8を閉じ、同時に、第二の歯車29と噛み合う第二のラック板27が取り付けられた第四のシャッタ26が右方向に移動して室外吸込口10を閉じる。
【0043】
逆に、空調換気装置1を運転する場合に室外吐出口8及び室外吸込口10を開けるには、スイッチSW1をb側に投入する。これにより電源35と接続されたモータ30が逆回転して、このモータ30の軸31に固定されている第一の歯車28及び第二の歯車29が回転し、第一の歯車28と噛み合う第一のラック板25が取り付けられた第三のシャッタ24が右方向に移動して室外吐出口8を開き、同時に、第二の歯車29と噛み合う第二のラック板27が取り付けられた第四のシャッタ26が左方向に移動して室外吸込口10を開ける。
このようにして開放動作を始めた第三のシャッタ24は、やがてリミットスイッチ32に接触する。これにより常開接点36が閉じる。第四のシャッタ26についても同様で、リミットスイッチ29に接触して常開接点37が閉じる。次いで、スイッチSW1をa、bどちらにも接触しない位置に戻し、スイッチSW2を投入することで、電源35と羽根用モータ2が接続され、換気が始まる。
【0044】
このようにすることで、シャッタの開閉を自動的にすることができる。また、リミットスイッチを二つ設け、それぞれにシャッタが接触しなければ換気運転用の羽根用モータ2に電気が流れない構成のため、誤ってシャッタ閉鎖時に換気運転することによる羽根用モータ2への過負荷を防止できる。
【0045】
このスイッチの動作はリモコン操作とすることも当然可能であり、このようにすれば離れた位置で操作できるため使いやすくなる。
【0046】
なお、これらリミットスイッチは各シャッタの移動に際してモータを用いず、手動で行なう場合にも、各シャッタが閉鎖状態であるにもかかわらず誤って換気運転してしまうことを防止できるため有効である。
【0047】
【発明の効果】
熱交換器と室外吐出口との間の排気通風路に設けられ室外吐出口を開閉自在な第一のシャッタと、室外吸込口と熱交換器との間の給気通風路に設けられ室外吸込口を開閉自在な第二のシャッタと、一端を熱交換器に接続し他端を室外吸込口と室外吐出口との間のケーシング面に接続して排気通風路の空気と給気通風路の空気が交わらないように排気通風路と給気通風路との間を仕切る仕切板とを備えるので、シャッタ近傍での吐出する排気が室外吸込口に吸われることを防止し、結露を防ぐとともに換気効率の低下を防ぐことができる。
【0048】
また、排気通風路に設けられ第一のシャッタに対して室外吐出口と反対側にケーシング面に略平行な面を有するシャッタ支持部と、給気通風路に設けられ第二のシャッタに対して室外吸込口と反対側にケーシング面に略平行な面を有するシャッタ支持部とを備えるので、換気運転停止時の建物外部から流入する空気によって生じる圧力によりシャッタが変形するのを防ぐことができる。
【0049】
また、第一のシャッタが室外吐出口を開放しているか否かを検知する第一の検知手段と、第二のシャッタが室外吸込口を開放しているか否かを検知する第二の検知手段とを有し、第一の検知手段及び第二の検知手段がともに開放していることを検知できなければ羽根用モータを駆動させないので、
結露を防ぐことができるとともに、シャッタの開け忘れによるモータへの過負荷を防止できる。
【0050】
さらに、仕切板は、室外吸込口と室外吐出口とを有する壁面と略平行な中間部と、中間部に対して略直角な第一の端部と、中間部に対して第一の端部と反対方向に略直角な第二の端部とを有し、第一の端部から第二の端部までの距離は第一のシャッタ及び第二のシャッタのいずれか長い方の長さ以上であるので、
換気運転中にシャッタを格納するスペースが小さくて済み、装置の大型化を防ぐことができる。
【0051】
またさらに、第一のシャッタは、室外吐出口を開放する状態では排気通風路内の仕切板の中間部上に設置され、第二のシャッタは、室外吸込口を開放する状態では給気通風路内の仕切板の中間部上に設置されるので、
室外吸込口から吸込まれる空気を効率よく給気用羽根に集めることができるため換気効率が向上する。
【0052】
さらにまた、回転自在な回転軸を有し、前記回転軸は第一のシャッタと連動して回転し、前記回転軸の回転に連動して第二のシャッタが移動するので、
二つシャッタが一軸で操作可能となる。
【0053】
また、回転軸の一端はモータに接続され、モータによる回転軸の回転に連動して第一のシャッタ及び第二のシャッタが移動するので、
リモコン等による遠隔操作などの適用範囲が広がる。
【0054】
さらに、ラックを有する第一のシャッタと、ラックと噛み合う第一の歯車と、第一の歯車と同軸上に設置され第一の歯車と連動する第二の歯車と、第二の歯車と噛み合うラックを有する第二のシャッタとを有するので、
歯車を回転させる力を直線方向への力へと変換できるため、スライドして開閉するシャッタを一軸で操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における空調換気装置の回路図である。
【図6】 従来の空調換気装置の略断面図である。
【図7】 従来のシャッタの構成図である。
【符号の説明】
1 空調換気装置、 2 モータ、 3 排気用羽根、 4 室内吸込口、 5 第一の排気通風路、 6 熱交換器、 7 第二の排気通風路、 8 室外吐出口、 9 給気用羽根、 10 室外吸込口、 11 第一の給気通風路、12 第二の給気通風路、 13 室内吐出口、 14 ケーシング面、 15 壁、 16 第一のシャッタ、 17 第二のシャッタ、 18 仕切板、19a 第一のシャッタ支持部、 19b 第二のシャッタ支持部、 20 空間、 21 空間、 22 レバー、 23 レバー、 24 第三のシャッタ、 25 第一のラック板、 26 第四のシャッタ、 27 第二のラック板、 28 第一の歯車、 29 第二の歯車、 30 モータ、 31 軸、32 リミットスイッチ、 33 リミットスイッチ、 34 レバー、 35 電源、 36 常開接点、 37 常開接点。

Claims (8)

  1. 建物外部の空気を吸込む室外吸込口と、建物内部の空気を吸込む室内吸込口と、前記室外吸込口から吸込んだ空気と前記室内吸込口から吸込んだ空気との熱交換を行なう熱交換器と、前記熱交換器で熱交換された前記室外吸込口から吸込んだ空気を建物内部に吐出する室内吐出口と、前記熱交換器で熱交換された前記室内吸込口から吸込んだ空気を建物部に吐出する室外吐出口と、前記室外吸込口から前記室内吐出口への空気の流れを発生させる給気用羽根と、前記室内吸込口から前記室外吐出口への空気の流れを発生させる排気用羽根と、前記給気用羽根と前記排気用羽根とを回転させる羽根用モータと、前記熱交換器と前記室外吐出口との間の排気通風路に設けられ前記室外吐出口を開閉自在な第一のシャッタと、前記室外吸込口と前記熱交換器との間の給気通風路に設けられ前記室外吸込口を開閉自在な第二のシャッタと、一端を前記熱交換器に接続し他端を前記室外吸込口と前記室外吐出口との間のケーシング面に接続して前記排気通風路の空気と前記給気通風路の空気が交わらないように前記排気通風路と前記給気通風路との間を仕切る仕切板と、を備えたことを特徴とする空調換気装置。
  2. 前記排気通風路に設けられ前記第一のシャッタに対して前記室外吐出口と反対側に前記ケーシング面に略平行な面を有し前記第一のシャッタを支持するシャッタ支持部と、前記給気通風路に設けられ前記第二のシャッタに対して前記室外吸込口と反対側に前記ケーシング面に略平行な面を有し前記第二のシャッタを支持するシャッタ支持部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の空調換気装置。
  3. 第一のシャッタが室外吐出口を開放しているか否かを検知する第一の検知手段と、第二のシャッタが室外吸込口を開放しているか否かを検知する第二の検知手段とを有し、前記第一の検知手段及び前記第二の検知手段がともに開放していることを検知できなければ羽根用モータを駆動させないことを特徴とする請求項1または請求項2いずれか記載の空調換気装置。
  4. 仕切板は、室外吸込口と室外吐出口とを有するケーシング面と略平行な中間部を有し、第一のシャッタは、室外吐出口を開放する状態では排気通風路内の仕切板の中間部上に収められ、第二のシャッタは、室外吸込口を開放する状態では給気通風路内の前記仕切板の前記中間部上に収められることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか記載の空調換気装置。
  5. 仕切板は、室外吸込口と室外吐出口とを有するケーシング面と略平行な中間部と、前記中間部に対して略直角な第一の端部と、前記中間部に対して前記第一の端部と反対方向に略直角な第二の端部とを有し、前記第一の端部から前記第二の端部までの距離は第一のシャッタ及び第二のシャッタのいずれか長い方の長さ以上であることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか記載の空調換気装置。
  6. 回転自在な回転軸を有し、前記回転軸は第一のシャッタと連動して回転し、前記回転軸の回転に連動して第二のシャッタが移動することを特徴とする請求項1から請求項5いずれか記載の空調換気装置。
  7. 回転軸の一端はモータに接続され、前記モータによる前記回転軸の回転に連動して第一のシャッタ及び第二のシャッタが移動することを特徴とする請求項6記載の空調換気装置。
  8. ラックを有する第一のシャッタと、前記ラックと噛み合う第一の歯車と、前記第一の歯車と同軸上に設置され前記第一の歯車と連動する第二の歯車と、前記第二の歯車と噛み合うラックを有する第二のシャッタとを有することを特徴とする請求項6または請求項7いずれか記載の空調換気装置。
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