JPH0672561B2 - 2元燃料機関の燃料制御機構 - Google Patents
2元燃料機関の燃料制御機構Info
- Publication number
- JPH0672561B2 JPH0672561B2 JP26365588A JP26365588A JPH0672561B2 JP H0672561 B2 JPH0672561 B2 JP H0672561B2 JP 26365588 A JP26365588 A JP 26365588A JP 26365588 A JP26365588 A JP 26365588A JP H0672561 B2 JPH0672561 B2 JP H0672561B2
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- JP
- Japan
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- fuel
- pilot
- adjusting means
- main fuel
- pilot fuel
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は2元燃料機関の燃料制御機構に関するもので
ある。
ある。
(従来の技術) 2元燃料機関の燃料制御機構の従来例としては、例えば
特開昭61-182432号公報を挙げることができる。この制
御機構について第4図に基づいて説明すると、図におい
て、51はシリンダヘッドであって、このシリンダヘッド
51に、主燃料噴射弁52とパイロット噴射弁53とが装着さ
れている。主燃料噴射弁52は主燃料噴射ポンプ54に、ま
たパイロット噴射弁53はパイロット燃料噴射ポンプ55に
それぞれ接続されているが、各ポンプ54、55は、噴射量
調整用の調整ロッド56、57を有している。また各調整ロ
ッド56、57には、その先端部にポジショナ58、59が接続
され、各ポジショナ58、59によって各燃料の噴射量を調
整し得るようなされている。一方、上記各調整ロッド5
6、57の中途部は、平衡レバー60にて連結結され、この
平衡レバー60が、ガバナ61によって、リンク機構62を介
して駆動される構造となされている。
特開昭61-182432号公報を挙げることができる。この制
御機構について第4図に基づいて説明すると、図におい
て、51はシリンダヘッドであって、このシリンダヘッド
51に、主燃料噴射弁52とパイロット噴射弁53とが装着さ
れている。主燃料噴射弁52は主燃料噴射ポンプ54に、ま
たパイロット噴射弁53はパイロット燃料噴射ポンプ55に
それぞれ接続されているが、各ポンプ54、55は、噴射量
調整用の調整ロッド56、57を有している。また各調整ロ
ッド56、57には、その先端部にポジショナ58、59が接続
され、各ポジショナ58、59によって各燃料の噴射量を調
整し得るようなされている。一方、上記各調整ロッド5
6、57の中途部は、平衡レバー60にて連結結され、この
平衡レバー60が、ガバナ61によって、リンク機構62を介
して駆動される構造となされている。
上記燃料制御機構では、平衡レバー60の前後動によって
燃料総量の制御を行い、また主燃料用ポジショナ58にて
主燃料の制御が、またパイロット燃料用ポジショナ59に
てパイロット燃料の制御が行われる。
燃料総量の制御を行い、また主燃料用ポジショナ58にて
主燃料の制御が、またパイロット燃料用ポジショナ59に
てパイロット燃料の制御が行われる。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記燃料制御機構では、独立して作動する2つ
のポジショナ58、59を使用しているため、その制御構成
が複雑になるという欠点がある。すなわち、例えば燃料
の総投入量、あるいは総投入カロリーを略一定に維持し
たままで、主燃料を増加させてパイロット燃料を減少さ
せるような制御を行おうとする場合には、両ポジショナ
58、59を同期作動させる必要が生じるためである。
のポジショナ58、59を使用しているため、その制御構成
が複雑になるという欠点がある。すなわち、例えば燃料
の総投入量、あるいは総投入カロリーを略一定に維持し
たままで、主燃料を増加させてパイロット燃料を減少さ
せるような制御を行おうとする場合には、両ポジショナ
58、59を同期作動させる必要が生じるためである。
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたも
のであって、その目的は、主燃料とパイロット燃料との
制御を単一のポジショナで行え、そのためその制御構成
を簡素化し得る2元燃料機関の燃料制御機構を提供する
ことにある。
のであって、その目的は、主燃料とパイロット燃料との
制御を単一のポジショナで行え、そのためその制御構成
を簡素化し得る2元燃料機関の燃料制御機構を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) そこで第1請求項記載の2元燃料機関の燃料制御機構で
は、主燃料ポンプからの噴射量を制御する主燃料調整手
段と、パイロット燃料噴射ポンプからの噴射量を制御す
るパイロット燃料調整手段とを有し、ガバナによって駆
動される調整軸と上記主燃料調整手段とを第1連結部を
介して連動可能に連結すると共に、第1連結部には、上
記調整軸とは独立に主燃料調整手段を噴射量減少方向に
移動可能にするための第1遊動部を設け、また上記調整
軸とパイロット燃料調整手段とを第2連結部を介して連
動可能に連結すると共に、第2連結部には、上記調整軸
とは独立にパイロット燃料調整手段を噴射量減少方向に
移動可能にするための第2遊動部を設ける一方、回動可
能に枢支された揺動レバーと、この揺動レバーを往復回
動させるポジショナとを設け、上記揺動レバーの一端側
と上記主燃料調整手段とを主燃料側リンクにて連結する
と共に、揺動レバーの他端側と上記パイロット燃料調整
手段とをパイロット燃料側リンクにて連結し、上記主燃
料側リンクとパイロット燃料側リンクとで、上記主燃料
調整手段とパイロット燃料調整手段とを噴射量減少方向
に移動可能に構成してある。
は、主燃料ポンプからの噴射量を制御する主燃料調整手
段と、パイロット燃料噴射ポンプからの噴射量を制御す
るパイロット燃料調整手段とを有し、ガバナによって駆
動される調整軸と上記主燃料調整手段とを第1連結部を
介して連動可能に連結すると共に、第1連結部には、上
記調整軸とは独立に主燃料調整手段を噴射量減少方向に
移動可能にするための第1遊動部を設け、また上記調整
軸とパイロット燃料調整手段とを第2連結部を介して連
動可能に連結すると共に、第2連結部には、上記調整軸
とは独立にパイロット燃料調整手段を噴射量減少方向に
移動可能にするための第2遊動部を設ける一方、回動可
能に枢支された揺動レバーと、この揺動レバーを往復回
動させるポジショナとを設け、上記揺動レバーの一端側
と上記主燃料調整手段とを主燃料側リンクにて連結する
と共に、揺動レバーの他端側と上記パイロット燃料調整
手段とをパイロット燃料側リンクにて連結し、上記主燃
料側リンクとパイロット燃料側リンクとで、上記主燃料
調整手段とパイロット燃料調整手段とを噴射量減少方向
に移動可能に構成してある。
また第2請求項記載の2元燃料機関の燃料制御機構で
は、主燃料噴射ポンプとパイロット燃料噴射ポンプと
が、緊急停止手段を備え、この緊急停止手段の作動と、
パイロット燃料調整手段の噴射量減少方向への移動端を
止定するために設えた下限ストッパによる移動端の止定
操作の解除とを連動させるようにしている。
は、主燃料噴射ポンプとパイロット燃料噴射ポンプと
が、緊急停止手段を備え、この緊急停止手段の作動と、
パイロット燃料調整手段の噴射量減少方向への移動端を
止定するために設えた下限ストッパによる移動端の止定
操作の解除とを連動させるようにしている。
(作用) 上記2元燃料機関の燃料制御機構においては、ポジショ
ナの作動により、揺動レバーが回動し、これにより主燃
料側リンクとパイロット燃料側リンクとが相反する方向
に移動し、主燃料の増加を許容する一方でパイロット燃
料を減少させたり、あるいはパイロット燃料を増加させ
る一方で主燃料を減少させるような制御を行うことが可
能となる。
ナの作動により、揺動レバーが回動し、これにより主燃
料側リンクとパイロット燃料側リンクとが相反する方向
に移動し、主燃料の増加を許容する一方でパイロット燃
料を減少させたり、あるいはパイロット燃料を増加させ
る一方で主燃料を減少させるような制御を行うことが可
能となる。
(実施例) 次にこの発明の2元燃料機関の燃料制御機構の具体的な
実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図において、1は主燃料ポンプ、2はパイロット燃
料ポンプをそれぞれ示しているが、両ポンプ1、2は、
燃料調整手段としての主燃料調整ロッド3とパイロット
燃料調整ロッド4とを備えている。
料ポンプをそれぞれ示しているが、両ポンプ1、2は、
燃料調整手段としての主燃料調整ロッド3とパイロット
燃料調整ロッド4とを備えている。
一方、5はガバナであって、その出力揺動杆6は、リン
ク機構7を介して調整軸8に連結されており、ガバナ5
の出力で調整軸8を回転駆動し得るようなされている。
この調整軸8には、第1連結部9の基端部が固着され、
その先端部は上記主燃料調整ロッド3に接続されてい
る。ここで留意する点は、この第1連結部9は、その中
途部において、その先端側が回動可能に枢支されて第1
遊動部10が構成され、これにより上記主燃料調整ロッド
3が、調整軸8とは独立に、つまり調整軸8の回転位置
とは無関係に、噴射量減少方向へと移動可能となされて
いることであるが、この点の機能については後述する。
また上記調整軸8は、第2連結部としてのパイロット制
御リンク11を介してパイロット調整軸12に連結され、こ
のパイロット調整軸12が上記調整軸8に連動するような
されている。このパイロット調整軸12は、リンク13を介
して、上記パイロット燃料調整ロッド4に接続されてい
る。また上記パイロット制御リンク11の途中には、第2
遊動部14が介設されているが、この第2遊動部14は両振
りのバネ筒によって構成されたもので、通常の状態では
調整軸8の作動をそのままパイロット燃料調整ロッド4
に伝達するものの、所定値以上の力が作用するときに
は、調整軸8とパイロット燃料調整ロッド4との独立的
な作動を許容するものである。なおこの機能については
後述する。
ク機構7を介して調整軸8に連結されており、ガバナ5
の出力で調整軸8を回転駆動し得るようなされている。
この調整軸8には、第1連結部9の基端部が固着され、
その先端部は上記主燃料調整ロッド3に接続されてい
る。ここで留意する点は、この第1連結部9は、その中
途部において、その先端側が回動可能に枢支されて第1
遊動部10が構成され、これにより上記主燃料調整ロッド
3が、調整軸8とは独立に、つまり調整軸8の回転位置
とは無関係に、噴射量減少方向へと移動可能となされて
いることであるが、この点の機能については後述する。
また上記調整軸8は、第2連結部としてのパイロット制
御リンク11を介してパイロット調整軸12に連結され、こ
のパイロット調整軸12が上記調整軸8に連動するような
されている。このパイロット調整軸12は、リンク13を介
して、上記パイロット燃料調整ロッド4に接続されてい
る。また上記パイロット制御リンク11の途中には、第2
遊動部14が介設されているが、この第2遊動部14は両振
りのバネ筒によって構成されたもので、通常の状態では
調整軸8の作動をそのままパイロット燃料調整ロッド4
に伝達するものの、所定値以上の力が作用するときに
は、調整軸8とパイロット燃料調整ロッド4との独立的
な作動を許容するものである。なおこの機能については
後述する。
また上記パイロット調整軸12にはストッパ部材15が揺動
可能に固着され、これに近接して下限ストッパ16が配置
されている。この下限ストッパ16は、シリンダ17とロッ
ド18とより成るもので、ロッド18の位置をエア圧により
設定し、これによりストッパ部材15の回動端、つまりパ
イロット燃料調整ロッド4の噴射量最小位置を止定する
ためのものである。上記両ポンプ1、2は、それぞれ緊
急停止用のストップシリンダ19、20を備え、緊急時には
両ストップシリンダ19、20を作動させて両ポンプ1、2
からの燃料噴射を停止し得るようなされている。この場
合、留意する点は、上記ストップシリンダ19、20を作動
させるための電磁弁21と、上記下限ストッパ16のシリン
ダ17を大気開放するための電磁弁22とを連動させ、主燃
料とパイロット燃料との吐出を同時に停止可能としてあ
ることであり、これにより安全性の向上を図っている。
可能に固着され、これに近接して下限ストッパ16が配置
されている。この下限ストッパ16は、シリンダ17とロッ
ド18とより成るもので、ロッド18の位置をエア圧により
設定し、これによりストッパ部材15の回動端、つまりパ
イロット燃料調整ロッド4の噴射量最小位置を止定する
ためのものである。上記両ポンプ1、2は、それぞれ緊
急停止用のストップシリンダ19、20を備え、緊急時には
両ストップシリンダ19、20を作動させて両ポンプ1、2
からの燃料噴射を停止し得るようなされている。この場
合、留意する点は、上記ストップシリンダ19、20を作動
させるための電磁弁21と、上記下限ストッパ16のシリン
ダ17を大気開放するための電磁弁22とを連動させ、主燃
料とパイロット燃料との吐出を同時に停止可能としてあ
ることであり、これにより安全性の向上を図っている。
一方、同図において、31はポジショナを示しており、こ
のポジショナ31の本体に、揺動レバー32の中途部が回動
可能に枢支され、上記ポジショナ31でもって揺動レバー
32を回動操作し得るようなされている。揺動レバー32の
一端側は、主燃料側リンク33を介して上記主燃料調整ロ
ッド3に、またその他端側は、パイロット燃料側リンク
34を介して上記パイロット燃料調整ロッド4にそれぞれ
連結されている。両リンク33、34は、両燃料調整ロッド
3、4を、主として吐出量減少側に移動させる機能を有
するものである。
のポジショナ31の本体に、揺動レバー32の中途部が回動
可能に枢支され、上記ポジショナ31でもって揺動レバー
32を回動操作し得るようなされている。揺動レバー32の
一端側は、主燃料側リンク33を介して上記主燃料調整ロ
ッド3に、またその他端側は、パイロット燃料側リンク
34を介して上記パイロット燃料調整ロッド4にそれぞれ
連結されている。両リンク33、34は、両燃料調整ロッド
3、4を、主として吐出量減少側に移動させる機能を有
するものである。
次に上記燃料機構の作動状態について、前記第1図及び
第2図に基づいて説明する。まず起動前の状態(第2図
)においては、ポジショナ31のロッド35が没入し、主
燃料側リンク33は主燃料調整ロッド3を噴射停止位置に
位置させ、一方、パイロット燃料側リンク34は、パイロ
ット燃料の噴射許容位置に位置している。この状態で機
関を起動させると(第2図)、ガバナ5の出力に応じ
てパイロット燃料のみが噴射される状態となる(第2図
→→)。そしてロードアップが完了すると(第2
図)、次にポジショナ31のロッド35を突出させ、揺動
レバー32の回動操作を行う。そうすると、主燃料側リン
ク33は主燃料の噴射量が増大する方向に、またパイロッ
ト燃料側リンク34はパイロット燃料の噴射量を減少させ
る方向にそれぞれ移動し、この結果、主燃料が次第に増
加する一方で、パイロット燃料が次第に減少する。この
場合、揺動レバー32におけるレバー比を適当に選択する
ことによって、主燃料とパイロット燃料との総投入量、
あるいは総投入カロリーを一定に保持したまま、両者の
投入比率を変化させることが可能となる。そしてパイロ
ット燃料の噴射量が減少し、ストッパ部材15が下限スト
ッパ16に当接する状態になると、パイロット燃料調整ロ
ッド4のそれ以上の移動が停止され、パイロット燃料の
噴射量はこの下限値に維持されることになる。なお揺動
レバー32は、これ以後も、さらに回動し、主燃料のそれ
以上の噴射を許容することとなるが、この際の揺動レバ
ー32の回動は、パイロット燃料側リンク34に介設したバ
ネ筒36の作用にて許容されることになる。次いで、第2
図点からロードアップを行うと、それ以後は、主燃料
の噴射量のみが増加することになる。
第2図に基づいて説明する。まず起動前の状態(第2図
)においては、ポジショナ31のロッド35が没入し、主
燃料側リンク33は主燃料調整ロッド3を噴射停止位置に
位置させ、一方、パイロット燃料側リンク34は、パイロ
ット燃料の噴射許容位置に位置している。この状態で機
関を起動させると(第2図)、ガバナ5の出力に応じ
てパイロット燃料のみが噴射される状態となる(第2図
→→)。そしてロードアップが完了すると(第2
図)、次にポジショナ31のロッド35を突出させ、揺動
レバー32の回動操作を行う。そうすると、主燃料側リン
ク33は主燃料の噴射量が増大する方向に、またパイロッ
ト燃料側リンク34はパイロット燃料の噴射量を減少させ
る方向にそれぞれ移動し、この結果、主燃料が次第に増
加する一方で、パイロット燃料が次第に減少する。この
場合、揺動レバー32におけるレバー比を適当に選択する
ことによって、主燃料とパイロット燃料との総投入量、
あるいは総投入カロリーを一定に保持したまま、両者の
投入比率を変化させることが可能となる。そしてパイロ
ット燃料の噴射量が減少し、ストッパ部材15が下限スト
ッパ16に当接する状態になると、パイロット燃料調整ロ
ッド4のそれ以上の移動が停止され、パイロット燃料の
噴射量はこの下限値に維持されることになる。なお揺動
レバー32は、これ以後も、さらに回動し、主燃料のそれ
以上の噴射を許容することとなるが、この際の揺動レバ
ー32の回動は、パイロット燃料側リンク34に介設したバ
ネ筒36の作用にて許容されることになる。次いで、第2
図点からロードアップを行うと、それ以後は、主燃料
の噴射量のみが増加することになる。
その後、第2図点からロードダウンを開始すると、最
初は主燃料のみが減少していくことになる(第2図→
)。そしてこのロードダウンが完了すると、次にポジ
ショナ31のロッド35を没入させることによって、揺動レ
バー32を上記とは逆方向に回動させ、主燃料の噴射量を
減少させる一方、パイロット燃料の噴射量を増加し(第
2図→)、主燃料の噴射を停止した後、再度、ロー
ドダウンを行って機関を停止する(第2図→)。
初は主燃料のみが減少していくことになる(第2図→
)。そしてこのロードダウンが完了すると、次にポジ
ショナ31のロッド35を没入させることによって、揺動レ
バー32を上記とは逆方向に回動させ、主燃料の噴射量を
減少させる一方、パイロット燃料の噴射量を増加し(第
2図→)、主燃料の噴射を停止した後、再度、ロー
ドダウンを行って機関を停止する(第2図→)。
以上のように上記燃料制御機構においては、主燃料の投
入、遮断と、パイロット燃料の噴射量の増減とを単一の
ポジショナで行えることから、その制御機構を従来例よ
りも簡素化し得ることになる。
入、遮断と、パイロット燃料の噴射量の増減とを単一の
ポジショナで行えることから、その制御機構を従来例よ
りも簡素化し得ることになる。
第3図には低負荷状態での切換状態を示しているが、こ
のような低負荷状態での切換が可能になるのは、上記下
限ストッパ16を設け、一定量以上のパイロット燃料の噴
射量を確保するようにしたためである。なお第3図にお
ける〜の各点は、第2図における〜の各点に対
応するものである。
のような低負荷状態での切換が可能になるのは、上記下
限ストッパ16を設け、一定量以上のパイロット燃料の噴
射量を確保するようにしたためである。なお第3図にお
ける〜の各点は、第2図における〜の各点に対
応するものである。
(発明の効果) この発明の2元燃料機関の燃料制御機構は上記のよう
に、主燃料の制御とパイロット燃料の制御とを単一のポ
ジショナで行うようにしてあるので、その制御構成を簡
素化することが可能になる。
に、主燃料の制御とパイロット燃料の制御とを単一のポ
ジショナで行うようにしてあるので、その制御構成を簡
素化することが可能になる。
第1図はこの発明の2元燃料機関の燃料制御機構の一実
施例の全体構成を説明図、第2図はその燃料切換状態を
経時的に示す説明図、第3図は切換状態の変更例の説明
図、第4図は従来例の説明図である。 1……主燃料ポンプ、2……パイロット燃料ポンプ、3
……主燃料調整ロッド、4……パイロット燃料調整ロッ
ド、5……ガバナ、8……調整軸、9……第1連結部、
10……第1遊動部、11……第2連結部、14……第2遊動
部、16……下限ストッパ、19、20……ストップシリン
ダ、31……ポジショナ、32……揺動レバー、33……主燃
料側リンク、34……パイロット燃料側リンク。
施例の全体構成を説明図、第2図はその燃料切換状態を
経時的に示す説明図、第3図は切換状態の変更例の説明
図、第4図は従来例の説明図である。 1……主燃料ポンプ、2……パイロット燃料ポンプ、3
……主燃料調整ロッド、4……パイロット燃料調整ロッ
ド、5……ガバナ、8……調整軸、9……第1連結部、
10……第1遊動部、11……第2連結部、14……第2遊動
部、16……下限ストッパ、19、20……ストップシリン
ダ、31……ポジショナ、32……揺動レバー、33……主燃
料側リンク、34……パイロット燃料側リンク。
Claims (2)
- 【請求項1】主燃料ポンプからの噴射量を制御する主燃
料調整手段と、パイロット燃料噴射ポンプからの噴射量
を制御するパイロット燃料調整手段とを有し、ガバナに
よって駆動される調整軸と上記主燃料調整手段とを第1
連結部を介して連動可能に連結すると共に、第1連結部
には、上記調整軸とは独立に主燃料調整手段を噴射量減
少方向に移動可能にするための第1遊動部を設け、また
上記調整軸とパイロット燃料調整手段とを第2連結部を
介して連動可能に連結すると共に、第2連結部には、上
記調整軸とは独立にパイロット燃料調整手段を噴射量減
少方向に移動可能にするための第2遊動部を設ける一
方、回動可能に枢支された揺動レバーと、この揺動レバ
ーを往復回動させるポジショナとを設け、上記揺動レバ
ーの一端側と上記主燃料調整手段とを主燃料側リンクに
て連結すると共に、揺動レバーの他端側と上記パイロッ
ト燃料調整手段とをパイロット燃料側リンクにて連結
し、上記主燃料側リンクとパイロット燃料側リンクと
で、上記主燃料調整手段とパイロット燃料調整手段とを
噴射量減少方向に移動可能に構成して成る2元燃料機関
の燃料制御機構。 - 【請求項2】上記パイロット燃料調整手段の噴射量減少
方向への移動端を止定する下限ストッパを設けた2元燃
料機関の燃料制御機構において、上記主燃料噴射ポンプ
とパイロット燃料噴射ポンプとが、緊急停止手段を備
え、この緊急停止手段の作動と、下限ストッパによる移
動端の止定操作の解除とを連動させたことを特徴とする
第1請求項記載の2元燃料機関の燃料制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26365588A JPH0672561B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 2元燃料機関の燃料制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26365588A JPH0672561B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 2元燃料機関の燃料制御機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02108823A JPH02108823A (ja) | 1990-04-20 |
JPH0672561B2 true JPH0672561B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17392489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26365588A Expired - Lifetime JPH0672561B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 2元燃料機関の燃料制御機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672561B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2547144B2 (ja) * | 1992-01-17 | 1996-10-23 | 財団法人日本舶用機器開発協会 | 二元燃料機関の燃料制御装置 |
JP2959312B2 (ja) * | 1993-01-14 | 1999-10-06 | 三菱自動車工業株式会社 | ディーゼルエンジンにおける気体燃料併用システム |
JPH10236534A (ja) | 1997-02-28 | 1998-09-08 | Hitachi Zosen Corp | 包装用緩衝材 |
JPH10273174A (ja) | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Hitachi Zosen Corp | 包装用緩衝材 |
DE102008031597B4 (de) * | 2008-07-03 | 2021-10-07 | Man Energy Solutions Se | Umschaltbarer Mehrstoffmotor und Verfahren zur Kraftstoffumschaltung bei einem solchen Mehrstoffmotor |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP26365588A patent/JPH0672561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02108823A (ja) | 1990-04-20 |
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