JPH0720357Y2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

Info

Publication number
JPH0720357Y2
JPH0720357Y2 JP1991001227U JP122791U JPH0720357Y2 JP H0720357 Y2 JPH0720357 Y2 JP H0720357Y2 JP 1991001227 U JP1991001227 U JP 1991001227U JP 122791 U JP122791 U JP 122791U JP H0720357 Y2 JPH0720357 Y2 JP H0720357Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air pressure
air
actuator
engine
supply line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991001227U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0536050U (ja
Inventor
普司 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP1991001227U priority Critical patent/JPH0720357Y2/ja
Publication of JPH0536050U publication Critical patent/JPH0536050U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0720357Y2 publication Critical patent/JPH0720357Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主としてラフテレーンク
レーン等のホイールクレーンに搭載されたエンジンの回
転数を制御する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホイールクレーンにおいては、ガバナレ
バーによって制御されるエンジン回転数の下限値(最低
回転数)を作業状態等に応じて変化させたい場合があ
る。たとえば、エンジンのアイドリング時には、時間の
節約のために最低回転数を通常作業時よりもアップさせ
るのが望ましい。
【0003】従来、このような機能をもったエンジンの
制御装置として、アクチュエータ(エアシリンダ)で駆
動されるガバナレバーの作動範囲を、長孔をもったリン
クで規制して最高回転数と最低回転数を設定し、このリ
ンクを、ガバナレバーとは別のアクチュエータ(エアシ
リンダ)によって移動させることにより、ガバナレバー
の減速方向の限界位置をずらして最低回転数をアップさ
せる構成のものが公知である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このように
ガバナレバーのストロークを機械的に制限してエンジン
の最低回転数を調節する従来の構成によると、ガバナレ
バー駆動用アクチュエータのほかにリンク機構およびこ
れを駆動する専用アクチュエータが必要となるため、構
造が複雑かつ大形となり、スペースおよびコスト等の面
で不利となっていた。
【0005】そこで本考案は、エンジンの最低回転数を
調節するための専用アクチュエータおよびリンク機構を
省略し、構造を簡略化および小形化することができるエ
ンジンの制御装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ガバナレバー
駆動用のアクチュエータに供給する空気圧を空気圧調節
手段により調節してエンジン回転数を制御するエンジン
の制御装置において、上記空気圧調節手段によって調節
された空気が送り込まれる主空気圧供給ラインと、上記
空気圧調節手段の出口圧の最大値より小さくて最小値よ
りは大きい圧力の空気が送り込まれる副空気圧供給ライ
ンとが並列に設けられ、この両ラインがシャトル弁を介
して合流ラインに接続されるとともに、この合流ライン
が上記アクチュエータに接続され、かつ、上記副空気圧
供給ラインに開閉弁が設けられてなるものである。
【0007】
【作用】上記構成によると、開閉弁が閉じた状態では副
空気圧供給ラインが無効となるため、アクチュエータが
空気圧調節手段の出口圧に応じたストローク作動を行な
って通常のエンジンオールスピード制御が行なわれる。
【0008】一方、開閉弁が開くと、主、副両空気圧供
給ラインのうち高圧側がシャトル弁により選択され、こ
の選択された空気圧がアクチュエータに送られる。従っ
て、主空気圧供給ラインの空気圧が副空気圧供給ライン
の空気圧よりも小さくなると、副空気圧供給ラインの空
気圧がアクチュエータに送られる。このため、このとき
のエンジンの最低回転数は、通常運転時の設定最低回転
数よりも高い値となる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図によって説明する。
【0010】図1において、21はエンジン、22は燃
料噴射ポンプ、23はガバナレバー、24はこのガバナ
レバー23を駆動するアクチュエータ、25は主エアタ
ンク、26はスロットルバルブ、29はこのスロットル
バルブ26とで空気圧調節手段を構成するアクセルペダ
ル、54はスロットルバルブ26によって圧力調節され
た空気が送り込まれる主空気圧供給ライン(以下、単に
主ラインという)である。
【0011】なお、ホイールクレーンにおいては、エン
ジン21、燃料噴射ポンプ22、アクチュエータ24が
下部走行体に、主エアタンク25が、スロットルバルブ
26が上部旋回体にそれぞれ設けられるため、主ライン
54の途中にスイベルジョイント28が設けられる。
【0012】アクチュエータ24の構成を図2を併用し
て説明する。
【0013】30は筒状のエアチャンバーで、このエア
チャンバー30内に、ラバー等の可撓性を備えた材料か
らなるダイヤフラム31が、エアチャンバー30内を空
気室32とバネ室33とに仕切る状態で設けられ、空気
室32に供給される空気圧により、ダイヤフラム31が
変形してストローク作動を行なうようになっている。
【0014】34はプッシュロッドで、このプッシュロ
ッド34の一端がバネ室33内においてダイヤフラム3
1の中心部に連結され、同他端が第1および第2両リン
ク35,36を介してガバナレバー23に連動連結され
ている。こうして、ダイヤフラム31のストローク運動
がプッシュロッド34、両リンク35,36経由で、か
つ両リンク35,36により拡大されてガバナレバー2
3に伝えられるようになっている。一方、エアチャンバ
ー30のバネ室33には、空気圧に対抗する内部リター
ンスプリング37が設けられている。
【0015】また、第1図中、38はエアチャンバー3
0外においてガバナレバー23とエンジン外面等の固定
部との間に設けられた外部リターンスプリングで、この
外部リターンスプリング38により、両リンク35,3
6の遊び等によるガバナレバー23のハンチングが防止
される。
【0016】このようにダイヤフラム31をストローク
動作要素として用いたこのガバナレバー駆動用アクチュ
エータ24によると、従来技術においてガバナレバー駆
動用アクチュエータとして用いられているエアシリンダ
と比較してつぎのような利点を有する。
【0017】エアシリンダにおいては、気密保持のため
に、ピストンの外面にゴム等の弾性材料からなる摩擦抵
抗の大きなシールが設けられ、このシールの摩擦抵抗が
シリンダの大きな摺動抵抗となるため、アクセルペダル
の踏込み量(スロットルバルブ26の出口圧)と、エン
ジン回転数とが正確に対応しない現象、すなわちペダル
踏込み量に対してエンジン回転数が直線的でなく階段状
に変化し、かつペダル踏込み方向と復帰方向とでエンジ
ン回転数の変化軌跡が大きく異なる所謂ヒステリシス現
象が生じていた。
【0018】従って、正確なエンジンコントロールがで
きないため、たとえばクレーン作業時において、エンジ
ン回転数の急変により吊り荷やブームの巻上げ、巻下げ
速度が急変してショックを与える場合があった。また、
エンジン回転数の微調節が困難なため、吊り荷を少しず
つ上げ下げするインチング作業等の微速制御が困難とな
っていた。
【0019】これに対し、このダイヤフラム式アクチュ
エータ24によると、上記エアシリンダにおけるピスト
ンのシールのようなストローク動作の抵抗となる要素が
なく、ダイヤフラム31が、空気室32に加えられる空
気圧に正確に比例してストローク作動し、しかも空気圧
の変化に対する応答性が良いため、アクセルペダル29
の踏込み量に対してエンジン回転数が直線的に変化し、
かつペダル踏込み方向と復帰方向とで回転数の変化軌跡
に殆どずれがなくなる。
【0020】一方、図1において、55は主ライン54
のエアタンク25とは別の副エアタンク56を空気圧供
給源とする副空気圧供給ライン(以下、単に副ラインと
いう)で、主、副両ライン54,55がシャトル弁57
を介して合流し、この合流ライン58がアクチュエータ
24に接続されている。
【0021】また、副ライン55には開閉弁59と減圧
弁60とが設けられている。この減圧弁60の出口圧
は、スロットルバルブ26の出口圧の最大値よりは小さ
く、最小値よりは大きい値(通常は最小値より少し大き
い値)に設定される。
【0022】この構成において、開閉弁59が閉じた状
態では副ライン55が無効となるため、アクチュエータ
24がアクセルペダル29の踏込み量に応じたストロー
ク作動を行なって、通常のエンジンオールスピード制御
が行なわれる。
【0023】そして、この状態から開閉弁59を開く
と、主、副両ライン54,55のうち高圧側がシャトル
弁57によって選択され、この選択された空気圧がアク
チュエータ24に送られる。
【0024】従って、高速域ではスロットルバルブ26
による調節圧が選択されて、ペダル踏込み量に応じた回
転数制御が行なわれ、低速域において主ライン54の空
気圧が副ライン55の空気圧よりも小さくなると、副ラ
イン55の空気圧が選択されてアクチュエータ24に送
られる。
【0025】このため、エンジン回転数は、たとえペダ
ル踏込み量が零のときでも通常運転時の設定最低回転数
までは下がらず、減圧弁60の設定圧力に応じた回転数
に保持される。すなわち、設定最低回転数が通常運転時
よりも高くなる。
【0026】なお、上記実施例において、副ライン55
の圧力設定の誤差をなくして設定回転数の調節を正確に
行なうために、減圧弁として、調圧誤差の少ないダイヤ
フラム式減圧弁を用いるのが望ましい。
【0027】また、主、副両ライン54,55をスイベ
ルジョイント28の上流側に設け、開閉弁59を運転席
で手動操作しうるようにしてもよい。
【0028】ところで、上記したエンジンの最低回転数
の調節は、ガバナレバー23の微調節となるため、この
ガバナレバー駆動用アクチュエータとして、従来の一般
的なエアシリンダを用いた場合には、現状では、前記し
たように微調節が困難なことから、空気圧の選択によっ
て設定回転数を正確に調節することは、実際上、困難で
ある。従って、上記実施例で示した、制御性にすぐれ、
微調節が可能なダイヤフラム式アクチュエータ24をガ
バナレバー駆動用アクチュエータとして用いるのが望ま
しいが、エアシリンダであっても摺動抵抗をごく小さく
しうるものであれば、同アクチュエータとして用いるこ
とは可能である。
【0029】また、上記実施例では、ダイヤフラム式ア
クチュエータ24のストローク運動量を拡大するため
に、プッシュロッド34とガバナレバー23との間に第
1および第2両リンク35,36を介在させたが、ダイ
ヤフラム31の面積を十分大きくとれる場合等には、両
リンク35,36を省略することが可能である。
【0030】
【考案の効果】上記のように本考案によるときは、空気
圧調節手段によって調節された空気が送り込まれる主空
気圧供給ラインと、上記空気圧調節手段の出口圧の最大
値より小さくて最小値よりは大きい圧力の空気が送り込
まれる副空気圧供給ラインとを並列に設け、この両ライ
ンをシャトル弁を介して合流ラインに接続するととも
に、この合流ラインをガバナレバー駆動用のアクチュエ
ータに接続し、かつ、上記副空気圧供給ラインに開閉弁
を設けることにより、エンジンの最低回転数を調節しう
るように構成したから、この最低回転数の調節をリンク
機構によって機械的に行なう従来の装置と比較して、構
造を大幅に簡略化および小形化でき、スペースおよびコ
スト等の点で非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるエンジンの制御装置の
構成を示す図である。
【図2】同装置におけるガバナレバー駆動用アクチュエ
ータの拡大図である。
【符号の説明】
21 エンジン 22 燃料噴射ポンプ 23 ガバナレバー 24 ガバナレバー駆動用アクチュエータ 25 主空気圧供給ラインに空気を送り込む主タンク 26 空気圧調節手段を構成するスロットルバルブ 29 同アクセルペダル 54 主空気圧供給ライン 55 副空気圧供給ライン 57 シャトル弁 58 合流ライン 59 開閉弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナレバー駆動用のアクチュエータに
    供給する空気圧を空気圧調節手段により調節してエンジ
    ン回転数を制御するエンジンの制御装置において、上記
    空気圧調節手段によって調節された空気が送り込まれる
    主空気圧供給ラインと、上記空気圧調節手段の出口圧の
    最大値より小さくて最小値よりは大きい圧力の空気が送
    り込まれる副空気圧供給ラインとが並列に設けられ、こ
    の両ラインがシャトル弁を介して合流ラインに接続され
    るとともに、この合流ラインが上記アクチュエータに接
    続され、かつ、上記副空気圧供給ラインに開閉弁が設け
    られてなることを特徴とするエンジンの制御装置。
JP1991001227U 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置 Expired - Lifetime JPH0720357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991001227U JPH0720357Y2 (ja) 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991001227U JPH0720357Y2 (ja) 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0536050U JPH0536050U (ja) 1993-05-18
JPH0720357Y2 true JPH0720357Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=11495587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991001227U Expired - Lifetime JPH0720357Y2 (ja) 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720357Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813093U (ja) * 1981-07-20 1983-01-27 内田 由樹 紙巻タバコの灰をパイプの中にためる方法
JPS5916518U (ja) * 1982-07-23 1984-02-01 株式会社飛弾製作所 棒状化粧品容器
JPS5919943U (ja) * 1982-07-28 1984-02-07 日野自動車株式会社 車両に使用されるエア・アクセル・コントロ−ル系統

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0536050U (ja) 1993-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5810560A (en) Control system for non-linear control of a speed setting and a throttle valve in an aircraft engine
US6652233B2 (en) Control system for a turbo-charged diesel aircraft engine
US4058101A (en) Control apparatus for diesel engine
US4773379A (en) Apparatus for controlling pressure-activated actuator, and apparatus for controlling exhaust-gas recirculation
JP3984614B2 (ja) エンジンの吸気装置
JPH0720357Y2 (ja) エンジンの制御装置
GB2042765A (en) Mechanical engine governor with pressure responsive limiting speed control
JPS6244099Y2 (ja)
JP2002081328A (ja) 内燃機関用スロットルボディ
JPS5823234A (ja) 車両に使用されるディ−ゼル機関の燃料噴射装置
JPS58220936A (ja) デイ−ゼル機関の吸気絞り装置
JPH07166966A (ja) 排ガス戻し量を制御するための装置
JPH0441229Y2 (ja)
JPS62195423A (ja) 内燃機関における調整可能なエアガバナ−装置
JP3018509B2 (ja) 産業用車両のアイドル調整装置
JPS6023474Y2 (ja) 動力舵取装置付き自動車用エンジンのアイドル回転制御装置
KR960007881Y1 (ko) 전자제어 기화기
JP2560555B2 (ja) エンジンのアイドルアップ装置
JPH02308932A (ja) エンジン吸気絞り弁の開閉装置
JP2594795Y2 (ja) 燃料噴射ポンプ用の流量調節装置
JPS6240104Y2 (ja)
JPH0163744U (ja)
JPS6098133A (ja) 絞り弁開閉制御装置
JPH06280625A (ja) ガソリンエンジン用調速機
JPH0350369A (ja) ディーゼルエンジンの排気還流制御装置