JPH0536050U - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JPH0536050U
JPH0536050U JP122791U JP122791U JPH0536050U JP H0536050 U JPH0536050 U JP H0536050U JP 122791 U JP122791 U JP 122791U JP 122791 U JP122791 U JP 122791U JP H0536050 U JPH0536050 U JP H0536050U
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air pressure
air
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engine
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JP122791U
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普司 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの最低回転数を調節するための専用
アクチュエータおよびリンク機構を省略し、構造を簡略
化および小形化できるようにする。 【構成】 空気圧調節手段26によって調節された空気
が送り込まれる主空気圧供給ライン54と、空気圧調節
手段26の出口圧の最大値より小さくて最小値よりは大
きい圧力の空気が送り込まれる副空気圧供給ライン55
とが並列に設けられ、この両ライン54,55がシャト
ル弁57を介して合流ライン58に接続されるととも
に、この合流ライン58がガバナレバー駆動用アクチュ
エータ24に接続され、かつ、上記副空気圧供給ライン
55に開閉弁59が設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主としてラフテレーンクレーン等のホイールクレーンに搭載されたエ ンジンの回転数を制御する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホイールクレーンにおいては、ガバナレバーによって制御されるエンジン回転 数の下限値(最低回転数)を作業状態等に応じて変化させたい場合がある。たと えば、エンジンのアイドリング時には、時間の節約のために最低回転数を通常作 業時よりもアップさせるのが望ましい。
【0003】 従来、このような機能をもったエンジンの制御装置として、アクチュエータ( エアシリンダ)で駆動されるガバナレバーの作動範囲を、長孔をもったリンクで 規制して最高回転数と最低回転数を設定し、このリンクを、ガバナレバーとは別 のアクチュエータ(エアシリンダ)によって移動させることにより、ガバナレバ ーの減速方向の限界位置をずらして最低回転数をアップさせる構成のものが公知 である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにガバナレバーのストロークを機械的に制限してエンジン の最低回転数を調節する従来の構成によると、ガバナレバー駆動用アクチュエー タのほかにリンク機構およびこれを駆動する専用アクチュエータが必要となるた め、構造が複雑かつ大形となり、スペースおよびコスト等の面で不利となってい た。
【0005】 そこで本考案は、エンジンの最低回転数を調節するための専用アクチュエータ およびリンク機構を省略し、構造を簡略化および小形化することができるエンジ ンの制御装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ガバナレバー駆動用のアクチュエータに供給する空気圧を空気圧調 節手段により調節してエンジン回転数を制御するエンジンの制御装置において、 上記空気圧調節手段によって調節された空気が送り込まれる主空気圧供給ライン と、上記空気圧調節手段の出口圧の最大値より小さくて最小値よりは大きい圧力 の空気が送り込まれる副空気圧供給ラインとが並列に設けられ、この両ラインが シャトル弁を介して合流ラインに接続されるとともに、この合流ラインが上記ア クチュエータに接続され、かつ、上記副空気圧供給ラインに開閉弁が設けられて なるものである。
【0007】
【作用】
上記構成によると、開閉弁が閉じた状態では副空気圧供給ラインが無効となる ため、アクチュエータが空気圧調節手段の出口圧に応じたストローク作動を行な って通常のエンジンオールスピード制御が行なわれる。
【0008】 一方、開閉弁が開くと、主、副両空気圧供給ラインのうち高圧側がシャトル弁 により選択され、この選択された空気圧がアクチュエータに送られる。従って、 主空気圧供給ラインの空気圧が副空気圧供給ラインの空気圧よりも小さくなると 、副空気圧供給ラインの空気圧がアクチュエータに送られる。このため、このと きのエンジンの最低回転数は、通常運転時の設定最低回転数よりも高い値となる 。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を図によって説明する。
【0010】 図1において、21はエンジン、22は燃料噴射ポンプ、23はガバナレバー 、24はこのガバナレバー23を駆動するアクチュエータ、25は主エアタンク 、26はスロットルバルブ、29はこのスロットルバルブ26とで空気圧調節手 段を構成するアクセルペダル、54はスロットルバルブ26によって圧力調節さ れた空気が送り込まれる主空気圧供給ライン(以下、単に主ラインという)であ る。
【0011】 なお、ホイールクレーンにおいては、エンジン21、燃料噴射ポンプ22、ア クチュエータ24が下部走行体に、主エアタンク25が、スロットルバルブ26 が上部旋回体にそれぞれ設けられるため、主ライン54の途中にスイベルジョイ ント28が設けられる。
【0012】 アクチュエータ24の構成を図2を併用して説明する。
【0013】 30は筒状のエアチャンバーで、このエアチャンバー30内に、ラバー等の可 撓性を備えた材料からなるダイヤフラム31が、エアチャンバー30内を空気室 32とバネ室33とに仕切る状態で設けられ、空気室32に供給される空気圧に より、ダイヤフラム31が変形してストローク作動を行なうようになっている。
【0014】 34はプッシュロッドで、このプッシュロッド34の一端がバネ室33内にお いてダイヤフラム31の中心部に連結され、同他端が第1および第2両リンク3 5,36を介してガバナレバー23に連動連結されている。こうして、ダイヤフ ラム31のストローク運動がプッシュロッド34、両リンク35,36経由で、 かつ両リンク35,36により拡大されてガバナレバー23に伝えられるように なっている。一方、エアチャンバー30のバネ室33には、空気圧に対抗する内 部リターンスプリング37が設けられている。
【0015】 また、第1図中、38はエアチャンバー30外においてガバナレバー23とエ ンジン外面等の固定部との間に設けられた外部リターンスプリングで、この外部 リターンスプリング38により、両リンク35,36の遊び等によるガバナレバ ー23のハンチングが防止される。
【0016】 このようにダイヤフラム31をストローク動作要素として用いたこのガバナレ バー駆動用アクチュエータ24によると、従来技術においてガバナレバー駆動用 アクチュエータとして用いられているエアシリンダと比較してつぎのような利点 を有する。
【0017】 エアシリンダにおいては、気密保持のために、ピストンの外面にゴム等の弾性 材料からなる摩擦抵抗の大きなシールが設けられ、このシールの摩擦抵抗がシリ ンダの大きな摺動抵抗となるため、アクセルペダルの踏込み量(スロットルバル ブ26の出口圧)と、エンジン回転数とが正確に対応しない現象、すなわちペダ ル踏込み量に対してエンジン回転数が直線的でなく階段状に変化し、かつペダル 踏込み方向と復帰方向とでエンジン回転数の変化軌跡が大きく異なる所謂ヒステ リシス現象が生じていた。
【0018】 従って、正確なエンジンコントロールができないため、たとえばクレーン作業 時において、エンジン回転数の急変により吊り荷やブームの巻上げ、巻下げ速度 が急変してショックを与える場合があった。また、エンジン回転数の微調節が困 難なため、吊り荷を少しずつ上げ下げするインチング作業等の微速制御が困難と なっていた。
【0019】 これに対し、このダイヤフラム式アクチュエータ24によると、上記エアシリ ンダにおけるピストンのシールのようなストローク動作の抵抗となる要素がなく 、ダイヤフラム31が、空気室32に加えられる空気圧に正確に比例してストロ ーク作動し、しかも空気圧の変化に対する応答性が良いため、アクセルペダル2 9の踏込み量に対してエンジン回転数が直線的に変化し、かつペダル踏込み方向 と復帰方向とで回転数の変化軌跡に殆どずれがなくなる。
【0020】 一方、図1において、55は主ライン54のエアタンク25とは別の副エアタ ンク56を空気圧供給源とする副空気圧供給ライン(以下、単に副ラインという )で、主、副両ライン54,55がシャトル弁57を介して合流し、この合流ラ イン58がアクチュエータ24に接続されている。
【0021】 また、副ライン55には開閉弁59と減圧弁60とが設けられている。この減 圧弁60の出口圧は、スロットルバルブ26の出口圧の最大値よりは小さく、最 小値よりは大きい値(通常は最小値より少し大きい値)に設定される。
【0022】 この構成において、開閉弁59が閉じた状態では副ライン55が無効となるた め、アクチュエータ24がアクセルペダル29の踏込み量に応じたストローク作 動を行なって、通常のエンジンオールスピード制御が行なわれる。
【0023】 そして、この状態から開閉弁59を開くと、主、副両ライン54,55のうち 高圧側がシャトル弁57によって選択され、この選択された空気圧がアクチュエ ータ24に送られる。
【0024】 従って、高速域ではスロットルバルブ26による調節圧が選択されて、ペダル 踏込み量に応じた回転数制御が行なわれ、低速域において主ライン54の空気圧 が副ライン55の空気圧よりも小さくなると、副ライン55の空気圧が選択され てアクチュエータ24に送られる。
【0025】 このため、エンジン回転数は、たとえペダル踏込み量が零のときでも通常運転 時の設定最低回転数までは下がらず、減圧弁60の設定圧力に応じた回転数に保 持される。すなわち、設定最低回転数が通常運転時よりも高くなる。
【0026】 なお、上記実施例において、副ライン55の圧力設定の誤差をなくして設定回 転数の調節を正確に行なうために、減圧弁として、調圧誤差の少ないダイヤフラ ム式減圧弁を用いるのが望ましい。
【0027】 また、主、副両ライン54,55をスイベルジョイント28の上流側に設け、 開閉弁59を運転席で手動操作しうるようにしてもよい。
【0028】 ところで、上記したエンジンの最低回転数の調節は、ガバナレバー23の微調 節となるため、このガバナレバー駆動用アクチュエータとして、従来の一般的な エアシリンダを用いた場合には、現状では、前記したように微調節が困難なこと から、空気圧の選択によって設定回転数を正確に調節することは、実際上、困難 である。従って、上記実施例で示した、制御性にすぐれ、微調節が可能なダイヤ フラム式アクチュエータ24をガバナレバー駆動用アクチュエータとして用いる のが望ましいが、エアシリンダであっても摺動抵抗をごく小さくしうるものであ れば、同アクチュエータとして用いることは可能である。
【0029】 また、上記実施例では、ダイヤフラム式アクチュエータ24のストローク運動 量を拡大するために、プッシュロッド34とガバナレバー23との間に第1およ び第2両リンク35,36を介在させたが、ダイヤフラム31の面積を十分大き くとれる場合等には、両リンク35,36を省略することが可能である。
【0030】
【考案の効果】
上記のように本考案によるときは、空気圧調節手段によって調節された空気が 送り込まれる主空気圧供給ラインと、上記空気圧調節手段の出口圧の最大値より 小さくて最小値よりは大きい圧力の空気が送り込まれる副空気圧供給ラインとを 並列に設け、この両ラインをシャトル弁を介して合流ラインに接続するとともに 、この合流ラインをガバナレバー駆動用のアクチュエータに接続し、かつ、上記 副空気圧供給ラインに開閉弁を設けることにより、エンジンの最低回転数を調節 しうるように構成したから、この最低回転数の調節をリンク機構によって機械的 に行なう従来の装置と比較して、構造を大幅に簡略化および小形化でき、スペー スおよびコスト等の点で非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるエンジンの制御装置の
構成を示す図である。
【図2】同装置におけるガバナレバー駆動用アクチュエ
ータの拡大図である。
【符号の説明】
21 エンジン 22 燃料噴射ポンプ 23 ガバナレバー 24 ガバナレバー駆動用アクチュエータ 25 主空気圧供給ラインに空気を送り込む主タンク 26 空気圧調節手段を構成するスロットルバルブ 29 同アクセルペダル 54 主空気圧供給ライン 55 副空気圧供給ライン 57 シャトル弁 58 合流ライン 59 開閉弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナレバー駆動用のアクチュエータに
    供給する空気圧を空気圧調節手段により調節してエンジ
    ン回転数を制御するエンジンの制御装置において、上記
    空気圧調節手段によって調節された空気が送り込まれる
    主空気圧供給ラインと、上記空気圧調節手段の出口圧の
    最大値より小さくて最小値よりは大きい圧力の空気が送
    り込まれる副空気圧供給ラインとが並列に設けられ、こ
    の両ラインがシャトル弁を介して合流ラインに接続され
    るとともに、この合流ラインが上記アクチュエータに接
    続され、かつ、上記副空気圧供給ラインに開閉弁が設け
    られてなることを特徴とするエンジンの制御装置。
JP1991001227U 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置 Expired - Lifetime JPH0720357Y2 (ja)

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JP1991001227U JPH0720357Y2 (ja) 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置

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JP1991001227U JPH0720357Y2 (ja) 1991-01-19 1991-01-19 エンジンの制御装置

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JPH0536050U true JPH0536050U (ja) 1993-05-18
JPH0720357Y2 JPH0720357Y2 (ja) 1995-05-15

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813093U (ja) * 1981-07-20 1983-01-27 内田 由樹 紙巻タバコの灰をパイプの中にためる方法
JPS5916518U (ja) * 1982-07-23 1984-02-01 株式会社飛弾製作所 棒状化粧品容器
JPS5919943U (ja) * 1982-07-28 1984-02-07 日野自動車株式会社 車両に使用されるエア・アクセル・コントロ−ル系統

Patent Citations (3)

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JPS5919943U (ja) * 1982-07-28 1984-02-07 日野自動車株式会社 車両に使用されるエア・アクセル・コントロ−ル系統

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JPH0720357Y2 (ja) 1995-05-15

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