JP2000220478A - エンジンの操作装置 - Google Patents

エンジンの操作装置

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JP2000220478A
JP2000220478A JP11020385A JP2038599A JP2000220478A JP 2000220478 A JP2000220478 A JP 2000220478A JP 11020385 A JP11020385 A JP 11020385A JP 2038599 A JP2038599 A JP 2038599A JP 2000220478 A JP2000220478 A JP 2000220478A
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JP
Japan
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engine
lever
choke
main operation
throttle
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JP11020385A
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English (en)
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Dwyer Michael
マイケル・ドワィヤー
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの始動、エンジン始動後の運転状態
の選択及び、エンジンの停止に係わる操作を容易に行う
ことのできるエンジンの操作装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1に、所定の回動角で回動自在
であって、この回動角内に、一方から順に、エンジン停
止位置、エンジン低回転位置、エンジン高回転位置、チ
ョーク位置が設定された主操作レバー8を設ける。主操
作レバー8は、エンジン停止位置で燃料コック4を閉じ
るとともにエンジン停止位置以外で燃料コック4を開く
よう燃料コックレバー5を連動し、チョーク位置で上記
チョークバルブを閉じるとともにチョーク位置以外で上
記チョークバルブを開くようチョークレバー6を連動す
るとともに、エンジン停止位置及びエンジン低回転位置
で上記スロットルバルブを閉じるとともにエンジン高回
転位置及びチョーク位置で上記スロットルバルブを開く
ようスロットルレバー7を連動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料と空気を混合
した混合気を供給するための気化器を備えたエンジンの
操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、作業機に使用される汎用エン
ジンには、エンジンに燃料と空気を混合した混合気を供
給するための気化器が多く採用されている。このような
エンジンには、良好な始動性を得るためのチョーク機構
や、始動後のエンジンを所定の運転状態にするためのガ
バナ機構等が設けられている。
【0003】ところで、一般に、このようなエンジン
は、電源スイッチをONし、燃料コックを開き、スロッ
トルバルブを全開にするとともに、チョークバルブを全
閉にし、その後、リコイルグリップを引く等の操作が行
われて始動される。また、上記エンジンの始動後には、
チョークバルブを全開にする操作が行われ、気化器のス
ロットルバルブと連動したガバナ機構によってエンジン
回転数が一定に保たれるようにコントロールされる。ま
た、エンジン停止時には、燃料コックを閉じ、スロット
ルバルブを全閉にするとともに、電源スイッチをOFF
する等の操作が行われる。
【0004】このように、汎用エンジンの使用時には、
作業者は、複数のスイッチやレバーを操作して、電源ス
イッチのON,OFF、燃料コックの開閉、スロットル
バルブの開閉、チョークバルブの開閉等を行う必要があ
り、こららの操作は作業者にとって煩わしいものとな
る。
【0005】これに対処し、例えば実開昭64−479
48号公報には、エンジンスイッチ(電源スイッチ)と
燃料コックの操作部とをコックジョイントを介して連結
し、燃料コックの開閉をエンジンスイッチのON,OF
F操作に連動させる技術が開示されている。このような
技術によれば、エンジンスイッチのON,OFF操作に
連動して燃料コックが開閉されるので、汎用エンジン使
用時における操作性を向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実開昭6
4−47948号公報に開示された技術においても、ス
ロットルバルブの開閉やチョークバルブの開閉は、それ
ぞれ異なるレバー等を操作して行う必要があり、依然と
して、充分に良好な操作性を得ることは困難である。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンの始動、エンジン始動後の運転状態の選択
及び、エンジンの停止に係わる操作を容易に行うことの
できるエンジンの操作装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による第1のエンジンの操作装置は、燃料コ
ックを開閉する燃料コックレバーと、気化器に設けられ
たチョークバルブを開閉するチョークレバーと、上記気
化器に設けられたスロットルバルブを開閉するスロット
ルレバーと、を備えたエンジンの操作装置において、所
定の回動角で回動自在であって、この回動角内に、少な
くとも、エンジン停止位置、エンジン低回転位置、エン
ジン高回転位置、チョーク位置が設定された主操作レバ
ーを備え、上記主操作レバーは、上記燃料コックレバー
と連動してエンジン停止位置で上記燃料コックを閉じる
とともにエンジン停止位置以外で上記燃料コックを開く
燃料コック開閉動作と、上記チョークレバーと連動して
チョーク位置で上記チョークバルブを閉じるとともにチ
ョーク位置以外で上記チョークバルブを開くチョークバ
ルブ開閉動作と、上記スロットルレバーと連動してエン
ジン停止位置及びエンジン低回転位置で上記スロットル
バルブを閉じるとともにエンジン高回転位置及びチョー
ク位置で上記スロットルバルブを開くスロットルバルブ
開閉動作と、のうちの少なくとも何れかを行うことを特
徴とする。
【0009】また、第2のエンジンの操作装置は、上記
第1のエンジンの操作装置において、上記主操作レバー
の回動角内に、エンジン停止位置、エンジン低回転位
置、エンジン高回転位置、チョーク位置を、一方から順
に設定したことを特徴とする。また、第3のエンジンの
操作装置は、上記第2のエンジンの操作装置において、
上記主操作レバーに弾性的に係合され該主操作レバーと
一体に回動自在なスロットルアームと、上記主操作レバ
ーと上記スロットルアームとが一体回動自在な範囲を上
記主操作レバーのエンジン低回転位置からエンジン高回
転位置までの間のみに規制する回動規制手段と、を備
え、上記スロットルアームは、上記スロットルレバーと
連動し、エンジン低回転位置側の回動規制位置で上記ス
ロットルバルブを閉じ、エンジン高回転位置側の回動規
制位置で上記スロットルバルブを開くことを特徴とす
る。
【0010】また、第4のエンジンの操作装置は、上記
第3のエンジンの操作装置において、上記スロットルア
ームと上記スロットルレバーとをガバナ機構を介して連
結したことを特徴とする。
【0011】また、第5のエンジンの操作装置は、上記
第1または第2のエンジンの操作装置において、上記燃
料コックレバーに溝部を設け、この溝部に上記主操作レ
バーをピンを介して摺動自在に連結し、上記燃料コック
レバーが上記溝部に沿って上記主操作レバーに連動され
て、上記主操作レバーがエンジン停止位置で上記燃料コ
ックを閉じるとともに、上記主操作レバーがエンジン停
止位置以外で上記燃料コックを開く形状に上記溝部を形
成したことを特徴とする。
【0012】また、第6のエンジンの操作装置は、上記
第1または第2のエンジンの操作装置において、上記チ
ョークレバーを開方向に付勢し、上記チョークレバーに
当接自在なチョークピンを上記主操作レバーに設け、上
記チョークピンを、上記主操作レバーがチョーク位置以
外にあるとき上記チョークレバーから離間し、上記主操
作レバーがチョーク位置にあるとき上記チョークレバー
に当接して該チョークレバーを閉方向に回動させる位置
に配置したことを特徴とする。
【0013】また、第7のエンジンの操作装置は、上記
第1のエンジンの操作装置において、上記主操作レバー
は、エンジンの電源スイッチと連動し、上記電源スイッ
チは、上記主操作レバーがエンジン停止位置でOFF
し、上記主操作レバーがエンジン停止位置以外でONす
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図6は本発明の実施の一
形態に係わり、図1はエンジン停止時におけるエンジン
の操作装置を示す上面図、図2はチョーク時におけるエ
ンジンの操作装置を示す上面図、図3はエンジン高回転
時におけるエンジンの操作装置を示す上面図、図4はエ
ンジン低回転時におけるエンジンの操作装置を示す上面
図、図5は図1の一部を省略して示す右側面図、図6は
図1の一部を省略して示す左側面図、である。
【0015】図1乃至図6において、符号1は傾斜型の
汎用エンジンを示し、このエンジン1は気化器2を備え
て構成されている。
【0016】上記気化器2には燃料供給ホース3,燃料
コック4を介して燃料タンク(図示せず)が接続されて
おり、燃料タンクから気化器2に供給された燃料は霧化
されて空気と混合され、混合気となってエンジン1に供
給されるようになっている。
【0017】上記気化器2の上面には、チョークレバー
6とスロットルレバー7が設けられ、これらに連動し
て、気化器2の内部に設けられたチョークバルブとスロ
ットルバルブ(何れも図示せず)が開閉され、エンジン
1に供給される混合気が制御されるようになっている。
ここで、上記チョークレバー6は、図示しないスプリン
グによって開弁方向に付勢されている。また、上記スロ
ットルレバー7は、図示しないスプリングによって閉弁
方向に付勢されている。
【0018】また、上記燃料コック4には燃料コックレ
バー5が設けられ、この燃料コックレバー5に連動して
燃料コック4が開閉するようになっている。
【0019】これら燃料コックレバー5,チョークレバ
ー6及び,スロットルレバー7は、単一の主操作レバー
8を介して開閉操作されるものであり、以下、この構成
について説明する。
【0020】上記主操作レバー8は、エンジン1のシリ
ンダヘッド1a上部に設けられたレバー取付ブラケット
9の下面側に、ボルト10を介して回動自在に軸支され
ている。
【0021】このとき、上記主操作レバー8の一腕8a
は、エンジン1の側方に突出され、この側方に突出され
た一腕8aを介して作業者が主操作レバー8を操作可能
となっている。
【0022】また、上記主操作レバー8は、図示しない
ストッププレートによって回動角が規制されており、こ
の規制された回動角内に、一方から順に、エンジン停止
位置(図1参照)、エンジン低回転位置(図4参照)、
エンジン高回転位置(図3参照)、チョーク位置(図2
参照)が設定されている。なお、上記主操作レバー8に
は、例えばクリックストップ機構(図示せず)が設けら
れ、このクリックストップ機構によって、設定された各
レバー位置に主操作レバー8が停止するようになってい
る。
【0023】また、設定回転数を任意の位置で設定した
い場合にはクリックストップ機構を設けず、主操作レバ
ー8で回転数を調整し、設定回転数になった位置でボル
ト10に取り付けられたナットで固定すればよい。
【0024】ここで、上記主操作レバー8の近傍には、
エンジン1の電源スイッチ(図示せず)が配設され、こ
の電源スイッチは、主操作レバー8に連動されて、主操
作レバー8がエンジン停止位置にあるときOFFされ、
主操作レバー8がそれ以外の位置にあるときONされる
ように設定されている。
【0025】また、上記主操作レバー8の一腕8aの中
途には、チョークレバー6を押圧自在なチョークピン1
2が下方に突出して設けられている。
【0026】このチョークピン12は、主操作レバー8
がエンジン高回転位置側から回動されてチョーク位置に
位置したときのみ、チョークレバー6に当接され、該チ
ョークレバー6をスプリングの付勢力に抗して押圧し、
チョークバルブを全閉にする位置に配設されている。
【0027】また、上記主操作レバー8の他腕8bは、
ピン11を介して、燃料コックレバー5に設けられた溝
部5aに摺動自在に連結されている。
【0028】この溝部5aは、基端側が直線状に形成さ
れるとともに先端側が円弧状に形成され、この溝部5a
の形状により、燃料コックレバー5は主操作レバー8に
連動され、主操作レバー8がエンジン停止位置にあると
き燃料コック4を全閉とし、主操作レバー8がそれ以外
の位置にあるとき燃料コック4を全開とするように設定
されている。
【0029】すなわち、上記ピン11はボルト10を中
心とした円弧状の軌跡を移動するものであるが、エンジ
ン停止位置からエンジン低回転位置までの移動時に、ピ
ン11は溝部5aの直線状部と摺動しながら移動し、こ
れにより、燃料コックレバー5を回動させて燃料コック
4の開閉を行うようになっている。
【0030】一方、エンジン低回転位置からチョーク位
置までの移動時に、ピン11は溝部5aの円弧状部と摺
動しながら移動する。ここで、上記溝部5aの円弧状部
の半径は、ボルト10からピン11までの距離と等しく
なるように設定されており、これにより、燃料コックレ
バー5は回動されず、燃料コック4の開状態が維持され
るようになっている。
【0031】また、上記レバー取付ブラケット9には、
スロットルレバー7を開閉操作するスロットルアーム1
3が、ボルト10を介して主操作レバー8と同軸に回動
自在に軸支されている。
【0032】このスロットルアーム13は、主操作レバ
ー8とレバー取付ブラケット9との間に配設され、主操
作レバー8と弾性的に係合されてエンジン低回転位置か
らエンジン高回転位置までの間でのみ主操作レバー8と
一体に回動されるものであり、スロットルアーム13の
解放端は、ガバナ機構14を介してスロットルレバー7
に接続されている。
【0033】具体的に説明すると、主操作レバー8とス
ロットルアーム13との間には一対のトーションばね1
5a,15bが介装されている。これらトーションばね
15a,15bは、ボルト10に互いに逆方向に軸支さ
れ、一端側が主操作レバー8に設けられたピン16a,
16bにそれぞれ掛止されるとともに、他端側がスロッ
トルアーム13に設けられたピン17に掛止されること
によって、主操作レバー8とスロットルアーム13との
相対回転を弾性的に規制している。
【0034】また、上記レバー取付ブラケット9には、
スロットルアーム13の回動を規制するための回動規制
手段としての低回転調整ネジ18と高回転調整ネジ19
が設けられている。
【0035】上記低回転調整ネジ18は、主操作レバー
8がエンジン高回転位置側から回動されてエンジン低回
転位置に達したとき、スロットルアーム13を係止し、
スロットルアーム13の主操作レバー8とのエンジン停
止位置方向への一体回動を規制する位置に配設されてい
る。
【0036】また、上記高回転調整ネジ19は、主操作
レバー8がエンジン低回転位置側から回動されてエンジ
ン高回転位置に達したとき、スロットルアーム13を係
止し、スロットルアーム13の主操作レバー8とのチョ
ーク位置方向への一体回動を規制する位置に配設されて
いる。
【0037】ここで、低回転調整ネジ18,高回転調整
ネジ19は、レバー取付ブラケット9に設けられたネジ
孔に螺合されて保持されており、このねじ孔への螺合量
を変化させることによって、スロットルアーム13との
当接位置が調整可能となっている。
【0038】上記ガバナ機構14は、エンジン1に回動
自在に支持され一端側がエンジン1の上面に露呈される
とともに他端側が湾曲してクランク室内に臨まされたガ
バナシャフト20と、このガバナシャフト20の一端側
に固設されたガバナレバー21と、エンジン1の回転に
応じて上記ガバナシャフト20の他端側を押圧自在なガ
バナ本体22と、スロットルアーム13の解放端とガバ
ナレバー21の一腕21aとを弾性的に連結するガバナ
スプリング23と、ガバナレバー21の他腕21bとス
ロットルレバー7とを連結するガバナロッド24と、を
備えて構成されている。
【0039】また、上記ガバナ本体22は、クランク室
内でガバナギヤシャフト22aに軸支されクランクシャ
フト(図示せず)に連動して回転するガバナケース22
bと、このガバナケース22b内に軸支されガバナケー
ス22bの回転に応じて傾動運動するフライウェイト2
2cと、このフライウェイト22cの傾動運動に連動し
てガバナギヤシャフト22a上を進退移動するガバナス
リーブ22dと、を備えた公知のもので、上記ガバナス
リーブ22dはクランクシャフトの回転に応じて進退移
動される際にガバナシャフト20を押圧するようになっ
ている。
【0040】ここで、上記ガバナ機構14において、ガ
バナスプリング23のばね定数は、トーションばね15
a,15bのばね定数よりも小さいものに設定されてい
る。また、上記スロットルレバー7は、上記ガバナスプ
リング23、ガバナレバー21及び、ガバナロッド24
によるリンク機構を介してスロットルアーム13に連動
されるものであるが、これらの各部材は、主操作レバー
8がエンジン低回転位置に位置し、スロットルアーム1
3が低回転調整ネジ18に当接されているときスロット
ルバルブを略全閉にし、また、主操作レバー8がエンジ
ン高回転位置に位置し、スロットルアーム13が高回転
調整ネジ19に当接されているときスロットルバルブを
全開にするよう設定されている。
【0041】また、上記スロットルレバー7はガバナ本
体22にも連動されるもので、ガバナスリーブ22dに
よってガバナシャフト20が押圧されると、ガバナレバ
ー21はガバナスプリング23のスプリング力に抗して
スロットルレバー7を閉弁方向に動作させるようになっ
ている。そして、これにより、エンジン回転数は設定し
た一定の回転数に維持される。
【0042】次に、上記構成によるエンジン1の作用に
ついて説明する。先ず、図1に示すように、エンジン1
停止時には、主操作レバー8が停止位置に位置し、電源
スイッチがOFFされている。
【0043】このとき、燃料コックレバー5,スロット
ルレバー7は全閉位置に位置し、燃料コック4,スロッ
トルバルブが全閉状態となっている。
【0044】また、チョークレバー6は、スプリングに
よって開弁方向に付勢され、チョークバルブが全開状態
となっている。
【0045】次に、図2に示すように、エンジン1を始
動すべく作業者が主操作レバー8をチョーク位置まで回
動させると、これに伴い、電源スイッチがONされ、燃
料コック4,スロットルバルブが全開状態となるととも
に、チョークバルブが全閉状態となる。
【0046】すなわち、主操作レバー8がエンジン停止
位置からエンジン低回転位置まで回動される際に、主操
作レバー8の他腕8bに設けられたピン11は、溝部5
aの直線状部と摺動しながら移動する。これにより、燃
料コックレバー5は開方向に回動され、燃料コック4が
開弁する。その後、主操作レバー8がエンジン低回転位
置からチョーク位置まで回動される際に、上記ピン11
は、溝部5aの円弧状部と摺動しながら移動される。従
って、燃料コックレバー5は回動されず、燃料コック4
の開弁状態が維持される。
【0047】また、スロットルアーム13は、主操作レ
バー8がエンジン停止位置からエンジン低回転位置まで
回動される際には、低回転調整ネジ18に係止されたま
まの静止状態を維持する。その後、主操作レバー8がエ
ンジン低回転位置からエンジン高回転位置まで回動され
ると、上記スロットルアーム13は、主操作レバー8と
一体に回動される。これにより、スロットルレバー7は
開方向に回動され、スロットルバルブが開弁する。その
後、主操作レバー8がエンジン高回転位置からチョーク
位置まで回動される際には、上記スロットルアーム13
は、高回転調整ネジ19に係止されて回動が規制される
ため、静止状態を維持する。従って、スロットルレバー
7は回動されず、スロットルバルブの開弁状態が維持さ
れる。
【0048】また、主操作レバー8の一腕8aの中途に
設けられたチョークピン12は、主操作レバー8がチョ
ーク位置の手前に達したとき、チョークレバー6に当接
され、該チョークレバー6をスプリングの付勢力に抗し
てさらに押圧する。これにより、チョークバルブが閉弁
される。
【0049】そして、このような状態で、作業者がリコ
イルグリップ(図示せず)を引く等の操作を行うことに
よって、エンジンは始動する。
【0050】次に、図3に示すように、作業者が主操作
レバー8をエンジン高回転位置まで回動させると、これ
に伴い、チョークバルブが全開状態となる。このとき、
電源スイッチはON状態が維持され、また、燃料コック
4,スロットルバルブは全開状態が維持される。
【0051】すなわち、主操作レバー8がチョーク位置
からエンジン高回転位置まで回動される際には、主操作
レバー8の他腕8bに設けられたピン11は、溝部5a
の円弧状部と摺動しながら移動される。従って、燃料コ
ックレバー5は回動されず、燃料コック4の開弁状態が
維持される。
【0052】また、スロットルアーム13は、高回転調
整ネジ19に係止されたままの静止状態を維持する。従
って、スロットルレバー7は回動されず、スロットルバ
ルブの開弁状態が維持される。
【0053】また、主操作レバー8の一腕8aの中途に
設けられたチョークピン12は、チョークレバー6から
離間される。これにより、チョークレバー6はスプリン
グの付勢力によって開弁方向に回動され、チョークバル
ブが開弁する。
【0054】なお、図3には、ガバナ本体22のフライ
ウェイト22cが閉じている状態、すなわち、フライウ
ェイト22cにかかる遠心力とガバナスプリング23の
スプリング力とが釣り合っている状態を示したが、エン
ジン1がさらに高回転となった際には、フライウェイト
22cがガバナスプリング23のスプリング力に抗して
傾動され、これに応じて、スロットルレバー7が閉弁方
向に回動される。そして、これにより、エンジン回転数
が一定に保たれる。
【0055】次に、図4に示すように、作業者が主操作
レバー8をエンジン低回転位置まで回動させると、これ
に伴い、スロットルバルブが略全閉状態となる。このと
き、電源スイッチはON状態が維持され、また、燃料コ
ック4,チョークバルブは全開状態が維持される。
【0056】すなわち、主操作レバー8がエンジン高回
転位置からエンジン低回転位置まで回動される際には、
主操作レバー8の他腕8bに設けられたピン11は、溝
部5aの円弧状部と摺動しながら移動される。従って、
燃料コックレバー5は回動されず、燃料コック4の開弁
状態が維持される。
【0057】また、スロットルアーム13は、主操作レ
バー8と一体に回動される。これにより、スロットルレ
バー7は閉方向に回動され、スロットルバルブが閉弁す
る。
【0058】また、主操作レバー8の一腕8aの中途に
設けられたチョークピン12は、チョークレバー6から
離間された状態が維持される。従って、チョークレバー
6はスプリングの付勢力によって開弁位置に維持され、
チョークバルブの開弁状態が維持される。
【0059】次に、図1に示すように、作業者が主操作
レバー8をエンジン停止位置まで回動させると、これに
伴い、電源スイッチがOFFされ、燃料コック4が全閉
状態となる。このとき、スロットルバルブの全閉状態及
びチョークバルブの全開状態は維持される。そして、こ
の状態でエンジン1は停止する。
【0060】すなわち、主操作レバー8がエンジン低回
転位置からエンジン停止位置まで回動される際には、主
操作レバー8の他腕8bに設けられたピン11は、溝部
5aの直線状部と摺動しながら移動される。これによ
り、燃料コックレバー5は閉方向に回動され、燃料コッ
ク4が閉弁する。
【0061】また、スロットルアーム13は、低回転調
整ネジ19に係止されて回動が規制されるため、静止状
態を維持する。従って、スロットルレバー7は回動され
ず、スロットルバルブの閉弁状態が維持される。
【0062】また、主操作レバー8の一腕8aの中途に
設けられたチョークピン12は、チョークレバー6から
離間された状態が維持される。従って、チョークレバー
6はスプリングの付勢力によって開弁位置に維持され、
チョークバルブの開弁状態が維持される。
【0063】このようなエンジンの操作装置によれば、
エンジン1の始動から、エンジン始動後の運転状態の選
択及び、エンジンの停止までの一連の操作を主操作レバ
ー8のみで行うことができるので、作業者の負担を大幅
に軽減することができる。
【0064】特に、主操作レバー8により、燃料コック
4の開閉を行うことができるので、エンジン始動時は勿
論、エンジン停止後の燃料コックの閉め忘れが防止で
き、取り扱い性、安全性を向上することができる。
【0065】また、上記主操作レバー8を、一方から順
に、エンジン停止位置、エンジン低回転位置、エンジン
高回転位置、チョーク位置に設定することにより、主操
作レバー8と各レバー5,6,7との各連動機構を簡単
な構造とすることができる。
【0066】すなわち、主操作レバー8の各レバー位置
を上記配列とし、燃料コック4を全開するレバー位置
(すなわち、エンジン低回転位置、エンジン高回転位
置、及び、チョーク位置)を連続して設定することによ
り、主操作レバー8と燃料コックレバー5との連動機構
を簡単な構造とすることができる。
【0067】同様に、主操作レバー8のレバー位置を上
記配列とし、チョークバルブを全開する位置(すなわ
ち、エンジン停止位置、エンジン低回転位置及び、エン
ジン高回転位置)を連続して設定することにより、主操
作レバー8とチョークレバー6との連動機構を簡単な構
造とすることができる。
【0068】さらに、主操作レバー8のレバー位置を上
記配列とし、スロットルバルブを全開する位置(すなわ
ち、エンジン高回転位置及び、チョーク位置)を連続し
て設定するとともに、スロットルバルブを全閉する位置
(すなわち、エンジン停止位置及び、エンジン低回転位
置)を連続して設定することにより、主操作レバー8と
スロットルレバー7との連動機構を簡単な構造とするこ
とができる。
【0069】なお、本実施の形態においては、通常運転
時におけるエンジン1の運転状態は、主操作レバー8を
エンジン低回転位置とした際のエンジン低回転状態と、
スロ主操作レバー8をエンジン高回転位置とした際のエ
ンジン高回転状態と、の2通りのみを設定した例を示し
たが、本発明はこれに限るものではなく、エンジン低回
転位置からエンジン高回転位置までの間に複数の運転状
態を設定しても良い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
ンジンの始動、エンジン始動後の運転状態の選択及び、
エンジンの停止に係わる操作を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン停止時におけるエンジンの操作装置を
示す上面図
【図2】チョーク時におけるエンジンの操作装置を示す
上面図
【図3】エンジン高回転時におけるエンジンの操作装置
を示す上面図
【図4】エンジン低回転時におけるエンジンの操作装置
を示す上面図
【図5】図1の一部を省略して示す右側面図
【図6】図1の一部を省略して示す左側面図
【符号の説明】
1 … エンジン 2 … 気化器 4 … 燃料コック 5 … 燃料コックレバー 5a … 溝部 6 … チョークレバー 7 … スロットルレバー 8 … 主操作レバー 11 … ピン 12 … チョークピン 13 … スロットルアーム 14 … ガバナ機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料コックを開閉する燃料コックレバー
    と、 気化器に設けられたチョークバルブを開閉するチョーク
    レバーと、 上記気化器に設けられたスロットルバルブを開閉するス
    ロットルレバーと、を備えたエンジンの操作装置におい
    て、 所定の回動角で回動自在であって、この回動角内に、少
    なくとも、エンジン停止位置、エンジン低回転位置、エ
    ンジン高回転位置、チョーク位置が設定された主操作レ
    バーを備え、 上記主操作レバーは、 上記燃料コックレバーと連動してエンジン停止位置で上
    記燃料コックを閉じるとともにエンジン停止位置以外で
    上記燃料コックを開く燃料コック開閉動作と、 上記チョークレバーと連動してチョーク位置で上記チョ
    ークバルブを閉じるとともにチョーク位置以外で上記チ
    ョークバルブを開くチョークバルブ開閉動作と、 上記スロットルレバーと連動してエンジン停止位置及び
    エンジン低回転位置で上記スロットルバルブを閉じると
    ともにエンジン高回転位置及びチョーク位置で上記スロ
    ットルバルブを開くスロットルバルブ開閉動作と、 のうちの少なくとも何れかを行うことを特徴とするエン
    ジンの操作装置。
  2. 【請求項2】 上記主操作レバーの回動角内に、エンジ
    ン停止位置、エンジン低回転位置、エンジン高回転位
    置、チョーク位置を、一方から順に設定したことを特徴
    とする請求項1に記載のエンジンの操作装置。
  3. 【請求項3】 上記主操作レバーに弾性的に係合され該
    主操作レバーと一体に回動自在なスロットルアームと、 上記主操作レバーと上記スロットルアームとが一体回動
    自在な範囲を上記主操作レバーのエンジン低回転位置か
    らエンジン高回転位置までの間のみに規制する回動規制
    手段と、を備え、 上記スロットルアームは、上記スロットルレバーと連動
    し、エンジン低回転位置側の回動規制位置で上記スロッ
    トルバルブを閉じ、エンジン高回転位置側の回動規制位
    置で上記スロットルバルブを開くことを特徴とする請求
    項2に記載のエンジンの操作装置。
  4. 【請求項4】 上記スロットルアームと上記スロットル
    レバーとをガバナ機構を介して連結したことを特徴とす
    る請求項3に記載のエンジンの操作装置。
  5. 【請求項5】 上記燃料コックレバーに溝部を設け、 この溝部に上記主操作レバーをピンを介して摺動自在に
    連結し、 上記燃料コックレバーが上記溝部に沿って上記主操作レ
    バーに連動されて、上記主操作レバーがエンジン停止位
    置で上記燃料コックを閉じるとともに、上記主操作レバ
    ーがエンジン停止位置以外で上記燃料コックを開く形状
    に上記溝部を形成したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のエンジンの操作装置。
  6. 【請求項6】 上記チョークレバーを開方向に付勢し、 上記チョークレバーに当接自在なチョークピンを上記主
    操作レバーに設け、 上記チョークピンを、上記主操作レバーがチョーク位置
    以外にあるとき上記チョークレバーから離間し、上記主
    操作レバーがチョーク位置にあるとき上記チョークレバ
    ーに当接して該チョークレバーを閉方向に回動させる位
    置に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のエンジンの操作装置。
  7. 【請求項7】 上記主操作レバーは、エンジンの電源ス
    イッチと連動し、 上記電源スイッチは、上記主操作レバーがエンジン停止
    位置でOFFし、上記主操作レバーがエンジン停止位置
    以外でONすることを特徴とする請求項1に記載のエン
    ジンの操作装置。
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