JPH0672377B2 - 撚線の製造方法 - Google Patents

撚線の製造方法

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JPH0672377B2
JPH0672377B2 JP61076060A JP7606086A JPH0672377B2 JP H0672377 B2 JPH0672377 B2 JP H0672377B2 JP 61076060 A JP61076060 A JP 61076060A JP 7606086 A JP7606086 A JP 7606086A JP H0672377 B2 JPH0672377 B2 JP H0672377B2
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JP
Japan
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wires
twisted
wire
twist
stranded wire
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JP61076060A
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JPS62238891A (ja
Inventor
敬之 富岡
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Kobelco Wire Co Ltd
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Shinko Wire Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主として吊り構造物の吊り材に使用される
ケーブルにあって、多数本の素線を比較的大きな撚り長
さに撚り合わせた太径の撚線の製造方法に関するもので
ある。
(従来技術) 構成素線本数の少ない撚線やスパイラルロープは、通常
の撚線機で製作されるが、多数本の素線を撚り合せた太
径の撚線を製作するためには、大規模な撚線機が必要と
なる。すなわち、撚線機では素線を巻付けたボビンを素
線の数だけ設置し、これらを撚線時に同時に回転(公
転)させる必要があるために、素線数に比例してその設
備は大型となり、大きな動力を要することになる。現
在、実用的な最大の撚線機でも、同時に供給できる素線
数は100本未満であり、それ以上の太径で素線数が100本
以上の場合には現状のような撚線機で対応することは装
置は非常に大型となって不経済となり、実用的とは言え
ない。
(発明の目的) この発明は、このような従来の課題の解決のためになさ
れたものであり、大規模な撚線機を必要とせず、素線に
予めねじりを付与することにより、より簡単な設備で太
径の撚線を製造することができる撚線の製造方法を提供
するものである。
(発明の構成) この発明は、多数本の素線を撚り合せて太径の撚線を製
造する方法において、所定のねじり量を付与した素線を
所定本数予め用意し、これらの線を所定本数集合させて
束ねて束条体を形成し、この束条体の先端部を自由にあ
るいは強制的に回転させながら束条体を引出し、全体に
撚られた束条体を得るものである。また上記所定のねじ
り量を付与した素線を平行に束ねた束条体をドラムに巻
付けながら、このドラムを束条体の軸線周りに回転させ
ることにより全体に撚られた束条体を巻取るようにして
もよい。さらに上記方法において、予め所定のねじり量
を付与した素線をボビンに巻いて必要個数保管してお
き、これらを適当に配列して、各ボビンから素線を引出
し、集合させ束ねて全体に撚あっれた束状体を形成する
ようにしてもよい。
上記のように、所定のねじり量を与えてねじり弾性歪を
付与した素線を所定本数予め用意し、これらの線を所定
本数集合させて束ねて束条体を形成し、この束条体の先
端部を回転可能な状態で保持して束条体を引出すことに
より撚線を形成させるようにし、これによって小型の機
械で太径の撚線の製造が行えるようにしている。
(実施例) まずこの発明の基本原理を第4図によって説明する。第
4図(A)に示す素線1に矢印の方向にねじりを付与す
ると、(B)に示すようにねじりの付与された素線2と
なり、その素線2の両端部を保持した状態ではねじりを
戻す方向のトルク(矢印)が作用している。このねじり
の付与された素線2を(C)に示すように一端部で束ね
ると(集束部30)、両端部を保持した状態では全体とし
ても上記トルク(矢印)が生じている。したがって集束
部30の保持を解放して他端部を保持すると、(D)に示
すように集束部30側がそれ自体の軸周りに回転して撚線
3が形成される。上記図例では2本の素線について説明
したが、素線本数が増大しても同様の原理で撚線を形成
することができる。すなわち、撚線を行う段階で各素線
にねじりを付与しつつ撚線機に素線を供給するのではな
く、予め各素線をねじって、ねじり弾性歪を付与してお
き、それを集束するだけで撚線を製造することができ
る。
第1図において、予めねじりを付与された所定本数の素
線2がそれぞれボビン4に巻付けられており、これらの
ボビン4から素線2を引出して集束板5を通過させるこ
とにより所定の配置に配列させる。上記ボビン4はそれ
自体の軸40周りに回転可能に適宜の位置に固定して設置
され、集束板5は適宜の手段で固定されており、また各
素線2にはそれぞれ製造すべき撚線の撚りピッチになる
ようにねじりが付与されている。このねじりは原則的に
は製造される撚線の層ごとに異なるねじり層が付与され
ている。ついで上記集束板5を通過した素線2の端部を
溶接で互いに結合させて一体化し、この一体化された端
部60に端末具7を取付け、この端末具7にスイベルジョ
イント8を接続する。
そしてこのスイベルジョイント8を矢印のように引張る
と、各ボビン4から素線2が引出されて集束板5を通過
した後、集合するととともに各素線2に付与されたねじ
りにより素線の集合体が回転して撚線(全体に撚られた
束条体)6が形成される。所定の長さの撚線6を順次引
出し、製造した後、第2図に示すように集束板5の近傍
でワイヤもしくはシージングテープで拘束し(集束部3
1)、その部分と集束板5との間の切断位置50で全部の
素線2を切断し、切断端部を溶接等で一体化する。これ
によって、全体にねじりが付与された撚線6が完成す
る。
上記のように、この装置は適宜の位置に設置したボビン
4と、集束板5と、素線2の端部に固定された端末具7
と、スイベルジョイント8とからなる簡単な構成であ
り、しかも太径の撚線を製造する場合(素線2の本数が
増大した場合)でも、従来の撚線機のように多数の素線
を巻付けたボビンを回転(公転)させる必要はなく、設
備(または機械)はコンパクトな構成とすることができ
る。
第3図は別の実施例を示し、上記同様に素線2を集束板
5を通過させて集束体として撚線6とし、その端部を巻
取りドラム9に巻付け、適宜の駆動手段によって軸90周
りにドラム9を回転させることにより撚線6を巻取り、
かつ図示しない適宜の手段によって巻取りドラム9を撚
線6の軸心10周りに回転可能にドラム9を保持する。
これによって、上記同様に素線2のねじりトルクにより
束条体がねじられて撚線が形成されながらドラムに巻取
られることになる。なお、軸心10周りの回転は撚線のね
じりピッチに合せて強制的に回転させる必要があるが、
その回転速度は撚線のねじりピッチに対して軸心90周り
の回転速度との関係で決定される。なお、上記実施例で
は素線として丸線の単線についてのみ示しているが、素
線としては異形線でもよく、また撚線でもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明は所定のピッチでねじり
を付与した素線を所定本数予め用意し、これらの線を所
定本数集合させて束ねて束条体を形成し、束条体の先端
を回転可能な状態で保持して束条体を引出すことにより
撚線を形成させるようにしたものであり、大規模な撚線
機を必要とせず、簡単な設備で太径の撚線を製造するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明を実施する状態の概略説明図、第2図
はその終端部の説明図、第3図はこの発明を実施する別
の例を示す説明図、第4図(A)〜(D)はこの発明の
基本原理を説明する説明図である。 2…予めねじりが付与された素線、4…ボビン、5…集
束板、6…撚線、8…スイベルジョイント、9…巻取り
ドラム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の素線を撚り合せて太径の撚線を製
    造する方法において、所定のねじり量を付与した素線を
    所定本数予め用意し、これらの線を所定本数集合させて
    束ねて束条体を形成し、この束条体の先端部を自由にあ
    るいは強制的に回転させながら束条体を引出し、全体に
    撚られた束条体を得ることを特徴とする撚線の製造方
    法。
  2. 【請求項2】上記所定のねじり量を付与した素線を平行
    に束ねた束条体をドラムに巻付けながら、このドラムを
    束条体の軸線周りに回転させることにより全体に撚られ
    た束条体を巻取ることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の撚線の製造方法。
  3. 【請求項3】予め所定のねじり量を付与した素線をボビ
    ンに巻いて必要個数保管しておき、これらを適当に配列
    して、各ボビンから素線を引出し、集合させ束ねて全体
    に撚られた束状体を形成することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の撚線の製造方法。
JP61076060A 1986-04-02 1986-04-02 撚線の製造方法 Expired - Lifetime JPH0672377B2 (ja)

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JPS62238891A JPS62238891A (ja) 1987-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197333A (ja) * 1983-04-22 1984-11-08 Kanai Hiroyuki スチ−ルコ−ドの製造方法及びその製造装置

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JPS62238891A (ja) 1987-10-19

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