JPH0672340A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JPH0672340A
JPH0672340A JP24855792A JP24855792A JPH0672340A JP H0672340 A JPH0672340 A JP H0672340A JP 24855792 A JP24855792 A JP 24855792A JP 24855792 A JP24855792 A JP 24855792A JP H0672340 A JPH0672340 A JP H0672340A
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JP
Japan
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input shaft
steering
shaft
pinion
rack
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JP24855792A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Asayama
和博 浅山
Akisato Katou
章里 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵角に応じて転舵比が変化するステアリン
グ装置を提供する。 【構成】 ステアリングホイール12が回転操作されれ
ば入力軸16が回転させられ、第一,第二外歯車46,
48が第一,第二内歯車30,32に沿って転動する。
ピニオン44は回転しつつラック50の軸方向に平行で
入力軸16の軸心を通る第一,第二内歯車30,32の
直径上を直線移動し、ラック50は、ピニオン44の直
線運動による移動ストロークと回転による移動ストロー
クとの差だけ移動する。この移動ストロークは操舵角φ
(入力軸16の回転角θの8倍)に対して正弦曲線的に
増大し、操舵角φが増大するほど単位操作角Δφに対す
るラック50の移動ストロークが減少して転舵比が小さ
くなるため、操舵車輪56のかじ取り角の増大に伴うナ
ックルアーム54の有効長さの減少に起因する転舵比の
増大が打ち消され、操舵角φの大きい領域における操舵
力が小さくて済むこととなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステアリング装置に関す
るものであり、特に、ステアリングホイールの回転操作
角(以下、操舵角と称する)で操舵車輪の回動角(以
下、かじ取り角と称する)を割った値(以下、転舵比と
称する)を操舵角に応じて変えることが可能なステアリ
ング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステアリング装置は車両に設けられ、車
両の進行方向を変える装置である。このステアリング装
置の一種に、(a)運転者により回転操作されるステア
リングホイールと、(b)ステアリング装置のハウジン
グと、(c)そのステアリング装置のハウジングにより
回転可能に支持され、ステアリングホイールの回転操作
により回転させられる入力軸と、(d)操舵車輪に連結
されて直線運動する可動部材と、(e)それら入力軸と
可動部材との間に設けられ、入力軸の回転を可動部材の
直線運動に変換する運動変換機構とを含むものがある。
【0003】この種のステアリング装置によって操舵車
輪の向きを変える場合、操舵角に応じて転舵比を変える
ことが必要な場合がある。例えば、ステアリング装置に
おいては、ステアリングホイールの回転が減速され、操
舵トルクが増大させられて操舵車輪に伝達されるのが普
通であるが、減速比が一定であれば、操舵角が大きくな
るほど操舵力、すなわち運転者のステアリングホイール
の操作に要する力が大きくなる。ナックルアームの回動
により操舵車輪が回動させられるとき、ナックルアーム
の有効長さ(タイロッドやドラッグリンクの軸方向に直
角な方向の長さ)が短くなるからであり、ナックルアー
ムの、タイロッドやドラッグリンクの軸方向における移
動ストロークは、操舵車輪のかじ取り角に対して正弦曲
線的に変化し、かじ取り角が大きくなるほど、単位回動
角度に対するナックルアームの移動ストロークが短くな
る。つまり、転舵比が大きくなって操舵に要する力が増
大するのである。
【0004】そのため、特公昭61−25579号公報
に記載のステアリング装置においては、転舵比の増大が
抑えられるようにされている。このステアリング装置に
おいては、入力軸と一体的にはすば外歯車が設けられ、
ハウジングにより入力軸に対して軸心方向に相対移動可
能かつ相対回転可能に支持されたスリーブに設けられた
はすば内歯車に噛み合わされるとともに、スリーブとピ
ニオンとが相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に連
結され、スリーブの回転がピニオンおよびラックを介し
て操舵車輪に伝達されるようになっている。また、スリ
ーブには回転方向に延びるカム溝が形成されるととも
に、入力軸に直角に取り付けられたピンが係合させられ
ており、ラックが可動部材を構成し、はすば外歯車,は
すば内歯車,スリーブ,ピニオン,ピンおよびカム溝が
運動変換機構を構成している。
【0005】入力軸が回転させられるとき、はすば外歯
車とはすば内歯車との歯数の違いにより、入力軸とスリ
ーブ、延いてはピニオンとの間で減速が行われ、ピニオ
ンが回転させられて操舵車輪が回動させられる。また、
入力軸の回転に伴ってピンがカム溝内を移動し、カム溝
の傾斜部分に係合して移動するときスリーブを軸方向に
移動させ、はすば内歯車とはすば外歯車とが歯すじ方向
に沿って移動し、相対回転が生ずる。この相対回転はピ
ニオンの回転が入力軸の回転に対して遅れる方向に生ず
るようにされており、ステアリングホイールの回転が減
速されたのに等しいこととなる。カム溝は操舵角が大き
い領域でスリーブを軸方向に移動させるように形成され
ており、ステアリングホイールを大きく回転させる場合
に大きく減速されて、前記ナックルアームの有効長さの
短縮が打ち消される。
【0006】以上、ナックルアームの有効長さの変化を
打ち消す目的で転舵比が変えられる場合について説明し
たが、これとは別の目的で転舵比を変えることが必要に
なる場合もある。操舵角が小さい領域では転舵比を小さ
くして車両の直進性を良くする一方、操舵角が大きい領
域では転舵比を大きくして最大操舵角が小さくて済むよ
うにしたいという要求がその一例である。この場合には
転舵比の変化を上記の場合と逆の傾向にすることが必要
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、種々の目的
で操舵角に応じて転舵比を変えることが要求された場合
に、上記公報に記載の構成とは異なる構成でその要求を
満たし得るステアリング装置を提供することを課題とし
て為されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、前記(a)ステアリングホイール,
(b)ステアリング装置のハウジング,(c)入力軸,
(d)可動部材および(e)運動変換機構を含むステア
リング装置の運動変換機構を、(ア)ステアリング装置
のハウジングに入力軸の軸心を中心として固定的に設け
られた内歯車と、(イ)入力軸にその軸心に対して偏心
して設けられた偏心軸と、(ウ)その偏心軸により回転
可能に支持され、入力軸と偏心軸との偏心量に等しいピ
ッチ円半径を有して内歯車と噛み合う外歯車と、(エ)
その外歯車のピッチ円上から外歯車の回転軸線と平行に
突出させられるとともに可動部材に係合させられる係合
部材とを含むものとするとともに、外歯車を、ステアリ
ングホイールが回転操作されない中立位置にある状態で
は係合部材と入力軸とが同心となる位相で内歯車に噛み
合わせたものとしたことを要旨とするものである。
【0009】
【作用】以上のように構成されたステアリング装置にお
いては、内歯車は外歯車のピッチ円半径の2倍のピッチ
円半径を有することとなり、ステアリングホイールが回
転操作され、入力軸が回転させられるとき、外歯車が内
歯車上を転動するのに伴って係合部材が可動部材の軸方
向と平行で入力軸の軸心を通る内歯車の直径上を直線移
動し、その係合部材により可動部材が移動させられて操
舵車輪が回動させられる。この際、係合部材の移動スト
ロークは入力軸の回転角に対して正弦曲線的に変化す
る。そのため、ステアリングホイールの回転角に対する
可動部材の移動量、延いては操舵車輪の回動角度が正弦
曲線的に変化し、操舵角に応じて転舵比が変わることと
なる。
【0010】例えば、上記運動変換機構による転舵比の
変化がナックルアームの有効長さの変化に起因する転舵
比の変化を打ち消すように運動変換機構の諸元が設定さ
れた場合には、ステアリング装置全体としての総転舵比
がほぼ一定となる。また、運動変換機構による転舵比の
変化の傾向がナックルアームの有効長さの変化に起因す
る転舵比の変化の傾向と同じになるように運動変換機構
の諸元が設定された場合には、操舵角が大きくなるほど
総転舵比が大きくなり、最大操舵角を小さくすることが
できる。運動変換機構の諸元をさらに種々に変化させれ
ば、種々の総転舵比の変化傾向を有するステアリング装
置が得られる。
【0011】
【発明の効果】このように、本発明によれば、従来公知
のステアリング装置とは全く異なる構成で転舵比を変え
ることができるステアリング装置を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において10は当該ステアリング装置
のハウジングであり、12は運転者により回転操作され
るステアリングホイールである。このステアリングホイ
ール12の回転は、ハウジング10に取り付けられたギ
ヤ列14により8分の1に減速されて入力軸16に伝達
される。ステアリングホイール12が2回転させられる
とき、入力軸16が90度回転させられるようになって
いるのである。ギヤ列14は、ステアリングホイール1
2により回転させられる回転軸18に固定の小歯車2
0,別の回転軸21に固定で小歯車20に噛み合わされ
た大歯車22,回転軸21に取り付けられた小歯車24
および入力軸16に固定で小歯車24に噛み合わされた
大歯車26を有する。
【0013】入力軸16は軸受28を介してハウジング
10により回転可能に支持されている。また、ハウジン
グ10には、第一,第二の内歯車30,32が入力軸1
6の軸心を中心とし、入力軸16の軸心方向に距離を隔
てた位置に固定されている。入力軸16には、その軸心
から第一内歯車30のピッチ円半径の2分の1の長さに
等しい距離偏心した第一偏心軸34が一体的に設けられ
ている。
【0014】また、ハウジング10の第二内歯車32側
には、支持軸36が軸受38を介して入力軸16と同心
にかつ回転可能に支持されるとともに、支持軸36には
第一偏心軸34と同心の第二偏心軸40が一体的に設け
られている。
【0015】これら第一,第二偏心軸34,40にはそ
れぞれ、ピニオン44の両端に一体的に設けられた第
一,第二外歯車46,48が相対回転可能に嵌合される
とともに第一,第二内歯車30,32に噛み合わされて
いる。これら第一,第二外歯車46,48は、入力軸1
6と第一偏心軸34との偏心量、すなわち第一内歯車3
0の半径の2分の1の長さに等しい大きさのピッチ円半
径を有しており、ピニオン44は第一,第二外歯車4
6,48のピッチ円上から第一,第二外歯車46,48
の回転軸線と平行に突出した状態で設けられている。ま
た、第一,第二外歯車46,48は、ステアリングホイ
ール12が回転操作されない中立位置にある状態で、ピ
ニオン44と入力軸12とが同心となる位相で第一,第
二内歯車30,32に噛み合わされている。
【0016】上記ピニオン44は、ラック50に噛み合
わされている。ラック50は、ハウジング10により軸
方向に移動可能に支持されるとともに、図2に示すよう
に、タイロッド52およびナックルアーム54を介して
操舵車輪56が連結されており、ラック50の移動によ
り操舵車輪56の向きが変えられる。
【0017】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、ラック50が可動部材、ピニオン44が係
合部材として機能し、第一,第二内歯車30,32,第
一,第二外歯車46,48,第一,第二偏心軸34,4
0等とピニオン44とによって入力軸16の回転を可動
部材たるラック50の直線運動に変換する運動変換機構
60が構成されている。
【0018】以上のように構成されたステアリング装置
において操舵車輪56の向きを変える必要が生じた場合
には、ステアリングホイール12が操作される。それに
より第一,第二偏心軸34,40が入力軸16および支
持軸36の軸心を中心とする円周上を移動させられ、第
一,第二外歯車46,48が入力軸16および支持軸3
6の軸心のまわりを公転させられるとともに、第一,第
二内歯車30,32により第一,第二偏心軸34,40
のまわりに自転させられる。第一,第二偏心軸34,4
0が第一,第二内歯車30,32の半径の2分の1の長
さに等しい距離、入力軸16,支持軸36に対して偏心
させられるとともに、第一,第二外歯車46,48のピ
ッチ円が第一,第二内歯車30,32の半径の2分の1
とされているため、第一,第二外歯車46,48が公転
および自転させられるとき、ピニオン44は、図4に示
すように、第一,第二内歯車30,32の一直径上を直
線移動する。この直径は入力軸16の軸心を通り、ラッ
ク50の軸方向に平行な直径であり、ピニオン44の直
線移動に伴ってラック50も移動する。
【0019】また、ピニオン44はその軸心まわりに入
力軸16と等しい角度回転させられるため、このピニオ
ン44の回転によってもラック50が移動させられる。
本実施例においては、ピニオン44の直線移動によるラ
ック50の移動方向とピニオン44の回転によるラック
50の移動方向とが逆になるように第一,第二内歯車3
0,32と第一,第二外歯車46,48とが噛み合わさ
れており、かつ、ラック50のピニオン44の直線移動
による移動ストロークの方が回転による移動ストローク
より小さくなるように、ピニオン44の半径および第
一,第二外歯車46,48のピッチ円半径が設定されて
いる。したがって、例えば、図4において入力軸16が
反時計方向に角度θ回転させられれば、ピニオン44が
Lだけ右方へ移動するとともに、角度θだけ時計方向に
回転し、この回転によりラック50はR1 θ左方へ移動
する。R1 は、ピニオン44の半径である。
【0020】また、第一,第二外歯車46,48の半径
をR2 とすれば、図4に示すように、ピニオン44の移
動ストロークは2R2 sin θであり、ラック50は、図
5のグラフに斜線を施して示す(2R2 sin θ−R1
θ)で表される距離だけ図4において右方へ移動し、操
舵車輪56が図2において反時計方向に回動することと
なる。
【0021】したがって、ラック50の移動ストローク
は入力軸16のπ/2ラジアンの回転角に対して正弦曲
線的に変化し、操舵角φ(=8θ)が増大するほど単位
操舵角Δφに対するラック50の移動ストロークが減少
する。転舵比が正弦曲線的に小さくなるのである。
【0022】一方、図3に示すように、ナックルアーム
54の、タイロッド52の軸方向における移動ストロー
クSは、操舵車輪56のかじ取り角ψに対して、図3に
示すようにS=a・sin (ψ+α)(aはナックルアー
ム54の長さ、αはかじ取り角ψが0のときにタイロッ
ド52の軸方向に直角な方向に対してナックルアーム5
4のなす角度)となる。したがって、少なくともかじ取
り角が大きい領域では操舵車輪56のかじ取り角ψが大
きくなるほど、かじ取り角ψに対するナックルアーム5
4の移動ストロークが小さくなり、転舵比が大きくな
る。しかし、上記のように運動変換機構60において転
舵比が小さくなる傾向がナックルアーム54の有効長さ
が短くなることに起因する転舵比の増大傾向を打ち消
し、あるいはそれに打ち勝つため、ステアリング装置全
体としての総転舵比は操舵角θの増大に対してぼほ一定
に保たれるか、逆に減少させられ、操舵が重くなること
が回避される。
【0023】なお、上記実施例においては、ピニオン4
4の直線移動によるラック50の移動と、ピニオン44
の回転によるラック50の移動との差がラック50の移
動ストロークとされていたが、それらの和がラック50
の移動ストロークとなるようにラック50をピニオン4
4に噛み合わせてもよい。例えば、図1においてラック
50をピニオン44の右側に移動させるのであるが、こ
のようにしてもラック50の移動ストロークは入力軸1
6の回転角に対して正弦曲線的に増大し、操舵角φが増
大するほど操舵力が大きくなるため、操舵車輪56のか
じ取り角ψの大きい領域においても操舵が重くなること
が回避される。
【0024】また、上記実施例において可動部材はラッ
ク50により構成され、係合部材はピニオン44によっ
て構成されていたが、係合部材を外歯車から突出するピ
ンとし、可動部材をそのピンが係合させられる長手形状
の部材としてもよい。このようにすれば係合部材は回転
せず、直線運動するのみであり、係合部材の移動ストロ
ークそのものが可動部材の移動距離となる。
【0025】さらに、上記実施例においてピニオン44
は、その両端にそれぞれ外歯車46,48が設けられ、
内歯車30,32に噛み合わされるようになっていた
が、ピニオン44の入力軸16が設けられた側のみに外
歯車を設け、偏心軸に支持させるとともに内歯車に噛み
合わせ、他方の側はハウジングによって直線移動可能か
つ回転可能に支持させるのみでもよい。
【0026】さらにまた、上記実施例においてステアリ
ングホイール12の回転を減速して入力軸16に伝達す
るためのギヤ列14は4個の歯車により構成されていた
が、ウォームギヤとウォームホイール等他の歯車によっ
て構成してもよい。
【0027】また、上記実施例においては、操舵角が大
きくなるほど転舵比が小さくなるようにされていたが、
転舵比が大きくなるようにすることもできる。例えば、
図6に示すように、ピニオン44の回転によるラック5
0の移動ストロークR1 θがピニオン44の移動による
移動ストローク2R2 sin θより大きくなるようにR
1 ,R2 を設定し、ピニオン44の移動方向がラック5
0のピニオン44の回転による移動方向とは逆になるよ
うにするのである。また、本実施例においては、ステア
リングホイール12の回転が2分の1に減速されて入力
軸16に伝達されるようになっているものとする。
【0028】図6において斜線を施した部分がラック5
0の移動ストロークであり、ステアリングホイール12
の回転が1/2に減速されて入力軸16に伝達されるも
のとすれば、入力軸の回転角θがπラジアン、したがっ
て操舵角φ(=2θ)が2πラジアンに達するまで転舵
比が増大する。このようにすれば、操舵角が小さいとき
には転舵比が小さく、ステアリングホイール18が多少
ふらついても操舵車輪56は殆どふらつかず、高速走行
時に安定して操舵を行うことができる一方、操舵角が大
きいほど転舵比が大きくなり、小さい最大操作角で大き
い最大かじ取り角が得られ、ステアリングホイール12
の所要操作量を低減することができる。
【0029】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるステアリング装置を示
す正面断面図である。
【図2】上記ステアリング装置を概略的に示す図であ
る。
【図3】上記ステアリング装置により操舵される操舵車
輪のかじ取り角とナックルアームの移動ストロークとの
関係を示す図である。
【図4】上記ステアリング装置におけるステアリングホ
イール操作時のピニオンの移動を説明する図である。
【図5】上記ステアリング装置における入力軸の回転角
とラックの移動ストロークとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の別の実施例であるステアリング装置に
おける入力軸の回転角とラックの移動ストロークとの関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ハウジング 12 ステアリングホイール 16 入力軸 30 第一内歯車 32 第二内歯車 34 第一偏心軸 40 第二偏心軸 44 ピニオン 46 第一外歯車 48 第二外歯車 50 ラック 56 操舵車輪 60 運動変換機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者により回転操作されるステアリン
    グホイールと、 当該ステアリング装置のハウジングと、 そのステアリング装置のハウジングにより回転可能に支
    持され、前記ステアリングホイールの回転操作により回
    転させられる入力軸と、 操舵車輪に連結されて直線運動する可動部材と、 それら入力軸と可動部材との間に設けられ、入力軸の回
    転を可動部材の直線運動に変換する運動変換機構とを含
    むステアリング装置において、 前記運動変換機構を、 前記ステアリング装置のハウジングに前記入力軸の軸心
    を中心として固定的に設けられた内歯車と、 前記入力軸にその軸心に対して偏心して設けられた偏心
    軸と、 その偏心軸により回転可能に支持され、前記入力軸と前
    記偏心軸との偏心量に等しいピッチ円半径を有して前記
    内歯車と噛み合う外歯車と、 その外歯車のピッチ円上から外歯車の回転軸線と平行に
    突出させられるとともに前記可動部材に係合させられる
    係合部材とを含むものとするとともに、前記外歯車を、
    前記ステアリングホイールが回転操作されない中立位置
    にある状態では前記係合部材と前記入力軸とが同心とな
    る位相で前記内歯車に噛み合わせたことを特徴とするス
    テアリング装置。
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