JP2566641B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2566641B2
JP2566641B2 JP63315364A JP31536488A JP2566641B2 JP 2566641 B2 JP2566641 B2 JP 2566641B2 JP 63315364 A JP63315364 A JP 63315364A JP 31536488 A JP31536488 A JP 31536488A JP 2566641 B2 JP2566641 B2 JP 2566641B2
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JP
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tube
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capsule
linear motor
wheel
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公仁 島本
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Itoki Crebio Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、被搬送物の収容が可能な可動体をチュー
ブ内で走行させるようにした搬送装置に関する。
(従来の技術) この種の搬送装置の従来例として、例えば特公昭55−
10493号公報に開示のように、チューブ内の可動体を流
体圧や空気圧などによって圧送する構成のものが一般に
知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したように可動体を流体圧や空気
圧によって圧送する構成では、進行方向と同じ方向に比
較的大きな推力を生じさせなければならず、また可動体
の走行方向を切り換える場合には、流体の流れの方向を
変えなければならず、さらに走行速度の制御も流体圧の
調整によって行わなければならないなど、走行制御が容
易でないという問題点があった。
(発明の目的) この発明は、上記問題点を解決するためになされたも
ので、チューブ内を走行する可動体の走行速度の調整や
走行方向の切換えを容易に行うことができ、かつ比較的
小さな推力で可動体を走行させることができる搬送装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、被搬送物の収容が可能な可動体をチュー
ブ内で走行させるようにした搬送装置であって、可動体
にはチューブの内壁面に接しかつチューブの軸心に対し
垂直方向および該垂直方向に対して正逆両方向傾斜状に
操舵角の切換え設定が可能な車輪を設けるとともに、可
動体の外装の少なくとも一部をリニアモータの2次導体
で構成する一方、チューブの外周には2次導体に対して
チューブ周円の接線方向に推力を与えるリニアモータの
1次巻線を設け、リニアモータの推力と車輪に設定され
る舵角とによって、可動体をチューブ内で回転させなが
ら前進・後退・停止させるようにしたものである。
(作用) この発明においては、可動体の車輪の向き(舵角)を
チューブの軸心に対して垂直に設定すると、可動体はリ
ニアモータの推力を受けて回転しながらチューブ内の同
一位置に留まる一方、車輪の向きを変えると、その舵角
に応じた方向および速度でチューブ内を走行する。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例である搬送装置の概略の
構成を示す断面図である。図において、カプセル1は被
搬送物2の収容空間3を有する可動体であって、概形が
円筒状の密閉構造をなしている。チューブ4はその内部
において上記カプセル1を走行させるためのレールとな
る部材であって円筒形状をなしている。
カプセル1の外壁5はリニアモータ6の2次導体を構
成しており、またチューブ4の外周面には上記2次導体
に対してチューブ4周円の接線方向の推力つまり回転推
力を与えるリニアモータ6の1次巻線7が設けられてい
る。この1次巻線7は、チューブ4の全長にわたって一
定間隔ごとに配置されている。
カプセル1内において、仕切壁8,9により中央部の収
容空間3と仕切られた前後の空間10,11にはそれぞれク
ラウンギヤ12,13がそれらの回転軸12a,13aをカプセル1
の軸心に揃えて配置されており、各回転軸12a,13aは上
記仕切壁8,9の中央部に設けられた軸受14,15によって回
転自在に支承されている。
上記各クラウンギヤ12,13には、互いに等間隔(120゜
間隔)をなして放射状に配置された3つのピニオン16が
噛み合わせてあり、それらピニオン16の回転軸16aはカ
プセル1の外壁5を貫通してカプセル1外に臨ませてあ
る。各回転軸16aの先端には概形フォーク状の車輪ボス1
7が固定されており、この車輪ボス17に車輪18が回転自
在に枢着されている。
第2図は、一方のクラウンギヤ12と、これに噛み合う
ピニオン16および車輪18の構成を示す斜視図であり、も
う一方のクラウンギヤ13と、これに噛み合うピニオン16
および車輪18の構成もこれと同じである。車輪18の外周
部はチューブ4内壁面と弾性接触するゴムなどの部材に
よって構成されている。
上記した2つのクラウンギヤ12,13の回転軸12a,13a
は、第1図に示すように概形コ字状の操舵ハンドル19を
介して連結され、回転軸12a,13aを軸として操舵ハンド
ル19を揺動させてクラウンギヤ12,13を回転させること
により車輪18の舵角を変えるようにしてある。
カプセル1の外壁5の一部は、収容空間3の開口部を
開閉自在に閉塞する蓋体5aからなり、この蓋体5aには上
記操舵ハンドル19の両脚部19aをカプセル1外に突出さ
せるスリット20が形成されている。このスリット20は第
3図にカプセル1の外観を示す斜視図のようにカプセル
1の円周方向に向けて形成され、これによって操舵ハン
ドル19の揺動を許容するようにしてある。カプセル1外
周面の上記スリット20に沿った部分には、操舵ハンドル
19の各揺動位置ごとに、その揺動位置に対応する「前
進」,「停止」,「後退」の各動作状態が表示されてい
る。なお、車輪18の舵角は、クラウンギヤ12,13の回転
に応じてすべて同一に揃って変化するように設定されて
いる。
第4図(a),(b)、第5図(a),(b)および
第6図(a),(b)はそれぞれ上記搬送装置における
カプセル1の停止状態、前進状態および後退状態の各動
作を示す説明図であり、そのうち第4図(a),第5図
(a)および第6図(a)は平面図を示し、第4図
(b),第5図(b)および第6図(b)はカプセル1
の前方(第4図(a),第5図(a),第6図(a)の
上部側)から見た正面図を示している。
次に、第4図〜第6図を参照して上記搬送装置の動作
について説明する。
この実施例において、リニアモータ6の1次巻線7
が、2次導体であるカプセル1の外壁5に対して第4図
(a),(b)に矢印Aで示すように右回りの回転推力
を与えるように設定されているものとすると、第3図に
実線で示すように操舵ハンドル19が「停止」に相当する
揺動位置に設定されている場合、各車輪18はチューブ4
の軸心に対して第4図(a),(b)で示すように垂直
方向に向けられる。このため、カプセル1はチューブ4
内で回転するものの前進も後退もせず、同一位置に留ま
っている。
これに対して、操舵ハンドル19が第3図に仮想線で示
すように、「前進」に相当する揺動位置に設定されてい
る場合には、その揺動分だけクラウンギヤ12,13が先の
場合よりも左回りに回転し、それに伴いピニオン16は右
回りに回転するので、各車輪18は第5図(a),(b)
に示す舵角となる。このため、リニアモータ6によって
右回りの回転推力を与えられるカプセル1は、第5図
(a),(b)に矢印Bで示すように右ねじの動きに相
当する旋回動作を行ってチューブ4内を前進する。
また、逆に操舵ハンドル19が第3図に示す「後退」に
相当する揺動位置に設定されている場合には、「停止」
に相当する場合よりもクラウンギヤ12,13は右回りに回
転し、それに伴いピニオン16は左回りに回転するので、
各車輪18は第6図(a),(b)に示す舵角となる。こ
のため、リニアモータ6によって右回りの回転推力を与
えられるカプセル1は、第6図(a),(b)に矢印C
で示すように左ねじの動きに相当する旋回動作を行って
チューブ4内を後退する。すなわち、上記走行動作にお
いて、車輪18の舵角はねじにおけるねじ山のピッチに相
当した役割を担っており、舵角が大きい程(操舵ハンド
ル19の揺動が大きい程)カプセル1の走行速度は速くな
り、舵角が小さい程カプセル1の走行速度は遅くなる。
したがって、リニアモータ6の回転推力の大きさ,方向
を一定にしたのでカプセル1の走行方向の切換えおよび
走行速度の調整が出来ることになる。したがって走行速
度・方向の制御が非常に容易である。またカプセル1は
スパイラル状に進むため、リニアモータ6の推力として
はそれ程大きなものは要求されない。さらに連輪18を直
接駆動するものでないため、車輪18に駆動力が印加され
ず、したがって車輪18の摩耗、その結果としての塵の発
生が少なく、クリーン搬送が実現できる。
なお、上記実施例ではカプセル1に設けられた操舵ハ
ンドル19を揺動させることによって車輪18の舵角を可変
設定する場合について示したが、光通信や無線通信など
を用いて、チューブ4の外側からカプセル1に対して、
「前進」,「後退」,「停止」などの指令を与え、これ
らの指令に応じてクラウンギヤ12,13の回転制御をカプ
セル1内で行うようにしてもよい。
(発明の効果) 以上のように、この発明の搬送装置によれば、舵角を
可変設定できる車輪を可動体に設け、リニアモータによ
る回転推力と車輪の舵角とによって可動体をチューブ内
で旋回動作させるように構成しているので、車輪の舵角
を変えるだけで走行方向の切換えや走行速度の調整を容
易に行うことができるとともに、リニアモータの推力も
それ程大きなものは要求されないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である搬送装置の概略の構
成を示す断面図、第2図はそのクラウンギヤとピニオン
および車輪の構成を示す斜視図、第3図はそのカプセル
の外観を示す斜視図、第4図,第5図および第6図はそ
れぞれその搬送装置の「停止」,「前進」,「後退」の
各状態における動作を示す説明図である。 1……カプセル、3……収容空間、 4……チューブ、5……2次導体、 6……リニアモータ、7……1次導線、 13,14……クラウンギヤ、 16……ピニオン、18……車輪、 19……操舵ハンドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被搬送物の収容が可能な可動体をチューブ
    内で走行させるようにした搬送装置において、 前記可動体には前記チューブの内壁面に接しかつチュー
    ブの軸心に対し垂直方向および該垂直方向に対して正逆
    両方向傾斜状に操舵角の切換え設定が可能な車輪を設け
    るとともに、可動体の外装の少なくとも一部をリニアモ
    ータの2次導体で構成する一方、 前記チューブの外周には前記2次導体に対してチューブ
    周円の接線方向に推力を与えるリニアモータの1次巻線
    を設け、 リニアモータの推力と車輪に設定される舵角とによっ
    て、可動体をチューブ内で回転させながら前進・後退・
    停止させるようにしたことを特徴とする搬送装置。
JP63315364A 1988-12-14 1988-12-14 搬送装置 Expired - Lifetime JP2566641B2 (ja)

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JPH02162152A JPH02162152A (ja) 1990-06-21
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