JPH0218099Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218099Y2 JPH0218099Y2 JP1985116192U JP11619285U JPH0218099Y2 JP H0218099 Y2 JPH0218099 Y2 JP H0218099Y2 JP 1985116192 U JP1985116192 U JP 1985116192U JP 11619285 U JP11619285 U JP 11619285U JP H0218099 Y2 JPH0218099 Y2 JP H0218099Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- gear
- rolls
- arm
- gears
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Road Paving Machines (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は転圧機械等に使用される2分割ロール
の差動装置に関するものである。
の差動装置に関するものである。
転圧機械のロールとしては一体的構造のものと
2分割されたもの等があるが、前者は車両の旋回
時に旋回内側と旋回外側との旋回距離の差により
ロールと地盤間に引摺り現象が生じ、地盤の平坦
性を損なう問題が生じていた。また2分割ロール
は両ロールに駆動モータを夫々設置し、これ等を
独立に駆動せしめて差動する手段が採用されてい
るが、高価のものとなる欠点があつた。
2分割されたもの等があるが、前者は車両の旋回
時に旋回内側と旋回外側との旋回距離の差により
ロールと地盤間に引摺り現象が生じ、地盤の平坦
性を損なう問題が生じていた。また2分割ロール
は両ロールに駆動モータを夫々設置し、これ等を
独立に駆動せしめて差動する手段が採用されてい
るが、高価のものとなる欠点があつた。
本考案は簡単、安価の構造で確実な差動を行わ
せ、良好な転圧作業を確保せしめる2分割ロール
の差動装置を提供することにある。
せ、良好な転圧作業を確保せしめる2分割ロール
の差動装置を提供することにある。
本考案はこのために、フレームに支持される中
心軸6に枢支されると共に隣接して配設される2
分割ロール2,3間に形成される差動装置におい
て、上記中心軸6にその一端側を枢支されるアー
ム13と、上記アーム13の他端側に貫挿され両
端に各歯車16a,16bが設けられたギヤーロ
ツド16と、上記歯車16a,16bとそれぞれ
噛合すると共に、上記2分割ロール2,3に上記
中心軸6と同心上に固定される外歯車10と内歯
車9と、上記2分割ロール2,3の一方に係合し
たロール駆動装置4とから構成したものである。
心軸6に枢支されると共に隣接して配設される2
分割ロール2,3間に形成される差動装置におい
て、上記中心軸6にその一端側を枢支されるアー
ム13と、上記アーム13の他端側に貫挿され両
端に各歯車16a,16bが設けられたギヤーロ
ツド16と、上記歯車16a,16bとそれぞれ
噛合すると共に、上記2分割ロール2,3に上記
中心軸6と同心上に固定される外歯車10と内歯
車9と、上記2分割ロール2,3の一方に係合し
たロール駆動装置4とから構成したものである。
上記構成によつて、2分割ロール内の一方のロ
ールと他方のロールとは差動機構によつて逆転関
係に結合されているため、一方のロールを駆動装
置を用いて回転駆動させると、両ロールは中心軸
のまわりに回転すべく作用する。従つて、2分割
された2つのロールは同一方向に一体的に回転す
る。
ールと他方のロールとは差動機構によつて逆転関
係に結合されているため、一方のロールを駆動装
置を用いて回転駆動させると、両ロールは中心軸
のまわりに回転すべく作用する。従つて、2分割
された2つのロールは同一方向に一体的に回転す
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図に示す如く、フレーム1間には隣接する
2分割ロール2,3が配設される。詳しく説明す
ると、フレーム1には、ロールの駆動装置たるホ
イールモータ4の固定側4aが固定され、固定側
4aには出力側4bが図示しない軸受およびシー
ル5を介し接続する。出力側4bにはロール3が
固定される。
2分割ロール2,3が配設される。詳しく説明す
ると、フレーム1には、ロールの駆動装置たるホ
イールモータ4の固定側4aが固定され、固定側
4aには出力側4bが図示しない軸受およびシー
ル5を介し接続する。出力側4bにはロール3が
固定される。
中心軸6には軸受7,8を介しロール2,3が
枢支されるが、詳しくにはロール2,3は後に説
明する差動機構の内歯車9、外歯車10を介し中
心軸6に枢支される。中心軸6の一端側はロール
3の補強用のデイスク3aに固定され、その他端
側は軸受11を介しフレーム1に枢支される。な
お中心軸6の一端側は必ずしもデイスク3aに固
定されることを要さない。
枢支されるが、詳しくにはロール2,3は後に説
明する差動機構の内歯車9、外歯車10を介し中
心軸6に枢支される。中心軸6の一端側はロール
3の補強用のデイスク3aに固定され、その他端
側は軸受11を介しフレーム1に枢支される。な
お中心軸6の一端側は必ずしもデイスク3aに固
定されることを要さない。
次に本実施例の上記差動機構について説明す
る。
る。
差動機構は中心軸6に軸受12を介しその一端
側を枢支されるアーム13と、ロール3に中心軸
6と同心上に固定される外歯車10と、ロール2
に同じく中心軸6と同心上に固定される内歯車9
およびアーム13の他端側に中心軸6と平行に配
設され、外歯車10、内歯車9に夫々噛合するギ
ヤーロツド16等とから構成される。すなわち、
アーム13は中心軸6に回転可能に支持され、ギ
ヤーロツド16はアーム13の他端側に中心軸6
と平行に形成された穴14内に嵌入するブツシユ
15を介し回転可能に支持され、ギヤーロツド1
6の両端部に刻設される歯車16a,16bは上
記の如く外歯車10,内歯車9に噛合する。
側を枢支されるアーム13と、ロール3に中心軸
6と同心上に固定される外歯車10と、ロール2
に同じく中心軸6と同心上に固定される内歯車9
およびアーム13の他端側に中心軸6と平行に配
設され、外歯車10、内歯車9に夫々噛合するギ
ヤーロツド16等とから構成される。すなわち、
アーム13は中心軸6に回転可能に支持され、ギ
ヤーロツド16はアーム13の他端側に中心軸6
と平行に形成された穴14内に嵌入するブツシユ
15を介し回転可能に支持され、ギヤーロツド1
6の両端部に刻設される歯車16a,16bは上
記の如く外歯車10,内歯車9に噛合する。
次に、本実施例の作用を説明する。
ホイールモータ4の出力側4bから駆動力はデ
イスク3aを介しロール3に伝達される一方、同
時に外歯車10に伝達される。外歯車10の回転
力は、歯車16aを介しギヤーロツド16を回転
させようとするが、一方歯車16b側の内歯車9
との逆転関係で噛合つており、ギヤーロツド16
はそのために回転せず、従つてアーム13を介し
て両ロール2,3は一体的に連結され、ホイール
モータ4の回転力はアーム13を中心軸6まわり
に回転させるべく作用する。これによりロール
2,3は同一方向に一体的に回転駆動されること
になる。
イスク3aを介しロール3に伝達される一方、同
時に外歯車10に伝達される。外歯車10の回転
力は、歯車16aを介しギヤーロツド16を回転
させようとするが、一方歯車16b側の内歯車9
との逆転関係で噛合つており、ギヤーロツド16
はそのために回転せず、従つてアーム13を介し
て両ロール2,3は一体的に連結され、ホイール
モータ4の回転力はアーム13を中心軸6まわり
に回転させるべく作用する。これによりロール
2,3は同一方向に一体的に回転駆動されること
になる。
次に旋回時の差動動作を説明する。
今、仮にロール2が旋回内側にあつて一時的に
停止した状態を仮定する。内歯車9は停止してい
るためギヤーロツド16は自転しながら内歯車9
に沿つてアーム13と共に公転せざるを得ない。
これにより外歯車10には上記公転による回転と
自転による回転とが伝達されることになる。
停止した状態を仮定する。内歯車9は停止してい
るためギヤーロツド16は自転しながら内歯車9
に沿つてアーム13と共に公転せざるを得ない。
これにより外歯車10には上記公転による回転と
自転による回転とが伝達されることになる。
第2図に示す如く、内歯車9の歯数をZ1、ギヤ
ーロツドの歯車16a,16bの歯数をZ2,Z2、
外歯車10の歯数をZ3とすると、内歯車9が停止
した状態でロール3は1+Z1/Z3(方向A)だけ回 転し、アーム13が同方向(方向B)に一回転す
ることになる。すなわち差動が行われ、ロール3
が早く回転することになる。
ーロツドの歯車16a,16bの歯数をZ2,Z2、
外歯車10の歯数をZ3とすると、内歯車9が停止
した状態でロール3は1+Z1/Z3(方向A)だけ回 転し、アーム13が同方向(方向B)に一回転す
ることになる。すなわち差動が行われ、ロール3
が早く回転することになる。
以上の如く、ロール2,3は同時に直進走行す
ると共に、旋回時等において差動が確実に行われ
ることになる。
ると共に、旋回時等において差動が確実に行われ
ることになる。
なお本実施例は歯車機構を用いた簡便のもので
安価に実施することができる。
安価に実施することができる。
本実施例は差動機構として上記の如く内歯車
9、外歯車10を採用したがこれに限定するもの
でなく、アーム13に支持されるギヤーロツド1
6の中間部に逆転機構を設けることにより、同一
形成の歯車、例えば外歯車同志、内歯車同志を使
用してもよい。またロール2,3内を逆転させる
その他の機構をアーム13に支持せしめて形成す
るものであつてもよい。
9、外歯車10を採用したがこれに限定するもの
でなく、アーム13に支持されるギヤーロツド1
6の中間部に逆転機構を設けることにより、同一
形成の歯車、例えば外歯車同志、内歯車同志を使
用してもよい。またロール2,3内を逆転させる
その他の機構をアーム13に支持せしめて形成す
るものであつてもよい。
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
れば、簡便、安価な手段で確実な差動が行われ、
しかも堅牢な構造をもち、引摺り現象のきわめて
少ない2分割ロールの差動装置が実現され、良好
な転圧作業を確保し得る効果が上げられる。
れば、簡便、安価な手段で確実な差動が行われ、
しかも堅牢な構造をもち、引摺り現象のきわめて
少ない2分割ロールの差動装置が実現され、良好
な転圧作業を確保し得る効果が上げられる。
第1図は本考案一実施例の軸断面図、第2図は
実施例の差動動作を説明するための平面図であ
る。 1……フレーム、2,3……ロール、4……ホ
イールモータ、4a……固定側、4b……出力
側、5……シール、6……中心軸、7,8,1
1,12……軸受、9……内歯車、10……外歯
車、13……アーム、14……穴、15……ブツ
シユ、16……ギヤーロツド、16a,16b…
…歯車。
実施例の差動動作を説明するための平面図であ
る。 1……フレーム、2,3……ロール、4……ホ
イールモータ、4a……固定側、4b……出力
側、5……シール、6……中心軸、7,8,1
1,12……軸受、9……内歯車、10……外歯
車、13……アーム、14……穴、15……ブツ
シユ、16……ギヤーロツド、16a,16b…
…歯車。
Claims (1)
- フレームに支持される中心軸6に枢支されると
共に隣接して配設される2分割ロール2,3間に
形成される差動装置において、上記中心軸6にそ
の一端側を枢支されるアーム13と、上記アーム
13の他端側に貫挿され両端に各歯車16a,1
6bが設けられたギヤーロツド16と、上記歯車
16a,16bとそれぞれ噛合すると共に、上記
2分割ロール2,3に上記中心軸6と同心上に固
定される外歯車10と内歯車9と、上記2分割ロ
ール2,3の一方に係合したロール駆動装置4と
から構成したことを特徴とする2分割ロールの駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985116192U JPH0218099Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985116192U JPH0218099Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226405U JPS6226405U (ja) | 1987-02-18 |
JPH0218099Y2 true JPH0218099Y2 (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=31000551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985116192U Expired JPH0218099Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218099Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032166Y2 (ja) * | 1981-04-10 | 1985-09-26 | 酒井重工業株式会社 | 輾圧車両の輾圧輪 |
-
1985
- 1985-07-29 JP JP1985116192U patent/JPH0218099Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6226405U (ja) | 1987-02-18 |
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