JPH0672239A - 格納式ドアミラーの駆動機構 - Google Patents

格納式ドアミラーの駆動機構

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JPH0672239A
JPH0672239A JP4227062A JP22706292A JPH0672239A JP H0672239 A JPH0672239 A JP H0672239A JP 4227062 A JP4227062 A JP 4227062A JP 22706292 A JP22706292 A JP 22706292A JP H0672239 A JPH0672239 A JP H0672239A
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JP
Japan
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fulcrum shaft
ultrasonic motor
visor
side member
door mirror
Prior art date
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Pending
Application number
JP4227062A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihiko Ogasawara
守彦 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0672239A publication Critical patent/JPH0672239A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波モータを用いた格納式ドアミラー駆動
機構で、バイザーの拘束トルクを大きくする。 【構成】 リング状進行波型超音波モータ10のロータ
を、車体に固定されるスタンド1に支点軸1aを中心と
してその周囲に装着するとともに、ステータを、スタン
ド1の支点軸1aと回転可能に嵌合するブラケット2に
装着する。ブラケット2をスタンド1側へ付勢するため
に、皿バネ3を支点軸1aを中心として配置し、超音波
モータ10を皿バネ3に対して支点軸1aの軸方向へ変
位した位置に配置する。そして、ブラケット2とスタン
ド1の間に、超音波モータ10の駆動トルクよりも小さ
な拘束トルクを生じる節度機構6,7,8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアミラーにおけるミ
ラー本体のハウジングであるバイザーを、車体から起立
させた使用位置と車体側へ倒した格納位置との間で回転
駆動するための機構に係り、特に、超音波モータを駆動
源とする駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、格納式ドアミラーは、ミラー本
体を保持するバイザーと、バイザーをドアに取り付ける
ステーとから構成されている。このタイプの格納式ドア
ミラーで超音波モータを回転駆動の駆動源として用いる
駆動機構は、例えば特開昭62−94444号公報にお
いて提案されている。この駆動機構では、ロータとステ
ータとからなるリング状の進行波型超音波モータを、ス
テーに設けられた支点軸を中心としてその周囲に配置し
て、ロータ及びステータの一方をステー側に、他方をバ
イザー側に装着し、通電時におけるロータの回転により
バイザーを回転させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この駆動機構では、超
音波モータの非通電時には、ロータとステータ相互の圧
接により得られる拘束トルク、すなわちステータをその
位置に止どめようとする力によりバイザーを使用位置も
しくは格納位置に保持することになる。しかし、バイザ
ー内で超音波モータを配置できるスペースは比較的小さ
な範囲に限られていて使用できる超音波モータが必然的
に比較的小径のものに限られるため、上記構成では、バ
イザーを使用位置もしくは格納位置に保持するのに実用
上十分な拘束トルクを得るのは困難である。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、比較的小径の超音波モータを使用しても、従来よ
りも大きなバイザーの拘束トルクを得られる格納式ドア
ミラーの駆動機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る格納式ドア
ミラーの駆動機構は、車体に固定されたステーが基板部
と支点軸とを有し、ミラー本体を保持するバイザーが支
点軸に回転可能に装着される軸受け部を有し、さらに、
支点軸に装着された軸受け部を基板部側へ付勢する付勢
手段を備えた格納式ドアミラーに、リング状進行波型超
音波モータが支点軸を中心として配置され、この超音波
モータが、ステー側部材及びバイザー側部材の一方に装
着されたステータと、その他方に装着されたロータと、
ステータとロータとを相互に圧接させる圧接手段とを備
えた格納式ドアミラーの駆動機構であって、上述の技術
的課題を解決するために以下のように構成されたことを
特徴としている。
【0006】すなわち、付勢手段が、支点軸を中心とし
て、一端が支点軸側に、他端が軸受け部側に係合した状
態で配置された皿バネにより構成され、超音波モータの
ロータ及びステータが、皿バネに対して支点軸の軸方向
に変位した位置に配置されている。そして、バイザー側
部材及びステー側部材の一方に構成された凸部手段と、
バイザーを所定の位置で停止させたときに凸部手段と嵌
合すべくバイザー側部材及びステー側部材の他方に構成
された凹部手段とからなる節度機構を備え、この節度機
構により得られるバイザー拘束トルクが、超音波モータ
の駆動トルクよりも小さな値に定められている。
【0007】
【作用・効果】上記構成においては、超音波モータへの
非通電時は、圧接手段により生じるロータとステータ間
の圧接力から得られる拘束トルクに、節度機構により得
られる拘束トルクが加えられるから、超音波モータが従
来と同径のものであっても、全体としては、従来の約2
倍に近い拘束トルクを得ることができる。一方、節度機
構の拘束トルクは超音波モータの駆動トルクよりも小さ
な値に設定されているから、超音波モータを通電するこ
とにより、節度機構の拘束トルクに抗してバイザーを回
転駆動することができる。
【0008】したがって、上記構成によれば、従来と同
程度の大きさの超音波モータで、使用位置と格納位置間
でのバイザーの回転駆動を可能とした上で、超音波モー
タの停止時には、バイザーを従来よりも大きな力で格納
位置もしくは使用位置に保持することができる。
【0009】また、従来の格納式ドアミラーでは、通
常、バイザーの動作を安定させるためにバイザー側部材
の軸受け部をステー側部材の基板部側へ付勢する付勢手
段としてコイルスプリングを使用しているので、これを
超音波モータに対して支点軸の軸方向に変位した位置に
配置すれば超音波モータ及びコイルスプリングを含めた
機構の全長が長くなり、コイルスプリングを超音波モー
タの周囲に配置すれば機構の外径が大きくなるという問
題を有しているが、上記構成では、コイルスプリングの
代わりに皿バネを使用しているため、機構の全長及び外
径ともに大型化するのを防止できる。
【0010】
【実施例】以下に、図1から図4に示した本発明の一実
施例に係る格納式ドアミラーの駆動機構について詳細に
説明する。
【0011】図1はこの駆動機構の分解斜視図、図2は
中央縦断面図である。図において、1は車体のドアに固
定のステー(不図示)に取り付けられるスタンド、2はス
タンド1に回転可能に装着され且つバイザー(不図示)を
保持するブラケットである。スタンド1は支点軸1aと
基板部1cとを有し、ブラケット2は、支点軸1aに回転
可能に装着するための筒状の軸受け部2aと、スタンド
1の基板部1cと重ねられる基板部2cとを有している。
支点軸1aに外挿された軸受け部2aの周囲には皿バネ3
が配置されている。そして、皿バネ3の上にワッシャ4
が載置され、ブラケット2の安定した動作を得るために
皿バネ3を撓ませてブラケット2をスタンド1側へ付勢
するように、止め輪5が支点軸1aに取り付けられてい
る。
【0012】ブラケット2にはリング状進行波型超音波
モータ10が装着されている。この超音波モータ10の
構造を図3の断面図に示している。図において、11は
スラストベアリング13を保持するエンドプレートであ
り、スラストベアリング13は中空の出力軸14の下端
部をエンドプレート11に対して回転自在に保持してい
る。出力軸14の上端部は、15〜20で示した超音波
モータ10の構成部品を組み付けた後にエンドプレート
11に固定されるハウジング21が保持するすべり軸受
け22に保持されている。ハウジング21は、ブラケッ
ト2に形成されたねじ穴2b(図1)にビス12で固定す
るための取付穴21aを有している。また、このハウジ
ング21の上面には、図2に仮想線で示すように、バイ
ザーの位置を検出するためのセンサ22が設けられてい
る。
【0013】15(図3)は、周方向に分極された電極を
有するリング状の圧電素子であり、この圧電素子15
は、これもリング状に形成された金属製の弾性体16の
上面に進行波を発生させるように該弾性体16の下面に
取り付けられている。この弾性体16は、エンドプレー
ト11に固定するためにナット部16aを有し、エンド
プレート11は、出力軸14の周囲に位置するとともに
外周面にナット部16aと螺合するねじが形成されたボ
ス11bを有している。出力軸14には、ライニング材
17を下面に貼着し且つ出力軸14と一体的に回転する
回転子18が弾性体16に重ねて外挿され、さらに、ラ
イニング材17を弾性体16の上面に押圧するように、
皿バネ19が幾分撓んだ状態で止め輪20により出力軸
14に装着されている。また、出力軸14は、内径面1
4aが支点軸1aと嵌合するように形成され、両者の間に
は、回り止め部材としてキーが取り付けられている(不
図示)。したがって、上記構成では、超音波モータ10
に通電すると、支点軸1a側に装着された回転子18が
停止したまま、ブラケット2側に装着された弾性体16
がブラケット2とともに回転する。
【0014】本実施例のドアミラー駆動機構では、超音
波モータ10の非通電時のバイザーの拘束トルクを高め
るために、スタンド1に形成された凹部1bにスプリン
グ6とボール7とが収納され、ブラケット2にディテン
トプレート8が保持されている。ディテントプレートの
くぼみは、バイザーの使用位置と格納位置でボール7を
受ける位置に形成されている。このように構成された節
度機構において、ボール7を上方へ付勢してバイザーの
位置を拘束するスプリング6は、その拘束トルクが超音
波モータ10の駆動トルクよりも僅かに弱い値となるよ
うに、支点軸1aからの距離と、線径やコイル径などの
各部の寸法が設定されている。なお、節度機構は、ボー
ル7の代わりにスタンド1またはブラケット2の一方に
形成した断面V字状等の突起と、それに対応するように
他方に形成した断面V字状の溝とから構成し、突起の高
さを必要な拘束トルクが得られるように設定してもよ
い。
【0015】本実施例によれば、超音波モータ10の非
通電時には、弾性体16とライニング材17との押圧力
から得られる拘束トルクに、節度機構により得られる拘
束トルクが加えられるから、全体としては、超音波モー
タ10だけを設けた場合の1.5倍から約2倍に近い拘
束トルクが得られる。したがって、超音波モータ10が
従来と同程度の外径を有するものであっても、バイザー
を従来よりも大きな力で格納位置もしくは使用位置に保
持することができる。また、超音波モータ10は通電時
には節度機構の拘束トルクよりも少し大きな駆動トルク
を発生するから、スプリング6を撓ませてボール7を凹
部1b内に押し込みながらブラケット2を回転させるこ
とができる。
【0016】また、本実施例では、ブラケット2をスタ
ンド1側へ付勢するために従来用いていたコイルスプリ
ングに代えて皿バネ3を用い、この皿バネ3に対して支
点軸1aの軸方向へ変位した位置に超音波モータ10を
配置しているので、駆動機構をコンパクトに構成するこ
とができる。
【0017】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、超音波モータは、図4に示すように構成
してもよい。この超音波モータ10'では、スラストベ
アリングとして滑り軸受け13'を用いている。そし
て、この滑り軸受け13'を取付プレート11に圧入
し、その内径側で出力軸14を回転自在に保持してい
る。このように超音波モータ10'自体は上記実施例と
構成の異なるものを使用しても、上記実施例と同等の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る格納式ドアミラーの
駆動機構の分解斜視図である。
【図2】 この駆動機構の中央縦断面図である。
【図3】 この駆動機構に用いられている超音波モータ
の中央縦断面図である。
【図4】 超音波モータの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スタンド(ステー側部材) 1a 支点
軸 1b 凹部 1c 基板
部 2 ブラケット(バイザー側部材) 2a 軸受
け部 2b ねじ穴 2c 基板
部 3 皿バネ(付勢手段) 4 ワッシ
ャ 5 止め輪 6 スプリ
ング 7 ボール 8 ディテ
ントプレート 10,10' 超音波モータ 11 取付
プレート 11a ボス 12 ビス 13,13' スラストベアリング 14 出力
軸 14a 内径面 15 圧電
素子 16 弾性体 16a ナ
ット部 17 ライニング材 18 回転
子 19 皿バネ 20 止め
輪 21 ハウジング 21a 取
付穴 22 軸受け

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されたステーが基板部(1c)と
    該基板部(1c)に立設された支点軸(1a)とを有し、ミラー
    本体を保持するバイザーが該支点軸(1a)に回転可能に装
    着される軸受け部(2a)を有し、さらに、該支点軸(1a)に
    装着された軸受け部(2a)を上記基板部(1c)側へ付勢する
    付勢手段(3)を備えた格納式ドアミラーに、リング状進
    行波型超音波モータ(10)が該支点軸(1a)を中心として配
    置され、該超音波モータ(10)が、ステー側部材(1)及び
    バイザー側部材(2)の一方に装着されたステータ(15,16)
    と、その他方に装着されたロータ(17,18)と、該ステー
    タ(15,16)とロータ(17,18)とを相互に圧接させる圧接手
    段(19)とを備えた格納式ドアミラーの駆動機構におい
    て、 上記付勢手段(3)は、上記支点軸(1a)を中心として、一
    端が上記支点軸(1a)側に、他端が上記軸受け部(2a)側に
    係合した状態で配置された皿バネにより構成され、 上記超音波モータ(10)のロータ(17,18)及びステータ(1
    5,16)は、上記皿バネ(3)に対して上記支点軸(1a)の軸方
    向に変位した位置に配置され、 上記バイザー側部材(2)及びステー側部材(1)の一方に構
    成された凸部手段(6,7)と、上記バイザーを所定の位置
    で停止させたときに該凸部手段(6,7)と嵌合すべく該バ
    イザー側部材(2)及びステー側部材(1)の他方に構成され
    た凹部手段(8)とからなる節度機構(6,7,8)を備え、該節
    度機構(6,7,8)により得られるバイザー拘束トルクが、
    上記超音波モータの駆動トルクよりも小さな値に定めら
    れたことを特徴とする格納式ドアミラーの駆動機構。
JP4227062A 1992-08-26 1992-08-26 格納式ドアミラーの駆動機構 Pending JPH0672239A (ja)

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JPH0672239A true JPH0672239A (ja) 1994-03-15

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6351499A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 タイホ−工業株式会社 艶出し洗浄方法
JPS6411175A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Taiho Ind Co Method for washing and glazing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6351499A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 タイホ−工業株式会社 艶出し洗浄方法
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