JPH0671551A - フローティングユニット - Google Patents

フローティングユニット

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Publication number
JPH0671551A
JPH0671551A JP22565492A JP22565492A JPH0671551A JP H0671551 A JPH0671551 A JP H0671551A JP 22565492 A JP22565492 A JP 22565492A JP 22565492 A JP22565492 A JP 22565492A JP H0671551 A JPH0671551 A JP H0671551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deburring
deburring tool
tool
floating
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP22565492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Azuma
賢治 東
Shinsuke Sakamoto
伸介 坂本
Noboru Kurokami
昇 黒髪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP22565492A priority Critical patent/JPH0671551A/ja
Publication of JPH0671551A publication Critical patent/JPH0671551A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットによるバリ取り加工時に、バリ取り
用ツールを任意の方向にフローティングできるようにす
る。 【構成】 バリ取り用ツール5のフローティングユニッ
ト1に支持部20及び姿勢保持部30を設け、バリ取り
用ツール5を、支持部20の支点21A及び21Bで支
え、姿勢保持部30の各プランジャ31等で外力に応じ
た任意の姿勢に保持する。したがって、バリ取り用ツー
ル5は、支持部20の支点21A及び21Bを回転中心
にして、任意のラジアル方向にフローティングする。し
たがって、ロボットにバリ取り作業を行わせる際の姿勢
も自由にとることができ、その教示作業も制約を受ける
ことなく、簡単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバリ取り用ツールを浮動
させるフローティングユニットに関し、特にロボットに
よるバリ取り加工時にバリ取り用ツールを浮動させて使
用するためのフローティングユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物等のバリ取り加工をロボットによっ
て実行することが実用化されつつある。このロボットに
よるバリ取り加工において、ツールに無理な力が働くと
ツールが破損する場合がある。そのような破損を防止す
るために、ロボットのバリ取り用ツールには、フローテ
ィング機構が採用されている。
【0003】図5は従来のバリ取り用ツールのフローテ
ィング機構を示す図である。図において、ツール105
はロボットのアーム先端に取りつけられ、ツール105
先端のロータリバー152は、ワーク110の稜線11
1方向(紙面に垂直方向)に沿って移動しつつバリ取り
を行う。ツール105の上端側には、フローティング機
構130が設けられている。通常、ツール105は、フ
ローティング機構130の圧縮バネ130Bによってス
トッパ130A側に押し付けられ、位置決めされてい
る。バリ取り加工時には、ロータリバー152は稜線1
11を押し付けると共に、その反力Fを受ける。反力F
がある程度以上になると、ツール105は、フローティ
ング回転軸121を中心にして矢印200方向に回転
し、圧縮バネ130Bを押し付け、圧縮バネ130Bが
逆に反力fを受けながらフローティングする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ロータリバー152が
反力Fとは逆方向の反力を受けると、ツール105は、
ストッパ130Aによって位置が固定される。すなわ
ち、ストッパ130A側ではフローティングせず、圧縮
バネ130B側にのみフローティングする。このため、
ツール105にフローティング機能を持たせてバリ取り
加工を行おうとすると、ツール105を一定姿勢に保つ
必要がある。したがって、ロボットにバリ取り作業の姿
勢を教示するのにも制限を受け、教示作業に手間を要し
ていた。
【0005】また、フローティング方向もフローティン
グ回転軸121の回りに限られるため、反力F方向以外
の方向の力を吸収することができなかった。例えば、ロ
ータリバー152の進行方向に大きなバリがあり、その
反力を受けても吸収できず、破損等を引き起こしてい
た。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、任意の方向にフローティングすることができ
るフローティングユニットを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ロボットのバリ取り用ツールを浮動させ
るフローティングユニットにおいて、前記バリ取り用ツ
ールを挿入する貫通穴を有するユニット本体部と、前記
貫通穴の側壁部分に設けられ前記バリ取り用ツールを支
持する支持部と、前記貫通穴の側壁部分に設けられ前記
バリ取り用ツールの先端に加わる外力に応じて前記バリ
取り用ツールの姿勢を保持する姿勢保持部と、を有する
ことを特徴とするフローティングユニットが、提供され
る。
【0008】
【作用】ユニット本体部の貫通穴に挿入されたバリ取り
用ツールは、支持部の支点だけで支えられる。また、姿
勢保持部によって、ツール先端に加わる外力に応じた姿
勢に保持される。すなわち、バリ取り用ツールは、支持
部の支点を回転中心にして、任意のラジアル方向にフロ
ーティングすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のフローティングユニットの構成
を示す略縦断面図である。図において、ロボットのアー
ム先端(図示せず)のフランジ6にはツール取付け治具
7が設けられ、そのツール取付け治具7には、さらにフ
ローティングユニット1が取り付けられている。
【0010】フローティングユニット1は、ユニット本
体10、支持部20及び姿勢保持部30から構成され
る。ユニット本体10の中央には貫通穴11が設けら
れ、その貫通穴11にはバリ取り用ツール5が挿入され
ている。バリ取り用ツール5の一部にはツールホルダ5
1が一体に嵌合されている。バリ取り用ツール5の先端
には超硬合金製のロータリバー52が取り付けられ、そ
のロータリバー52は、外部から供給されるエアによっ
て駆動し、ワークのバリ取り加工を行う。その取り付け
角度は、バリ取り加工を行うポイントがロボットのフラ
ンジ6の回転中心の延長線上に位置するように調整され
る。バリ取り用ツール5及びツールホルダ51は、貫通
穴11の側壁に設けられた支持部20及び姿勢保持部3
0で支持されている。
【0011】次に、支持部20及び姿勢保持部30の構
成を図2及び図3を用いて説明する。図2は支持部のX
−X断面図である。図に示すように、支持部20の支持
本体21は円環状に形成され、その外周には三角錐状の
凹部22A及び22Bが設けられ、内周には先端がR形
状を有する支点21A及び21Bが設けられている。ユ
ニット本体10の内周には、支持本体21の支点21A
及び21Bと同様に、先端がR形状の支点11A及び1
1Bが設けられている。その支点11A及び11Bは、
支持本体21の凹部22A及び22Bに嵌合し、支持本
体21を支持している。
【0012】一方、ツールホルダ51の外周には、支持
本体21の凹部22A及び22Bと同様に、三角錐状の
凹部51A及び51Bが設けられている。支持本体21
の支点21A及び21Bは、このツールホルダ51の凹
部51A及び51Bに嵌合し、ツールホルダ51及びバ
リ取り用ツール5を支持している。このような構成の支
持部20によって、バリ取り用ツール5は、支持部20
の中心点21を中心に自在に傾くことができる。
【0013】図3は姿勢保持部のY−Y断面図である。
図に示すように、姿勢保持部30は、4個のプランジャ
部31,32,33及び34から構成される。その4個
は互いに直交する位置に配列され、全体でツールホルダ
51の姿勢を保持する機能を果たしている。プランジャ
部31の内部には、プランジャ31A及び圧縮バネ31
Bが設けられ、その圧縮バネ31Bの一端側はボルト3
1Cで位置決めされている。このボルト31Cの締め付
け回転量を調整することによって、圧縮バネ31Bの初
期力を所定の設計値に設定することができる。プランジ
ャ31Aの先端はツールホルダ51の外周に接してい
る。他のプランジャ部32,33及び34も、上記プラ
ンジャ部31と同じ構成を有しているので、説明を省略
する。
【0014】バリ取り用ツール5に外力が加わらない場
合は、ツールホルダ51及びバリ取り用ツール5は、ツ
ールホルダ51の外周に接しているプランジャ31A〜
34Aによって、直立姿勢を保持する。一方、バリ取り
用ツール5に外力が加わり、プランジャ部31〜34の
いずれかに掛かる力が、そのプランジャ部31〜34の
初期力を越えると、ツールホルダ51及びバリ取り用ツ
ール5はその方向に傾き、圧縮バネ31B〜34Bのバ
ネ力とバランスがとれた状態で姿勢が保持される。すな
わち、バリ取り用ツール5は、この姿勢保持部30によ
ってフローティング状態に置かれており、外力に応じた
任意の姿勢をとる。
【0015】図4はバリ取り用ツールに加わる外力とフ
ローティング反力の説明図である。図において、バリ取
り用ツール5先端のロータリバー52が押し付け方向の
外力TH 及び進行方向の外力TV を受けると、姿勢保持
部30にはその押し付け方向の外力TH に応じてフロー
ティング反力(各プランジャ31A等が受ける反力)F
H ,fH が作用し、また、進行方向の外力TV に応じて
フローティング反力F V ,fV が作用する。そのとき、
バリ取り用ツール5は、支持部20の中心点21を回転
中心としてフローティングする。そのフローティング方
向は、中心点21の回りに円錐振り子状となる。フロー
ティング反力FH ,fH ,FV ,fV は、各プランジャ
部31〜34の初期力をボルト31C〜34Cで調整す
ることで変更することができる。
【0016】以上述べたように、本実施例では、バリ取
り用ツール5のフローティングユニット1に支持部20
及び姿勢保持部30を設けた。このため、バリ取り用ツ
ール5は、支持部20の支点21A及び21Bで支えら
れ、また、姿勢保持部30によって、外力に応じた任意
の姿勢に保持される。すなわち、バリ取り用ツール5
は、支持部20の支点21A及び21Bを回転中心にし
て、任意のラジアル方向にフローティングする。したが
って、ロボットにバリ取り作業を行わせる際の姿勢も自
由にとることができ、その教示作業も制約を受けること
なく、簡単に行うことができる。
【0017】また、姿勢保持部5の各プランジャ部31
〜34において、その初期力をボルト31C〜34Cで
調整可能に構成した。このため、バリ取り使用状況に応
じてフローティング反力FH ,fH ,FV ,fV の設定
調整を容易に行うことができる。
【0018】さらに、姿勢保持部5の4個のプランジャ
部31〜34を互いに直交する位置に配列したので、ツ
ール押し付け方向のフローティング反力FH ,fH を弱
く設定し、ツール押し付け方向に対して垂直な方向のフ
ローティング反力FV ,fVを強く設定することができ
る。したがって、適切な外力でバリ取りを行うことがで
きる。その結果、バリ取り形状等の仕上がり品質も改善
することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、バリ取
り用ツールのフローティングユニットに支持部及び姿勢
保持部を設けた。このため、バリ取り用ツールは、支持
部の支点で支えられ、また、姿勢保持部によって、外力
に応じた任意の姿勢に保持される。すなわち、バリ取り
用ツールは、支持部の支点を回転中心にして、任意のラ
ジアル方向にフローティングする。したがって、ロボッ
トにバリ取り作業を行わせる際の姿勢も自由にとること
ができる。その結果、教示作業も制約を受けることなく
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローティングユニットの構成を示す
略断面図である。
【図2】支持部のX−X断面図である。
【図3】姿勢保持部のY−Y断面図である。
【図4】バリ取り用ツールに加わる外力とフローティン
グ反力の説明図である。
【図5】従来のバリ取り用ツールのフローティング機構
を示す図である。
【符号の説明】
1 フローティングユニット 5 バリ取り用ツール 10 ユニット本体 11 貫通穴 20 支持部 21 支持本体 21A,21B 支点 30 姿勢保持部 31,32,33,34 プランジャ部 31A,32A,33A,34A プランジャ 31B,32B,33B,34B 圧縮バネ 31C,32C,33C,34C ボルト 52 ロータリバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのバリ取り用ツールを浮動させ
    るフローティングユニットにおいて、 前記バリ取り用ツールを挿入する貫通穴を有するユニッ
    ト本体部と、 前記貫通穴の側壁部分に設けられ前記バリ取り用ツール
    を支持する支持部と、 前記貫通穴の側壁部分に設けられ前記バリ取り用ツール
    の先端に加わる外力に応じて前記バリ取り用ツールの姿
    勢を保持する姿勢保持部と、 を有することを特徴とするフローティングユニット。
  2. 【請求項2】 前記支持部は、前記貫通穴の側壁部分に
    設けられた2個の支点で外周部分が支持される支持本体
    部と、前記支持本体部の内周部分に突出して設けられ前
    記バリ取り用ツールを支持する2個の支点部と、から構
    成されることを特徴とする請求項1記載のフローティン
    グユニット。
  3. 【請求項3】 前記姿勢保持部は、圧縮バネ付プランジ
    ャで構成されることを特徴とする請求項1記載のフロー
    ティングユニット。
  4. 【請求項4】 前記圧縮バネの一端側はボルトで位置決
    めされ、前記圧縮バネは前記ボルトで初期力の調整が可
    能であることを特徴とする請求項3記載のフローティン
    グユニット。
JP22565492A 1992-08-25 1992-08-25 フローティングユニット Pending JPH0671551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22565492A JPH0671551A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 フローティングユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22565492A JPH0671551A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 フローティングユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671551A true JPH0671551A (ja) 1994-03-15

Family

ID=16832684

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22565492A Pending JPH0671551A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 フローティングユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0671551A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10113855A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Kawasaki Heavy Ind Ltd 押付け加工方法および押付け加工装置
CN114453671A (zh) * 2022-02-23 2022-05-10 哈工大机器人(中山)无人装备与人工智能研究院 一种数控立式多轴联动压铸件加工用的去毛刺机床

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