JP2864090B2 - 切断機 - Google Patents
切断機Info
- Publication number
- JP2864090B2 JP2864090B2 JP34785693A JP34785693A JP2864090B2 JP 2864090 B2 JP2864090 B2 JP 2864090B2 JP 34785693 A JP34785693 A JP 34785693A JP 34785693 A JP34785693 A JP 34785693A JP 2864090 B2 JP2864090 B2 JP 2864090B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- center
- base
- rotary table
- cutting machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、中空半球状の被加工
材、例えばお椀形の凸面振動子材をその中心に向って切
り込んで同心円状に切断する切断機に関する。
材、例えばお椀形の凸面振動子材をその中心に向って切
り込んで同心円状に切断する切断機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の切断機としては、多軸Ｎ
Ｃ加工機や３軸の位置決め及び角度位置決め機能を備え
た加工機が知られている。
Ｃ加工機や３軸の位置決め及び角度位置決め機能を備え
た加工機が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加工機は、構造が複雑で高価であると共に、切断位置の
位置決めが困難であるという不具合がある。そこで、本
発明は、機構を簡単にすることにより、安価で切断位置
の位置決めを容易にし得る切断機の提供を目的とする。
加工機は、構造が複雑で高価であると共に、切断位置の
位置決めが困難であるという不具合がある。そこで、本
発明は、機構を簡単にすることにより、安価で切断位置
の位置決めを容易にし得る切断機の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の切断機は、中空半球状の被加工材をその中
心に向って切り込んで同心円状に切断する切断機であっ
て、中空半球状の被加工材を載置する半球状の球面回転
テーブルがその中心を指向する垂直な回転軸によって基
台に回転可能に装着され、上記基台に球面回転テーブル
の中心を指向する水平な支軸を中心としてＬ字状の回動
アームの基端部が回動かつ位置決め固定可能に支持さ
れ、この回動アームの先端部に、前記球面回転テーブル
に載置された被加工材を切断する切断ユニットがその回
転刃を球面回転テーブルの中心に向って自動切り込み可
能かつ前記回転軸に対して進退可能になして装着されて
いることを特徴とする。
め、本発明の切断機は、中空半球状の被加工材をその中
心に向って切り込んで同心円状に切断する切断機であっ
て、中空半球状の被加工材を載置する半球状の球面回転
テーブルがその中心を指向する垂直な回転軸によって基
台に回転可能に装着され、上記基台に球面回転テーブル
の中心を指向する水平な支軸を中心としてＬ字状の回動
アームの基端部が回動かつ位置決め固定可能に支持さ
れ、この回動アームの先端部に、前記球面回転テーブル
に載置された被加工材を切断する切断ユニットがその回
転刃を球面回転テーブルの中心に向って自動切り込み可
能かつ前記回転軸に対して進退可能になして装着されて
いることを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明の切断機においては、回動アームを支軸
を中心とし回動して位置決め固定することにより、回転
刃による被加工材の切断位置が位置決めされ、かつ構造
が簡単となる。
を中心とし回動して位置決め固定することにより、回転
刃による被加工材の切断位置が位置決めされ、かつ構造
が簡単となる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１，図２及び図３は本発明の切断機の一
実施例を示す正面図，平面図及び右側面図である。図中
１は基台で、方形の天板２の下面四隅部に支柱３を一体
的に設けてなる。基台１の１つの対角線上に位置する支
柱３の中間部間には、水平なモータブラケット４が掛け
渡されており、このモータブラケット４には、基台１の
上部中央に回転自在に立設した回転軸５を駆動するモー
タ６が垂下して取り付けられている。回転軸５の上端部
には、中空半球状（お椀形）の被加工材である凸面振動
子材７を嵌合し貼り付けて載置する半球状の球面回転テ
ーブル８が、その中心（曲率中心）が回転軸５の軸線上
に位置するようにして取り付けられており、この球面回
転テーブル８の周辺部には、後述する回転刃による凸面
振動子材７の切削に用いる切削油等を受ける切削油受け
９が一体に設けられている。
て説明する。図１，図２及び図３は本発明の切断機の一
実施例を示す正面図，平面図及び右側面図である。図中
１は基台で、方形の天板２の下面四隅部に支柱３を一体
的に設けてなる。基台１の１つの対角線上に位置する支
柱３の中間部間には、水平なモータブラケット４が掛け
渡されており、このモータブラケット４には、基台１の
上部中央に回転自在に立設した回転軸５を駆動するモー
タ６が垂下して取り付けられている。回転軸５の上端部
には、中空半球状（お椀形）の被加工材である凸面振動
子材７を嵌合し貼り付けて載置する半球状の球面回転テ
ーブル８が、その中心（曲率中心）が回転軸５の軸線上
に位置するようにして取り付けられており、この球面回
転テーブル８の周辺部には、後述する回転刃による凸面
振動子材７の切削に用いる切削油等を受ける切削油受け
９が一体に設けられている。
【０００７】一方、基台１には、その天板２の下面に垂
設したブラケット１０を介して前記球面回転テーブル８
の中心を指向する水平な支軸１１が回動自在に軸支され
ており、この支軸１１には、Ｌ字状の回動アーム１２
が、その基端部を介して固定されている。回動アーム１
２の基端部には、側方へ突出した位置決め固定用のスタ
ッドボルト１３が植設されており、このスタッドボルト
１３は、基台１の角部に垂下した固定用板１４の長孔１
５から先端部が突出され、この先端部に螺合した蝶ナッ
ト１６を締め込むことにより回動アーム１２が所定位置
に固定される。そして、回動アーム１２の位置決めを容
易にするため、前記支軸１１の端部に指針部材１７が取
り付けられている一方、上記固定用板１４に目盛り部材
１８が貼付されている。回動アーム１２の先端部には、
前記球面回転テーブル８に載置された凸面振動子材７を
切断する切断ユニット１９が、その回転刃である円盤状
の砥石２０を球面回転テーブル８の中心に向かって自動
切り込み可能にしてかつ前記回転軸５に対して進退可能
になして装着されている。
設したブラケット１０を介して前記球面回転テーブル８
の中心を指向する水平な支軸１１が回動自在に軸支され
ており、この支軸１１には、Ｌ字状の回動アーム１２
が、その基端部を介して固定されている。回動アーム１
２の基端部には、側方へ突出した位置決め固定用のスタ
ッドボルト１３が植設されており、このスタッドボルト
１３は、基台１の角部に垂下した固定用板１４の長孔１
５から先端部が突出され、この先端部に螺合した蝶ナッ
ト１６を締め込むことにより回動アーム１２が所定位置
に固定される。そして、回動アーム１２の位置決めを容
易にするため、前記支軸１１の端部に指針部材１７が取
り付けられている一方、上記固定用板１４に目盛り部材
１８が貼付されている。回動アーム１２の先端部には、
前記球面回転テーブル８に載置された凸面振動子材７を
切断する切断ユニット１９が、その回転刃である円盤状
の砥石２０を球面回転テーブル８の中心に向かって自動
切り込み可能にしてかつ前記回転軸５に対して進退可能
になして装着されている。
【０００８】上記構成の切断機によって凸面振動子材７
を切断するには、球面回転テーブル８に凸面振動子材７
を載置した後、回動アーム１２を適宜に回動して指針部
材１７や目盛り部材１８を用いて切断位置を位置決め
し、蝶ナット１６を締め込んで回動アーム１２を固定す
る。ついで、モータ６により球面回転テーブル８を回転
すると共に、切断ユニット１９の砥石２０を回転しなが
ら切り込ませると、切断面が球面回転テーブル８の中
心、すなわち凸面振動子材７の曲率中心を指向したリン
グ状の被切断物が得られる。上記砥石２０による切削に
際しては、切削個所に切削油をかけながら行われる。
又、得られたリング状の被切断物は、法線方向に切断さ
れて扇面形状の凸面振動子片とされる。ここで、外径３
５０mm，曲率半径３００mm，肉厚８mmの凸面振動子材
を、凸面振動子片の大きさとは関係なく、１０円分割し
たところ、従来の多軸ＮＣ加工機を用いた場合に比べ、
本発明の切断機を用いることにより、作業時間を１／２
以下とすることができた。
を切断するには、球面回転テーブル８に凸面振動子材７
を載置した後、回動アーム１２を適宜に回動して指針部
材１７や目盛り部材１８を用いて切断位置を位置決め
し、蝶ナット１６を締め込んで回動アーム１２を固定す
る。ついで、モータ６により球面回転テーブル８を回転
すると共に、切断ユニット１９の砥石２０を回転しなが
ら切り込ませると、切断面が球面回転テーブル８の中
心、すなわち凸面振動子材７の曲率中心を指向したリン
グ状の被切断物が得られる。上記砥石２０による切削に
際しては、切削個所に切削油をかけながら行われる。
又、得られたリング状の被切断物は、法線方向に切断さ
れて扇面形状の凸面振動子片とされる。ここで、外径３
５０mm，曲率半径３００mm，肉厚８mmの凸面振動子材
を、凸面振動子片の大きさとは関係なく、１０円分割し
たところ、従来の多軸ＮＣ加工機を用いた場合に比べ、
本発明の切断機を用いることにより、作業時間を１／２
以下とすることができた。
【０００９】なお、上記実施例においては、単一曲率の
凸面振動子材７を切断する場合について述べたが、これ
に限定されるものではなく、曲率の異なる多種類の凸面
振動子材をも切断し得るようにするため、球面回転テー
ブル８を曲率の異なる数種類揃えて回転軸５に着脱交換
可能とする一方、回動アームの先端部を伸縮可能として
もよい。
凸面振動子材７を切断する場合について述べたが、これ
に限定されるものではなく、曲率の異なる多種類の凸面
振動子材をも切断し得るようにするため、球面回転テー
ブル８を曲率の異なる数種類揃えて回転軸５に着脱交換
可能とする一方、回動アームの先端部を伸縮可能として
もよい。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切断機に
よれば、回動アームを支軸を中心として回動して位置決
め固定することにより、回転刃による被加工材の切断位
置が位置決めされるので、従来に比してきわめて容易な
操作で切断位置の位置決めを行うことができる。又、簡
単な構造となるので、製造コストを安価にできる。
よれば、回動アームを支軸を中心として回動して位置決
め固定することにより、回転刃による被加工材の切断位
置が位置決めされるので、従来に比してきわめて容易な
操作で切断位置の位置決めを行うことができる。又、簡
単な構造となるので、製造コストを安価にできる。
【図１】本発明の切断機の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図２】図１の切断機の平面図である。
【図３】図１の切断機の右側面図である。
１ 基台 ５ 回転軸 ７ 凸面振動子材（被加工材） ８ 球面回転テーブル １１ 支軸 １２ 回動アーム １３ スタッドボルト １４ 固定用板 １５ 長孔 １６ 蝶ナット １９ 切断ユニット ２０ 砥石（回転刃）
Claims (1)
- 【請求項１】 中空半球状の被加工材をその中心に向っ
て切り込んで同心円状に切断する切断機であって、中空
半球状の被加工材を載置する半球状の球面回転テーブル
がその中心を指向する垂直な回転軸によって基台に回転
可能に装着され、上記基台に球面回転テーブルの中心を
指向する水平な支軸を中心としてＬ字状の回動アームの
基端部が回動かつ位置決め固定可能に支持され、この回
動アームの先端部に、前記球面回転テーブルに載置され
た被加工材を切断する切断ユニットがその回転刃を球面
回転テーブルの中心に向って自動切り込み可能かつ前記
回転軸に対して進退可能になして装着されていることを
特徴とする切断機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34785693A JP2864090B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34785693A JP2864090B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 切断機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186090A JPH07186090A (ja) | 1995-07-25 |
| JP2864090B2 true JP2864090B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=18393071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34785693A Expired - Fee Related JP2864090B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 切断機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2864090B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP34785693A patent/JP2864090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07186090A (ja) | 1995-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |