JPH0671496U - 宅配品受け取り機能付き扉 - Google Patents
宅配品受け取り機能付き扉Info
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- JPH0671496U JPH0671496U JP1857093U JP1857093U JPH0671496U JP H0671496 U JPH0671496 U JP H0671496U JP 1857093 U JP1857093 U JP 1857093U JP 1857093 U JP1857093 U JP 1857093U JP H0671496 U JPH0671496 U JP H0671496U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 宅配人を装った強盗等の侵入を防止し、家人
が不在の場合でも宅配便を受け取ることが出来る、安全
で便利な宅配品受け取り機能付き扉。 【構成】 宅配品受け取り機能付き扉は、玄関などの扉
本体10に、宅配品を投入することが出来る程度の寸法
の物品投入用開口14と物品投入用扉20を設け、物品
投入用開口14と物品投入用扉20の周囲には、チェー
ン等の簡単に切断出来ない袋状網体30を取り付け、さ
らに、宅配品を配達する宅配員が所持するカードを読み
取って宅配員を判別して物品投入用扉20の鍵の開閉を
制御する電磁ロック24を備えている。宅配員は、カー
ドCをカードリーダ部40のカード差込口16に差し込
んで電磁ロック24を外し、物品投入用扉20を開いて
宅配品100を投入するが、物品投入用開口14と物品
投入用扉20との間に設けた袋状網体が当該扉からの人
間の屋内への侵入を防止する。
が不在の場合でも宅配便を受け取ることが出来る、安全
で便利な宅配品受け取り機能付き扉。 【構成】 宅配品受け取り機能付き扉は、玄関などの扉
本体10に、宅配品を投入することが出来る程度の寸法
の物品投入用開口14と物品投入用扉20を設け、物品
投入用開口14と物品投入用扉20の周囲には、チェー
ン等の簡単に切断出来ない袋状網体30を取り付け、さ
らに、宅配品を配達する宅配員が所持するカードを読み
取って宅配員を判別して物品投入用扉20の鍵の開閉を
制御する電磁ロック24を備えている。宅配員は、カー
ドCをカードリーダ部40のカード差込口16に差し込
んで電磁ロック24を外し、物品投入用扉20を開いて
宅配品100を投入するが、物品投入用開口14と物品
投入用扉20との間に設けた袋状網体が当該扉からの人
間の屋内への侵入を防止する。
Description
【0001】
本考案は、一般家庭の玄関に取り付ける扉に関し、特に、宅配品を受け取るた めの機能を取り付けた宅配品受け取り機能付き扉に関する。
【0002】
近年、物品の配送システムとしての宅配便の発達は著しく、かかる宅配便の利 用は、小荷物から比較的大きな荷物まで種々の物品を、一般家庭へ直接荷物を配 送する便利なシステムとして広く利用されてきている。
【0003】
ところで、かかる宅配便が広く利用されてきていると共に、近頃では、この宅 配便の宅配員(配達人)を装った強盗などがマスコミ等で報道されており、その ため、便利な宅配に対する社会的な不安が生じている。また、近年、特に都市部 における家族構成としては、核家族化や夫婦共働きの家庭も多くなっており、日 中留守の家庭も多く、そのため、便利な宅配便にもかかわらず、荷物の宅配が思 うように出来ず、あるいは、不可能であるなどの問題点も指摘されている。
【0004】 そこで、本考案は、上記のような従来における問題点に鑑みて成されたもので あり、具体的には、宅配員を装った強盗等の侵入を防止し、また、家人が不在の 場合でも宅配便を受け取ることが出来る、安全で便利な扉を提案することを目的 とするものである。
【0005】
上記の目的を達成するため、本考案によれば、玄関などに取り付けられる扉本 体の略中央部に、宅配品を投入することが出来る程度の寸法の物品投入用扉を設 け、当該物品投入用扉の周囲には、当該扉から投入した物品を収納すると共に、 当該扉からの人間の屋内への侵入を防止するための袋状網体を取り付け、かつ、 前記扉本体の一部には、さらに、宅配品を配達する宅配員が所持するカードを読 み取って当該宅配員を判別し、前記物品投入用扉の鍵の開閉を制御するロック機 構を備えた宅配品受け取り機能付き扉が提案されている。
【0006】
すなわち、上記の本考案の宅配品受け取り機能付き扉によれば、扉本体に設け た物品投入用扉から宅配品を投入することが出来るため、家人は配達人と対面す ること無く安全に、さらに配達人は家人が不在の場合にも、確実に宅配物を受け 取ることが出来、かつ、この物品投入用扉には袋状網体が設けられていることか ら、この物品投入用扉から家屋内部への人の侵入を防止する。また、そのロック 機構は、宅配員が所持するカードを読み取って判断して前記物品投入用扉の開閉 を制御するため、物品投入用扉からの家屋内への通常の侵入は確実に阻止され、 もって、家人が不在の場合でも宅配便を受け取ることが出来る、安全で便利な扉 を提供することが出来る。
【0007】
以下、本考案の実施例について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 図2には、本考案の実施例になる扉の外側面が示されており、扉本体10は、 家屋の玄関に、壁11に形成した枠12に、ノブ13を矢印方向に引っ張ること によって、開閉可能に取り付けられている。この扉本体10の略中央部(本実施 例では、中央部よりやや下方)には、宅配便などの物品投入用開口14が開設さ れ、さらに、物品投入用扉20が取り付けられている。この物品投入用扉20に は把手部分21が形成され、図中に矢印で示すように、この物品投入用扉20を 内側に押し込みながら上方に開くように取り付けられている。また、この扉本体 10の物品投入用扉20の上方には、扉の内部から訪問者を観察するためのレン ズの付いた覗用穴15、さらには、後に詳述するカード差込口16が取り付けら れている。
【0008】 なお、この物品投入用扉20は、上記からも明かなように、宅配品を投入する ことが出来る程度の寸法に設定されている。また、この物品投入用扉20を押し 込んだ状態が図中に破線で示されており、符号17、17は、上記扉本体10を 回転可能に取り付けた蝶番である。
【0009】 次に、図2には、上記の扉本体10の内側面が示されており、図に示すように 、物品投入用扉20が、やはり蝶番22により回転可能に取り付けられている。 また、図中の符号18は、上記ノブ13の下側に設けられて内鍵であり、これを 回転することにより、内部から扉本体10の鍵を掛けることが出来る。覗用穴も 同様に符号15により示されている。
【0010】 そして、本考案によれば、上記の物品投入用扉20と上記扉本体10との間に は、袋状網体30が設けられている。すなわち、この袋状網体30は、例えばチ ェーンや、内部にステンレス線やピアノ線等が混入された紐などの、容易に切断 することの出来ない部材によって編んだ網体である。また、この網体30は、上 記扉本体10の物品投入用開口14を形成する4辺のうちの上辺を除いた3辺と 、上記物品投入用扉20の蝶番22が取り付けられた辺を除いた3辺との間に設 けられ、もって、図中に一点鎖線で示すように、この袋状網体30の内部に宅配 品100を収納すると共に、扉本体10の物品投入用開口14から人間が内部に 侵入することが出来ないように、閉じた空間を形成している。
【0011】 また、この図1において、符号23は、上記物品投入用扉20の下端部に設け られ、例えばバネで上記袋状網体30を巻いて収納するための収納部分を示して おり、その側面には、物品投入扉用の電磁ロック24のロックピストン25が挿 入される穴26が形成されている。また、図中の符号27は、上記電磁ロック2 4を開けるための鍵穴であり、符号40はカードリーダ部である。
【0012】 図3には、上記扉本体10と物品投入用扉20のより詳細な構造が示されてい る。図において、扉本体10の物品投入用開口14と物品投入用扉20の周辺部 に固定された袋状網体30(固定部を黒塗で示す)の先端は開放されており(こ の開放部は、二点鎖線30’で示す)、その先端には係止金具31が取り付けら れている。そして、この係止金具31を扉本体10の物品投入用開口14の下部 に取り付けた挿入穴28に挿入して固定することにより、この袋状網体30は、 扉本体10の物品投入用開口14に対して閉じた空間を形成するようになってい る。また、図中の符号29は、上記挿入穴28内に挿入固定した係止金具31を 穴から外すための鍵32の挿入穴である。すなわち、通常は、上記袋状網体30 の係止金具31は扉本体10の挿入穴28内に挿入固定しておき、この袋状網体 30内に収納された宅配便などの物品を取り出す場合に、鍵32によりこの係止 金具31を挿入穴29から外し、袋状網体30の開放部30’を通して物品を外 部に取り出すこととなる。
【0013】 続いて、図4には、上記カードリーダ部40の詳細な構造が示されている。図 4(A)には、上記カードリーダ部40の内側面が示されており、これは、例え ば液晶のディスプレー装置41、テンキー42、ファンクションキー43、プリ ンター44(プリンター用紙P)から構成されている。また、このカードリーダ 部40の外側面には、図4(B)に示されるように、扉10の外側から磁気カー ドCを挿入するためのカード差込口16にはカード挿入穴45が設けられている 。そして、このカードリーダ部40は、カードCに記録された情報を読み取り、 カードリーダに内蔵するクロック等から、どの運送会社が何時に配達したかを内 部の記憶装置内に保持しておき、ファンクションキー43により、記憶した各種 の情報を上記ディスプレー装置41上に表示し、必要に応じてプリント出来る仕 組みになっている。
【0014】 また、上記のテンキー42は、予め受け付ける運送会社のコード番号を入力し たり、または、袋状網体30から物品を取り出す場合には上記袋状網体30下部 の係止金具31を挿入穴29から外す必要があるが、その際、鍵32に代えて、 このテンキー42によって暗唱コードを入力することによりこの係止金具31が 外れるようにしても良い。さらに、このテンキー42の所定の暗唱コード入力に より、上記物品投入用扉20をロックする電磁ロック24を開放し、扉の外側か ら、扉本体10の物品投入用開口14を通して袋状網体30内に収納された物品 を取り出すようにすることも可能であろう。
【0015】 図5には、上述の本考案になる宅配品受け取り機能付き扉における、宅配便業 者による宅配品の受け取り機能を説明する。 図5(A)は、扉本体10を閉めた状態を示している。この状態では、物品投 入用扉20は上記電磁ロック24(図1参照)の機能により鍵が掛かっているの で、これを押しても物品投入用扉20は開くことはなく、また、袋状網体30も 収納部分23内に納まっている。
【0016】 宅配業者から宅配員が宅配物を運んで来た場合、まず、宅配員は宅配業者を示 すコードが記録されたカードCを、扉本体10のカード差込口16のカード挿入 穴45内に挿入する。これにより、カードリーダ部40は上記挿入されたカード Cから宅配業者のコード番号等を読み取って記憶すると同時に、電磁ロック24 を開く。そこで、宅配業者は物品投入用扉20を内側に押して開き、ここから運 んできた宅配品100を袋状網体30内に投入する。この時、物品投入用扉20 の収納部分23内に納まっていた袋状網体30は引き出されて、内部に宅配品1 00を収納した状態となる。なお、この時、この袋状網体30は下端の係止金具 31が扉本体10に固定されていることから閉じられており、物品投入用開口1 4から宅配員や他の人間が内部に侵入することは来ない。
【0017】 続いて、図5(C)に示すように、宅配員は物品投入用扉20を閉じると共に 、挿入したカードCを引き抜く。これにより、物品投入用扉20は、電磁ロック 24の働きにより閉じられ、再び扉本体10に固定されることとなる。その後、 家人は、図5(D)に示すように、袋状網体30の下端の係止金具31を外し、 その内部から受け取った宅配品100を取り出すこととなる。なお、この時、カ ードリーダ部40により、挿入したカードC上に物品の受領を示すコードを自動 的に記入するようにすることも可能である。
【0018】 なお、上記実施例では、宅配便を例にとって説明したが、その他の配達物にも 広く使用できることは明かであり、物品投入用扉の寸法は、その目的に応じて適 宜選択されれば良い。また、配達会社の宅配管理をカードを使用して行うような カードシステムにすることにより、配達人から家人まで一元化して宅配管理を行 って管理効率を大幅に向上することも可能になる。また、宅配便受け機能を有す る部分をユニット状とし、既設のドアに組み込むようにすることもできる。
【0019】
上記の本考案の詳細な説明からも明かな様に、本考案になる宅配品受け取り機 能付き扉によれば、家人にとっては、配達人と対面することなく、24時間中何 時でも宅配品を受け取ることが可能であり、受領サインの手間や、対応の煩わし さから開放され、同時に、防犯上の安全も確保される。また、配達人にとっては 、何時でも配達物を届けられることから、宅配作業の効率化を推進し、家人不在 による配達ロスをなくすことが可能になるという優れた効果を発揮する。
【図1】本考案の実施例でらる宅配品受け取り機能付き
扉を内側から見た斜視図である。
扉を内側から見た斜視図である。
【図2】上記宅配品受け取り機能付き扉を外側から見た
斜視図である。
斜視図である。
【図3】上記宅配品受け取り機能付き扉の物品投入用扉
の詳細構造を示す一部拡大側面図である。
の詳細構造を示す一部拡大側面図である。
【図4】上記宅配品受け取り機能付き扉のカードリーダ
部の正面及び側面図である。
部の正面及び側面図である。
【図5】上記宅配品受け取り機能付き扉の機能を説明す
るための機能説明図である。
るための機能説明図である。
10 扉本体 14 物品投入用開口 16 カード差込口 20 物品投入用扉 24 電磁ロック 30 袋状網体 30’ 袋状網体の開放部 40 カードリーダ部
Claims (1)
- 【請求項1】 玄関などに取り付けられる扉本体の略中
央部に、宅配品を投入することが出来る程度の寸法の物
品投入用扉を設け、当該物品投入用扉の周囲には、当該
扉から投入した物品を収納すると共に、当該扉からの人
間の屋内への侵入を防止するための袋状網体を取り付
け、かつ、前記扉本体の一部には、さらに、宅配品を配
達する宅配員が所持するカードを読み取って当該宅配員
を判別し、前記物品投入用扉の鍵の開閉を制御するロッ
ク機構を備えたことを特徴とする宅配品受け取り機能付
き扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1857093U JPH0671496U (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 宅配品受け取り機能付き扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1857093U JPH0671496U (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 宅配品受け取り機能付き扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671496U true JPH0671496U (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=11975289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1857093U Pending JPH0671496U (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 宅配品受け取り機能付き扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671496U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109993927A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 北京京东尚科信息技术有限公司 | 门及控制门的方法 |
CN112498937A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-03-16 | 安徽鑫九天文化传媒有限公司 | 一种防丢货快递箱 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4113693B2 (ja) * | 2001-08-14 | 2008-07-09 | コベルコクレーン株式会社 | 油圧制御システム |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP1857093U patent/JPH0671496U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4113693B2 (ja) * | 2001-08-14 | 2008-07-09 | コベルコクレーン株式会社 | 油圧制御システム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109993927A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 北京京东尚科信息技术有限公司 | 门及控制门的方法 |
CN112498937A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-03-16 | 安徽鑫九天文化传媒有限公司 | 一种防丢货快递箱 |
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