JP2019000291A - 宅配ボックス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不特定の者が利用可能とすることができる宅配ボックス装置を提供する。【解決手段】前面側と背面側に開閉扉を備える宅配ボックス装置において、記憶部33aのデータベースに、荷物の預入時に設定され、当該荷物の受取人の種別が設定される。そして、荷物の受取人の種別が集合住宅の住人を示すものである場合は、コントロール部33が前面側の扉又は背面側の扉を解錠可能とし、種別が集合住宅の住人以外を示すものである場合は、前面側の扉のみを解錠可能とする。【選択図】図6
Description
本発明は、集合住宅に設置される宅配ボックス装置に関する。
従来から、例えばマンションなどの集合住宅には、宅配ボックスが設置されている。宅配ボックスは、特定の居住者宛ての荷物を収容した際に施錠可能であり、かつICカードや暗証番号等を用いた鍵により解錠可能となっている。
この種の宅配ボックスは、宅配業者が荷物をボックスに収納し、その通知書等を居住者の郵便箱等に入れ、居住者がICカードや通知書等に記載されている暗証番号等によりボックスを解錠して配送物を受け取る(例えば、特許文献1を参照)。
近年、宅配業者による再配達を低減するため、不特定の者が利用可能なオープン型の宅配ボックスが提案されている。上述した宅配ボックスは、住宅地にあるマンション等に設置されているので、これをオープン型の宅配ボックスとして利用できれば新たに宅配ボックスを設置するコストが不要となり、また、周辺住民の利便性も向上できる。
しかしながら、集合住宅に設置された宅配ボックスは、集合住宅の住人が受取人となることが前提となっており、そのままでは不特定の者が利用することはできない。
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑み、不特定の者が利用可能とすることができる宅配ボックス装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、集合住宅に設置され、前面側と背面側に開閉扉を備える宅配ボックス装置において、荷物の預入時に設定され、当該荷物の受取人の種別設定情報を記憶する記憶部と、前記種別設定情報が前記集合住宅の住人を示すものである場合は、前記前面側又は前記背面側の前記開閉扉を解錠可能とし、前記種別設定情報が前記集合住宅の住人以外を示すものである場合は、前記前面側の前記開閉扉のみを解錠可能とする制御部と、を備えることを特徴とする宅配ボックス装置である。
また、前記種別設定情報は、前記集合住宅の住人を示す場合は、前記集合住宅の部屋番号であり、前記集合住宅の住人以外を示す場合は、前記部屋番号と異なる予め定めた特定の値であることを特徴とする。
また、前記前面側に設けられた第1操作部と、前記背面側に設けられた第2操作部と、を備え、前記第1操作部は、前記集合住宅の住人及び前記集合住宅の住人以外がそれぞれ異なる操作により前記解錠操作が可能となっており、前記第2操作部は、前記集合住宅の住人のみが前記解錠操作が可能となっており、前記制御部は、前記第1操作部から解錠操作がされた場合は前記前面側の開閉扉を解錠し、前記第2操作部から解錠操作がされた場合は前記背面側の開閉扉を解錠する、ことを特徴とする。
以上説明したように本発明は、荷物の受取人の種別設定情報が集合住宅の住人を示すものである場合は、制御部が前面側又は背面側の開閉扉を解錠可能とし、種別設定情報が集合住宅の住人以外を示すものである場合は、前面側の開閉扉のみを解錠可能とする。このようにすることにより、種別設定情報により、集合住宅の住人と不特定の者とを識別することができるので不特定の者の利用が可能となる。また、住人にとっては前面側と背面側のいずれでも荷物の受け取りが可能となり利便性が向上する。また、不特定の者が利用する際は、前面側の開閉扉のみを解錠可能として、解錠できる扉を制限し、集合住宅の限られた範囲にのみ立ち入ることができるよう制限することができる。
また、種別設定情報は、第1操作部から設定され、集合住宅の住人を示す場合は、集合住宅の部屋番号であり、集合住宅の住人以外を示す場合は、部屋番号と異なる予め定めた特定の値であるようにすることができる。このようにすることにより、住人を示す場合か否かを容易に識別することが可能となる。また、部屋番号とすることで、住人同士の識別も可能となる。
また、前面部に設けられた第1操作部と、背面部に設けられた第2操作部と、を備え、第1操作部は、集合住宅の住人及び集合住宅の住人以外がそれぞれ異なる操作により解錠操作が可能となっており、第2操作部は、集合住宅の住人のみが解錠操作が可能となっていてもよい。そして、制御部は、第1操作部から解錠操作がされた場合は前面側の開閉扉を解錠し、第2操作部から解錠操作がされた場合は背面側の開閉扉を解錠することができる。このようにすることにより、解錠操作が行われた側の開閉扉から荷物等の受け取りをすることができる。また、集合住宅の住人以外の操作を前面側の第1操作部に限定することができる。さらに、集合住宅の住人と住人以外とで解錠の操作方法が異なるので、集合住宅の住人以外の者が住人の荷物を誤って取り出すことを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる宅配ボックス装置の正面図、図2は、宅配ボックス装置の上面図、図3は、宅配ボックス装置の背面図である。
図1〜図3に示した宅配ボックス装置1は、収納する荷物等の物品の大きさに対応するように高さの異なる複数のボックス2を組み合わせたものである。また、図1に示したように、宅配ボックス装置1の前面側の略中央上部には第1操作部としての操作部3aが配設されている。また、図3に示したように、宅配ボックス装置1の背面側の略中央上部には第2操作部としての操作部3bが配設されている。
宅配ボックス装置1は、例えばマンション等の集合住宅のエントランスホール等に設置される。その際に前面側は、宅配業者等の不特定の者が立ち入ることが可能なエリアから操作可能に設置され、背面側は、住人等の関係者のみが立ち入ることができるオートロック式の扉等の内側のエリアから操作可能に設置される。
宅配ボックス装置1が有するボックス2は、前面側に開閉可能な扉21と、背面側に開閉可能な扉22と、がそれぞれヒンジ等により取り付けられている。扉21は、後述する電気錠34により施錠又は解錠される。扉22は、後述する電気錠35により施錠又は解錠される。
操作部3aは、図4に示したように、LCDディスプレイを備えたタッチパネル3a1と、宅配業者の送り状等に捺印を施す捺印部3a2と、受領証などの不在レシートを発行するプリンタ3a3と、住人が荷物を受け取る際の解錠キーとなるICカードのICカードリーダ3a4と、を備えている。このICカードには、対応する部屋番号等の情報が格納されている。
操作部3bは、図5に示したように、LCDディスプレイを備えたタッチパネル3b1と、住人が荷物を受け取る際の解錠キーとなるICカードのICカードリーダ3b2と、を備えている。なお、操作部3bには、タッチパネル3b1を備えなくてもよい。
宅配業者は、操作部3aを操作することで、ボックス2の電気錠34を解錠して扉21を開けて配達する荷物を収容して扉21を閉めて施錠する。集合住宅の住人は、ICカードにより荷物が収容されているボックス2の電気錠34又は電気錠35を解錠して扉21又は扉22を開けて荷物を受け取る。集合住宅の住人以外の宅配ボックス装置1を利用する近隣住民等の不特定の者は、後述する方法により操作部3aを操作することで、荷物が収容されているボックス2の電気錠34を解錠して扉21を開けて荷物を受け取る。
次に、図6に宅配ボックス装置1の機能的構成を示す。宅配ボックス装置1は、上述したタッチパネル3a1、捺印部3a2、プリンタ3a3、ICカードリーダ3a4及び、タッチパネル3b1、ICカードリーダ3b2に加えて、コントロール部33と、電気錠34、35と、を備えている。
コントロール部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)等を有するマイクロコンピュータ(マイコン)及び後述する宅配ボックス装置1の空き情報等が登録されるデータベースが記憶される記憶部33aを有して構成され、宅配ボックス装置1の全体制御を司る。コントロール部33は、例えば、操作部3aの操作に基づく電気錠34の施錠又は解錠の制御及び、操作部3aの操作に基づく電気錠35の施錠又は解錠の制御等を行う。
電気錠34は、コントロール部33からの制御により扉21の施錠又は解錠をする。電気錠35は、コントロール部33からの制御により扉22の施錠又は解錠をする。
次に、上述した構成の宅配ボックス装置1の動作について図7〜図9を参照して説明する。図7及び図9のフローチャートはコントロール部33で実行される。図7は宅配ボックス装置1への預入時の動作を示したフローチャートである。
まず、タッチパネル3a1により宅配業者等が預入操作を行った場合は(ステップS101:YES)、空いているボックス2をタッチパネル3a1に表示させる(ステップS102)。そして、タッチパネル3a1に表示された空きボックスを宅配業者等が選択入力する(ステップS103)。
ボックス2の空き状態は記憶部33に記憶されているデータベースにより管理されている。データベースの例を図8に示す。図8に示したように、データベースは、ボックス番号(ボックスNo.)と、使用の有無と、種別と、暗証番号と、を有している。そして、ボックス番号毎に、使用の有無と、種別と、暗証番号と、が関連付けられている。図8の例では、ボックスAとボックスCは“使用中”であり、ボックスBが“空き”であるので、例えば図8の状態でステップ102が実行された場合はボックスBが表示される。種別と暗証番号についての詳細は後述する。
なお、図7では、フローチャートを簡略化するためステップS101がNOの場合はステップS101で待機するようにしているが、実際は後述する受取操作等の他の操作の判定等を行っている(後述する図9のフローチャートのステップS201も同様)。
次に、届け先が宅配ボックス装置1が設置されている集合住宅の住人(以下、単に住人とする)である場合は(ステップS104:住人)、宅配業者等にその届け先の部屋番号を入力させる(ステップS105)。このステップS105では、入力された部屋番号が実際に存在するか等の入力内容のチェックも行っており、不正な入力の場合はエラーメッセージ等をタッチパネル3a1に表示する。
次に、ステップS103で選択したボックスの電気錠34を解錠してタッチパネル3a1に荷物の収容指示を表示し(ステップS106)、宅配業者等が荷物を収容し扉21を閉めたことを検出した際に電気錠34を施錠する(ステップS107)。荷物を収容したことは例えば各ボックスにフォトインタラプタ等からなる荷物センサを設けることで検出できる。
次に、ステップS105で入力された部屋番号と荷物が収容されたボックス2の番号とを関連付けて図8に示したデータベース等に登録する(ステップS108)。
ここで、図8の種別について説明する。種別は、住人か住人以外かの種別を示す情報、即ち種別設定情報であり、図8では住人の場合は部屋番号、住人以外の場合は予め定めた特定の値である“000”としている。即ち、種別設定情報は、荷物の預入時に設定されている。このように、住人の場合は部屋番号とすることで、単に住人であるだけでなく、どの部屋の住人かまで判別することができる。また、住人以外の場合は部屋番号と異なる特定の番号としているので識別が容易となる。
ステップS108が実行された場合は、住人宛の荷物の預入であるので、例えば図8の例のようにボックスCに荷物を収容した場合は、使用の有無を“使用中”、種別が部屋番号を示す“304”がボックスCの行に関連付けて記憶される。
そして、荷物が宅配ボックス装置1に預けられていることを示す不在レシートをプリンタ3a3に出力させる(ステップS109)。この不在レシートには部屋番号や荷物が預けられているボックス2の番号等が記載されているが、暗証番号等のボックス2の解錠に必要な情報は記載されていない。また、ステップS109では、宅配業者等の送付状に捺印部3a2が捺印を施している。
一方、届け先が宅配ボックス装置1が設置されている集合住宅の住人以外(以下、単に住人以外とする)である場合は(ステップS104:住人以外)、宅配業者等に住人以外である旨を入力させる(ステップS110)。住人以外である旨の入力方法としては、例えば、タッチパネル3a1に住人か住人以外かを示す選択肢を表示させることが挙げられる。
次に、ステップS103で選択したボックスの電気錠34を解錠してタッチパネル3a1に荷物の収容指示を表示し(ステップS111)、宅配業者等が荷物を収容し扉21を閉めたことを検出した際に電気錠34を施錠する(ステップS112)。
次に、解錠用の暗証番号を生成し(ステップS113)、生成された暗証番号を荷物が収容されたボックス2の番号と関連付けてデータベースに登録する(ステップS114)。暗証番号の生成方法は乱数等、特に限定されない。
ここで、図8のデータベースにおける住人以外の例を説明する。ステップS114が実行された場合は、住人以外宛の荷物の預入であるので、例えばボックスAに荷物を収容した場合は、使用の有無を“使用中”、種別が住人以外を示す“000”、ステップS113で生成した暗証番号が“9876”であればその暗証番号がボックスAの行に関連付けて登録される。
そして、荷物が宅配ボックス装置1に預けられていることを示す不在レシートをプリンタ3a3に出力させる(ステップS115)。本ステップで出力される不在レシートには、ステップS108で出力される不在レシートに記載されていた部屋番号に代えてステップS112で生成した暗証番号と、宅配ボックス装置1が設置されている住所や地図等の位置に関する情報が記載されている。つまり、住人以外の場合は、ICカードを所持していないので、解除に必要な情報(解除キー)として暗証番号を付与している。また、ステップS115では、宅配業者等の送付状に捺印部3a2が捺印を施している。
ステップS109やS115で出力された不在レシートは、宅配業者等が届け先の郵便箱等に入れる。その後、受取人は、その不在レシートを受領して宅配ボックス装置1まで出向き後述する受取操作を行うことができる。
次に、宅配ボックス装置1からの受取時の動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、操作部3a又は操作部3bから受取人が受取操作を行う(ステップS201:YES)。受取操作が背面側の操作部3bからされた場合は(ステップS202:背面)、タッチパネル3b1にICカードの挿入又は部屋番号の入力を促す表示をする(ステップS203)。本実施形態では、操作部3bから操作された場合は、住人等の関係者のみが立ち入ることができるエリアからの操作であるので受取人は住人であると見做している。
次に、ステップS203での指示に従ってICカードリーダ3b2にICカードを挿入又はタッチパネル3b1から部屋番号を入力されると、それを認証する(ステップS204)。そして、認証の結果、データベースにおいて、使用中かつ種別が該当する部屋番号のボックス2がある場合は(ステップS205:解錠可)、当該ボックス2の扉22の電気錠35を解錠する(ステップS206)。そして、受取人が荷物を受け取って当該ボックス2の扉22を閉めることで受取確認がされ(ステップS207)、以後当該ボックス2は空き状態としてデータベースを更新する。
ステップS205で認証の結果、不正なICカードの挿入や不正な部屋番号の入力であった場合、或いは荷物が預け入れられていない部屋番号であった場合は(ステップS205:解錠不可)、エラーを示す表示をタッチパネル3b1に表示(出力)する(ステップS208)。
一方、受取操作が前面側のタッチパネル3a1からされた場合は(ステップS202:前面)、住人か住人以外か判別し、住人である場合は(ステップS209:住人)、タッチパネル3a1にICカードの挿入を促す表示をする(ステップS210)。住人以外である場合は(ステップS209:住人以外)、タッチパネル3a1に暗証番号の入力を促す表示をする(ステップS211)。住人か住人以外かの判別は、タッチパネル3a1に表示して選択できるようにすればよい。また、ICカードの挿入を促す表示と暗証番号の入力を促す表示の両方を表示して、いずれかの入力が行われたことにより住人か住人以外かを判別してもよい。
次に、ステップS210での指示に従ってICカードリーダ3a4にICカードが挿入されると、それを認証する(ステップS212)。そして、認証の結果、データベースにおいて、使用中かつ種別が部屋番号となっており、その中でICカードに対応する部屋番号のボックス2がある場合は(ステップS213:解錠可)、当該ボックス2の電気錠34を解錠する(ステップS214)。
また、ステップS211での指示に従ってタッチパネル3a1から暗証番号が入力されると、それを認証する(ステップS212)。そして、認証の結果、データベースにおいて、使用中かつ種別が住人以外を示す“000”になっており、その中で入力された暗証番号に対応するボックス2がある場合は(ステップS213:解錠可)、当該ボックス2の電気錠34を解錠する(ステップS214)。
そして、受取人が荷物を受け取って当該ボックス2の扉21を閉めることで受取確認がされ(ステップS215)、以後当該ボックス2は空き状態としてデータベースを更新する。
ステップS213で認証の結果、不正なICカードの挿入や不正な暗証番号の入力であった場合、或いは荷物が預け入れられていない部屋番号に対応するICカードであった場合は(ステップS213:解錠不可)、エラーを示す表示をタッチパネル3a1に表示(出力)する(ステップS216)。
図9のフローチャートから明らかなように、コントロール部33は、種別(種別設定情報)が住人を示すものである場合は、前面側の扉21又は背面側の扉22を解錠可能とし、種別が住人以外を示すものである場合は、前面側の扉21のみを解錠可能としている。つまり、宅配業者等が預入する際に入力する情報(部屋番号、住人以外である旨)により、受取時に開く扉が決定する。よって、住人以外の場合は、解錠できる扉が制限される。
また、操作部3aは、住人及び住人以外がそれぞれ異なる操作(ICカード、暗証番号)により解錠操作が可能となっており、操作部3bは、住人のみが解錠操作が可能となっている。
本実施形態によれば、前面側に扉21、背面側に扉22を備える宅配ボックス装置1において、記憶部33aのデータベースに、荷物の預入時に設定される、当該荷物の受取人の種別が設定される。そして、荷物の受取人の種別が住人を示すものである場合は、コントロール部33が前面側の扉21又は背面側の扉22を解錠可能とし、種別が住人以外を示すものである場合は、前面側の扉21のみを解錠可能とする。このようにすることにより、種別により、住人と不特定の者とを識別することができるので不特定の者の利用が可能となる。また、住人にとっては前面側と背面側のいずれでも荷物の受け取りが可能となり利便性が向上する。さらに、不特定の者が利用する際は、前面側の扉21のみを解錠可能として、解錠できる扉を制限し、集合住宅の限られた範囲にのみ立ち入ることができるよう制限することができる。
また、前面部に設けられた操作部3aと、背面部に設けられた操作部3bと、を備え、コントロール部33は、操作部3aから解錠操作がされた場合は前面側の扉21を解錠し、操作部3bから解錠操作がされた場合は背面側の扉22を解錠している。このようにすることにより、解錠操作が行われた側の扉21又は扉22から荷物等の受け取りをすることができる。
また、種別は、操作部3aから設定され、住人を示す場合は、集合住宅の部屋番号であり、住人以外を示す場合は、部屋番号と異なる予め定めた特定の値(000)としている。このようにすることにより、住人を示す場合か否かを容易に識別することが可能となる。また、部屋番号とすることで、住人同士の識別も可能となる。
また、操作部3aは、住人及び住人以外がそれぞれ異なる操作により解錠操作が可能となっており、操作部3bは、住人のみが解錠操作が可能となっている。このようにすることにより、住人以外の操作を前面側の操作部3aに限定することができる。また、住人と住人以外とで解錠の操作方法が異なるので、住人以外の者が住人の荷物を誤って取り出すことを防止することができる。
なお、上述した実施形態では、種別設定情報は部屋番号と兼ねるようにしていたが、住人以外の場合にアクティブとなるフラグとして部屋番号と分離した情報としてもよい。
また、宅配ボックス装置1が集合住宅構内と通信できる通信部を備えて、不在レシートの代わりに通信部から各部屋の端末等に預入通知等を送信するようにしてもよい。また、例えば住人以外の者が宅配業者等や宅配ボックス装置1を設置した業者等のサービスに登録している場合は、前記した通信部を外部とも通信可能として、不在レシートに代えて通信部から登録したメールアドレス等に預入通知等を送信するようにしてもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の宅配ボックス装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 宅配ボックス装置
2 ボックス
3a 操作部(第1操作部)
3a1 タッチパネル
3a4 ICカードリーダ
3b 操作部(第2操作部)
3b1 タッチパネル
3b2 ICカードリーダ
21 扉(開閉扉)
22 扉(開閉扉)
33 コントロール部(制御部)
33a 記憶部
2 ボックス
3a 操作部(第1操作部)
3a1 タッチパネル
3a4 ICカードリーダ
3b 操作部(第2操作部)
3b1 タッチパネル
3b2 ICカードリーダ
21 扉(開閉扉)
22 扉(開閉扉)
33 コントロール部(制御部)
33a 記憶部
Claims (3)
- 集合住宅に設置され、前面側と背面側に開閉扉を備える宅配ボックス装置において、
荷物の預入時に設定され、当該荷物の受取人の種別設定情報を記憶する記憶部と、
前記種別設定情報が前記集合住宅の住人を示すものである場合は、前記前面側又は前記背面側の前記開閉扉を解錠可能とし、前記種別設定情報が前記集合住宅の住人以外を示すものである場合は、前記前面側の前記開閉扉のみを解錠可能とする制御部と、
を備えることを特徴とする宅配ボックス装置。 - 前記種別設定情報は、前記集合住宅の住人を示す場合は、前記集合住宅の部屋番号であり、前記集合住宅の住人以外を示す場合は、前記部屋番号と異なる予め定めた特定の値であることを特徴とする請求項1に記載の宅配ボックス装置。
- 前記前面側に設けられた第1操作部と、
前記背面側に設けられた第2操作部と、を備え、
前記第1操作部は、前記集合住宅の住人及び前記集合住宅の住人以外がそれぞれ異なる操作により前記解錠操作が可能となっており、
前記第2操作部は、前記集合住宅の住人のみが前記解錠操作が可能となっており、
前記制御部は、前記第1操作部から解錠操作がされた場合は前記前面側の開閉扉を解錠し、前記第2操作部から解錠操作がされた場合は前記背面側の開閉扉を解錠する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の宅配ボックス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017116684A JP2019000291A (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 宅配ボックス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017116684A JP2019000291A (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 宅配ボックス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019000291A true JP2019000291A (ja) | 2019-01-10 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017116684A Pending JP2019000291A (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 宅配ボックス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019000291A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102363416B1 (ko) * | 2021-01-11 | 2022-02-15 | 주식회사 아임유 | 독립형 무인 ai 픽업 박스 어셈블리 |
-
2017
- 2017-06-14 JP JP2017116684A patent/JP2019000291A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102363416B1 (ko) * | 2021-01-11 | 2022-02-15 | 주식회사 아임유 | 독립형 무인 ai 픽업 박스 어셈블리 |
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