JP2019070287A - 宅配ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で、荷物預入と荷物集荷との両方を取り扱うことができる宅配ボックスを提供する。【解決手段】宅配ボックス1は、一つの扉と、一つのボックス本体と、扉の施解錠を行う錠装置20と、ユーザー又は宅配業者から情報を取得するカードリーダー30と、カードリーダー30が取得した情報に基づいて扉の施解錠を制御する制御装置50と、を有している。そして、制御装置50は、荷物が収容された状態で扉が施錠されている場合には、ユーザーにのみ扉の解錠を許可する荷物預入モードを実行する。一方、荷物が収容された状態で、カードリーダー30がユーザーから荷物集荷情報を取得し、かつ扉が施錠されている場合には、ユーザー又は宅配業者にのみ扉の解錠を許可する荷物集荷モードを実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、宅配ボックスに係り、特に、一戸建て住宅等の宅配ボックスに関する。
従来より、住宅に設置されるロッカーボックスを利用して、ユーザーに配達する荷物を宅配業者が預け入れる荷物預入と、ユーザーから発送を依頼された荷物を宅配業者が集荷する荷物集荷とを行う技術が知られている。例えば特許文献1には、マンション等の集合住宅に設けられ、宅配される荷物又は発送される荷物の受渡を仲介する荷物受渡用ロッカーが開示されている。この荷物受渡用ロッカーは、複数のロッカーと、制御用ロッカーとで構成されるロッカー本体を備えている。そして、制御用ロッカーの表面には、ロッカーの使用についての操作手順、選択応答キー、演算処理結果等の画像を映出する表示装置、磁気カード投入口等が配設されている。
また、特許文献2には、カードを利用した宅配用ロッカーシステムが開示されている。この宅配用ロッカーシステムにおいて、荷物を発送する場合には、ロッカー内に荷物がないことが確認された時にのみ、引渡し専用の磁気内蔵カードによりロッカーの扉が解錠され、このロッカー内に荷物が収納される。荷物収納後、扉が施錠され、その収納が表示される。そして、宅配業者はその表示と対応する引取り専用の磁気内蔵カードによりロッカーの扉を解錠し、ロッカー内の荷物を引取ることができる。
実開平6−71498号公報 特開平7−237696号公報
ところで、宅配業界においては再配達件数の増加が問題となっており、一戸建て住宅等においても、荷物預入の機能を備えた宅配ボックスを設置する動きが広がっている。また、商品価値を高めるため、荷物預入機能のみならず、荷物集荷機能を備えた宅配ボックスも検討されている。
しかしながら、荷物預入と荷物集荷とを両立させた場合には、ユーザーにより預け入れられた荷物(発送される荷物)を宅配ボックスから引き取る必要があるため、宅配業者に対しても宅配ボックスの解錠権限を付与しなければならない。この場合、悪意のある宅配業者により、或いは、宅配業者の権限を不正に利用した第三者により、宅配業者により預け入れられた荷物(宅配された荷物)が盗み出されてしまう虞がある。
集合住宅に用いられるロッカーシステムは、複数の扉、複数のボックス本体を備えた大規模なシステムとなることから、ユーザー等が操作の際に利用する表示手段等を備えている。そのため、表示手段等を利用することで、荷物集荷のスキームと、荷物預入のスキームとを切り替えることができる。これにより、不正な行為を規制することができるので、荷物が盗み出されるといった問題は生じにくい。一方で、一戸建て住宅等の宅配ボックスにあっては、住宅一棟等を単位にエンドユーザーに販売されるものであるから、コスト面での制約が大きい。このため、採用できる仕様には限界があり、集合住宅用の仕様をそのまま流用することが難しいという実情がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構成で、荷物預入と荷物集荷との両方を取り扱うことができる宅配ボックスを提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、ユーザーへと配達する荷物を宅配業者が預け入れる荷物預入と、ユーザーから発送を依頼された荷物を宅配業者が集荷する荷物集荷とを取り扱う宅配ボックスを提供する。この宅配ボックスは、開閉可能な一つの扉と、内部に荷物を収容可能な一つのボックス本体と、ボックス本体に設けられた扉の施解錠を行う錠装置と、ユーザー又は宅配業者から情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した情報に基づいて、錠装置による扉の施解錠を制御する制御装置と、を有している。そして、制御装置は、荷物が収容された状態で扉が施錠されている場合には、ユーザーにのみ扉の解錠を許可する荷物預入モードを実行し、荷物が収容された状態で、情報取得部がユーザーから荷物集荷情報を取得し、かつ扉が施錠されている場合には、ユーザー又は宅配業者にのみ扉の解錠を許可する荷物集荷モードを実行する。
ここで、本発明において、情報取得部は、記録媒体から情報を読み取る読取装置であることが好ましい。この場合、記録媒体は、ユーザーが所持し、ユーザーを認証する固有の認証情報が記録された第1記録媒体と、ユーザーが所持し、荷物集荷情報が記録された第2記録媒体と、宅配業者が所持し、宅配業者を認証する固有の認証情報が記録された第3記録媒体と、を含んでいることが好ましい。
また、本発明において、制御装置は、第2記録媒体が読取装置によって読み取られることにより、荷物集荷情報を取得することが望ましい。
また、本発明において、制御装置は、荷物預入モードにおいては、読取装置によって読み取られた記録媒体が第1記録媒体であると判断した場合にのみ、扉の解錠を許可し、荷物集荷モードにおいては、読取装置によって読み取られた記録媒体が第1記録媒体又は第3記録媒体であると判断した場合にのみ、扉の解錠を許可することが好ましい。
本発明の宅配ボックスによれば、簡素な構成で、荷物預入と荷物集荷との両方を取り扱うことができる。
本実施形態に係る宅配ボックスの構成を模式的に示す斜視図 本実施形態に係る宅配ボックスの構成を機能的に示すブロック図 荷物預入及び荷物集荷における預入処理を示すフローチャート 荷物預入における受取処理を示すフローチャート 荷物集荷における引取処理を示すフローチャート
図1は、本実施形態に係る宅配ボックス1の構成を模式的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る宅配ボックス1の構成を機能的に示すブロック図である。本実施形態に係る宅配ボックス1は、一戸建て住宅に設置される小型のボックスタイプのものであり、当該住宅の住民(以下「ユーザー」という)により利用される。この宅配ボックス1は、荷物預入と、荷物集荷との双方を取り扱うことができる。ここで、荷物預入は、ユーザーへと配達する荷物を宅配業者が預け入れるものである。一方、荷物集荷は、ユーザーから発送を依頼された荷物を宅配業者が集荷するものである。
この宅配ボックス1の利用にあたり、ユーザーカード100、集荷依頼カード110及び宅配業者カード120(以下「ユーザーカード100等」という)を含む三種類のカードが用意されている。ユーザーカード100等は、外部装置により、記録された情報を読み取り可能な記録媒体である。例えば、ユーザーカード100等は、RFID(Radio Frequency Identifier)に準拠したICタグが組み込まれたICカードである。ここで、RFIDとは、13.56MHz帯の周波数において電磁誘導技術を用いてICカード内の情報を近距離通信により受信して受け付けるものであり、Felica(登録商標)やMifare(登録商標)がその代表例として挙げられる。
ユーザーカード100は、ユーザーを認証する固有の認証情報が記録されたカードである。集荷依頼カード110は、宅配ボックス1に預け入れた荷物を集荷対象として運用するユーザーの意思を示す荷物集荷情報が記録されたカードである。宅配業者カード120は、宅配業者を認証する固有の認証情報が記録されたカードである。ユーザーカード100及び集荷依頼カード110は、ユーザーによって所持される。一方、宅配業者カード120は、宅配業者によって所持される。宅配ボックス1を複数の宅配業者が利用する場合には、それぞれの宅配業者に対して宅配業者カード120が配布される。
宅配ボックス1は、一つのボックス本体10と、一つの扉11と、錠装置20と、カードリーダー30と、制御装置50とを主体に構成されている。この宅配ボックス1は、電池で動作する電池式であるが、商用電源で動作するものであってもよい。
ボックス本体10は、荷物を収容する筐体であり、荷物を出し入れするために、前面側が開放された造りとなっている。ボックス本体10の前面には、扉11が開閉可能に取り付けられている。
ボックス本体10の上部には、ポスト15が設置されている。ポスト15は、郵便物を受け取る筐体であり、荷物を出し入れするために、前面側が開放された造りとなっている。ポスト15の前面には、ダイヤル錠を備えた扉が開閉可能に取り付けられている。また、この扉の前面には、当該扉を目隠しする、開閉可能なカバー16が設けられている。
錠装置20は、扉11の施解錠を行う装置であり、例えばボックス本体10に設けられている。錠装置20は、制御装置50からの制御信号に基づいて動作する。
ボックス本体10の正面の枠体には、閉扉センサー21が設けられている。ユーザー又は宅配業者が扉11を閉扉すると、扉11の閉扉が閉扉センサー21により検知される。閉扉センサー21の検知結果は、制御装置50に入力される。制御装置50は、扉11の閉扉を判断すると、錠装置20に施錠信号を出力し、これにより、錠装置20が施錠状態へと切り替えられる。一方、制御装置50から錠装置20に解錠信号が出力されると、錠装置20は解錠状態へと切り替わる。これにより、扉11の開放が可能となる。
カードリーダー30は、非接触通信を利用して、ユーザーカード100等から情報を読み取る装置である。ユーザーカード100等がICカードから構成されている本実施形態において、カードリーダー30は、RFIDに準拠したICカードリーダーから構成されている。扉11の表面には、カードリーダー30のアンテナ部31が配設されている。ユーザーカード100等がアンテナ部31にかざされると、カードリーダー30は、ユーザーカード100等に記録されている情報を読み取り、この読み取った情報を制御装置50へと出力する。すなわち、カードリーダー30は、ユーザーカード100等を介してユーザー又は宅配業者から情報を取得する情報取得部に相当する。
制御装置50は、宅配ボックス1を制御する機能を担っている。制御装置50としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。CPUは、制御プログラムに従い、各種の制御を行う(プロセッサ)。ROMは、CPUが実行するプログラム、又はそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAMは、CPUがプログラムを実行する際の作業領域である。
本実施形態との関係において、制御装置50は、記憶部51及び制御部52としての機能を備えている。
記憶部51は、各種のプログラムやデータを格納している。例えば、記憶部51には、正当なユーザーが所持するユーザーカード100に記録された認証情報、正当な宅配業者が所持する宅配業者カード120に記録された認証情報が格納されている。
制御部52は、宅配ボックス1において実行される各種の動作を制御する。本実施形態において、制御部52は、錠装置20を制御して、扉11の施解錠を制御する。制御部52は、基本的に、扉11を仮施錠状態に保持している。そして、制御部52は、カードリーダー30が読み取った情報等に基づいて、扉11の解錠、又は、扉11の本施錠を行う。ここで、仮施錠及び本施錠は、どちらも錠装置20により扉11が施錠された状態であるが、制御上において両者を区別するためのものである。
また、宅配ボックス1は、切替ボタン40、表示部41、解錠ボタン42、解錠機構43及びシリンダー錠44をさらに備えている。
切替ボタン40は、ユーザー又は宅配業者により操作される第1操作手段であり、例えばボックス本体10の内部に設けられている。この切替ボタン40は、ユーザー又は宅配業者により、ボックス本体10への荷物の預け入れが完了した際に操作される。切替ボタン40が操作されると、当該切替ボタン40から制御装置50へと切替信号が送信される。
制御装置50の制御部52は、切替信号を通じて、ボックス本体10が使用中であること、すなわち、ボックス本体10に荷物が収容されていることを判断することができる。一方、制御部52は、ボックス本体10が使用中となった後、ユーザーカード100を利用した扉11の解錠かつその後の閉扉(すなわち、ユーザーによる荷物の受取行為)を判断すると、あるいは、宅配業者カード120を利用した扉11の解錠かつその後の閉扉(すなわち、宅配業者による荷物の引取行為)を判断すると、それ以降は、ボックス本体10が非使用中であること、すなわち、ボックス本体10の内部に荷物が収容されていないことを判断する。
表示部41は、扉11の施錠状態を表示するものであり、例えば一対のLED41a,41bから構成されている。一対のLED41a,41bは、例えば扉11の表面のアンテナ部31の近傍に配置されている。一方のLED41aは、扉11が本施錠状態であることを条件に点灯制御され、他方のLED41bは、扉11が仮施錠状態又は解錠状態であることを条件に点灯制御される。個々のLED41a,41bの点灯制御は、制御装置50により行われる。
解錠ボタン42は、ユーザー又は宅配業者により操作される第2操作手段であり、例えば扉11の表面のアンテナ部31の近傍に配置されている。この解錠ボタン42は、ボックス本体10に荷物を預け入れるユーザー又は宅配業者により、扉11を解錠するために操作される。解錠ボタン42が操作されると、当該解錠ボタン42から制御装置50へと解錠操作信号が送信される。
制御装置50の制御部52は、扉11が仮施錠状態、すなわち、ボックス本体10が非使用中である状態において、解錠操作信号を受信すると、錠装置20を制御して、扉11の解錠を行う。
解錠機構43は、制御装置50からの解錠信号の有無に係わらず、施錠状態の錠装置20を解錠状態へと切り替えるものである。また、シリンダー錠44は、扉11に設けられている。このシリンダー錠44に、ユーザーに付与された緊急解錠キーを挿入して回動すると、シリンダー錠44が備える作動カム(図示せず)が回動し、これに連動して解錠機構43が動作する。この解錠機構43の動作により、錠装置20が解錠状態へと切り替わる。すなわち、ユーザーは、緊急解錠キーを利用することで、施錠状態の錠装置20を解錠状態へと切り替えることができる。これにより、ユーザーカード100の紛失、制御装置50の故障、停電や電池切れといった状況であっても、荷物の閉じ込めを解消することができる。
以下、本実施形態に係る宅配ボックス1の動作を説明する。宅配ボックス1の動作には、荷物預入に伴うものと、荷物集荷に伴うものとがある。そして、荷物預入には、宅配業者がボックス本体10へと荷物を預け入れる預入処理と、ユーザーがボックス本体10から荷物を受け取る受取処理とが存在する。同様に、荷物集荷には、ユーザーがボックス本体10へと荷物を預け入れる預入処理と、宅配業者がボックス本体10から荷物を引き取る引取処理とが存在する。
図3は、荷物預入及び荷物集荷における預入処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、制御部52によって実行される。この預入処理は、ボックス本体10が非使用中であり、扉11が仮施錠状態であることを前提に実行される。
ステップ10(S10)において、制御部52は、解錠操作信号の有無に基づいて、解錠ボタン42が操作されたか否かを判断する。解錠ボタン42が操作された場合には本ステップで肯定判定され、ステップ11(S11)に進む。一方、解錠ボタン42が操作されていない場合には本ステップで否定判定され、ステップ10に戻る。
ステップ11において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の解錠を行う。なお、扉11の解錠を行った後、所定の時間を経過しても扉11が閉扉状態のままの場合、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11を仮施錠へと復帰させることが好ましい。
荷物預入における預入処理の場合、扉11が解錠されると、宅配業者による扉11の開扉が可能となる。そして、宅配業者により、ボックス本体10に荷物の預け入れが行われる。荷物の預け入れが完了すると、宅配業者は、切替ボタン40を操作する。また、宅配業者は、ボックス本体10の内部に保管されている判子を利用して、宅配伝票に押印を行う。
一方、荷物集荷における預入処理の場合、扉11が解錠されると、ユーザーによる扉11の開扉が可能となる。そして、ユーザーにより、ボックス本体10に荷物の預け入れが行われる。荷物の預け入れが完了すると、ユーザーは、切替ボタン40を操作する。
ステップ12(S12)において、制御部52は、切替信号の有無に基づいて、切替ボタン40が操作されたか否かを判断する。切替ボタン40が操作された場合には本ステップで肯定判定され、ステップ13(S13)に進む。一方、切替ボタン40が操作されない場合には本ステップで否定判定され、ステップ18(S18)に進む。
ステップ13において、制御部52は、ボックス本体10について使用中と判定する。
ステップ14(S14)において、制御部52は、閉扉センサー21の検知結果に基づいて、扉11が閉扉されたか否かを判断する。扉11が閉扉された場合には本ステップにおいて肯定判定され、ステップ15(S15)に進む。一方、扉11が閉扉されない場合には本ステップにおいて否定判定され、ステップ14に戻る。
ステップ15において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の本施錠を行う。
ステップ16(S16)において、制御部52は、カードリーダー30により集荷依頼カード110の読み取りが行われたか否かを判断する。カードリーダー30により集荷依頼カード110の読み取りが行われた場合、制御部52は、カードリーダー30から集荷依頼情報を取得する。換言すれば、制御部52は、カードリーダー30から集荷依頼情報を取得したか否かを判断している。カードリーダー30により集荷依頼カード110の読み取りが行われた場合(集荷依頼情報を取得した場合)には、本ステップにおいて肯定判定され、ステップ17(S17)に進む。一方、カードリーダー30により集荷依頼カード110の読み取りが行われていない場合(集荷依頼情報を取得していない場合)には、本ステップにおいて否定判定され、本ルーチンを終了する。
ステップ17において、制御部52は、集荷依頼フラグFを「1」にセットする。
一方、ステップ12の否定判定に続くステップ18において、制御部52は、ボックス本体10について非使用中である、すなわち、ボックス本体10の内部に荷物が収容されていないと判定する。
ステップ19(S19)において、制御部52は、閉扉センサー21の検知結果に基づいて、扉11が閉扉されたか否かを判断する。扉11が閉扉された場合には本ステップにおいて肯定判定され、ステップ20(S20)に進む。一方、扉11が閉扉されない場合には本ステップにおいて否定判定され、ステップ19に戻る。
ステップ20において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の仮施錠を行う。
以上の一連の処理により、荷物預入及び荷物集荷における預入処理が終了する。
図4は、荷物預入における受取処理を示すフローチャートである。荷物預入における受取処理は、ユーザーにのみ扉11の解錠を許可する荷物預入モードを実行するものである。この受取処理は、扉11が本施錠された状態、かつ、集荷依頼フラグFが「0」であることを前提に、制御部52によって実行される。
ステップ25(S25)において、制御部52は、ユーザーカード100が読み取られたか否かを判断する。この判断は、カードリーダー30が読み取った情報と、記憶部51に格納されているユーザーカード100の認証情報とを比較し、両者が一致するか否かにより行われる。ユーザーカード100が読み取られた場合には本ステップで肯定判定され、ステップ26(S26)に進む。一方、ユーザーカード100が読み取られていない場合には本ステップで否定判定され、本ルーチンを終了する。
ステップ26において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の解錠を行う。なお、扉11の解錠を行った後、所定の時間を経過しても扉11が閉扉状態のままの場合、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11を本施錠へと復帰させることが好ましい。
扉11が解錠されると、ユーザーによって扉11の開扉が可能となる。ユーザーは、ボックス本体10から荷物の受け取りを行う。荷物の受け取りが完了すると、ユーザーは扉11を閉扉する。
ステップ27(S27)において、制御部52は、閉扉センサー21の検知結果に基づいて、扉11が閉扉されたか否かを判断する。扉11が閉扉された場合には本ステップにおいて肯定判定され、ステップ28(S28)に進む。一方、扉11が閉扉されない場合には本ステップにおいて否定判定され、ステップ27に戻る。
ステップ28において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の仮施錠を行う。また、制御部52は、ボックス本体10が非使用中である、すなわち、ボックス本体10の内部に荷物が収容されていないと判定する。
以上の一連の処理により、荷物預入における受取処理(荷物預入モード)が終了する。このように、荷物が収容された状態で扉11が施錠されている場合に、ユーザーにのみ扉11の解錠を許可する荷物預入モードが実行される。
図5は、荷物集荷における引取処理を示すフローチャートである。荷物集荷における引取処理は、ユーザー又は宅配業者にのみ扉11の解錠を許可する荷物集荷モードを実行するものである。この引取処理は、扉11が本施錠された状態、かつ、集荷依頼フラグFが「1」であることを前提に、制御部52によって実行される。
ステップ30(S30)において、制御部52は、ユーザーカード100又は宅配業者カード120が読み取られたか否かを判断する。この判断は、カードリーダー30が読み取った情報と、記憶部51に格納されているユーザーカード100の認証情報又は宅配業者カード120の認証情報とを比較し、両者が一致するか否かにより行われる。ユーザーカード100又は宅配業者カード120が読み取られた場合には本ステップで肯定判定され、ステップ31(S31)に進む。一方、ユーザーカード100又は宅配業者カード120が読み取られていない場合には本ステップで否定判定され、本ルーチンを終了する。
ステップ31において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の解錠を行う。なお、扉11の解錠を行った後、所定の時間を経過しても扉11が閉扉状態のままの場合、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11を本施錠へと復帰させることが好ましい。
扉11が解錠されると、宅配業者又はユーザーによって扉11の開扉が可能となる。これにより、宅配業者は、ボックス本体10から荷物の引き取りを行う。あるいは、ユーザーにより、ボックス本体10に預け入れた荷物を回収する。荷物の引き取り又は回収が完了すると、宅配業者又はユーザーは扉11を閉扉する。
ステップ32(S32)において、制御部52は、閉扉センサー21の検知結果に基づいて、扉11が閉扉されたか否かを判断する。扉11が閉扉された場合には本ステップにおいて肯定判定され、ステップ33(S33)に進む。一方、扉11が閉扉されない場合には本ステップにおいて否定判定され、ステップ32に戻る。
ステップ33において、制御部52は、錠装置20を制御し、扉11の仮施錠を行う。制御部52は、ボックス本体10が非使用中である、すなわち、ボックス本体10の内部に荷物が収容されていないと判定する。
ステップ34(S34)において、制御部52は、集荷依頼フラグFを「0」にリセットする。
以上の一連の処理により、荷物集荷における引取処理(荷物集荷モード)が終了する。このように、荷物が収容された状態で、カードリーダー30により集荷依頼カード110が読み取られ、かつ扉11が施錠されている場合に、ユーザー又は宅配業者にのみ扉11の解錠を許可する荷物集荷モードが実行される。
このように本実施形態の宅配ボックス1によれば、ユーザーから集荷依頼情報を取得したのか、それとも取得していないのかにより、本施錠後の扉11の解錠の態様を荷物預入モードと荷物集荷モードとで切り替えている。そして、荷物集荷モードにおいてのみ、宅配業者カード120による扉11の解錠が限定的に許可される。したがって、荷物集荷の際には、宅配業者による扉11の解錠が許可されるが、宅配業者が荷物を預け入れた状態では、ユーザーにしか扉11の解錠が許可されない。これにより、悪意のある宅配業者により、或いは、宅配業者の権限を不正に利用した第三者により、預け入れられた荷物(宅配荷物)が盗み出されてしまうといった事態を抑制することができる。また、この実施形態によれば、集荷依頼情報の取得の有無を判断するだけでモードの切り替えが行われるので、簡素なシステムにて制御を実現することができる。その結果、簡素な構成で、荷物預入と荷物集荷との両方を取り扱うことができる。
また、本実施形態において、ユーザー又は宅配業者から情報を取得する手段が、ICカードから情報を読み取るカードリーダー30によって構成されている。この場合、ICカードは、ユーザーカード100(第1記録媒体)、集荷依頼カード110(第2記録媒体)及び宅配業者カード120(第3記録媒体)を含んでいる。
この構成によれば、ICカードを通じてユーザーの認証が行われるので、暗証番号入力のように認証情報が類推されるといった心配がない。これにより、預け入れられた荷物(宅配荷物)が盗み出されてしまうといった事態を抑制することができる。
また、本実施形態において、制御装置50(制御部52)は、集荷依頼カード110がカードリーダー30により読み取られることにより、荷物集荷情報を取得している。
この構成によれば、ユーザーを認証するユーザーカード100及び宅配業者を認証する宅配業者カード120に加え、集荷依頼カード110を追加するだけで、荷物預入と荷物集荷とを両立したシステムを構築することができる。これにより、簡素な構成で、荷物預入と荷物集荷との両方を取り扱うことができる。
また、本実施形態において、制御装置50(制御部52)は、荷物預入モードにおいては、カードリーダー30によって読み取られたICカードがユーザーカード100であると判断した場合にのみ、扉11の解錠を許可している。一方、制御装置50は、荷物集荷モードにおいては、カードリーダー30によって読み取られた記録媒体がユーザーカード100又は宅配業者カード120であると判断した場合にのみ、扉11の解錠を許可している。
この構成によれば、荷物集荷モードにおいてのみ、宅配業者カード120による扉11の解錠が限定的に可能となる。したがって、荷物集荷の際には、宅配業者による扉11の解錠が許容されるが、宅配業者が荷物を預け入れた状態では、ユーザーにしか扉11の解錠が許容されない。これにより、悪意のある宅配業者により、或いは、宅配業者の権限を不正に利用した第三者により、預け入れられた荷物(宅配荷物)が盗み出されてしまうといった事態を抑制することができる。また、この実施形態によれば、集荷依頼情報の取得の有無を判断するだけでよいので、簡素なシステム構成にて制御を実現することができる。その結果、簡素な構成で、荷物預入と荷物集荷との両方を取り扱うことができる。
以上、本実施形態に係る宅配ボックスについて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、記録媒体としてICカードを例示したが、磁気カード等その他の記録媒体を広く用いることができる。
また、本実施形態では、集荷依頼カードの読み取りを介して、制御装置が集荷依頼情報を取得している。しかしながら、所定のスイッチやボタンを操作したり、当該操作とともにユーザーカードの読み取りを併用したりして、ユーザーによって行われるユニークな操作から、集荷依頼情報を認識させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、切替ボタンの操作によりボックス本体の使用中の有無、すなわち、荷物の有無を切り分けているが、荷物を検知するセンサー等によりこれを行ってもよい。
また、本実施形態では、一戸建て住宅における利用を前提に宅配ボックスを説明したが、一戸建て住宅以外にも小規模なオフィスや施設等において利用するものであってもよい。
1 宅配ボックス
10 ボックス本体
11 扉
20 錠装置
21 閉扉センサー
30 カードリーダー
31 アンテナ部
40 切替ボタン
41 表示部
41a,41b LED
42 解錠ボタン
43 解錠機構
44 シリンダー錠
50 制御装置
51 記憶部
52 制御部
100 ユーザーカード
110 集荷依頼カード
120 宅配業者カード

Claims (4)

  1. ユーザーへと配達する荷物を宅配業者が預け入れる荷物預入と、ユーザーから発送を依頼された荷物を宅配業者が集荷する荷物集荷とを取り扱う宅配ボックスにおいて、
    開閉可能な一つの扉と、
    内部に荷物を収容可能な一つのボックス本体と、
    前記ボックス本体に設けられた扉の施解錠を行う錠装置と、
    ユーザー又は宅配業者から情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記錠装置による扉の施解錠を制御する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、
    荷物が収容された状態で扉が施錠されている場合には、ユーザーにのみ扉の解錠を許可する荷物預入モードを実行し、
    荷物が収容された状態で、前記情報取得部がユーザーから荷物集荷情報を取得し、かつ扉が施錠されている場合には、ユーザー又は宅配業者にのみ扉の解錠を許可する荷物集荷モードを実行する
    宅配ボックス。
  2. 前記情報取得部は、記録媒体から情報を読み取る読取装置であり、
    前記記録媒体は、
    ユーザーが所持し、ユーザーを認証する固有の認証情報が記録された第1記録媒体と、
    ユーザーが所持し、荷物集荷情報が記録された第2記録媒体と、
    宅配業者が所持し、宅配業者を認証する固有の認証情報が記録された第3記録媒体と、を含む
    請求項1記載の宅配ボックス。
  3. 前記制御装置は、前記第2記録媒体が前記読取装置によって読み取られることにより、前記荷物集荷情報を取得する
    請求項2記載の宅配ボックス。
  4. 前記制御装置は、
    前記荷物預入モードにおいては、前記読取装置によって読み取られた記録媒体が前記第1記録媒体であると判断した場合にのみ、扉の解錠を許可し、
    前記荷物集荷モードにおいては、前記読取装置によって読み取られた記録媒体が前記第1記録媒体又は前記第3記録媒体であると判断した場合にのみ、扉の解錠を許可する
    請求項2又は3記載の宅配ボックス。
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