JPH067142Y2 - 化粧板の取付構造 - Google Patents

化粧板の取付構造

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JPH067142Y2
JPH067142Y2 JP1986014788U JP1478886U JPH067142Y2 JP H067142 Y2 JPH067142 Y2 JP H067142Y2 JP 1986014788 U JP1986014788 U JP 1986014788U JP 1478886 U JP1478886 U JP 1478886U JP H067142 Y2 JPH067142 Y2 JP H067142Y2
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decorative
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健雄 菊地
英雄 林
伸 寺内
新之輔 相場
正己 小川
正和 武井
芳憲 黒田
孝詮 小仲井
義博 前原
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Kajima Corp
Nozawa Corp
Sanyo Industries Ltd
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Kajima Corp
Nozawa Corp
Sanyo Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は成型セメント板により形成した壁パネルの中空
部に型鋼材を嵌挿し、この型鋼材を介して保持金具を固
定した化粧板の上下端を該保持金具により保持する化粧
板の取付構造に関する。
(従来の技術及び問題点) 建物の外壁面を構成するコンクリートパネルに、大型の
陶磁質タイル等からなる化粧板を取付ける方法として
は、コンクリートパネルにアンカーボルトを植設し、こ
のアンカーボルトに固定された取付金具を介して化粧板
を取付ける所謂乾式工法や、セメントモルタルをコンク
リート壁パネル表面に添付し、このセメントモルタルの
接着力により化粧板を取付ける所謂湿式工法とがある。
前者の乾式工法によるとアンカーボルトを予め設けてお
かなければばらず、又取付金具が大掛りとなって化粧板
の美的外観を低減させる。
一方湿式工法ではセメントモルタル自体が初期硬化反応
時に収縮し、更に経年的中性化反応による収縮等も生じ
て引張応力を生じる。又化粧板自体が日射等による熱膨
張の引張応力をも生じる。この為セメントモルタルと化
粧板では変位差による付着力の低減若しくは喪失が生じ
て究極には、化粧板に亀裂,剥離等を生じせしめる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に鑑み案出されたもので、縦方向に
中空部を有する成型セメント板の上、下端部に鋼材を横
設して壁パネルを形成し、該壁パネルの表面に化粧板を
取付けた構造であって、前記成型セメント板の中空部に
前記上、下端部の鋼材に達する型鋼材を嵌挿して該型鋼
材を介して前記壁パネルの表面上下方向に保持金具を固
定し、前記化粧板の上下端を夫々前記上下の保持金具に
より保持したことを特徴とする化粧板の取付構造を構成
する。これにより壁パネルを形成した後にも保持金具を
容易に取付けることができるものである。
(実施例) 以下図面に基づき本考案の一実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の取付構造を説明する一部省略斜視図で
ある。
すなわち複数枚の成型セメント板1,1…の側端を突き
合せてその上下端にアングル材等の鋼材Lを横設し、一
つの壁パネルPを形成する。成型セメント板1,1…に
はその面内縦方向に適宜数の中空部11,11…が形成され
ている。通常これ等成型セメント板1,1は所定のダイ
スを経て押し出し成型される。この壁パネルPの表面に
は化粧板2,2…が上下方向に固定された保持金具3,
3を介して保持される。後述する様に保持金具3,3…
は、成型セメント板1の中空部11,11に嵌挿されて前記
上、下端部に配設した鋼材Lに達する寸法の型鋼材4に
固定されている。通常化粧板2の幅と壁パネルPを構成
する成型セメント板1の横幅が等しく、又成型セメント
板1の高さは化粧板2の略整数倍に形成されている。
化粧板2は、例えばガラス板,合成樹脂セメント板,陶
磁質板等からなる薄状矩形若しくは正方形の板材であ
る。
一方保持金具3は第2図乃至第4図で示す様に化粧板
2,2…を保持する位置状態において、夫々異なる保持
金具3が用いられる。
第2図(1),(2)は壁パネルPの最下段で化粧板2
を保持する保持金具31を示す正面及び側面図である。保
持金具31は断面略 状の取付部31aとその取付部31aを切欠して略水平に延出
した載部31b、更にその載部31bの先端をほぼ垂直に折曲
して形成した爪片31cから成る。
取付部31aを断面略 状に形成したのは有効断面を大きくして化粧板2の保持
を確実にする為である。又載部31bの奥行寸法は、化粧
板2の厚さにほぼ等しく形成されており、更に爪片31c
は化粧板2が載部31bから外れることを防止するもので
ある。
尚、取付部31aの所要位置にはリベット孔31d,31dが穿孔
されている。
第3図(1),(2)は壁パネルPの中段位置で上下段
の化粧板2,2を保持する保持金具32を示す正面及び側
面図である。
保持金具32も前記同様に取付部32aを有し、この取付部3
2aから上下一対の載部32b,32cが形成されている。又各
載部32b,32cの先端をそれぞれ上下方向に折曲して爪片
32d及び32eが形成されている。これら載部32b,32cの大
きさや爪片32d,32eの機能は、上記の保持金具31で説明
したものと同様である。又取付部32aの所要位置には同
様にリベット孔32f,32fが穿孔されている。
第4図は壁パネルPの最上段で保持される化粧板2を保
持する保持金具33を示す正面及び側面図である。
保持金具33は前記した保持金具31を約180°反転させた
形状となり、取付部33aの先端には載部33bと爪片33cが
同様に形成されている。
尚後述するように取付部33aと載部33b,爪片33cを分離
して形成することも可能である。
上記の各保持金具31,32,33を用いて、化粧板2,2…
を壁パネルP,P…の表面に保持する施工を説明する。
先ず壁パネルPの最下端に化粧板2を保持する場合につ
いて説明する。
第5図の断面概略図で示すように、壁パネルP内には例
えば断面ロ状の型鋼材4が嵌挿されている。この型鋼材
4に保持金具31を固定する。
すなわち保持金具31の取付部31aを壁パネルPの所要位
置に当接させ、リベット孔31d,31dからリベットR,R
を型鋼材4の前壁41に打ち込む。又ドリル等により壁パ
ネルP及び型鋼材4を貫通させてボルト止めにすること
も可能である。
リベットR,Rは壁パネルPを破壊することなく貫通し
て型鋼材4に固着する。よって保持金具31は壁パネルP
の表面所要位置に強固な状態で固定される。尚壁パネル
Pの下端にファスナーFを有する鋼材LがボルトBを介
して型鋼材4の後壁42に固定されている。この型鋼材4
は壁パネルPの中空部11の内周壁全体に接する必要はな
く、少なくとも前壁41と後壁42が当接していればよい。
次いで壁パネルPの表面にシリコンゴム系の弾性接着材
5を塗布し、化粧板2の裏面でこの弾性接着材5を押圧
しながら載部31bに化粧板2の下端を載置する。
一方化粧板2の上端縁において第6図の断面概略図で示
す様に、保持金具32の載部32cを当接させた状態で前記
同様リベット孔32f,32fからリベットR,Rを型鋼材4
の前壁41に打ち込み固定する。そして上段の化粧板2の
裏面を弾性接着材5に当接させながら、その下端縁を載
部32bに載置する。
以下同様にして順次保持金具32,32を固定しながら順次
上下段の化粧板2,2を保持してゆく。そして壁パネル
Pの最上段に取付けられる化粧板2の上端縁において
は、第7図の断面概略図で示す様に保持金具33を用いて
前記同様に保持する。
最上段の化粧板2を先付けする為に保持金具33を固定で
きない場合は、図示はしないが取付部33aと載部33b及び
爪片33cを別個に形成し、取付部33aを先ず固定し化粧板
2を当接させた状態で載部33bと爪片33cを取付部33aに
取付けて保持すればよい。
尚第8図及び第9図は建物外壁として構築した状態の突
き合せ接合部を示す縦断面概略図及び横断面概略図であ
る。
すなわち建物躯体、例えば型鋼梁H等に取付けたブラケ
ットBR(第1図参照)にファスナーF,Fを係着し、
その突き合せ面にバックアップ材6を介してコーキング
材7を充填して雨仕舞等の処理を行ったものである。
(効果) 以上説明した様に本考案の化粧板の取付構造は、次の様
な効果を有する。
壁パネルの上、下端部の鋼材によって挟持された型鋼
材を介して保持金具が固定される為、成型セメント板の
経年的脆弱化や変形があったとしても、保持金具は強固
に壁パネルに保持され、従って保持金具に保持される化
粧板も変位することなく安定保持されるものとなる。
壁パネルの上、下端部には鋼材が設けられているの
で、この鋼材に任意の係止部材を溶接等によって設ける
ことが可能であり、この鋼材を強度メンバーとしてだけ
ではなく取付具としても兼用できるので、極めて施工性
の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の化粧板取付構造を説明する一部省略
斜視図、 第2図(1),(2)乃至第4図(1),(2)は、保持金具の正面
及び側面図、 第5図乃至第7図は、化粧板の取付施工を説明する断面
概略図、 第8図は、突き合せ接合部を示す縦断面概略図、 第9図は、同横断面概略図である。 1,1……成型セメント板,11,11……中空部, 2,2……化粧板,3(31,32,33)……保持金具, 4,4……型鋼材、5……弾性接着材, P……壁パネル,L……鋼材,F……ファスナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 999999999 三洋工業株式会社 東京都江東区亀戸6丁目20番7号 (71)出願人 999999999 株式会社エービーシー商会 東京都千代田区永田町2丁目12番14号 (72)考案者 岩井 達 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 菊地 健雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 林 英雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 寺内 伸 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 相場 新之輔 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 小川 正己 大阪府大阪市東区豊後町10番地 大塚オー ミ陶業株式会社内 (72)考案者 武井 正和 東京都板橋区前野町6丁目1番10号 昭和 鋼機株式会社内 (72)考案者 黒田 芳憲 兵庫県神戸市中央区浪花町15番地 株式会 社ノザワ内 (72)考案者 小仲井 孝詮 東京都江東区亀戸6丁目20番7号 三洋工 業株式会社内 (72)考案者 前原 義博 東京都千代田区永田町2丁目12番14号 株 式会社エービーシー商会内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向に中空部を有する成型セメント板の
    上、下端部に鋼材を横設して壁パネルを形成し、該壁パ
    ネルの表面に化粧板を取付けた構造であって、 前記成型セメント板の中空部に前記上、下端部の鋼材に
    達する型鋼材を嵌挿して該型鋼材を介して前記壁パネル
    の表面上下方向に保持金具を固定し、 前記化粧板の上下端を夫々前記上下の保持金具により保
    持したことを特徴とする化粧板の取付構造。
JP1986014788U 1986-02-04 1986-02-04 化粧板の取付構造 Expired - Lifetime JPH067142Y2 (ja)

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JPS62126432U JPS62126432U (ja) 1987-08-11
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JP6541379B2 (ja) * 2015-03-11 2019-07-10 株式会社ノザワ 仕上げ材の取付構造
JP2019143476A (ja) * 2019-06-11 2019-08-29 株式会社ノザワ 仕上げ材の取付構造に用いる押出成形セメント板
JP2020193560A (ja) * 2020-08-27 2020-12-03 株式会社ノザワ 押出成形セメント板
JP2020193561A (ja) * 2020-08-27 2020-12-03 株式会社ノザワ 押出成形セメント板

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JPS59138656A (ja) * 1983-01-28 1984-08-09 昭和電工建材株式会社 中空成形板状体の取付け方法

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