JPH0671387B2 - 移動農機の走行制動装置 - Google Patents

移動農機の走行制動装置

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JPH0671387B2
JPH0671387B2 JP58059534A JP5953483A JPH0671387B2 JP H0671387 B2 JPH0671387 B2 JP H0671387B2 JP 58059534 A JP58059534 A JP 58059534A JP 5953483 A JP5953483 A JP 5953483A JP H0671387 B2 JPH0671387 B2 JP H0671387B2
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traveling
mobile agricultural
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hydraulic
machine
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JP58059534A
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JPS59183618A (ja
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壱章 上本
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンバイン等の移動農機において機台の走行を
制動する走行制動装置に関するものである。
コンバインやバインダ,脱穀機などの移動農機におい
て、エンジンの回転は主変速装置と副変速装置とを介し
て左右の走行部に伝達され、これによつて走行速度が4
ないし8段に変速されるとともに、前進と後進との切替
が行なわれる。また、油圧式の無段変速装置を備えた機
種のものにおいては操作レバーを中立位置から前方へ回
動させることにより前進方向に無段変速され、後方へ回
動させることにより後進方向に無段変速される。そして
機台を停止させる場合、後者の無段変速式のものは変速
レバーを中立位置にすれば駐車ブレーキが作動して機台
が停止するからよいが、前者のギア式変速装置を備えた
ものにおいては、変速レバーを中立位置に回動させると
同時に別操作で駐車ブレーキを掛けなければならないの
で、操作が煩わしく、また誤操作し易いという欠点があ
つた。といつて無段変速式にすると設備費が嵩みコスト
高となる。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、油圧
式自動方向制御装置を備えた移動農機のソレノイドバル
ブ用スプールを左右のソレノイドごとに分割し、走行変
速レバーを中立位置へ回動させることにより左右のソレ
ノイドを同時に作動させる電気回路を設けることによ
り、駐車ブレーキを設けることなく変速部材の中立位置
への回動動作に連動してクラツチないしはブレーキで機
台を停止させることを可能にして操作性の向上と構造の
簡素化を計つた移動農機の走行制動装置を提供するもの
である。以下本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明
する。
本実施例は本発明をコンバインに実施した例を示し、第
1図はこれを実施したコンバインの概要側面図、第2図
は走行ギアボツクスの正面図、第3図は同じく側面図、
第4図は操作装置の平面図および側面図、第5図は電気
回路図、第6図は油圧回路図、第7図はソレノイドバル
ブの断面図、第8図は動作説明図である。図においてコ
ンバイン1は、後述するメーンギアボツクス9内の変速
装置と動力伝導装置とを介して原動側と駆動連結された
左右一対の走行クローラ2を備えており、これを連結し
て支持する走行フレーム上には、脱穀機3が搭載されて
いる。また脱穀機3の前方には、圃場の穀稈を刈取つて
脱穀機3へ搬送する刈取機4が配設されている。5は作
業者が着座する操縦席であつて脱穀機3の前端部側方に
設けられており、この操縦席5の前方には、主変速レバ
ーや副変速レバー7等各種の操作レバーや押ボタン類を
備えた操作装置8が配設されている。
一方、左右の走行クローラ2の前端部間には、エンジン
の回転を走行クローラ2前端部の駆動輪に伝達する伝導
装置と変速装置とが収納されたメーンギアボツクス9が
走行フレームに支持されて設けられている。すなわちメ
ーンギアボツクス9の入力軸はエンジン側と駆動連結さ
れており、またメーンギアボツクス9の出力軸である走
行駆動軸は左右に分割されていてこれには左右の走行ク
ローラ2の駆動輪がそれぞれ軸着されている。そしてこ
れら入力軸と走行駆動軸との間には、入力軸の回転を変
速する変速装置と、変速された回転の走行駆動軸への伝
達を断接する左右一対のサイドクラツチとが設けられて
いる。このうち左右のサイドクラツチ(図示せず)は、
手動と自動方向制御装置とで選択的に断接される。すな
わち左右のサイドクラツチは前記操作装置8に設けられ
た左右のサイドクラツチレバーとの間をワイヤ10および
レバー11によつて連結されており、左右のサイドクラツ
チレバーを操縦席5から回動操作することにより左右の
サイドクラツチが選択的に断接されて左右の走行クロー
ラ2への回転伝達が断接されるように構成されている。
また各レバー11の回動に連動して回動する別のレバー12
は、サイドクラツチと同軸上のブレーキ13との間をアー
ム14と、長孔を有する連結レバー15とで連結されてお
り、サイドクラツチの切断終端部においてブレーキ13が
接続されて走行クローラ2の回転が制動されるように構
成されている。そして左右のサイドクラツチレバーのう
ちのいずれかを回動操作することによりその側の走行ク
ローラ2が停止して機台がこの停止側へ旋回する。
次に自動方向制御装置について説明する。メーンギアボ
ツクス9の上端面には、第6図に油圧回路を示すソレノ
イドバルブ16が装着されており、これには左右一対のソ
レノイド17,18と、ポンプ19と、油圧タンク20と、左右
一対の油圧シリンダ21,22とが付設されている。油圧シ
リンダ21,22と前記左右のレバー11との間は、ロッド23,
24によつてそれぞれ連結されており、また各ソレノイド
17,18は図示しない方向センサに設けられた左右のスイ
ツチと接続されている。ソレノイドバルブ16はソレノイ
ド17,18の励磁によつてそれぞれ油圧管路25内を摺動す
るスプール26,27を備えており、これらのスプール26,27
は油圧管路25の中央で分割されているとともに、圧縮コ
イルばね28,29によつてスプール26,27が互いに圧着され
る方向に付勢されている。油圧管路25には5個のポート
30,31,32,33,34が設けられており、ポート30,34はポン
プ19に接続され、ポート32は油圧タンク20に接続されて
いる。またポート31,33は左右の油圧シリンダ21,22にそ
れぞれ接続されている。
次に主変速レバー6とソレノイドバルブ16との連動機構
について説明する。ソレノイドバルブ16は電源としての
バツテリ35との間を、メーンスイツチ36とヒユーズ37と
を備えた電気回路38で接続されており、この電気回路38
内には、リミツトスイツチ39と、その開閉によつて同時
に開閉する左右のスイツチ40,41が左右のソレノイド17,
18にそれぞれ接続されて設けられている。リミツトスイ
ツチ39は、第4図(a)に示すガイド溝42に沿つて回動
される主変速レバー6と一体のレバー43の遊端部に近接
して操作装置に固定されており、主変速レバー6をガイ
ド溝42の中央部すなわち変速装置に対する変速中立位置
に回動させたときにリミツトスイツチ39が閉成してスイ
ツチ40,41が同時に閉成するように構成されている。
以上のように構成された自動方向装置および走行制御装
置の動作を説明する。機台が走行して収穫作業中、例え
ば機台の進行方向が右方へ片寄ると、方向センサが圃場
に植立する右方の穀稈に当接することにより回動してス
イツチを介し左方のソレノイド17が励磁され、圧縮コイ
ルばね28の弾発力に抗する励磁力に、非励磁側の圧縮コ
イルばね29の弾発力が加わってスプール26,27が一体と
なって第8図(a)に示すように左方へ移動する。な
お、スプール26が相対的に小さくて軽く、しかも反対側
の他の圧縮コイルばね29の弾発力を利用して移動できる
から、小さな電力で駆動できる。
したがつてポート34がスプール27によつて閉じられ、油
圧管路25がスプール26,27の先端のヘツドで閉じられる
ので、ポンプ19からの圧油はポート31から左方の油圧シ
リンダ21へ流入し、左方のサイドクラツチの切断と左方
のブレーキ13の接続とが連続して行なわれる。これによ
つて機台が左方へ旋回して右方への片寄りが修正され
る。修正後は方向センサが穀稈から離れることによりス
イツチを介しソレノイド17の励磁が解かれ、スプール2
6,27が第7図に示す位置へ摺動するので、ポンプ19から
の圧油は油圧タンク20へ戻され、走行クローラ2が再び
回転して機台が直進する。
次に機台を停止させようとして主変速レバー6を中立位
置へ回動させると、レバー43を介しリミツトスイツチ39
が閉成され、スイツチ40,41が同時に閉成されるので、
左右のソレノイド17,18が同時に作動する。したがつて
第8図(b)に示すように左右のスプール26,27が圧縮
コイルばね28,29の弾発力に抗して左右へ別々に摺動
し、ポート30,31,33,34が開くとともに、ポート32はス
プール26,27のヘツドによる油圧管路25の閉塞によつて
閉じる。これによりポンプ19からの圧油は左右の油圧シ
リンダ21,22へ流入し、左右のサイドクラツチの切断と
左右のブレーキ13の接続とが連続して同時に行なわれる
ことにより機台が直進姿勢のまゝ急停止する。すなわ
ち、一本のレバーで左右のブレーキを同時に作動できる
ことになる。
なお、本実施例においては本発明をコンバインに実施し
た例を示したが、自動方向制御装置を備えた移動農機で
あれば、例えばバインダ,脱穀機などコンバイン以外の
移動農機にも同様に実施することができる。また、走行
変速部材を設ける変速装置としては実施例に示すような
歯車式の変速装置に限定するものではなく、油圧式の無
段変速装置やベルトコンバータ、など各種の変速装置に
も同様に実施することができる。
以上の説明により明らかなように、本発明によれば油圧
式自動方向制御装置を備えた移動農機のソレノイドバル
ブ16用のスプール26,27を左右のソレノイド17,18ごとに
分割し、走行変速部材を中立位置へ回動させることによ
りこれに連動して左右のソレノイド17,18を同時に作動
させる電気回路38を設けることにより、変速部材を中立
位置へ回動させれば、これと同時にサイドクラツチの切
断ないしはブレーキ13の接続が行なわれて機台が停止す
るので、従来のように左右別々のブレーキ用レバーを設
ける必要がなく、一本のレバーで左右同時にブレーキが
作動するので、緊急の場合などの安全性が確保される。
また、スプールが分割されたことにより、相対的に軽い
スプールを励磁すればよいから応答性もよくなる。さら
に、ポンプとバルブの間の送油管が一本でよいから送油
管の劣化等による油圧系の簡素化がはかれるばかりか故
障も減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明に係る移動農機の走行制動
装置の実施例を示し第1図はこれを実施したコンバイン
の概要側面図、第2図は走行ギアボツクスの正面図、第
3図は同じく側面図、第4図は操作装置の平面図および
側面図、第5図は電気回路図、第6図は油圧回路図、第
7図はソレノイドバルブの断面図、第8図は動作説明図
である。 6……主変速レバー、16……ソレノイドバルブ、17,18
……ソレノイド、26,27……スプール、30,31,32,33,34
……ポート、38……電気回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドバルブの開放による送油で左右
    のサイドブレーキを作動させて機台の進行方向を制御す
    る自動方向制御装置を備えた移動農機において、前記送
    油のためのポートを開閉するスプールを左右のソレノイ
    ドごとに分割するとともに、走行変速部材を中立位置に
    したときに前記左右のソレノイドを同時に作動させて機
    台を停止させる電気回路を設けたことを特徴とする移動
    農機の走行制動装置。
JP58059534A 1983-04-05 1983-04-05 移動農機の走行制動装置 Expired - Lifetime JPH0671387B2 (ja)

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JPS59183618A JPS59183618A (ja) 1984-10-18
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JPS56160923A (en) * 1980-05-15 1981-12-11 Iseki Agricult Mach Parking brake in travelling agricultural machine

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